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目次
この章は、次の項で構成されています。
各 Cisco UCS 6100 シリーズ Fabric Interconnect には、サーバ ポートまたはアップリンク イーサネット ポートとして設定できるポートの集合が固定ポート モジュール内に存在します。 これらのポートは予約されていません。 設定するまで、Cisco UCS ドメインではそれらのポートを使用できません。 拡張モジュールを追加して、ファブリック インターコネクト上のアップリンク ポートの数を増やしたり、ファブリック インターコネクトにアップリンク ファイバ チャネル ポートを追加したりできます。
(注) |
ファブリック インターコネクトのポートを設定すると、管理状態が自動的にイネーブルに設定されます。 ポートが他のデバイスに接続されている場合は、これによってトラフィックが中断されることがあります。 ポートは設定後にディセーブルにできます。 |
LAN ピン グループと SAN ピン グループを作成して、サーバからのトラフィックをアップリンク ポートにピン接続する必要があります。
(注) |
Cisco UCS 6100 シリーズ Fabric Interconnect のポートは統合されません。 ユニファイド ポートの詳細については、「ユニファイド ポート」を参照してください。 |
各ファブリック インターコネクトには、次のポート タイプを含めることができます。
サーバ ポートは、ファブリック インターコネクトとサーバ上のアダプタ カードとの間のデータ トラフィックを処理します。
設定できるのは固定ポート モジュールのサーバ ポートだけです。 拡張モジュールにはサーバ ポートは含まれません。
アップリンク イーサネット ポートは、ファブリック インターコネクトと次のレイヤのネットワークとの間のイーサネット トラフィックを処理します。 すべてのネットワーク行きのイーサネット トラフィックは、これらのポートのいずれかにピン接続されます。
固定モジュールまたは拡張モジュールのアップリンク イーサネット ポートを設定できます。
アップリンク ファイバ チャネル ポートは、ファブリック インターコネクトとストレージ エリア ネットワークの次のレイヤとの間の FCoE トラフィックを処理します。 すべてのネットワーク行きの FCoE トラフィックは、これらのポートのいずれかにピン接続されます。
デフォルトでは、ファイバ チャネル ポートがアップリンクです。 ただし、ファイバ チャネル ストレージ ポートとして動作するよう設定できます。 これは、Cisco UCS に直接接続ストレージ(DAS)デバイスとの接続が必要な場合に役立ちます。
設定できるのは拡張モジュールのアップリンク ファイバ チャネル ポートだけです。 固定モジュールには、アップリンク ファイバ チャネル ポートは含まれません。
ユニファイド ポートは Cisco UCS 6200 シリーズ Fabric Interconnect 上のポートであり、イーサネットまたはファイバ チャネル トラフィックを伝送するように設定できます。 これらのポートは予約されていません。 設定するまで、Cisco UCS ドメインではそれらのポートを使用できません。
(注) |
ファブリック インターコネクトのポートを設定すると、管理状態が自動的にイネーブルに設定されます。 ポートが他のデバイスに接続されている場合は、これによってトラフィックが中断されることがあります。 ポートは設定後にディセーブルにできます。 |
設定可能なビーコン LED は、選択したポート モードに設定されているユニファイド ポートを示します。
ポート モードは、ファブリック インターコネクト上の統合ポートが、イーサネットまたはファイバ チャネル トラフィックを転送するかどうかを決定します。 ポート モードは、ファブリック インターコネクトによって自動的に検出されません。これは Cisco UCS Manager で設定されます。
ポート モードを変更すると、既存のポート設定が削除され、新しい論理ポートに置き換えられます。 VLAN や VSAN など、そのポートの設定に関連付けられているオブジェクトはすべて削除されます。 ユニファイド ポートのポート モードを変更できる回数に制限はありません。
ポート タイプは、統合ポート接続経由で転送されるトラフィックのタイプを定義します。
リストされている全ポート タイプは、固定および拡張モジュールの両方で設定できます。これには、6100 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できないものの、6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できるサーバ ポートを含みます。
イーサネット ポート モードに変更された統合ポートは、デフォルトでアップリンク イーサネット ポート タイプに設定されます。 ファイバ チャネル ポート モードに変更された統合ポートは、ファイバ チャネル アップリンク ポート タイプに設定されます。 ファイバ チャネル ポートの設定を解除することはできません。
ポート タイプ変更時のリブートは不要です。
ポート モードがイーサネットに設定されたときには、次のポート タイプを設定できます。
サーバ ポート
イーサネット アップリンク ポート
イーサネット ポート チャネル メンバ
FCoE ポート
アプライアンス ポート
アプライアンス ポート チャネル メンバ
SPAN 宛先ポート
SPAN 送信元ポート
(注) |
SPAN 送信元ポートは、ポート タイプのいずれかを設定してから、そのポートを SPAN 送信元として設定します。 |
ポート モードがファイバ チャネルに設定されたときには、次のポート タイプを設定できます。
6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの各ポートには、対応するビーコン LED があります。 ビーコン LED プロパティが設定されている場合、ビーコン LED は点滅し、指定のポート モードでどのポートが設定されたかを表示します。
ビーコン LED プロパティは、どのポートが 1 つのポートモードにグループ化されたかを示すように設定できます。イーサネットまたはファイバ チャネルのいずれかです。 デフォルトでは、ビーコン LED プロパティは Off に設定されます。
(注) |
拡張モジュールのユニファイド ポートの場合、ビーコン LED プロパティは拡張モジュール リブートの間デフォルト値の Off にリセットされます。 |
ユニファイド ポートを設定する際は、次のガイドラインおよび制約事項を考慮してください。
ユニファイド ポートは、Cisco UCS Manager バージョン 2.0 を搭載した 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトでサポートされます。
ユニファイド ポートは 6100 シリーズ ファブリック インターコネクトではサポートされません。それらが Cisco UCS Manager バージョン 2.0 を実行している場合でも同様です。
Cisco UCS Manager GUI インターフェイスは、スライダを使用して固定または拡張モジュールのユニファイド ポートのポート モードを設定するので、ユニファイド ポートへのポート モードの割り当て方法を制限する次の制約事項が自動的に適用されます。 Cisco UCS Manager CLI インターフェイスを使用する場合は、トランザクションをシステム設定にコミットするときに次の制約事項が適用されます。 ポート モードの設定が次の制約事項のいずれかに違反している場合、Cisco UCS Manager CLI によってエラーが表示されます。
イーサネット ポートがブロックにグループ化されていること。 各モジュール(固定または拡張)において、イーサネット ポート ブロックは、1 番目のポートから始まり、偶数番号のポートで終わる必要があります。
ファイバ チャネル ポートがブロックにグループ化されていること。 各モジュール(固定または拡張)において、ファイバ チャネル ポート ブロックは、最後のイーサネット ポートの後ろにブロックの 1 番目のポートが続き、その後ろにモジュール内の残りのポートが含まれている必要があります。 ファイバ チャネル ポートだけを含む設定では、ファイバ チャネル ブロックは、固定または拡張モジュールの 1 番目のポートから開始する必要があります。
イーサネット ポートとファイバ チャネル ポートの交替は、単一モジュール上ではサポートされない。
有効な設定例:固定モジュールのユニファイド ポート 1 ~ 16 がイーサネット ポート モードに設定され、ポート 17 ~ 32 がファイバ チャネル ポート モードに設定されている。 拡張モジュールでは、ポート 1 ~ 4 をイーサネット ポート モードに設定し、ポート 5 ~ 16 をファイバ チャネル モードに設定できます。 このポート割り当ては各個別モジュールの規則に準拠しているため、ポート タイプ(イーサネット ポートとファイバ チャネル ポート)の交替に関する規則に違反していません。
無効な設定例:ポート 16 から始まるファイバ チャネル ポートのブロックが含まれている。 ポートの各ブロックは奇数ポートから開始する必要があるため、ポート 17 からブロックを開始しなければなりません。
(注) |
各ファブリック インターコネクトで設定可能なアップリンク イーサネット ポートおよびアップリンク イーサネット ポート チャネル メンバの総数は、最大 31 に制限されています。 この制限には、拡張モジュールで設定されるアップリンク イーサネット ポートおよびアップリンク イーサネット ポート チャネル メンバも含まれます。 |
Cisco UCS Manager CLI では、システム設定にバッファをコミットするまでポート モードの変更が検証されないため、2 つの以上の新しいインターフェイスを作成する前にバッファのコミットを試みると、たちまちグループ化の制約に違反してしまいます。 エラーを回避するために、ポート モードを別のポート モードに変更し、すべてのユニファイド ポートに対して新しいインターフェイスを作成してから、システム設定に変更をコミットをすることを推奨します。
複数のインターフェイスを設定する前にバッファをコミットするとエラーが発生しますが、最初からやり直す必要はありません。 設定が前述の要件を満たすまでユニファイド ポートの設定を続行できます。
以下は、ユニファイド アップリンク ポートとユニファイド ストレージ ポートを使用する際に従うべき注意事項とガイドラインです。
ユニファイド アップリンク ポートでは、SPAN 送信元として 1 つのコンポーネントを有効にすると、他のコンポーネントが自動的に SPAN 送信元になります。
(注) |
イーサネット アップリンク ポートで SPAN 送信元を作成または削除すると、Cisco UCS Manager は FCoE アップリンク ポートで自動的に SPAN 送信元を作成または削除します。 FCoE アップリンク ポートで SPAN 送信元を作成する場合も同じことが起こります。 |
FCoE およびユニファイド アップリンク ポートでデフォルトでないネイティブ VLAN を設定する必要があります。 この VLAN は、トラフィックには使用されません。 Cisco UCS Manager はこの目的のために、既存の fcoe-storage-native-vlan を再利用します。 この fcoe-storage-native-vlan は、FCoE およびユニファイド アップリンクでネイティブ VLAN として使用されます。
ユニファイド アップリンク ポートでは、イーサネット アップリンク ポートにデフォルトでない VLAN を設定しないと、fcoe-storage-native-vlan がユニファイド アップリンク ポートのネイティブ VLAN として割り当てられます。 イーサネット ポートにネイティブ VLAN として指定されているデフォルトでないネイティブ VLAN がある場合、ユニファイド アップリンク ポートのネイティブ VLAN としてこれが割り当てられます。
イーサネット ポート チャネル下でメンバ ポートを作成または削除すると、Cisco UCS Manager は FCoE ポート チャネル下で自動的にメンバ ポートを作成または削除します。 FCoE ポート チャネルでメンバ ポートを作成または削除する場合も同じことが起こります。
サーバ ポート、イーサネット アップリンク、FCoE アップリンクまたは FCoE ストレージなどのスタンドアロン ポートとしてイーサネット ポートを設定し、それをイーサネットまたは FCOE ポート チャネルのメンバ ポートにすると、Cisco UCS Manager は自動的にこのポートをイーサネットと FCoE ポート チャネル両方のメンバにします。
サーバ アップリンク、イーサネット アップリンク、FCoE アップリンクまたは FCoE ストレージのメンバからメンバ ポートのメンバーシップを削除すると、Cisco UCS Manager はイーサネット ポート チャネルと FCoE ポート チャネルから対応するメンバ ポートを削除し、新しいスタンドアロン ポートを作成します。
Cisco UCS Manager をリリース 2.1 から以前のリリースにダウングレードする場合は、ダウングレードが完了するとすべてのユニファイド アップリンク ポートおよびポート チャネルが、イーサネット ポートおよびイーサネット ポート チャネルに変換されます。 同様に、すべてのユニファイド ストレージ ポートが、アプライアンス ポートに変換されます。
ユニファイド アップリンク ポートとユニファイド ストレージ ポートの場合、2 つのインターフェイスを作成するときは、1 つだけライセンスがチェックされます。 どちらかのインターフェイスが有効な限り、ライセンスはチェックされたままになります。 両方のインターフェイスがユニファイド アップリンク ポートまたはユニファイド ストレージ ポートでディセーブルの場合にのみライセンスが解放されます。
Cisco UCS 6100 シリーズ ファブリック インターコネクト スイッチは、同一のダウンストリーム NPV スイッチ側の 1VF または 1VF-PO のみをサポートできます。
ポート モードの変更は、Cisco UCS ドメインのデータ トラフィックへの割り込みを引き起こす場合があります。 割り込みの長さや影響を受けるトラフィックは、Cisco UCS ドメインの設定およびポート モード変更を行ったモジュールに依存します。
ヒント |
システム変更中のトラフィックの中断を最小限にするには、固定と拡張モジュールにファイバ チャネル アップリンク ポートチャネルを形成します。 |
拡張モジュールのポート モードの変更後、モジュールを再起動します。 拡張モジュールのポートを通過するすべてのトラフィックは、モジュールのリブート中に約 1 分間中断します。
クラスタ設定には 2 個のファブリック インターコネクトがあります。 固定モジュールへのポート変更を行った後、ファブリック インターコネクトはリブートします。 データ トラフィックの影響は、1 つのファブリック インターコネクトに障害が発生したときにもう一方にフェールオーバーするようサーバ vNIC を設定したかどうかに左右されます。
1 つのファブリック インターコネクトの拡張モジュール上のポート モードを変更し、第 2 のファブリック インターコネクトのポート モードを変更する前のリブートを待つ場合、次のことが発生します。
サーバ vNIC のフェールオーバーでは、トラフィックは他のファブリック インターコネクトにフェールオーバーし、中断は発生しません。
サーバ vNIC のフェールオーバーがない場合、ポート モードを変更したファブリック インターコネクトを通過するすべてのデータ トラフィックは、ファブリック インターコネクトがリブートする約 8 分間中断されます。
両方のファブリック インターコネクトの固定モジュールのポート モードを同時に変更すると、ファブリック インターコネクトによるすべてのデータ トラフィックが、ファブリック インターコネクトがリブートする約 8 分間中断されます。
スタンドアロン設定にはファブリック インターコネクトが 1 つだけあります。 固定モジュールへのポート変更を行った後、ファブリック インターコネクトはリブートします。 ファブリック インターコネクトによるすべてのデータ トラフィックは、ファブリック インターコネクトがリブートする約 8 分間中断されます。
注意 |
いずれかのモジュールのポート モードを変更すると、データ トラフィックが中断されることがあります。これは、固定モジュールを変更するとファブリック インターコネクトのリブートが必要となり、拡張モジュールを変更するとそのモジュールのリブートが必要となるためです。 Cisco UCS ドメインに、ハイ アベイラビリティ用に設定されたクラスタ構成が存在し、フェールオーバー用に設定されたサービス プロファイルを持つサーバが存在する場合、固定モジュールのポート モードを変更しても、トラフィックは他のファブリック インターコネクトにフェールオーバーし、データ トラフィックは中断されません。 |
Cisco UCS Manager CLI で、ユニファイド ポートをサポートする新しいコマンドはありません。 代わりに、必要なポート タイプ用のモードにスコープしてから新しいインターフェイスを作成することで、ポート モードを変更します。 設定済みのスロット ID およびポート ID に新しいインターフェイスを作成する場合、UCS Manager は、すでに設定されているインターフェイスを削除し、新しく作成します。 以前はイーサネット ポート モードで動作していたポートをファイバ チャネル ポート モードに設定するためにポート モードの変更が必要な場合、UCS Manager は変更を確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope port-type-mode |
次のいずれかのポート タイプの指定されたポート タイプ モードを開始します。
|
ステップ 2 | UCS-A /port-type-mode # scope fabric {a | b} | 指定したファブリックの指定されたポート タイプ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /port-type-mode/fabric # create interface slot-id port-id | 指定されたポート タイプのインターフェイスを作成します。 ポート タイプをイーサネット ポート モードからファイバ チャネル ポート モードに、またはその逆に変更すると、次の警告が表示されます。 Warning: This operation will change the port mode (from Ethernet to FC or vice-versa). コミットすると、この変更はモジュールの再起動を要求します。 |
ステップ 4 | イーサネットまたはファイバ チャネル ポート ブロックに属する他のポートの新しいインターフェイスを作成します。 | イーサネットおよびファイバ チャネル ポートを固定または拡張モジュールに配置する方法を規定する、いくつかの制約事項があります。 他の制約事項の範囲内で、2 つのグループのポートを変更する必要があります。 「ユニファイド ポートの設定に関するガイドラインおよび推奨事項」セクションに概説されている制約事項のいずれかに違反すると、エラーが発生します。 |
ステップ 5 | UCS-A /port-type-mode/fabric/interface # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ポート モードを設定したモジュールに応じて、Cisco UCS ドメインのデータ トラフィックは次のように中断されます。
固定モジュール:ファブリック インターコネクトがリブートします。 そのファブリック インターコネクトを経由するすべてのデータ トラフィックが中断されます。 ハイ アベイラビリティが提供され、フェールオーバー用に設定された vNIC があるサーバが含まれるクラスタ構成では、トラフィックは他のファブリック インターコネクトにフェールオーバーし、中断は発生しません。 両側のポート モードを一度に変更すると、両方のファブリック インターコネクトが同時にリブートし、両方のファブリック インターコネクトが起動するまでトラフィックが完全に失われます。
固定モジュールがリブートするまで約 8 分かかります。
拡張モジュール:モジュールがリブートします。 そのモジュールのポートを経由するすべてのデータ トラフィックが中断されます。
拡張モジュールがリブートするまでに約 1 分かかります。
次の例では、スロット 1 のポート 9 と 10 をイーサネット ポート モードのイーサネット アップリンク ポートからファイバ チャネル ポート モードのアップリンク ファイバ チャネル ポートに変更します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # create interface 1 9 Warning: This operation will change the port mode (from Ethernet to FC or vice-versa). When committed, this change will require the fixed module to restart. UCS-A /fc-uplink/fabric/interface* # up UCS-A /fc-uplink/fabric* #create interface 1 10 Warning: This operation will change the port mode (from Ethernet to FC or vice-versa). When committed, this change will require the fixed module to restart. UCS-A /fc-uplink/fabric/interface* #commit-buffer
ビーコン LED を設定する各モジュールについて次のタスクを実行します。
次の例では、イーサネット ポート モードのユニファイド ポートのビーコン ライトすべてを点滅させ、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fabric-interconnect a UCS-A /fabric # scope card 1 UCS-A /fabric/card # scope beacon-led UCS-A /fabric/card/beacon-led # set admin-state eth UCS-A /fabric/card/beacon-led* # commit-buffer UCS-A /fabric/card/beacon-led #
リストされている全ポート タイプは、固定および拡張モジュールの両方で設定できます。これには、6100 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できないものの、6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できるサーバ ポートを含みます。
次の例は、ファブリック B のスロット 1 にあるイーサネット サーバ ポート 12 のインターフェイスを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-server UCS-A /eth-server # scope fabric b UCS-A /eth-server/fabric # create interface 1 12 UCS-A /eth-server/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-server/fabric #
次に、ファブリック B のスロット 1 にあるイーサネット サーバ ポート 12 を設定解除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-server UCS-A /eth-server # scope fabric b UCS-A /eth-server/fabric # delete interface 1 12 UCS-A /eth-server/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-server/fabric #
固定モジュールまたは拡張モジュールのアップリンク イーサネット ポートを設定できます。
次の例は、ファブリック B のスロット 2 のイーサネット アップリンク ポート 3 にインターフェイスを作成し、10 Gbps の速度を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric b UCS-A /eth-uplink/fabric # create interface 2 3 UCS-A /eth-uplink/fabric # set speed 10gbps UCS-A /eth-uplink/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink | イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b} | 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # delete interface slot-num port-num | 指定したイーサネット アップリンク ポートのインターフェイスを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ファブリック B のスロット 2 のイーサネット アップリンク ポート 3 を設定解除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric b UCS-A /eth-uplink/fabric # delete interface 2 3 UCS-A /eth-uplink/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric #
(注) |
新しいアプライアンス VLAN を作成すると、IEEE VLAN ID は LAN クラウドに追加されません。 したがって、新しい VLAN に設定されたアプライアンスのポートは、ピン接続障害が原因でデフォルトでダウンしたままになります。 これらのアプライアンスのポートを起動するには、同じ IEEE VLAN ID を使用して LAN クラウドで VLAN を設定する必要があります。 |
アプライアンス ポートは、固定モジュールと拡張モジュールのどちらにも設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-storage | イーサネット ストレージ モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /eth-storage # scope fabric{a | b} | 指定したファブリックのイーサネット ストレージ モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | UCS-A /eth-storage/fabric # create interface slot-num port-num | 指定されたアプライアンス ポートのインターフェイスを作成します。 |
||
ステップ 4 | UCS-A /eth-storage/fabric/interface # set portmode {access | trunk} | (任意) ポート モードがアクセスとトランクのどちらであるかを指定します。 デフォルトで、モードはトランクに設定されます。
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ステップ 5 | UCS-A /eth-storage/fabric/interface # set pingroupname pin-group name | (任意) 指定されたファブリックとポート、またはファブリックとポート チャネルへのアプライアンス ピン ターゲットを指定します。 |
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ステップ 6 | UCS-A /eth-storage/fabric/interface # set prio sys-class-name | (任意) アプライアンス ポートに QoS クラスを指定します。 デフォルトでは、プライオリティは best-effort に設定されます。 sys-class-name 引数には、次のいずれかのクラス キーワードを指定できます。
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ステップ 7 | UCS-A /eth-storage/fabric/interface # set adminspeed {10Gbps | 1 Gbps} | (任意) インターフェイスの管理速度を指定します。 デフォルトでは、管理速度は 10Gbps に設定されます。 |
||
ステップ 8 | UCS-A /eth-storage/fabric/interface # commit buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ファブリック B のスロット 3 のアプライアンス ポート 2 にインターフェイスを作成し、ポート モードを access に設定し、アプライアンス ポートを pingroup1 と呼ばれるピン グループにピン接続し、QoS クラスを fc に設定し、管理速度を 10 Gbps に設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric b UCS-A /eth-storage/fabric # create interface 3 2 UCS-A /eth-storage/fabric* # set portmode access UCS-A /eth-storage/fabric* # set pingroupname pingroup1 UCS-A /eth-storage/fabric* # set prio fc UCS-A /eth-storage/fabric* # set adminspeed 10Gbps UCS-A /eth-storage/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric #
アプライアンス ポートのターゲット MAC アドレスまたは VLAN を割り当てます。
次の手順は、アプライアンス ポートに宛先 MAC アドレスを割り当てます。 アプライアンス ポート チャネルに宛先 MAC アドレスを割り当てるには、インターフェイスではなくポート チャネルにスコープを設定します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-storage | イーサネット ストレージ モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /eth-storage # scope fabric{a | b} | 指定したファブリックのイーサネット ストレージ モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | UCS-A /eth-storage/fabric # scope interface slot-id port-id |
|
||
ステップ 4 | UCS-A /eth-storage/fabric/interface # create eth-target eth-target name | 指定された MAC アドレス ターゲットの名前を指定します。 |
||
ステップ 5 | UCS-A /eth-storage/fabric/interface/eth-target # set mac-address mac-address | MAC アドレスを nn:nn:nn:nn:nn:nn 形式で指定します。 |
次の例は、ファブリック B スロット 2 のポート 3 のアプライアンス デバイスに宛先 MAC アドレスを割り当て、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage* # scope fabric b UCS-A /eth-storage/fabric* # scope interface 2 3 UCS-A /eth-storage/fabric/interface* # create eth-target macname UCS-A /eth-storage/fabric/interface* # set mac-address 01:23:45:67:89:ab UCS-A /eth-storage/fabric/interface* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric #
次の例は、ファブリック B のポート チャネル 13 のアプライアンス デバイスに宛先 MAC アドレスを割り当て、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage* # scope fabric b UCS-A /eth-storage/fabric* # scope port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # create eth-target macname UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set mac-address 01:23:45:67:89:ab UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A # scope eth-storage | イーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b} | 指定したファブリックのイーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-storage/fabric # delete eth-interface slot-num port-num | 指定したアプライアンス ポートのインターフェイスを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-storage/fabric # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ファブリック B のスロット 2 のアプライアンス ポート 3 を設定解除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric b UCS-A /eth-storage/fabric # delete eth-interface 2 3 UCS-A /eth-storage/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric #
FCoE アップリンク ポートは、FCoE トラフィックの伝送に使用される、ファブリック インターコネクトとアップストリーム イーサネット スイッチ間の物理イーサネット インターフェイスです。 このサポートにより、同じ物理イーサネット ポートで、イーサネット トラフィックとファイバ チャネル トラフィックの両方を伝送できます。
FCoE アップリンク ポートはファイバ チャネル トラフィック用の FCoE プロトコルを使用してアップストリーム イーサネット スイッチに接続します。 これにより、ファイバ チャネルとイーサネット トラフィックの両方が同じ物理イーサネット リンクに流れることができます。
(注) |
FCoE アップリンクとユニファイド アップリンクは、ユニファイド ファブリックをディストリビューション レイヤ スイッチまで拡張することによりマルチホップ FCoE 機能を有効にします。 |
次のいずれかと同じイーサネット ポートを設定できます。
リストされている全ポート タイプは、固定および拡張モジュールの両方で設定できます。これには、6100 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できないものの、6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できるサーバ ポートを含みます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | FC アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric{a | b} | 特定のファブリックに対して FC - アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # create fcoeinterface slot-numberport-number | 指定した FCoE アップリンク ポートのインターフェイスを作成します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric/fabricinterface # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ファブリック A のスロット 8 で FCoE アップリンク ポート 1 のインターフェイスを作成し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # create fcoeinterface 1 8 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface #
この FCoE アップリンクのポート VSAN を設定します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | FC アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric{a | b} | 特定のファブリックに対して FC - アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # delete fcoeinterface slot-numberport-number | 指定したインターフェイスを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric/fabricinterface # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
以下に、ファブリック A のスロット 8 のポート 1 上の FCoE アップリンク インターフェイスを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # delete fcoeinterface 1 8 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | FC アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric{a | b} | 特定のファブリックに対して FC - アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # show fcoeinterface | 使用可能なインターフェイスを一覧表示します。 |
次に、ファブリック A で使用可能な FCoE アップリンク インターフェイスを表示する例を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # show fcoeinterface FCoE Interface: Slot Id Port Id Admin State Operational State Operational State Reason Li c State Grace Prd ---------- ---------- ----------- ----------------- ------------------------- -- ------------------ --------- 1 26 Enabled Indeterminate Li cense Ok 0 Fcoe Member Port: Port-channel Slot Port Oper State State Reason ------------ ----- ----- --------------- ------------ 1 1 10 Sfp Not Present Unknown 1 1 3 Sfp Not Present Unknown 1 1 4 Sfp Not Present Unknown 1 1 6 Sfp Not Present Unknown 1 1 8 Sfp Not Present Unknown 2 1 7 Sfp Not Present Unknown UCS-A /fc-uplink/fabric #
ユニファイド ストレージは、イーサネット ストレージ インターフェイスおよび FCoE ストレージ インターフェイスと同じ物理ポートを構成しています。 アプライアンス ポートまたは FCoE ストレージ ポートを固定モジュールまたは拡張モジュールのユニファイド ストレージ ポートとして設定できます。 ユニファイド ストレージ ポートを設定するには、ファブリック インターコネクトをファイバ チャネル スイッチング モードにする必要があります。
ユニファイド ストレージ ポートでは、個々の FCoE ストレージまたはアプライアンス インターフェイスをイネーブルまたはディセーブルにできます。
ユニファイド ストレージ ポートでは、アプライアンス ポートに対してデフォルト以外の VLAN が指定されていない場合、fcoe-storage-native-vlan がユニファイド ストレージ ポートのネイティブ VLAN として割り当てられます。 アプライアンス ポートにデフォルト以外のネイティブ VLAN がネイティブ VLAN として指定されている場合、それがユニファイド ストレージ ポートのネイティブ VLAN として割り当てられます。
アプライアンス インターフェイスをイネーブルまたはディセーブルにすると、対応する物理ポートがイネーブルまたはディセーブルになります。 したがって、ユニファイド ストレージでアプライアンス インターフェイスをディセーブルにすると、FCoE ストレージが物理ポートとともにダウン状態となります。これは、FCoE ストレージがイネーブルになっている場合でも同様です。
FCoE ストレージ インターフェイスをイネーブルまたはディセーブルにすると、対応する VFC がイネーブルまたはディセーブルになります。 したがって、ユニファイド ストレージ ポートで FCoE ストレージ インターフェイスをディセーブルにした場合、アプライアンス インターフェイスは正常に動作し続けます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-storage | イーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-storage # scope fabric{a | b} | 指定したファブリックのイーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-storage/fabric # create interface slot-num port-num | 指定されたアプライアンス ポートのインターフェイスを作成します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-storage/fabric/interface* # commit buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-storage/fabric/interface* # scope fc-storage | FC ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /fc-storage* # scope fabric{a | b} | 特定のアプライアンス ポートに対してイーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 7 | UCS-A /fc-storage/fabric # create interface fcoe slot-num port-num | アプライアンス ポート モードで FCoE ストレージ ポート モードを追加し、ユニファイド ストレージ ポートを作成します。 |
次の例では、ファブリック A のスロット 3 上のアプライアンス ポート 2 用のインターフェイスを作成し、同じポートに fc ストレージを追加してユニファイド ポートに変換し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # create interface 3 2 UCS-A /eth-storage/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric* # scope fc-storage UCS-A /fc-storage*# scope fabric a UCS-A /fc-storage/fabric* # create interface fcoe 3 2 UCS-A /fc-storage/fabric* # commit-buffer UCS-A /fc-storage/fabric*
同じ物理イーサネット ポート上にイーサネット アップリンクと FCoE アップリンクを設定した場合、それらはユニファイド アップリンク ポートと呼ばれます。 FCoE またはイーサネット インターフェイスは個別にイネーブルまたはディセーブルにできます。
FCoE アップリンクをイネーブルまたはディセーブルにすると、対応する VFC がイネーブルまたはディセーブルになります。
イーサネット アップリンクをイネーブルまたはディセーブルにすると、対応する物理ポートがイネーブルまたはディセーブルになります。
イーサネット アップリンクをディセーブルにすると、ユニファイド アップリンクを構成している物理ポートがディセーブルになります。 したがって、FCoE アップリンクもダウンします(FCoE アップリンクがイネーブルになっている場合でも同様です)。 しかし、FCoE アップリンクをディセーブルにした場合は、VFC だけがダウンします。 イーサネット アップリンクがイネーブルであれば、FCoE アップリンクは引き続きユニファイド アップリンク ポートで正常に動作することができます。
ユニファイド アップリンク ポートを設定するには、ユニファイド ポートとして既存の FCoE アップリンク ポートを変換します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink | イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b} | 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # create interface 15 | ユニファイド ポートとして FCoE アップリンク ポートを変換します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、既存の FCoE ポートでユニファイド アップリンク ポートを作成します。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric b UCS-A /eth-uplink/fabric # create interface 1 5 UCS-A /eth-uplink/fabric/interface* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/interface #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-storage | ファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-storage # scope fabric {a | b} | 指定したファブリックのファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-storage/fabric # create interface {fc | fcoe} slot-num port-num | 指定されたファイバ チャネル ストレージ ポートのインターフェイスを作成します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-storage/fabric # commit-buffer | トランザクションをコミットします。 |
次の例は、ファブリック A スロット 2 のファイバ チャネル ストレージ ポート 10 のインターフェイスを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fc-storage UCS-A /fc-storage # scope fabric a UCS-A /fc-storage/fabric* # create interface fc 2 10 UCS-A /fc-storage/fabric # commit-buffer
VSAN を割り当てます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-storage | ファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-storage # scope fabric {a | b} | 指定したファブリックのファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-storage/fabric # delete interface {fc | fcoe} slot-num port-num | 指定したファイバ チャネル ストレージ ポートまたは FCoE ストレージ ポートのインターフェイスを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-storage/fabric # commit-buffer | トランザクションをコミットします。 |
次に、ファブリック A のスロット 2 のファイバ チャネル ストレージ ポート 10 を設定解除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-storage UCS-A /fc-storage # scope fabric a UCS-A /fc-storage/fabric* # delete interface fc 2 10 UCS-A /fc-storage/fabric # commit-buffer
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b} | 指定したファブリックでファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # create interface slot-num port-num | 指定したファイバ チャネル アップリンク ポートのインターフェイスを作成します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric # commit-buffer | トランザクションをコミットします。 |
次に、ファブリック A のスロット 2 でファイバ チャネル アップリンク ポート 10 のインターフェイスを作成し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric* # create interface 2 10 UCS-A /fc-uplink/fabric # commit-buffer
ゾーン分割によって、ホストとストレージ デバイス間のアクセス コントロールを設定することができます。 ゾーンを設定した、またはゾーンの設定を更新したとき、この情報はファブリック内の他のすべてのスイッチに伝播されます。
Cisco UCS では、ゾーン分割設定がアップストリーム スイッチから継承されます。 Cisco UCS Manager では、ゾーン分割の設定やゾーン分割設定の表示はできません。 ゾーン分割について唯一 Cisco UCS Manager で設定可能なオプションは、VSAN(どのゾーンにも割り当てられていないノード)のデフォルト ゾーンがメンバ間のアクセスを許可または拒否するかどうかです。
デフォルト ゾーン分割が [enabled] の場合、デフォルト ゾーンのメンバ間のすべてのトラフィックが許可されます。
デフォルト ゾーン分割が [disabled] の場合、デフォルト ゾーンのメンバ間のすべてのトラフィックが拒否されます。
デフォルト ゾーン分割は VSAN 単位で適用されます。 ファブリック レベルでデフォルト ゾーン分割をイネーブルにすることはできません。
(注) |
デフォルト ゾーン分割された設定は、アップストリーム MDS または Nexus 5000 スイッチによる直接接続ファイバ チャネル トポロジを常時使用する必要がある実動環境には推奨されません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-storage | ファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-storage # scope vsan vsan-name vsan-id fcoe-id | ファイバ チャネル ストレージ VSAN モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-storage/vsan # set default-zoning enabled | デフォルト ゾーン分割をイネーブルにします。 デフォルト ゾーン分割が [enabled] の場合、デフォルト ゾーンのメンバ間のすべてのトラフィックが許可されます。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-storage/vsan # commit-buffer | トランザクションをコミットします。 |
次に、VSAN ID が 2112 で、FCoE VSAN ID が 4021 の accounting という VSAN のデフォルト ゾーン分割をイネーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-storage UCS-A /fc-storage # scope vsan accounting 2112 4021 UCS-A /fc-storage/vsan # set default-zoning enabled UCS-A /fc-storage/vsan* # commit-buffer UCS-A /fc-storage/vsan #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-storage | ファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-storage # scope vsan vsan-name vsan-id fcoe-id | ファイバ チャネル ストレージ VSAN モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-storage/vsan # set default-zoning disabled | デフォルト ゾーン分割をディセーブルにします。 デフォルト ゾーン分割が [disabled] の場合、デフォルト ゾーンのメンバ間のすべてのトラフィックが拒否されます。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-storage/vsan # commit-buffer | トランザクションをコミットします。 |
次に、VSAN ID が 2112 で、FCoE VSAN ID が 4021 の accounting という VSAN のデフォルト ゾーン分割をディセーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-storage UCS-A /fc-storage # scope vsan accounting 2112 4021 UCS-A /fc-storage # set default-zoning disabled UCS-A /fc-storage* # commit-buffer UCS-A /fc-storage #
アップリンク イーサネット ポート チャネルを使用すると、複数の物理アップリンク イーサネット ポートをグループ化して(リンク集約)、1 つの論理イーサネット リンクを作成し、耐障害性と高速接続を実現できます。 Cisco UCS Manager で、先にポート チャネルを作成してから、そのポート チャネルにアップリンク イーサネット ポートを追加します。 1 つのポート チャネルには、最大で 8 個のアップリンク イーサネット ポートを追加できます。
(注) |
Cisco UCS では、ポート集約プロトコル(PAgP)ではなく、Link Aggregation Control Protocol(LACP)を使用して、アップリンク イーサネット ポートがポート チャネルにグループ化されます。 アップストリーム スイッチのポートが LACP に設定されていない場合、ファブリック インターコネクトはアップリンク イーサネット ポート チャネルの全ポートを個別のポートとして扱い、パケットを転送します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink | イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b } | 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # create port-channel port-num | 指定されたイーサネット アップリンク ポートのポート チャネルを作成し、イーサネット アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # {enable | disable} | (任意) ポート チャネルの管理状態をイネーブルまたはディセーブルにします。 ポート チャネルは、デフォルトではディセーブルです。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # set name port-chan-name | (任意) ポート チャネルの名前を指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # set flow-control-policy policy-name | (任意) 指定されたフロー制御ポリシーをポート チャネルに割り当てます。 |
ステップ 7 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ファブリック A のポート 13 にポート チャネルを作成し、portchan13a に名前を設定し、管理状態をイネーブルにし、ポート チャネルに flow-con-pol432 という名前のフロー制御ポリシーを割り当て、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # create port-channel 13 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # enable UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # set name portchan13a UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # set flow-control-policy flow-con-pol432 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink | イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b } | 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # delete port-channel port-num | 指定したイーサネット アップリンク ポートのポート チャネルを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ファブリック A のポート 13 のポート チャネルを設定解除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # delete port-channel 13 UCS-A /eth-uplink/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink | イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b } | 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel port-num | 指定されたポート チャネルのイーサネット アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # create member-port slot-num port-num | ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを作成し、イーサネット アップリンク ファブリック ポート チャネルのメンバ ポート モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、スロット 1、ポート 7 のメンバ ポートをファブリック A のポート 13 のポート チャネルに追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # create member-port 1 7 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink | イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b } | 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel port-num | 指定されたポート チャネルのイーサネット アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # delete member-port slot-num port-num | ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを削除します。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ファブリック A のポート 13 のポート チャネルからメンバ ポートを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # delete member-port 1 7 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel #
アプライアンス ポート チャネルを使用すると、複数の物理的なアプライアンス ポートをグループ化して 1 つの論理的なイーサネット ストレージ リンクを作成し、耐障害性と高速接続を実現できます。 Cisco UCS Manager において、先にポート チャネルを作成してから、そのポート チャネルにアプライアンス ポートを追加します。 1 つのポート チャネルには、最大で 8 個のアプライアンス ポートを追加できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-storage | イーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b } | 指定したファブリックのイーサネット ストレージ ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-storage/fabric # create port-channel port-num | 指定されたイーサネット ストレージ ポートのポート チャネルを作成し、イーサネット ストレージ ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # {enable | disable} | (任意) ポート チャネルの管理状態をイネーブルまたはディセーブルにします。 ポート チャネルは、デフォルトではディセーブルです。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # set name port-chan-name | (任意) ポート チャネルの名前を指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # set pingroupname pin-group name | (任意) 指定されたファブリックとポート、またはファブリックとポート チャネルへのアプライアンス ピン ターゲットを指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # set portmode {access | trunk} | (任意) ポート モードがアクセスとトランクのどちらであるかを指定します。 デフォルトで、モードはトランクに設定されます。 |
ステップ 8 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # set prio sys-class-name | (任意) アプライアンス ポートに QoS クラスを指定します。 デフォルトでは、プライオリティは best-effort に設定されます。 sys-class-name 引数には、次のいずれかのクラス キーワードを指定できます。
|
ステップ 9 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # set speed {1gbps | 2gbps | 4gbps | 8gbps | auto} | (任意) ポート チャネルの速度を指定します。 |
ステップ 10 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ファブリック A のポート 13 にポート チャネルを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # create port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # enable UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set name portchan13a UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set pingroupname pingroup1 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set portmode access UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set prio fc UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set speed 2gbps UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-storage | イーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b } | 指定したファブリックのイーサネット ストレージ ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-storage/fabric # delete port-channel port-num | 指定したイーサネット ストレージ ポートからポート チャネルを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-storage/fabric # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ファブリック A のポート 13 のポート チャネルを設定解除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # delete port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-storage | イーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b } | 指定したファブリックのイーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel port-chan-name | イーサネット ストレージ ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # {enable | disable } | ポート チャネルの管理状態をイネーブルまたはディセーブルにします。 ポート チャネルは、デフォルトではディセーブルです。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ファブリック A のポート チャネル 13 をイネーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # enable UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-storage | イーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b } | 指定したファブリックのイーサネット ストレージ ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel port-num | 指定されたポート チャネルのイーサネット ストレージ ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # create member-port slot-num port-num | ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを作成し、イーサネット ストレージ ファブリック ポート チャネルのメンバ ポート モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、スロット 1、ポート 7 のメンバ ポートをファブリック A のポート 13 のポート チャネルに追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # create member-port 1 7 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-storage | イーサネット ストレージ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b } | 指定したファブリックのイーサネット ストレージ ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel port-num | 指定されたポート チャネルのイーサネット ストレージ ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # delete member-port slot-num port-num | ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを削除します。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ファブリック A のポート 13 のポート チャネルからメンバ ポートを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # delete member-port 1 7 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel #
ファイバ チャネル ポート チャネルを使用すると、複数の物理ファイバ チャネル ポートをグループ化して(リンク集約)、1 つの論理ファイバ チャネル リンクを作成し、耐障害性と高速接続性を実現できます。 Cisco UCS Manager で、先にポート チャネルを作成してから、そのポート チャネルにファイバ チャネル ポートを追加します。
各 Cisco UCS ドメインに最大 4 つのファイバ チャネル ポート チャネルを作成できます。 各ファイバ チャネル ポート チャネルには、最大 16 のアップリンク ファイバ チャネル ポートを含めることができます。
(注) |
2 つのファイバ チャネル ポート チャネルに接続する場合、両方のポート チャネルの管理速度が、使用するリンクに一致している必要があります。 いずれかまたは両方のファイバ チャネル ポート チャネルの管理速度が auto に設定されている場合、Cisco UCS が管理速度を自動的に調整します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b } | 指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # create port-channel port-num | 指定されたファイバ チャネル アップリンク ポートのポート チャネルを作成し、ファイバ チャネル アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # {enable | disable} | (任意) ポート チャネルの管理状態をイネーブルまたはディセーブルにします。 ポート チャネルは、デフォルトではディセーブルです。 |
ステップ 5 | UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # set name port-chan-name | (任意) ポート チャネルの名前を指定します。 |
ステップ 6 | UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # set speed {1gbps | 2gbps | 4gbps | 8gbps | auto} | (任意) ポート チャネルの速度を指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ファブリック A にポート チャネル 13 を作成し、名前を portchan13a に設定し、管理状態をイネーブルにし、速度を 2 Gbps の設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # create port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # enable UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # set name portchan13a UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # set speed 2gbps UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b } | 指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # delete port-channel port-num | 指定したファイバ チャネル アップリンク ポートのポート チャネルを削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ファブリック A のポート チャネル 13 を設定解除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # delete port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b } | 指定したファブリックでファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel port-chan-name | ファイバ チャネル アップリンク ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # {enable | disable } | ポート チャネルの管理状態をイネーブルまたはディセーブルにします。 ポート チャネルは、デフォルトではディセーブルです。 |
次に、ファブリック A のポート チャネル 13 をイネーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # enable UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b } | 指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel port-num | 指定されたポート チャネルのファイバ チャネル アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # create member-port slot-num port-num | ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを作成し、ファイバ チャネル アップリンク ファブリック ポート チャネル メンバ ポート モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、スロット 1、ポート 7 のメンバ ポートをファブリック A のポート チャネル 13 に追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric # create member-port 1 7 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b} | 指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel port-num | 指定されたポート チャネルのファイバ チャネル アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # delete member-port slot-num port-num | ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを削除します。 |
ステップ 5 | UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ファブリック A ポート チャネル 13 からメンバ ポートを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric # delete member-port 1 7 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel #
FCoE ポート チャネルでは、複数の物理 FCoE ポートをグループ化し、1 つの論理的な FCoE ポート チャネルを作成することができます。 物理レベルでは、FCoE ポート チャネルは FCoE トラフィックをイーサネット ポート チャネル経由で転送します。 したがって、一連のメンバから構成される FCoE ポート チャネルは基本的に同じメンバから構成されるイーサネット ポート チャネルです。 このイーサネット ポート チャネルは、FCoE トラフィック用の物理的トランスポートとして使用されます。
各 FCoE ポート チャネルに対し、Cisco UCS Manager は VFC を内部的に作成し、イーサネット ポート チャネルにバインドします。 ホストから受信した FCoE トラフィックは、FCoE トラフィックが FC アップリンクに送信されるのと同じ方法で VFC に送信されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | FC アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric{a | b} | 特定のファブリックに対して FC - アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # create fcoe-port-channel number | 指定した FCoE アップリンク ポートのポート チャネルを作成します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric/fabricinterface # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ファブリック A のスロット 8 で FCoE アップリンク ポート 1 のインターフェイスを作成し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # create fcoe-port-channel 4 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel #
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink | ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b } | 指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # scope fcoe-port-channel ID | 指定したポート チャネルの FCoE アップリンク ポート チャネル モードを開始します。 |
||
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel # create member-port slot-num port-num | ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを作成し、FCoE アップリンク ファブリック ポート チャネルのメンバ ポート モードを開始します。
|
||
ステップ 5 | UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、スロット 1、ポート 7 のメンバ ポートをファブリック A の FCoE ポート チャネル 13 に追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope fcoe-port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric # create member-port 1 7 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel #
同じ ID でイーサネット ポート チャネルと FCoE ポート チャネルを作成した場合、それらはユニファイド ポート チャネルと呼ばれます。 ユニファイド ポート チャネルが作成されると、指定されたメンバを持つファブリック インターコネクトで物理イーサネット ポート チャネルと VFC が作成されます。 物理イーサネット ポート チャネルは、イーサネット トラフィックと FCoE トラフィックの両方を伝送するために使用されます。 VFC は、FCoE トラフィックをイーサネット ポート チャネルにバインドします。
次のルールは、ユニファイド アップリンク ポート チャネルのメンバ ポート セットに適用されます。
ユニファイド ポート チャネルとして設定されている、同じ ID のイーサネット ポート チャネルと FCoE ポート チャネルは、同じメンバ ポートのセットを持つ必要があります。
イーサネット ポート チャネルにメンバ ポート チャネルを追加すると、Cisco UCS Manager は、FCoE ポート チャネルにも同じポート チャネルを追加します。 同様に、FCoE ポート チャネルにメンバを追加すると、イーサネット ポート チャネルにそのメンバ ポートが追加されます。
ポート チャネルの 1 つからメンバ ポートを削除すると、Cisco UCS Manager は他のポート チャネルから自動的にそのメンバー ポートを削除します。
イーサネット アップリンク ポート チャネルをディセーブルにすると、ユニファイド アップリンク ポート チャネルを構成している物理ポート チャネルがディセーブルになります。 したがって、FCoE アップリンク ポート チャネルもダウンします(FCoE アップリンクがイネーブルになっている場合でも同様です)。 しかし、FCoE アップリンク ポート チャネルをディセーブルにした場合は、VFC だけがダウンします。 イーサネット アップリンク ポート チャネルがイネーブルであれば、FCoE アップリンク ポート チャネルは引き続きユニファイド アップリンク ポート チャネルで正常に動作することができます。
ユニファイド アップリンク ポート チャネルを設定するには、ユニファイド ポート チャネルとして既存の FCoE アップリンク ポート チャネルを変換します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink | イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b} | 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # create port-channel ID | 指定したイーサネット アップリンク ポートのポート チャネルを作成します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、既存の FCoE ポート チャネルでユニファイド アップリンク ポート チャネルを作成します。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric b UCS-A /eth-uplink/fabric # create port-channel 2 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric #
アダプタ ポート チャネルは、Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)から I/O モジュールへのすべての物理リンクを 1 つの論理リンクにグループ化します。
アダプタ ポート チャネルは、正しいハードウェアの存在を検出したときに Cisco UCS Manager によって内部的に作成また管理されます。 アダプタ ポート チャネルの手動設定はできません。 アダプタ ポート チャネルは、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI を使用して参照できます
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-server | イーサネット サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-server # scope fabric {a | b} | 指定したファブリックのイーサネット サーバ ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-server/fabric # show host-port-channel [detail | expand] | 指定したファブリック インターコネクトのファブリック ポート チャネルを表示します。 |
次に、イーサネット サーバ モードでファブリック内のホスト ポート チャネルに関する情報を表示する例を示します。
UCS-A # scope eth-server UCS-A /eth-server # scope fabric a UCS-A /eth-server/fabric # show host-port-channel Host Port channel: Port Channel ID Chassis ID Admin State Oper State State Reason --------------- ---------- ----------- ---------- ------------- 1125 2 Enabled Up UCS-A /eth-server/fabric #
ファブリック ポート チャネルは、冗長性と帯域幅共有のため、IOM からファブリック インターコネクトへの複数の物理リンクを 1 個の論理リンクにグループ化できます。 ファブリック ポート チャネル内の 1 個のリンクがアクティブである限り、ファブリック ポート チャネルは動作し続けます。
正しいハードウェアが接続されている場合、ファブリック ポート チャネルは Cisco UCS Manager で次のように作成されます。
IOM のそれぞれに単一のファブリック ポート チャネルがあります。 ファブリック インターコネクトに IOM を接続する各アップリンクは、個別リンクとして設定することもポート チャネルに含めることもできますが、1 つのアップリンクが複数のファブリック ポート チャネルに属することはできません。 たとえば、2 つの IOM を持つシャーシが検出され、ファブリック ポート チャネルを作成するようにシャーシ ディスカバリ ポリシーが設定されている場合、Cisco UCS Manager は 2 つの独立したファブリック ポート チャネルを作成します。IOM-1 を接続するアップリンク用と、IOM-2 を接続するアップリンク用です。 別のシャーシはこれらのファブリック ポート チャネルに加入できません。 同様に、IOM-1 のファブリック ポート チャネルに属するアップリンクは、IOM-2 のファブリック ポート チャネルに加入できません。
Cisco UCS 2200 シリーズ FEX と Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト間のリンクをファブリック ポート チャネル モードで設定する際、アダプタ上の使用可能な VIF ネームスペースはその FEX のアップリンクがファブリック インターコネクト ポートに接続されている場所によって異なります。
6248 ファブリック インターコネクト内には、8 個の連続ポートが 6 セットあり、ポートのセットのそれぞれがシングル チップによって管理されます。 アップリンクが接続されて、FEX からのすべてのアップリンクが 1 つのチップによって管理される一連のポートに接続されると、Cisco UCS Manager はシャーシ内のブレードで展開されているサービス プロファイルで使用する VIF の数を最大化します。 IOM からのアップリンク接続が別々のチップで管理されるポート間に分散された場合、VIF カウントは減少します。
注意 |
ファブリック ポート チャネルのポート グループに 2 番目のリンクを追加すると、混乱が生じ、VIF 名前空間の使用可能な容量が、63 から 118 まで自動的に増加します。 ただし、さらにリンクを追加しても混乱は生じないため、VIF 名前空間は 118 のままになります。 |
注意 |
2 つのファブリック ポート チャネル ポート グループにシャーシをリンクすると中断が発生し、VIF ネームスペースは、手動で確認されないかぎり影響を受けません。 その結果、VIF ネームスペースは 2 つのグループのうち、より小さいサイズのファブリック ポート チャネル ポート グループを使用するように自動的に設定されます(63 または 118 の VIF)。 |
ハイ アベイラビリティのクラスタ モード アプリケーションの場合、対称なケーブル設定を強く推奨します。 ケーブル接続が非対称の場合、使用可能な VIF の最大数は 2 つのケーブル設定より小さくなります。
Cisco UCS 環境の VIF の最大数については、ご使用のハードウェアおよびソフトウェア設定用の設定制限についてのマニュアルを参照してください。
ステップ 1 | シャーシ ディスカバリの実行中に IOM からファブリック インターコネクトへのすべてのリンクをファブリック ポート チャネルに含めるには、シャーシ ディスカバリ ポリシーのリンク グループ化プリファレンスをポート チャネルに設定します。 |
ステップ 2 | シャーシ ディスカバリの実行中に個々のシャーシからのリンクをファブリック ポート チャネルに含めるには、シャーシ接続ポリシーのリンク グループ化プリファレンスをポート チャネルに設定します。 |
ステップ 3 | シャーシ検出後、追加ファブリック ポート チャネル メンバ ポートをイネーブルまたはディセーブルにします。 |
シャーシ ディスカバリ ポリシーまたはシャーシ接続ポリシーの変更後、ファブリック ポート チャネルに対しリンクを追加または削除するには、シャーシを再認識します。 ファブリック ポート チャネルからシャーシのメンバー ポートをイネーブルまたはディセーブルにする場合、シャーシの再認識は必要はありません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-server | イーサネット サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-server # scope fabric {a | b} | 指定したファブリックのイーサネット サーバ ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-server/fabric # show fabric-port-channel [detail | expand] | 指定したファブリック インターコネクトのファブリック ポート チャネルを表示します。 |
次に、ファブリック インターコネクト A の設定済みファブリック ポート チャネルに関する情報を表示する例を示します。
UCS-A# scope eth-server UCS-A /eth-server # scope fabric a UCS-A /eth-server/fabric # show fabric-port-channel Fabric Port Channel: Port Channel Id Chassis Id Admin State Oper State State Reason --------------- ---------- ----------- ---------------- ------------ 1025 1 Enabled Failed No operational members 1026 2 Enabled Up UCS-A /eth-server/fabric #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-server | イーサネット サーバ モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-server # scope fabric {a | b} | 指定したファブリックのイーサネット サーバ ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-server/fabric # scope fabric-port-channel port-chan-id | 指定したファブリックでイーサネット サーバ ファブリック、ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel # scope member-port slot-id port-id | 指定したメンバ ポートでイーサネット サーバ ファブリック、ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel # {enable | disable} | 指定したメンバー ポートをイネーブルまたはディセーブルにします。 |
ステップ 6 | UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、ファブリック ポート チャネル 1025 のファブリック チャネル メンバ ポート 1 31 をディセーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-server UCS-A /eth-server # scope fabric a UCS-A /eth-server/fabric # scope fabric-port-channel 1025 UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel # scope member-port 1 31 UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel/member-port # disable UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel/member-port* # commit-buffer UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel/member-port #
目次
- ポートおよびポート チャネルの設定
- 6100 シリーズ ファブリック インターコネクト上のサーバ ポートとアップリンク ポート
- Cisco UCS 6200 シリーズ Fabric Interconnect のユニファイド ポート
- ポート モード
- ポート タイプ
- ユニファイド ポートのビーコン LED
- ユニファイド ポートの設定に関するガイドライン
- ユニファイド アップリンク ポートおよびユニファイド ストレージ ポートに関する注意およびガイドライン
- ポート モードの変更のデータ トラフィックへの影響
- ポート モードの設定
- ユニファイド ポートのビーコン LED の設定
- サーバ ポート
- サーバ ポートの設定
- サーバ ポートの設定解除
- アップリンク イーサネット ポート
- アップリンク イーサネット ポートの設定
- アップリンク イーサネット ポートの設定解除
- アプライアンス ポート
- アプライアンス ポートの設定
- アプライアンス ポートまたはアプライアンス ポート チャネルへの宛先 MAC アドレスの割り当て
- アプライアンス ポートの設定解除
- FCoE アップリンク ポート
- FCoE アップリンク ポートの設定
- FCoE アップリンク ポートの設定解除
- FCoE アップリンク ポートの表示
- ユニファイド ストレージ ポート
- ユニファイド ストレージ ポートの設定
- ユニファイド アップリンク ポート
- ユニファイド アップリンク ポートの設定
- FCoE およびファイバ チャネル ストレージ ポート
- ファイバ チャネル ストレージまたは FCoE ポートの設定
- ファイバ チャネル ストレージまたは FCoE ポートの設定解除
- アップリンク ファイバ チャネル ポートへのファイバ チャネル ストレージ ポートの復元
- デフォルト ゾーン分割
- デフォルト ゾーン分割のイネーブル化
- デフォルト ゾーン分割のディセーブル化
- アップリンク イーサネット ポート チャネル
- アップリンク イーサネット ポート チャネルの設定
- アップリンク イーサネット ポート チャネルの設定解除
- アップリンク イーサネット ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
- アップリンク イーサネット ポート チャネルからのメンバ ポートの削除
- アプライアンス ポート チャネル
- アプライアンス ポート チャネルの設定
- アプライアンス ポート チャネルの設定解除
- アプライアンス ポート チャネルのイネーブル化またはディセーブル化
- アプライアンス ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
- アプライアンス ポート チャネルからのメンバ ポートの削除
- ファイバ チャネル ポート チャネル
- ファイバ チャネル ポート チャネルの設定
- ファイバ チャネル ポート チャネルの設定解除
- ファイバ チャネル ポート チャネルのイネーブル化またはディセーブル化
- ファイバ チャネル ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
- ファイバ チャネル ポート チャネルからのメンバ ポートの削除
- FCoE ポート チャネル
- FCoE ポート チャネルの設定
- FCoE アップリンク ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
- ユニファイド アップリンク ポート チャネル
- ユニファイド アップリンク ポート チャネルの設定
- アダプタ ポート チャネル
- アダプタ ポート チャネルの表示
- ファブリック ポート チャネル
- ファブリック ポート チャネルのケーブル接続の考慮事項
- ファブリック ポート チャネルの設定
- ファブリック ポート チャネルの表示
- ファブリック ポート チャネル メンバ ポートのイネーブル化またはディセーブル化
この章は、次の項で構成されています。
- 6100 シリーズ ファブリック インターコネクト上のサーバ ポートとアップリンク ポート
- Cisco UCS 6200 シリーズ Fabric Interconnect のユニファイド ポート
- サーバ ポート
- アップリンク イーサネット ポート
- アプライアンス ポート
- FCoE アップリンク ポート
- ユニファイド ストレージ ポート
- ユニファイド アップリンク ポート
- FCoE およびファイバ チャネル ストレージ ポート
- アップリンク イーサネット ポート チャネル
- アプライアンス ポート チャネル
- ファイバ チャネル ポート チャネル
- FCoE ポート チャネル
- ユニファイド アップリンク ポート チャネル
- アダプタ ポート チャネル
- ファブリック ポート チャネル
6100 シリーズ ファブリック インターコネクト上のサーバ ポートとアップリンク ポート
各 Cisco UCS 6100 シリーズ Fabric Interconnect には、サーバ ポートまたはアップリンク イーサネット ポートとして設定できるポートの集合が固定ポート モジュール内に存在します。 これらのポートは予約されていません。 設定するまで、Cisco UCS ドメインではそれらのポートを使用できません。 拡張モジュールを追加して、ファブリック インターコネクト上のアップリンク ポートの数を増やしたり、ファブリック インターコネクトにアップリンク ファイバ チャネル ポートを追加したりできます。
(注)
ファブリック インターコネクトのポートを設定すると、管理状態が自動的にイネーブルに設定されます。 ポートが他のデバイスに接続されている場合は、これによってトラフィックが中断されることがあります。 ポートは設定後にディセーブルにできます。
LAN ピン グループと SAN ピン グループを作成して、サーバからのトラフィックをアップリンク ポートにピン接続する必要があります。
(注)
Cisco UCS 6100 シリーズ Fabric Interconnect のポートは統合されません。 ユニファイド ポートの詳細については、「ユニファイド ポート」を参照してください。
各ファブリック インターコネクトには、次のポート タイプを含めることができます。
- サーバ ポート
サーバ ポートは、ファブリック インターコネクトとサーバ上のアダプタ カードとの間のデータ トラフィックを処理します。
設定できるのは固定ポート モジュールのサーバ ポートだけです。 拡張モジュールにはサーバ ポートは含まれません。
- アップリンク イーサネット ポート
アップリンク イーサネット ポートは、ファブリック インターコネクトと次のレイヤのネットワークとの間のイーサネット トラフィックを処理します。 すべてのネットワーク行きのイーサネット トラフィックは、これらのポートのいずれかにピン接続されます。
固定モジュールまたは拡張モジュールのアップリンク イーサネット ポートを設定できます。
- アップリンク ファイバ チャネル ポート
アップリンク ファイバ チャネル ポートは、ファブリック インターコネクトとストレージ エリア ネットワークの次のレイヤとの間の FCoE トラフィックを処理します。 すべてのネットワーク行きの FCoE トラフィックは、これらのポートのいずれかにピン接続されます。
デフォルトでは、ファイバ チャネル ポートがアップリンクです。 ただし、ファイバ チャネル ストレージ ポートとして動作するよう設定できます。 これは、Cisco UCS に直接接続ストレージ(DAS)デバイスとの接続が必要な場合に役立ちます。
設定できるのは拡張モジュールのアップリンク ファイバ チャネル ポートだけです。 固定モジュールには、アップリンク ファイバ チャネル ポートは含まれません。
Cisco UCS 6200 シリーズ Fabric Interconnect のユニファイド ポート
ユニファイド ポートは Cisco UCS 6200 シリーズ Fabric Interconnect 上のポートであり、イーサネットまたはファイバ チャネル トラフィックを伝送するように設定できます。 これらのポートは予約されていません。 設定するまで、Cisco UCS ドメインではそれらのポートを使用できません。
(注)
ファブリック インターコネクトのポートを設定すると、管理状態が自動的にイネーブルに設定されます。 ポートが他のデバイスに接続されている場合は、これによってトラフィックが中断されることがあります。 ポートは設定後にディセーブルにできます。
設定可能なビーコン LED は、選択したポート モードに設定されているユニファイド ポートを示します。
- ポート モード
- ポート タイプ
- ユニファイド ポートのビーコン LED
- ユニファイド ポートの設定に関するガイドライン
- ユニファイド アップリンク ポートおよびユニファイド ストレージ ポートに関する注意およびガイドライン
- ポート モードの変更のデータ トラフィックへの影響
- ポート モードの設定
- ユニファイド ポートのビーコン LED の設定
ポート モード
ポート モードは、ファブリック インターコネクト上の統合ポートが、イーサネットまたはファイバ チャネル トラフィックを転送するかどうかを決定します。 ポート モードは、ファブリック インターコネクトによって自動的に検出されません。これは Cisco UCS Manager で設定されます。
ポート モードを変更すると、既存のポート設定が削除され、新しい論理ポートに置き換えられます。 VLAN や VSAN など、そのポートの設定に関連付けられているオブジェクトはすべて削除されます。 ユニファイド ポートのポート モードを変更できる回数に制限はありません。
ポート タイプ
ポート タイプは、統合ポート接続経由で転送されるトラフィックのタイプを定義します。
リストされている全ポート タイプは、固定および拡張モジュールの両方で設定できます。これには、6100 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できないものの、6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できるサーバ ポートを含みます。
イーサネット ポート モードに変更された統合ポートは、デフォルトでアップリンク イーサネット ポート タイプに設定されます。 ファイバ チャネル ポート モードに変更された統合ポートは、ファイバ チャネル アップリンク ポート タイプに設定されます。 ファイバ チャネル ポートの設定を解除することはできません。
ポート タイプ変更時のリブートは不要です。
ポート モードがイーサネットに設定されたときには、次のポート タイプを設定できます。
サーバ ポート
イーサネット アップリンク ポート
イーサネット ポート チャネル メンバ
FCoE ポート
アプライアンス ポート
アプライアンス ポート チャネル メンバ
SPAN 宛先ポート
SPAN 送信元ポート
(注)
SPAN 送信元ポートは、ポート タイプのいずれかを設定してから、そのポートを SPAN 送信元として設定します。
ポート モードがファイバ チャネルに設定されたときには、次のポート タイプを設定できます。
ユニファイド ポートのビーコン LED
6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの各ポートには、対応するビーコン LED があります。 ビーコン LED プロパティが設定されている場合、ビーコン LED は点滅し、指定のポート モードでどのポートが設定されたかを表示します。
ビーコン LED プロパティは、どのポートが 1 つのポートモードにグループ化されたかを示すように設定できます。イーサネットまたはファイバ チャネルのいずれかです。 デフォルトでは、ビーコン LED プロパティは Off に設定されます。
(注)
拡張モジュールのユニファイド ポートの場合、ビーコン LED プロパティは拡張モジュール リブートの間デフォルト値の Off にリセットされます。
ユニファイド ポートの設定に関するガイドライン
ユニファイド ポートを設定する際は、次のガイドラインおよび制約事項を考慮してください。
ハードウェアおよびソフトウェアの要件
ユニファイド ポートは、Cisco UCS Manager バージョン 2.0 を搭載した 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトでサポートされます。
ユニファイド ポートは 6100 シリーズ ファブリック インターコネクトではサポートされません。それらが Cisco UCS Manager バージョン 2.0 を実行している場合でも同様です。
ポート モードの設定
Cisco UCS Manager GUI インターフェイスは、スライダを使用して固定または拡張モジュールのユニファイド ポートのポート モードを設定するので、ユニファイド ポートへのポート モードの割り当て方法を制限する次の制約事項が自動的に適用されます。 Cisco UCS Manager CLI インターフェイスを使用する場合は、トランザクションをシステム設定にコミットするときに次の制約事項が適用されます。 ポート モードの設定が次の制約事項のいずれかに違反している場合、Cisco UCS Manager CLI によってエラーが表示されます。
イーサネット ポートがブロックにグループ化されていること。 各モジュール(固定または拡張)において、イーサネット ポート ブロックは、1 番目のポートから始まり、偶数番号のポートで終わる必要があります。
ファイバ チャネル ポートがブロックにグループ化されていること。 各モジュール(固定または拡張)において、ファイバ チャネル ポート ブロックは、最後のイーサネット ポートの後ろにブロックの 1 番目のポートが続き、その後ろにモジュール内の残りのポートが含まれている必要があります。 ファイバ チャネル ポートだけを含む設定では、ファイバ チャネル ブロックは、固定または拡張モジュールの 1 番目のポートから開始する必要があります。
イーサネット ポートとファイバ チャネル ポートの交替は、単一モジュール上ではサポートされない。
有効な設定例:固定モジュールのユニファイド ポート 1 ~ 16 がイーサネット ポート モードに設定され、ポート 17 ~ 32 がファイバ チャネル ポート モードに設定されている。 拡張モジュールでは、ポート 1 ~ 4 をイーサネット ポート モードに設定し、ポート 5 ~ 16 をファイバ チャネル モードに設定できます。 このポート割り当ては各個別モジュールの規則に準拠しているため、ポート タイプ(イーサネット ポートとファイバ チャネル ポート)の交替に関する規則に違反していません。
無効な設定例:ポート 16 から始まるファイバ チャネル ポートのブロックが含まれている。 ポートの各ブロックは奇数ポートから開始する必要があるため、ポート 17 からブロックを開始しなければなりません。
(注)
各ファブリック インターコネクトで設定可能なアップリンク イーサネット ポートおよびアップリンク イーサネット ポート チャネル メンバの総数は、最大 31 に制限されています。 この制限には、拡張モジュールで設定されるアップリンク イーサネット ポートおよびアップリンク イーサネット ポート チャネル メンバも含まれます。
UCS Manager CLI ユーザ向けの特別な考慮事項
Cisco UCS Manager CLI では、システム設定にバッファをコミットするまでポート モードの変更が検証されないため、2 つの以上の新しいインターフェイスを作成する前にバッファのコミットを試みると、たちまちグループ化の制約に違反してしまいます。 エラーを回避するために、ポート モードを別のポート モードに変更し、すべてのユニファイド ポートに対して新しいインターフェイスを作成してから、システム設定に変更をコミットをすることを推奨します。
複数のインターフェイスを設定する前にバッファをコミットするとエラーが発生しますが、最初からやり直す必要はありません。 設定が前述の要件を満たすまでユニファイド ポートの設定を続行できます。
ユニファイド アップリンク ポートおよびユニファイド ストレージ ポートに関する注意およびガイドライン
以下は、ユニファイド アップリンク ポートとユニファイド ストレージ ポートを使用する際に従うべき注意事項とガイドラインです。
ユニファイド アップリンク ポートでは、SPAN 送信元として 1 つのコンポーネントを有効にすると、他のコンポーネントが自動的に SPAN 送信元になります。
(注)
イーサネット アップリンク ポートで SPAN 送信元を作成または削除すると、Cisco UCS Manager は FCoE アップリンク ポートで自動的に SPAN 送信元を作成または削除します。 FCoE アップリンク ポートで SPAN 送信元を作成する場合も同じことが起こります。
FCoE およびユニファイド アップリンク ポートでデフォルトでないネイティブ VLAN を設定する必要があります。 この VLAN は、トラフィックには使用されません。 Cisco UCS Manager はこの目的のために、既存の fcoe-storage-native-vlan を再利用します。 この fcoe-storage-native-vlan は、FCoE およびユニファイド アップリンクでネイティブ VLAN として使用されます。
ユニファイド アップリンク ポートでは、イーサネット アップリンク ポートにデフォルトでない VLAN を設定しないと、fcoe-storage-native-vlan がユニファイド アップリンク ポートのネイティブ VLAN として割り当てられます。 イーサネット ポートにネイティブ VLAN として指定されているデフォルトでないネイティブ VLAN がある場合、ユニファイド アップリンク ポートのネイティブ VLAN としてこれが割り当てられます。
イーサネット ポート チャネル下でメンバ ポートを作成または削除すると、Cisco UCS Manager は FCoE ポート チャネル下で自動的にメンバ ポートを作成または削除します。 FCoE ポート チャネルでメンバ ポートを作成または削除する場合も同じことが起こります。
サーバ ポート、イーサネット アップリンク、FCoE アップリンクまたは FCoE ストレージなどのスタンドアロン ポートとしてイーサネット ポートを設定し、それをイーサネットまたは FCOE ポート チャネルのメンバ ポートにすると、Cisco UCS Manager は自動的にこのポートをイーサネットと FCoE ポート チャネル両方のメンバにします。
サーバ アップリンク、イーサネット アップリンク、FCoE アップリンクまたは FCoE ストレージのメンバからメンバ ポートのメンバーシップを削除すると、Cisco UCS Manager はイーサネット ポート チャネルと FCoE ポート チャネルから対応するメンバ ポートを削除し、新しいスタンドアロン ポートを作成します。
Cisco UCS Manager をリリース 2.1 から以前のリリースにダウングレードする場合は、ダウングレードが完了するとすべてのユニファイド アップリンク ポートおよびポート チャネルが、イーサネット ポートおよびイーサネット ポート チャネルに変換されます。 同様に、すべてのユニファイド ストレージ ポートが、アプライアンス ポートに変換されます。
ユニファイド アップリンク ポートとユニファイド ストレージ ポートの場合、2 つのインターフェイスを作成するときは、1 つだけライセンスがチェックされます。 どちらかのインターフェイスが有効な限り、ライセンスはチェックされたままになります。 両方のインターフェイスがユニファイド アップリンク ポートまたはユニファイド ストレージ ポートでディセーブルの場合にのみライセンスが解放されます。
Cisco UCS 6100 シリーズ ファブリック インターコネクト スイッチは、同一のダウンストリーム NPV スイッチ側の 1VF または 1VF-PO のみをサポートできます。
ポート モードの変更のデータ トラフィックへの影響
ポート モードの変更は、Cisco UCS ドメインのデータ トラフィックへの割り込みを引き起こす場合があります。 割り込みの長さや影響を受けるトラフィックは、Cisco UCS ドメインの設定およびポート モード変更を行ったモジュールに依存します。
ヒント
システム変更中のトラフィックの中断を最小限にするには、固定と拡張モジュールにファイバ チャネル アップリンク ポートチャネルを形成します。
ポート モード変更の拡張モジュールへの影響
拡張モジュールのポート モードの変更後、モジュールを再起動します。 拡張モジュールのポートを通過するすべてのトラフィックは、モジュールのリブート中に約 1 分間中断します。
ポート モード変更のクラスタ設定の固定モジュールへの影響
クラスタ設定には 2 個のファブリック インターコネクトがあります。 固定モジュールへのポート変更を行った後、ファブリック インターコネクトはリブートします。 データ トラフィックの影響は、1 つのファブリック インターコネクトに障害が発生したときにもう一方にフェールオーバーするようサーバ vNIC を設定したかどうかに左右されます。
1 つのファブリック インターコネクトの拡張モジュール上のポート モードを変更し、第 2 のファブリック インターコネクトのポート モードを変更する前のリブートを待つ場合、次のことが発生します。
サーバ vNIC のフェールオーバーでは、トラフィックは他のファブリック インターコネクトにフェールオーバーし、中断は発生しません。
サーバ vNIC のフェールオーバーがない場合、ポート モードを変更したファブリック インターコネクトを通過するすべてのデータ トラフィックは、ファブリック インターコネクトがリブートする約 8 分間中断されます。
両方のファブリック インターコネクトの固定モジュールのポート モードを同時に変更すると、ファブリック インターコネクトによるすべてのデータ トラフィックが、ファブリック インターコネクトがリブートする約 8 分間中断されます。
ポート モードの設定
手順
注意
いずれかのモジュールのポート モードを変更すると、データ トラフィックが中断されることがあります。これは、固定モジュールを変更するとファブリック インターコネクトのリブートが必要となり、拡張モジュールを変更するとそのモジュールのリブートが必要となるためです。
Cisco UCS ドメインに、ハイ アベイラビリティ用に設定されたクラスタ構成が存在し、フェールオーバー用に設定されたサービス プロファイルを持つサーバが存在する場合、固定モジュールのポート モードを変更しても、トラフィックは他のファブリック インターコネクトにフェールオーバーし、データ トラフィックは中断されません。
Cisco UCS Manager CLI で、ユニファイド ポートをサポートする新しいコマンドはありません。 代わりに、必要なポート タイプ用のモードにスコープしてから新しいインターフェイスを作成することで、ポート モードを変更します。 設定済みのスロット ID およびポート ID に新しいインターフェイスを作成する場合、UCS Manager は、すでに設定されているインターフェイスを削除し、新しく作成します。 以前はイーサネット ポート モードで動作していたポートをファイバ チャネル ポート モードに設定するためにポート モードの変更が必要な場合、UCS Manager は変更を確認します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope port-type-mode
次のいずれかのポート タイプの指定されたポート タイプ モードを開始します。
- eth-server
サーバ ポート設定用。
- eth-storage
イーサネット ストレージ ポートおよびイーサネット ストレージ ポート チャネルの設定用。
- eth-traffic-mon
イーサネット SPAN ポート設定用。
- eth-uplink
イーサネット アップリンク ポート設定用。
- fc-storage
ファイバ チャネル ストレージ ポート設定用。
- fc-traffic-mon
ファイバ チャネル SPAN ポート設定用。
- fc-uplink
ファイバ チャネル アップリンク ポートおよびファイバ チャネル アップリンク ポート チャネルの設定用。
ステップ 2 UCS-A /port-type-mode # scope fabric {a | b} 指定したファブリックの指定されたポート タイプ モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /port-type-mode/fabric # create interface slot-id port-id 指定されたポート タイプのインターフェイスを作成します。
ポート タイプをイーサネット ポート モードからファイバ チャネル ポート モードに、またはその逆に変更すると、次の警告が表示されます。
Warning: This operation will change the port mode (from Ethernet to FC or vice-versa). コミットすると、この変更はモジュールの再起動を要求します。
ステップ 4 イーサネットまたはファイバ チャネル ポート ブロックに属する他のポートの新しいインターフェイスを作成します。 イーサネットおよびファイバ チャネル ポートを固定または拡張モジュールに配置する方法を規定する、いくつかの制約事項があります。 他の制約事項の範囲内で、2 つのグループのポートを変更する必要があります。 「ユニファイド ポートの設定に関するガイドラインおよび推奨事項」セクションに概説されている制約事項のいずれかに違反すると、エラーが発生します。
ステップ 5 UCS-A /port-type-mode/fabric/interface # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ポート モードを設定したモジュールに応じて、Cisco UCS ドメインのデータ トラフィックは次のように中断されます。
固定モジュール:ファブリック インターコネクトがリブートします。 そのファブリック インターコネクトを経由するすべてのデータ トラフィックが中断されます。 ハイ アベイラビリティが提供され、フェールオーバー用に設定された vNIC があるサーバが含まれるクラスタ構成では、トラフィックは他のファブリック インターコネクトにフェールオーバーし、中断は発生しません。 両側のポート モードを一度に変更すると、両方のファブリック インターコネクトが同時にリブートし、両方のファブリック インターコネクトが起動するまでトラフィックが完全に失われます。
固定モジュールがリブートするまで約 8 分かかります。
拡張モジュール:モジュールがリブートします。 そのモジュールのポートを経由するすべてのデータ トラフィックが中断されます。
拡張モジュールがリブートするまでに約 1 分かかります。
次の例では、スロット 1 のポート 9 と 10 をイーサネット ポート モードのイーサネット アップリンク ポートからファイバ チャネル ポート モードのアップリンク ファイバ チャネル ポートに変更します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # create interface 1 9 Warning: This operation will change the port mode (from Ethernet to FC or vice-versa). When committed, this change will require the fixed module to restart. UCS-A /fc-uplink/fabric/interface* # up UCS-A /fc-uplink/fabric* #create interface 1 10 Warning: This operation will change the port mode (from Ethernet to FC or vice-versa). When committed, this change will require the fixed module to restart. UCS-A /fc-uplink/fabric/interface* #commit-bufferユニファイド ポートのビーコン LED の設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b}
指定したファブリックのファブリック インターコネクト モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fabric # scope card slot-id
指定された固定または拡張モジュールのカード モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fabric/card # scope beacon-led
ビーコン LED モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /fabric/card/beacon-led # set admin-state {eth | fc | off}
点灯ビーコン LED ライトが表すポート モードを指定します。
- eth
イーサネット モードで設定されたユニファイド ポートすべてが点滅します。
- fc
ファイバ チャネル モードで設定されたユニファイド ポートすべてが点滅します。
- off
モジュール上のすべてのポートのビーコン LED ライトが消えます。
ステップ 5 UCS-A /fabric/card/beacon-led # commit-buffer
トランザクションをシステムの設定にコミットします。
サーバ ポートの設定
手順リストされている全ポート タイプは、固定および拡張モジュールの両方で設定できます。これには、6100 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できないものの、6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できるサーバ ポートを含みます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-server イーサネット サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-server # scope fabric {a | b} 指定したファブリックのイーサネット サーバ ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-server/fabric # create interface slot-num port-num 指定されたイーサネット サーバ ポートのインターフェイスを作成します。
ステップ 4 UCS-A /eth-server/fabric # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
サーバ ポートの設定解除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-server イーサネット サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-server # scope fabric {a | b} 指定したファブリックのイーサネット サーバ ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-server/fabric # delete interface slot-num port-num 指定したイーサネット サーバ ポートのインターフェイスを削除します。
ステップ 4 UCS-A /eth-server/fabric # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
アップリンク イーサネット ポートの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-uplink イーサネット アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b} 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-uplink/fabric # create interface slot-num port-num 指定されたイーサネット アップリンク ポートのインターフェイスを作成します。
ステップ 4 UCS-A /eth-uplink/fabric # set speed {10gbps | 1gbps} (任意) 指定されたイーサネット アップリンク ポートの速度を設定します。
(注) 6100 シリーズ ファブリック インターコネクトの場合、管理速度は 20 ポート ファブリック インターコネクトのうち最初の 8 ポートだけ、40 ポート ファブリック インターコネクトのうち最初の 16 ポートだけに設定できます。
ステップ 5 UCS-A /eth-uplink/fabric # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ファブリック B のスロット 2 のイーサネット アップリンク ポート 3 にインターフェイスを作成し、10 Gbps の速度を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric b UCS-A /eth-uplink/fabric # create interface 2 3 UCS-A /eth-uplink/fabric # set speed 10gbps UCS-A /eth-uplink/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric #アップリンク イーサネット ポートの設定解除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-uplink イーサネット アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b} 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-uplink/fabric # delete interface slot-num port-num 指定したイーサネット アップリンク ポートのインターフェイスを削除します。
ステップ 4 UCS-A /eth-uplink/fabric # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
アプライアンス ポート
アプライアンスのポートは、直接接続された NFS ストレージをファブリック インターコネクトに接続するためだけに使用されます。
(注)
新しいアプライアンス VLAN を作成すると、IEEE VLAN ID は LAN クラウドに追加されません。 したがって、新しい VLAN に設定されたアプライアンスのポートは、ピン接続障害が原因でデフォルトでダウンしたままになります。 これらのアプライアンスのポートを起動するには、同じ IEEE VLAN ID を使用して LAN クラウドで VLAN を設定する必要があります。
アプライアンス ポートの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-storage イーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-storage # scope fabric{a | b} 指定したファブリックのイーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-storage/fabric # create interface slot-num port-num 指定されたアプライアンス ポートのインターフェイスを作成します。
ステップ 4 UCS-A /eth-storage/fabric/interface # set portmode {access | trunk} (任意) ポート モードがアクセスとトランクのどちらであるかを指定します。 デフォルトで、モードはトランクに設定されます。
(注) アプリケーション ポートでアップリンク ポートをトラバースする必要がある場合、LAN クラウドでこのポートによって使用される各 VLAN も定義する必要があります。 たとえば、ストレージが他のサーバでも使用される場合や、プライマリ ファブリック インターコネクトのストレージ コントローラに障害が発生したときにトラフィックがセカンダリ ファブリック インターコネクトに確実にフェールオーバーされるようにする必要がある場合は、トラフィックでアップリンク ポートをトラバースする必要があります。
ステップ 5 UCS-A /eth-storage/fabric/interface # set pingroupname pin-group name (任意) 指定されたファブリックとポート、またはファブリックとポート チャネルへのアプライアンス ピン ターゲットを指定します。
ステップ 6 UCS-A /eth-storage/fabric/interface # set prio sys-class-name (任意) アプライアンス ポートに QoS クラスを指定します。 デフォルトでは、プライオリティは best-effort に設定されます。
sys-class-name 引数には、次のいずれかのクラス キーワードを指定できます。
[Fc]:vHBA トラフィックだけを制御する QoS ポリシーにこのプライオリティを使用します。
[Platinum]:vNIC トラフィックだけを制御する QoS ポリシーにこのプライオリティを使用します。
[Gold]:vNIC トラフィックだけを制御する QoS ポリシーにこのプライオリティを使用します。
[Silver]:vNIC トラフィックだけを制御する QoS ポリシーにこのプライオリティを使用します。
[Bronze]:vNIC トラフィックだけを制御する QoS ポリシーにこのプライオリティを使用します。
[Best Effort]:このプライオリティを使用しないでください。 ベーシック イーサネット トラフィック レーンのために予約されています。 この優先順位を QoS ポリシーに割り当て、別のシステム クラスを CoS 0 に設定する場合、Cisco UCS Manager はこのシステム クラスのデフォルトには戻りません。 そのトラフィックの CoS 0 でプライオリティがデフォルトに戻ります。
ステップ 7 UCS-A /eth-storage/fabric/interface # set adminspeed {10Gbps | 1 Gbps} (任意) インターフェイスの管理速度を指定します。 デフォルトでは、管理速度は 10Gbps に設定されます。
ステップ 8 UCS-A /eth-storage/fabric/interface # commit buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の作業次の例は、ファブリック B のスロット 3 のアプライアンス ポート 2 にインターフェイスを作成し、ポート モードを access に設定し、アプライアンス ポートを pingroup1 と呼ばれるピン グループにピン接続し、QoS クラスを fc に設定し、管理速度を 10 Gbps に設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric b UCS-A /eth-storage/fabric # create interface 3 2 UCS-A /eth-storage/fabric* # set portmode access UCS-A /eth-storage/fabric* # set pingroupname pingroup1 UCS-A /eth-storage/fabric* # set prio fc UCS-A /eth-storage/fabric* # set adminspeed 10Gbps UCS-A /eth-storage/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric #
アプライアンス ポートのターゲット MAC アドレスまたは VLAN を割り当てます。
アプライアンス ポートまたはアプライアンス ポート チャネルへの宛先 MAC アドレスの割り当て
手順次の手順は、アプライアンス ポートに宛先 MAC アドレスを割り当てます。 アプライアンス ポート チャネルに宛先 MAC アドレスを割り当てるには、インターフェイスではなくポート チャネルにスコープを設定します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-storage イーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-storage # scope fabric{a | b} 指定したファブリックのイーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-storage/fabric # scope interface slot-id port-id 指定したインターフェイスのイーサネット インターフェイス モードを開始します。
(注) アプライアンス ポート チャネルに宛先 MAC アドレスを割り当てるには、scope port-channel コマンドを scope interface の代わりに使用します。
ステップ 4 UCS-A /eth-storage/fabric/interface # create eth-target eth-target name 指定された MAC アドレス ターゲットの名前を指定します。
ステップ 5 UCS-A /eth-storage/fabric/interface/eth-target # set mac-address mac-address MAC アドレスを nn:nn:nn:nn:nn:nn 形式で指定します。
次の例は、ファブリック B スロット 2 のポート 3 のアプライアンス デバイスに宛先 MAC アドレスを割り当て、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage* # scope fabric b UCS-A /eth-storage/fabric* # scope interface 2 3 UCS-A /eth-storage/fabric/interface* # create eth-target macname UCS-A /eth-storage/fabric/interface* # set mac-address 01:23:45:67:89:ab UCS-A /eth-storage/fabric/interface* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric #次の例は、ファブリック B のポート チャネル 13 のアプライアンス デバイスに宛先 MAC アドレスを割り当て、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage* # scope fabric b UCS-A /eth-storage/fabric* # scope port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # create eth-target macname UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set mac-address 01:23:45:67:89:ab UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric #アプライアンス ポートの設定解除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A # scope eth-storage イーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b} 指定したファブリックのイーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-storage/fabric # delete eth-interface slot-num port-num 指定したアプライアンス ポートのインターフェイスを削除します。
ステップ 4 UCS-A /eth-storage/fabric # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
FCoE アップリンク ポート
FCoE アップリンク ポートは、FCoE トラフィックの伝送に使用される、ファブリック インターコネクトとアップストリーム イーサネット スイッチ間の物理イーサネット インターフェイスです。 このサポートにより、同じ物理イーサネット ポートで、イーサネット トラフィックとファイバ チャネル トラフィックの両方を伝送できます。
FCoE アップリンク ポートはファイバ チャネル トラフィック用の FCoE プロトコルを使用してアップストリーム イーサネット スイッチに接続します。 これにより、ファイバ チャネルとイーサネット トラフィックの両方が同じ物理イーサネット リンクに流れることができます。
(注)
FCoE アップリンクとユニファイド アップリンクは、ユニファイド ファブリックをディストリビューション レイヤ スイッチまで拡張することによりマルチホップ FCoE 機能を有効にします。
次のいずれかと同じイーサネット ポートを設定できます。
FCoE アップリンク ポートの設定
手順リストされている全ポート タイプは、固定および拡張モジュールの両方で設定できます。これには、6100 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できないものの、6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの拡張モジュールでは設定できるサーバ ポートを含みます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink FC アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric{a | b} 特定のファブリックに対して FC - アップリンク モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # create fcoeinterface slot-numberport-number 指定した FCoE アップリンク ポートのインターフェイスを作成します。
ステップ 4 UCS-A /fc-uplink/fabric/fabricinterface # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の作業次に、ファブリック A のスロット 8 で FCoE アップリンク ポート 1 のインターフェイスを作成し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # create fcoeinterface 1 8 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface #
この FCoE アップリンクのポート VSAN を設定します。
FCoE アップリンク ポートの設定解除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink FC アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric{a | b} 特定のファブリックに対して FC - アップリンク モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # delete fcoeinterface slot-numberport-number 指定したインターフェイスを削除します。
ステップ 4 UCS-A /fc-uplink/fabric/fabricinterface # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
FCoE アップリンク ポートの表示
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink FC アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric{a | b} 特定のファブリックに対して FC - アップリンク モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # show fcoeinterface 使用可能なインターフェイスを一覧表示します。
次に、ファブリック A で使用可能な FCoE アップリンク インターフェイスを表示する例を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # show fcoeinterface FCoE Interface: Slot Id Port Id Admin State Operational State Operational State Reason Li c State Grace Prd ---------- ---------- ----------- ----------------- ------------------------- -- ------------------ --------- 1 26 Enabled Indeterminate Li cense Ok 0 Fcoe Member Port: Port-channel Slot Port Oper State State Reason ------------ ----- ----- --------------- ------------ 1 1 10 Sfp Not Present Unknown 1 1 3 Sfp Not Present Unknown 1 1 4 Sfp Not Present Unknown 1 1 6 Sfp Not Present Unknown 1 1 8 Sfp Not Present Unknown 2 1 7 Sfp Not Present Unknown UCS-A /fc-uplink/fabric #ユニファイド ストレージ ポート
ユニファイド ストレージは、イーサネット ストレージ インターフェイスおよび FCoE ストレージ インターフェイスと同じ物理ポートを構成しています。 アプライアンス ポートまたは FCoE ストレージ ポートを固定モジュールまたは拡張モジュールのユニファイド ストレージ ポートとして設定できます。 ユニファイド ストレージ ポートを設定するには、ファブリック インターコネクトをファイバ チャネル スイッチング モードにする必要があります。
ユニファイド ストレージ ポートでは、個々の FCoE ストレージまたはアプライアンス インターフェイスをイネーブルまたはディセーブルにできます。
ユニファイド ストレージ ポートでは、アプライアンス ポートに対してデフォルト以外の VLAN が指定されていない場合、fcoe-storage-native-vlan がユニファイド ストレージ ポートのネイティブ VLAN として割り当てられます。 アプライアンス ポートにデフォルト以外のネイティブ VLAN がネイティブ VLAN として指定されている場合、それがユニファイド ストレージ ポートのネイティブ VLAN として割り当てられます。
アプライアンス インターフェイスをイネーブルまたはディセーブルにすると、対応する物理ポートがイネーブルまたはディセーブルになります。 したがって、ユニファイド ストレージでアプライアンス インターフェイスをディセーブルにすると、FCoE ストレージが物理ポートとともにダウン状態となります。これは、FCoE ストレージがイネーブルになっている場合でも同様です。
FCoE ストレージ インターフェイスをイネーブルまたはディセーブルにすると、対応する VFC がイネーブルまたはディセーブルになります。 したがって、ユニファイド ストレージ ポートで FCoE ストレージ インターフェイスをディセーブルにした場合、アプライアンス インターフェイスは正常に動作し続けます。
ユニファイド ストレージ ポートの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-storage イーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-storage # scope fabric{a | b} 指定したファブリックのイーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-storage/fabric # create interface slot-num port-num 指定されたアプライアンス ポートのインターフェイスを作成します。
ステップ 4 UCS-A /eth-storage/fabric/interface* # commit buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ステップ 5 UCS-A /eth-storage/fabric/interface* # scope fc-storage FC ストレージ モードを開始します。
ステップ 6 UCS-A /fc-storage* # scope fabric{a | b} 特定のアプライアンス ポートに対してイーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 7 UCS-A /fc-storage/fabric # create interface fcoe slot-num port-num アプライアンス ポート モードで FCoE ストレージ ポート モードを追加し、ユニファイド ストレージ ポートを作成します。
次の例では、ファブリック A のスロット 3 上のアプライアンス ポート 2 用のインターフェイスを作成し、同じポートに fc ストレージを追加してユニファイド ポートに変換し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # create interface 3 2 UCS-A /eth-storage/fabric* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric* # scope fc-storage UCS-A /fc-storage*# scope fabric a UCS-A /fc-storage/fabric* # create interface fcoe 3 2 UCS-A /fc-storage/fabric* # commit-buffer UCS-A /fc-storage/fabric*ユニファイド アップリンク ポート
同じ物理イーサネット ポート上にイーサネット アップリンクと FCoE アップリンクを設定した場合、それらはユニファイド アップリンク ポートと呼ばれます。 FCoE またはイーサネット インターフェイスは個別にイネーブルまたはディセーブルにできます。
FCoE アップリンクをイネーブルまたはディセーブルにすると、対応する VFC がイネーブルまたはディセーブルになります。
イーサネット アップリンクをイネーブルまたはディセーブルにすると、対応する物理ポートがイネーブルまたはディセーブルになります。
イーサネット アップリンクをディセーブルにすると、ユニファイド アップリンクを構成している物理ポートがディセーブルになります。 したがって、FCoE アップリンクもダウンします(FCoE アップリンクがイネーブルになっている場合でも同様です)。 しかし、FCoE アップリンクをディセーブルにした場合は、VFC だけがダウンします。 イーサネット アップリンクがイネーブルであれば、FCoE アップリンクは引き続きユニファイド アップリンク ポートで正常に動作することができます。
ユニファイド アップリンク ポートの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-uplink イーサネット アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b} 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-uplink/fabric # create interface 15 ユニファイド ポートとして FCoE アップリンク ポートを変換します。
ステップ 4 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ファイバ チャネル ストレージまたは FCoE ポートの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-storage ファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-storage # scope fabric {a | b} 指定したファブリックのファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-storage/fabric # create interface {fc | fcoe} slot-num port-num 指定されたファイバ チャネル ストレージ ポートのインターフェイスを作成します。
ステップ 4 UCS-A /fc-storage/fabric # commit-buffer トランザクションをコミットします。
次の作業次の例は、ファブリック A スロット 2 のファイバ チャネル ストレージ ポート 10 のインターフェイスを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fc-storage UCS-A /fc-storage # scope fabric a UCS-A /fc-storage/fabric* # create interface fc 2 10 UCS-A /fc-storage/fabric # commit-buffer
VSAN を割り当てます。
ファイバ チャネル ストレージまたは FCoE ポートの設定解除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-storage ファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-storage # scope fabric {a | b} 指定したファブリックのファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-storage/fabric # delete interface {fc | fcoe} slot-num port-num 指定したファイバ チャネル ストレージ ポートまたは FCoE ストレージ ポートのインターフェイスを削除します。
ステップ 4 UCS-A /fc-storage/fabric # commit-buffer トランザクションをコミットします。
アップリンク ファイバ チャネル ポートへのファイバ チャネル ストレージ ポートの復元
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b} 指定したファブリックでファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # create interface slot-num port-num 指定したファイバ チャネル アップリンク ポートのインターフェイスを作成します。
ステップ 4 UCS-A /fc-uplink/fabric # commit-buffer トランザクションをコミットします。
デフォルト ゾーン分割
ゾーン分割によって、ホストとストレージ デバイス間のアクセス コントロールを設定することができます。 ゾーンを設定した、またはゾーンの設定を更新したとき、この情報はファブリック内の他のすべてのスイッチに伝播されます。
Cisco UCS では、ゾーン分割設定がアップストリーム スイッチから継承されます。 Cisco UCS Manager では、ゾーン分割の設定やゾーン分割設定の表示はできません。 ゾーン分割について唯一 Cisco UCS Manager で設定可能なオプションは、VSAN(どのゾーンにも割り当てられていないノード)のデフォルト ゾーンがメンバ間のアクセスを許可または拒否するかどうかです。
デフォルト ゾーン分割が [enabled] の場合、デフォルト ゾーンのメンバ間のすべてのトラフィックが許可されます。
デフォルト ゾーン分割が [disabled] の場合、デフォルト ゾーンのメンバ間のすべてのトラフィックが拒否されます。
デフォルト ゾーン分割は VSAN 単位で適用されます。 ファブリック レベルでデフォルト ゾーン分割をイネーブルにすることはできません。
(注)
デフォルト ゾーン分割された設定は、アップストリーム MDS または Nexus 5000 スイッチによる直接接続ファイバ チャネル トポロジを常時使用する必要がある実動環境には推奨されません。
デフォルト ゾーン分割のイネーブル化
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-storage ファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-storage # scope vsan vsan-name vsan-id fcoe-id ファイバ チャネル ストレージ VSAN モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-storage/vsan # set default-zoning enabled デフォルト ゾーン分割をイネーブルにします。
デフォルト ゾーン分割が [enabled] の場合、デフォルト ゾーンのメンバ間のすべてのトラフィックが許可されます。
ステップ 4 UCS-A /fc-storage/vsan # commit-buffer トランザクションをコミットします。
デフォルト ゾーン分割のディセーブル化
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-storage ファイバ チャネル ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-storage # scope vsan vsan-name vsan-id fcoe-id ファイバ チャネル ストレージ VSAN モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-storage/vsan # set default-zoning disabled デフォルト ゾーン分割をディセーブルにします。
デフォルト ゾーン分割が [disabled] の場合、デフォルト ゾーンのメンバ間のすべてのトラフィックが拒否されます。
ステップ 4 UCS-A /fc-storage/vsan # commit-buffer トランザクションをコミットします。
アップリンク イーサネット ポート チャネル
アップリンク イーサネット ポート チャネルを使用すると、複数の物理アップリンク イーサネット ポートをグループ化して(リンク集約)、1 つの論理イーサネット リンクを作成し、耐障害性と高速接続を実現できます。 Cisco UCS Manager で、先にポート チャネルを作成してから、そのポート チャネルにアップリンク イーサネット ポートを追加します。 1 つのポート チャネルには、最大で 8 個のアップリンク イーサネット ポートを追加できます。
(注)
Cisco UCS では、ポート集約プロトコル(PAgP)ではなく、Link Aggregation Control Protocol(LACP)を使用して、アップリンク イーサネット ポートがポート チャネルにグループ化されます。 アップストリーム スイッチのポートが LACP に設定されていない場合、ファブリック インターコネクトはアップリンク イーサネット ポート チャネルの全ポートを個別のポートとして扱い、パケットを転送します。
- アップリンク イーサネット ポート チャネルの設定
- アップリンク イーサネット ポート チャネルの設定解除
- アップリンク イーサネット ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
- アップリンク イーサネット ポート チャネルからのメンバ ポートの削除
アップリンク イーサネット ポート チャネルの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-uplink イーサネット アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b } 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-uplink/fabric # create port-channel port-num 指定されたイーサネット アップリンク ポートのポート チャネルを作成し、イーサネット アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # {enable | disable} (任意) ポート チャネルの管理状態をイネーブルまたはディセーブルにします。 ポート チャネルは、デフォルトではディセーブルです。
ステップ 5 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # set name port-chan-name (任意) ポート チャネルの名前を指定します。
ステップ 6 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # set flow-control-policy policy-name (任意) 指定されたフロー制御ポリシーをポート チャネルに割り当てます。
ステップ 7 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ファブリック A のポート 13 にポート チャネルを作成し、portchan13a に名前を設定し、管理状態をイネーブルにし、ポート チャネルに flow-con-pol432 という名前のフロー制御ポリシーを割り当て、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # create port-channel 13 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # enable UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # set name portchan13a UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # set flow-control-policy flow-con-pol432 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel #アップリンク イーサネット ポート チャネルの設定解除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-uplink イーサネット アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b } 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-uplink/fabric # delete port-channel port-num 指定したイーサネット アップリンク ポートのポート チャネルを削除します。
ステップ 4 UCS-A /eth-uplink/fabric # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
アップリンク イーサネット ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-uplink イーサネット アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b } 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel port-num 指定されたポート チャネルのイーサネット アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # create member-port slot-num port-num ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを作成し、イーサネット アップリンク ファブリック ポート チャネルのメンバ ポート モードを開始します。
ステップ 5 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、スロット 1、ポート 7 のメンバ ポートをファブリック A のポート 13 のポート チャネルに追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # create member-port 1 7 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel #アップリンク イーサネット ポート チャネルからのメンバ ポートの削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-uplink イーサネット アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b } 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel port-num 指定されたポート チャネルのイーサネット アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # delete member-port slot-num port-num ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを削除します。
ステップ 5 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ファブリック A のポート 13 のポート チャネルからメンバ ポートを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # delete member-port 1 7 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel #アプライアンス ポート チャネル
アプライアンス ポート チャネルを使用すると、複数の物理的なアプライアンス ポートをグループ化して 1 つの論理的なイーサネット ストレージ リンクを作成し、耐障害性と高速接続を実現できます。 Cisco UCS Manager において、先にポート チャネルを作成してから、そのポート チャネルにアプライアンス ポートを追加します。 1 つのポート チャネルには、最大で 8 個のアプライアンス ポートを追加できます。
- アプライアンス ポート チャネルの設定
- アプライアンス ポート チャネルの設定解除
- アプライアンス ポート チャネルのイネーブル化またはディセーブル化
- アプライアンス ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
- アプライアンス ポート チャネルからのメンバ ポートの削除
アプライアンス ポート チャネルの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-storage イーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b } 指定したファブリックのイーサネット ストレージ ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-storage/fabric # create port-channel port-num 指定されたイーサネット ストレージ ポートのポート チャネルを作成し、イーサネット ストレージ ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # {enable | disable} (任意) ポート チャネルの管理状態をイネーブルまたはディセーブルにします。 ポート チャネルは、デフォルトではディセーブルです。
ステップ 5 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # set name port-chan-name (任意) ポート チャネルの名前を指定します。
ステップ 6 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # set pingroupname pin-group name (任意) 指定されたファブリックとポート、またはファブリックとポート チャネルへのアプライアンス ピン ターゲットを指定します。
ステップ 7 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # set portmode {access | trunk} (任意) ポート モードがアクセスとトランクのどちらであるかを指定します。 デフォルトで、モードはトランクに設定されます。
ステップ 8 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # set prio sys-class-name (任意) アプライアンス ポートに QoS クラスを指定します。 デフォルトでは、プライオリティは best-effort に設定されます。
sys-class-name 引数には、次のいずれかのクラス キーワードを指定できます。
[Fc]:vHBA トラフィックだけを制御する QoS ポリシーにこのプライオリティを使用します。
[Platinum]:vNIC トラフィックだけを制御する QoS ポリシーにこのプライオリティを使用します。
[Gold]:vNIC トラフィックだけを制御する QoS ポリシーにこのプライオリティを使用します。
[Silver]:vNIC トラフィックだけを制御する QoS ポリシーにこのプライオリティを使用します。
[Bronze]:vNIC トラフィックだけを制御する QoS ポリシーにこのプライオリティを使用します。
[Best Effort]:このプライオリティを使用しないでください。 ベーシック イーサネット トラフィック レーンのために予約されています。 この優先順位を QoS ポリシーに割り当て、別のシステム クラスを CoS 0 に設定する場合、Cisco UCS Manager はこのシステム クラスのデフォルトには戻りません。 そのトラフィックの CoS 0 でプライオリティがデフォルトに戻ります。
ステップ 9 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # set speed {1gbps | 2gbps | 4gbps | 8gbps | auto} (任意) ポート チャネルの速度を指定します。
ステップ 10 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ファブリック A のポート 13 にポート チャネルを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # create port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # enable UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set name portchan13a UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set pingroupname pingroup1 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set portmode access UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set prio fc UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # set speed 2gbps UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel #アプライアンス ポート チャネルの設定解除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-storage イーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b } 指定したファブリックのイーサネット ストレージ ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-storage/fabric # delete port-channel port-num 指定したイーサネット ストレージ ポートからポート チャネルを削除します。
ステップ 4 UCS-A /eth-storage/fabric # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
アプライアンス ポート チャネルのイネーブル化またはディセーブル化
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-storage イーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b } 指定したファブリックのイーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel port-chan-name イーサネット ストレージ ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # {enable | disable } ポート チャネルの管理状態をイネーブルまたはディセーブルにします。 ポート チャネルは、デフォルトではディセーブルです。
ステップ 5 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、ファブリック A のポート チャネル 13 をイネーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # enable UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel #アプライアンス ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-storage イーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b } 指定したファブリックのイーサネット ストレージ ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel port-num 指定されたポート チャネルのイーサネット ストレージ ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # create member-port slot-num port-num ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを作成し、イーサネット ストレージ ファブリック ポート チャネルのメンバ ポート モードを開始します。
ステップ 5 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、スロット 1、ポート 7 のメンバ ポートをファブリック A のポート 13 のポート チャネルに追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # create member-port 1 7 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel #アプライアンス ポート チャネルからのメンバ ポートの削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-storage イーサネット ストレージ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-storage # scope fabric {a | b } 指定したファブリックのイーサネット ストレージ ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel port-num 指定されたポート チャネルのイーサネット ストレージ ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # delete member-port slot-num port-num ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを削除します。
ステップ 5 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ファブリック A のポート 13 のポート チャネルからメンバ ポートを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-storage UCS-A /eth-storage # scope fabric a UCS-A /eth-storage/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel # delete member-port 1 7 UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /eth-storage/fabric/port-channel #ファイバ チャネル ポート チャネル
ファイバ チャネル ポート チャネルを使用すると、複数の物理ファイバ チャネル ポートをグループ化して(リンク集約)、1 つの論理ファイバ チャネル リンクを作成し、耐障害性と高速接続性を実現できます。 Cisco UCS Manager で、先にポート チャネルを作成してから、そのポート チャネルにファイバ チャネル ポートを追加します。
各 Cisco UCS ドメインに最大 4 つのファイバ チャネル ポート チャネルを作成できます。 各ファイバ チャネル ポート チャネルには、最大 16 のアップリンク ファイバ チャネル ポートを含めることができます。
- ファイバ チャネル ポート チャネルの設定
- ファイバ チャネル ポート チャネルの設定解除
- ファイバ チャネル ポート チャネルのイネーブル化またはディセーブル化
- ファイバ チャネル ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
- ファイバ チャネル ポート チャネルからのメンバ ポートの削除
ファイバ チャネル ポート チャネルの設定
手順
(注)
2 つのファイバ チャネル ポート チャネルに接続する場合、両方のポート チャネルの管理速度が、使用するリンクに一致している必要があります。 いずれかまたは両方のファイバ チャネル ポート チャネルの管理速度が auto に設定されている場合、Cisco UCS が管理速度を自動的に調整します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b } 指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # create port-channel port-num 指定されたファイバ チャネル アップリンク ポートのポート チャネルを作成し、ファイバ チャネル アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # {enable | disable} (任意) ポート チャネルの管理状態をイネーブルまたはディセーブルにします。 ポート チャネルは、デフォルトではディセーブルです。
ステップ 5 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # set name port-chan-name (任意) ポート チャネルの名前を指定します。
ステップ 6 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # set speed {1gbps | 2gbps | 4gbps | 8gbps | auto} (任意) ポート チャネルの速度を指定します。
ステップ 7 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ファブリック A にポート チャネル 13 を作成し、名前を portchan13a に設定し、管理状態をイネーブルにし、速度を 2 Gbps の設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # create port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # enable UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # set name portchan13a UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # set speed 2gbps UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel #ファイバ チャネル ポート チャネルの設定解除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b } 指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # delete port-channel port-num 指定したファイバ チャネル アップリンク ポートのポート チャネルを削除します。
ステップ 4 UCS-A /fc-uplink/fabric # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
ファイバ チャネル ポート チャネルのイネーブル化またはディセーブル化
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b } 指定したファブリックでファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel port-chan-name ファイバ チャネル アップリンク ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # {enable | disable } ポート チャネルの管理状態をイネーブルまたはディセーブルにします。 ポート チャネルは、デフォルトではディセーブルです。
次に、ファブリック A のポート チャネル 13 をイネーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # enable UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel #ファイバ チャネル ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b } 指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel port-num 指定されたポート チャネルのファイバ チャネル アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # create member-port slot-num port-num ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを作成し、ファイバ チャネル アップリンク ファブリック ポート チャネル メンバ ポート モードを開始します。
ステップ 5 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、スロット 1、ポート 7 のメンバ ポートをファブリック A のポート チャネル 13 に追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric # create member-port 1 7 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel #ファイバ チャネル ポート チャネルからのメンバ ポートの削除
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b} 指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel port-num 指定されたポート チャネルのファイバ チャネル アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # delete member-port slot-num port-num ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを削除します。
ステップ 5 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例は、ファブリック A ポート チャネル 13 からメンバ ポートを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric # delete member-port 1 7 UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/port-channel #FCoE ポート チャネル
FCoE ポート チャネルでは、複数の物理 FCoE ポートをグループ化し、1 つの論理的な FCoE ポート チャネルを作成することができます。 物理レベルでは、FCoE ポート チャネルは FCoE トラフィックをイーサネット ポート チャネル経由で転送します。 したがって、一連のメンバから構成される FCoE ポート チャネルは基本的に同じメンバから構成されるイーサネット ポート チャネルです。 このイーサネット ポート チャネルは、FCoE トラフィック用の物理的トランスポートとして使用されます。
各 FCoE ポート チャネルに対し、Cisco UCS Manager は VFC を内部的に作成し、イーサネット ポート チャネルにバインドします。 ホストから受信した FCoE トラフィックは、FCoE トラフィックが FC アップリンクに送信されるのと同じ方法で VFC に送信されます。
FCoE ポート チャネルの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink FC アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric{a | b} 特定のファブリックに対して FC - アップリンク モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # create fcoe-port-channel number 指定した FCoE アップリンク ポートのポート チャネルを作成します。
ステップ 4 UCS-A /fc-uplink/fabric/fabricinterface # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
FCoE アップリンク ポート チャネルへのメンバ ポートの追加
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope fc-uplink ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b } 指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /fc-uplink/fabric # scope fcoe-port-channel ID 指定したポート チャネルの FCoE アップリンク ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel # create member-port slot-num port-num ポート チャネルから指定されたメンバ ポートを作成し、FCoE アップリンク ファブリック ポート チャネルのメンバ ポート モードを開始します。
(注) FCoE アップリンク ポート チャネルが、ユニファイド アップリンク ポート チャネルである場合、次のメッセージが表示されます。
警告: これがユニファイド ポート チャネルの場合、メンバは同じ ID のイーサネット ポート チャネルにも追加されます。
ステップ 5 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の例では、スロット 1、ポート 7 のメンバ ポートをファブリック A の FCoE ポート チャネル 13 に追加し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope fcoe-port-channel 13 UCS-A /fc-uplink/fabric # create member-port 1 7 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel #ユニファイド アップリンク ポート チャネル
同じ ID でイーサネット ポート チャネルと FCoE ポート チャネルを作成した場合、それらはユニファイド ポート チャネルと呼ばれます。 ユニファイド ポート チャネルが作成されると、指定されたメンバを持つファブリック インターコネクトで物理イーサネット ポート チャネルと VFC が作成されます。 物理イーサネット ポート チャネルは、イーサネット トラフィックと FCoE トラフィックの両方を伝送するために使用されます。 VFC は、FCoE トラフィックをイーサネット ポート チャネルにバインドします。
次のルールは、ユニファイド アップリンク ポート チャネルのメンバ ポート セットに適用されます。
ユニファイド ポート チャネルとして設定されている、同じ ID のイーサネット ポート チャネルと FCoE ポート チャネルは、同じメンバ ポートのセットを持つ必要があります。
イーサネット ポート チャネルにメンバ ポート チャネルを追加すると、Cisco UCS Manager は、FCoE ポート チャネルにも同じポート チャネルを追加します。 同様に、FCoE ポート チャネルにメンバを追加すると、イーサネット ポート チャネルにそのメンバ ポートが追加されます。
ポート チャネルの 1 つからメンバ ポートを削除すると、Cisco UCS Manager は他のポート チャネルから自動的にそのメンバー ポートを削除します。
イーサネット アップリンク ポート チャネルをディセーブルにすると、ユニファイド アップリンク ポート チャネルを構成している物理ポート チャネルがディセーブルになります。 したがって、FCoE アップリンク ポート チャネルもダウンします(FCoE アップリンクがイネーブルになっている場合でも同様です)。 しかし、FCoE アップリンク ポート チャネルをディセーブルにした場合は、VFC だけがダウンします。 イーサネット アップリンク ポート チャネルがイネーブルであれば、FCoE アップリンク ポート チャネルは引き続きユニファイド アップリンク ポート チャネルで正常に動作することができます。
ユニファイド アップリンク ポート チャネルの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-uplink イーサネット アップリンク モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b} 指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-uplink/fabric # create port-channel ID 指定したイーサネット アップリンク ポートのポート チャネルを作成します。
ステップ 4 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
アダプタ ポート チャネル
アダプタ ポート チャネルは、Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)から I/O モジュールへのすべての物理リンクを 1 つの論理リンクにグループ化します。
アダプタ ポート チャネルは、正しいハードウェアの存在を検出したときに Cisco UCS Manager によって内部的に作成また管理されます。 アダプタ ポート チャネルの手動設定はできません。 アダプタ ポート チャネルは、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI を使用して参照できます
アダプタ ポート チャネルの表示
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-server イーサネット サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-server # scope fabric {a | b} 指定したファブリックのイーサネット サーバ ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-server/fabric # show host-port-channel [detail | expand] 指定したファブリック インターコネクトのファブリック ポート チャネルを表示します。
次に、イーサネット サーバ モードでファブリック内のホスト ポート チャネルに関する情報を表示する例を示します。
UCS-A # scope eth-server UCS-A /eth-server # scope fabric a UCS-A /eth-server/fabric # show host-port-channel Host Port channel: Port Channel ID Chassis ID Admin State Oper State State Reason --------------- ---------- ----------- ---------- ------------- 1125 2 Enabled Up UCS-A /eth-server/fabric #ファブリック ポート チャネル
ファブリック ポート チャネルは、冗長性と帯域幅共有のため、IOM からファブリック インターコネクトへの複数の物理リンクを 1 個の論理リンクにグループ化できます。 ファブリック ポート チャネル内の 1 個のリンクがアクティブである限り、ファブリック ポート チャネルは動作し続けます。
正しいハードウェアが接続されている場合、ファブリック ポート チャネルは Cisco UCS Manager で次のように作成されます。
IOM のそれぞれに単一のファブリック ポート チャネルがあります。 ファブリック インターコネクトに IOM を接続する各アップリンクは、個別リンクとして設定することもポート チャネルに含めることもできますが、1 つのアップリンクが複数のファブリック ポート チャネルに属することはできません。 たとえば、2 つの IOM を持つシャーシが検出され、ファブリック ポート チャネルを作成するようにシャーシ ディスカバリ ポリシーが設定されている場合、Cisco UCS Manager は 2 つの独立したファブリック ポート チャネルを作成します。IOM-1 を接続するアップリンク用と、IOM-2 を接続するアップリンク用です。 別のシャーシはこれらのファブリック ポート チャネルに加入できません。 同様に、IOM-1 のファブリック ポート チャネルに属するアップリンクは、IOM-2 のファブリック ポート チャネルに加入できません。
- ファブリック ポート チャネルのケーブル接続の考慮事項
- ファブリック ポート チャネルの設定
- ファブリック ポート チャネルの表示
- ファブリック ポート チャネル メンバ ポートのイネーブル化またはディセーブル化
ファブリック ポート チャネルのケーブル接続の考慮事項
Cisco UCS 2200 シリーズ FEX と Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト間のリンクをファブリック ポート チャネル モードで設定する際、アダプタ上の使用可能な VIF ネームスペースはその FEX のアップリンクがファブリック インターコネクト ポートに接続されている場所によって異なります。
6248 ファブリック インターコネクト内には、8 個の連続ポートが 6 セットあり、ポートのセットのそれぞれがシングル チップによって管理されます。 アップリンクが接続されて、FEX からのすべてのアップリンクが 1 つのチップによって管理される一連のポートに接続されると、Cisco UCS Manager はシャーシ内のブレードで展開されているサービス プロファイルで使用する VIF の数を最大化します。 IOM からのアップリンク接続が別々のチップで管理されるポート間に分散された場合、VIF カウントは減少します。
注意
ファブリック ポート チャネルのポート グループに 2 番目のリンクを追加すると、混乱が生じ、VIF 名前空間の使用可能な容量が、63 から 118 まで自動的に増加します。 ただし、さらにリンクを追加しても混乱は生じないため、VIF 名前空間は 118 のままになります。
注意
2 つのファブリック ポート チャネル ポート グループにシャーシをリンクすると中断が発生し、VIF ネームスペースは、手動で確認されないかぎり影響を受けません。 その結果、VIF ネームスペースは 2 つのグループのうち、より小さいサイズのファブリック ポート チャネル ポート グループを使用するように自動的に設定されます(63 または 118 の VIF)。
ハイ アベイラビリティのクラスタ モード アプリケーションの場合、対称なケーブル設定を強く推奨します。 ケーブル接続が非対称の場合、使用可能な VIF の最大数は 2 つのケーブル設定より小さくなります。
Cisco UCS 環境の VIF の最大数については、ご使用のハードウェアおよびソフトウェア設定用の設定制限についてのマニュアルを参照してください。
ファブリック ポート チャネルの設定
手順
ステップ 1 シャーシ ディスカバリの実行中に IOM からファブリック インターコネクトへのすべてのリンクをファブリック ポート チャネルに含めるには、シャーシ ディスカバリ ポリシーのリンク グループ化プリファレンスをポート チャネルに設定します。 ステップ 2 シャーシ ディスカバリの実行中に個々のシャーシからのリンクをファブリック ポート チャネルに含めるには、シャーシ接続ポリシーのリンク グループ化プリファレンスをポート チャネルに設定します。 ステップ 3 シャーシ検出後、追加ファブリック ポート チャネル メンバ ポートをイネーブルまたはディセーブルにします。
次の作業シャーシ ディスカバリ ポリシーまたはシャーシ接続ポリシーの変更後、ファブリック ポート チャネルに対しリンクを追加または削除するには、シャーシを再認識します。 ファブリック ポート チャネルからシャーシのメンバー ポートをイネーブルまたはディセーブルにする場合、シャーシの再認識は必要はありません。
ファブリック ポート チャネルの表示
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-server イーサネット サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-server # scope fabric {a | b} 指定したファブリックのイーサネット サーバ ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-server/fabric # show fabric-port-channel [detail | expand] 指定したファブリック インターコネクトのファブリック ポート チャネルを表示します。
次に、ファブリック インターコネクト A の設定済みファブリック ポート チャネルに関する情報を表示する例を示します。
UCS-A# scope eth-server UCS-A /eth-server # scope fabric a UCS-A /eth-server/fabric # show fabric-port-channel Fabric Port Channel: Port Channel Id Chassis Id Admin State Oper State State Reason --------------- ---------- ----------- ---------------- ------------ 1025 1 Enabled Failed No operational members 1026 2 Enabled Up UCS-A /eth-server/fabric #ファブリック ポート チャネル メンバ ポートのイネーブル化またはディセーブル化
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope eth-server イーサネット サーバ モードを開始します。
ステップ 2 UCS-A /eth-server # scope fabric {a | b} 指定したファブリックのイーサネット サーバ ファブリック モードを開始します。
ステップ 3 UCS-A /eth-server/fabric # scope fabric-port-channel port-chan-id 指定したファブリックでイーサネット サーバ ファブリック、ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 4 UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel # scope member-port slot-id port-id 指定したメンバ ポートでイーサネット サーバ ファブリック、ファブリック ポート チャネル モードを開始します。
ステップ 5 UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel # {enable | disable} 指定したメンバー ポートをイネーブルまたはディセーブルにします。
ステップ 6 UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次に、ファブリック ポート チャネル 1025 のファブリック チャネル メンバ ポート 1 31 をディセーブルにし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-server UCS-A /eth-server # scope fabric a UCS-A /eth-server/fabric # scope fabric-port-channel 1025 UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel # scope member-port 1 31 UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel/member-port # disable UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel/member-port* # commit-buffer UCS-A /eth-server/fabric/fabric-port-channel/member-port #