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目次
この章は、次の内容で構成されています。
Cisco UCS Central では、LAN クラウド内でドメイン グループ ルートまたはドメイン グループ レベルでグローバル VLAN を定義できます。 1 回の操作で 1 つの VLAN または複数の VLAN を作成できます。
グローバル サービス プロファイルの展開前に、Cisco UCS Central でグローバル VLAN の解決が行われます。 グローバル サービス プロファイルがグローバル VLAN を参照し、その VLAN が存在しない場合は、リソース不足が原因で Cisco UCS ドメインでのグローバル サービス プロファイルの展開は失敗します。 そのグローバル サービス プロファイルの展開前に、Cisco UCS Central で作成されたすべてのグローバル VLAN を解決しておく必要があります。
グローバル VLAN は、それらを参照するグローバル サービス プロファイルとともに Cisco UCS にプッシュされます。 グローバル VLAN を参照するグローバル サービス プロファイルがその UCS ドメインに展開されている場合にのみ、Cisco UCS Manager がグローバル VLAN 情報を認識できます。 UCS ドメインにグローバル VLAN が展開され、使用可能になると、ローカルで定義されているサービス プロファイルとサービス ポリシーが、そのグローバル VLAN を参照できます。
(注) |
グローバル VLAN を参照するグローバル サービス プロファイルが削除されても、そのグローバル VLAN は削除されません。 |
グローバル VLAN を Cisco UCS Manager から削除することはできません。 グローバル VLAN を Cisco UCS Manager から削除する場合は、VLAN をローカライズしてから削除する必要があります。
Cisco UCS Central で設定されたすべての VLAN は、VLAN が作成された組織に共通しています。 組織の一部である Cisco UCS Manager インスタンスがリソースをコンシュームできるようにするには、組織の権限を割り当てる必要があります。 VLAN に組織の権限を割り当てると、それらの組織が VLAN を認識できるようになり、組織の一部である Cisco UCS Manager インスタンスによって保守されるサービス プロファイルでそれらの VLAN を参照できます。
VLAN 名前解決は、各ドメイン グループの階層内で行われます。 複数のドメイン グループに同名の VLAN が存在している場合、組織の権限は、それらのドメイン グループで同名のすべての VLAN に適用されます。
VLAN の組織の権限を作成、変更、または削除できます。
(注) |
VLAN の組織の権限を削除する場合は、必ずその権限を作成した組織から削除してください。 Cisco UCS Central GUI では、この VLAN が関連付けられている組織の構造を確認できます。 ただし、Cisco UCS Central CLI では、サブ組織レベルでの VLAN の組織の権限の関連付け階層を確認できないため、Cisco UCS Central CLI でサブ組織レベルで VLAN を削除しようとすると削除操作が失敗します。 |
この手順では、ドメイン グループ ルートまたは特定のドメイン グループで 1 つの VLAN を作成する方法について説明します。
この手順では、ドメイン グループ ルートまたは特定のドメイン グループで複数の VLAN を作成する方法について説明します。
この手順では、ドメイン グループ ルートまたは特定のドメイン グループから 1 つ以上の VLAN を削除する方法について説明します。
Cisco UCS Central でグローバル VLAN を削除する前に、以下の事項を検討してください。
グローバル VLAN を削除する前に、グローバル VLAN を参照しているすべてのグローバル サービス プロファイルが更新されていることを確認します。
ドメイン グループから最後のグローバル VLAN を削除する前に、その組織の権限を削除する必要があります。
グローバル VLAN を削除すると、その VLAN が存在するドメイン グループに関連付けられているすべての登録済み Cisco UCS Managerインスタンスからも削除されます。
Cisco UCS Central で削除されたグローバル VLAN を参照しているグローバル サービス プロファイルは、リソース不足が原因で失敗します。 削除されたグローバル VLAN を参照しているローカル サービス プロファイルは、仮想ネットワーク ID 1 に設定されます。
この手順では、VLAN へ組織の権限を割り当てる方法について説明します。
(注) |
組織の権限は、一度に 1 つの VLAN だけに割り当てることができます。 Cisco UCS Central で割り当てられた VLAN の組織の権限は、Cisco UCS Manager には影響しません。 |
Cisco UCS Central では、VLAN の組織の権限を変更して、組織の権限をすべて削除するか、または現在有効な権限を変更することができます。 この手順では、ルート組織またはサブ組織の VLAN の VLAN 権限を変更する方法について説明します。
(注) |
一度に 1 つの VLAN のみについて、組織の権限を変更できます。 |
VLAN の組織の権限を削除する場合は、その権限を作成した組織から削除する必要があります。 このようにしないと、削除操作は失敗します。
ステップ 1 |
[Network] タブで、 をクリックします。 [Work] ペインに、システムで使用可能な組織の権限のリストが表示されます。 |
ステップ 2 | クリックして、削除する組織の権限の名前を選択します。 |
ステップ 3 | [Confirm] ダイアログボックスで、[OK] をクリックします。 |
Cisco UCS Central では、SAN クラウド内でドメイン グループ ルートまたはドメイン グループ レベルでグローバル VSAN を定義できます。 Cisco UCS Central で作成されるグローバル VSAN は、作成したファブリック インターコネクトに固有です。 ファブリック A または ファブリック B のいずれか、あるいはファブリック A と B の両方に VSAN を割り当てることができます。 グローバル VSAN は、Cisco UCS Central の共通 VSAN ではありません。
グローバル VSAN を参照するグローバル サービス プロファイルを Cisco UCS Central に展開する前に、Cisco UCS Manager でグローバル VSAN の解決が行われます。 グローバル サービス プロファイルがグローバル VSAN を参照し、その VSAN が存在しない場合、リソース不足が原因でそのグローバル サービス プロファイルの Cisco UCS Manager への展開が失敗します。 そのグローバル サービス プロファイルの展開前に、Cisco UCS Central で作成されたすべてのグローバル VSAN を解決しておく必要があります。
グローバル サービス プロファイルとともに展開される VSAN は、VSAN を参照するグローバル サービス プロファイルが展開されている場合にのみ、Cisco UCS Manager により認識されます。 グローバル サービス プロファイルとともに展開される VSAN が Cisco UCS Manager で利用可能になると、ローカルに定義されているサービス プロファイルとポリシーでその VSAN を参照できます。 グローバル VSAN を参照するグローバル サービス プロファイルが削除されても、そのグローバル VLAN は削除されません。
Cisco UCS Manager インスタンスに対して使用可能なグローバル サービス プロファイルで参照されるグローバル VSAN は、ドメイン グループからの使用の目的で削除される場合を除き、引き続き使用可能です。 グローバル VSAN は Cisco UCS Manager でローカライズできます。この場合、グローバル VSAN はローカル VSAN として機能します。 グローバル VSAN がローカライズされない場合、その VSAN はCisco UCS Manager からは削除できません。
次の予約済み範囲の ID を除き、ID が 1 ~ 4093 の範囲の VSAN を作成できます。
Cisco UCS ドメイン FC スイッチ モードを使用する予定の場合は、ID が 3040 ~ 4078 の範囲にある VSAN を設定しないでください。
Cisco UCS ドメイン FC エンドホスト モードを使用する予定の場合は、ID が 3840 ~ 4079 の範囲にある VSAN を設定しないでください。
SAN クラウドの FCoE VLAN と LAN クラウドの VLAN の ID は違っている必要があります。 VSAN 内の FCoE VLAN と VLAN に同じ ID を使用すると、その VLAN を使用しているすべての vNIC とアップリンク ポートで重大な障害が発生し、トラフィックが中断されます。 FCoE VLAN ID と重なる ID が設定されたすべての VLAN 上でイーサネット トラフィックがドロップされます。
この手順では、ドメイン グループ ルートまたは特定のドメインで VSAN を作成する方法について説明します。 VSAN の作成時に、VSAN をファブリック A またはファブリック B のいずれかまたは両方に割り当てることができます。
(注) |
VSAN の作成後には、ファブリック インターコネクトの割り当ては変更できません。 |
ステップ 1 | メニュー バーで、[Storage] をクリックします。 | ||
ステップ 2 | [Navigation] ペインで、次のいずれかを実行します。 | ||
ステップ 3 | VSAN を強調表示し、右クリックして [Properties] を選択します。 | ||
ステップ 4 |
[Properties] ダイアログボックスで、[ID]、[FCoE VLAN ID]、または [FC Zoning] を変更します。 ファイバ チャネル ゾーン分割を次のいずれかに設定できます。
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ステップ 5 | [OK] をクリックします。 |
この手順では、ドメイン グループ ルートまたは特定のドメイン グループから 1 つ以上の VSAN を削除する方法について説明します。
ステップ 1 | メニュー バーで、[Storage] をクリックします。 |
ステップ 2 | [Navigation] ペインで、次のいずれかを実行します。 |
ステップ 3 |
[Navigation] ペインで、削除する 1 つ以上の VSAN を強調表示します。 Shift キーを押しながらクリックする操作または Ctrl キーを押しながらクリックする操作を使用して、複数の VSAN を選択できます。 |
ステップ 4 | 強調表示された 1 つ以上の VSAN を右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | [Confirm] ダイアログで、次のいずれかを選択します。 |
ステップ 6 | [Estimate Impact] を選択した後で削除操作に進むには、[Apply Changes] をクリックします。 |
目次
この章は、次の内容で構成されています。
グローバル VLAN
Cisco UCS Central では、LAN クラウド内でドメイン グループ ルートまたはドメイン グループ レベルでグローバル VLAN を定義できます。 1 回の操作で 1 つの VLAN または複数の VLAN を作成できます。
グローバル サービス プロファイルの展開前に、Cisco UCS Central でグローバル VLAN の解決が行われます。 グローバル サービス プロファイルがグローバル VLAN を参照し、その VLAN が存在しない場合は、リソース不足が原因で Cisco UCS ドメインでのグローバル サービス プロファイルの展開は失敗します。 そのグローバル サービス プロファイルの展開前に、Cisco UCS Central で作成されたすべてのグローバル VLAN を解決しておく必要があります。
グローバル VLAN は、それらを参照するグローバル サービス プロファイルとともに Cisco UCS にプッシュされます。 グローバル VLAN を参照するグローバル サービス プロファイルがその UCS ドメインに展開されている場合にのみ、Cisco UCS Manager がグローバル VLAN 情報を認識できます。 UCS ドメインにグローバル VLAN が展開され、使用可能になると、ローカルで定義されているサービス プロファイルとサービス ポリシーが、そのグローバル VLAN を参照できます。
(注)
グローバル VLAN を参照するグローバル サービス プロファイルが削除されても、そのグローバル VLAN は削除されません。
グローバル VLAN を Cisco UCS Manager から削除することはできません。 グローバル VLAN を Cisco UCS Manager から削除する場合は、VLAN をローカライズしてから削除する必要があります。
VLAN の組織の権限
Cisco UCS Central で設定されたすべての VLAN は、VLAN が作成された組織に共通しています。 組織の一部である Cisco UCS Manager インスタンスがリソースをコンシュームできるようにするには、組織の権限を割り当てる必要があります。 VLAN に組織の権限を割り当てると、それらの組織が VLAN を認識できるようになり、組織の一部である Cisco UCS Manager インスタンスによって保守されるサービス プロファイルでそれらの VLAN を参照できます。
VLAN 名前解決は、各ドメイン グループの階層内で行われます。 複数のドメイン グループに同名の VLAN が存在している場合、組織の権限は、それらのドメイン グループで同名のすべての VLAN に適用されます。
VLAN の組織の権限を作成、変更、または削除できます。
(注)
VLAN の組織の権限を削除する場合は、必ずその権限を作成した組織から削除してください。 Cisco UCS Central GUI では、この VLAN が関連付けられている組織の構造を確認できます。 ただし、Cisco UCS Central CLI では、サブ組織レベルでの VLAN の組織の権限の関連付け階層を確認できないため、Cisco UCS Central CLI でサブ組織レベルで VLAN を削除しようとすると削除操作が失敗します。
単一 VLAN の作成
手順
ステップ 1 メニュー バーで、[Network] をクリックします。 ステップ 2 [Navigation] ペインで、次のいずれかを実行します。 ステップ 3 [LAN Cloud] を右クリックし、[Create VLANs] をクリックします。 [Create VLANs] ダイアログボックスでは、[Single VLAN] がデフォルトで選択されています。
ステップ 4 [VLAN Name] と [VLAN ID] を入力します。 VLAN ID には次の値を入力できます。
ステップ 5 [OK] をクリックします。 [LAN Cloud] の [Common VLANs] のリストに VLAN が追加されます。
複数の VLAN の作成
手順
ステップ 1 メニュー バーで、[Network] をクリックします。 ステップ 2 [Navigation] ペインで、次のいずれかを実行します。 ステップ 3 [LAN Cloud] を右クリックし、[Create VLANs] を選択します。 ステップ 4 [Multiple VLANs] をクリックし、[VLAN Prefix] を入力します。 ステップ 5 [VLAN IDs] を入力します。 個々の VLAN ID またはカンマで区切った ID の範囲を指定できます。 VLAN ID には次の値を入力できます。
例:たとえば、ID が 4、22、40、41、42、および 43 の 6 つの VLAN を作成するには、4, 22, 40-43 を入力します。ステップ 6 [OK] をクリックします。 [LAN Cloud] の [Common VLANs] のリストに、VLAN が追加されます。
VLAN の削除
はじめる前に手順Cisco UCS Central でグローバル VLAN を削除する前に、以下の事項を検討してください。
グローバル VLAN を削除する前に、グローバル VLAN を参照しているすべてのグローバル サービス プロファイルが更新されていることを確認します。
ドメイン グループから最後のグローバル VLAN を削除する前に、その組織の権限を削除する必要があります。
グローバル VLAN を削除すると、その VLAN が存在するドメイン グループに関連付けられているすべての登録済み Cisco UCS Managerインスタンスからも削除されます。
Cisco UCS Central で削除されたグローバル VLAN を参照しているグローバル サービス プロファイルは、リソース不足が原因で失敗します。 削除されたグローバル VLAN を参照しているローカル サービス プロファイルは、仮想ネットワーク ID 1 に設定されます。
ステップ 1 メニュー バーで、[Network] をクリックします。 ステップ 2 [Navigation] ペインで、次のいずれかを実行します。 ステップ 3 [Navigation] ペインで、削除する 1 つ以上の VLAN を強調表示します。 Shift キーを押しながらクリックする操作または Ctrl キーを押しながらクリックする操作を使用して、複数の VLAN を選択できます。
ステップ 4 強調表示された 1 つ以上の VLAN を右クリックし、[Delete] を選択します。 ステップ 5 [Confirm] ダイアログ ボックスで、次のいずれかを選択します。 ステップ 6 [Estimate Impact] を選択した後で削除操作に進むには、[Apply Changes] をクリックします。
VLAN への組織の権限の割り当て
手順この手順では、VLAN へ組織の権限を割り当てる方法について説明します。
(注)
組織の権限は、一度に 1 つの VLAN だけに割り当てることができます。 Cisco UCS Central で割り当てられた VLAN の組織の権限は、Cisco UCS Manager には影響しません。
ステップ 1 メニュー バーで、[Network] をクリックします。 ステップ 2 [Navigation] ペインで、次のいずれかを実行します。 ステップ 3 組織の権限を割り当てる VLAN を強調表示します。 ステップ 4 右クリックし、[Properties] を選択します。 ステップ 5 [Properties] ダイアログボックスの [Org Permissions] タブをクリックし、[Modify Org Permissions] ボタンをクリックします。 ステップ 6 表示されるウィンドウで [root] を展開し、該当する組織またはサブ組織の横のチェックボックスをオンにします。 [root] を選択すると、ドメイン グループ ルートの下のすべてのドメイン グループに VLAN 権限が割り当てられます。 ルートの下の 1 つの組織(たとえば [Sub-Org 1] など)を選択すると、そのサブ組織に属する組織だけに VLAN 権限が割り当てられます。 ルートの下に複数のサブ組織があり、VLAN 権限を複数のサブ組織に割り当てる場合は、兄弟サブ組織の横にあるチェックボックスをオンにします。
ステップ 7 [OK] をクリックします。 VLAN 権限を割り当てた組織が、[Work] ペインの [Org Permissions] タブの [Selected:] 領域に表示されます。
VLAN の組織の権限の変更
手順Cisco UCS Central では、VLAN の組織の権限を変更して、組織の権限をすべて削除するか、または現在有効な権限を変更することができます。 この手順では、ルート組織またはサブ組織の VLAN の VLAN 権限を変更する方法について説明します。
(注)
一度に 1 つの VLAN のみについて、組織の権限を変更できます。
ステップ 1 メニュー バーで、[Network] をクリックします。 ステップ 2 [Navigation] ペインで、次のいずれかを実行します。 ステップ 3 変更する VLAN を強調表示します。 ステップ 4 強調表示された VLAN を右クリックし、[Properties] をクリックします。 ステップ 5 [Properties] ダイアログボックスの [Org Permissions] タブをクリックし、[Modify Org Permissions] ボタンをクリックします。 ステップ 6 表示されるウィンドウで [root] を展開し、VLAN の権限を変更する組織とサブ組織の横にあるボックスをオンまたはオフにします。 ステップ 7 [OK] をクリックします。
グローバル VSAN
Cisco UCS Central では、SAN クラウド内でドメイン グループ ルートまたはドメイン グループ レベルでグローバル VSAN を定義できます。 Cisco UCS Central で作成されるグローバル VSAN は、作成したファブリック インターコネクトに固有です。 ファブリック A または ファブリック B のいずれか、あるいはファブリック A と B の両方に VSAN を割り当てることができます。 グローバル VSAN は、Cisco UCS Central の共通 VSAN ではありません。
グローバル VSAN を参照するグローバル サービス プロファイルを Cisco UCS Central に展開する前に、Cisco UCS Manager でグローバル VSAN の解決が行われます。 グローバル サービス プロファイルがグローバル VSAN を参照し、その VSAN が存在しない場合、リソース不足が原因でそのグローバル サービス プロファイルの Cisco UCS Manager への展開が失敗します。 そのグローバル サービス プロファイルの展開前に、Cisco UCS Central で作成されたすべてのグローバル VSAN を解決しておく必要があります。
グローバル サービス プロファイルとともに展開される VSAN は、VSAN を参照するグローバル サービス プロファイルが展開されている場合にのみ、Cisco UCS Manager により認識されます。 グローバル サービス プロファイルとともに展開される VSAN が Cisco UCS Manager で利用可能になると、ローカルに定義されているサービス プロファイルとポリシーでその VSAN を参照できます。 グローバル VSAN を参照するグローバル サービス プロファイルが削除されても、そのグローバル VLAN は削除されません。
Cisco UCS Manager インスタンスに対して使用可能なグローバル サービス プロファイルで参照されるグローバル VSAN は、ドメイン グループからの使用の目的で削除される場合を除き、引き続き使用可能です。 グローバル VSAN は Cisco UCS Manager でローカライズできます。この場合、グローバル VSAN はローカル VSAN として機能します。 グローバル VSAN がローカライズされない場合、その VSAN はCisco UCS Manager からは削除できません。
VSAN の作成
手順次の予約済み範囲の ID を除き、ID が 1 ~ 4093 の範囲の VSAN を作成できます。
Cisco UCS ドメイン FC スイッチ モードを使用する予定の場合は、ID が 3040 ~ 4078 の範囲にある VSAN を設定しないでください。
Cisco UCS ドメイン FC エンドホスト モードを使用する予定の場合は、ID が 3840 ~ 4079 の範囲にある VSAN を設定しないでください。
重要:SAN クラウドの FCoE VLAN と LAN クラウドの VLAN の ID は違っている必要があります。 VSAN 内の FCoE VLAN と VLAN に同じ ID を使用すると、その VLAN を使用しているすべての vNIC とアップリンク ポートで重大な障害が発生し、トラフィックが中断されます。 FCoE VLAN ID と重なる ID が設定されたすべての VLAN 上でイーサネット トラフィックがドロップされます。
この手順では、ドメイン グループ ルートまたは特定のドメインで VSAN を作成する方法について説明します。 VSAN の作成時に、VSAN をファブリック A またはファブリック B のいずれかまたは両方に割り当てることができます。
ステップ 1 メニュー バーで、[Storage] をクリックします。 ステップ 2 [Navigation] ペインで、次のいずれかを実行します。 ステップ 3 [SAN Cloud] を右クリックし、[Create VSAN] をクリックします。 [Create VSAN] ダイアログボックスでは、[Fabric A] がデフォルトで選択されています。
ステップ 4 [Create VSAN] ダイアログボックスで、次のいずれかの操作を実行します。
- VSAN をファブリック A だけに追加するには、[Name]、[VSAN ID]、および [FCoE VLAN ID] を入力します。
- VSAN をファブリック B だけに追加するには、[Fabric B] オプション ボタンをクリックし、[Name]、[VSAN ID]、および [FCoE VLAN ID] を入力します。
- 両方のファブリック インターコネクトに VSAN を追加するには、[Fabric A and Fabric B] オプション ボタンをクリックします。
両方のファブリック インターコネクトが選択されている場合、[Create VSAN] ダイアログボックスの下部にある [Fabric A] と [Fabric B] の両方で [VSAN ID] と [FCoE VLAN ID] フィールドが表示されます。
ステップ 5 [Name] を入力します。 ステップ 6 必要に応じて、[Fabric A] と [Fabric B] の両方の [ID] と [FCoE VLAN ID] を変更します。 ステップ 7 ファイバ チャネルのゾーン分割を有効にするには、[FC Zoning] パネルの [Enabled] オプション ボタンを選択します。 ファイバ チャネル ゾーン分割を次のいずれかに設定できます。
- [disabled]:アップストリーム スイッチがファイバ チャネル ゾーン分割を設定および制御します。または、ファイバ チャネル ゾーン分割がこの VSAN で実装されていません。
- [enabled]:VSAN の展開時に、Cisco UCS Manager によりファイバ チャネル ゾーン分割が設定、制御されます。
(注) デフォルトではファイバ チャネル ゾーン分割は無効になっています。
ステップ 8 [OK] をクリックします。 Cisco UCS Central GUI が VSAN をファブリック A またはファブリック B の [VSANs] に追加するか、またはファブリック A とファブリック B の両方の [VSANs] に追加します。
VSAN の変更
VSAN ID、FCoE VLAN、または Fibre Connect ゾーン分割設定を変更するには、 Cisco UCS Central で VSAN を変更できます。手順
(注)
VSAN の作成後には、ファブリック インターコネクトの割り当ては変更できません。
ステップ 1 メニュー バーで、[Storage] をクリックします。 ステップ 2 [Navigation] ペインで、次のいずれかを実行します。 ステップ 3 VSAN を強調表示し、右クリックして [Properties] を選択します。 ステップ 4 [Properties] ダイアログボックスで、[ID]、[FCoE VLAN ID]、または [FC Zoning] を変更します。 ファイバ チャネル ゾーン分割を次のいずれかに設定できます。
- [disabled]:アップストリーム スイッチがファイバ チャネル ゾーン分割を設定および制御します。または、ファイバ チャネル ゾーン分割がこの VSAN で実装されていません。
- [enabled]:VSAN の展開時に、Cisco UCS Manager によりファイバ チャネル ゾーン分割が設定、制御されます。
(注) デフォルトではファイバ チャネル ゾーン分割は無効になっています。
ステップ 5 [OK] をクリックします。
VSAN の削除
手順
ステップ 1 メニュー バーで、[Storage] をクリックします。 ステップ 2 [Navigation] ペインで、次のいずれかを実行します。 ステップ 3 [Navigation] ペインで、削除する 1 つ以上の VSAN を強調表示します。 Shift キーを押しながらクリックする操作または Ctrl キーを押しながらクリックする操作を使用して、複数の VSAN を選択できます。
ステップ 4 強調表示された 1 つ以上の VSAN を右クリックし、[Delete] を選択します。 ステップ 5 [Confirm] ダイアログで、次のいずれかを選択します。 ステップ 6 [Estimate Impact] を選択した後で削除操作に進むには、[Apply Changes] をクリックします。