電話機の機能および設定

電話機の機能および設定の概要

Cisco IP 電話をネットワークに設置し、ネットワークの設定値を設定して、IP 電話をサードパーティ コール制御システムに追加した後は、サードパーティ コール制御システムを使用して、テレフォニー機能を設定する必要があります。必要に応じて、電話テンプレートの修正、サービスのセットアップ、ユーザの割り当ても行います。

サードパーティ コール制御システムの設定ユーティリティから Cisco IP 電話の追加設定を修正することができます。 この Web ベースのアプリケーションを使用して、電話機登録基準とコーリング サーチ スペースのセットアップ、社内ディレクトリとサービスの設定、電話ボタン テンプレートの修正、その他のタスクを行うことができます。

Cisco IP 電話 ユーザのサポート

システム管理者は、多くの場合、ネットワーク内や社内の Cisco IP 電話 ユーザの主な情報源になります。 最新の詳細な情報をエンド ユーザに提供する必要があります。

Cisco IP 電話の機能(サービスおよびボイス メッセージ システムのオプションなど)を正常に使用するには、ユーザはシステム管理者やシステム管理者のネットワーク チームから情報を入手する必要があります。また、システム管理者に支援を依頼できる環境が必要です。 支援を求める際の連絡先の担当者の名前、およびそれらの担当者に連絡する手順をユーザに提供しておく必要があります。

エンドユーザーに Cisco IP Phones に関する重要な情報を提供するために、社内のサポートサイトに Web ページを作成することをお勧めします。

このサイトには、次のタイプの情報を含めるように考慮してください。

  • サポートされているすべての Cisco IP 電話 モデルのユーザ ガイド

  • Cisco Unified Communications セルフケアポータルへのアクセス方法について

  • サポートされている機能のリスト

  • ボイスメール システムのユーザ ガイドまたはクイック リファレンス

テレフォニー機能

Cisco IP 電話をサードパーティ コール制御システムに追加した後、電話機に機能を追加できます。 次の表に、サポートされているテレフォニー機能のリストを示します。これらの多くは、サードパーティ コール制御システムを使用して設定できます。


(注)  


サードパーティ コール制御システムには、各種のテレフォニー機能を設定するためのサービス パラメータもいくつかあります。


機能 説明と詳細情報

電話機での AES 256 暗号化サポート

TLS 1.2 および新しい暗号をサポートすることで、セキュリティが向上します。

すべてのコール ピックアップ

コールがどのように電話機にルーティングされたかに関係なく、ユーザはコール ピックアップ グループ内の任意の回線でコールをピックアップできます。

処理されたダイレクト コール パーク

ユーザは、ダイレクト パーク機能を使用して、1 つのボタンを押すだけでコールをパークすることができます。 管理者は、ビジー ランプ フィールド(BLF)の [処理されたダイレクト コール パーク(Assisted Directed Call Park)] ボタンを設定する必要があります。 アクティブ コールに対してアイドルな BLF の [処理されたダイレクト コール パーク(Assisted Directed Call Park)] ボタンを押すと、アクティブ コールは、[処理されたダイレクト コール パーク(Assisted Directed Call Park)] ボタンに関連付けられたダイレクト パーク スロットにパークされます。

音声設定

電話機に接続されている電話機用スピーカー、ハンドセット、およびヘッドセットのオーディオ設定を指定します。

自動応答

呼出音を 1 ~ 2 回鳴らした後に、着信コールを自動的に接続します。

自動応答は、スピーカーフォンと連動します。

コールバック

通話の相手が話し中や通話不能だった場合、その相手が通話可能になったときに、ユーザの電話機に音声による通知と画面表示による通知が送信されます。

コール表示の制限

発信回線および接続回線について表示する情報を、コールに関係する通話相手に応じて決定します。 RPID および PAID 発信者 ID の処理がサポートされます。

通話転送

ユーザは、着信コールを別の番号にリダイレクトできます。 通話転送サービスには、不在転送、話中転送、無応答時転送があります。

不在転送の接続先の無効化

管理者は、すべてのコールの転送(CFA)の接続先が CFA の転送元にコールを発信する場合には CFA を無効にすることができます。 この機能により、CFA の接続先は、重要なコールがある場合に CFA の転送元に到達できるようになります。 この上書きは、CFA の宛先電話番号が内部と外部のどちらであっても機能します。

コールの転送通知

転送されたコールを受信したときに表示される情報を設定できます。

共有電話の通話履歴

電話機の通話履歴に共有電話のアクティビティを表示できるようにします。 この機能の目的は次のとおりです。

  • 共有電話の不在着信をログに記録する。

  • 共有電話のすべての応答済み着信と発信履歴をログに記録する。

コール パーク

ユーザがコールをパーク(一時的に保存)し、別の電話機を使用してそのコールに応答できます。

コール ピックアップ

ユーザは、自分のピックアップ グループに属する別の電話機で呼出音が鳴っている場合に、そのコールを自分の電話機にリダイレクトできます。

電話機のプライマリ回線に、音声によるアラートと画面表示によるアラートを設定できます。 このアラートによって、ピックアップ グループ内でコールの呼び出しがあることが通知されます。

コール待機

コールの最中に別の着信コールの呼出音が鳴っていることを通知し、ユーザが応答できるようにします。 また、着信通話情報を電話スクリーンに表示します。

ハッシンシャID

電話番号、名前、その他の説明テキストなど、発信者の識別情報を電話スクリーンに表示します。

発信者 ID ブロック

発信者 ID が有効になっている電話機から、ユーザが自分の電話番号または名前をブロックできるようにします。

発信側の正規化

発信側の正規化では、ダイヤル可能な電話番号として電話番号がユーザに示されます。 エスケープ コードが番号に付加されるため、ユーザは簡単に発信者に再度接続できます。 ダイヤル可能な番号は通話履歴に保存され、個人アドレス帳に保存できます。

Cisco Extension Mobility

共有 Cisco IP 電話 から自分の Cisco IP 電話の設定(ライン アピアランス、サービス、短縮ダイヤルなど)に一時的にアクセスできます。それには、共有 Cisco IP 電話の Cisco Extension Mobility サービスにログインする際に、自分の電話機の Cisco Extension Mobility にログインします。

Cisco Extension Mobility は、社内の複数の場所でユーザが業務を行う場合や、作業場を同僚と共有する場合に便利です。

Cisco Extension Mobility Cross Cluster(EMCC)

特定のクラスタで設定されたユーザが、別のクラスタにある Cisco IP 電話にログインできるようにします。 ユーザはホーム クラスタから、訪問先クラスタにある Cisco IP 電話にログインします。

(注)  

 

EMCC を設定する前に、Cisco IP 電話で Cisco Extension Mobility を設定してください。

Cisco WebDialer

Web およびデスクトップ アプリケーションから電話をかけることができます。

従来の呼出音

ナローバンドおよびワイドバンドの着信音をサポートします。 この機能により、使用可能な呼出音を他の Cisco IP 電話 と共通化できます。

クライアント識別コード(CMC)

コールが特定のクライアントに関連するように指定できます。

会議

ユーザは、各参加者を個別に呼び出して、複数の通話相手と同時に話すことができます。

標準(アドホック)会議では、開催者以外でも参加者を追加または削除できます。また、どの会議参加者でも同じ回線上の 2 つの標準会議を結合できます。

(注)  

 

ユーザに対し、これらの機能がアクティブであるかどうかを必ず通知してください。

設定可能な RTP/sRTP ポート範囲

Real-Time Transport Protocol (RTP)と secure Real-Time Transport Protocol (sRTP)に設定可能なポート範囲(ポート最小~最大)を提供します。

ポート最小およびポート最大の値の範囲は 2048 ~ 49151 です。

デフォルトの RTP および sRTP のポート範囲は 16384~16482 です。

(注)  

 

値の範囲(ポート最大~ポート最小)が 16 未満の場合、または誤ったポート範囲を使用した場合は、代わりにポート範囲(16382 〜 32766)が使用されます。

SIP プロファイルで RTP および sRTP のポート範囲を設定します。

電話機上の BroadSoft パーソナル ディレクトリの連絡先管理

BroadSoft パーソナル ディレクトリに追加、編集、および削除する機能をユーザに提供します。 ユーザーは最近の通話または任意のタイプのディレクトリから連絡先を追加できます(有効な場合)。

さらに、管理者は BroadSoft パーソナル ディレクトリをターゲット ディレクトリとして設定して、新しい連絡先を保存できます。

CTI アプリケーション

Computer Telephony Integration(CTI)ルート ポイントでは、仮想デバイスを指定して、アプリケーションが宛先変更を制御している多重同時コールを受信することができます。

デバイスから呼び出された録音

エンド ユーザがソフトキーを使用して電話コールを録音できる機能を提供します。

また、管理者は CTI ユーザ インターフェイスを使用して電話コールの録音を継続できます。

ダイレクト コール パーク

ユーザが、使用可能なダイレクト コール パーク番号をダイヤルまたは短縮ダイヤルし、その番号にアクティブなコールを転送できる機能です。 コール パーク BLF ボタンは、ダイレクト コール パーク番号が使用中かどうかを表示するとともに、ダイレクト コール パーク番号への短縮ダイヤル アクセスにも使用できます。

(注)  

 

ダイレクト コール パーク機能を実装する場合は、[パーク(Park)] ソフトキーを設定しないでください。 これは、ユーザが 2 つのコール パーク機能を混同するのを防ぐためです。

ダイレクト コール ピックアップ

ユーザは、GPickUp ソフトキーを押して、呼び出しているデバイスの電話番号を入力し、DN で呼び出している電話に直接応答できます。

即転送

ユーザは、呼び出し中のコール、接続されたコール、または保留中のコールを、ボイス メッセージ システムに直接転送できます。 コールを転送した場合、その回線は新しいコールの発信または受信に使用できるようになります。

サイレント(DND)

DND をオンにすると、コールが呼び出し状態になっても呼出音が鳴らなくなります。またあらゆる種類の表示や音による通知も、一切行われません。

非選択ラインキーの DND および通話転送通知

DND および通話転送アイコンをラインキーラベルの隣に表示します。 ラインキーは機能キー同期とともに有効にする必要があります。 また、ラインキーは DND または通話転送とともに有効にする必要があります。

緊急コール

ユーザが緊急通報をできるようにします。 緊急サービスは、電話機の位置とコールバック番号を受信し、緊急通報が予期せず切断されたときに使用します。

EnergyWise

省エネのために、あらかじめ決められた時刻に IP 電話をスリープ(電源オフ)および復帰(電源オン)させることができます。

セキュアな拡張機能の機能強化

ネットワークとセキュリティの設定がログイン電話で保存されるため、セキュアな拡張機能が強化されます。 これにより、セキュリティ ポリシーが保持され、ネットワーク帯域幅が維持されて、訪問先クラスタ(VC)内のネットワーク障害が回避されます。

エクステンション モビリティのサイズセーフと機能セーフ

機能セーフを使用すると、電話機モデルでサポートされるのと同じ数の回線ボタンがある任意の電話ボタン テンプレートを電話機で使用できます。

サイズセーフを使用すると、システムで設定されている任意の電話ボタン テンプレートを電話機で使用できます。

Forced Authorization Code(FAC; 強制承認コード)

特定のユーザが発信できるコールのタイプを制御します。

機能アクティベーションコード

不在転送サービスを有効化、無効化、または設定することをユーザに許可します。

グループコールピックアップ

ユーザが、別のグループの電話番号で呼び出し音が鳴っているコールに応答することができます。

保留状態

共有電話を持つ電話機では、ローカル回線とリモート回線のいずれがコールを保留したのかを区別できます。

保留または復帰

ユーザは、接続されたコールをアクティブな状態から保留状態に移行できます。

  • 保留音を使用しない限り、設定は必要ありません。 この表の"保留音"を参照してください。

  • この表の"保留復帰"を参照してください。

HTTP ダウンロード

HTTP をデフォルトで使用することで、電話機へのファイルのダウンロード プロセスが向上します。 HTTP ダウンロードが失敗した場合、電話機は TFTP ダウンロードの使用に戻ります。

HTTPプロキシ

電話機のプロキシサーバーをセットアップできます。

電話サービス用 HTTPS

HTTPS を使用した通信を要求することで、セキュリティが向上します。

(注)  

 

Web が HTTPS モードの場合、電話機は HTTPS サーバになります。

発信者名と番号の表示の改善

発信者名と番号の表示が改善されています。 発信者名がわかっている場合、発信者番号が「不明」ではなく表示されます。

IPv6 のサポート

Cisco IP 電話での拡張 IP アドレッシングをサポートします。 IPv6 のサポートは、スタンドアロンまたはデュアルスタック コンフィギュレーションで提供されます。 デュアルスタック モードでは、内容にかかわらず、電話機は IPv4 および IPv6 を使用して同時に通信できます。

ジッタ バッファ

ジッター バッファ機能は、オーディオ ストリームとビデオ ストリームの両方について 10 ミリ秒(ms)~ 1000 ms のジッターを処理します。

[回線をまたいで参加(Join Across Lines)]

ユーザが、複数の電話回線上にある複数のコールを、1 つの会議コールに結合できるようになります。

一部の JTAPI/TAPI アプリケーションでは、Cisco IP 電話の参加および直接転送機能と互換性がないため、参加および直接転送ポリシーを設定して、同一回線上や、場合によっては複数の回線をまたいだ参加と直接転送を無効にする必要があります。

参加(Join)

ユーザが、同一電話回線上にある 2 つのコールを、1 つの会議コールとして接続したうえで、そのコールに留まることができます。

回線表示の機能拡張

回線表示が改善されて、必要のない場合に中央境界線が除去されます。 この機能は Cisco IP 電話 7841 だけに該当します。

ハント グループからのログアウト

ユーザは、コールを受けることができない場合に、ハント グループからログアウトし、一時的にユーザの電話機で呼出音が鳴らないようにすることができます。 ハント グループからログアウトしても、ハント グループ以外のコールでは、引き続き電話機で呼出音が鳴ります。

迷惑呼 ID(MCID)

ユーザが、不審なコールを受信したことをシステム管理者に通知できる機能です。

Meet-Me 会議

ユーザがミートミー会議を開始し、参加ユーザは予定の時刻に、あらかじめ決められた番号にコールをかけます。

メッセージ待機

メッセージ待機のオンおよびオフのインジケータに対する電話番号を定義します。 直接接続型のボイス メッセージ システムでは、指定された電話番号を使用して、特定の Cisco IP 電話のメッセージ待機インジケータを設定したりクリアしたりします。

メッセージ受信インジケータ

メッセージがあると、電話画面にメッセージが表示されます。 電話機は可聴メッセージ待機インジケータも提供します。

呼出音の最小音量(Minimum Ring Volume)

IP 電話の最小呼び出し音量レベルを設定します。

不在履歴のログ

ユーザが、特定のライン アピアランスで不在履歴を不在履歴ディレクトリに記録するかどうかを指定できるようにします。

モバイル コネクト

ユーザは、1 つの電話番号を使用してビジネス コールを管理したり、デスクトップ電話機および携帯電話などのリモート デバイスで、進行中のコールをピックアップしたりすることができます。 また、電話番号や時刻に応じて、発信者グループを制限できます。

モバイル ボイス アクセス

モバイル コネクト機能が拡張され、ユーザは自動音声応答(IVR)システムにアクセスして、携帯電話などのリモート デバイスからコールを発信できるようになります。

モニタリングおよび録音

スーパーバイザは、アクティブ コールのサイレント モニタリングを実行できます。 スーパーバイザの音声はコールのどちらの側にも聞こえません。 コールがモニタされている場合、コール中にモニタリング音声アラート トーンがユーザに聞こえることがあります。

コールがセキュアな場合、そのコールのセキュリティステータスが Cisco IP Phones に錠前アイコンとして表示されます。 コールがセキュアであり、モニタリングされていることを示す音声アラート トーンは、接続先の通話者にも聞こえることがあります。

(注)  

 

アクティブ コールがモニタまたは録音されている場合、ユーザはインターコム コールを受信または発信できますが、インターコム コールを発信するとアクティブ コールが保留になります。これにより、録音セッションは終了し、モニタリング セッションは一時停止されます。 モニタリング セッションを再開するには、コールをモニタされている通話者がコールを再開する必要があります。

ライン アピアランス 1 つあたりのコール数

各回線は複数のコールに対応できます。 デフォルトで、電話機は 1 回線あたり 2 つのアクティブな通話をサポートし、最大で 1 回線あたり 10 個のアクティブな通話をサポートします。 ある時点では 1 コールだけが接続でき、他のコールは自動的に保留になります。

システムでは、最大コール/ビジー トリガーを 10/6 以下で設定できます。 10/6 を超える設定は公式にはサポートされていません。

保留音

発信者が保留状態になっている間、音楽を再生します。

ミュート

電話機のマイクをミュートします。

アラート名なし

元の発信者の電話番号を表示することで、エンド ユーザが転送されたコールを簡単に識別できるようにします。 コールはアラート コールとして表示され、その後に発信者の電話番号が表示されます。

オンフック ダイヤル

ユーザは、オフ フックにすることなく、番号をダイヤルできます。 次に、ハンドセットを持ち上げるか、[ダイヤル(Dial)] を押します。

他のグループのピックアップ

ユーザは、ユーザのグループに関連付けられている別のグループの電話機で呼出音が鳴っている場合に、そのコールに応答できます。

短縮ダイヤルの一時停止

短縮ダイヤル機能を設定すると、手動による操作をせずに、Forced Authorization Code(FAC; 強制承認コード)、クライアント識別コード(CMC)、ダイヤル一時停止、追加の番号入力(ユーザ内線番号、会議のアクセス コード、ボイスメール PIN など)が必要な宛先に到達できます。 短縮ダイヤルを押すと、電話機は指定した DN とのコールを確立し、指定した FAC、CMC、DTMF ディジットを宛先に送信して、必要なダイヤル一時停止を使用します。

ピア ファームウェア共有(PFS)

リモート サイトにある複数の IP 電話間でファームウェア ファイルを共有して、アップグレード プロセスが行われるときの帯域幅を保存できます。 この機能は、デバイスのピアツーピア階層を構成するために使用されるシスコ独自のプロトコルである、Cisco Peer-to-Peer-Distribution Protocol(CPPDP)を使用します。 CPPDP は、ファームウェアや他のファイルをピア デバイスからネイバー デバイスにコピーするためにも使用します。

PFS は、帯域幅が制限された WAN リンクを経由するブランチ/リモート オフィス導入シナリオでのファームウェアのアップグレードに役立ちます。

従来のアップグレード方式を上回る次の利点があります。

  • 中央集中型リモート TFTP サーバへの TFTP 転送における輻輳が制限されます。

  • ファームウェアのアップグレードを手動で制御する必要がなくなります。

  • アップグレード時に多数のデバイスが同時にリセットされた場合の電話機のダウンタイムが削減されます。

IP 電話の数が増えればそれだけ、従来のファームウェア アップグレード方式と比較してパフォーマンスが向上します。

キュー統計情報の PLK サポート

キュー統計情報の PLK サポート機能により、ユーザは、ハント パイロットのコール キュー統計を照会することができ、情報が電話機の画面に表示されます。

プラス ダイヤル

ユーザが先頭にプラス(+)記号を付けて E.164 番号をダイヤルできるようにします。

+ 記号をダイヤルするには、ユーザはアスタリスク(*)キーを 1 秒以上押し続ける必要があります。 これは、オンフック(編集モードを含む)またはオフフック コールの最初の桁のダイヤルに適用されます。

LLDP での電力ネゴシエーション

電話機では Link Level Endpoint Discovery Protocol(LLDP)および Cisco Discovery Protocol(CDP)を使用して電力をネゴシエートできます。

Quality Reporting Tool(QRT; 品質レポートツール)

ユーザが、ボタンを押して、問題のあるコールの情報を送信できます。 QRT は、QRT に必要なユーザ インタラクションの量に応じて、2 つのユーザ モードのどちらかに設定できます。

Redial

ユーザは、ボタンを押すか、[リダイヤル(Redial)] ソフトキーを押して、最後にダイヤルした電話番号にコールをかけることができます。

呼出音の設定

電話機に別のアクティブ コールが着信したときに、回線で使用される呼出音タイプを指定します。

名前の逆引きルックアップ

着信コールまたは発信コールの番号を使用して発信者名を識別します。 LDAP ディレクトリまたは XML ディレクトリを設定する必要があります。 電話管理の Web ページを使用して名前の逆引きルックアップを有効または無効にできます。

SIP の RTCP 保留

保留中のコールがゲートウェイによってドロップされないようにします。 ゲートウェイでは RTCP ポートのステータスを確認して、コールがアクティブかどうかが判別されます。 電話ポートを開いたままにしておくことによって、ゲートウェイは保留中のコールを終了しません。

セキュアな会議

セキュアな電話機で、セキュアな会議ブリッジを使用して会議コールを発信できます。 [会議(Confrn)]、[参加(Join)]、[割り込み(cBarge)] ソフトキーまたはミートミー会議を使用して新しい参加者が追加されると、すべての参加者がセキュアな電話機を使用している間はセキュア コールのアイコンが表示されます。

会議の各参加者のセキュリティ レベルが [会議リスト(Conference List)] に表示されます。 開催者は、非セキュアの参加者を [会議参加者リスト(Conference List)] から削除できます。 [拡張アドホック会議(Advanced Adhoc Conference)] に [有効(Enabled)] パラメータが設定されていれば、開催者でなくても会議参加者を追加または削除できます。

SIP エンドポイントの有用性

管理者が電話機からデバッグ情報をより迅速かつ簡単に収集できるようにします。

共有回線

複数の電話機で同じ電話番号を共有したり、電話番号を同僚と共有したりできるようにします。

発信者名と発信者番号の表示

電話機は、着信通話の発信者名と発信者番号の両方を表示できます。 電話画面のサイズによって、発信者名と表示される発信者番号の長さが制限されます。

発信者名にボックスが表示されている場合は、未解決の発信者名ではなく発信者番号を表示するの手順を実行します。

この表示機能は、着信コールアラートのみに適用されます。通話転送とハント グループの機能は変更されません。

この表の発信者 IDを参照してください。

製品設定バージョンの表示

電話機の画面に表示される製品設定バージョンの [製品情報] をカスタマイズできます。

通話履歴での通話時間の表示

通話履歴の詳細に発信、受信通話の通話時間を表示します。

通話時間が 1 時間以上になった場合、時間、分、秒(HH:MM:SS)の形式で時間が表示されます。

通話時間が 1 時間未満の場合は、分、秒(MM:SS)形式で時間が表示されます。

通話時間が 1 分未満の場合は、秒(SS)形式で時間が表示されます。

着信コールをサイレント状態にする

[無視(Ignore)]ソフトキーを押すか音量ボタンを調節することにより、着信コールをサイレント状態にできます。

スピード ダイヤル

記憶されている指定番号をダイヤルします。

コール待機と匿名コールの拒否の同期

コール待機機能と匿名着信拒否機能の同期を、特定の回線と BroadSoft XSI サーバ間で有効または無効にできます。

タイム ゾーンのアップデート

タイム ゾーンの変更に伴い、Cisco IP 電話を更新します。

転送

ユーザは、接続されているコールを自分の電話機から別の番号にリダイレクトできます。

一部の JTAPI/TAPI アプリケーションでは、Cisco IP 電話の参加および直接転送機能と互換性がないため、参加および直接転送ポリシーを設定して、同一回線上や、場合によっては複数の回線をまたいだ参加と直接転送を無効にする必要があります。

ボイス メッセージ システム

コールに応答がない場合に、発信者がメッセージを残せるようにします。

Web アクセスはデフォルトで有効

Web サービスは、デフォルトでは有効になっています。

XSI 通話履歴表示

BroadWorks サーバまたはローカル電話のいずれかからの最近の通話履歴を表示するように電話機を設定できます。 この機能を有効にすると、[通話履歴(Recent)] 画面には [次からの通話履歴を表示(Display recents from)] メニューが表示され、ユーザは XSI 通話履歴またはローカル通話履歴を選択できます。

機能ボタンとソフトキー

次の表に、ソフト キーで使用可能な機能、専用機能ボタンで使用可能な機能、さらにプログラム可能な機能ボタンとして設定する必要がある機能を示します。 この表の"X"は、その機能が対応するボタンのタイプまたはソフトキーでサポート対象ことを意味します。 2つのボタンタイプとソフトキーのうち、ウェブインターフェイスまたは設定ファイル(cfg.xml)での設定が必要なのは、プログラム可能な機能ボタンのみです。


(注)  


Cisco IP 会議用電話 7832 マルチプラットフォーム フォンマルチプラットフォームフォンには、プログラム可能な機能ボタンがありません。



(注)  


Cisco IP 会議用電話 8832 マルチプラットフォーム フォンマルチプラットフォームフォンには、プログラム可能な機能ボタンがありません。


表 1. 機能とボタンおよびソフトキーの対応

機能名

専用機能ボタン

ソフトキー

応答

サポート対象外

サポートされる

すべてのコールの転送

サポート対象外

サポートされる

話中転送

サポート対象外

サポートされる

無応答時転送

サポート対象外

サポートされる

コール パーク

サポート対象外

サポートされる

コール ピックアップ(ピックアップ)

サポート対象外

サポートされる

カテゴリ

サポート対象外

サポートされる

会議

サポート対象外

サポート対象(接続中の会議コール シナリオでのみ表示)

即転送

サポート対象外

サポートされる

取り込み中

サポート対象外

サポートされる

保留 (Hold)

サポート対象外

サポートされる

ミュート

サポートされる

サポート対象外

Redial

サポート対象外

サポートされる

スピード ダイヤル

サポート対象外

サポートされる

転送

サポート対象外

サポート対象(接続中の通話転送シナリオでのみ表示)

スピードダイヤル番号を割り当てます

電話機の短縮ダイヤルを Web インターフェイスで設定できます。 ユーザは、設定されているスピードダイヤルを電話機に表示し、スピードダイヤル番号を使用して対応する連絡先に発信できます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [ユーザー(User)] を選択します。

ステップ 2

スピードダイヤルセクションで、スピードダイヤル(n)名に名前を入力し、スピードダイヤル(n)番号にスピードダイヤルエントリに対応する番号を入力します。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。 スピードダイヤルパラメータは回線固有です。 次の形式で文字列を入力します。
<Speed_Dial_1_Name ua="rw">John Wood</Speed_Dial_1_Name>
<Speed_Dial_1_Number ua="rw">12345678</Speed_Dial_1_Number>

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


DTMF の待機および一時停止パラメータ

短縮ダイヤル、ディレクトリ、拡張機能、および電話機で設定されたその他の文字列には、待機X)および一時停止,)の文字を含めることができます。 これらの文字を使用して、手動および自動 DTMF(デュアル トーン多重周波数)信号を伝送します。

短縮ダイヤル、拡張機能、またはディレクトリ文字列とともに次の形式で待機文字および一時停止文字を追加できます。

{Dial_String}[ ][,|X][DTMF_string][,|X][DTMF_string]

引数の説明

  • Dial_String:ダイヤルを試行している回数。 8537777、14088537777 などです。

  • [ ](スペース):ダイヤル文字列の終わりを定義または設定するダイヤル終了文字。 スペースは必須です。 電話機でスペースの前に X またはカンマ(,)が検出されると、これらの文字はダイヤル文字列の一部として処理されます。

  • ,(カンマ):文字列の各カンマで 2 秒の一時停止が挿入されます。

  • X(待機):電話機がユーザ入力および確認応答を待機することを示します。

    キー パッドを使用して手動で DTMF 信号を入力すると、手動入力の伝送が完了したことを通知するメッセージが表示されます。 確認で、電話機は DTMF_string によって定義された DTMF 信号を送信します。 電話機が次のパラメータを実行します。 ダイヤル文字列に実行するパラメータがなくなると、電話機はメイン画面を閉じます。

    待機プロンプト ウィンドウは、ユーザが待機プロンプトを確認するか、またはコールがユーザまたはリモート デバイスによって終了されると消えます。

  • DTMF_string:コールの接続後にユーザがリモート デバイスに送信する DTMF 信号。 電話機は、有効な DTMF 信号以外の信号を送信できません。

例:

18887225555,,5552X2222

短縮ダイヤル エントリが、電話機が 18887225555 をダイヤルするトリガーになります。 スペースは、ダイヤル文字列の最後を示します。 電話機は 4 秒待機して(2 つのカンマ)、DTMF 信号 5552 を送信します。

ユーザに手動で数字を入力するよう促すメッセージが表示されます。 番号をダイヤルし終えたら、[OK]を押して手動入力が完了したことを確認します。 電話機が DTMF 信号 2222 を送信します。

使用上のガイドライン

ユーザは、コールが接続されているときはいつでも番号を送信できます。

X またはカンマ(,)を含む文字列の最大長は、短縮ダイヤル エントリ、ダイヤル画面エントリ、ディレクトリ エントリ、およびその他のダイヤル文字列の長さに制限されます。

待機が開始されると、電話機にホーム画面が表示され、キー パッドを使用してさらに番号を入力するよう促されます。 ユーザが入力を編集しているときにこのアクションが発生すると、編集が失われる場合があります。

コールをダイヤルしたときにダイヤル文字列の最初の部分のみがダイヤル プランと一致する場合、ダイヤル文字列と一致しない部分のダイヤル文字列は無視されます。 次に例を示します。

85377776666,,1,23

8537777 がダイヤル プランと一致する場合、6666 の文字は無視されます。 電話機は、4 秒待機してから DTMF 1 を送信します。その後、2 秒待機して DTMF 23 を送信します。

コールをログ記録する場合、電話機が記録するのはダイヤル文字列のみです。DTMF 文字列はログ記録されません。

有効な DTMF 信号は 0-9、*、または # です。 他の文字はすべて無視されます。

制約事項

コールが接続されてすぐに転送される場合、電話機は DTMF 信号を処理できないことがあります。 これは、コールが接続されてから転送されるまでの時間の長さに依存します。

スター コードを使用した会議ボタンの有効化

電話会議ボタンにスター コードを追加することができます。これによって、ユーザがボタンを一度押すだけで多くのアクティブな通話を電話会議に追加できます。 電話の web ページからこの機能を有効にすることができます。

始める前に

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線(n)(Ext(n))] を選択します。ここで、n は内線番号です。

ステップ 2

コール機能の設定セクションで、会議シングルハードキー会議ブリッジの URLフィールド 会議ボタンのパラメータで定義されているように設定します。

また、電話会議ボタンを xml ファイルで有効にすることもできます。 次の形式で文字列を入力します。

<Conference_Bridge_URL_1_ ua="na">*55</Conference_Bridge_URL_1_>
<Conference_Single_Hardkey_1_ ua="na">Yes</Conference_Single_Hardkey_1_>

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


会議ボタンのパラメータ

次の表で、電話機のウェブインターフェイスの [音声(Voice)] > [内線(n)(Ext (n))] タブの [Call Features Settings(コール機能の設定)] セクションにおける、会議ボタンのパラメータの機能と使用方法を定義します。 また、パラメータを設定するために、XML コードを含む電話設定ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 2. 会議ボタンのパラメータ

パラメータ

説明とデフォルト値

会議のシングルハードキー

このフィールドを使用して、会議コールを開始するためにキーの 会議ボタンだけを使用するかどうかを指定できます。 [はい (Yes)] に設定すると、ユーザは会議ボタンだけを使用して会議コールを開始できます。 「Conf」ソフトキーが非アクティブ化されます。 [いいえ (No)] に設定すると、ユーザは会議ボタン Conf ソフトキーの両方を使用できます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Conference_Single_Hardkey_1_ ua="na">Yes</Conference_Single_Hardkey_1_>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、このフィールドを [はい(Yes)] または [いいえ(no)] に設定して、この機能を有効または無効にします。

有効値: はい(Yes)| いいえ(No)

デフォルト:[いいえ(No)]

[会議ブリッジのURL(Conference Bridge URL)]

電話会議への参加に使用されるURL、通常、ダイヤル可能な番号またはこのフォーマットuser@IPaddress:portのURIの形式

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Conference_Bridge_URL_1_ ua="na">*55</Conference_Bridge_URL_1_>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、会議ブリッジとして URI または番号を指定します。

デフォルト:空

英数字ダイヤリングの設定

電話機のユーザが数字のみの代わりに英数字をダイヤルしてコールを発信できるように電話機を設定することができます。 電話の web ページで、スピード ダイヤル、BLF、コール ピックアップとともに英数字ダイヤルを設定できます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > 内線(n)(Ext(n))を選択します。

ステップ 2

ダイヤルプランセクションの [URI ダイヤルの有効化1] で、はい] を選択して英数字ダイヤルを有効にします。

このパラメータは、設定ファイル(cfg.xml)のパラメータでも設定できます。 パラメータは、回線固有です。
<Enable_URI_Dialing_1_ ua="na">Yes</Enable_URI_Dialing_1_>

ステップ 3

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択し、ラインキーに対して、次の形式で文字列を追加して、短縮ダイヤルとともに英数字ダイヤル機能を有効にすることができます。

fnc=sd;ext=xxxx.yyyy@$PROXY;nme=yyyy,xxxx

次に例を示します。

fnc=sd;ext=first.last@$PROXY;nme=Last,First 

上記の例によって、ユーザが通話を発信する際に「first.dial」とダイヤルできるようになります。

(注)  

 

英数字ダイヤルに使用できるサポートされている文字は、a ~ z、A ~ Z、0 ~ 9、-、_、.、および + です。

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


オプションのネットワークを設定する

オプションのネットワーク サーバは、DNS ルックアップ、ネットワーク時間、ロギング、デバイス検出などのリソースを提供します。 また、ユーザの電話機に PC ポート ミラーリングを追加できるようにします。 ユーザは電話機からこのサービスを有効または無効にすることができます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。 各パラメータを設定するには、オプションのネットワーク設定のパラメータの文字列のシンタックスを参照してください。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [システム(System)] を選択します。

ステップ 2

[オプションのネットワーク設定(Optional Network Configuration)]セクションで、オプションのネットワーク設定のパラメータの説明に従って、フィールドを設定します。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


オプションのネットワーク設定のパラメータ

次の表で、電話機のウェブインターフェイスの[音声(Voice)] > [システム(System)] タブの下にある [オプションネットワーク設定(Optional Network Configuration)] セクションにおける、アクセス制御パラメータの機能と使用方法を定義します。 また、パラメータを設定するために、XML コードを含む電話設定ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 3. オプションのネットワーク設定のパラメータ

パラメータ

説明とデフォルト値

ホスト名(Host Name)

電話機が使用するサーバのホスト名。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Host_Name ua="rw">serverhost.com</Host_Name>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、使用するサーバのホスト名を入力します。

デフォルト:空

ドメイン(Domain)

電話機のネットワーク ドメイン。

LDAP を使用している場合は、LDAP 設定を参照してください。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Domain ua="rw">domainexample.com</Domain>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、電話機のドメインを入力します。

デフォルト:空

[DNSサーバ順序(DNS Server Order)]

DNSサーバを選択する順序を指定します。

次のいずれかを実行します。

  • [手動、DHCP(Manual, DHCP)]

  • 手動

  • [DHCP、手動(DHCP,Manual)]

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <DNS_Server_Order ua="na">Manual,DHCP</DNS_Server_Order>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、DNS サーバを選択するために、電話機が従う順序を指定します。

有効値: 手動、DHCP |手動 |DHCP、手動

デフォルト:主導、DHCP

[DNSクエリ モード(DNS Query Mode)]

DNS クエリモードを指定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <DNS_Query_Mode ua="na">Parallel</DNS_Query_Mode>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、DNS クエリのモードを選択します。

有効: 並列|順次

デフォルト: 並列

[DNSキャッシング有効(DNS Caching Enable)]

DNS キャッシングを有効または無効にします。 有効にすると、DNS クエリの結果はキャッシュされません。 電話機は、ローカルキャッシュが期限切れになるまで、ローカル DNS キャッシュを取得します。 無効にすると、電話機は常に DNS クエリを実行します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <DNS_Caching_Enable ua="na">Yes</DNS_Caching_Enable>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、このフィールドを [はい(Yes)] または [いいえ(no)] に設定して DNS キャッシュを有効または無効にします。

有効値: はい(Yes)| いいえ(No)

デフォルト:はい(Yes)

[スイッチポートの設定(Switch Port Config)]

ネットワーク ポートの速度とデュプレックスを選択できます。 値は次のとおりです。

  • 自動

  • 10 ハーフ

  • 10 フル

  • 100 ハーフ

  • 100 フル

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Switch_Port_Config ua="na">AUTO</Switch_Port_Config>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、ポートのスピードを選択するか、または 自動 を選択して、システムがスピードを選択できるようにします。

デフォルト:[自動(Auto)]

[PCポートミラーリングを有効化(Enable PC Port Mirror)]

電話機の PC ポートミラーリングを有効または無効にします。 [はい (Yes)] に設定すると、電話機のパケットが表示されます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Enable_PC_Port_Mirror ua="na">No</Enable_PC_Port_Mirror>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、このフィールドを [はい(Yes)] または [いいえ(no)] に設定して、電話機の PC ポートミラーリングを有効または無効にします。

有効値: はい(Yes)| いいえ(No)

デフォルト:[いいえ(No)]

syslog サーバ

システム ログ パラメータを参照してください。

Syslog 識別子

システム ログ パラメータを参照してください。

[プライマリNTP サーバ(Primary NTP Server)]

時刻の同期に使用されるプライマリ NTP サーバの IP アドレスまたは名前。

IPv4 と IPv6 の両方のプライマリ NTP サーバを設定できます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Primary_NTP_Server ua="rw">192.168.1.10</Primary_NTP_Server>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、NTP サーバの IP アドレスまたはホスト名を指定します。

デフォルト:空白

[セカンダリNTP サーバ(Secondary NTP Server)]

時刻の同期に使用されるセカンダリ NTP サーバの IP アドレスまたは名前。

IPv4 と IPv6 の両方のプライマリ NTP サーバを設定できます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Secondary_NTP_Server ua="rw">192.168.1.11</Secondary_NTP_Server>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、NTP サーバの IP アドレスまたはホスト名を指定します。

デフォルト:空白

Config TOS を使用する

このフィールドは、内線 (n)タブで電話機がサービスの時間 (TOS) パラメータを使用するかどうかを制御します。 [内線(n)(Ext (n))] タブで指定されている TOS 設定を電話機で使用する場合は、このフィールドを [はい (Yes)] に設定します。 それ以外の場合は、このフィールドを [いいえ(No)] に設定します

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Use_Config_TOS ua="na">No</Use_Config_TOS>
  • 電話機ウェブインターフェイスで、必要に応じて [はい(Yes)] または [いいえ(No)] を選択します

有効値:はい(Yes)|いいえ(No)

デフォルト:[いいえ(No)]

XML サービス

電話機は、XML ディレクトリ サービスやその他の XML アプリケーションなどの XML サービスのサポートを提供します。 XML サービスの場合、HTTP と HTTPS のサポートのみが利用可能です。

次の Cisco XML オブジェクトがサポートされています。

  • CiscoIPPhoneMenu

  • CiscoIPPhoneText

  • CiscoIPPhoneInput

  • CiscoIPPhoneDirectory

  • CiscoIPPhoneIconMenu

  • CiscoIPPhoneStatus

  • CiscoIPPhoneExecute

  • CiscoIPPhoneImage

  • CiscoIPPhoneImageFile

  • CiscoIPPhoneGraphicMenu

  • CiscoIPPhoneFileMenu

  • CiscoIPPhoneStatusFile

  • CiscoIPPhoneResponse

  • CiscoIPPhoneError

  • CiscoIPPhoneGraphicFileMenu

  • Init:CallHistory

  • EditDial:n

サポートされている URI の完全なリストについては、次の場所にある Cisco Unified Communications Manager およびマルチプラットフォーム フォン向けの Cisco Unified IP Phone サービス アプリケーション開発メモ [英語] を参照してください。

XML ディレクトリ サービス

XML URL に認証が必要な場合、パラメータ XML UserName および XML Password を使用します。

XML URL のパラメータ XML UserName は、$XML UserName に置き換えられます。

次に例を示します。

パラメータ XML UserName は、cisco です。 XML ディレクトリ サービス URL は、http://www.sipurash.compath?username=$XML_User_Name です。

結果のリクエスト URL:http://www.sipurash.com/path?username=cisco

XML アプリケーションに接続するための電話機の設定

XML アプリケーションのパラメータの定義に従って、設定ファイル (cfg.xml) でパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

XML サービス セクションで、XML アプリケーションのパラメータの定義に従って、 XMLアプリケーションサービス名 XML アプリケーションサービス URL フィールドを設定します。

ステップ 3

(オプション)XML アプリケーションのパラメータで定義されているように、XML ユーザー名XML パスワード フィールドにXMLサービスを認証するためのユーザー名とパスワードを指定します。

ステップ 4

(オプション)外部アプリケーション(ウェブアプリケーションなど)から電話への Post を介したCGI / Execute URL 認証を有効にして構成します。

XML アプリケーションのパラメータで定義されているように、 CISCO XML EXE 有効化CISCO XML EXE 認証モードフィールドを設定します。

ステップ 5

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


XML アプリケーションのパラメータ

次の表で、電話機のウェブインターフェイスの [音声(Voice)] > [電話(Phone)] タブの下にある [XML サービス(XML Service)] セクションにおける、XML アプリケーションパラメータの機能と使用方法を定義します。 また、パラメータを設定するために、XML コードを含む電話設定ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 4. XML アプリケーションのパラメータ

パラメータ

説明

XML アプリケーション サービス名(XML Application Service Name)

XML アプリケーションの名前。 ウェブアプリケーションの選択肢として電話機に名前が表示されます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <XML_Application_Service_Name ua="na">XML_APP</XML_Application_Service_Name>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、XML アプリケーションの名前を入力します。

デフォルト:空

XMLアプリケーションサービスURL(XML Application Service URL)

XML アプリケーションが配置されているURL

マクロ変数は XML URL でサポートされています。 有効なマクロ変数については、マクロ変数を参照してください。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <XML_Application_Service_URL ua="na">XML_APP</XML_Application_Service_URL>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、XML アプリケーションの URL を入力します。

電話の [情報と設定(Information and settings)] 画面には、[XML アプリケーション(XML application)] が表示されません。

デフォルト:空

XMLユーザー名(XML User Name)

認証を目的としたXMLサービスのユーザ名。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <XML_User_Name ua="na">username</XML_User_Name>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、XML サービスの認証に使用するユーザ名を入力します。

デフォルト:空

XMLパスワード(XML Password)

指定された XML ユーザー名の XML サービスパスワード。このフィールドに入力したパスワードは、設定ファイル(cfg.xml)に表示されます。
<!--
 <XML_Password ua="na">*************</XML_Password> 
-->

デフォルト:空

CISCO XML EXE 有効

XML アプリケーションサーバにアクセスするために認証が必要かどうかを指定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <CISCO_XML_EXE_Enable ua="na">Yes</CISCO_XML_EXE_Enable>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、[はい(Yes)] または [いいえ(no)] に設定して認証を有効または無効にします。

有効値: はい(Yes) |いいえ(No)

デフォルト:[いいえ(No)]

CISCO XML EXE 認証モード

Cisco XML EXE の認証モードを指定します。 次のオプションを使用できます。

  • 信用(Trusted)—ローカルの資格情報に関係なく認証は実行されません。

  • ローカル クレデンシャル—認証は、設定されている場合、ローカルの資格情報を使用したダイジェスト認証に基づきます ローカルの資格情報が設定されていない場合、認証は実行されません。

  • リモート クレデンシャル:認証は、(XML アプリケーション サーバにアクセスするために)ウェブページの XML アプリケーションで設定されているリモート資格情報を使用したダイジェスト認証に基づきます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <CISCO_XML_EXE_Auth_Mode ua="na">Local Credential</CISCO_XML_EXE_Auth_Mode>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、認証モードを選択します。

有効値:信用(Trusted) |ローカル資格情報 |リモート資格情報

デフォルト: ローカル資格情報

マクロ変数

XML URL でマクロ変数を使用することができます。 次のマクロ変数がサポートされています。

  • ユーザー ID:UID1、UID2 ~ UIDn

  • 表示名:DISPLAYNAME1、DISPLAYNAME2 ~ DISPLAYNAMEn

  • 認証 ID:AUTHID1、AUTHID2 ~ AUTHIDn

  • プロキシ:PROXY1、PROXY2 ~ PROXYn

  • 小文字の 16 進数を使用した MAC アドレス:MA

  • 製品名:PN

  • 製品シリアル番号:PSN

  • シリアル番号:SERIAL_NUMBER

次の表に、電話機でサポートされているマクロのリストを示します。

マクロ名

マクロ展開

$

$$ 形式は、単一の $ 文字に展開されます。

A ~ P

汎用パラメータ GPP_A ~ GPP_P で置き換えられます。

SA ~ SD

特殊用途のパラメータ GPP_SA ~ GPP_SD で置き換えられます。 これらのパラメータには、プロビジョニングで使用されるキーまたはパスワードが保持されます。

(注)  

 

$SA ~ $SD は、オプションの resync URL 修飾子 --key を引数として認識されます。

MA

小文字の 16 進数を使用した MAC アドレス(000e08aabbcc)。

MAU

大文字の 16 進数を使用した MAC アドレス(000E08AABBCC)。

MAC

小文字の 16 進数を使用し、16 進数ペアがコロンで区切られた MAC アドレス(00:0e:08:aa:bb:cc)。

PN

製品名。IP 電話 7832 など。

PSN

製品シリーズ番号。7832 など。

SN

シリアル番号の文字列。88012BA01234 など。

CCERT

SSL クライアント証明書のステータス(インストール済みまたは未インストール)。

IP

ローカル サブネット内の電話機の IP アドレス。192.168.1.100 など。

EXTIP

インターネットで表示される、電話機の外部 IP。66.43.16.52 など。

SWVER

ソフトウェア バージョン文字列。 ソフトウェア バージョンの文字列を使用して、現在の電話機のファームウェア ロードと比較します。

次の形式に従います。
  • ファームウェアリリース 11.3 (1) SR1 以前:

    sipyyyy.11-0-1MPP-376

    yyyyは、電話機のモデルまたは電話シリーズを示します。11はメジャーバージョンです。0はマイナーバージョンです。1MPPはマイクロバージョンを示し、376はビルド番号です。

  • ファームウェアリリース 11.3 (2) 以降:

    sipyyyy.11-3-2MPP0001-609

    yyyyは、電話機のモデルまたは電話シリーズを示します。11はメジャーバージョンです。3はマイナーバージョンです。2MPP0001はマイクロバージョンを示し、609はビルド番号です。

ファームウェアのロードを比較するには、次の 2 つの方法があります。

  • 引用符ありの "$SWVER":ファームウェア ロード名の比較で変数が文字列として機能します。 "$SWVER" eq "sipyyyy.11-2-1MPP-312.loads"または "$SWVER" eq "sipyyyy.11-3-2MPP0001-609.loads"の場合、電話機のモデル番号とロード名のバージョン番号が比較に含まれています。

  • 引用符なしの $SWVER:変数が解析され、ビルド番号に加えて、メジャー、マイナー、およびマイクロ リビジョン番号が判別されます。 たとえば、sip88xx.11-3-2MPP0001-598.loadssip8845_65.11-3-2MMP0001-598.loads のファームウェア名が解析された場合、その結果でモデル番号とロード番号が無視されます。 両方のファームウェア名の解析結果として、メジャー リビジョン=11、マイナー リビジョン=3、マイクロ リビジョン=2MPP0001、ビルド番号=598 が得られます。

ファームウェアバージョンの比較の詳細については、マクロ展開変数を参照してください。

HWVER

ハードウェア バージョンの文字列。1.88.1 など。

PRVST

プロビジョニングの状態(数値文字列)

  • -1 = 明示的な再同期要求

  • 0 = 電源投入再同期

  • 1 = 定期的な再同期

  • 2 = 再同期の失敗、再試行

UPGST

アップグレードの状態(数値文字列)

  • 1 = 最初のアップグレード試行

  • 2 = アップグレードの失敗、再試行

UPGERR

前回のアップグレード試行の結果メッセージ(ERR)。http_get failed など。

PRVTMR

最後の再同期から経過した秒数。

UPGTMR

最後のアップグレード試行から経過した秒数。

REGTMR1

SIP サーバで回線 1 が登録解除されてから経過した秒数。

REGTMR2

SIP サーバで回線 2 が登録解除されてから経過した秒数。

UPGCOND

レガシーのマクロ名。

SCHEME

ファイル アクセス スキーム(再同期またはアップグレード URL の解析後に取得される TFTP、HTTP、または HTTPS)。

METH

廃止された SCHEME エイリアス。使用しないでください。

SERV

ターゲット サーバのホスト名を要求します。

SERVIP

ターゲット サーバの IP アドレスを要求します(DNS ルックアップの後)。

PORT

ターゲット UDP/TCP ポートを要求します。

PATH

ターゲットのファイル パスを要求します。

ERR

再同期またはアップグレード試行の結果のメッセージ。

UIDn

回線 n の UserID 設定パラメータの内容。

ISCUST

ユニットがカスタマイズされている場合、値は 1。それ以外の場合は 0。

(注)  

 

Web UI 情報ページで確認できるカスタマイズ ステータス。

INCOMINGNAME

最初の接続、呼び出し、または着信コールに関連付けられた名前。

REMOTENUMBER

最初の接続、呼び出し、または着信コールの電話番号。 複数のコールがある場合は、最初に見つかったコールに関連付けられているデータが渡されます。

DISPLAYNAMEn

回線 N の表示名設定パラメータの内容。

AUTHIDn

回線 N の認証 ID 設定パラメータの内容。

共有電話

共有電話は、1 台以上の電話機に表示される電話番号です。 同じディレクトリ番号を複数の異なる電話機に割り当てることにより、共有電話を作成することができます。

着信コールは回線を共有しているすべての電話機に表示され、誰でもそのコールに応答することができます。 1 台の電話機では、一度に 1 つのコールのみをアクティブにすることができます。

回線を共有しているすべての電話機に通話情報が表示されます。 誰かがプライバシー機能をオンにすると、その電話機からの発信コールは表示されません。 ただし、共有電話への着信コールは表示されます。

共有電話にコールがかけられると、共有電話を持つすべての電話機で呼出音が鳴ります。 共有通話を保留にした場合は、回線と共有しているユーザーは誰でも または、[再開(Resume)] ソフトキーを押して通話を再開できます。

次の共有電話機能がサポートされています。

  • 回線捕捉

  • パブリック保留

  • プライベート保留

  • サイレント割り込み(有効なプログラム可能なソフトキーを通じてのみ)

次の機能は、専用回線としてサポートされています。

  • 転送

  • 会議

  • コール パーク/コール取得

  • コール ピックアップ

  • 取り込み中

  • 通話転送

各電話機を個別に設定することができます。 通常、すべての IP フォンでアカウント情報は同じですが、ダイヤル プランや優先コーデック情報などの設定は、電話機によって異なる場合があります。

共有電話の設定

電話のウェブページで複数の電話に同じディレクトリ番号を割り当てることにより、共有電話を作成できます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。 各パラメータを設定するには、共有電話の設定用パラメータの文字列のシンタックスを参照してください。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線(n)(Ext(n) )] を選択します。(n) は、共有する内線番号です。

ステップ 2

全般 セクションで、 共有電話の設定用パラメータ表の説明に従って 回線有効化 パラメーターを設定します。

ステップ 3

共有ラインアピアランス セクションで、共有電話の設定用パラメータ表の説明に従って内線共有 共有ユーザIDフィールドサブスクリプション有効期限、およびMW 制限Iパラメーターを設定します。

ステップ 4

[プロキシおよび登録(Proxy and Registration)] セクションの下の [プロキシ(Proxy)] フィールドにプロキシ サーバの IP アドレスを入力します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg .xml) でこのパラメータを設定することもできます。

<Proxy_1_ ua="na">as1bsoft.sipurash.com</Proxy_1_>

プロキシサーバのアドレスの例: as1bsoft.sipurash.com

ステップ 5

[サブスクライバ情報(Subscriber Information)] セクションで、共有内線の表示名ユーザー ID(内線番号)を入力します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg .xml) でこのパラメータを設定することもできます。

<Display_Name_1_ ua="na">name</Display_Name_1_>
<User_ID_1_ ua="na">4085273251</User_ID_1_>

ステップ 6

その他のラインキーの設定セクションで、SCA Barge-IN 有効共有電話の設定用パラメータ表の示されているように設定します。

ステップ 7

Submit All Changes をクリックします。


共有電話の設定用パラメータ

次の表では、電話機ウェブページの音声 > 内線(n)タブ内のパラメータについて説明します。

次の表では、電話機のウェブインターフェイスの内線(n)タブの 全般および共有電話アピアランスセクションにおける BLF パラメータの機能と使用法を定義しています。 また、パラメータを設定するために、XML (cfg.xml) コードを含む電話構成ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 5. 共有回線のパラメータ

パラメータ

説明

[回線の有効化(Line Enable)]

サービス用の回線を有効にします。

次のいずれかを実行します。

  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択して有効にします。 それ以外の場合は、[いいえ(No)]を選択します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Line_Enable_1_ ua="na">Yes</Line_Enable_1_>

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:はい(Yes)

内線共有(Share Ext)

他のCisco IP 電話がこの内線を共有しているか、または内線がプライベートかどうかを示します。

次のいずれかを実行します。

  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択して有効にします。 それ以外の場合は、[いいえ(No)]を選択します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Share_Ext_1_ ua="na">No</Share_Ext_1_>

共有内線[いいえ(No)] に設定した場合、この内線番号はプライベートとなり、 共有電話アピアランス 設定に関係なく、通話を共有しません。 共有内線を [はい(Yes)]に設定した場合、通話は 共有電話アピアランス 設定に従います。

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:はい(Yes)

共有ユーザー ID(Shared User ID)

共有電話アピアランスに割り当てられているユーザを識別します。

次のいずれかを実行します。

  • 電話機のウェブインターフェイスで、ユーザー ID を入力します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Shared_User_ID_1_ ua="na">Shared UserID</Shared_User_ID_1>

サブスクリプションの有効期限(Subscription Expires)

SIP サブスクリプションが失効するまでの秒数。 サブスクリプションが失効する前に、共有電話内線のステータスに関して、SIP サーバから NOTIFY メッセージが電話機に送信されます。

次のいずれかを実行します。

  • 電話機のウェブインターフェイスで、値を秒単位で入力します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Subscription_Expires_1_ ua="na">3600</Subscription_Expires_1_>

有効値:10 ~ 65,535の整数

デフォルト:3600 秒

MWIの制限(メッセージ待機インジケータ)

メッセージ待機インジケータがプライベートのメッセージにのみ点灯することを示します。

次のいずれかを実行します。

  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択して有効にします。 有効な場合、メッセージ待機インジケータは、プライベートのメッセージにのみ点灯します。 それ以外の場合は、[いいえ(No)]を選択します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Restrict_MWI_1_ ua="na">No</Restrict_MWI_1_>

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

次の表では、電話機の Web ページの [音声(Voice)] > [電話(Phone)] タブ内のパラメータについて説明します。

表 6. 各種ラインキーの設定

パラメータ

説明

SCA 割り込みの有効化(SCA Barge-In Enable)

SCA 割り込みを有効にします。

次のいずれかを実行します。

  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択して有効にします。 それ以外の場合は、[いいえ(No)]を選択します。

  • XML(cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <SCA_Barge-In-Enable ua="na">No</SCA_Barge-In-Enable>

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

ダイアログベースの共有ラインアピアランスを追加

ダイアログベースの共有回線を有効にし、共有回線内の電話機がダイアログイベントパッケージに登録する機能が追加されています。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [SIP] を選択します。

ステップ 2

[SIP パラメータ] セクションで、電話機をダイアログイベントパッケージに登録するには、[回線イベントパッケージタイプの共有] パラメータをダイアログに設定します。

また、パラメータを Call-Info に設定すると、電話機では従来の動作が維持されます。

デフォルト値:Call-Info

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg .xml) でこのパラメータを設定することもできます。

<Share_Line_Event_Package_Type ua="na">Dialog</Share_Line_Event_Package_Type> 

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


内線への着信音の割り当て

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。 各パラメータを設定するには、着信音のパラメータの文字列のシンタックスを参照してください。

始める前に

電話機 ウェブインターフェイスへのアクセス.

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線(n)(Ext(n))] を選択します。(n) は、電話の内線番号です。

ステップ 2

コール機能の設定セクションで、リストから デフォルト着信音 パラメータを選択するか、着信音なしを選択します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg .xml) でこのパラメータを設定することもできます。

<Default_Ring_3_ ua="rw">1</Default_Ring_3_>

ステップ 3

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 4

着信音 セクションで、着信音のパラメータ表の説明に従って 着信音(n) およびサイレント着信音時間パラメータを設定します。

ステップ 5

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


着信音のパラメータ

次の表で、着信音のパラメータについて説明します。

表 7. 着信音のパラメータ

パラメータ

説明

Ring1~Ring12(Ring1 to Ring12)

様々な着信音の着信音スクリプト。

XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

<!-- Ringtone -->
<Ring1 ua="na">n=Sunrise;w=file://Sunrise.rwb;c=1</Ring1>
<Ring2 ua="na">n=Chirp 1;w=file://chirp1.raw;c=1</Ring2>
<Ring3 ua="na">n=Chirp 2;w=file://chirp2.raw;c=1</Ring3>
<Ring4 ua="na">n=Delight;w=file://Delight.rwb;c=1</Ring4>
<Ring5 ua="na">n=Evolve;w=file://Evolve.rwb;c=1</Ring5>
<Ring6 ua="na">n=Mellow;w=file://Mellow.rwb;c=1</Ring6>
<Ring7 ua="na">n=Mischief;w=file://Mischief.rwb;c=1</Ring7>
<Ring8 ua="na">n=Reflections;w=file://Reflections.rwb;c=1</Ring8>
<Ring9 ua="na">n=Ringer;w=file://Ringer.rwb;c=1</Ring9>
<Ring10 ua="na">n=Ascent;w=file://Ascent.rwb;c=1</Ring10>
<Ring11 ua="na">n=Are you there;w=file://AreYouThereF.raw;c=1</Ring11>
<Ring12 ua="na">n=Chime;w=file://Chime.raw;c=1</Ring12>
<Silent_Ring_Duration ua="na">60</Silent_Ring_Duration>

サイレント呼び出し時間(Silent Ring Duration)]

サイレント呼び出しの持続期間を制御します。 たとえば、パラメータが 20 秒に設定されている場合、電話機はサイレント呼び出しを 20 秒間再生してから、480 応答を INVITE メッセージに送信します。

電話設定 XML ファイル(cfg.xml)で、次の形式で文字列を入力します。<Ring1 ua="na">n=Sunrise;w=file://Sunrise.rwb;c=1</Ring1>

<Silent_Ring_Duration ua="na">60</Silent_Ring_Duration>

特殊着信音の追加

着信音スクリプトを使用して各着信音の特性を設定できます。 電話機が SIP アラート情報メッセージを受信し、そのメッセージの形式が正しい場合、電話機は指定された着信音を再生します。 それ以外の場合、電話機はデフォルトの着信音を再生します。

手順


着信音スクリプトでは、次の形式で、着信音に名前を割り当て、特殊な着信音を設定するスクリプトを追加します。

n=ring-tone-name;w=waveform-id-or-path;c=cadence-id

引数の説明

n = 着信音を識別する着信音の名前。 電話機の着信音メニューにこの名前が表示されます。 着信 INVITE リクエストでの SIP アラート情報ヘッダーで同じ名前を使用して、対応する着信音を再生するよう電話機に指示することができます。 名前は URL で使用可能な文字と同じ文字のみである必要があります。

w = 波形の id またはパスであり、この着信音で使用する目的の波形のインデックスです。 組み込みの波形は次のとおりです。

  • 1 = 機械的ベルのクラシックな電話機

  • 2 = 通常の電話着信音

  • 3 = 従来の呼出音

  • 4 = 広帯域周波数掃引信号

ネットワーク パス(url)を入力してサーバから着信音データ ファイルをダウンロードすることもできます。 この形式でパスを追加します。

w=[tftp://]hostname[:port]/path

c = 指定された波形を再生する目的のパターンのインデックスです。 <Cadence 1> ~ <Cadence 8> で定義される 8 つのリズム(1 ~ 8)です。 W = 3、4、または url の場合、パターン id は 0 となります。 c = 0 に設定すると、鳴動時間が着信音ファイルの自然な長さとなることを意味します。

XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

<!-- Ringtone -->
<Ring1 ua="na">n=Sunrise;w=file://Sunrise.rwb;c=1</Ring1>
<Ring2 ua="na">n=Chirp 1;w=file://chirp1.raw;c=1</Ring2>
<Ring3 ua="na">n=Chirp 2;w=file://chirp2.raw;c=1</Ring3>
<Ring4 ua="na">n=Delight;w=file://Delight.rwb;c=1</Ring4>
<Ring5 ua="na">n=Evolve;w=file://Evolve.rwb;c=1</Ring5>
<Ring6 ua="na">n=Mellow;w=file://Mellow.rwb;c=1</Ring6>
<Ring7 ua="na">n=Mischief;w=file://Mischief.rwb;c=1</Ring7>
<Ring8 ua="na">n=Reflections;w=file://Reflections.rwb;c=1</Ring8>
<Ring9 ua="na">n=Ringer;w=file://Ringer.rwb;c=1</Ring9>
<Ring10 ua="na">n=Ascent;w=file://Ascent.rwb;c=1</Ring10>
<Ring11 ua="na">n=Are you there;w=file://AreYouThereF.raw;c=1</Ring11>
<Ring12 ua="na">n=Chime;w=file://Chime.raw;c=1</Ring12>
<Silent_Ring_Duration ua="na">60</Silent_Ring_Duration>

電話機のホテリングの有効化

電話機の BroadSoft の機能を有効にすると、ユーザはゲストとして電話機にサインインできます。 ゲストが電話機からサインアウトすると、ユーザはホストユーザに切り替わります。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線[n](Ext [n])] を選択します。ここで、[n] は内線番号です。

ステップ 2

[コール機能の設定(Call Feature Settings)] セクションで、[Broadsoftホテリングの有効化(Enable Broadsoft Hoteling)] パラメータを [はい(Yes)] に設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Enable_Broadsoft_Hoteling_1_ua="na">Yes</Enable_Broadsoft_Hoteling_1>

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

ステップ 3

ユーザがゲストとして電話機にサインインできる時間(秒単位)を [ホテリングサブスクリプションの有効期限(Hoteling Subscription Expires)]に設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Hoteling_Subscription_Expires_1_ua="na">3600</Hoteling_Subscription_Expires_1>

有効値: 10 ~ 86400 の整数

デフォルト:3600

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


電話機で柔軟な座席を有効にする

BroadSoft の柔軟な座席機能があれば、電話機がダウンロードされ、ゲストがホストに関連付けられたときに、柔軟な座席先のデバイスファイルが再構成されます。 電話機は、ゲストの代替デバイスとして扱われます。 ゲストのプライマリデバイスからの通話発信者も許可されます。 ゲストへの着信通話は、ゲストのプライマリデバイスにもアラートが通知されます。 詳細については、BroadSoft の資料を参照してください。

さらに、電話機でこの機能を有効にすると、電話機は LDAP ディレクトリのユーザのログイン情報をキャッシュできます。 キャッシュにユーザのログイン情報が含まれている場合、ゲストユーザはサインイン手順を迂回して LDAP ディレクトリにアクセスできます。 キャッシュには最大で 50 のユーザログイン情報を保存できます。 この電話機は、キャッシュサイズの制限値に達したときに、最低使用されたログイン情報を削除します。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線[n](Ext [n])] を選択します。ここで、[n] は内線番号です。

ステップ 2

[コール機能の設定(Call Feature Settings)] セクションで、[Broadsoftホテリングの有効化(Enable Broadsoft Hoteling)] パラメータを [はい(Yes)] に設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Enable_Broadsoft_Hoteling_1_ua="na">Yes</Enable_Broadsoft_Hoteling_1>

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


電話機でエクステンションモビリティを有効にする

電話機でエクステンションモビリティ (EM) 機能を有効にすると、すべてのユーザが、同じネットワーク内の電話機以外の電話機にサインインできるようになります。 このシナリオでは、電話機を他のユーザと共有することができます。 ユーザがサインインすると、ユーザは自分の回線番号を電話画面に表示し、その連絡先を個人用アドレスディレクトリに表示できます。

さらに、電話機は、ユーザが機能を使用して電話機にサインインしたときに、LDAP ディレクトリのユーザのログイン情報をキャッシュできます。 キャッシュにユーザのログイン情報が含まれている場合、ユーザはサインイン手順を迂回して LDAP ディレクトリにアクセスできます。 キャッシュには最大で 50 のユーザログイン情報を保存できます。 この電話機は、キャッシュサイズの制限値に達したときに、最低使用されたログイン情報を削除します。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

エクステンションモビリティセクションで、EM の有効化はいに設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<EM_Enable ua="na">可</EM_Enable>

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

ステップ 3

[セッション タイマー(分)(Session Timer(m))] で、ユーザが電話機にサインインできるように時間を分単位で設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Session_Timer_m_ ua="na">480</Session_Timer_m_>

デフォルト: 480

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


ユーザ パスワードの設定

パスワードを設定して、電話機が保護されるようにします。 管理者とユーザーは両方とも、パスワードを設定し、電話機へのアクセスを制御できます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [システム(System)] を選択します。

ステップ 2

[システム設定(System Configuration)] セクションで、[ユーザーパスワード(User Password)] パラメータを見つけて、パラメータの横にある [パスワードの変更(Change Password)] をクリックします。

ステップ 3

[古いパスワード(Old Password)] フィールドに、現在のユーザーパスワードを入力します。

パスワードがない場合は、このフィールドを空のままにします。

ステップ 4

[新しいパスワード(New Password)] フィールドに、新しいパスワードを入力します。

ステップ 5

[送信(Submit)]をクリックします。

パスワードが正常に変更されました。(Password has been changed successfully.)」というメッセージがウェブページに表示されます。 ウェブページが数秒後に更新されます。

ユーザーパスワードを設定した後、このパラメータは、電話機の設定 XML ファイル(cfg.xml)で次のように表示されます。

<!--
 <User_Password ua="rw">*************</User_Password> 
-->

エラー レポート ツールのログのダウンロード

ユーザは、エラー レポート ツールを使用して問題のレポートを管理者に送信します。

Cisco TAC と協力して問題をトラブルシューティングする場合、通常は問題の解決に役立つエラー レポート ツールのログを要求されます。

ユーザが問題レポートを発行するには、エラー レポート ツールにアクセスし、問題が発生した日時と、問題の詳細を記入します。 問題レポートは [設定ユーティリティ(Configuration Utility)] ページからダウンロードする必要があります。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[情報(Info)] > [デバッグ情報(Debug Info)] > [デバイスログ(Device Logs)] を選択します。

ステップ 2

[問題レポート(Problem Reports)]領域で、エラー レポート ファイルをクリックしてダウンロードします。

ステップ 3

ファイルをローカル システムに保存します。エラー レポート ログにアクセスする場合はこのファイルを開きます。


問題レポートツールを設定します

ユーザが電話機から送信する問題レポートを受信するには、アップロード スクリプトをもつサーバを使用する必要があります。

  • [PRTアップロードルール(PRT Upload Rule)] フィールドで指定された URL が有効な場合、ユーザは電話の UI に、問題レポートの送信に成功した旨の通知アラートを受け取ります。

  • [PRTアップロードルール(PRT Upload Rule)] フィールドが空、または無効な URL が指定されている場合、ユーザは電話の UI に、データのアップロードが失敗した旨の通知アラートを受け取ります。

電話機は、HTTP フォーム ベースのアップロードに類似したパラメータを使用する HTTP/HTTPS POST メカニズムを使用します。 次のパラメータは、アップロード(マルチパート MIME エンコードを利用)に含まれます。

  • devicename(例:"SEP001122334455")

  • serialno(例:"FCH12345ABC")

  • Username(ユーザ名は、内線番号の [ステーション表示名(Station Display Name)] または [ユーザID(User ID)] のいずれかです。 [ステーション表示名(Station Display Name)] が先に考慮されます。 このフィールドが空の場合、[ユーザID(User ID)] が選択されます)

  • prt_file(例:"probrep-20141021-162840.tar.gz」)

特定の間隔で自動的に PRT を生成し、PRT ファイル名を定義できます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。 各パラメータを設定するには、問題レポート設定ツールのパラメータ表の文字列のシンタックスを参照してください。

スクリプトのサンプルを次に示します。 このスクリプトは参考用としてのみ提供されます。 シスコでは、お客様のサーバにインストールされたアップロード スクリプトのサポートは提供していません。

<?php

// NOTE: you may need to edit your php.ini file to allow larger
// size file uploads to work.
// Modify the setting for upload_max_filesize
// I used:  upload_max_filesize = 20M

// Retrieve the name of the uploaded file 
$filename = basename($_FILES['prt_file']['name']);

// Get rid of quotes around the device name, serial number and username if they exist
$devicename = $_POST['devicename'];
$devicename = trim($devicename, "'\"");

$serialno = $_POST['serialno'];
$serialno = trim($serialno, "'\"");

$username = $_POST['username'];
$username = trim($username, "'\"");

// where to put the file
$fullfilename = "/var/prtuploads/".$filename;

// If the file upload is unsuccessful, return a 500 error and
// inform the user to try again

if(!move_uploaded_file($_FILES['prt_file']['tmp_name'], $fullfilename)) {
        header("HTTP/1.0 500 Internal Server Error");
        die("Error: You must select a file to upload.");
}

?>

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [プロビジョニング(Provisioning)] を選択します。

ステップ 2

問題レポートツールセクションで、問題レポート設定ツールのパラメータ 表の説明に従ってフィールドを設定します。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


問題レポート設定ツールのパラメータ

次の表では、電話機ウェブインターフェイスの [音声] > [プロビジョニング] タブの下にある問題レポートツールセクションにおける、問題レポート設定ツールパラメータの機能と使用方法を定義します。 また、パラメータを設定するために、XML (cfg.xml) コードを含む電話構成ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 8. 問題レポート設定ツールのパラメータ

パラメータ

説明

PRT アップロード ルール(PRT Upload Rule)

PRT アップロード スクリプトへのパスを指定します。

[PRT 最大タイマー(PRT Max Timer)] および [PRT アップロードルール(PRT Upload Rule)] フィールドが空の場合、ユーザーが手動で生成を実行しない限り、電話機は問題レポートを自動的に生成しません。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <PRT_Upload_Rule ua="na">https://proxy.example.com/prt_upload.php</PRT_Upload_Rule>
  • 電話機のウェブページで、次の形式でパスを入力します。

    https://proxy.example.com/prt_upload.php

    または

    http://proxy.example.com/prt_upload.php

デフォルト:空

PRT アップロード方法(PRT Upload Method)

PRT ログをリモート サーバにアップロードするのに使用する方法を決定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <PRT_Upload_Method ua="na">POST</PRT_Upload_Method>
  • 電話機のウェブページで、リモートサーバにログをアップロードするには、PUT またはPUTメソッドを選択します。

有効な値: POST および PUT

デフォルト:POST

PRT 最大タイマー(PRT Max Timer)

電話機が問題レポートの生成を自動的に開始する間隔(分単位)を決定します。

[PRT 最大タイマー(PRT Max Timer)] および [PRT アップロードルール(PRT Upload Rule)] フィールドが空の場合、ユーザーが手動で生成を実行しない限り、電話機は問題レポートを自動的に生成しません。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <PRT_Max_Timer ua="na">30</PRT_Max_Timer>
  • 電話機のウェブページで、間隔期間を分単位で入力します。

有効範囲: 15 ~ 1440 分

デフォルト:空

PRT 名(PRT Name)

生成された PRT ファイルの名前を定義します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <PRT_Name ua="na">prt-string1-$MACRO</PRT_Name>

    次の形式で名前を入力します。

    prt-string1-$MACRO
  • 電話機のウェブページで、次の形式で名前を入力します。

    prt-string1-$MACRO

デフォルト:空

PRT HTTP ヘッダー

PRT アップロード ルールで URL の HTTP ヘッダーを指定します。

このパラメータ値は 、PRT HTTP ヘッダー値に関連付けられます。

両方のパラメータが設定されている場合のみ、HTTP リクエストに HTTP ヘッダーが含まれます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <PRT_HTTP_Header ua="na">x-cisco-spark-canary-opts</PRT_HTTP_Header>
  • 電話機のウェブページで、次の形式で HTTP ヘッダーを入力します。

    x-cisco-spark-canary-opts

有効な値の範囲: a ~ z、A ~ Z、0 ~ 9、アンダースコア(_)、ハイフン(-)

デフォルト:空

PRT HTTP ヘッダー値

指定された HTTP ヘッダーの値を設定します。

パラメータ値は PRT HTTP ヘッダーに関連付けられます。

両方のパラメータが設定されている場合のみ、HTTP リクエストに HTTP ヘッダーが含まれます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <PRT_HTTP_Header_Value ua="na">always</PRT_HTTP_Header_Value>
  • 電話機のウェブページで、次の形式で値を入力します。

    always

有効な値の範囲: a ~ z、A ~ Z、0 ~ 9、アンダースコア(_)、コンマ(,)、セミコロン(;)、等しい(=)、ハイフン(-)

(注)  

 

アンダースコア(_)を除き、最初の文字は特殊文字に指定できません。

デフォルト:空

サーバに設定済みのページング

ユーザが電話機のグループをページングできるようにするために、サーバにページング グループを設定できます。 詳細については、サーバのマニュアルを参照してください。

マルチキャスト ページングを設定する

マルチキャストページングを設定して、ユーザーに電話へのページングを許可できます。 このページは、同じネットワーク内のすべての電話または電話のグループに移動できます。 グループ内のすべての電話は、マルチキャストページングセッションを開始できます。 ページは、ページンググループを待機するように設定されている電話機によってのみ受信されます。

最大 10 個のページンググループに電話機を追加できます。 各ページンググループには、固有のマルチキャストポートと番号があります。 ページンググループ内の電話機は、同じマルチキャスト IP アドレス、ポート、およびマルチキャスト番号に登録する必要があります。

着信ページの優先順位は、特定のグループから設定します。 電話機がアクティブになっていて、重要なページを再生する必要がある場合、ユーザはアクティブなオーディオパス上のページを聞くことができます。

複数のページセッションが発生すると、ページは時間的な流れに沿って応答が行われます。 現在のアクティブなページが終了すると、次のページが自動的に応答されます。 [応答不可(DND)] が有効になっている場合、電話機はすべての着信ページングを無視します。

ページングで使用するコーデックを指定できます。 サポートされているコーデックには、G711a、(G711u、G722、および G729 があります。 コーデックを指定しない場合、ページングはデフォルトで G711 を使用します。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。 各パラメータを設定するには、複数のページンググループのパラメータの文字列のシンタックスを参照してください。

始める前に

  • ネットワークがマルチキャストをサポートしていることを確認し、同じページンググループ内のすべてのデバイスがページングを受信できるようにします。

  • Wi-Fi ネットワークの場合は、マルチキャストのアクセスポイントを有効にし、適切に設定します。

  • ページンググループ内のすべての電話機が同じネットワーク内にあることを確認します。

  • 電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

複数のページング グループ パラメータセクションに移動する

ステップ 3

複数のページンググループのパラメータに定義されているマルチキャストページングスクリプトを入力します。

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


複数のページンググループのパラメータ

次の表は、電話機のウェブインターフェイスの 音声 > 電話タブにある複数ページンググループのパラメータの機能と使用方法を定義しています。 また、パラメータを設定するために、XML コードを含む電話設定ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 9. 複数のページング グループ パラメータ

機能

説明

グループ 1 ページング スクリプト

グループ 10 ページング スクリプト

[文字列 (string)] を入力して、マルチキャストページングをリッスンし、開始するように電話機を設定します。 最大 10 個のページンググループに電話機を追加できます。 次の形式でスクリプトを入力します。

pggrp=<multicast-address>:<port>;<name=group_name>;<num=multicast_number>;
<listen=boolean_value>;<pri=priority_level>;<codec=codec_name>;

(注)  

 

VID が 21 未満の Cisco IP Phone 7841 のページング グループには、4 つ以上の一意のマルチキャスト アドレスを設定しないでください。

スクリプト例

pggrp=224.168.168.168:34560;name=GroupA;num=500;listen=yes;pri=1;codec=g711a;
  • マルチキャスト IP アドレス (マルチキャストアドレス) とポート (ポート): ページングサーバで指定されているマルチキャスト IP アドレスとポートを入力します。 ポート番号は、各グループに一意であり、1000 から 65534 の範囲内の偶数である必要があります。

    ページンググループ内のすべての電話に対して、同じマルチキャスト IP アドレスとポートを設定していることを確認してください。 そうでないと、電話機はポケットベルを受信できません。

  • [ページンググループ名 (name)]: 必要に応じて、ページンググループの名前を入力します。 名前は、複数のページンググループがある場合に、電話機が存在するページンググループを識別するのに役立ちます。

  • [マルチキャスト番号 (num)]: マルチキャストページングをリッスンし、マルチキャストのページングセッションを開始する電話機の番号を指定します。 グループ内のすべての電話機に同じマルチキャスト番号を割り当てます。 番号は、マルチキャストを開始する回線に指定されているダイヤルプランに準拠している必要があります。

  • [リッスンステータス (listen)]: 電話機がこのグループからページングをリッスンするかどうかを指定します。 電話機がページングをリッスンするようにするには、このパラメータを [はい (yes)] に設定します。 それ以外の場合は、[いいえ (no)] に設定するか、またはこのパラメータをスクリプトに含めないようにします。

  • [優先順位 (pri)]: ページングと電話コールの優先順位を指定します。 優先順位を指定しない場合、またはこのパラメータをスクリプトに含めない場合、電話機は優先順位 1 を使用します。 4 つの優先度レベルは次のとおりです。

    • 0: ページングは電話コールに優先します。 電話機がアクティブコールになっている場合、着信ページングはアクティブコールを保留します。 ページングが終了すると、コールが再開されます。

    • 1: 電話機がアクティブコールに着信ページングを受信すると、ユーザはページングとコールの混合を耳にします。

    • 2: アクティブ回線に着信ページングを受信すると、ページングトーンによる警告がユーザに送信されます。 アクティブコールが保留中または終了していない限り、着信ページングに応答できません。

    • 3: 電話機は、電話機がアクティブコール中である場合、着信ページングを無視します。

  • [音声コーデック (codec)]: 必要に応じて、マルチキャストページングを使用するためのオーディオコーデックを指定します。 サポートされているコーデックには、G711a、(G711u、G722、および G729 があります。 コーデックを指定しない場合、またはスクリプトにコーデックパラメータを含めない場合、電話機は G711u コーデックを使用します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Group_1_Paging_Script ua="na">pggrp=224.168.168.168:34560;name=Group_1;
    num=800;listen=yes;pri=1;codec=g722</Group_1_Paging_Script>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、このフィールドを有効な文字列で設定します。

デフォルト: Empty

自動的にページングを受け入れるための電話機の設定

シングル ページングまたはインターコム機能により、ユーザが電話で別のユーザに直接連絡できます。 ページング対象者の電話機がページを自動的に受け入れるよう設定されている場合、電話機は鳴動しません。 代わりに、ページングが開始されると、2 台の電話機間の直接接続が自動的に確立されます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [ユーザー(User)] を選択します。

ステップ 2

[補足サービス(Supplementary Services)] セクションで、[自動応答ページ(Auto Answer Page)] パラメータに対して [はい(Yes)] を選択します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Auto_Answer_Page ua="na">Yes</Auto_Answer_Page>

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:はい(Yes)

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


TR-069 を使用した電話機の管理

技術レポート 069(TR-069)で定義されているプロトコルと標準規格を使用して電話機を管理することができます。 TR-069 では、大規模な導入環境ですべての電話機とその他の顧客宅内機器(CPE)を管理するための共通プラットフォームについて説明しています。 プラットフォームは電話機の種類やメーカーの影響を受けません。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。 各パラメータを設定するには、TR-069 設定のパラメータ表の文字列のシンタックスを参照してください。

双方向の SOAP/HTTP ベース プロトコルとして、TR-069 は CPE および自動コンフィギュレーション サーバ(ACS)間で通信を提供します。

TR-069 の機能拡張については、TR-069 パラメータの比較を参照してください。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [TR-069] を選択します。

ステップ 2

TR-069 設定のパラメータの表の説明に従って、フィールドを設定します。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


TR-069 ステータスの表示

ユーザの電話機で TR 069 を有効にすると、電話機ウェブインターフェイスに TR-069 パラメータのステータスを表示できます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。 各パラメータを設定するには、TR-069 設定のパラメータ表の文字列のシンタックスを参照してください。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


[情報(Info)] > [ステータス(Status)] > [TR-069ステータス(TR-069 Status)]を選択します。

TR-069 設定のパラメータの表で TR-069 パラメータのステータスを確認できます。


TR-069 設定のパラメータ

次の表は、電話機のウェブインターフェイスの内線 (n)タブにある ACD設定セクションでのコールセンターオペレーターセットアップパラメータの機能と使用法を定義しています。 また、パラメータを設定するために、XML (cfg.xml) コードを含む電話構成ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 10. TR-069 設定のパラメータ

パラメータ

説明

[TR-069の有効化(Enable TR-069)]

TR-069 機能を有効または無効にするための設定。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Enable_TR-069 ua="na">不可</Enable_TR-069>
  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択してこの機能を有効にし、[いいえ(No)] を選択して無効にします。

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

[ACS URL]

CPE WAN 管理プロトコルを使用する ACS の URL。 このパラメータは、有効な HTTP または HTTPS URL の形式で指定する必要があります。 この URL のホスト部は、SSL または TLS を使用する場合に ACS 証明書を検証するために CPE で使用されます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <ACS_URL ua="na">https://acs.url.com</ACS_URL>
  • 電話機の web ページで、ACS の有効な HTTP URL または HTTPS URL を入力します。

デフォルト:空白

[ACSユーザ名(ACS Username)]

ACS で CPE WAN 管理プロトコルを使用している場合、ACS に対して CPE を認証するためのユーザ名。 このユーザ名は、CPE の HTTP ベースの認証にのみ使用されます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <ACS_Username ua="na">acs username</ACS_Username>
  • 電話機のウェブページで、CPEのHTTPSベース認証に有効なユーザ名を入力します。

デフォルト:admin

[ACSパスワード(ACS Password)]

特定のユーザが ACS にアクセスするためのパスワード。 このパスワードは、CPE の HTTP ベースの認証にのみ使用されます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <ACS_Password ua="na"/>
  • 電話機の web ページで、[送付状 (HTTPS)] の HTTPS ベースの認証のための有効なパスワードを入力します。

デフォルト:空白

[使用中のACS URL(ACS URL In Use)]

現在使用されている ACS の URL。 これは読み取り専用のフィールドです。

[接続要求URL(Connection Request URL)]

これは、CPEへの接続リクエストを行うACSのURLを示している、読み取り専用フィールドです。

[接続要求ユーザ名(Connection Request Username)]

CPE に対して接続要求を行う ACS を認証するためのユーザ名。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Connection_Request_Password ua="na"/>
  • 電話機のウェブページで、ACS を認証する有効なユーザ名を入力します。

[接続要求パスワード(Connection Request Password)]

CPE に対して接続要求を行う ACS を認証するために使用されるパスワード。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Connection_Request_Password ua="na"/>
  • 電話機のウェブページで、ACS を認証するための有効なパスワードを入力します。

デフォルト:空白

[定期通知インターバル(Periodic Informal Interval)]

[定期通知有効(Periodic Inform Enable)] が [はい(Yes)] に設定されている場合、CPE が ACS との接続を試行する間隔を秒数で入力します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Periodic_Inform_Interval ua="na">20</Periodic_Inform_Interval>
  • 電話機のウェブページで、有効な期間を秒単位で入力します。

デフォルト:20

[定期通知有効(Periodic Inform Enable)]

CPE 接続要求を有効または無効にするための設定。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Periodic_Inform_Enable ua="na">可</Periodic_Inform_Enable>
  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択してこの機能を有効にし、[いいえ(No)] を選択して無効にします。

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:はい(Yes)

[TR-069追跡可能性(TR-069 Traceability)]

TR-069 トランザクション ログを有効または無効にするための設定。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <TR-069_Traceability ua="na">可</TR-069_Traceability>
  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択してこの機能を有効にし、[いいえ(No)] を選択して無効にします。

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

[CWMP V1.2サポート(CWMP V1.2 Support)]

CPE WAN 管理プロトコル(CWMP)サポートを有効または無効にするための設定。 無効に設定すると、電話機は ACS に通知メッセージを送信せず、ACS からの接続要求を受け入れることもありません。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <CWMP_V1.2_Support ua="na">可</CWMP_V1.2_Support>
  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択してこの機能を有効にし、[いいえ(No)] を選択して無効にします。

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:はい(Yes)

[TR-069音声オブジェクト初期化(TR-069 VoiceObject Init)]

音声オブジェクトを変更するための設定。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <TR-069_VoiceObject_Init ua="na">可</TR-069_VoiceObject_Init>
  • 電話機のWebページで、[はい(Yes)] を選択すると、すべての音声オブジェクトが初期設定値に初期化され、[いいえ(No)] を選択すると、現在の値が保持されます。

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:はい(Yes)

[TR-069 DHCPオプション初期化(TR-069 DHCPOption Init)]

DHCP 設定を変更するための設定。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <TR-069_DHCPOption_Init ua="na">可</TR-069_DHCPOption_Init>
  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択すると、ACS の DHCP 設定が初期化され、[いいえ(No)] を選択すると、現在の DHCP 設定が保持されます。

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:はい(Yes)

[バックアップACS URL(BACKUP ACS URL)]

CPE WAN 管理プロトコルを使用する ACS のバックアップ URL。 このパラメータは、有効な HTTP または HTTPS URL の形式で指定する必要があります。 この URL のホスト部は、SSL または TLS を使用する場合に ACS 証明書を検証するために CPE で使用されます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <BACKUP_ACS_URL ua="na">https://acs.url.com</BACKUP_ACS_URL>
  • 電話機の web ページで、の有効な URL を入力します。

デフォルト:空白

[バックアップACSユーザ(BACKUP ACS User)]

ACS で CPE WAN 管理プロトコルを使用している場合、ACS に対して CPE を認証するためのバックアップ ユーザ名。 このユーザ名は、CPE の HTTP ベースの認証にのみ使用されます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <BACKUP_ACS_User ua="na">バックアップユーザー名</BACKUP_ACS_User>
  • 電話のウェブページで、ACSがCPE WAN管理プロトコルを使用する際、ACSに対してCPEを認証する有効なユーザー名を入力します。

デフォルト:空白

[バックアップACSパスワード(BACKUP ACS Password)]

特定のユーザが ACS にアクセスするためのバックアップ パスワード。 このパスワードは、CPE の HTTP ベースの認証にのみ使用されます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <BACKUP_ACS_Password ua="na"/>
  • 電話のウェブページで、ACSがCPE WAN管理プロトコルを使用する際、ACSに対してCPEを認証する有効なパスワードを入力します。

デフォルト:空白

(注)  

 

上記のパラメータを設定しない場合は、DHCP オプション 60、43、および 125 を使用してフェッチすることもできます。

セキュアな内線のセットアップ

セキュア コールのみを受け入れるように内線を設定できます。 内線がセキュア コールだけを受け入れるよう設定されている場合、内線から発信したすべてのコールがセキュアになります。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

  • セキュアコールサービス[音声(Voice)] > [電話(Phone)] タブの [補足サービス(Supplementary Services)] エリアで有効([はい(Yes)] に設定)になっていることを確認します。

    次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

    <Secure_Call_Serv ua="na">Yes</Secure_Call_Serv>
  • TLS を使用した SIP トランスポートは、電話機の Web ページ上で静的に設定したり、DNS NAPTR レコード内の情報によって自動的に設定したりすることができます。 電話機の内線に対して SIP トランスポートパラメータが TLS として設定されている場合、電話機は SRTP のみを許可します。 SIP トランスポートパラメータが自動に設定されている場合、電話機はトランスポート方式を取得するために DNS 照会を実行します。

  • 電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線(n)(Ext(n))] を選択します。

ステップ 2

コール機能の設定セクションの安全な通話オプションフィールドで、オプション必須厳密を選択します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Secure_Call_Option_1_ ua="na">省略可能</Secure_Call_Option_1_>

オプション: オプション、必須、厳格 のオプション。

  • オプション: 電話機の安全な通話オプションを保持します。

  • 必須: 電話機は、他の電話機からの安全でない通話を拒否します。

  • 厳格: SIP トランスポートが TLS に設定されている場合にのみ、SRTP を許可します。 SIP トランスポートが UDP/TCP の場合に限り RTP を許可します。

デフォルト:[オプション(Optional)]

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


SIP トランスポートの設定

SIP メッセージでは、各内線番号を次のように使用するように設定できます。

  • 特定のプロトコル

  • 電話機によって自動的に選択されたプロトコル

自動選択をセットアップすると、電話機は DNS サーバの Name Authority Pointer(NAPTR)レコードに基づいてトランスポート プロトコルを決定します。 電話機は、レコードの中で最も優先順位の高いプロトコルを使用します。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線(n)(Ext(n))] を選択します。ここで、n は内線番号です。

ステップ 2

SIP設定 セクションで、 SIPメッセージのトランスポートプロトコルを選択して、 SIPトランスポート パラメータを設定します。

次の形式の文字列を使って、電話機設定の XML ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<SIP_Transport_n_ ua="na">UDP</SIP_Transport_n_>

nは内線番号です。

オプション: UDP、TCP、TLS、自動

[自動(AUTO)] を選択すると、電話機は DNS サーバの NAPTR レコードに基づいて適切なプロトコルを自動的に選択します。

デフォルト:UDP

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


電話への非プロキシ SIP メッセージのブロック

電話機が非プロキシ サーバからの着信 SIP メッセージを受信する機能は無効にできます。 この機能を有効にすると、電話機は次からの SIP メッセージのみを受け入れます。

  • プロキシ サーバ

  • アウトバウンド プロキシ サーバ

  • 代替プロキシサーバ

  • 代替アウトバウンド プロキシ サーバ

  • プロキシ サーバおよび非プロキシ サーバからの IN ダイアログ メッセージ。 例:[通話セッション(Call Session)] ダイアログおよび [サブスクライブ(Subscribe)] ダイアログ

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [システム(System)] を選択します。

ステップ 2

システム設定 セクションで、 非プロキシSIPをブロックパラメータ を [はい(Yes)] に設定して、インダイアログメッセージを除くすべての非プロキシSIPメッセージをブロックします。 [いいえ(No)]を選択すると、電話機は非プロキシ SIP 着信メッセージをブロックしません。

SIP メッセージのトランスポートに TCP または TLS を使用する電話機では、非プロキシSIPをブロック(Block Nonproxy SIP) [いいえ(No)] に設定してください。 TCP または TLS でトランスポートされる非プロキシ SIP メッセージは、デフォルトでブロックされます。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Auto_Answer_Page ua="na">Yes</Auto_Answer_Page>

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


プライバシー ヘッダーの設定

SIP メッセージのユーザ プライバシー ヘッダーにより、信頼されたネットワークからのユーザ プライバシーのニーズが設定されます。

各回線の内線度とにユーザープライバシーヘッダー値を設定できます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線(Extension)] を選択します。

ステップ 2

SIP設定 セクションで、プライバシーヘッダーパラメータを設定して、信頼済みネットワークのSIPメッセージのユーザープライバシーを設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Privacy_Header_2_ ua="na">header</Privacy_Header_2_>

オプション:

  • [無効(Disabled)](デフォルト)

  • none:ユーザは、プライバシー サービスがこの SIP メッセージにプライバシー機能を適用しないように要求します。

  • header:ユーザは識別情報を削除できないヘッダーを隠すためにプライバシー サービスを必要とします。

  • session:ユーザは、プライバシー サービスがこのセッションに匿名性を提供するように要求します。

  • user:ユーザは、仲介者によってのみプライバシー レベルを要求します。

  • id:ユーザは IP アドレスまたはホスト名を明らかにしない ID を代わりに使用するようにシステムに要求します。

デフォルト:[無効(Disabled)]

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


P-Early-Meida サポートを有効にする

P-Early-Media ヘッダーが発信コールの SIP メッセージに含まれるかどうかを決定できます。 P-Early-Media ヘッダーには、アーリーメディアストリームのステータスが含まれています。 ネットワークが初期メディアストリームをブロックしていることをステータスが示している場合、電話機はローカルのリングバックトーンを再生します。 それ以外の場合、電話は、通話が接続されるのを待っている間、初期のメディアを再生します。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)][内線(Ext)] を選択します。

ステップ 2

SIP 設定セクションで、P-Early-Mediaサポートはい に設定して、P-Early-Media サポートヘッダーを発信通話の SIP メッセージに含めるかどうかを制御します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<P-Early-Media_Support_1_ ua="na">No</P-Early-Media_Support_1_>

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


ピア ファームウェア共有の有効化

ピア ファームウェア共有(PFS)は、複数の電話機を一括にアップグレードする必要がある場合に、Cisco IP 電話がサブネット上で同じモデルまたはシリーズの他の電話機を検出し、最新のファームウェア ファイルを共有できるようにするファームウェア配信モデルです。 PFS は、Cisco 独自のプロトコルである Cisco Peer-to-Peer-Distribution Protocol (CPPDP) を使用します。 CPPDP により、サブネット上のすべてのデバイスがピアツーピア階層を構成し、ファームウェアまたはその他のファイルをピア デバイスから隣接デバイスにコピーします。 ファームウェアのアップグレードを最適化するため、ルート電話機はロード サーバからファームウェア イメージをダウンロードし、TCP 接続を使用してそのファームウェアをサブネット上の他の電話機に転送します。

ピア ファームウェア共有により、以下が実現します。

  • 中央集中型リモート ロード サーバへの TFTP 転送における輻輳が制限されます。

  • ファームウェアのアップグレードを手動で制御する必要がなくなります。

  • アップグレード時に多数のデバイスが同時にリセットされた場合の電話機のダウンタイムが削減されます。


(注)  


  • 複数の電話機が同時にアップグレードされるように設定されていない場合は、ピアファームウェア共有は機能しません。 Event:resync を指定した NOTIFY が送信されると、電話機で再同期が開始されます。 アップグレードを開始するための設定が含まれている XML の例:

    “Event:resync;profile="http://10.77.10.141/profile.xml
  • [ピアファームウェア共有ログサーバ(Peer Firmware Sharing Log server)] に IP アドレスとポートを設定すると、PFS 固有のログが UDP メッセージとしてそのサーバに送信されます。 この設定は、各電話で行う必要があります。 その後、PFS に関連するトラブルシューティングでログ メッセージを使用できます。


XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [プロビジョニング(Provisioning)] を選択します。

ステップ 2

ファームウェアアップグレードのセクションで、次のパラメータを設定します。

  1. ピアファームウェア共有パラメータを設定します。

    次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

    <Peer_Firmware_Sharing ua="na">Yes</Peer_Firmware_Sharing>

    オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

    デフォルト:はい(Yes)

  2. ピアファームウェア共有ログサーバのパラメータを設定して、UDP メッセージが送信される IP アドレスとポートを示します。

    例:10.98.76.123:514 の場合、10.98.76.123 が IP アドレス、514 がポート番号です。

    次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

    <Peer_Firmware_Sharing_Log_Server>192.168.5.5</ Peer_Firmware_Sharing_Log_Server>

    Peer_Firmware_Sharing_Log_Server には UDP リモート Syslog サーバのホスト名とポートを指定します。 デフォルトでは、ポートはデフォルトの syslog 514 です。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


[プロファイル認証タイプ(Profile Authentication Type)]を指定する

プロファイル認証を使用すると、電話機ユーザはプロビジョニングプロファイルを電話機に再同期できます。 認証情報は、電話機が再同期と config ファイルのダウンロードを初めて試行しているときに HTTP または HTTPS 401 認証エラーが発生した場合に必要です。 この機能を有効にすると、以下の状況で [プロファイル アカウント セットアップ(Profile Account Setup)] 画面が電話機に表示されます。

  • 電話機の再起動後のプロビジョニング中に HTTP または HTTPS 401 認証エラーが発生した場合

  • プロファイル アカウントのユーザ名とパスワードが空の場合

  • プロファイル ルールにユーザ名とパスワードがない場合

プロファイルアカウントの設定画面が見逃されたり無視されたりする場合は、電話スクリーンメニューからセットアップ画面にアクセスすることも、また電話機に回線が登録されていない場合にのみ表示される、セットアップソフトキーからアクセスすることもできます。

この機能を無効にすると、[プロファイル アカウント セットアップ(Profile Account Setup)] 画面は電話機に表示されません。

[プロファイル ルール(Profile Rule)] フィールドのユーザ名とパスワードには、プロファイル アカウントよりも高い優先順位があります。

  • ユーザ名とパスワードなしで正しい URL を [プロファイル ルール(Profile Rule)] フィールドに指定すると、 電話機はプロファイルを再同期するために認証またはダイジェストを要求します。 正しいプロファイル アカウントを使用すると、認証はパスします。 誤ったプロファイル アカウントでの認証は失敗します。

  • 正しいユーザ名とパスワードで正しい URL を [プロファイル ルール(Profile Rule)] フィールドに指定すると、 電話機はプロファイルを再同期するために認証またはダイジェストを要求します。 プロファイル アカウントは電話機の再同期には使用されません。 サインインは成功します。

  • 誤ったユーザ名とパスワードで正しい URL を [プロファイル ルール(Profile Rule)] フィールドに指定すると、 電話機はプロファイルを再同期するために認証またはダイジェストを要求します。 プロファイルアカウントは、電話の再同期には使用されません。 サインインは必ず失敗します。

  • 誤った URL を [プロファイルルール(Profile Rule)] フィールドに指定すると、サインインは必ず失敗します。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

電話管理 Web ページからプロファイル認証タイプを指定できます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [プロビジョニング(Provisioning)] を選択します。

ステップ 2

[設定プロファイル セクションで、プロファイルアカウント認証に使用する資格情報を指定するよう、プロファイル認証タイプパラメータを設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Profile_Authentication_Type ua="na">Disabled</Profile_Authentication_Type>

オプション:

  • 無効:プロファイルアカウント機能を無効にします。この機能が無効になっている場合、プロファイルアカウントセットアップ メニューは電話画面に表示されません。

  • [基本的な HTTP 認証(Basic HTTP Authentication)]:HTTP ログイン資格情報は、プロファイル アカウントの認証に使用されます。

  • [XSI 認証(XSI Authentication)]:XSI ログイン認証情報または XSI SIP 認証情報は、プロファイル アカウントの認証に使用されます。 認証の資格情報は、電話機の [XSI 認証タイプ(XSI Authentication Type)]によって異なります。

    電話機の [XSI 認証タイプ(XSI Authentication Type)] が [ログイン認証情報(Login Credentials)] に設定されている場合、XSI ログイン資格情報が使用されます。

    電話機の [XSI 認証タイプ(XSI Authentication Type)] が [SIP クレデンシャル(SIP Credentials)]に設定されている場合、SIP 資格情報が使用されます。

デフォルト:基本的な HTTP 認証

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


電話機のメニューにアクセスするための認証要件を制御する

電話機のメニューにアクセスするために認証が必要であるかどうかを制御できます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

Lcd 認証および Lcd 認証のカスタマイズセクションをユーザー認証制御のパラメータ表の説明に従って設定します。


ユーザー認証制御のパラメータ

次の表では、LCD 認証および LCD 認証のカスタマイズセクションのユーザー認証制御機能のパラメータの機能の使用方法を定義しています。電話機の Web インターフェイスの音声 > 電話タブにあります。 また、パラメータを設定するために、XML コードを含む電話設定ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 11. ユーザー認証制御のパラメータ

パラメータ

説明

LCD メニューアクセスの認証が必要

ユーザが電話機のメニューにアクセスのに認証を要求するかどうかを制御します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Require_Authentication_for_LCD_Menu_Access ua="na">Default</Require_Authentication_for_LCD_Menu_Access>
  • 電話機の Web インターフェイスで、必要な値を選択します。

許可されている値: デフォルト |カスタマイズ済み |いいえ

  • デフォルトが選択されている場合、ユーザはパスワードを入力してからログインして、認証を必要とする電話機のメニューにアクセスする必要があります。 電話機は、11.3 (2) 以前のリリースでサポートされているすべての機能をサポートし続けます。 電話機でロック画面アイコンが表示されます。

    認証が必要な電話メニューにアクセスするには、ユーザはパスワードを入力しサインインを押す必要があります。 ロックアイコンはロックされたままになります。 ユーザがサインインすると、ロックアイコンはロック解除されます。

  • カスタマイズ済みを選択すると、ユーザは、電話機のプロファイルルール工場出荷時の状態へのリセットメニューにアクセスする場合にのみ認証を要求します。 これらの 2 つのメニューの認証制御は、工場出荷時の状態へのリセットメニュープロファイルルールメニューの設定によります。 ユーザは、他の電話メニューにアクセスするための認証は必要ありません。

  • いいえを選択した場合、サインインメニュー、サインアウトメニュー、ロックアイコン、およびパスワード設定メニューは電話機で利用できません。 ユーザは、認証なしで電話機のメニューにアクセスできます。

デフォルト値:Default

工場出荷時の状態へのリセット(Factory Reset)メニュー

電話機の工場出荷時の状態へのリセットメニューにアクセスするためにユーザに認証を要求するかどうかを指定します。

このパラメータをはいまたはいいえにカスタマイズできるのは、LCD メニューアクセスに認証が必要パラメータをカスタマイズ済みに設定した場合のみです。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Factory_Reset_Menu ua="na">Yes</Factory_Reset_Menu>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、必要に応じてこのパラメータをはいまたは いいえに設定します。

有効値: はい(Yes)| いいえ(No)

デフォルト値: あり

[プロファイルルール(Profile Rule)]

電話機のプロファイルルールメニューにアクセスするためにユーザに認証を要求するかどうかを指定します。

このパラメータをはいまたはいいえにカスタマイズできるのは、LCD メニューアクセスに認証が必要パラメータをカスタマイズ済みに設定した場合のみです。

次のいずれかを実行します。

<Profile_Rule_Menu ua="na">Yes</Profile_Rule_Menu>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、必要に応じてこのパラメータをはいまたは いいえに設定します。

有効値:はい(Yes)|いいえ(No)

デフォルト値: あり

ソフトキーを無視して着信をサイレントにする

[無視(Ignore)] ソフトキーを電話機に追加できます。 ユーザは、忙しいときや邪魔されたくないときにこのソフトキーを押して着信コールをサイレント状態にできます。 ユーザがこのソフトキーを押すと電話は鳴らなくなりますが、視覚的なアラートが表示されるので、電話のコールに応答することはできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

[プログラム可能なソフトキー(Programmable Softkeys)]セクションで、[プログラム可能なソフトキー有効(Programmable Softkey Enable)]を [はい(Yes)]に設定します。

ステップ 3

[着信キー一覧(Ringing Key List)]フィールドに次の値を入力します。

answer|1;ignore|2;ignoresilent|3;

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


電話機から他の電話機 (場所) へのアクティブコールの移動

電話機は、あるデスク フォン(場所)から別の携帯電話またはデスク フォン(場所)にコールをシームレスに移動させられるように設定できます。

この機能を有効にすると、[Anywhere]メニューが電話画面に追加されます。 ユーザはこのメニューを使用して、複数の電話を場所として内線に追加できます。 その内線に着信コールがあった場合、追加されたすべての電話が鳴り、ユーザはどの場所からでも着信コールに応答できます。 場所リストも BroadWorks XSI サーバに保存されます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。 各パラメータを設定するには、アクティブコールを他のロケーションに移動するためのパラメータ表の文字列のシンタックスを参照してください。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線(n)(Ext(n))] を選択します。

ステップ 2

[XSI 回線サービス(XSI Line Service)] セクションで、アクティブコールを他のロケーションに移動するためのパラメータ表の説明に従って、[XSI ホスト サーバ(XSI Host Server)][XSI 認証タイプ(XSI Authentication Type)][ログイン ユーザー ID(Login User ID)][ログイン パスワード(Login Password)]、および [Anywhere 対応(Anywhere Enable)] パラメータを設定します。

[XSI 認証タイプ(XSI Authentication Type)][SIP クレデンシャル(SIP Credentials)] を選択した場合、[サブスクライバ情報(Subscriber Information)] セクションにサブスクライバの [認証 ID(Auth ID)] および [パスワード(Password)] を入力する必要があります。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


アクティブコールを他のロケーションに移動するためのパラメータ

次の表では、電話機のウェブインターフェイスの内線 (n)タブの下にある XSI Line Service セクションにおける、[アクティブコールをロケーションに移動するのパラメータに移動する]機能と使用方法を定義しています。 また、パラメータを設定するために、XML (cfg.xml) コードを含む電話構成ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 12. アクティブコールをロケーションに移動するためのパラメータ

パラメータ

説明

[XSIホストサーバ(XSI Host Server)]

サーバの名前を入力します。 次に例を示します。

xsi.iop1.broadworks.net

(注)  

 
XSI ホスト サーバは、デフォルトで http プロトコルを使用します。 HTTPS を介した XSI を有効にするには、サーバで https:// を指定できます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <XSI_Host_Server ua="na">https://xsi.iop1.broadworks.net</XSI_Host_Server>
  • 電話機の web ページで、サーバを入力します。

次に例を示します。

https://xsi.iop1.broadworks.net

サーバのポートを指定することもできます。 次に例を示します。

https://xsi.iop1.broadworks.net:5061

ポートを指定していない場合。 指定したプロトコルのデフォルトポートが使用されます。

デフォルト:空白

[XSI認証タイプ(XSI Authentication Type)]

XSI の認証タイプを決定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <XSI_Authentication_Type ua="na">SIP 認証情報</XSI_Authentication_Type>
  • 電話機のウェブページで、認証タイプを選択します。

オプション:

ログインクレデンシャル-ログインユーザーIDとログインパスワードでアクセスを認証します。

SIP クレデンシャル-電話機に登録されている SIP アカウントの [認証ID(Auth ID)] およびパスワードでアクセスを認証します。

[XSI 認証タイプ(XSI Authentication Type)][SIP クレデンシャル(SIP Credentials)] を選択した場合、[サブスクライバ情報(Subscriber Information)] セクションにサブスクライバの [認証 ID(Auth ID)] および [パスワード(Password)] を入力する必要があります。

デフォルト:[ログインクレデンシャル(Login Credentials)]

[ログイン ユーザー ID(Login User ID)]

電話機ユーザの BroadSoft ユーザー ID

次に例を示します。

johndoe@xdp.broadsoft.com.

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Login_User_ID ua="na">4081005300@as1bsoft22.sipurash.com</Login_User_ID>
  • 電話機のウェブページで、有効なユーザー ID を入力します。

XSI 認証タイプの場合は、[ログイン ユーザ ID(Login User ID)] の値を入力する必要があります。 このパラメータがないとBroadWorks Anywhere 機能は動作しません。

デフォルト:admin

[ログインパスワード(Login Password)]

ログイン ユーザー ID に関連付けられている英数字のパスワード。

XSI 認証タイプに対して [ログイン クレデンシャル(Login Credentials)]を選択する場合、ログイン パスワードを入力します。

パスワードを設定した後、このパラメータは設定ファイル(cfg.xml)で次のように表示されます。<ACS_Password ua="na">************</ACS_Password>

デフォルト:空白

Anywhere の有効化

内線で BroadWorks Anywhere 機能を有効にします。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Anywhere_Enable_1_ ua="na">可</Anywhere_Enable_1_>
  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択した場合、Anywhere はこの回線で有効になり、ユーザは電話機のメニューを使用してこの特定の回線に複数の場所を追加できます。

有効値: [はい(Yes)] | [いいえ(No)]

デフォルト:はい(Yes)

発信者 ID ブロック機能の電話機と BroadWords XSI サーバとの同期

電話機の [発信者IDのブロック(Block caller id)] ステータスは、BroadWorks XSI サーバ上の [回線IDのブロック(Line ID Blocking)] ステータスと同期できます。 同期を有効にすると、ユーザが [発信者IDのブロック(Block caller id)]設定で加えた変更により、BroadWorks サーバの設定も変更されます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線(n)(Ext(n))] を選択します。

ステップ 2

[XSI 回線サービス(XSI Line Service)] セクションで、 [CID のブロックの有効化(Block CID Enable)] パラメータを設定します。 XSI インターフェイスを使用して発信者 ID ブロックのステータスとサーバとの同期を有効にするには、[はい(Yes)] を選択します。 電話機のローカルブロッキング発信者 ID 設定を使用するには、いいえを選択します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Block_CID_Enable_1_ ua="na">No</Block_CID_Enable_1_>

(注)  

 
  • 機能キーの同期はいに設定されている場合、FKS は XSI 同期よりも優先されます。

  • XSI ホストサーバと認証情報が入力されていない場合で、 CFWD 有効フィールドがはいに設定されている場合、電話ユーザはその電話で通話を転送できません。

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


回線の BroadWorks XSI 通話履歴の表示の有効化

BroadWorks サーバまたはローカル電話のいずれかからの最近の通話履歴を表示するように電話機を設定できます。 この機能を有効にすると、[通話履歴(Recent)] 画面には [次からの通話履歴を表示(Display recents from)]メニューが表示され、ユーザは XSI 通話履歴またはローカル通話履歴を選択できます。

BroadWorks サーバの通話ログのローカル連絡先に対する再同期要求を行う機能をセットアップできます。 たとえば、サーバ上で、「cx400 liu」という名前でユーザ 3280 (4085273280) をセットアップし、別のユーザ 3281 (4085273281)を「cx401 liu」でセットアップします。 ユーザ 3280 が電話機 A に登録され、ユーザ 3281 は電話機 B に登録されています。電話 A からは、不在着信、受信通話、または電話 B の通話発信を作成します。電話 B の Broadsoft 通話ログの表示は、次のように表示されます。

  • 個人ディレクトリに、発信者名と一致する連絡先がない場合、電話 B の BroadWorks 通話ログには、発信者名としてサーバに保存された元の名前「cx400 liu」が表示されます。

  • 個人ディレクトリに、発信番号と一致する "Name" = "B3280" および "Work" = "3280" という連絡先がある場合、電話 B の BroadWorks 通話ログに連絡先名「B3280」が発信者名として表示されます。

  • 個人ディレクトリに "Name" = "C3280" および "Work" = "03280" という連絡先があり、そのユーザーが発信者 ID マップルール (<3:03>x.) を設定している場合、電話 B の BroadWorks 通話ログには、マップされた電話番号 03280 を使用して「C3280」と表示されます。マップされていない電話番号の連絡先が一致している場合、マップされた電話番号は名前の逆引きルックアップには使用されません。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。 各パラメータを設定するには、回線上の BroadWorks XSIコールログのパラメータ表の文字列のシンタックスを参照してください。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

[CallLog 有効化(CallLog Enable)] フィールドが有効になっています。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

[XSI電話サービス(XSI Phone Service)] セクションで、回線上の BroadWorks XSIコールログのパラメータの説明に従って、[XSIホストサーバ(XSI Host Server)][XSI認証タイプ(XSI Authentication Type)][ログインユーザID(Login User ID)][ログインパスワード(Login Password)]、および [ディレクトリ対応(Directory Enable)] フィールドを設定します。

[XSI認証タイプ(XSI Authentication Type)] [SIPクレデンシャル(SIP Credentials)] を選択した場合、このセクションに [SIP認証ID(Sip Auth ID)] および [SIPパスワード(SIP Password)] を入力する必要があります。

ステップ 3

回線上の BroadWorks XSIコールログのパラメータの説明に従って、[CallLog関連回線(CallLog Associated Line)] および [次からの通話履歴を表示(Display Recents From)] フィールドを設定します。

(注)  

 

[CallLogの有効化(CallLog Enable)] フィールドの値を [いいえ(No)] に設定すると、[次からの通話履歴を表示(Display Recents from)] メニューは [通話履歴(Recents)] 電話画面に表示されなくなります。

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


回線上の BroadWorks XSIコールログのパラメータ

次の表では、電話機のウェブインターフェイスの電話タブにある XSI Phone サービス セクションにおける、回線パラメータでの XSI コールログの機能と使用方法を定義しています。 また、パラメータを設定するために、XML (cfg.xml) コードを含む電話構成ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 13. 回線上の XSI コールログのパラメータ

パラメータ

説明

[XSIホストサーバ(XSI Host Server)]

サーバの名前を次のように入力します; 例、
xsi.iop1.broadworks.net
.

(注)  

 

XSI ホスト サーバは、デフォルトで http プロトコルを使用します。 HTTPS を介した XSI を有効にするには、サーバで https:// を指定できます。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <XSI_Host_Server ua="na">https://xsi.iop1.broadworks.net</XSI_Host_Server>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、使用する XSI サーバを入力します。

デフォルト:空

[XSI認証タイプ(XSI Authentication Type)]

XSI の認証タイプを決定します。 XSI ID とパスワードによるアクセスを認証するには、[ログインクレデンシャル(Login Credentials)]を選択します。 電話機に登録されてる SIP アカウントの登録ユーザ ID とパスワードによるアクセスを認証するには、[SIPクレデンシャル(SIP Credentials)]を選択します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <XSI_Authentication_Type ua="na">SIP Credentials</XSI_Authentication_Type>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、XSI サービスの認証タイプを指定します。

オプション: SIP クレデンシャル 情報とログイン資格情報

デフォルト:[ログインクレデンシャル(Login Credentials)]

[ログイン ユーザー ID(Login User ID)]

電話機のユーザの BroadSoft ユーザー ID(例:johndoe@xdp.broadsoft.com)。

XSI 認証タイプに対して [ログインクレデンシャル(Login Credentials)]または [SIPクレデンシャル(SIP Credentials)] を選択する場合、SIP 認証 ID を入力します。

SIP 認証 ID を [SIPクレデンシャル(SIP Credentials)] として選択する場合、ログイン ユーザー ID を入力する必要があります。 ログイン ユーザー ID がない場合、BroadSoft ディレクトリは、電話帳リストの下に表示されません。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Login_User_ID ua="na">username</Login_User_ID>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、XSI サーバへのアクセスを認証するために使用するユーザ名を入力します。

デフォルト:空

[ログインパスワード(Login Password)]

ユーザー ID に関連付けられている英数字パスワード。

XSI 認証タイプに対して [ログインクレデンシャル(Login Credentials)]を選択する場合、ログイン パスワードを入力します。

デフォルト:空

[ディレクトリ有効(Directory Enable)]

電話機のユーザに対して BroadSoft ディレクトリを有効にします。 ディレクトリを有効にする場合は [はい(Yes)] を選択し、無効にする場合は [いいえ(No)] を選択します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Directory_Enable ua="na">Yes</Directory_Enable>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、このフィールドを[はい (Yes)] に設定して、BroadSoft ディレクトリを有効にします。

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

CallLog 関連回線

最近の通話ログを表示する電話回線を選択できます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <CallLog_Associated_Line ua="na">1</CallLog_Associated_Line>
  • 電話機のウェブインターフェイスで、電話回線を選択します。

有効値:1 ~ 10

デフォルト:1

次からの通話履歴を表示(Display Recents from)

電話機が表示する最近の通話ログのタイプを設定できます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。
    <Display_Recents_From ua="na">Phone</Display_Recents_From>
  • 電話のウェブインターフェイスで、 サーバ を選択してBroadSoft XSIの最近の通話ログを表示し、 電話 を選択してローカルの最近の通話ログを表示します。

オプション: 電話機とサーバ

デフォルト = 電話(Phone)

(注)  

 

[次からの通話履歴を表示(Display Recents from)] が電話の [通話履歴(Recents)] 画面に追加されるのは、[CallLog の有効化(CallLog Enable)] [はい(Yes)] に、[次からの通話履歴を表示(Display Recents from)] のタイプを [サーバ(Server)] に設定した場合のみです。

[機能キーの同期(Feature Key Sync)]を有効にする

Feature Key Synchronization(FKS; 機能キー同期)を有効にすると、着信転送の設定とサーバー上の応答不可(DND)が電話機に同期されます。 電話機で行われた DND および着信転送の設定の変更も、サーバーと同期されます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線[n](Ext [n])] を選択します。ここで、[n] は内線番号です。

ステップ 2

[コール機能の設定(Call Feature Settings)]セクションで、[機能キー同期(Feature Key Sync)]フィールドを [はい(Yes)]に設定します。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


DND と通話転送ステータスの同期

電話管理 Web ページで設定を構成して、電話とサーバー間でのステータス(DND)同期および通話転送を有効にできます。

機能のステータスを同期させる方法は 2 つあります。

  • 機能キー同期(FKS)

  • XSI 同期

FKS は SIP メッセージを使用して機能のステータスを伝達します。 XSI 同期は HTTP メッセージを使用します。 FKS と XSI の両方の同期が有効になっている場合、FKS は XSI 同期よりも優先されます。 FKS が XSI 同期とどのように相互作用するかについては、下の表を参照してください。

表 14. FKS と XSI 同期の間の相互作用

[機能キーの同期(Feature Key Sync)]

DND が有効

CFWD が有効

DND 同期

CFWD 同期

はい(SIP)

はい(SIP)

不可

不可

はい(SIP)

はい(SIP)

不可

はい(SIP)

はい(SIP)

不可

不可

はい(SIP)

はい(SIP)

不可

はい(HTTP)

はい(HTTP)

不可

不可

不可

はい(HTTP)

不可

不可

はい(HTTP)

不可

不可

不可

不可

不可

不可

ラインキーに FKS または XSI 同期が設定されており、さらに DND または通話転送機能も有効になっている場合、それぞれの DND アイコンまたは通話転送アイコンがラインキーラベルの隣に表示されます。 ラインキーに不在着信、ボイスメッセージ、緊急ボイスメールアラートがあると、アラート通知とともに DND アイコンまたは通話転送アイコンも表示されます。

XSI サービスによる通話転送ステータス同期を有効にする

通話転送の同期が有効になっていると、サーバー上の通話転送に関連する設定が電話機に同期されます。 電話機で行われた通話転送設定の変更もサーバーと同期されます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

  • 電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

  • [ 音声 > 内線 (n) ] タブで、XSI ホストサーバとそれに対応するログイン情報を設定します。

    • XSI サーバ認証にログイン認証情報 を使用する場合は、XSI ホストサーバログインユーザ ID 、およびログインパスワード XSI 回線サービスセクションに入力します。

    • XSI サーバ認証に SIP 認証情報 を使用する場合は、XSI ホストサーバおよびログインユーザ ID XSI 回線サービスに、認証 ID およびパスワード加入者情報セクションに入力します。

  • [音声(Voice)] > [内線(n)(Ext (n))] から [コール機能の設定(Call Feature Settings)] セクションにある機能キー同期(FKS)を無効にします。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線[n](Ext [n])] を選択します。ここで、[n] は内線番号です。

ステップ 2

XSI 回線サービスセクションで、CFWD 有効化パラメータを [はい(Yes)] に設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<CFWD_Enable_1_ ua="na">Yes</CFWD_Enable_1_>

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:はい(Yes)

(注)  

 

通話転送の XSI 同期が有効になっていて、XSI ホストサーバーまたは XSI アカウントが正しく設定されていない場合、電話機のユーザーは電話機で通話を転送できません。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


XSI サービスを介して DND ステータス同期を有効にする

邪魔しない(DND)同期が有効になっている場合、サーバの DND 設定は電話機に同期されます。 電話機で行われた DND 設定の変更もサーバと同期されます。

XML(cfg.xml)コードを使用して電話機構成ファイルのパラメータを設定することもできます。

始める前に

  • 電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

  • [ 音声 > 内線 (n) ] タブで、XSI ホストサーバとそれに対応するログイン情報を設定します。

    • XSI サーバ認証にログイン認証情報 を使用する場合は、XSI ホストサーバログインユーザ ID 、およびログインパスワード XSI 回線サービスセクションに入力します。

    • XSI サーバ認証に SIP 認証情報 を使用する場合は、XSI ホストサーバおよびログインユーザ ID XSI 回線サービスに、認証 ID およびパスワード加入者情報セクションに入力します。

  • [音声(Voice)] > [内線(n)(Ext (n))] から [コール機能の設定(Call Feature Settings)] セクションにある機能キー同期(FKS)を無効にします。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線[n](Ext [n])] を選択します。ここで、[n] は内線番号です。

ステップ 2

XSI 回線サービスセクションで、DND 有効化パラメータを [はい(Yes)] に設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<DND_Enable_1_ ua="na">Yes</DND_Enable_1_>

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:はい(Yes)

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


XSI サービスによる匿名着信拒否の同期の有効化

XSI サービスを使用して、回線ごとに匿名着信拒否の同期を有効にできます。 この機能を使用すると、番号の表示をブロックしている発信者からの着信を拒否できます。

設定以外は、[音声(Voice)] > [ユーザー(User)][補足サービス(Supplementary Services)] セクションの下にある [ANC 設定のブロック(Block ANC Setting)] フィールドを使用して、すべての回線で機能を直接有効または無効にすることもできます。

設定の優先度: 匿名通話の有効化のブロック > ANC設定のブロック

たとえば、特定の回線に対して [匿名通話のブロックの有効化][はい] に設定した場合、[ANCのブロック設定] の設定はその回線に対しては有効にならず、[匿名通話の有効化のブロック][いいえ] である他の回線に対しては有効になります。

始める前に

  • 電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

  • [ 音声 > 内線 (n)] タブで、XSI ホストサーバとそれに対応するログイン情報を設定します。

    • XSI サーバ認証にログイン認証情報 を使用する場合は、XSI ホストサーバログインユーザ ID 、およびログインパスワード XSI 回線サービスセクションに入力します。

    • XSI サーバ認証に SIP 認証情報 を使用する場合は、XSI ホストサーバおよびログインユーザ ID XSI 回線サービスに、認証 ID およびパスワード加入者情報セクションに入力します。

  • 匿名着信拒否が回線または XSI サービスで有効になっているか確認します。 それ以外の場合でも、ユーザーは匿名呼び出しを受信します。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線[n](Ext [n])] を選択します。ここで、[n] は内線番号です。

ステップ 2

XSI 回線サービスセクションで、匿名通話のブロックの有効化パラメータを [はい] に設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Block_Anonymous_Call_Enable_n_ ua="na">Yes</Block_Anonymous_Call_Enable_n_>

ここでは、[n] は内線番号です。

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。

変更を有効にした後、XSI サービスが電話機を引き継ぎ、機能を提供します。 匿名通話の有効化のブロックはい に設定されていても、この機能は次のシナリオでは機能しません。 

  • この機能は、XSI サービスで無効になっています。

  • この機能は回線で無効になっています。

機能のステータスが XSI サービスと回線の間で同期されるためです。


匿名着信拒否用の機能アクティベーション コードの設定

匿名着信拒否の同期が無効になっているすべての回線で、匿名着信のブロックをブロックまたは削除するアクティベーション コードを設定できます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [地域(Regional)] を選択します。

ステップ 2

バーティカル サービス アクティベーション コード セクションで、Block ANC Act Codeフィールドが、サーバで定義された値に設定されていることを確認します。 デフォルト値は *77 です。

XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

<Block_ANC_Act_Code ua="na">*77</Block_ANC_Act_Code>

ステップ 3

バーティカル サービス アクティベーション コード セクションで、Block ANC Deact Codeフィールドが、サーバで定義された値に設定されていることを確認します。 デフォルト値は *87 です。

XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

<Block_ANC_Deact_Code ua="na">*87</Block_ANC_Deact_Code>

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。

ユーザーは *77 または *87 にダイヤルして [通話] ソフトキーを押してすべての名前の付き合いをブロックするか、ブロックを削除できます。

この操作は、[音声(Voice)] > [ユーザー(User)]からの [補足サービス(Supplementary Services)] セクションの [ANC ブロック設定(Block ANC Setting)] フィールドの設定と同じです。 これは、[匿名通話ブロック有効(Block Anonymous Call Enable)][音声(Voice)] > [内線(Ext)]からの [XSI 回線サービス(XSI Line Service)] セクションの下)が [いいえ(No)] に設定されている回線で有効になります。


XSI サービスによる通話待機の同期の有効化

XSI サービスを使用して、回線ごとに通話待機の同期を有効にできます。 この機能により、ユーザーは別の通話中に着信通話を受信できます。

設定以外は、[音声(Voice)] > [ユーザー(User)][補足サービス(Supplementary Services)] セクションの下にある [CW 設定(CW Setting)] フィールドを使用して、すべての回線で機能を直接有効または無効にすることもできます。

設定の優先順位: [通話待機の有効化 > CW 設定

たとえば、特定の回線に対して [通話待機の有効化][はい] に設定した場合 、[CW 設定] の設定は回線に対して有効ではない、[通話待機の有効化][いいえ] に設定されている他の回線にのみ有効になります。

始める前に

  • 電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

  • [ 音声 > 内線 (n)] タブで、XSI ホストサーバとそれに対応するログイン情報を設定します。

    • XSI サーバ認証にログイン認証情報 を使用する場合は、XSI ホストサーバログインユーザ ID 、およびログインパスワード XSI 回線サービスセクションに入力します。

    • XSI サーバ認証に SIP 認証情報 を使用する場合は、XSI ホストサーバおよびログインユーザ ID XSI 回線サービスに、認証 ID およびパスワード加入者情報セクションに入力します。

  • 通話待機が回線または XSI サービスで有効になっているか確認します。 それ以外の場合は、通話中にユーザーが着信通話を受信しません。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線[n](Ext [n])] を選択します。ここで、[n] は内線番号です。

ステップ 2

XSI 回線サービスセクションで、通話待機の有効化パラメータを [はい] に設定します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<Call_Waiting_Enable_n_ ua="na">Yes</Call_Waiting_Enable_n_>

ここでは、[n] は内線番号です。

オプション: [はい(Yes)] と [いいえ(No)]

デフォルト:[いいえ(No)]

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。

変更を有効にした後、XSI サービスが電話機を引き継ぎ、機能を提供します。 通話待機の有効化[はい] に設定されている場合でも、この機能は次のシナリオでは機能しません。

  • この機能は、XSI サービスで無効になっています。

  • この機能は回線で無効になっています。

機能のステータスが XSI サービスと回線の間で同期されるためです。


通話待機用の機能アクティベーション コードの設定

すべての回線の通話待機をアクティブ化したり非アクティブ化するために使用できるアクティベーションコード (スターマーク) を設定できます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [地域(Regional)] を選択します。

ステップ 2

バーティカル サービス アクティベーション コード セクションで、CW Deact Codeフィールドが、サーバで定義された値に設定されていることを確認します。 デフォルト値は *56 です。

XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

<CW_Act_Code ua="na">*56</CW_Act_Code>

ステップ 3

バーティカル サービス アクティベーション コード セクションで、CW_Deact_Codeフィールドが、サーバで定義された値に設定されていることを確認します。 デフォルト値は *57 です。

XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

<CW_Deact_Code ua="na">*57</CW_Deact_Code>

ステップ 4

バーティカル サービス アクティベーション コード セクションで、CW_Per_Call_Act_Codeフィールドが、サーバで定義された値に設定されていることを確認します。 デフォルト値は *71 です。

XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

<CW_Per_Call_Act_Code ua="na">*71</CW_Per_Call_Act_Code>

ステップ 5

バーティカル サービス アクティベーション コード セクションで、CW_Per_Call_Deact_Codeフィールドが、サーバで定義された値に設定されていることを確認します。 デフォルト値は *70 です。

XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

<CW_Per_Call_Deact_Code ua="na">*70</CW_Per_Call_Deact_Code>

ステップ 6

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。

ユーザーは *56または *57をダイヤルし、[通話] ソフトキーを押して、すべての着信通話のキャッチホンをアクティブまたは非アクティブにすることができます。 この操作は、[音声(Voice)] > [ユーザー(User)][補足サービス(Supplementary Services)] セクションの下の [CW 設定(CW Setting)] フィールドの設定と同じです。 これらのアクティベーション コードは、XSI サービスを介したコール 待機の同期が有効になっている回線では有効になりません。

ユーザーは *71 または *70 をダイヤルし、[通話] ソフトキーを押して、次の着信通話を待つキャッチホンを一時的にアクティブまたは非アクティブにすることができます。 これらのアクティベーション コードは、XSI サービスを介したコール 待機の同期が有効になっている回線では有効になります。 XSI サービスでコール 待機が無効になっている場合、サーバはすべての着信コールをブロックするため、これらのアクティベーション コードは有効にはされません。


SIP メッセージ内の着信コール統計レポートを有効にする

電話機がセッション開始プロトコル(SIP)メッセージ(BYEおよびre-INVITEメッセージ)内で通話終了統計を送信できるように許可することができます。 通話が終了するか、コールが保留中になると、電話機は相手先に通話の統計情報を送信します。 この統計は、以下が含まれます。

  • 送信または受信したリアルタイム転送プロトコル (RTP) パケット

  • 送受信した合計バイト数

  • 消失したパケットの総数

  • 遅延ジッタ

  • ラウンドトリップ遅延

  • 通話時間

通話統計は、SIP BYE messages メッセージおよび SIP BYE レスポンスメッセージでヘッダーとして送信されます (保留中の 200 OK および re-INVITE)。 オーディオセッションの場合、ヘッダーは RTP-RxStat および RTP-TxStat です。

SIP BYE メッセージ内の通話統計の例:


Rtp-Rxstat: Dur=13,Pkt=408,Oct=97680,LatePkt=8,LostPkt=0,AvgJit=0,VQMetrics="CCR=0.0017;
ICR=0.0000;ICRmx=0.0077;CS=2;SCS=0;VoRxCodec=PCMU;CID=4;VoPktSizeMs=30;VoPktLost=0;
VoPktDis=1;VoOneWayDelayMs=281;maxJitter=12;MOScq=4.21;MOSlq=3.52;network=ethernet;
hwType=CP-8865;rtpBitrate=60110;rtcpBitrate=0"

Rtp-Txstat: Dur=13,Pkt=417,Oct=100080,tvqMetrics="TxCodec=PCMU;rtpbitrate=61587;rtcpbitrate=0

これらの属性の説明については、SIP メッセージの通話統計の属性を参照してください。

電話設定ファイルでCall_Statisticsパラメータを使用して、この機能を有効にすることもできます。

<Call_Statistics ua="na">Yes</Call_Statistics>

始める前に

電話管理のウェブページにアクセスして、 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [SIP] を選択します。

ステップ 2

RTPパラメータセクションで、通話統計フィールドを [はい(Yes)] に設定して、電話機がSIP BYEおよび再INVITEメッセージで通話統計を送信できるようにします。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg .xml) でこのパラメータを設定することもできます。
<Call_Statistics ua="na">Yes</Call_Statistics>

使用できる値は Yes|No です。 デフォルト値は No です。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


SIP メッセージの通話統計の属性

表 15. 音声: RTP-RxStat ペイロード

属性(Attribute)

説明

必須

Dur

メディアセッション/コールの期間

パケット

受信された RTP パケットの合計数

10月

受信したRTPパケットのオクテット数

不可

LatePkt

受信して、バッファーウィンドウの外側への遅延として破棄されたRTPパケットの数

LostPkt

失われた RTP パケットの数

AvgJit

セッション中の平均ジッター

VoRxCodec

ストリーム/セッションコーデックのネゴシエーション

VoPktSizeMs

パケット サイズ(ミリ秒単位)

maxJitter

最大ジッター検出回数

VoOneWayDelayMs

遅延/一方向遅延

MOScq

セッションの平均オピニオン会話品質、RFC毎 https://tools.ietf.org/html/rfc3611

maxBurstPktLost

失われたシーケンシャルパケットの最大数

不可

avgBurstPktLost

バースト時に失われたシーケンシャルパケットの平均数。 この数値を全体的な損失と組み合わせて使用して、損失が通話品質に与える影響を比較できます。

不可

networkType

デバイスをオンにしたネットワークのタイプ (可能な場合)。

hwType

セッション/メディアが動作しているハードウェアクライアント。 ソフトクライアントにはより関連性がありますが、ハードフォンにも便利です。 例えば、モデル番号 CP-8865 です。

表 16. 音声: RTP-TxStat ペイロード

属性(Attribute)

説明

必須

Dur

セッション時間

パケット

転送された RTP パケットの数

10月

転送したRTPパケットのオクテット数

TxCodec

転送コーデック

rtpBitRate

合計 RTP 転送ビットレート (bits/sec)

rctpBitRate

すべての RCTP 転送ビットレート (bits/sec)

SIP セッション ID

マルチプラットフォームフォンは、「セッション識別子」をサポートするようになりました。 この機能は、既存のコール識別子の制限を克服するのに役立ち、RFC 7989 に準拠した IP ベースのマルチメディア通信システムでの SIP セッションのエンドツーエンドトラッキングを可能にします。セッション識別子をサポートするために、「Session-ID」ヘッダーが SIP 要求および応答メッセージに追加されます。

「セッション識別子」は識別子の特定の値を指し、「Session-ID」は識別子の伝送に使用されるヘッダー フィールドを指します。

  • ユーザが通話を開始すると、SIP INVITE メッセージを送信している間に電話機がローカルの UUID を生成します。

  • UAS が SIP INVITE を受信すると、電話機は着信メッセージでローカル UUID をピックアップし、受信したセッション ID ヘッダーにその UUID を追加して、ヘッダーを応答で送信します。

  • 特定のセッションの全ての SIP メッセージにおいて同じ UUID が維持されます。

  • 電話機は、他の機能 (会議や転送など) でも同じローカル UUID を維持します。

  • このヘッダーは登録メソッドに実装されますが、電話機の登録が失敗するまで、すべての登録メッセージのローカル UUID は変更されません。

Session-ID は、コールに参加している各ユーザ エージェントの汎用一意識別子(UUID)を含みます。 各コールは、ローカル UUID およびリモート UUID と呼ばれる 2 つの UUID で構成されます。 ローカル UUID は発信ユーザ エージェントから生成される UUID であり、リモート UUID は終端ユーザ エージェントから生成されます。 UUID 値は、UUID の最上位オクテットが最初に表示される、小文字の 16 進数文字の文字列として表示されます。 セッション識別子は 32 文字で構成され、セッション全体では変わりません。

セッション ID 形式

コンポーネントは、グローバルセッション ID の準備ができているセッション ID を実装します。

電話によってhttpヘッダーに渡されるサンプルの現在のセッションID(ダッシュはわかりやすくするために含まれています)は00000000-0000-0000-0000-5ca48a65079aです。

セッション ID 形式: UUUUUUUUSSSS5000y000DDDDDDDDDDDD

UUUUUUUU-ランダムに生成された、セッション用の一意の ID[0-9a-f] 生成される新しいセッション ID の例を次の通りです。

  • 電話機がオフフック状態になった

  • 最初の SIP 登録 (オンボードフロー) に対するアクティベーションコードの入力

SSSS-セッションを生成するソース。 例えば、送信元タイプが 「Cisco MPP」である場合、送信元値 (SSSS)が 「0100」になる場合があります。

Y-8、9、A、または B のいずれかの値は、UUID v5 RFCに準拠している必要があります。

DDDDDDDDDDDD-電話機の MAC アドレス

SIP メッセージのセッション ID の例

このヘッダーは、INVITE/ACK/CANCEL/BYE/UPDATE/INFO/REFERなどのインコールダイアログメッセージとその応答、および基本的なアウトオブコールメッセージREGISTERのでサポートされています。

Request-Line: INVITE sip:901@10.89.107.37:5060 SIP/2.0
        Session-ID: 298da61300105000a00000ebd5cbd5c1;remote=00000000000000000000000000000000
Status-Line: SIP/2.0 100 Trying
Session-ID: fbaa810a00105000a00000ebd5cc118b;remote=298da61300105000a00000ebd5cbd5c1
Status-Line: SIP/2.0 180 Ringing
        Session-ID: fbaa810a00105000a00000ebd5cc118b;remote=298da61300105000a00000ebd5cbd5c1
Status-Line: SIP/2.0 200 OK
        Session-ID: fbaa810a00105000a00000ebd5cc118b;remote=298da61300105000a00000ebd5cbd5c1
Request-Line: ACK sip:901@10.89.107.37:5060 SIP/2.0
        Session-ID: 298da61300105000a00000ebd5cbd5c1;remote=fbaa810a00105000a00000ebd5cc118b
Request-Line: BYE sip:901@10.89.107.37:5060 SIP/2.0
        Session-ID: 298da61300105000a00000ebd5cbd5c1;remote=fbaa810a00105000a00000ebd5cc118b
Status-Line: SIP/2.0 200 OK
        Session-ID: fbaa810a00105000a00000ebd5cc118b;remote=298da61300105000a00000ebd5cbd5c1

SIP セッション ID を有効にする

SIPセッションIDを有効にして、既存の通話識別子の制限を克服し、SIP セッションのエンドツーエンドの追跡を許可できます。

始める前に

電話機 ウェブインターフェイスへのアクセス

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [内線(n)(Ext(n))] を選択します。

ステップ 2

SIP の設定セクションに移動します。

ステップ 3

セッション ID パラメータ表の説明に従って SIP セッション ID のサポートフィールドを設定します。

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


セッション ID パラメータ

次の表で、電話ウェブページの [音声(Voice)] > [内線(n)(Ext(n))] タブの下にある [SIP 設定(SIP Settings)] セクションにおける、各パラメータの機能と使用方法を定義します。 また、パラメータを設定するために、XML (cfg.xml) コードを含む電話構成ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

パラメータ名

説明とデフォルト値

SIP SessioID サポート

SIP セッション ID のサポートを制御します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <SIP_SessionID_Support_1_ ua="na">可</SIP_SessionID_Support_1_>
  • 電話機のウェブページで、[はい(Yes)] を選択してこの機能を有効にします。

有効値: はい(Yes) |いいえ(No)

デフォルト:[いいえ(No)]

リモート処理 SDK の電話機のセットアップ

マルチプラットフォーム電話機にリモート SDK を設定することができます。 リモート SDK は、電話機の制御する WebSocket ベースのプロトコルを提供します。

始める前に

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

WebSocket APIセクションに移動します。

ステップ 3

WebSocket API パラメータ表の説明に従って、コントロールサーバの URL許可されている API のフィールドを設定します。

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


WebSocket API パラメータ

次の表で、電話ウェブページの [音声(Voice)] > [電話(Phone)] タブの下にある [WebSocket API] セクションにおける、各パラメータの機能と使用方法を定義します。 また、パラメータを設定するために、XML (cfg.xml) コードを含む電話構成ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

パラメータ名

説明とデフォルト値

コントロールサーバ URL

電話機が接続を維持しようとする WebSocket サーバーのURL。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Control_Server_URL ua="na"/>
  • 電話機のウェブページで、WebSocket サーバの URL を入力します。

    次に例を示します。

    <Control_Server_URL>wss://my-server.com
    /ws-server-path</Control_Server_URL>

この URL は次の形式の1つである必要があります。

  • 安全ではない HTTP 接続の場合は、次のようになります。

    ws://your-server-name/path

  • 安全な HTTPS 接続の場合は、次のようになります。

    wss://your-server-name/some-path

安全な接続を使用することを推奨します。

デフォルト:空

許容 API

制御サーバに許可されている API コールを制限するために使用される正規表現。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Allowed_APIs ua="na">.*</Allowed_APIs>
  • 電話機のウェブページに、適切な正規表現を入力します。

指定された正規表現は、制御サーバからの API リクエストで提供されるリクエスト-URI パスと一致します。 パス全体が指定された正規表現と一致しない場合、API コールは拒否されます。

有効値は、次のとおりです。

  • .*:すべての APIが許可されています

  • /api/Call/v1/.*:v1 Callインターフェイス通話のすべてが許可されています。

  • /api/Call/v1/(ダイヤル|ハングアップ): v1 Callインターフェイス通話のダイヤルハングアップのみが許可されます。

デフォルト:.*

音声フィードバック機能 (8832 のみ)

音声フィードバックは、視覚障害を持つユーザが Cisco IP 電話を使用するのに役立ちます。 有効にすると、音声プロンプトが表示され、電話ボタンをナビゲートしたり、電話機能を使用および設定したりできます。 音声フィードバックは、発信者 ID、表示された画面や設定、およびボタン機能も読み上げます。 通話中は音声フィードバックが聞こえるのは自分だけであるため、プライバシーは保護されます。

音声フィードバックを有効または無効にする方法の 1 つは、ナビゲーションバーの中央にある [選択(Select)] ボタンを使用することです。 電話機がアイドル状態のとき、この機能をオンまたはオフにするには、[選択(Select)] を 3 回素早く押します。 音声プロンプトにより、機能のステータスが通知されます。


ヒント


音声フィードバックを有効にした後、ソフトキーを 1 回押すと、キーに関連付けられている機能を音声フィードバックが読み上げます。 ソフトキーを素早く 2 回押して、機能を実行します。



(注)  


音声フィードバックは英語のユーザにのみ利用できます。 この機能を使用できない場合には、お使いの電話機で無効になっています。


音声フィードバックを有効にする

この手順に従って電話のウェブページで音声フィードバック機能を有効にします。

始める前に

電話機のウェブページにアクセス

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [ユーザー(User)] を選択します。

ステップ 2

音声フィードバック (英語の場合のみ)セクションで、音声フィードバックのパラメータ表の説明に従ってフィールドを設定します。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


音声フィードバックのパラメータ

次の表では、電話機の Web インターフェイスの[音声] > [ユーザ]タブにある[音声フィードバック (英語のみ)]セクションで、音声フィードバックのパラメータ機能と使用方法を定義しています。 また、パラメータを設定するために、XML (cfg.xml) コードを含む電話構成ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 17. 音声フィードバックのパラメータ

パラメータ

説明

音声フィードバックの有効化

ユーザの音声フィードバック機能を有効にします。

機能を有効にする場合は はいを選択し、無効にする場合はいいえを選択します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Voice_Feedback_Enable ua="rw">Yes</Voice_Feedback_Enable>
  • 電話機の Web インターフェイスで、このフィールドを [はい(Yes)] に設定して、音声フィードバック機能を有効にします。

有効値: はい と いいえ

デフォルト:[いいえ(No)]

音声フィードバックの速度

機能に必要な音声速度を選択します。

  • 最も遅い

  • 「Slower」

  • 標準

  • 「Faster」

  • 最速

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Voice_Feedback_Speed ua="rw">標準</Voice_Feedback_Speed>
  • 電話機の Web ページで、フィールドに必要な音声速度を選択します。

有効値: 最低速、低速、標準、高速、最速。

デフォルト:[標準(Normal)]

キーの再リセット時間

キーを 2 回または 3 回押してから再度実行するまでのリセット時間 (ミリ秒単位) を設定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Key_Again_Reset_Time ua="rw">1200</Key_Again_Reset_Time>
  • 電話機の Web ページで、フィールドに整数を入力します。

有効値:100 ~ 2000 の整数

デフォルト:1200

キーを 2 回押す時間

電話機上で名前付きの機能を実行する際のキーを 2 回押す最大遅延時間 (ミリ秒単位) を設定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Key_Double_Press_Time ua="rw">600</Key_Double_Press_Time>
  • 電話機の Web ページで、フィールドに整数を入力します。

有効値:100 ~ 2000 の整数

デフォルト:600

キーを 3 回押す時間

キーを 3 回押して、電話の音声フィードバック機能を有効または無効にする最大遅延時間 (ミリ秒) を設定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Key_Triple_Press_Time ua="rw">1000</Key_Triple_Press_Time>
  • 電話機の Web ページで、フィールドに整数を入力します。

有効値:100 ~ 2000 の整数

デフォルト:1000

音声フィードバックの音量

音声フィードバックの音量を選択します。

  • 最低

  • 標準

  • 最高値

次のいずれかを実行します。

  • XML(cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Voice_Feedback_Volume ua="rw">標準</Voice_Feedback_Volume>
  • 電話機のウェブページで、フィールドに必要な音声フィードバックの音量を選択します。

有効値: 最低、低、標準、高、最高。

デフォルト:[標準(Normal)]

電話画面に表示されているメニュー項目を非表示にする

デフォルトでは、電話画面の情報と設定すべてのメニュー項目がユーザに表示されます。 特定のメニュー項目を表示または非表示にするように、電話機を設定することができます。 非表示にすると、これらの項目は電話機の画面に表示されません。

必要に応じて、次のメニュー項目を非表示にすることができます。

  • アクセシビリティ(Cisco IP 会議用電話 8832 マルチプラットフォーム電話 のみ)

  • 短縮ダイヤル

  • ユーザ設定

  • ネットワーク設定

  • デバイス管理

  • ステータス(Status)

  • [問題の報告(Report Problem)]

次の形式の文字列を使用して、設定ファイル (cfg.xml) のメニュー項目を表示するように設定することもできます。
<Device_Administration ua="na">No</Device_Administration>

メニュー表示のパラメータのパラメータシンタックスと有効値を参照してください 。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

メニュー可視性セクションで、非表示にしたいメニュー項目をいいえに設定します。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


メニュー表示のパラメータ

次の表で、[音声(Voice)] > [電話(Phone)] タブの下にある [メニューの可視性(Menu Visibility)] セクションにおける、各パラメータの機能と使用方法を定義します。

表 18. メニュー表示のパラメータ

パラメータ名

説明とデフォルト値

アクセシビリティ

このフィールドは、Cisco IP 会議用電話 8832 マルチプラットフォーム電話でのみ利用できます。

電話機画面にアクセシビリティメニューを表示するかどうかを制御します。 メニューを表示するには、このフィールドをはいに設定します。 それ以外の場合は、このフィールドを [いいえ(No)] に設定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Accessibility ua="na">Yes</Accessibility>
  • 電話機ウェブインターフェイスで、必要に応じてはいまたはいいえを選択して、メニューを表示または非表示にします。

有効値: はい と いいえ

デフォルト:はい(Yes)

スピード ダイヤル

電話機画面に短縮ダイヤルメニューを表示するかどうかを制御します。 メニューを表示するには、このフィールドをはいに設定します。 それ以外の場合は、このフィールドを [いいえ(No)] に設定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Speed_Dials ua="na">Yes</Speed_Dials>
  • 電話機ウェブインターフェイスで、必要に応じてはいまたはいいえを選択して、メニューを表示または非表示にします。

有効値: はい と いいえ

デフォルト:はい(Yes)

ユーザ設定

電話機画面にユーザ設定メニューを表示するかどうかを制御します。 メニューを表示するには、このフィールドをはいに設定します。 それ以外の場合は、このフィールドを [いいえ(No)] に設定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <User_Preferences ua="na">Yes</User_Preferences>
  • 電話機ウェブインターフェイスで、必要に応じてはいまたはいいえを選択して、メニューを表示または非表示にします。

有効値: はい と いいえ

デフォルト:はい(Yes)

ネットワーク設定

電話機画面にネットワーク設定メニューを表示するかどうかを制御します。 メニューを表示するには、このフィールドをはいに設定します。 それ以外の場合は、このフィールドを [いいえ(No)] に設定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Network_Configuration ua="na">Yes</Network_Configuration>
  • 電話機ウェブインターフェイスで、必要に応じてはいまたはいいえを選択して、メニューを表示または非表示にします。

有効値: はい と いいえ

デフォルト:はい(Yes)

デバイス管理

電話機画面にデバイス管理メニューを表示するかどうかを制御します。 メニューを表示するには、このフィールドをはいに設定します。 それ以外の場合は、このフィールドを [いいえ(No)] に設定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Device_Administration ua="na">Yes</Device_Administration>
  • 電話機ウェブインターフェイスで、必要に応じてはいまたはいいえを選択して、メニューを表示または非表示にします。

有効値: はい と いいえ

デフォルト:はい(Yes)

ステータス(Status)

電話機画面にステータスメニューを表示するかどうかを制御します。 メニューを表示するには、このフィールドをはいに設定します。 それ以外の場合は、このフィールドを [いいえ(No)] に設定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Status ua="na">Yes</Status>
  • 電話機ウェブインターフェイスで、必要に応じてはいまたはいいえを選択して、メニューを表示または非表示にします。

有効値: はい と いいえ

デフォルト:はい(Yes)

[問題の報告(Report Problem)]

電話機画面にステータスメニューにある問題の報告メニューを表示するかどうかを制御します。 メニューを表示するには、このフィールドをはいに設定します。 それ以外の場合は、このフィールドを [いいえ(No)] に設定します。

ステータスメニューが表示されていない場合、問題の報告メニューも表示されません。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Report_Problem_Menu ua="na">Yes</Report_Problem_Menu>
  • 電話機ウェブインターフェイスで、必要に応じてはいまたはいいえを選択して、メニューを表示または非表示にします。

有効値: はい と いいえ

デフォルト:はい(Yes)

オフィス アワーを設定する (8832 のみ)

オフィス アワーは電話機の省電力機能であり、非アクティブ状態の時間帯の電力消費を削減します。 オフィス アワー機能が有効になっている場合、電話はディスプレイ オフ モードになり、指定された勤務時間外は電力を節約するために画面をオフにします。 電話の任意のキーを押すか、着信やボイスメールがある場合、ディスプレイは再びオンになります。 電話機が指定された時間アイドル状態になるまで、ディスプレイはオンのままで、その後自動的にオフになります。 一方、電話スクリーンがオフになっているときは、ナビゲーション クラスタにある 選択 ボタンのバックライトを点灯させるかどうかをコントロールすることもできます。

この手順に従って電話のウェブページで音声フィードバック機能を有効にします。

始める前に

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

[営業時間(Office Hours)] セクションで営業時間機能を有効にし、「オフィス アワーのパラメータ」で説明されているように勤務時間と勤務日をカスタマイズします。

ステップ 3

(任意) [営業時間外の表示オフ(Outside Office Hours Display Off)] セクションで、電話画面がオフのときに [選択(Select)] ボタンの背景 LED をオフにするかどうかを決定します。 次に、「オフィス アワーのパラメータ」で説明されているようにタイムアウト期間をカスタマイズします。

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


オフィス アワーのパラメータ

次の表では、[営業時間(Offce Hours)] および [営業時間外の表示オフ(Outside Office Hours Display Off)] における営業時間パラメータの機能と使用方法を定義します。これらのセクションは、電話機 Web インターフェイスの [音声(Voice)] > [電話機(Phone)] タブにあります。 また、パラメータを設定するために、XML(cfg.xml)コードを含む電話構成ファイルに追加される文字列のシンタックスも定義します。

表 19. オフィス アワーのパラメータ

パラメータ

説明

営業時間の有効化

Cisco IP 会議用電話 8832 マルチプラットフォーム電話の営業時間機能を有効にします。

オフィス アワー機能は、電話機が操作されていない時間帯の電力使用量を最小限に抑えるように設計されています。 指定時間外は自動的にディスプレイ オフ モードになり、画面がオフになるように、電話を設定できます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Office_Hours_Enabled ua="na">True</Office_Hours_Enabled>
  • 電話機管理ウェブページで、機能を有効にするには [真(True)] を選択し、無効にするには [偽(False)] を選択します。

有効値:真 および 偽

デフォルト:False

(注)  

 

オフィス アワー機能を有効にしても、 バックライト タイマー パラメータは就業時間中は機能します。

就業日

希望する日を指定して就業日をカスタマイズします。

休日には、電話機の画面が自動的にオフになります。 既定では、稼働日は月曜日から金曜日までに設定されています。 [営業開始時間(Working Hours Start)] および [営業終了時間(Working Hours End)] フィールドを使用して、勤務日の勤務時間を設定できます。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Work_Days ua="na">月曜|火曜|水曜|木曜|金曜</Work_Days>
  • 電話機の管理ウェブページで、有効値を入力します。

有効な値:土曜日|日曜日|月曜日|火曜日|水曜日|木曜日|金曜日

デフォルト: 月曜|火曜|水曜|木曜|金曜

勤務開始時間

勤務時間の開始時刻を 24 時間形式で設定します。 指定された勤務時間外は、電話の画面が自動的にオフになります。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Working_Hours_Start ua="na">06:00</Working_Hours_Start>
  • 電話管理ウェブページで有効な値を入力してください。 例えば、09:00 は午前 9 時を、17:30 は午後 5 時 30 分を示します。

デフォルト:07:00

勤務時間の終了

勤務時間の終了時刻を 24 時間形式で設定します。 指定された勤務時間外は、電話の画面が自動的にオフになります。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Working_Hours_End ua="na">21:00</Working_Hours_End>
  • 電話管理ウェブページで有効な値を入力してください。 例えば、09:00 は午前 9 時を、17:30 は午後 5 時 30 分を示します。

既定: 19:00

(注)  

 

開始時刻と終了時刻の間隔を 60 分より長く設定します。

表 20. 勤務時間外の表示オフのパラメータ

パラメータ

説明

ディスプレイオフモードの LED インジケータ

電話機がディスプレイオフモードになったときに、ナビゲーションクラスタの [選択(Select)] ボタンのバックライトがオフになるかどうかを指定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <LED_Indicator_In_Display_Off_Mode ua="na">[有効(Enabled)]</LED_Indicator_In_Display_Off_Mode>
  • 電話管理ウェブページで [ 有効 ] または [ 無効] を選択します。

    有効に設定すると、勤務時間外もバックライトが点灯します。 [無効(Disabled)] に設定すると、電話機がディスプレイオフモードになった後にバックライトがオフになります。

有効な値: [有効] および [無効]

デフォルト:[有効(Enabled)]

アイドル タイムアウト (分)

ディスプレイオフモードから復帰した後、電話機が自動的に画面をオフにするまでのタイムアウト時間を分単位で設定します。

次のいずれかを実行します。

  • XML (cfg.xml)を使用した電話機の設定ファイルでは、次の形式で文字列を入力します。

    <Display_Off_Idle_Timeout__mins_ ua="na">5</Display_Off_Idle_Timeout__mins_>
  • 電話機の管理ウェブページで、有効値を入力します。

許容値:1〜60

デフォルト:5

未解決の発信者名ではなく発信者番号を表示する

デフォルトでは、電話機は着信コールアラートに発信者名と発信者番号の両方を表示します。 電話機が発信者名の文字を解決できない場合、ユーザーは発信者名ではなくボックスを表示します。発信者名に未解決の文字が検出された場合、電話機の番号だけを表示するように設定できます。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [地域(Regional)] を選択します。

ステップ 2

言語セクションで、未解決の発信者名を 数字に置き換えるはいに設定します。

次の形式の文字列を使って、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することもできます。

<Replace_Unresolved_Caller_Name_with_Number ua="na">Yes</Replace_Unresolved_Caller_Name_with_Number>

有効値は、 はい または いいえです。デフォルト設定は、いいえです

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


PSKのメニューショートカットのマッピング

表 21. メニューショートカットのマッピング

機能

(fnc=)

URL ストリング

(url=)

ターゲットメニュー

ショートカット

設定

設定

ショートカット

accessibility

設定 > アクセシビリティ

ショートカット

recents

設定 > 最近

ショートカット

allcalls

設定 > 最近 > すべてのコール

ショートカット

missedcalls

設定 > 最近 > 不在着信

ショートカット

receivedcalls

設定 > 最近 > 受信通話

ショートカット

placedcalls

設定 > 最近 > 通話の発信

ショートカット

speeddials

設定 > 短縮ダイヤル

ショートカット

userpref

設定 > ユーザ設定

ショートカット

callpref

設定 > ユーザ設定 > 通話設定

ショートカット

cfwsetting

設定 > ユーザ設定 > 通話設定 > 通話転送

ショートカット

anywhere

[設定 (Settings)] ユーザ設定は、どこにでも > > コール設定 >

ショートカット

audiopref

設定 > ユーザ設定 > 音声設定

ショートカット

screenpref

設定 > ユーザ設定 > 画面設定

ショートカット

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設定 > ユーザ設定 > 画面設定 > スクリーンセーバー

ショートカット

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設定 > ユーザ設定 > アテンダント コンソール設定

ショートカット

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設定 > ユーザ設定 > 呼出音

ショートカット

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設定 > Bluetooth

ショートカット

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設定 > ネットワーク設定

ショートカット

ethernetconf

設定 > ネットワーク設定 > イーサネット設定

ショートカット

ipv4setting

設定 > ネットワーク設定 > IPv4 アドレス設定

ショートカット

ipv6setting

設定 > ネットワーク設定 > IPv6 アドレス設定

ショートカット

adminsetting

設定 > デバイス管理

ショートカット

setpassword

設定 > デバイス管理 > パスワード設定

ショートカット

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設定 > デバイス管理 > サインイン

ショートカット

usersignout

設定 > デバイス管理 > サインアウト

ショートカット

datetime

設定 > デバイス管理 > 日時

ショートカット

language

設定 > デバイス管理 > 言語

ショートカット

再起動

設定 > デバイス管理 > 再起動

ショートカット

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設定 > デバイス管理 > 初期設定

ショートカット

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設定 > デバイス管理 > プロファイルルール

ショートカット

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設定 > デバイス管理 > プロフィールアカウント設定

ショートカット

マイク

設定 > デバイス管理 > マイク

ショートカット

wiredmic

設定 > デバイス管理 > マイク > 有線マイク

ショートカット

wirelessmic

設定 > デバイス管理 > マイク > 無線マイク

ショートカット

ステータス

設定 > ステータス

ショートカット

productinfo

設定 > ステータス > 製品情報

ショートカット

networkstatus

設定 > ステータス > ネットワークステータス

ショートカット

ipv4status

設定 > ステータス > ネットワークステータス > IPv4 ステータス

ショートカット

ipv6status

設定 > ステータス > ネットワークステータス > IPv6 ステータス

ショートカット

phonestatus

設定 > ステータス > 電話機ステータス

ショートカット

phonestat

設定 > ステータス > 電話機ステータス > 電話機ステータス

ショートカット

linestatus

設定 > ステータス > 電話機ステータス > 回線ステータス

ショートカット

provstatus

設定 > ステータス > 電話機ステータス > プロビジョニング

ショートカット

callstat

設定 > ステータス > 電話機ステータス > 通話統計

ショートカット

reportproblem

設定 > ステータス > 問題の報告

ショートカット

reboothistory

設定 > ステータス > リブート履歴

ショートカット

アクセサリ

設定 > ステータス > アクセサリ

ショートカット

statusmessage

設定 > ステータス > ステータスメッセージ

ショートカット

directories

ディレクトリ

ショートカット

personaldir

ディレクトリ > 個人用アドレス帳

ショートカット

alldir

ディレクトリ > すべて

ショートカット

ldapdir

ディレクトリ > 企業ディレクトリ (LDAP)

LDAP ディレクトリ名は、カスタマイズが可能です。

ショートカット

broadsoftdir

ディレクトリ > BroadSoft ディレクトリ

BroadSoft ディレクトリ名は、カスタマイズ可能です。

ショートカット

bsdirpers

ディレクトリ > BroadSoft ディレクトリ > 個人

BroadSoft ディレクトリ名は、カスタマイズ可能です。

ショートカット

bsdirgrp

ディレクトリ > BroadSoft ディレクトリ > グループ

BroadSoft ディレクトリ名は、カスタマイズ可能です。

ショートカット

bsdirent

ディレクトリ > BroadSoft ディレクトリ > 企業

BroadSoft ディレクトリ名は、カスタマイズ可能です。

ショートカット

bsdirgrpcom

ディレクトリ > BroadSoft ディレクトリ > グループ共通

BroadSoft ディレクトリ名は、カスタマイズ可能です。

ショートカット

bsdirentcom

ディレクトリ > BroadSoft ディレクトリ > 企業共通

BroadSoft ディレクトリ名は、カスタマイズ可能です。

ショートカット

xmppdir

ディレクトリ > IM & P 連絡先

XMPP ディレクトリ名は、カスタマイズ可能です。

ショートカット

xmlapp

設定 > CISCO XML サービス

XML アプリケーション名は、カスタマイズ可能です。

ショートカット

xmldir

ディレクトリ > 企業ディレクトリ (XML)

XML ディレクトリ名は、カスタマイズ可能です。

ショートカット

webexdir

ディレクトリ > Webex ディレクトリ

Webex ディレクトリ名は、カスタマイズ可能です。 デフォルトでは、ソフトキーにディレクトリ名が Webex Dir として表示されます。

ショートカット

proxyset

[設定(Settings)] > [ネットワーク設定(Network configuration)] > [HTTP プロキシ設定(HTTP proxy settings)]

プログラム可能なソフトキーへのメニューショートカットの追加

電話機のメニューショートカットとしてソフトキーを設定できます。

始める前に

電話管理の Web ページにアクセスします。 電話機 ウェブインターフェイスへのアクセスを参照してください。

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

[プログラム可能なソフトキー(Programmable Softkeys)]セクションで、[プログラム可能なソフトキー有効(Programmable Softkey Enable)]を [はい(Yes)]に設定します。

次の形式の文字列を使って、設定ファイル (cfg.xml) でパラメータを設定することもできます。

<Programmable_Softkey_Enable ua="rw">Yes</Programmable_Softkey_Enable>

ステップ 3

次の形式の文字列を使用して、PSK 1 ~ PSK 16 の PSK フィールドを設定します。

fnc=shortcut;url=userpref;nme=User preferences

引数の説明

  • fnc= shortcutは、function=phone メニューのショートカットです。

  • url = userpref は、このラインキーを使用して開くメニューです。 この例のユーザ設定メニューです。 ショートカットマップの詳細については、PSKのメニューショートカットのマッピングを参照してください。

  • Nme = XXXX は、電話機に表示されるメニューショートカット名です。 この例では、ソフトキーがユーザ設定を表示します。

このパラメータは、設定ファイル(cfg.xml)でも設定できます。 次の形式で文字列を入力します。
<PSK_n ua="rw">fnc=shortcut;url=userpref;nme=User preferences</PSK_n>

nは PSK 番号です。

ステップ 4

必要なキー一覧に設定済みの PSK を追加します。

例: 設定済みのPSK 2 アイドルキー一覧に追加します。 以下のいずれかの操作を行います。

  • psk2アイドルキー一覧フィールドに追加します。
    psk2;em_login;acd_login;acd_logout;astate;redial;cfwd;dnd;lcr;
  • 設定ファイル(cfg.xml)で、次の形式で文字列を入力します。
    <Idle_Key_List ua="rw">psk2;em_login;acd_login;acd_logout;astate;redial;cfwd;dnd;lcr;</Idle_Key_List>

ステップ 5

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


LDAP 統一検索を有効にする

LDAP ディレクトリで統一検索を有効にできます。 検索では、任意の値をフィルタとして入力できます。 たとえば、姓、名、内線、電話番号などです。 電話機は、要求を単一の検索要求として転送します。

始める前に

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2

[LDAP] セクションで、パラメータ [統一検索有効(Unified Search Enable)][はい(Yes)] に設定して LDAP 統一検索を有効にします。 パラメータが [はい(Yes)] に設定されている場合、電話機は OR フィルタを使用して要求を転送します。

値を [いいえ(No)] に設定した場合は、電話機は簡単な検索または高度な検索を使用し、AND フィルタを使用して要求を転送します。

デフォルト値は [いいえ(No)] です。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<LDAP_Unified_Search_Enable>可</LDAP_Unified_Search_Enable>

[ブラウズモードの有効化(Browse Mode Enable)] および [統一検索の有効化(Unified Search Enable)] パラメータ値に基づく条件:

  • [ブラウズモードの有効化(Browse Mode Enable)] パラメータが [いいえ(No)] で、[統一検索の有効化(Unified Search Enable)] パラメータが [いいえ(No)]:ユーザーが電話機の LDAP ディレクトリを選択すると、[LDAP サーバーをクエリ(Query LDAP server)] 画面に [管理検索(Simple search)] および [詳細検索(Advanced search)] メニューが表示されます。

  • [ブラウズモードの有効化(Browse Mode Enable)] パラメータが [いいえ(No)] で、[統一検索の有効化(Unified Search Enable)] パラメータが [はい(Yes)]:ユーザーが LDAP ディレクトリを選択すると、電話機は [LDAP クエリフォーム(LDAP query form)](統一検索画面)に直接移動します。 検索ボックスに値がない場合は、ディレクトリ内のすべての連絡先が検索で表示されます。

  • [ブラウズモードの有効化(Browse Mode Enable)] パラメータが [はい(Yes)] で、[統一検索の有効化(Unified Search Enable)] パラメータが [いいえ(No)]:ユーザーが LDAP ディレクトリに移動し、[オプション(Option)] ソフトキーをクリックすると、電話機に [管理検索(Simple search)] および [詳細検索(Advanced search)] メニューが表示されます。

  • [ブラウズモードの有効化(Browse Mode Enable)] パラメータが [はい(Yes)] で、[統一検索の有効化(Unified Search Enable)] パラメータが [はい(Yes)]:ユーザーが LDAP ディレクトリに移動し、[オプション(Option)] ソフトキーをクリックすると、電話機に [検索(Search)] メニューが 1 つだけ表示されます。 [検索(Search)] メニューをクリックすると、統一検索画面の [LDAP クエリフォーム(LDAP query form)] が表示されます。

ステップ 3

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。


E911 の LLDP X-SWITCH-INFO サポートを有効にする

LLDP の X-SWITCH-INFO サポート機能を有効にするには、追加のヘッダー(「X-SWITCH-INFO」という名前)を、LLDP データユニットでアドバタイズされた次のスイッチ情報を含む、登録の SIP メッセージに追加します。

始める前に

手順


ステップ 1

[音声(Voice)] > [システム(System)] > [オプションのネットワーク設定(Optional Network Configuration)]を選択します。

ステップ 2

パラメータ [X-SWITCH-INFO サポート(X-SWITCH-INFO Support)] に対して [はい(Yes)] を選択します。

機能を無効にするには、[いいえ(No)] を選択します。

次の形式で文字列を入力することによって、設定ファイル (cfg.xml) でこのパラメータを設定することができます。

<X-SWITCH-INFO_Support ua=”na“>Yes</X-SWITCH-INFO_Support>

デフォルト:いいえ(No)

ステップ 3

有線電話の場合は、次の操作を行います。

  1. [音声(Voice)] > [システム(System)] > [VLAN 設定(VLAN Settings)] > [LLDP-MED の有効化(Enable LLDP-MED)] を選択します。

ステップ 4

[すべての変更の送信(Submit All Changes)]をクリックします。