この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Copy Internet Operating System Configuration File(IOS コンフィギュレーション ファイルのコピー)
ML シリーズ イーサネット カードの Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルで次のタイプの操作をサポートします。
1. ネットワークからノードへの Cisco IOS スタートアップ コンフィギュレーション ファイルのアップロード
FTP(ファイル転送プロトコル)は、アップロードに使用できる唯一のプロトコルです。この操作を実行する場合は、SRC フィールドに、FTP 認証用のユーザ名とパスワードを指定し、さらにネットワークからスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを検索するためのホストとディレクトリを、FTP URL 文字列で指定する必要があります。DEST フィールドには、「STARTUP」文字列を指定する必要があります。
2. ノードからネットワークへの Cisco IOS スタートアップ コンフィギュレーション ファイルのダウンロード
FTP は、ダウンロードに使用できる唯一のプロトコルです。この操作を実行する場合は、SRC フィールドに「STARTUP」文字列を指定する必要があります。DEST フィールドには、FTP 認証用のユーザ名とパスワードを指定し、さらにスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを保存するためのホストとディレクトリを、FTP URL 文字列で指定する必要があります。
(注) • FTP タイムアウトは 30 秒であり、ユーザが設定することはできません。
• Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルは、ML シリーズ カードごとに一意であり、コマンドの AID フィールドのスロット番号で指定されます。
• GNE/ENE 環境では、GNE ファイアウォールが存在する場合は、TL1 による Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルのダウンロード(バックアップ)は実行できません。実行しようとすると、GNE から「Data Connection Error(データ接続エラー)」を受信します。TL1 による Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルのアップロードの場合は、GNE でこの処理をファイアウォールを通じて実行できますが、ファイルに「! Cisco IOS config <text>」というヘッダーが含まれている場合に限られます。コンフィギュレーション ファイルにこのヘッダーが含まれていない場合、GNE は「Data Connection Error」でアップロード処理をブロックします。
• このコマンドの SRC または DEST フィールドで使用する FTP URL 文字列の形式は次のとおりです。
ファイアウォールがない環境では、URL の形式は
「FTP://[FTPUSER[:FTPPASSWORD]]@FTPHOST/PACKAGE_PATH」です。
ここで、FTPUSER はパッケージ ファイルが存在するコンピュータに接続するためのユーザ ID です。
<FTPPASSWORD>は、パッケージ ファイルが存在するコンピュータに接続するのに使用されるパスワードです。
<FTPHOST>は、パッケージ ファイルが存在するコンピュータの IP アドレスで、ホスト名の DNS ルックアップはサポートされません。
<PACKAGE_PATH>は、パッケージ ファイルへの長いパス名です。
–ユーザがホスト コンピュータにログインする必要がない場合、ユーザ ID とパスワードは省略してもかまいません。ユーザがログインする必要がない場合にもパスワードは省略できます。最初の「FTP://」文字列を含む、URL の他の部分はすべて必須です。
ファイアウォール環境では、ホスト名に、@ の文字で区切られた IP アドレスのリストを指定する必要があります。最初の IP アドレスは、パッケージ ファイルが保存されているマシンの IP アドレスにする必要があります。その後の IP アドレスは、ネットワークに存在するファイアウォール マシンの IP アドレスを並べ(ネットワークの外に向かって端まで)、最後は、外部のユーザが最初にネットワークにアクセスするマシンの IP アドレスとします。
たとえば、次のようになります。トポロジーが「FTPHOST <-> GNE3 <->GNE2 <-> GNE1 <-> ENE」の場合、FTP の URL は次のような文字列になります。
FTP://FTPUSER:FTPPASSWORD@FTPHOST@GNE3@GNE2@GNE1/PACKAGE_PATH
COPY-IOSCFG::SLOT-1:CTAG::SRC="LONG_FTP_PATH",DEST="STARTUP";
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アクセス ID。CIsco IOS コンフィギュレーション ファイルが属するカードのスロット番号を指定します。AID については「EQPT」を参照してください。 |
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ソース AID。Cisco IOS コンフィギュレーション ファイルのコピー元を指定します。タイプは string です。 |
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FTP URL で指定された場所から新しいソフトウェア パッケージをダウンロードします。また、システム データベースのバックアップと復元にも使用します。
(注) リリース 5.0 以降、PACKAGE_PATH は、NE のルート ディレクトリからの絶対パスではなく、ホーム ディレクトリの相対パスになりました。絶対パスを指定する場合は、文字列「 %2F 」からパスを始めてください。
(注) FTP タイムアウトは 30 秒であり、ユーザが設定することはできません。
ホストからパッケージ ファイルをアップロードしたりデータベースを復元する場合は、ホストで FTP サーバ アプリケーションを実行している必要があります。ホストが FTP サーバ アプリケーションを実行していない場合は、NE がリモート IP アドレス(ホスト)に接続できないというメッセージを示してコマンドが失敗します。ホストには、FTP サーバ アプリケーションを実行している PC またはワークステーションを使用できます。
• ユーザ ID は、パッケージ ファイルまたはシステム データベースが存在するコンピュータに接続するためのユーザ ID です。
• パスワードは、パッケージ ファイルまたはシステム データベースが存在するコンピュータに接続する際に使用するパスワードです。
• ホスト名は、パッケージ ファイルまたはシステム データベースが存在するコンピュータのホスト名または IP アドレスです。
• PACKAGE_PATH:ログイン ユーザのホーム ディレクトリから始まる、パッケージ ファイルへの長いパス名
最初の「FTP://」文字列を含む、URL の他の部分はすべて必須です。
COPY-RFILE:TID:RFILE-PKG:703::TYPE=SWDL,SRC="FTP://USERID:
PASSWORD@HOSTIP:21/DIR1/DIR2/DIR3/PACKAGE.PKG";
(注) • SWDL タイプは、ソフトウェア パッケージのアップロードに使用されます。RFBU タイプは、システム データベースのバックアップに使用され、RFR タイプは、システム データベースの復元に使用されます。タイプが SWDL または RFR の場合、SRC の入力が必要です。タイプが RFBU の場合、DEST の入力が必要です。同じコマンドで SRC および DEST の入力を同時に使用することはできません。
• 拡張 FTP URL シンタックスは、COPY-RFILE シンタックスで必要です。
• FTP_PORT のデフォルトは 21で、省略できます。このフィールドをブランクにすると、デフォルトの 21 が使用されます。
• すべてのオプション パラメータのデフォルト値は、NE のデフォルト値になります。これらの値は、パラメータの現在の値とは異なる場合があります。現在の値を取得するには、RTRV-XX コマンドを実行してください。
COPY-RFILE:[<TID>]:<SRC>:<CTAG>::TYPE=<XFERTYPE>,[SRC=<SRC1>],
[DEST=<DEST>],[OVWRT=<OVWRT>],[FTTD=<FTTD>];
COPY-RFILE:HERNDON:RFILE-PKG:703::TYPE=SWDL,SRC="LONG_FTP_PATH",
DEST="LONG_FTP_PATH",OVWRT=YES,FTTD="FTTD_URI";
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ソース AID。転送するファイルのタイプ。「RFILE」の AID を参照してください。 |
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転送するファイルの送信元を指定します。FTP の URL だけがサポートされています。ファイアウォールがない環境では、URL の形式は「FTP://FTP_USER[:FTP_PASSWORD]]@FTP_HOST_IP[:FTP_PORT], • <FTP_USER> は、パッケージ ファイルが存在するコンピュータに接続するためのユーザ ID です。 • <FTP_PASSWORD> は、パッケージ ファイルが存在するコンピュータに接続する際に使用するパスワードです。 • <FTP_HOST_IP> は、パッケージ ファイルが存在するコンピュータの IP アドレスです。ホスト名の DNS ルックアップはサポートされません。 • <PACKAGE_PATH> は、ログインしたユーザのホーム ディレクトリから開始するパッケージ ファイルへの長いパス名です。 (注) ユーザがホスト コンピュータにログインする必要がない場合、ユーザ ID とパスワードは省略してもかまいません。ユーザがログインする必要がない場合にもパスワードは省略できます。最初の「FTP://」文字列を含む、URL の他の部分はすべて必須です。 ファイアウォール環境では、ホスト名に、@ の文字で区切られた IP アドレスのリストを指定する必要があります。最初の IP アドレスは、パッケージ ファイルが保存されているマシンの IP アドレスにする必要があります。その後の IP アドレスは、ネットワークに存在するファイアウォール マシンの IP アドレスを並べ(ネットワークの外に向かって端まで)、最後は、外部のユーザが最初にネットワークにアクセスするマシンの IP アドレスとします。 たとえば、トポロジーが「FTP_HOST_IP <-> GNE3 <->GNE2 <-> GNE1 <-> ENE」の場合、FTP の URL は次のような文字列になります。 FTP://FTP_USER:FTP_PASSWORD@FTP_HOST_IP@GNE3@GNE2@ |
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転送するファイルの宛先を指定します。SRC パラメータ(上記)に関する注記は、DEST にも該当します。タイプは string です。 |
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OVWRT が YES の場合、ファイルが上書きされます。OVWRT が NO の場合、ファイルが宛先にすでに存在すると、ファイル転送は失敗します。NO を指定すると、エラー メッセージが表示されます。データベースの復元やソフトウェアのダウンロードには NO は指定できません。 パラメータ タイプは YES_NO(ユーザのパスワードが期限切れ間近かどうか、ユーザが NE にログインしたかどうか、またはユーザが NE からロックアウトされているかどうかを示す)です。 |
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URI の形式は「FTTD://[FTTD_USER][:FTTD_PASSWORD]]@FTTD_HOST_TID」です。ここで、 • FTTD_USER は、FTTD ホストに接続するためのユーザ ID です。 • FTTD_PASSWORD は、FTTD ホストに接続する際に使用するパスワードです。 • FTTD_HOST_IP は、FTTD ホストの TID です。DNS および NSAP 名はサポートされません。タイプは string です。 |