この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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目次
この章は、次の内容で構成されています。
Self-Service のプロビジョニングを使用して、仮想マシン(VM)をプロビジョニングすることができます。 ただし、VM をプロビジョニングする前に、サービス リクエストを作成する必要があります。 このアクションによって VM 作成ワークフローが開始されます。このワークフローには、予算の検証、動的リソース割り当て、承認、プロビジョニング、ライフサイクルの設定、サービス リクエストのステータスの通知が含まれます。
セルフサービス プロビジョニング機能を使用してサービス リクエストを作成し、仮想マシン(VM)、サービス、またはアプリケーションをプロビジョニングできます。 サービス リクエスト プロセスでは VM 作成用のプロビジョニング ワークフローを作成しますが、これには次のアクションが含まれます。
VM をプロビジョニングするまたはオーケストレーション ワークフローを実行するには、最初にサービス リクエストを作成する必要があります。 管理者または該当のユーザがサービス リクエストを承認すると、VM がプロビジョニングされます。 VM はただちに承認することも、オリジナルのリクエストから 90 日以内に承認するようにスケジュールすることもできます。
(注) |
サービス リクエスト承認プロセスはオプションです。 |
管理者はオーケストレーション ワークフローをカタログとしてセルフサービス ポータルに提供できます。 サービス リクエストの承認プロセスは 1 人または 2 人のユーザによる承認が必要です。 このようなシナリオでは、VM をプロビジョニングするには管理者および IT 管理者がリクエストを承認する必要があります。
サービス リクエストの作成中に詳細カタログ タイプを選択して、オーケストレーション ワークフローを実行できます。 詳細カタログの作成に関する詳細は、標準カタログを作成する場合とほぼ同じです。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [サービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 3 | [リクエストの作成] をクリックします。 |
ステップ 4 | [サービスリクエストの作成] ダイアログボックスの [カタログの選択] セクションで、[グループ]、[カタログ タイプ]([詳細])、および [カタログ](ワークフロー)を選択します。 |
ステップ 5 | [次へ] をクリックします。 |
ステップ 6 | [サービスリクエストの作成] ダイアログボックスの [カスタムワークフロー] セクションで、カスタム ワークフローの入力値を指定します。 |
ステップ 7 | [次へ] をクリックします。 |
ステップ 8 | サービス リクエストのサマリーを確認します。 |
ステップ 9 |
[送信] をクリックします。 これらの入力値は、ワークフローの作成時にユーザが入力した値に応じて、サービス リクエスト中に反映されます。 |
サービス リクエストの作成後は、そのステータスとワークフローの確認、リクエストのキャンセル、リクエストの再送信などを実行できます。 これらのアクションは、サービス リクエスト リストの上部にあるツールバー ボタンを使用して制御します。
[ワークフロー ステータス] ボックスには、サービス リクエストとそのワークフロー ステップに関する詳細情報が表示されます。 通常、サービス リクエストのワークフローには次のステップが含まれます。
サービス リクエストのワークフローのオプション ステップには、予算の監視やリソース制限の確認などがあります。
サービス リクエストの [概要]、[所有権]、[カタログ情報]、および [現在のステータス] に、サービス リクエスト詳細の各種項目が表示されます。
名前 | 説明 |
---|---|
概要 |
|
リクエストID |
サービス リクエスト ID 番号。 |
リクエストのタイプ |
リクエストのタイプ(この場合、VM の作成)。 |
VDC |
VM がプロビジョニングされる VDC。 |
イメージ |
VM のプロビジョニングに使用されるイメージ。 |
リクエスト日時 |
サービス リクエストの作成時間。 |
リクエストのステータス |
サービス リクエストのステータス([完了]、[キャンセル済み]、[失敗] など)。 |
コメント |
任意のコメント。 |
所有権 |
|
グループ |
サービス リクエストの送信元ユーザが属するグループ。 |
送信ユーザ |
サービス リクエストを送信したユーザ。 |
期間(時間) |
VM がアクティブになっている期間。 定義した場合は、指定された時間が経過した後で VM が削除されます。 |
スケジュール時刻 |
VM のプロビジョニングが開始されるまでの時間。 定義した場合、VM はスケジュール日の 午前 6 時にプロビジョニングされます。 定義されていない場合は、サービス リクエストのワークフロー ステップが完了するとただちに VM がプロビジョニングされます。 |
カタログ情報 | |
vDC所有者の電子メール |
VDC の作成時に管理者から提供された電子メール ID。 |
承認ユーザ |
VM プロビジョニングのサービス リクエストの承認を担当するユーザ(定義済みの場合)。 |
カタログ名 |
VM のプロビジョニングに使用されるカタログ項目の名前。 |
カタログの説明 |
カタログ項目の説明。 |
サービスリクエストコスト |
VM のプロビジョニング コスト(予想)。 このコストは、カタログ項目に定義されているコスト モデルに基づいて決定されます。 |
各ワークフロー ステップのステータスを確認できます。 警告メッセージやエラー メッセージ、リクエスト時間などの詳細も表示されます。 ワークフロー ステップは、それぞれのステータスに応じて次のように色分けされます。
カラー コード | 説明 |
---|---|
グレー |
ステップは未完了です。 |
グリーン |
ステップは正常に完了しました。 |
赤 |
ステップは失敗しました。 失敗の理由も示されます。 |
青 |
ステップを完了するには、追加の入力が必要です。 たとえば、サービス リクエストの承認者が定義されている場合、リクエストが承認されるまで、このステップは完了しません。 |
(注) |
承認者は、自分に割り当てられたサービス リクエストを [承認] タブで確認できます。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 |
左パネルから、ユーザ グループを選択します。 デフォルトは、すべてのサービス リクエストがリストされる [すべてのユーザグループ] です。 |
ステップ 3 | [サービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 4 | サービス リクエストを選択します。 |
ステップ 5 | [詳細の表示] をクリックして、サービス リクエストの詳細とステータスを表示します。 デフォルトでは、[ワークフロー ステータス] タブがダイアログボックスに表示されます。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 |
左パネルから、ユーザ グループを選択します。 デフォルトは、すべてのサービス リクエストがリストされる [すべてのユーザグループ] です。 |
ステップ 3 | [サービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 4 | サービス リクエストを選択します。 |
ステップ 5 | [詳細の表示] をクリックして、[ログ] タブを選択します。 |
遅延プロビジョニングを使用して、後日の VM プロビジョニングをスケジュール設定できます。 デフォルトのプロビジョニング時間は、スケジュール日の 午前 8 時 30 分です。 日付を設定すると、ワークフローの VM プロビジョニング ステータスには、プロビジョニングが後日にスケジュール設定済みとして示されます。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [サービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 3 | [リクエストの作成] をクリックします。 |
ステップ 4 | グループ、カタログ タイプ、およびカタログを選択します。詳細については、「標準カタログ タイプを使用したサービス リクエストの作成」(P.11-1)を参照してください。 |
ステップ 5 | [次へ] をクリックします。 |
ステップ 6 | [プロビジョニング] フィールドの [後で] オプションを選択し、[サービスリクエスト] ダイアログボックスでプロビジョニング日付を選択します。 |
ステップ 7 | [サマリー] ウィンドウが表示されるまで [次へ] をクリックします。 |
ステップ 8 | [送信] をクリックします。 |
失敗したサービス リクエストを再送信できます。 サービス リクエストが失敗する理由として次のものがあります。
サービス リクエストを再送信すると、前回の送信で失敗したワークフロー ステップからプロセスが再開されます。 たとえば、サービス リクエストがリソース割り当てワークフロー(ステップ 2)で失敗した場合、このサービス リクエストを再送信すると、そのステップからプロセスが開始されます。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 |
左パネルから、ユーザ グループを選択します。 デフォルトは、すべてのサービス リクエストがリストされる [すべてのユーザグループ] です。 |
ステップ 3 | [サービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 4 | 再送信するサービス リクエストを選択します。 |
ステップ 5 | [リクエストの再送信] をクリックします。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 |
左パネルから、ユーザ グループを選択します。 デフォルトは、すべてのサービス リクエストがリストされる [すべてのユーザグループ] です。 |
ステップ 3 | [サービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 4 | キャンセルするサービス リクエスト エントリを選択します。 |
ステップ 5 | [リクエストをキャンセルする] をクリックします。 |
ステップ 6 | [送信] をクリックしてサービス リクエストをキャンセルします。 |
オーケストレーション ワークフローやフェンスド コンテナの導入を使用してサービス リクエストが作成された場合は、サービス リクエストをロールバックできます。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 |
左パネルから、ユーザ グループを選択します。 デフォルトは、すべてのサービス リクエストがリストされる [すべてのユーザグループ] です。 |
ステップ 3 | [サービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 4 | アーカイブするサービス リクエストを選択します。 |
ステップ 5 | [アーカイブ] をクリックします。 |
ステップ 6 |
[リクエストのアーカイブ] ダイアログボックスで、[アーカイブ] をクリックします。 アーカイブされたすべてのリクエストを表示するには、[アーカイブ済みのサービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 |
左パネルから、ユーザ グループを選択します。 デフォルトは、すべてのサービス リクエストがリストされる [すべてのユーザグループ] です。 |
ステップ 3 | [サービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [サービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 3 | ツールバーで、[検索と置換] をクリックします。 |
ステップ 4 | [検索と置換] ダイアログボックスで、検索フィールドに検索キーワードを入力します。 |
ステップ 5 | [送信] をクリックします。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | 左パネルから、グループ名を選択します。 |
ステップ 3 | [サービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 4 | ツールバーの右側で、[レポートのエクスポート] アイコンをクリックします。 |
ステップ 5 |
[レポートのエクスポート] ダイアログボックスで、レポート形式を選択します。 レポート形式は、PDF、CSV、または XLS を選択できます。 |
ステップ 6 | [レポートの作成] をクリックします。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [アーカイブ済みのサービスリクエスト] タブを選択します。 |
ステップ 3 | 再有効化するサービス リクエストを選択します。 |
ステップ 4 | [アーカイブ解除] をクリックします。 |
VM プロビジョニングを実行する前に、VDC で定義された 1 人以上の承認者がサービス リクエストを承認する必要があります。 1 つのグループに承認者を 2 人定義することが可能です。
(注) |
承認者の定義の詳細については、「仮想データセンターの管理」(P.9-1)を参照してください。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [承認記録] タブを選択します。 |
ステップ 3 | 承認するサービス リクエスト エントリを選択します。 |
ステップ 4 | 詳細を確認するには、[詳細の表示] をクリックします。 |
ステップ 5 | [承認] をクリックします。 |
ステップ 6 | 必要に応じて、[サービスリクエスト] ダイアログボックスにコメントを追加します。 |
ステップ 7 | [承認] をクリックします。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [承認記録] タブを選択します。 |
ステップ 3 | 却下するサービス リクエスト エントリを選択します。 |
ステップ 4 | [詳細の表示] をクリックして詳細を確認します。 |
ステップ 5 | [却下] をクリックします。 |
ステップ 6 | 必要に応じて、[サービスリクエスト] ダイアログボックスにコメントを追加します。 |
ステップ 7 | [却下] をクリックします。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 |
[承認記録] タブを選択します。 承認済みと保留中の区別にかかわらず、すべての承認がリストされます。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 |
[承認記録] タブを選択します。 承認済みまたは保留中にかかわらず、すべての承認がリストされます。 |
ステップ 3 |
[検索] フィールドに、検索条件を入力します。 検索条件に一致するサービス リクエストが表示されます。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [承認記録] タブを選択します。 |
ステップ 3 | リストから、グループ名を選択します。 |
ステップ 4 | ツールバーの右側で、[レポートのエクスポート] アイコンをクリックします。 |
ステップ 5 |
[レポートのエクスポート] ダイアログボックスで、レポート形式を選択します。 レポート形式は、PDF、CSV、または XLS を選択できます。 |
ステップ 6 | [レポートの作成] をクリックします。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | 左パネルから、[すべてのユーザグループ] または特定のユーザ グループを選択します。 |
ステップ 3 | [今月の利用可能な予算] タブを選択します。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | 左パネルから、ユーザ グループを選択します。 |
ステップ 3 | [予算エントリ] タブを選択します。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 | ||||||||||||
ステップ 2 | 左パネルから、ユーザ グループを選択します。 | ||||||||||||
ステップ 3 | [予算エントリ] タブを選択します。 | ||||||||||||
ステップ 4 | [追加](+)をクリックします。 | ||||||||||||
ステップ 5 |
[予算エントリの追加] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
|
||||||||||||
ステップ 6 | [追加] をクリックします。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 | ||||||||||||
ステップ 2 | 左パネルから、ユーザ グループを選択します。 | ||||||||||||
ステップ 3 | [予算エントリ] タブを選択します。 | ||||||||||||
ステップ 4 | メイン ページで、予算エントリを選択します。 | ||||||||||||
ステップ 5 | [編集] をクリックします。 | ||||||||||||
ステップ 6 |
[予算エントリの編集] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
|
||||||||||||
ステップ 7 | [保存] をクリックします。 |
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | 左パネルから、ユーザ グループを選択します。 |
ステップ 3 | [予算エントリ] タブを選択します。 |
ステップ 4 | メイン ウィンドウで、予算エントリを選択します。 |
ステップ 5 | [削除](X)をクリックします。 |
ステップ 6 | [エントリの削除] ダイアログボックスで、削除を確認します。 |
目次
- Self-Service のプロビジョニングの使用方法
- Self-Service のプロビジョニングについて
- サービス リクエストについて
- 標準カタログ タイプを使用したサービス リクエストの作成
- 詳細カタログ タイプを使用したサービス リクエストの作成
- サービス リクエスト ワークフローと詳細
- サービス リクエスト ワークフロー
- サービス リクエストの詳細
- サービス リクエストのワークフローのステータスの表示
- サービス リクエストのログの詳細の表示
- サービス リクエストのスケジュール設定について
- サービス リクエストのスケジュール設定
- サービス リクエストの再送信について
- サービス リクエストの再送信
- サービス リクエストのキャンセル
- サービス リクエストのロールバック
- 特定グループのサービス リクエストの表示
- グループのサービス リクエスト履歴の検索
- グループのサービス リクエスト履歴のエクスポート
- アーカイブ済みのサービス リクエストの再有効化
- サービス リクエストの承認プロセス
- サービス リクエストの承認
- サービス リクエストの却下
- サービス リクエストの承認履歴の表示
- サービス リクエストの承認履歴の検索
- サービス リクエストの承認履歴のエクスポート
- 今月の利用可能な予算
- 予算エントリの表示
- 予算エントリの追加
- 予算エントリの編集
- 予算エントリの削除
この章は、次の内容で構成されています。
- Self-Service のプロビジョニングについて
- サービス リクエストについて
- サービス リクエスト ワークフローと詳細
- サービス リクエストのスケジュール設定について
- サービス リクエストの再送信について
- サービス リクエストの承認プロセス
Self-Service のプロビジョニングについて
Self-Service のプロビジョニングを使用して、仮想マシン(VM)をプロビジョニングすることができます。 ただし、VM をプロビジョニングする前に、サービス リクエストを作成する必要があります。 このアクションによって VM 作成ワークフローが開始されます。このワークフローには、予算の検証、動的リソース割り当て、承認、プロビジョニング、ライフサイクルの設定、サービス リクエストのステータスの通知が含まれます。
サービス リクエストについて
セルフサービス プロビジョニング機能を使用してサービス リクエストを作成し、仮想マシン(VM)、サービス、またはアプリケーションをプロビジョニングできます。 サービス リクエスト プロセスでは VM 作成用のプロビジョニング ワークフローを作成しますが、これには次のアクションが含まれます。
VM をプロビジョニングするまたはオーケストレーション ワークフローを実行するには、最初にサービス リクエストを作成する必要があります。 管理者または該当のユーザがサービス リクエストを承認すると、VM がプロビジョニングされます。 VM はただちに承認することも、オリジナルのリクエストから 90 日以内に承認するようにスケジュールすることもできます。
(注)
サービス リクエスト承認プロセスはオプションです。
管理者はオーケストレーション ワークフローをカタログとしてセルフサービス ポータルに提供できます。 サービス リクエストの承認プロセスは 1 人または 2 人のユーザによる承認が必要です。 このようなシナリオでは、VM をプロビジョニングするには管理者および IT 管理者がリクエストを承認する必要があります。
標準カタログ タイプを使用したサービス リクエストの作成
手順
ステップ 1 メニュー バーで を選択します。 ステップ 2 [サービスリクエスト] タブを選択します。 ステップ 3 [リクエストの作成] をクリックします。 ステップ 4 [サービスの作成] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。 ステップ 5 [次へ] をクリックします。 ステップ 6 [導入設定] ペインで、次のフィールドに入力します。
名前
説明
[VDCの選択] ドロップダウン リスト
VM をプロビジョニングする VDC を選択します。
VDC は管理者が定義します。
[VM名またはVMプレフィクス] フィールド
VM 名または VM プレフィクス。
[コメント] フィールド
導入の設定に関するコメント。
[プロビジョニング] ドロップダウン リスト
[現在] または [あとで] を選択します。
[現在] を選択した場合、VM は即座に、または今後 90 日以内にプロビジョニングされます。 [あとで] を選択した場合、日付を選択するカレンダー、時間と分を選択するドロップダウン リスト、午前または午後を選択するオプション ボタンが表示されます。
[日] カレンダー
何日後に VM を終了させるのかを選択します。
(注) このオプションは [次の期間後にVMの電源をオフにする] チェックボックスがオンの場合に表示されます。
[時間] ドロップダウン リスト
何時間後に VM を終了させるかを選択します。
(注) このオプションは [次の期間後にVMの電源をオフにする] チェックボックスがオンの場合に表示されます。
[分] ドロップダウン リスト
何分後に VM を終了させるかを選択します。
(注) このオプションは [次の期間後にVMの電源をオフにする] チェックボックスがオンの場合に表示されます。
ステップ 7 [次へ] をクリックします。 ステップ 8 [カスタム仕様] ペインで、次のフィールドに入力します。
名前
説明
[CPUコア] ドロップダウン リスト
プロビジョニングされる VM の CPU コアを選択します。
(注) このリストは、[コンピューティングポリシー] ダイアログボックスでサイズ変更オプションを選択した場合に表示されます。
[メモリ] ドロップダウン リスト
プロビジョニングされる VM のメモリ量を選択します。
(注) このリストは、[コンピューティングポリシー] ダイアログボックスでサイズ変更オプションを選択した場合に表示されます。
[ストレージ階層] ドロップダウン リスト
プロビジョニングされる VM のストレージ エントリをカスタマイズするためのオプションを選択します。
(注) このカスタム リストは、選択したカタログの作成時に [仮想ストレージのカタログ] を有効化した場合に表示されます。
仮想ストレージ カタログの作成の詳細については、「ポリシーの管理」(P.8-1)を参照してください。 カタログの作成時にこのオプションを有効化する方法の詳細については、「カタログの管理」(P.10-1)を参照してください。
[ディスク] ドロップダウン リスト
VM プロビジョニング用の推奨ハード ディスク サイズを選択します。 利用可能なデータストアのリストは、ストレージ ポリシーで指定される適用範囲条件によって異なります。 このオプションは、ストレージ ポリシーで有効化または無効化できます。
ステップ 9 ディスク用のデータストアを選択するには、リストからディスクを選択し、鉛筆アイコンをクリックします。 ステップ 10 [選択] をクリックして、利用可能なデータストアを表示します。 ステップ 11 リストからデータストアを選択し、[選択] をクリックします。 ステップ 12 [送信] をクリックします。 ステップ 13 (任意)マルチディスクに対応したテンプレートの場合は、ディスクごとにデータストアを 1 つ選択する必要があります。 ステップ 14 [カスタム仕様] ペインで、[選択] をクリックして、利用可能な VM ネットワークを表示します。
(注) このオプションは、該当する VM プロビジョニングのサービス リクエストに対して選択した VDC に関連するネットワーク ポリシーで、[エンドユーザにオプションのNICの選択を許可] チェックボックスまたは [エンドユーザによるポートグループ選択を許可] チェックボックスがオンになっている場合にのみ利用可能です。 詳細については、「ネットワーク ポリシーの追加」(P.8-8)を参照してください。
ステップ 15 リストから VM ネットワークを選択し、[選択] をクリックします。 ステップ 16 [次へ] をクリックします。 ステップ 17 [カスタムワークフロー] ペインで詳細を入力します。
(注) カスタム ワークフローの入力値が適用されるのは、VM プロビジョニング用に選択したカタログで [プロビジョニング後のカスタムアクション] が有効になっている場合です。 上記のシナリオの場合、ユーザはプロビジョニング後のワークフローでカスタム入力値を指定できます。
ステップ 18 [次へ] をクリックします。
(注) 利用可能なデータストアのリストは、ストレージ ポリシーで指定される適用範囲条件によって異なります。 データストアは、ディスク カテゴリ(システム、データ、データベース、スワップ、ログ)ごとに 1 つだけ選択できます。
ステップ 19 サービス リクエストのサマリーを確認します。 ステップ 20 [送信] をクリックします。
詳細カタログ タイプを使用したサービス リクエストの作成
手順
ステップ 1 メニュー バーで を選択します。 ステップ 2 [サービスリクエスト] タブを選択します。 ステップ 3 [リクエストの作成] をクリックします。 ステップ 4 [サービスリクエストの作成] ダイアログボックスの [カタログの選択] セクションで、[グループ]、[カタログ タイプ]([詳細])、および [カタログ](ワークフロー)を選択します。 ステップ 5 [次へ] をクリックします。 ステップ 6 [サービスリクエストの作成] ダイアログボックスの [カスタムワークフロー] セクションで、カスタム ワークフローの入力値を指定します。 ステップ 7 [次へ] をクリックします。 ステップ 8 サービス リクエストのサマリーを確認します。 ステップ 9 [送信] をクリックします。 これらの入力値は、ワークフローの作成時にユーザが入力した値に応じて、サービス リクエスト中に反映されます。
サービス リクエスト ワークフローと詳細
サービス リクエストの作成後は、そのステータスとワークフローの確認、リクエストのキャンセル、リクエストの再送信などを実行できます。 これらのアクションは、サービス リクエスト リストの上部にあるツールバー ボタンを使用して制御します。
サービス リクエスト ワークフロー
[ワークフロー ステータス] ボックスには、サービス リクエストとそのワークフロー ステップに関する詳細情報が表示されます。 通常、サービス リクエストのワークフローには次のステップが含まれます。
- 開始:ユーザがサービス リクエストを開始します。
- リソースの割り当て:VM に必要なリソースを割り当てます。
- 承認:VM プロビジョニングの前に、ユーザの承認プロセスを実行します。 カタログの作成時に定義した承認者へ電子メールが送信されます。 このカタログは、VM プロビジョニングに使用されるカタログです。
- プロビジョニング:VM のプロビジョニング プロセスを実行します。
- ライフサイクル スケジュールの設定:ライフサイクル スケジュールを設定し、設定時間、予定時間、および終了時間を指定します。
- 通知:VM プロビジョニングに関する通知を電子メールでユーザに送信します。
サービス リクエストのワークフローのオプション ステップには、予算の監視やリソース制限の確認などがあります。
サービス リクエストの詳細
サービス リクエストの [概要]、[所有権]、[カタログ情報]、および [現在のステータス] に、サービス リクエスト詳細の各種項目が表示されます。
名前 説明 概要
リクエストID
サービス リクエスト ID 番号。
リクエストのタイプ
リクエストのタイプ(この場合、VM の作成)。
VDC
VM がプロビジョニングされる VDC。
イメージ
VM のプロビジョニングに使用されるイメージ。
リクエスト日時
サービス リクエストの作成時間。
リクエストのステータス
サービス リクエストのステータス([完了]、[キャンセル済み]、[失敗] など)。
コメント
任意のコメント。
所有権
グループ
サービス リクエストの送信元ユーザが属するグループ。
送信ユーザ
サービス リクエストを送信したユーザ。
期間(時間)
VM がアクティブになっている期間。 定義した場合は、指定された時間が経過した後で VM が削除されます。
スケジュール時刻
VM のプロビジョニングが開始されるまでの時間。 定義した場合、VM はスケジュール日の 午前 6 時にプロビジョニングされます。 定義されていない場合は、サービス リクエストのワークフロー ステップが完了するとただちに VM がプロビジョニングされます。
カタログ情報 vDC所有者の電子メール
VDC の作成時に管理者から提供された電子メール ID。
承認ユーザ
VM プロビジョニングのサービス リクエストの承認を担当するユーザ(定義済みの場合)。
カタログ名
VM のプロビジョニングに使用されるカタログ項目の名前。
カタログの説明
カタログ項目の説明。
サービスリクエストコスト
VM のプロビジョニング コスト(予想)。 このコストは、カタログ項目に定義されているコスト モデルに基づいて決定されます。
各ワークフロー ステップのステータスを確認できます。 警告メッセージやエラー メッセージ、リクエスト時間などの詳細も表示されます。 ワークフロー ステップは、それぞれのステータスに応じて次のように色分けされます。
(注)
承認者は、自分に割り当てられたサービス リクエストを [承認] タブで確認できます。
サービス リクエストのスケジュール設定について
遅延プロビジョニングを使用して、後日の VM プロビジョニングをスケジュール設定できます。 デフォルトのプロビジョニング時間は、スケジュール日の 午前 8 時 30 分です。 日付を設定すると、ワークフローの VM プロビジョニング ステータスには、プロビジョニングが後日にスケジュール設定済みとして示されます。
サービス リクエストのスケジュール設定
手順
ステップ 1 メニュー バーで を選択します。 ステップ 2 [サービスリクエスト] タブを選択します。 ステップ 3 [リクエストの作成] をクリックします。 ステップ 4 グループ、カタログ タイプ、およびカタログを選択します。詳細については、「標準カタログ タイプを使用したサービス リクエストの作成」(P.11-1)を参照してください。 ステップ 5 [次へ] をクリックします。 ステップ 6 [プロビジョニング] フィールドの [後で] オプションを選択し、[サービスリクエスト] ダイアログボックスでプロビジョニング日付を選択します。 ステップ 7 [サマリー] ウィンドウが表示されるまで [次へ] をクリックします。 ステップ 8 [送信] をクリックします。
サービス リクエストの再送信について
失敗したサービス リクエストを再送信できます。 サービス リクエストが失敗する理由として次のものがあります。
- VM がプロビジョニングされるグループに対する予算制限(管理者が定義している場合)を超過した場合。
- VM がプロビジョニングされるグループに対するリソース制限(管理者が定義している場合)を超過した場合。
- サービス リクエストの作成時に関連情報が入力されていない場合は、プロビジョニングが失敗することがあります。
サービス リクエストを再送信すると、前回の送信で失敗したワークフロー ステップからプロセスが再開されます。 たとえば、サービス リクエストがリソース割り当てワークフロー(ステップ 2)で失敗した場合、このサービス リクエストを再送信すると、そのステップからプロセスが開始されます。
サービス リクエストのロールバック
サービス リクエストの承認プロセス
VM プロビジョニングを実行する前に、VDC で定義された 1 人以上の承認者がサービス リクエストを承認する必要があります。 1 つのグループに承認者を 2 人定義することが可能です。
- サービス リクエストのワークフローが作成されると、VM の承認を求める(承認者の名前が表示された)ステップがそのワークフローに組み込まれます。
- 承認者に対して、サービス リクエストの通知電子メールが送信されます。 承認者は、すべてのリクエストを [承認] タブで確認できます。
- 承認が済んだら、次のステップで VM プロビジョニングが開始されます。
(注)
承認者の定義の詳細については、「仮想データセンターの管理」(P.9-1)を参照してください。
予算エントリの追加
予算エントリの編集
手順
ステップ 1 メニュー バーで を選択します。 ステップ 2 左パネルから、ユーザ グループを選択します。 ステップ 3 [予算エントリ] タブを選択します。 ステップ 4 メイン ページで、予算エントリを選択します。 ステップ 5 [編集] をクリックします。 ステップ 6 [予算エントリの編集] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
名前 説明 [エントリ名] フィールド
予算エントリの名前。
[予算額] フィールド
1 ヵ月あたりの予算金額。
[年] ドロップダウン リスト
年を選択します。
[月] ドロップダウン リスト
月を選択します。
[リピートエントリ] ドロップダウン リスト
同じ予算金額を繰り返す月数を選択します。
ステップ 7 [保存] をクリックします。