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目次
この章は、次の項で構成されています。
ワールド ワイド名(WWN)のプールは、Cisco UCS ドメイン内のファイバ チャネル vHBA で使用される WWN の集合です。 次の独立したプールを作成します。
WWN プールは、20:00:00:00:00:00:00:00 ~ 20:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF、または 50:00:00:00:00:00:00:00 ~ 5F:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF の範囲内の WWNN または WWPN だけを含めることができます。 その他の WWN 範囲はすべて予約されています。 SAN ファブリックで Cisco UCS WWNN と WWPN を確実に一意にするには、プールのすべてのブロックに 20:00:00:25:B5:XX:XX:XX の WWN プレフィックスを使用することをお勧めします
サービス プロファイルで WWN プールを使用する場合は、サービス プロファイルに関連付けられたサーバで使用される WWN を手動で設定する必要はありません。 複数のテナントを実装するシステムでは、WWN プールを使用して、各組織で使用される WWN を制御できます。
WWN をブロック単位でプールに割り当てます。
WWNN プールは、WW ノード名だけを含む WWN プールです。 サービス プロファイルに WWNN プールを含めると、関連付けられているサーバにそのプールから WWNN が割り当てられます。
WWPN プールは、WW ポート名だけを含む WWN プールです。 サービス プロファイルに WWPN のプールを含めると、関連付けられているサーバの各 vHBA のポートに、そのプールから WWPN が割り当てられます。
WWxN プールは、WW ノード名と WW ポート名の両方を含む WWN プールです。 ノードごとに WWxN プールで作成されるポート数を指定できます。 プール サイズは、ports-per-node + 1 の倍数である必要があります。 たとえば、ノードごとに 7 つのポートを指定する場合、プール サイズは 8 の倍数である必要があります。 ノードごとに 63 のポートを指定する場合、プール サイズは 64 の倍数である必要があります。
WWNN または WWPN プールを選択するたびに WWxN プールを使用できます。 WWxN プールを割り当てるには、その前に WWxN プールを作成する必要があります。
WWN プールは、20:00:00:00:00:00:00:00 ~ 20:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF、または 50:00:00:00:00:00:00:00 ~ 5F:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF の範囲内の WWNN または WWPN だけを含めることができます。 その他の WWN 範囲はすべて予約されています。 SAN ファブリックで Cisco UCS WWNN と WWPN を確実に一意にするには、プールのすべてのブロックに 20:00:00:25:B5:XX:XX:XX の WWN プレフィックスを使用することをお勧めします
次に、sanpool という名前の WWNN プールを作成し、プールの説明を記入し、プールに使用される WWN とイニシエータのブロックを指定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create wwn-pool sanpool node-wwn-assignment UCS-A /org/wwn-pool* # set descr "This is my WWNN pool" UCS-A /org/wwn-pool* # create block 20:00:00:25:B5:00:00:00 20:00:00:25:B5:00:00:01 UCS-A /org/wwn-pool/block* # exit UCS-A /org/wwn-pool* # create initiator 23:00:00:05:AD:1E:02:00 UCS-A /org/wwn-pool/initiator* # commit-buffer UCS-A /org/wwn-pool/initiator #
次に、sanpool という名前の WWxN プールを作成し、プールの説明を記入し、ノードあたりのポート数を 7 を指定し、プールに使用される 8 個の WWN からなるブロックを指定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create wwn-pool sanpool node-and-port-wwn-assignment UCS-A /org/wwn-pool* # set descr "This is my WWxN pool" UCS-A /org/wwn-pool* # set max-ports-per-node 7-ports-per-node UCS-A /org/wwn-pool* # create block 20:00:00:25:B5:00:00:00 20:00:00:25:B5:00:00:08 UCS-A /org/wwn-pool/block* # commit-buffer UCS-A /org/wwn-pool/block #
プールを削除した場合、Cisco UCS Manager は、 でそのプールの vNIC または vHBA に割り当てられたアドレスを再割り当てしません。 削除されたプールのすべての割り当て済みブロックは、次のいずれかが起きるまで、割り当てられた vNIC または vHBA に残ります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org org-name | 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # delete wwn-pool pool-name | 指定された WWN プールを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、pool4 という名前の WWN プールを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete wwn-pool pool4 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
この章は、次の項で構成されています。
WWN プール
ワールド ワイド名(WWN)のプールは、Cisco UCS ドメイン内のファイバ チャネル vHBA で使用される WWN の集合です。 次の独立したプールを作成します。
重要:WWN プールは、20:00:00:00:00:00:00:00 ~ 20:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF、または 50:00:00:00:00:00:00:00 ~ 5F:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF の範囲内の WWNN または WWPN だけを含めることができます。 その他の WWN 範囲はすべて予約されています。 SAN ファブリックで Cisco UCS WWNN と WWPN を確実に一意にするには、プールのすべてのブロックに 20:00:00:25:B5:XX:XX:XX の WWN プレフィックスを使用することをお勧めします
サービス プロファイルで WWN プールを使用する場合は、サービス プロファイルに関連付けられたサーバで使用される WWN を手動で設定する必要はありません。 複数のテナントを実装するシステムでは、WWN プールを使用して、各組織で使用される WWN を制御できます。
WWN をブロック単位でプールに割り当てます。
WWNN プール
WWNN プールは、WW ノード名だけを含む WWN プールです。 サービス プロファイルに WWNN プールを含めると、関連付けられているサーバにそのプールから WWNN が割り当てられます。
WWPN プール
WWPN プールは、WW ポート名だけを含む WWN プールです。 サービス プロファイルに WWPN のプールを含めると、関連付けられているサーバの各 vHBA のポートに、そのプールから WWPN が割り当てられます。
WWxN プール
WWxN プールは、WW ノード名と WW ポート名の両方を含む WWN プールです。 ノードごとに WWxN プールで作成されるポート数を指定できます。 プール サイズは、ports-per-node + 1 の倍数である必要があります。 たとえば、ノードごとに 7 つのポートを指定する場合、プール サイズは 8 の倍数である必要があります。 ノードごとに 63 のポートを指定する場合、プール サイズは 64 の倍数である必要があります。
WWNN または WWPN プールを選択するたびに WWxN プールを使用できます。 WWxN プールを割り当てるには、その前に WWxN プールを作成する必要があります。
WWN プールの作成
手順重要:WWN プールは、20:00:00:00:00:00:00:00 ~ 20:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF、または 50:00:00:00:00:00:00:00 ~ 5F:FF:FF:FF:FF:FF:FF:FF の範囲内の WWNN または WWPN だけを含めることができます。 その他の WWN 範囲はすべて予約されています。 SAN ファブリックで Cisco UCS WWNN と WWPN を確実に一意にするには、プールのすべてのブロックに 20:00:00:25:B5:XX:XX:XX の WWN プレフィックスを使用することをお勧めします
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # create wwn-pool wwn-pool-name {node-and-port-wwn-assignment | node-wwn-assignment | port-wwn-assignment} 指定された名前と目的で WWN プールを作成し、組織 WWN プール モードを開始します。 次のいずれかになります。
node-and-port-wwn-assignment:ワールド ワイド ノード名(WWNN)およびワールド ワイド ポート名(WWPN)の両方を含む WWxN プールを作成します。
node-wwn-assignment:WWNN のみを含む WWNN プールを作成します。
port-wwn-assignment:WWPN のみを含む WWPN プールを作成します。
この名前には、1 ~ 32 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
ステップ 3 UCS-A /org/wwn-pool # set descr description (任意) WWN プールの説明を記入します。
(注) 説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。 引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
ステップ 4 UCS-A /org/wwn-pool # set assignmentorder {default | sequential} 次のいずれかになります。
ステップ 5 UCS-A /org/wwn-pool # set max-ports-per-node {15-ports-per-node | 3-ports-per-node | 31-ports-per-node | 63-ports-per-node | 7-ports-per-node} WWxN プールの場合、このプール内の各ノード名に割り当てることができるポートの最大数。 デフォルト値は 3-ports-per-node です。
(注) WWxN プールのプール サイズは、ノードごとのポートに 1 を加えた数の倍数である必要があります。 たとえば、7-ports-per-node を指定する場合、プール サイズは 8 の倍数である必要があります。 63-ports-per-node を指定する場合、プール サイズは 64 の倍数である必要があります。
ステップ 6 UCS-A /org/wwn-pool # create block first-wwn last-wwn WWN ブロック(範囲)を作成し、組織 WWN プール ブロック モードを開始します。 アドレス範囲の最初と最後の WWN を nn:nn:nn:nn:nn:nn:nn:nn 形式で指定する必要があります。WWN 間はスペースで区切ります。
(注) WWN プールには、複数の WWN ブロックを含めることができます。 複数の WWN ブロックを作成するには、組織 WWN プール モードから複数の create block コマンドを入力します。
ステップ 7 UCS-A /org/wwn-pool/block # exit 組織 WWN プール ブロック モードを終了します。
ステップ 8 UCS-A /org/wwn-pool # create initiator wwn wwn WWNN または WWPN プール用の単一イニシエータを作成し、組織 WWN プール イニシエータ モードを開始します。 イニシエータを nn:nn:nn:nn:nn:nn:nn:nn 形式を使用して指定する必要があります。
(注) WWNN または WWPN プールは複数のイニシエータを含むことができます。 複数のイニシエータを作成するには、組織 WWN プール モードから複数の create initiator コマンドを入力します。
ステップ 9 UCS-A /org/wwn-pool/initiator # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。
次の作業次に、sanpool という名前の WWNN プールを作成し、プールの説明を記入し、プールに使用される WWN とイニシエータのブロックを指定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create wwn-pool sanpool node-wwn-assignment UCS-A /org/wwn-pool* # set descr "This is my WWNN pool" UCS-A /org/wwn-pool* # create block 20:00:00:25:B5:00:00:00 20:00:00:25:B5:00:00:01 UCS-A /org/wwn-pool/block* # exit UCS-A /org/wwn-pool* # create initiator 23:00:00:05:AD:1E:02:00 UCS-A /org/wwn-pool/initiator* # commit-buffer UCS-A /org/wwn-pool/initiator #次に、sanpool という名前の WWxN プールを作成し、プールの説明を記入し、ノードあたりのポート数を 7 を指定し、プールに使用される 8 個の WWN からなるブロックを指定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create wwn-pool sanpool node-and-port-wwn-assignment UCS-A /org/wwn-pool* # set descr "This is my WWxN pool" UCS-A /org/wwn-pool* # set max-ports-per-node 7-ports-per-node UCS-A /org/wwn-pool* # create block 20:00:00:25:B5:00:00:00 20:00:00:25:B5:00:00:08 UCS-A /org/wwn-pool/block* # commit-buffer UCS-A /org/wwn-pool/block #
WWN プールの削除
手順プールを削除した場合、Cisco UCS Manager は、 でそのプールの vNIC または vHBA に割り当てられたアドレスを再割り当てしません。 削除されたプールのすべての割り当て済みブロックは、次のいずれかが起きるまで、割り当てられた vNIC または vHBA に残ります。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 UCS-A# scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。
ステップ 2 UCS-A /org # delete wwn-pool pool-name 指定された WWN プールを削除します。
ステップ 3 UCS-A /org # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。