アナログ モデム WAN インターフェイス カード（WIC-1AM または WIC-2AM）について

概要

このドキュメントでは、アナログ モデムのワイドエリア ネットワーク（WAN）インターフェイス カード（WIC-1AM または WIC-2AM）、製品番号、機能、プラットフォーム サポート、LED、および設定について説明します。

前提条件

要件

このドキュメントに特有の要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期（デフォルト）設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

表記法

ドキュメント表記の詳細は、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。

背景説明

WAN インターフェイス カード（WIC）-1AM および -2AM（WIC-1AM および WIC-2AM）は、1 つまたは 2 つの内部 V.90 アナログ モデムを提供します。これらの WIC は、着信または発信アナログ モデム コールとして使用できます。WIC-2AM はデュアル RJ-11 コネクタの役割を果たします。WIC-1AM は 1 つのポートを通常電話回線への接続に、もう 1 つのポートを基本アナログ電話回線への接続（モデムのアイドル時に使うため）に使用します。

製品番号

次の表に、部品の製品番号と簡単な説明を記載します。

機能

WIC-1AM および WIC-2AM のモジュールの機能は次のとおりです。

• WIC-1AM および WIC-2AM は、ルータ管理、ダイヤル バックアップおよびアクセスなどの低密度アプリケーションに対して、アナログ モデム インターフェイスを提供します。

• WIC-1AM には、公衆電話交換網（PSTN）回線へのアクセスを共有する受話器用のジャックが含まれます。

• V.92 は現在サポートされていません。

• ピアがデジタル モデムである場合（たとえば、T1 回線や E1 回線などのデジタル回路を使用した AS5xxx の場合）、56 Kbps（V.90）を実現できます。

• アナログ モデムに接続する場合は、56 Kbps（V.90）を得ることはできません。これは V.90 テクノロジーの限界であり、ハードウェアの問題ではありません。詳細については、汎用モデムおよび NAS 回線の品質の概要を参照してください。

• モデムのファームウェアはアップグレードできません。

プラットフォームのサポート

次の表に、サポートされているプラットフォームの一覧を示します。

WIC-1AM と WIC-2AM は、基本の（IP のみ）機能セットを含む、すべての機能セットでサポートされます。

LED

次の表に、LED と、各 LED についての簡単な説明を記載します。

コンフィギュレーション

モデム WIC の設定は、NM-8AM モジュールや NM-16AM モジュールの設定と同様です。設定例については、NM-8AM または NM-16AM アナログ モデム モジュールを使用するダイヤルアウトの設定を参照してください。

WIC-1/2 AM の設定については、1- and 2-Port V.90 Modem WICs for Cisco 2600 and Cisco 3600 Series Multiservice Platforms も参照してください。

関連情報

• ダイヤルおよびアクセスに関するサポート ページ