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この章では、Cisco ONS 15454 SDH の電気回路カードの特徴と機能について説明します。各カードの説明、ハードウェア仕様、およびブロック図を記載します。インストールおよびカードのターンアップ手順についての詳細は、『 Cisco ONS 15454 SDH Procedure Guide 』を参照してください。
(注) 各カードには、ONS 15454 シェルフ アセンブリ上のスロットに対応する記号が記されています。同じ記号が表示されているスロットに、カードを装着します。スロットと記号のリストについては、「カード スロットの要件」を参照してください。
表3-1 に、ONS 15454 SDH で使用可能な電気回路カードを示します。
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42 個の E-1 ポートを装備し、1:3 保護をサポートします。スロット 1 ~ 4 と スロット 14 ~ 17 で動作します。 |
「E1-42 カード」を参照してください。 |
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12 個の E-3 ポートを装備し、1:1 保護をサポートします。スロット 1 ~ 5 と スロット 13 ~ 17 で動作します。 |
「E3-12 カード」を参照してください。 |
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12 個の DS-3 ポートを装備し、1:1 と 1:N 保護をサポートします。スロット 1 ~ 5 とスロット 13 ~ 17 で動作します。 |
「DS3i-N-12 カード」を参照してください。 |
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12 個の電気回路 STM-1 ポートを装備し、1:1 保護をサポートします。スロット 1 ~ 4 とスロット 14 ~ 17 で動作します。 |
「STM1E-12 カード」を参照してください。 |
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「FILLER カード」を参照してください。 |
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E1-42 カードからの 42 対の 120 Ω平衡型 E-1 ポートでシステムに電気的な接続を行います。Molex 96 ピン LFH コネクタが使用されます。 |
「FMEC E1-120NP カード」を参照してください。 |
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E1-42 カードからの 42 対の 120 Ω平衡型 E-1 ポートでシステムに電気的な接続を行います。A 側(シェルフの左側)からの 1:3 保護用です。スロット 18 ~ 21 の 4 スロットを使用します。Molex 96 ピン LFH コネクタが使用されます。 |
「FMEC E1-120PROA カード」を参照してください。 |
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E1-42 カードからの 42 対の 120 Ω平衡型 E-1 ポートでシステムに電気的な接続を行います。B 側(シェルフの右側)からの 1:3 保護用です。スロット 26 ~ 29 の 4 スロットを使用します。Molex 96 ピン LFH コネクタが使用されます。 |
「FMEC E1-120PROB カード」を参照してください。 |
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ラック内に取り付けられ、75 Ωの不平衡型接続用 42 個の E-1 インターフェイスに対して平衡型 120 Ω接続を行います。Molex 96 ピン LFH コネクタと 1.0/2.3 ミニチュア同軸コネクタを使用します。 |
「E1-75/120 インピーダンス変換パネル」を参照してください。 |
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不平衡型 E-3 または DS-3 ポートの 12 対の 75 Ω 1.0/2.3 ミニチュア同軸コネクタでシステムに電気的な接続を行います。 |
「FMEC-E3/DS3 カード」を参照してください。 |
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1:1 保護動作の場合に、2 つの STM1E-12 カードの不平衡型電気回路 STM-1 ポートの 12 対の 75 Ω 1.0/2.3 ミニチュア同軸コネクタ(× 2)でシステムに電気的な接続を行います。FMEC STM1E 1:1 カードはスロット 2 つを占有し、スロット 18 ~ 19、20 ~ 21、26 ~ 27、および 28 ~ 29 で認識されます。 |
「FMEC STM1E 1:1 カード」を参照してください。 |
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「BLANK-FMEC カードの前面プレート」を参照してください。 |
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「MIC-A/P FMEC」を参照してください。 |
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LAN ポートおよびシステムのタイミング入出力に対するシステム電源と、システム接続の 2 つの冗長入力のどちらか 1 つに接続を行います。 |
「MIC-C/T/P FMEC」を参照してください。 |
表3-2 に、Cisco Transport Controller(CTC; シスコトランスポートコントローラ)ソフトウェアと各種の電気回路カードとの互換性を示します。各種の電気回路カードと互換性があるクロスコネクト カードについては、表2-4 のリストを参照してください。
(注) 「○」は、示されているソフトウェア リリースで、このカードが完全または部分的にサポートされていることを示します。このカードのソフトウェア制限の詳細については、個々のカードのリファレンス セクションを参照してください。
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(注) E1-42 カードの仕様については、「E1-42 カードの仕様」を参照してください。
42 ポートの ONS 15454 SDH E1-42 カードは、42 個の ITU 準拠の G.703 E-1 ポートを装備しています。E1-42 カードの各ポートは、120 Ωのツイストペア銅線ケーブルで 2.048 Mbps で動作します。フロント マウント電気接続は、非保護動作用 FMEC E1-120 NP カード、シェルフの左側の 1:3 保護用 FMEC E1-120PROA、シェルフの右側の 1:3 保護用 FMEC E1-120PROB カードを使用して行います。
(注) 75 Ω不平衡型のインターフェイスが必要な場合は、さらに E1-75/120 変換パネルを使用する必要があります。
図3-1 に、E1-42 カードの前面プレートとブロック図を示します。
E1-42 の各ポートには、1024 kHz で最大 6 dB のケーブル損失をサポートする ITU-T G.703 準拠の入出力機能があります。E1-42 カードは、1:3 保護をサポートします。また、E1-42 カードは、双方向のラインおよびフレームのエラーを監視するようにプロビジョニングできます。
E1-42 カードは、1:3 保護スキームで、現用カードとしても保護カードとしても使用できます。E1-42 カードを標準 E-1 カードとして使用する場合は、ONS 15454 SDH のスロット 1 ~ 4 とスロット 14 ~ 17 に E1-42 カードを装着できます。カードの 1:3 機能を使用する場合は、E1-42 カードをスロット 3(バンク A)かスロット 15(バンク B)に装着する必要があります。
E1-42 カードのトラフィックを ITU-T G.707 による VC-12 で ONS 15454 SDH ノードの他のカードにグループ化しマップすることができます。パフォーマンスモニタリングの場合には、双方向の E-1 フレームレベルの情報(フレーム損失、パリティ エラー、CRC エラーなど)を収集することもできます。
(注) XC-VXL-10G カード、XC-VXL-2.5G カード、および XC-VXC-10G カードの最低レベルのクロスコネクトは VC-12(2.048 Mbps)です。
表3-3 に、E1-42 カードの前面プレートにある 3 つの LED について説明します。
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カードのプロセッサの準備ができていないことを示します。FAIL LED はリセット中に点灯し、起動処理中は点滅します。FAIL LED の点滅が消えない場合は、カードを交換してください。 |
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E1-42 カードが動作中で、トラフィックを伝送できる状態(グリーン)か、スタンバイ モード(オレンジ)にあることを示します。 |
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42 個の E-1 ポートのステータスは、ONS 15454 SDH のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide』を参照してください。
(注) E3-12 カードの仕様については、「E3-12 カードの仕様」を参照してください。
12 ポートの ONS 15454SDH E3-12 カードは、12 個の ITU 準拠の G.703 E-3 ポートを装備しています。各インターフェイスは、75 Ω同軸ケーブルで 34.368 Mbps で動作します(FMEC-E3/DS3 の場合)。E3-12 カードは、1:1 保護スキームで、現用カードとしても保護カードとしても使用できます。
(注) E3-12 カードは、セントラル オフィスやキャリアの交換機で利用されるものです。
図3-2 に、E3-12 カードの前面プレートとブロック図を示します。
E3-12 カードは、ONS 15454 SDH 上のスロット 1 ~ 5 と 14 ~ 17 に装着できます。E3-12 の各ポートの入出力は ITU-T G.703 に準拠しており、17184 kHz で最大 12 dB のケーブル損失をサポートします。E3-12 カードは、1:1 保護をサポートします。
(注) XC-VXL-10G カード、XC-VXL-2.5G カード、および XC-VXC-10G カードの最低レベルのクロスコネクトは VC-12(2.048 Mbps)です。
(注) 保護切り替えによって、E3-12 の現用のアクティブ カードから E3-12 の保護用のスタンバイ カードにトラフィックが引き継がれた場合、新しいアクティブなスタンバイ カードのポートをサービス停止状態にはできません。E3-12 のアクティブなスタンバイ カードがトラフィックを伝送していない場合でも、ポートをサービス停止状態にすると、トラフィックが失われる可能性があります。
表3-4 に、E3-12 カードの前面プレートにある 3 つの LED の説明を示します。
12 個の E3-12 カード ポートのステータスは、ONS 15454 SDH のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide』を参照してください。
(注) DS3i-N-12 カードの仕様については、「DS3i-N-12 カードの仕様」を参照してください。
12 ポートの ONS 15454SDH DS3i-N-12 カードは、カードあたり 12 個の ITU-T G.703、ITU-T G.704 と Telcordia GR-499-CORE 準拠 DS-3 ポートを装備しています。各ポートは、75Ω同軸ケーブルで 44.736 Mbps で動作します(FMEC-E3/DS3 カードの場合)。DS3i-N-12 カードは、1:N(N <= 4)DS-3 保護グループで、保護カードとして機能します。最大 4 つの現用の DS3i-N-12 カードを保護できる回路を備えています。1:N 保護グループでは、DS3i-N-12 カードはスロット 3 か 15 に装着する必要があります。
図3-3 に、DS3i-N-12 カードの前面プレートとブロック図を示します。
図3-3 DS3i-N-12 カードの前面プレートとブロック図
DS3i-N-12 は、DS-3 フレーム内で各種のエラー ロジック ビットを検出できます。この機能により、ONS 15454 SDH はアップストリームのエレクトロニクス(DS-3 フレーマ)が原因で機能が低下している DS-3 ファシリティを識別できます。また、DS3 フレーム形式の自動検出と J1 パス トレースもサポートされます。DS-3 フレームの追加のオーバーヘッドをモニタリングすることで、わずかなネットワークの性能低下も検出可能です。
DS3i-N-12 はまた、中間ノードで DS3 を STS3 トランクにアドおよびドロップする機能によって、DS3 と E1 トラフィックを集約し、AU4/STS 3 トランクを介してそれを SONET と SDH ネットワーク間で転送できます。
次のリストは、DS3i-N-12 カードの機能をまとめたものです。
• プロビジョニング可能なフレーミング形式(M23、C ビット、非フレーム化)
• VC-3 の ITU-T G.707 によるペイロード マッピング
• アイドル信号(1100)の Telcordia GR-499-CORE によるモニタリング
• Far-End Block Error(FEBE; 遠端ブロック エラー)モニタリング
• Far-End Alarm and Control(FEAC; 遠端アラームと制御)の状態とループ コードの検出
• TIM-P アラームの生成によるパス トレース バイトのサポート
DS3i-N-12 カードはスロット 1 ~ 5 および 13 ~ 17 に装着できます。DS3i-N-12 の各ポートは DS-N レベルの出力をサポートしており、最大到達距離は 137 m(450 フィート)です。FMEC-E3/DS3 により、カードは 1.0/2.3 ミニチュア同軸不平衡型コネクタをサポートします。
(注) XC-VXL-10G カード、XC-VXL-2.5G カード、および XC-VXC-10G カードの最低レベルのクロスコネクトは VC-12(2.048 Mbps)です。
表3-5 では、DS3i-N-12 カードの前面プレートにある 3 つの LED について説明します。
DS3i-N-12 カードのポートのステータスは、ONS 15454 SDH のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide』を参照してください。
(注) STM1E-12 カードの仕様については、「STM1E-12 カードの仕様」を参照してください。
12 ポートの ONS 15454 DH STM1E-12 カードは、カードあたり 12 個の ITU 準拠の G.703 STM-1 ポートを装備しています。STM-1 カードの各インターフェイスは、75 Ω同軸ケーブルで 155.52 Mbps で動作します(FMEC STM1E 1:1 カードの場合)。STM1E-12 カードは 1:1 保護スキームで、現用、保護のどちらのカードとしても使用できます。図3-4 に、STM1E-12 の前面プレートとブロック図を示します。
図3-4 STM1E-12 カードの前面プレートとブロック図
STM1E-12 カードは、ONS 15454 SDH のスロット 1 ~ 4 と 14 ~ 17 に装着できます。STM1E-12 カードの各ポートには、78 MHz で最大 12.7 dB のケーブル損失をサポートする ITU-T G.703 準拠の出力機能があります。STM1E-12 カードは、非保護または 1:1 保護で使用できます。どちらの場合も、FMEC STM1E 1:1 カードを使用します。最大 2 つのアクティブな非保護 STM1E-12 カードが、同じ FMEC STM1E 1:1 カードを使用します。アクティブな STM1E-12 カード 1 つと保護 STM1E-12 カード 1 つは、同じ FMEC STM1E 1:1 カードを使用します。
(注) 保護切り替えによって、STM1E-12 の現用のアクティブ カードから STM1E-12 の保護用のスタンバイ カードにトラフィックが引き継がれた場合、トラフィックがさらに切り替えられた場合を除き、新しいアクティブなスタンバイ カードのポートをサービス停止状態にはできません。STM1E-12 のこのスタンバイ カードのポートをサービス停止状態にすると、STM1E-12 のアクティブなスタンバイ カードが現在トラフィックを伝送していない場合でも、トラフィックが失われる可能性があります。
(注) STM1E-12 でサービス中断時間を計測する際には、外部クロックを使用します。
表3-6 に、STM1E-12 カードの前面プレートにある 3 つの LED について説明します。
12 個の STM1E-12 カードのポートのステータスは、ONS 15454 SDH のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細について、『 Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide 』を参照してください。
(注) FILLER カードの仕様については、「FILLER カード」を参照してください。
FILLER カードは、空きのマルチサービス カード スロットの放出電流制御を行います。また、サブラックの前面領域を閉鎖する機構を備えているので、これによりサブラック全体のエアーフローと空気対流を維持できます。図3-5 に、FILLER カードの前面プレートを示します。
(注) FMEC E1-120NP カードの仕様については、「FMEC E1-120NP の仕様」を参照してください。
ONS 15454 SDH FMEC E1-120NP カードは、42 個の ITU 準拠、G.703 E-1 ポートでフロント マウント電気接続を行います。FMEC E1-120NP カードでは、E1-42 の各ポートは、120 Ω平衡型インターフェイス上で 2.048 Mbps で動作します。21 個のインターフェイスが 1 つの Molex 96 ピン LFH コネクタを経由します。図3-6 に、FMEC E1-120NP カードの前面プレートとブロック図を示します。
図3-6 FMEC E1-120NP カードの前面プレートとブロック図
FMEC E1-120NP カードは、ONS 15454 SDH 上の任意の EFCA スロットのスロット 18 ~ 22 または 25 ~ 29 に装着できます。FMEC E1-120NP カードの各ポートは、1024 kHz で最大ケーブル損失6 dB の、E1 レベルの入出力をサポートします。
ポート 1 ~ 21 の E-1 96 ピン コネクタから外部の平衡型 120 Ω E-1 インターフェイスへの接続は、 表3-7 に従って実施してください。
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ポート 22 ~ 42 の E-1 96 ピン コネクタから外部の平衡型 120 Ω E-1 インターフェイスへの接続は、 表3-8 に従って実施してください。
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(注) FMEC E1-120PROA カードの仕様については、「FMEC E1-120PROA の仕様」を参照してください。
ONS 15454 SDH FMEC E1-120PROA カードは、126 個の ITU 準拠、G.703 E-1 ポートでフロント マウント電気接続を行います。FMEC E1-120PROA カードでは、E1-42 の各 ポートは 120 Ω平衡型インターフェイスで 2.048 Mbps で動作します。Molex 96 ピン LFH の各コネクタで、合計 21 の E1 インターフェイスが利用できます。図3-7 に、FMEC E1-120PROA の前面プレートとブロック図を示します。
図3-7 FMEC E1-120PROA 前面プレートとブロック図
FMEC E1-120PROA カードは、ONS 15454 SDH の EFCA の 4 つの左端のスロット(スロット 18 ~ 21)に装着できます。FMEC E1-120PROA カードの各ポートは、1024 kHz で最大ケーブル損失 6 dB の、E1 レベルの入出力をサポートします。
ポート 1 ~ 21 の E-1 96 ピン コネクタから外部の平衡型 120 Ω E-1 インターフェイスへの接続は、 表3-9 に従って実施してください。
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ポート 22 ~ 42 の E-1 96 ピン コネクタから外部の平衡型 120 Ω E-1 インターフェイスへの接続は、 表3-10 に従って実施してください。
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(注) FMEC E1-120PROB カードの仕様については、「FMEC E1-120PROB の仕様」を参照してください。
ONS 15454 SDH FMEC E1-120PROBカードは、126 個の ITU 準拠、G.703 E-1 ポートでフロント マウント電気接続を行います。FMEC E1-120PROB カードでは、E1-42 の各ポートは 120 Ω平衡型インターフェイスで 2.048 Mbps で動作します。Molex 96 ピン LFH の各コネクタで、合計 21 の E1 インターフェイスが利用できます。図3-8 に、FMEC E1-120PROB の前面プレートとブロック図を示します。
図3-8 FMEC E1-120PROB の前面プレートとブロック図
FMEC E1-120PROB カードは、ONS 15454 SDH の EFCA スロット 26 ~ 29 に装着できます。FMEC E1-120PROB カードの各ポートは、1024 kHz で最大ケーブル損失 6 dB の、E1 レベルの入出力をサポートします。
ポート 1 ~ 21 の E-1 96 ピン コネクタから外部の平衡型 120 Ω E-1 インターフェイスへの接続は、 表3-11 に従って実施してください。
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ポート 22 ~ 42 の E-1 96 ピン コネクタから外部の平衡型 120 Ω E-1 インターフェイスへの接続は、 表3-12 に従って実施してください。
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(注) 仕様については、「E1-75/120 インピーダンス変換パネルの仕様」を参照してください。
ONS 15454 SDH E1-75/120 のインピーダンス変換パネルは、42 個の ITU 準拠、G.703 E-1 ポートでフロント マウント電気接続を行います。E1-75/120 インピーダンス変換パネルを使用する場合、E1-42 の各ポートは、75 Ω 不平衡同軸 1.0/2.3 ミニチュア同軸コネクタで 2.048 Mbps の速度で動作します。図3-9 に、E1-75/120 の前面プレートを示します。
図3-9 E1-75/120 インピーダンス変換パネルの前面プレート
図3-10 は、オプションのラックマウント ブラケットを取り付けた E1-75/120 を示しています。
図3-10 オプションのラックマウント ブラケットを取り付けた E1-75/120
図3-11 に、インピーダンス変換パネルのブロック図を示します。
図3-11 E1-75/120 インピーダンス変換パネルのブロック図
E1-75/120 変換パネルは、ONS 15454 SDH のラック、またはその近くのラックに取り付けることができます。E1-75/120 変換パネルを、長いケーブルが必要な場所に取り付ける場合は、平衡 120 Ωケーブルと非平衡 75 Ωケーブルの損失の総量が最大許容値を超えないことを確認してください。E1-75/120 インピーダンス変換パネルにより、120 Ωのインターフェイスを持つ E1-42 カードでクライアント側の 75 Ωのインターフェイスが使用できるようになります。
E1-75/120 をラックに取り付ける前に、まず必要なラックマウント ブラケットを使用するラックに取り付ける必要があります。
(注) FMEC-E3/DS3 カードの仕様については、「FMEC-E3/DS3 の仕様」を参照してください。
ONS 15454 SDH FMEC-E3/DS3 カードは、12 個の ITU 準拠、G.703 E-3 またはは DS-3 ポートでフロント マウント電気接続を行います。FMEC-E3/DS3 カードを使用する場合、75 Ωの不平衡型 1.0/2.3 ミニチュア同軸コネクタ上で、E3-12 カードの各インターフェイスは 34.368 Mbps、DS3i-N-12 カードの各インターフェイスは 44.736 Mbps でそれぞれ動作します。図3-12 に、FMEC-E3/DS3 カードの前面プレートとブロック図を示します。
図3-12 FMEC-E3/DS3 カードの前面プレートとブロック図
FMEC-E3/DS3 カードは、ONS 15454 SDH 上の任意の EFCA スロットのスロット 18 ~ 22 または 25 ~ 29 に装着できます。FMEC-E3/DS3 カードの各インターフェイスは、次のケーブル損失をサポートする E3 レベルまたは DS3 レベルの入出力機能があります。
(注) FMEC STM1E 1:1 カードの仕様については、「FMEC STM1E 1:1 の仕様」を参照してください。
ONS 15454 SDH FMEC STM1E 1:1 カードは、12 個の ITU 準拠、G.703 STM1E ポート(× 2)でフロント マウント電気接続を行います。FMEC STM1E 1:1 カードを使用する場合、STM1E-12 カードの各インターフェイスは 75 Ω不平衡型 1.0/2.3 ミニチュア同軸コネクタ上で、STM-1 の場合は 155.52 Mbps で動作します。FMEC STM1E 1:1 カードは、STM1E-12 カードを 1:1 保護モードで使用するか、2 つの非保護 STM1E-12 カードに接続する場合に必要です。
図3-13 に、FMEC STM1E 1:1 カードの前面プレートとブロック図を示します。
図3-13 FMEC STM1E 1:1 の前面プレートとブロック図
FMEC STM1E 1:1 カードを、ONS 15454 SDH の任意の EFCA スロットのペア(18/19、20/21、26/27 や 28/29)に装着できます。FMEC STM1E 1:1 カードの各インターフェイスには、78 MHz で最大 12.7 dB のケーブル損失をサポートする STM1 レベルの入出力機能があります。
(注) BLANK-FMEC カードの仕様については、「BLANK-FMEC の仕様」を参照してください。
BLANK-FMEC カードのシートメタル製の前面プレートは、空きの FEMC スロットの放出電流制御を行います。また、EFCA 領域を閉鎖する機構を備えているので、これにより EFCA 全体のエアーフローと空気対流を維持できます。システムの EMC 要件への準拠とエアーフローを確保するために、すべての空き FMEC スロットに BLANK-FMEC カードの前面プレートを取り付ける必要があります。図3-14 に、BLANK-FMEC カードの前面プレートを示します。
(注) MIC-A/P FMEC の仕様については、「MIC-A/P FMEC の仕様」を参照してください。
MIC-A/P FMEC は、2 つの可能な冗長電源入力の 1 つである BATTERY B 入力への接続を行います。また、8 つの(TCC2/TCC2P カードからの)アラーム出力、16 個のアラーム入力、および 4 つの設定可能なアラーム入出力への接続を行います。装着先は、サブラック EFCA 領域の中央にあるスロット 23 です。 図3-15 に、MIC-A/P の前面プレートとブロック図を示します。
• 8 つの(TCC2/TCC2P カードからの)アラーム出力への接続
(注) システムを正常に運用するには、MIC-A/P カードと MIC-C/T/P FMEC の両方を、ONS 15454 SDH シェルフに装着する必要があります。
(注) MIC-A/P カードによって、シェルフの同じ側に装着された FMEC カードが CTC の GUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)に表示されるかどうかが制御されます。たとえば、MIC-A/P をシェルフから取り外すと、その左側に装着されている FMEC が CTC に表示されなくなります。これは正常な反応です。表示されなくなった FMEC との接続は、MIC-A/P カードを取り外したときに確立不能になるからです。詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide』の「Alarm Troubleshooting」の章にある「IMPROPROMVL」のエントリを参照してください。
表3-13 に、MIC-A/P の DB-62 コネクタのアラーム インターフェイスのピン配置を示します。
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(注) MIC-C/T/P FMEC の仕様については、「MIC-C/T/P FMEC の仕様」を参照してください。
MIC-C/T/P FMEC は、2 つの可能な冗長電源入力の 1 つである BATTERY A 入力への接続を行います。また、システム管理用シリアル ポート、システム管理用 LAN ポート、モデム ポート(将来の使用に備えて)、システム タイミング入出力への接続を行います。MIC-C/T/P はスロット 24 に装着します。図3-16 に、MIC-C/T/P の前面プレートとブロック図を示します。
• ローカルのクラフト/モデムの 2 つのシリアル ポートへの接続(将来の使用に備えて)
(注) システムを正常に動作させるには、MIC-A/P と MIC-C/T/P の両方の FMEC をシェルフに取り付ける必要があります。
MIC-C/T/P FMEC には、RJ-45 LAN コネクタ上に 1 対の LED があります。グリーンの LED はリンクが存在する場合に点灯し、オレンジの LED はデータ転送中に点灯します。