ルータ上の 10/100/1000 ポートは、半二重、全二重、または 10/100/1000 Mb/s の任意の組み合わせで動作するように設定できます。ポートの速度とデュプレックスを自動ネゴシエーションに設定することができます。デフォルト設定は自動ネゴシエーションです。
自動ネゴシエーションに設定した場合は、ルータで接続先のデバイスの速度とデュプレックス設定が検出され、自身の機能がアドバタイズされます。接続先のデバイスでも自動ネゴシエーションがサポートされている場合は、ルータで最適な接続(両方のデバイスがサポートする最大回線速度と接続先のデバイスがサポートしている場合は全二重伝送)がネゴシエートされ、それに応じた設定が行われます。いずれの場合も、接続先装置との距離が
328 フィート(100 m)以内でなければなりません。
ルータ上の 10/100/1000 PoE ポートは、IEEE 802.3af/802.3at に準拠したデバイスに対して PoE サポートを提供します。また、Cisco IP Phone および Cisco Aironet アクセスポイントのシスコ先行標準
PoE もサポートします。ルータ上の PoE ポートは、最大 30 W の PoE+ 電力を供給します。4 個のポートはすべて PoE ポートで、それぞれに優先順位を割り当てることができます。
IR8340 では、GigabitEthernet 0/1/0 および GigabitEthernet 0/1/1 は POE/POE+/UPOE をサポートし、GigabitEthernet 0/1/2 および GigabitEthernet
0/1/3 は POE/POE+ のみをサポートします。
IP フォンまたはアクセス ポイントを接続するときに、自動的に電力を供給するかどうかをポート単位で制御することができます。
10/100/1000 PoE ポートは、RJ-45 コネクタとイーサネット ピン割り当てを使用します。最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。100BASE-TX と 1000BASE-T のトラフィックでは CAT5、CAT5e、CAT6
のシールド付きツイストペア(STP)ケーブルが必要です。10BASE-T トラフィックには CAT3 または CAT4 のシールド付きツイストペア(STP)ケーブルを使用できます。
PoE ポートの設定とモニタリングについては、Cisco.com でルータのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

(注)
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PoE 回路の出力は、IEC 60950-1 の有限電源(LPS)として評価されています。
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