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目次
この章は、次の項で構成されています。
ファイバ チャネル ゾーン分割によって、ファイバ チャネル ファブリックを 1 つ以上のゾーンに区切ることができます。 各ゾーンでは、VSAN で相互通信できるファイバ チャネル イニシエータとファイバ チャネル ターゲットのセットが定義されます。 ゾーン分割により、ホストとストレージ デバイスまたはユーザ グループ間のアクセス制御を設定することができます。
ゾーン分割がもたらすアクセス制御とデータ トラフィック制御によって以下が可能になります。
ゾーンは複数のゾーン メンバから構成されており、次のような特性を備えています。
各ゾーン セットは、1 つまたは複数のゾーンから構成されます。 ゾーン セットを使用して、ファイバ チャネル ファブリック内でアクセス制御を実行することができます。 また、ゾーン セットには次のような利点があります。
Cisco UCS Manager は、スイッチベースのファイバ チャネル ゾーン分割と Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割をサポートしています。 同じ Cisco UCS ドメイン 内ではゾーン分割タイプを組み合わせて設定できません。 次のゾーン分割タイプのいずれかを使って Cisco UCS ドメイン を設定できます。
ゾーン分割なし
Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割:この設定は、直接接続ストレージとローカル ゾーン分割の組み合わせです。 ファイバ チャネルまたは FCoE のストレージはファブリック インターコネクトに直接接続され、ゾーン分割は、Cisco UCS ローカル ゾーン分割を使用して Cisco UCS Manager で実行されます。 既存のファイバ チャネルまたは FCoE のアップリンク接続を無効にする必要があります。現時点では、 Cisco UCS は、UCS ローカル ゾーン分割機能の利用において、アクティブなファイバ チャネル/FCoE アップリンク接続をサポートしていません。
スイッチベースのファイバ チャネル ゾーン分割:この設定は、直接接続ストレージとアップリンク ゾーン分割の組み合わせです。 ファイバ チャネルまたは FCoE のストレージはファブリック インターコネクトに直接接続され、ゾーン分割は、MDS または Nexus 5000 スイッチを介して Cisco UCS ドメイン の外部から実行されます。 この設定では、Cisco UCS ドメインでのローカル ゾーン分割はサポートされません。
(注) |
ゾーン分割は VSAN 単位で設定されます。 ファブリック レベルでゾーン分割を有効にすることはできません。 |
Cisco UCS Manager ベースのゾーン分割の場合、Cisco UCS Manager は、このタイプのゾーン分割で設定されたすべての VSAN のゾーンの作成やアクティブ化など、Cisco UCS ドメインのファイバ チャネル ゾーン分割の設定を制御します。 このタイプのゾーン分割は、ローカル ゾーン分割、または直接接続ストレージとローカル ゾーン分割の組み合わせとも呼ばれます。
(注) |
VSAN がアップストリーム スイッチの VSAN と通信するよう設定され、ファイバ チャネル ポートまたは FCoE アップリンク ポートを含んでいる場合は、Cisco UCS Manager ベースのゾーン分割を実行できません。 |
Cisco UCS Manager ベースのゾーン分割は、次のタイプのゾーン分割をサポートしています。
vHBA イニシエータ グループによって、サービス プロファイル内のすべての vHBA のファイバ チャネル ゾーン分割設定を決定します。 Cisco UCS Manager にはデフォルトの vHBA イニシエータ グループが含まれていません。 ゾーン内のサーバに割り当てるサービス プロファイルで vHBA イニシエータ グループを作成する必要があります。
vHBA イニシエータ グループでの設定により、以下が決定されます。
ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーには、Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割の設定に使用される、ストレージ アレイ上の一連のターゲット ストレージ ポートが含まれています。 このポリシーは、組織またはイニシエータ グループの下に作成できます。
これらのゾーン内のストレージ アレイは、ファブリック インターコネクトに直接接続している必要があります。 ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーに組み込むこれらのアレイのターゲット ストレージ ポートには、ファイバ チャネル ストレージ ポートまたは FCoE ストレージ ポートを使用できます。 ポートの WWN を使用して、ポートをポリシーに追加し、ファイバ チャネル ゾーンのポートを識別します。
(注) |
Cisco UCS Manager はデフォルトのファイバ チャネル ストレージを作成しません。 |
ファイバ チャネル ゾーン分割が有効になっている各 VSAN では、Cisco UCS Manager は自動的に 1 つのゾーン セットと複数のゾーンを設定します。 ゾーン メンバーシップは、相互通信が許可されたイニシエータとターゲットのセットを指定します。 Cisco UCS Manager は自動的にそのゾーン セットをアクティブにします。
Cisco UCS Manager は、ユーザ設定の vHBA イニシエータ グループとそれらの関連したファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーを処理し、ファイバ チャネル イニシエータとターゲット間の必要な接続を決定します。 Cisco UCS Manager は、次の情報を使用し、イニシエータとターゲット間のペアワイズ ゾーン メンバーシップを構築します。
スイッチベースのゾーン分割の場合、Cisco UCS ドメイン はアップストリーム スイッチからゾーン分割設定を継承します。 Cisco UCS Manager では、ゾーン分割の設定に関する情報を設定したり表示したりできません。 VSAN に対してスイッチベースのゾーン分割を適用するには、Cisco UCS Manager でその VSAN のゾーン分割を無効にする必要があります。
ファイバ チャネル ゾーン分割の設定を計画する際は、次のガイドラインおよび推奨事項を考慮してください。
Cisco UCS Manager にファイバ チャネル ゾーン分割を処理させる場合は、ファブリック インターコネクトがファイバ チャネル スイッチ モードである必要があります。 エンドホスト モードではファイバ チャネル ゾーン分割を設定できません。
Cisco UCS ドメインが 2 つのファブリック インターコネクトによるハイ アベイラビリティ構成である場合は、両方のファブリック インターコネクトに同一の VSAN セットを設定することを推奨します。
(注) |
この手順は、Cisco UCS Manager により制御されるファイバ チャネル ゾーン分割に対し Cisco UCS ドメインを設定するのに必要な手順の概要を示します。 次のすべてのステップを完了する必要があります。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | まだ完了してない場合は、Cisco UCS ドメイン内のファブリック インターコネクトの接続を、外付けファイバ チャネル スイッチ(MDS など)から切り離してください。 | |
ステップ 2 | Cisco UCS ドメインにまだ外部ファイバ チャネル スイッチによって管理されたゾーンが含まれる場合は、これらのゾーンを削除するために、影響を受けたすべての VSAN で clear-unmanaged-fc-zone-all コマンドを実行します。 | この機能は現在、Cisco UCS Manager GUI では使用できません。 このステップは、Cisco UCS Manager CLI で実行する必要があります。 |
ステップ 3 | ファイバ チャネル スイッチ モードの両方のファブリック インターコネクトでファイバ チャネル スイッチング モードを設定します。 | エンドホスト モードではファイバ チャネル ゾーン分割を設定できません。 ファイバ チャネル スイッチング モードの設定を参照してください。 |
ステップ 4 | ファイバ チャネル ゾーンのトラフィック転送に必要なファイバ チャネルと FCoE ストレージ ポートを設定します。 | ポートおよびポート チャネルの設定を参照してください。 |
ステップ 5 | 1 つ以上の VSAN を作成し、ファイバ チャネル ゾーンのトラフィック転送に必要なすべての VSAN で、ファイバ チャネルのゾーン分割を有効にします。 | クラスタ設定では、それらがファイバ チャネル ストレージ モードで両方のファブリック インターコネクトにアクセスできるようにすることを推奨します。 ネームド VSAN の設定を参照してください。 |
ステップ 6 | 1 つ以上のファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーを作成します。 | 必要に応じて、この手順を実行してサービス プロファイルにファイバ チャネル ゾーン分割を設定することができます。 ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーの作成を参照してください。 |
ステップ 7 | ファイバ チャネル ゾーン経由で通信する必要があるサーバに対してサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートにゾーン分割を設定します。 | この設定を完了するには、次の手順を完了します。 サービス プロファイルの設定を参照してください。 |
外部ファイバ チャネル スイッチを切断した後、そのスイッチによって管理されていたファイバ チャネル ゾーンが Cisco UCS ドメインからクリアされていない場合があります。 この手順では、Cisco UCS ドメインの各 VSAN からこれらのゾーンを削除して、ファイバ チャネル ゾーン分割を Cisco UCS に設定できます。
まだ行っていない場合は、MDS などの外部ファイバ チャネル スイッチから Cisco UCS ドメイン内のファブリック インターコネクトを切断します。
次の例では、管理対象外のゾーンをファブリック インターコネクト A にアクセス可能なネームド VSAN から削除し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope vsan finance UCS-A /fc-uplink/fabric/vsan # clear-unmanaged-fc-zones-all UCS-A /fc-uplink/fabric/vsan* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink #
外部ファイバ チャネル スイッチを切断した後、そのスイッチによって管理されていたファイバ チャネル ゾーンが Cisco UCS ドメインからクリアされていない場合があります。 この手順では、Cisco UCS ドメインの各 VSAN からこれらのゾーンを削除して、ファイバ チャネル ゾーン分割を Cisco UCS に設定できます。
まだ行っていない場合は、MDS などの外部ファイバ チャネル スイッチから Cisco UCS ドメイン内のファブリック インターコネクトを切断します。
次の例では、管理対象外のゾーンをネームド VSAN から削除し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope vsan finance UCS-A /fc-uplink/vsan # clear-unmanaged-fc-zones-all UCS-A /fc-uplink/vsan* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink #
次の例では、ファブリック インターコネクト A とデフォルト VSAN を使用して scPolicyZone1 という名前のルート組織でファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーを設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create storage-connection-policy scPolicyZone1 UCS-A /org/storage-connection-policy* set zoning-type sist UCS-A /org/storage-connection-policy* # create storage-target 20:10:20:30:40:50:60:70 UCS-A /org/storage-connection-policy/storage-target* # set target-path a UCS-A /org/storage-connection-policy/storage-target* # set target-vsan default UCS-A /org/storage-connection-policy* # commit-buffer UCS-A /org/storage-connection-policy #
次の例では、ルート組織から scPolicyZone1 という名前のストレージ接続ポリシーを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete san-connectivity-policy scPolicyZone1 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
目次
- ファイバ チャネル ゾーン分割の設定
- ファイバ チャネル ゾーン分割に関する情報
- ゾーンに関する情報
- ゾーン セットに関する情報
- Cisco UCS Manager でのファイバ チャネル ゾーン分割のサポート
- Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割
- vHBA イニシエータ グループ
- ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシー
- ファイバ チャネル アクティブ ゾーン セット設定
- スイッチベースのファイバ チャネル ゾーン分割
- Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割に関するガイドラインおよび推奨事項
- Cisco UCS でのファイバ チャネルのゾーン分割の設定
- 両方のファブリック インターコネクトにアクセス可能な VSAN からの管理対象外ゾーンの削除
- 1 つのファブリック インターコネクトにアクセス可能な VSAN からの管理対象外ゾーンの削除
- ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーの設定
- ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーの作成
- ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーの削除
この章は、次の項で構成されています。
- ファイバ チャネル ゾーン分割に関する情報
- Cisco UCS Manager でのファイバ チャネル ゾーン分割のサポート
- Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割に関するガイドラインおよび推奨事項
- Cisco UCS でのファイバ チャネルのゾーン分割の設定
- 両方のファブリック インターコネクトにアクセス可能な VSAN からの管理対象外ゾーンの削除
- 1 つのファブリック インターコネクトにアクセス可能な VSAN からの管理対象外ゾーンの削除
- ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーの設定
ファイバ チャネル ゾーン分割に関する情報
ファイバ チャネル ゾーン分割によって、ファイバ チャネル ファブリックを 1 つ以上のゾーンに区切ることができます。 各ゾーンでは、VSAN で相互通信できるファイバ チャネル イニシエータとファイバ チャネル ターゲットのセットが定義されます。 ゾーン分割により、ホストとストレージ デバイスまたはユーザ グループ間のアクセス制御を設定することができます。
ゾーン分割がもたらすアクセス制御とデータ トラフィック制御によって以下が可能になります。
Cisco UCS Manager でのファイバ チャネル ゾーン分割のサポート
Cisco UCS Manager は、スイッチベースのファイバ チャネル ゾーン分割と Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割をサポートしています。 同じ Cisco UCS ドメイン 内ではゾーン分割タイプを組み合わせて設定できません。 次のゾーン分割タイプのいずれかを使って Cisco UCS ドメイン を設定できます。
ゾーン分割なし
Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割:この設定は、直接接続ストレージとローカル ゾーン分割の組み合わせです。 ファイバ チャネルまたは FCoE のストレージはファブリック インターコネクトに直接接続され、ゾーン分割は、Cisco UCS ローカル ゾーン分割を使用して Cisco UCS Manager で実行されます。 既存のファイバ チャネルまたは FCoE のアップリンク接続を無効にする必要があります。現時点では、 Cisco UCS は、UCS ローカル ゾーン分割機能の利用において、アクティブなファイバ チャネル/FCoE アップリンク接続をサポートしていません。
スイッチベースのファイバ チャネル ゾーン分割:この設定は、直接接続ストレージとアップリンク ゾーン分割の組み合わせです。 ファイバ チャネルまたは FCoE のストレージはファブリック インターコネクトに直接接続され、ゾーン分割は、MDS または Nexus 5000 スイッチを介して Cisco UCS ドメイン の外部から実行されます。 この設定では、Cisco UCS ドメインでのローカル ゾーン分割はサポートされません。
(注)
ゾーン分割は VSAN 単位で設定されます。 ファブリック レベルでゾーン分割を有効にすることはできません。
Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割
Cisco UCS Manager ベースのゾーン分割の場合、Cisco UCS Manager は、このタイプのゾーン分割で設定されたすべての VSAN のゾーンの作成やアクティブ化など、Cisco UCS ドメインのファイバ チャネル ゾーン分割の設定を制御します。 このタイプのゾーン分割は、ローカル ゾーン分割、または直接接続ストレージとローカル ゾーン分割の組み合わせとも呼ばれます。
(注)
VSAN がアップストリーム スイッチの VSAN と通信するよう設定され、ファイバ チャネル ポートまたは FCoE アップリンク ポートを含んでいる場合は、Cisco UCS Manager ベースのゾーン分割を実行できません。
vHBA イニシエータ グループ
vHBA イニシエータ グループによって、サービス プロファイル内のすべての vHBA のファイバ チャネル ゾーン分割設定を決定します。 Cisco UCS Manager にはデフォルトの vHBA イニシエータ グループが含まれていません。 ゾーン内のサーバに割り当てるサービス プロファイルで vHBA イニシエータ グループを作成する必要があります。
vHBA イニシエータ グループでの設定により、以下が決定されます。
ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシー
ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーには、Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割の設定に使用される、ストレージ アレイ上の一連のターゲット ストレージ ポートが含まれています。 このポリシーは、組織またはイニシエータ グループの下に作成できます。
これらのゾーン内のストレージ アレイは、ファブリック インターコネクトに直接接続している必要があります。 ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーに組み込むこれらのアレイのターゲット ストレージ ポートには、ファイバ チャネル ストレージ ポートまたは FCoE ストレージ ポートを使用できます。 ポートの WWN を使用して、ポートをポリシーに追加し、ファイバ チャネル ゾーンのポートを識別します。
(注)
Cisco UCS Manager はデフォルトのファイバ チャネル ストレージを作成しません。
ファイバ チャネル アクティブ ゾーン セット設定
ファイバ チャネル ゾーン分割が有効になっている各 VSAN では、Cisco UCS Manager は自動的に 1 つのゾーン セットと複数のゾーンを設定します。 ゾーン メンバーシップは、相互通信が許可されたイニシエータとターゲットのセットを指定します。 Cisco UCS Manager は自動的にそのゾーン セットをアクティブにします。
Cisco UCS Manager は、ユーザ設定の vHBA イニシエータ グループとそれらの関連したファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーを処理し、ファイバ チャネル イニシエータとターゲット間の必要な接続を決定します。 Cisco UCS Manager は、次の情報を使用し、イニシエータとターゲット間のペアワイズ ゾーン メンバーシップを構築します。
Cisco UCS Manager ベースのファイバ チャネル ゾーン分割に関するガイドラインおよび推奨事項
Cisco UCS でのファイバ チャネルのゾーン分割の設定
手順
(注)
この手順は、Cisco UCS Manager により制御されるファイバ チャネル ゾーン分割に対し Cisco UCS ドメインを設定するのに必要な手順の概要を示します。 次のすべてのステップを完了する必要があります。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 まだ完了してない場合は、Cisco UCS ドメイン内のファブリック インターコネクトの接続を、外付けファイバ チャネル スイッチ(MDS など)から切り離してください。 ステップ 2 Cisco UCS ドメインにまだ外部ファイバ チャネル スイッチによって管理されたゾーンが含まれる場合は、これらのゾーンを削除するために、影響を受けたすべての VSAN で clear-unmanaged-fc-zone-all コマンドを実行します。 この機能は現在、Cisco UCS Manager GUI では使用できません。 このステップは、Cisco UCS Manager CLI で実行する必要があります。
ステップ 3 ファイバ チャネル スイッチ モードの両方のファブリック インターコネクトでファイバ チャネル スイッチング モードを設定します。 エンドホスト モードではファイバ チャネル ゾーン分割を設定できません。
ファイバ チャネル スイッチング モードの設定を参照してください。
ステップ 4 ファイバ チャネル ゾーンのトラフィック転送に必要なファイバ チャネルと FCoE ストレージ ポートを設定します。 ポートおよびポート チャネルの設定を参照してください。
ステップ 5 1 つ以上の VSAN を作成し、ファイバ チャネル ゾーンのトラフィック転送に必要なすべての VSAN で、ファイバ チャネルのゾーン分割を有効にします。 クラスタ設定では、それらがファイバ チャネル ストレージ モードで両方のファブリック インターコネクトにアクセスできるようにすることを推奨します。
ネームド VSAN の設定を参照してください。
ステップ 6 1 つ以上のファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーを作成します。 必要に応じて、この手順を実行してサービス プロファイルにファイバ チャネル ゾーン分割を設定することができます。
ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーの作成を参照してください。
ステップ 7 ファイバ チャネル ゾーン経由で通信する必要があるサーバに対してサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートにゾーン分割を設定します。 この設定を完了するには、次の手順を完了します。
サービス プロファイルの設定を参照してください。
両方のファブリック インターコネクトにアクセス可能な VSAN からの管理対象外ゾーンの削除
手順外部ファイバ チャネル スイッチを切断した後、そのスイッチによって管理されていたファイバ チャネル ゾーンが Cisco UCS ドメインからクリアされていない場合があります。 この手順では、Cisco UCS ドメインの各 VSAN からこれらのゾーンを削除して、ファイバ チャネル ゾーン分割を Cisco UCS に設定できます。
次の例では、管理対象外のゾーンをファブリック インターコネクト A にアクセス可能なネームド VSAN から削除し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope vsan finance UCS-A /fc-uplink/fabric/vsan # clear-unmanaged-fc-zones-all UCS-A /fc-uplink/fabric/vsan* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink #1 つのファブリック インターコネクトにアクセス可能な VSAN からの管理対象外ゾーンの削除
手順外部ファイバ チャネル スイッチを切断した後、そのスイッチによって管理されていたファイバ チャネル ゾーンが Cisco UCS ドメインからクリアされていない場合があります。 この手順では、Cisco UCS ドメインの各 VSAN からこれらのゾーンを削除して、ファイバ チャネル ゾーン分割を Cisco UCS に設定できます。
ファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーの作成
手順
次の例では、ファブリック インターコネクト A とデフォルト VSAN を使用して scPolicyZone1 という名前のルート組織でファイバ チャネル ストレージ接続ポリシーを設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create storage-connection-policy scPolicyZone1 UCS-A /org/storage-connection-policy* set zoning-type sist UCS-A /org/storage-connection-policy* # create storage-target 20:10:20:30:40:50:60:70 UCS-A /org/storage-connection-policy/storage-target* # set target-path a UCS-A /org/storage-connection-policy/storage-target* # set target-vsan default UCS-A /org/storage-connection-policy* # commit-buffer UCS-A /org/storage-connection-policy #