Cisco UCS ファブリック インターコネクトの設置

インストールの準備

考慮事項と警告事項


(注)  


システムの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco UCS』を参照して重要な安全情報を確認してください。



警告


安全上の重要事項「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての警告を参照してください。ステートメント 1071


これらの注意事項を保管しておいてください。


警告


この装置は立ち入り制限区域内に設置することが前提になっています。立ち入り制限区域とは、特別な器具、鍵、錠、またはその他の保全手段を使用しないと入ることができないスペースを意味します。ステートメント 1017



警告


この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030



(注)  


新しい Fabric Interconnect ごとにライセンスが必要です。ライセンスについては、使用している Cisco UCS Manager のバージョンのコンフィギュレーション ガイドを参照してください。設定ガイドは、次の URL から入手できます。『 Cisco UCS Manager 設定ガイド



警告


ステートメント 1074:地域および国の電気規則の遵守感電または火災のリスクを軽減するため、機器は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。



警告


ステートメント 1032:シャーシの持ち上げ怪我またはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対に避けてください。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。



警告


ステートメント 1006:ラックへの設置と保守に関するシャーシ警告

ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。次の注意事項に従ってください。
  • ラックにこの装置を一基のみ設置する場合は、ラックの一番下方に設置します。
  • ラックに別の装置がすでに設置されている場合は、最も重量のある装置を一番下にして、重い順に下から上へ設置します。
  • ラックに安定器具が付属している場合は、その安定器具を取り付けてから、装置をラックに設置するか、またはラック内の装置の保守作業を行ってください。


警告


ステートメント 1032:シャーシの持ち上げ怪我またはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対に避けてください。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。



警告


ステートメント 1024:接地用の導体

この装置は、接地させる必要があります。感電のリスクを軽減するため、絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。



警告


ステートメント 1046:装置の設置または交換

感電のリスクを軽減するため、装置を設置または交換するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。


エアーフローに関する考慮事項

適切なエアーフローが確保されるように、次の注意事項に従ってください。

  • 正常に動作するようにデータセンター全体の周囲エアーフローを保ってください。

  • 空調要件を決定するときには、すべての機器の熱放散を考慮してください。エアーフロー要件を評価する際は、ラックの最下部にある機器が発生させる熱風が、上部の機器の吸気ポートに吸い込まれる可能性がある点を考慮してください。

  • 排気エアーフローが障害物によって妨げられないようにしてください。

ファブリック インターコネクトの重量


注意    


システムを持ち上げるときは、2 人で行うか、リフトを使用することを推奨します。

  • Cisco UCS 6454 FI の重量は 10.10 kg (22.24 ポンド)

  • Cisco UCS 64108 FI の重量は 16.27 kg (35.86 ポンド)


システムを持ち上げる際には、次の注意事項に従ってください。

  • システムを持ち上げる前に、電源コードと外部ケーブルをすべて外してください。

  • 足元を安定させ、システムの重量が両足に等しく分散されるようにしてください。

  • システムは、背筋を伸ばしてゆっくりと持ち上げてください。背中ではなく足を使って持ち上げます。腰ではなくひざを曲げるようにしてください。

設置に関するガイドライン

Cisco UCS ファブリック インターコネクトを取り付けるには、次のガイドラインに従ってください。

  • 「設置環境チェックリスト」の説明に従って、設置場所を準備します。

  • ファブリック インターコネクトを取り付ける前に、サイト構成を計画し、設置場所を準備します。推奨される設置場所の作業がリストされています。

  • ファブリック インターコネクトの設置と設定を行う際には、「設置環境チェックリスト」に挙げられている情報を記録してください。

  • 点検を行い、十分なエアーフローを確保するため、ファブリック インターコネクトの周囲に十分なスペースがあることを確認してください。エアー フローの要件は「設置環境チェックリスト」に記載されています。

  • 空調が、「設置環境チェックリスト」に記載されている熱放散の要件に適合していることを確認してください。

  • ファブリック インターコネクトが適切にアースされていることを確認します。ファブリック インターコネクトを設置するラックがアースされていない場合には、ファブリック インターコネクトと電源の両方をアース接続することを推奨します。

  • 設置場所の電源が、「電源仕様」に記載された電源要件に適合していることを確認します。使用可能な場合は、電源障害に備えて無停電電源装置(UPS)を使用してください。

    鉄共振テクノロジーを使用する UPS タイプは使用しないでください。このタイプの UPS は、Cisco UCS ファブリック インターコネクトなどのシステムに使用すると動作が不安定になり、データ トラフィック パターンの変化によって入力電流が大きく変動することがあります。

  • 回路の容量が、各国および地域の規格に準拠していることを確認します。北米の場合、電源には 15 A 回路または 20 A 回路が必要です。

    入力電力の損失を防ぐために、ファブリック インターコネクトに電力を供給する回路上の合計最大負荷が、配線とブレーカーの定格電流の範囲内となるようにしてください。

  • ファブリック インターコネクトを設置する際は、(ニュートン メートルでリストされた)次のネジ トルクを使用してください。

    • 非脱落型ネジ:4 インチポンド(0.45 Nm)

    • M3 ネジ:4 インチポンド(0.45 Nm)

    • M4 ネジ:12 インチポンド(1.36 Nm)

    • 10-32 ネジ:20 インチポンド(2.26 Nm)

    • 12-24 ネジ:30 インチポンド(3.39 Nm)


(注)  


また、別途で少なくとも 10 本のネジ(通常は 10-32 または 12-24)を用意しておく必要があることに注意してください。これらはシスコでは提供していません。購入した製造元のラックに付属しています。これらのネジのトルク値については、製造元のマニュアルを参照してください。

キャビネットおよびラックの要件

ここでは、周囲温度が 0 ~ 104 °F(0 ~ 40 °C)であると想定し、次の種類のキャビネットおよびラックに設置する場合の要件を示します。

  • 標準穴あき型キャビネット(前面と背面の 60 % 以上に穴があることが必要、Cisco R シリーズ ラックは最適な選択)

  • 標準オープンラック


(注)  


閉鎖型キャビネットに設置する場合には、標準穴あき型またはファン トレイ付き 1 枚壁型の温度調節タイプを使用することを推奨します。



(注)  


障害物(電源ストリップなど)があると現場交換可能ユニット(FRU)へのアクセスに支障が発生する可能性があるため、障害物のないラックを使用してください。Cisco R シリーズ ラックに配置された Cisco RP シリーズ PDU は FRU の交換を妨げることはありません。


キャビネットおよびラックの一般的な要件

キャビネットまたはラックは、次の要件を満たしている必要があります。

  • 各 Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトあたりの縦方向の最小ラック スペースが 1 RU(ラック ユニット)、つまり 4.4 cm(1.75 インチ)あること。各 Cisco UCS 64108 ファブリック インターコネクトあたりの縦方向の最小ラック スペースが 2 RU (ラック ユニット)、つまり 3.5 インチ (8.8 cm)あること。

  • 標準 19 インチ(48.3 cm)(ANSI/EIA-310-D-1992 のセクション 1 に基づく英国ユニバーサル ピッチの規格に準拠しているマウント レール付き 4 支柱 EIA キャビネットまたはラック)。

  • ファブリック インターコネクトの背面をラックに取り付けない場合、2 本のラック取り付けレールの間の幅が、45.0 cm(17.72 インチ)以上であること。4 支柱 EIA ラックの場合、前方の 2 本のレールの距離が 17.75 インチ(45.1 cm)であること。

  • 4 支柱 EIA キャビネット(穴あき型)は、次の要件を満たしている必要があります。

    • 光ファイバ ケーブルの最小曲げ半径を確保するために、キャビネットの前方取り付けレールから前面扉までに 7.6 cm(3 インチ)以上のスペースが必要です。また、ファブリック インターコネクト前面にケーブル管理ブラケットが取り付けられている場合は、12.7 cm(5 インチ)以上のスペースが必要です。

    • 背面ブラケットを取り付けられるように、前方取り付けレールの外面と後方取り付けレールの外面の距離が 23.5 ~ 34.0 インチ(59.7 ~ 86.4 cm)となっている必要があります。

    • ファブリック インターコネクト側面とキャビネット側面の間には、6.4 cm(2.5 インチ)以上の間隔が必要です。ファブリック インターコネクトの吸気口または排気口の通気を妨げるようなものは除去してください。

穴あき型キャビネットの要件

ここでは、穴あき型キャビネットとは、前面扉と背面扉が穴あき型で、側面が閉鎖型(穴なし)であるキャビネットを指しています。穴あき型キャビネットは、キャビネットおよびラックの一般的な要件に示した要件のほかに、次の要件も満たしている必要があります。

  • 前面扉および背面扉の全体に穴があり、60% 以上穴が開いていること。扉の高さの 1 RU あたり 15 平方インチ以上開口部があること。

  • キャビネットの上面にも開口部があり、20% 以上穴が開いていること。

  • 冷却が促進されるように、キャビネットの床面は開放型か穴あき型であること。

Cisco R シリーズ ラックは、これらすべての要件を満たすか上回っています。

Cisco UCS ファブリック インターコネクトの開梱と点検


注意    


ファブリック インターコネクトのコンポーネントを取り扱うときは、静電気防止用ストラップを着用し、常にモジュールのフレームの端を持つようにしてください。アース ラグ取り付けポイントは、ファブリック インターコネクトに付属しています。アース ラグを有効にするには、電源コードまたはファブリック インターコネクトのアースを使用してシャーシをアース接続するか、またはアースされたラックとシャーシの金属部分を接触させてください。



ヒント


オプション:ファブリック インターコネクトの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。



(注)  


インターコネクトは、厳密に検査した上で出荷されています。輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。


手順


ステップ 1

カスタマーサービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。次の品目を含め、すべての品目が揃っていることを確認してください。

  • アース ラグ キット

  • ラックマウント キット

  • 静電気防止用リスト ストラップ

  • コネクタ付きケーブル

  • 発注したオプションの品目

ステップ 2

破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。次の情報を用意しておきます。

  • 発送元の請求書番号(梱包明細を参照してください)

  • 破損している装置のモデルとシリアル番号

  • 破損状態の説明

  • 破損による設置への影響


必要な工具

設置を開始する前に、次の工具を用意してください。

  • トルク調整可能な #1 および #2 プラス ネジ用ドライバ

  • 3/16 インチ マイナス ドライバ

  • メジャーおよび水準器

  • 静電気防止用リスト ストラップなどの静電気防止用器具

  • 静電気防止用マットまたは静電気防止材

また、シャーシをアースするために、次のものが必要です(アクセサリ キットには含まれていません)。

  • アース線(6 AWG を推奨します)。地域および各国の規定に適合するサイズを使用してください。アース線の長さは、Cisco UCS ファブリック インターコネクトから適切なアース場所までの距離に応じて異なります。

  • ラグ端子の寸法に適した圧着工具

  • ワイヤ ストリッパ

Cisco UCS FI 64108 に必要な項目

Cisco UCS 64108 FI アクセサリ キット(UCS-ACC-64108)には複数の品目が付属していますが、すべての品目が設置に必要というわけではありません。このキットには、他のシスコ ハードウェアで使用される追加の品目が含まれています。

次の図と表に、Cisco UCS 64108 FI に付属のアクセサリ キットに含まれる品目を示します。設置に必要なすべての項目は、太字で示されています。
表 1. Cisco UCS 64108 FI アクセサリ キット
図の番号

数量

製品の説明

1

8

M4 x 0.7 x 6 mm のさらネジ(4 支柱ラック用) UCS 64108 に必要。6 個が必要で、2 個は予備です。

2

2

フロントマウント ブラケット(4 支柱ラック用) UCS 64108 に必要

3

1 スライダ レール、右(4 支柱ラック用)UCS 64108 に必要

4

1 スライダ レール、左(4 支柱ラック用)UCS 64108 に必要

--

1 キット

接地ラグキット
  • 2 穴ラグ(1個)UCS 64108 に必要
  • M4 X 8 mm なべネジ(2 本)UCS 64108 に必要

--

1 静電気防止用リスト ストラップ(使い捨て)UCS 64108 に必要

--

2

ラックマウント ブラケット(2 支柱ラック用)

--

M4 x 0.7 x 7 mm さらネジ(2 支柱ラック用)

Cisco UCS FI 6454 をキャビネットまたはラックに取り付ける

ここでは、キャビネットおよびラックの要件で説明する要件に適合するキャビネットまたはラックに Cisco UCS FI 6454 を取り付けるために、シャーシに付属のラックマウント キットを使用する方法について説明します。


注意    


ラックにキャスタが付いている場合、ブレーキがかかっているか、または別の方法でラックが固定されていることを確認してください。


次の表は、Cisco UCS FI 6454 に付属のラックマウント キット(UCS-ACC-6332)に含まれる品目のリストです。

表 2. Cisco UCS FI 6454 ファブリック インターコネクト ラックマウント キット

数量

製品の説明

2

ラックマウント ブラケット

2 M4 x 0.7 x 8 mm プラスさらネジ

16

M4 x 0.7 x 7 mm プラスさらネジ

2

ラックマウント ガイド

2

スライダ レール

手順


ステップ 1

次の手順に従って、前面ラックマウント ブラケットを取り付けます。

  1. 次に示すように、FI に前面ラックマウント ブラケットを当て、ネジ穴を合わせます。コールドアイルに配置する側に応じて、FI の前面 (ファン側) または背面 (ポート側) に対して前面ラックマウント ブラケットを取り付けることができます。

    (注)  

     

    前面ラックマウント ブラケットの任意のネジ穴 4 個を、FI 側面の 6 個のネジ穴のうちの 4 個に揃えることができます。使用する穴は、ラックの要件およびインターフェイス ケーブルと電源装置のハンドルに必要な隙間の量によって異なります。

  2. 4 本の M4 ネジで FI に前面ラックマウント ブラケットを取り付けます。

  3. 手順 1 を繰り返して、シャーシの反対側に前面ラックマウント ブラケットを取り付けます。

    次の図は、コールド アイル上で配置する側に応じて、ブラケットを取り付ける 2 つの代替方法を示しています。

    図 1. FI へのラックマウント ブラケットの取り付け

    1

    FI の背面に位置を合わせる前面ラックマウント ブラケット

    2

    前面ブラケットを取り付けるために使用する 4 本の M4 x 0.7 x 7 mm ネジ

    3

    FI の前面に位置を合わせる背面ラックマウント ガイド

    4

    背面ブラケットを取り付けるために使用される 2 本の M4 x 0.7 x 7 ネジ

    5

    代替取り付け:FI の背面に位置を合わせる前面ラックマウント ブラケット

    6

    前面ブラケットを取り付けるために使用する 4 本の M4 x 0.7 x 7 mm ネジ

    7

    代替マウント: FI の背面に位置を合わせる背面ラックマウントガイド

    8

    背面ブラケットを取り付けるために使用される 2 本の M4 x 0.7 x 7 ネジ

ステップ 2

次の手順に従って、シャーシに背面ラックマウント ガイドを取り付けます。

  1. 背面ラックマウント ガイドの 2 個のネジ穴を、シャーシ側面にある残りの 6 個のネジ穴の中間の 2 個のネジ穴の位置に合わせます。シャーシの前面 (ファン側) 付近にある穴にがいどの位置を合わせる場合は、前の図の番号 3 を参照してください。シャーシの背面 (ポート側) 付近にある穴にがいどの位置を合わせる場合は、前の図の番号 7 を参照してください。

  2. 2 本のフラットヘッド M4 ネジで、シャーシにラックマウント ガイドを取り付けます。前の図の番号 4 または 8 を参照してください。

  3. ステップ 2 を繰り返して、シャーシの反対側に背面ラックマウント ブラケットを取り付けます。

ステップ 3

ラックにスライダ レールを取り付けます。ラックのレールのネジ山タイプに応じて、2 本の 12-24 ネジまたは 2 本の 10-32 ネジを使用します。このキットの使用方法は、ラックのタイプに応じて決めることを推奨します。角穴のラックの場合は、スライダ レールの取り付け穴の後ろに 12-24 ケージ ナットを差し込みます。

  1. 同様に、ラックの反対側にもスライダ レールを取り付けます。

  2. メジャーと水準器を使用して、レールが水平で同じ高さにあることを確認します。

    図 2. スライダ レールの取り付け

ステップ 4

FI をラックに差し込みます。

(注)  

 

UCS 6454 FI は、コンポーネントがフルに搭載されている場合、22 ポンド (9.97 kg) の重量があります。Cisco UCS 64108 FI は、コンポーネントがフルに搭載されている場合、27.4 ポンド (12.4 kg) の重量を持ちます。

  1. FI の両側を抑えながらシャーシを両手で持ち、シャーシの 2 つの背面ラックマウント ガイドを、スライダ レールが取り付けられていない 2 つの支柱の間に配置します(次の図を参照)。

  2. ラックに取り付けたスライダ レールにシャーシの両側の 2 つの背面ラックマウント ガイドを合わせます。ラックマウント ガイドをスライダ レールに滑り込ませ、シャーシをラックの奥までゆっくりスライドさせます。シャーシをスムーズにスライドできないときは、ラックマウント ガイドとスライダ レールの位置を合わせ直します。

    図 3. ラックへの FI の差し込み

ステップ 5

次の手順に従って、前面ラックマウント ブラケットを前面のラックマウント ブラケットに取り付け、シャーシをラックに固定します。

  1. 前面ラックマウント ブラケットの穴、ラック支柱のネジ穴に 2 本のネジ(ラックのタイプに応じて 12-24 または 10-32)を差し込みます。

  2. 反対のラック支柱の前面ラックマウント ブラケットについても、この手順を繰り返します。

    図 4. 前面ラックマウント ブラケットをラック支柱に取り付ける

キャビネットまたはラックに Cisco UCS 64108 FI を取り付ける

このセクションでは、Cisco UCS 64108 FI をキャビネットまたは 4 支柱ラックに取り付けるために用意されている、UCS-ACC-64108 アクセサリ キットを使用する方法について説明します。このキットには、Cisco UCS 64108 FI 以外のシスコ ハードウェア用の品目も含まれています。Cisco UCS FI 64108 に必要な項目 を確認し、インストールを続行するために必要な品目が揃っていることを確認します。次の表は、Cisco UCS 64108 FI に付属のラックマウント キットに含まれる項目のリストです。留意すべき警告については、 考慮事項と警告事項を参照してください。

取り付けているシャーシには、調整可能な 2 本の下部支持レールが付属しており、シャーシを支えるために 4 支柱ラックに接続できます。これらの下部支持レールにはそれぞれ 2 つの部品があります。一方は他方にスライドするので、間隔が 36 インチ(91 cm)未満の前面および背面の取り付けポストにラックを合わせることができます。各下部支持レールでは、もう一方のレールにスライドするレールの半分にシャーシの止め具があり、それはシャーシのモジュール端部に合致します。

電源モジュールの端がレールの端にあるシャーシ止め具にロックされ、シャーシのフロントマウント ブラケットがラックのフロントマウント レールに接触するように、シャーシを下部支持レールにスライドさせる必要があります。

始める前に

シャーシに下部支持レールを取り付ける前に、次を確認してください。

  • 設置を続行するために必要な品目があることを確認します。Cisco UCS FI 64108 に必要な項目 を参照してください。
  • 4 支柱ラックまたはキャビネットが設置されていることを確認します。
  • 他のデバイスをラックまたはキャビネットに取り付ける場合は、重いデバイスを軽いデバイスの下に取り付けるようにします。
  • 下部支持レール キットがスイッチのアクセサリ キットに含まれていることを確認します。
  • ラックに下部支持ブラケットを取り付けるためのネジを別途 10 本用意します。通常は 10-32 か 12-24、またはラックの垂直マウント レールに適したものです。ラック用のネジは、キットのネジと mm のサイズが異なる場合があります。
  • 手動用のプラス トルク ドライバが必要です。
  • アクセサリ キットに含まれている、フロントマウント ブラケット(2 個)と M4 x 6 mm のネジ(4 本)が必要です。

手順


ステップ 1

シャーシに取り付けられたファンと電源モジュールを確認して、下部支持レールをラックにどのように配置するかを決定します。シャーシ止め具がコールド アイルの近くに配置されるように下部支持レールを配置します。

ステップ 2

1 本の下部支持レールを構成する 2 つのスライダを切り離して、シャーシ止め具の付いた側をファンと電源モジュールに適切なアイルの近くに配置します。また、下部支持レールの上に少なくとも 1 台の空いているラック ユニットがあり、シャーシを容易に取り付けできることを確認します。

ステップ 3

別途用意したネジ(通常 10-32 か、12-24 のネジ)を 2 本使用して、下部支持レールの半分をラック支柱の垂直取り付けレールに取り付けます。ネジに適したトルクで各ネジを締めます(10-32 か 12-24 のネジには 40 インチポンド [4.5 N·m] のトルク)。

ステップ 4

下部支持レールのもう半分を、取り付けられているレールにスライドして合わせ、別途用意したネジ(通常 10-32 か 12-24)を 2 本使用して、ラックの垂直取り付けレールに固定します。ネジに適したトルクで各ネジを締めます(10-32 か 12-24 のネジには 40 インチポンド [4.5 N·m] のトルク)。

1 下部支持ブラケットの一端をラックの背面に固定するためのネジ 2 本
2 拡張式下部支持ブラケットのシャーシ止め具
3 下部支持ブラケットの一端をラックの前面に固定するためのネジ 2 本

ステップ 5

ステップ 2 から 4 を繰り返して、もう一方の下部支持レールをラックの反対側に取り付けます。


次のタスク

これでフロントマウント ブラケットをシャーシに取り付ける準備ができました。「フロントマウント ブラケットを Cisco UCS 64108 FI シャーシに取り付ける」を参照してください。

フロントマウント ブラケットを Cisco UCS 64108 FI シャーシに取り付ける

ここでは、フロントマウント ブラケットをシャーシに取り付ける方法を説明します。直角ブラケットをシャーシの各側面に取り付ける必要があります。このブラケットは、4 支柱ラック上でシャーシを適切な位置で支えます。

始める前に

次の工具と部品が必要です。
  • 手動のプラス トルク ドライバ
  • フロントマウント ブラケット(2 個)と M4 x 6 mm のネジ(4 個) (スイッチ アクセサリ キットに含まれています)

手順


ステップ 1

2 つのフロントマウント ブラケットのうちの 1 つの、一方の面にある 2 つの穴をシャーシの左側または右側の 2 つの穴に合わせます(次の図を参照)。ブラケットのもう一つの面がシャーシの前面(ポート側)に向くようにします。

1 2 個のネジ穴がシャーシの 2 個のネジ穴に合っていて、1 つのネジ穴がシャーシの前面(ポート側)を向いているフロントマウント ブラケット。
2 ブラケットをシャーシに固定するための 2 本の M4 x 6 mm のネジ。

ステップ 2

2 本の M4 X 6 mm のネジを使用してブラケットをシャーシに取り付けます。各ネジを 11 ~ 15 インチポンド(1.2 ~ 1.7 N·m)で締めます。

ステップ 3

ステップ 1 および 2 を繰り返し、2 つ目のセンターマウント ブラケットをシャーシの反対側に取り付けます。


次のタスク

4 支柱ラックにシャーシを取り付けることができます。「4 支柱ラックに Cisco UCS 64108 FI シャーシを設置する」を参照してください。

4 支柱ラックに Cisco UCS 64108 FI シャーシを設置する

このタスクでは、キャビネットまたは 4 支柱ラックにシャーシを取り付ける方法について説明します。

始める前に

  • 4 支柱ラックが適切に設置され、コンクリート床に固定されていることを確認します。
  • 下部支持レールが取り付けられていて、ファン モジュールがコールド アイルに配置されていることを確認します(下部支持レールのシャーシ止め具はコールド アイルの近くに配置されます)。
  • 2 つのフロントマウント ブラケットが、ポート端でシャーシの側面にしっかり固定されていることを確認します。
  • 別途用意したラックマウント ネジが 2 本あることを確認します(10-32 か 12-24、あるいはラックの垂直取り付けレールに適切なネジ)。

手順


ステップ 1

シャーシの電源側の端を、図の 1番 に示されているように、ラックに設置されている下部支持レールにスライドさせます。

電源モジュールの近くのシャーシの両側が下部支持レールのシャーシ止め具に留まり、フロントマウント ブラケットがラックに接触していることを確認します(次の図を参照)。

(注)  

 
下部支持レールが長く延長されている場合、シャーシの設置時にレールが少し外側に曲げられていて、レールの遠端のシャーシ止め具がシャーシの端に収まらない可能性があります。この場合は、サイド レールをシャーシの側面に向けて押し、シャーシ止め具がシャーシ内に入りシャーシをラックの適切な位置で支えられるようにします。
2 シャーシを支えるシャーシ止め具(ファンと電源モジュールに必要なアイルのそばに配置されている)。
3 シャーシの両側の受入穴(下部支持レールのシャーシ留め具に合致)
4 シャーシの各面をラックに固定するための別途用意したラックマウント ネジ(10-32 か 12-24、またはラックに適切な他のネジ)。

ステップ 2

別途用意したラックマウント ネジ(10-32 か 12-24、またはラックに適切な他のネジ)を使用して、シャーシの 2 個の取り付けブラケットをラックに取り付け、それぞれのネジをそのネジに適したトルクまで締め付けます(10-32 か 12-24 の場合は、40 インチポンド [4.5 N·m])。


次のタスク

これでシステム接地を構成する準備が整いました。「Cisco UCS 64108 ファブリック インターコネクトの接地」を参照してください。

システム アースの確立

システム アースは、Network Equipment Building System(NEBS)アースとも呼ばれます。この装置を米国または欧州のセントラル オフィスに設置する場合は、AC 電源システムで、NEBS アースを使用する必要があります。

NEBS アースは、EMI 防止要件を満たすための追加のアースと、モジュールの低電圧装置(DC-DC コンバータ)のアースとなり、補助的なボンディング接続とアース接続に関する Telcordia Technologies NEBS 要件を満たします。シャーシのシステム アースについては、次の注意事項に従う必要があります。

  • NEBS アースは、すでに電力アース接続が確立されているその他のラックまたはシステムに接続する必要があります。この装置を、米国または欧州の CO に設置している場合は、システム アース接続が必須となります。

  • NEBS アース接続と電源アース接続の両方をアースにつなぐ必要があります。この装置を、米国または欧州の CO に設置している場合は、NEBS アース接続が必須となります。

適切なアース方法

アース接続は、装置を設置する際の最も重要な部分の 1 つです。設置時にシステムを適切にアースすれば、感電、過渡電流による装置の損傷、データの破損などの危険を削減または防止できます。


(注)  


どの場合も、アース方法は、National Electric Code(NEC)の要件または各地域の法および規制に準ずる必要があります。


表 3. 適切なアース接続のための注意事項

環境

電磁ノイズの重大度レベル

推奨されるアース方法

商業用ビルが、落雷の危険性にさらされている。

たとえば、フロリダなどの米国内の一部の地域は、他の地域に比べ落雷の危険性が高い。

製造業者の推奨事項に厳密に従い、すべての避雷装置を取り付ける必要があります。雷電流を流す導体は、適用可能な推奨事項と規範に従い、電力線およびデータ回線から離しておく必要があります。推奨される最も良いアース方法に厳密に従う必要があります。

商業用ビルが、頻繁に雷雨は発生するが、落雷の危険性の低いエリアにある。

推奨される最も良いアース方法に厳密に従う必要があります。

商業用ビルに、情報テクノロジー機器と溶接などの工業設備が混在している。

中~高

推奨される最も良いアース方法に厳密に従う必要があります。

既存の商業用ビルは、自然環境によるノイズにも、人工の工業ノイズにもさらされていない。このビル内は、標準的なオフィス環境である。過去に電磁ノイズが原因で設備が故障したことがある。

可能な場合はノイズの発生源と原因を特定し、できる限りノイズの発生源を減らすか、またはノイズ発生源から影響を受ける装置への連結を削減します。推奨される最も良いアース方法に厳密に従う必要があります。

新しい商業用ビルは、自然環境によるノイズにも、人工の工業ノイズにもさらされていない。このビル内は、標準的なオフィス環境である。

電磁ノイズ問題が発生する可能性はほとんどありませんが、将来的な計画を立てる場合、通常は、新しいビルにアース システムを設置することが、最も安価で最適な方法となります。推奨される最適なアース方法に可能な限り厳密に従う必要があります。

既存の商業用ビルは、自然環境によるノイズにも、人工の工業ノイズにもさらされていない。このビル内は、標準的なオフィス環境である。

電磁ノイズ問題が発生する可能性はほとんどありませんが、常に、アース システムを設置することが推奨されます。推奨される最適なアース方法に可能な限り厳密に従う必要があります。

Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトの接地

ファブリック インターコネクトには、アース ラグを接続するための、M4 ネジ穴が 2 つあるアース パッドが付いています。ファブリック インターコネクトのアース接続に関するガイドラインは、次のとおりです。


警告


装置を設置または交換するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。[Statement 1046]



警告


いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしておいてください。[Statement 1019]


  • ラックがすでにアースされている場合でも、ファブリック インターコネクトをアースすることを推奨します。

  • 電源はすべて、アースする必要があります。ファブリック インターコネクトに電力を供給する AC 電源コードのレセプタクルには必ずアース タイプを使用し、アース線はサービス機器の保護アースに接続する必要があります。

  • ラックがすでにアースされている場合でも、DC 電源を使用するのであれば、ファブリック インターコネクトのアース接続が必要です。ファブリック インターコネクトには、アース ラグを接続するための、M4 ネジ穴が 2 つあるアース パッドが付いています。アース ラグは、NRTL 認証済みである必要があります。さらに、銅の導体(線)を使用する必要があり、この導体は NEC 規定に適合していなければなりません。

手順


ステップ 1

ワイヤ ストリッパを使用して、アース ケーブルの端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。

ステップ 2

むき出しになったアース ケーブルの端を、アース ラグの開放端に差し込みます。

ステップ 3

圧着工具を使用して、アース ラグにアース線を固定します。

ステップ 4

ファブリック インターコネクトのアース パッドに貼られているラベルをはがします。

図 5. システム アース接続 (図は Cisco UCS 6454 FI)

1

M4 ネジ穴が 2 つある FI のアースパッド (図は拡大表示)

2

被覆を取り除いた銅線

3

M4 ネジ (2 本)

-

-

ステップ 5

金属どうしがぴったり接触するように、アース ラグをアース パッド上に重ね、アース ラグとアース パッドの穴に、2 本の M4 ネジを差し込みます。

ステップ 6

アース ラグおよびアース線が他の機器の妨げにならないことを確認します。

ステップ 7

アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、シャーシに十分なアースが確保されるようにします。


Cisco UCS 64108 ファブリック インターコネクトの接地

シャーシとラックが金属間接続されている、アースされたラックに FI を適切に取り付けると、シャーシは自動的にアースされます。

また、ラックがアースされていない場合、お客様が準備したアース ケーブルを接続してシャーシをアースすることもできます。ケーブルをシャーシのアース パッドおよび設置場所のアースに接続します。

始める前に

  • シャーシをアースする前に、データセンター ビルディングのアースに接続できるようになっている必要があります。

  • 国または地域の要求に応じて、適切なアース ケーブルとアース ワイヤを使用していることを確認してください。

手順


ステップ 1

ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。米国で設置する場合は、6-AWG 線をお勧めします。

ステップ 2

アース線の被覆をはぎとった端をアース ラグの開口端に挿入します。アースラグは FI の前面プレートにあります。アースラグの位置を特定するには、 Cisco UCS 64108 ファブリック インターコネクトの前面図を参照してください。圧着工具を使用し、次の図のようにアース線をアース ラグに圧着します。アース線をアース ラグから引っ張り、アース線がアース ラグにしっかりと接続されていることを確認します。

1 シャーシのアース パッド。アースパッドを取り外し、アースパッドで覆われているポートにアース線を接続しますアース パッドとラグ板の場所については、Cisco UCS 64108 ファブリック インターコネクト を参照してください。
2 アース ケーブル。一方の端から 0.75 インチ(19 mm)絶縁体がはがされ、アース ラグに挿入され、所定の位置に圧着します
3 2 本の M4 ネジを使用してアース ラグをシャーシに固定します

ステップ 3

2 本の M4 ネジでシャーシのアース パッドにアース ラグを固定します(上図を参照)。11 ~ 15 インチポンド(1.2 ~ 1.7 N·m)のトルクでネジを締めます。

ステップ 4

アース線のもう一方の端を処理し、設置場所のアースに接続します。


システムの起動


(注)  


システムの初期設定が完了するまでは、イーサネット ポートを LAN に接続しないでください。システムの設定手順については、使用しているバージョンの Cisco UCS Manager のコンフィギュレーション ガイドを参照してください。コンフィギュレーション ガイドは、次の URL から入手できます。 http://www.cisco.com/c/en/us/support/servers-unified-computing/ucs-manager/products-installation-and-configuration-guides-list.html


手順


ステップ 1

電源モジュールおよびファン モジュールが取り付けられていることを確認します。

(注)  

 

配電ユニットのコンセントの種類によっては、Cisco UCS ファブリック インターコネクトをコンセントに接続するために、オプションのジャンパ電源コードが必要となる場合もあります。「キャビネット ジャンパ電源コード」を参照してください。

ステップ 2

シャーシが適切にアースされ、使用可能な AC または DC 電源に必要な電圧があることを確認します( 「電源仕様」を参照)。DC の取り付けについては、DC ケーブルを適用する前に「DC 電源コネクタの配線」を参照し、DC コネクタを正常に配線してください。

ステップ 3

初回取り付けでは、ネットワーク管理者と共同で次のパラメータを決定する必要があります。

  • システム名

  • admin アカウントのパスワード。Cisco UCS Manager のパスワードのガイドラインに適合する強力なパスワードを選択します。このパスワードは空にできません。

  • 管理ポートの IP アドレスおよびサブネット マスク

  • デフォルト ゲートウェイの IP アドレス

  • DNS サーバの IP アドレス(任意)

  • システムのドメイン名(任意)

ステップ 4

プライマリまたはスタンドアロン ファブリック インターコネクトのローカル コンソール ポートに PC やラップトップ コンピュータを直接接続します。クラスタ構成では、プライマリは最初に電力供給するファブリック インターコネクトです。

端末のコンソール ポートは、9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、1 ストップ ビットに設定します。

ステップ 5

ファブリック インターコネクトが別のファブリック インターコネクトのクラスタで実行されている場合、L1 および L2 ポート間にイーサネット ケーブルを接続します。ファブリック インターコネクト A のポート L1 はファブリック インターコネクト B の L1 に接続します。ファブリック インターコネクト A のポート L2 はファブリック インターコネクト B の L2 に接続します。

ファブリック インターコネクトと UCS インスタンスがスタンドアロン モードの場合、この手順は必須ではありません。

ステップ 6

電源コードを電源モジュールに接続します。ケーブルを接続すると同時にシステムの電源が投入されます。

ステップ 7

システム ブートが完了したら、LED が次の状態になっているかどうかを確認します。

  • ファン モジュール:ステータス LED がグリーンに点灯します。

  • 電源装置:ステータス LED がグリーンに点灯します。

  • 初期化後、システム ステータス LED がグリーンに点灯していれば、シャーシのすべての環境モニタでシステムが動作可能であることが検出されています。システム LED がオレンジまたはレッドに点灯している場合、少なくとも 1 つの環境モニタが問題を検出しています。

(注)  

 

ファイバ チャネル ポートのリンク LED は、ポートが通行になるまでイエローのままです。また、イーサネット コネクタ ポートの LED は、ポートが接続されるまで消灯しています。

ステップ 8

問題が発生する場合は、正常に動作しないコンポーネントをいったん取り外してから、再び取り付けてください。それでも正常に動作しない場合は、カスタマーサービス担当者に連絡し、製品を交換してください。

(注)  

 

製品をシスコのリセラーから購入された場合、テクニカル サポートについては、直接リセラーにお問い合わせください。この製品をシスコから直接購入された場合は、次の URL でシスコ テクニカル サポートまでご連絡ください。http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html.

ステップ 9

システム ソフトウェアが起動し、システムが初期化され、エラー メッセージが表示されていないことを確認します。

問題を解決できない場合は、カスタマーサービス担当者に連絡してください。

ステップ 10

将来の参照用として、「設置環境チェックリスト」のワークシートに必要事項を記入します。

ステップ 11

お使いのバージョンの Cisco UCS Manager の構成ガイドの説明に従って、プライマリ ファブリック インターコネクトを設定します。コンフィギュレーション ガイドは、次の URL から入手できます。 http://www.cisco.com/c/en/us/support/servers-unified-computing/ucs-manager/products-installation-and-configuration-guides-list.html

ステップ 12

セカンダリ ファブリック インターコネクトを再起動します。