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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章は、次の内容で構成されています。
Cisco UCS Director のチャージバック モジュールを使用して、仮想インフラストラクチャのコストを詳細に確認することができます。 また、コスト モデルを定義して部門内や組織内のポリシーに割り当てることができます。 リソースのコストが正確に計算されるように、仮想マシン(VM)の計測データが頻繁に収集されます。
チャージバック モジュールの機能は次のとおりです。
チャージバック モジュールでは、リソース全体が考慮されます。 チャージバックとは別に、予算の監視や予算超過の有効化または無効化に使用する予算ポリシーに個々のグループや組織を関連付ける必要があります。
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
コスト モデルは、CPU、RAM、ストレージなどの仮想リソースのユニット レベルのコストを定義するために使用されます。 これらのコストは、仮想インフラストラクチャ内の VM のチャージバック計算に使用されます。 コスト モデルは、線形モデルのコストの定義を提供し、コストをユニット レベルで定義できます。
VM の特定のリソースのコストは、その VM に割り当てられるユニットの数に基づいて計算されます。 たとえば、1 GB の RAM のコストはコスト モデル内で定義され、特定の VM の RAM のコストを決定するためにこのユニット コストが使用されます。
1 回限りのプロビジョニング コスト、アクティブまたは非アクティブの VM のコスト、および CPU やメモリなどのリソースのプロビジョニング、予約、または使用コストを定義できます。 これらのコストは、使用状況に基づいて VM のコストの計算に使用されます。
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 2 | [コストモデル] タブを選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 3 | [追加](+)をクリックします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 4 |
[コストモデルの追加] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
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ステップ 5 | [追加] をクリックします。 |
既存の VDC を追加または編集して、その VDC に、新しく作成したコスト モデルを割り当てることができます。 既存の VDC を編集するか、新しい VDC を作成して、その VDC にコスト モデルを割り当てることができます。
コスト モデルが VDC に割り当てられると、その VDC に含まれている VM はすべて、高度なコスト モデルに基づいて課金されます。 VDC に含まれる VM のうち、標準タイプのコスト モデルを持つ VM は、そのまま標準コスト モデルに従って課金されます。
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 2 | [VDC] タブを選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 3 | コスト モデルに追加する VDC を選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 4 | [追加](+)をクリックします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 5 |
[VDC の追加] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
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ステップ 6 | [追加] をクリックします。 |
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [VDC] タブを選択します。 |
ステップ 3 | コスト モデルに追加する VDC を選択します。 |
ステップ 4 | [カテゴリの管理] をクリックします。 |
ステップ 5 | 編集するカテゴリを選択します。 |
ステップ 6 | [編集] をクリックします。 |
ステップ 7 | [アプリケーションカテゴリの編集] ダイアログボックスのドロップダウン リストで、[コストモデル] と [ポリシーの導入] を選択します。 |
ステップ 8 | [保存] をクリックします。 |
パッケージベースのコスト モデルでは、システム リソースのコストを個別ではなくパッケージとして定義できます。 複数のパッケージのうち、要件に合うものを選択します。 このタイプのコスト モデルは非線形モデルに適しています。
![]() (注) |
Cisco UCS Director では、CPU メモリ(サーバ)パッケージの定義をサポートします。 |
このタイプのコスト モデルでは、利用可能なリソース パッケージに基づいて定義が行われます。 コスト モデルの形式は次のとおりです。
C – M:X
C は CPU コアの数です。
M は GB 単位のメモリです。
X は、C と M を合算した月額コストです。
たとえば、エントリが 2-4:200 のパッケージでは、CPU コアの数が 2、メモリが 4 GB、コストが月額 200 ドルになります。
C1-M1:X1,C2-M2:X2,......,CN-MN:XN という形式を使用すると、複数のパッケージを定義できます。
たとえば 1-1:50,1-2:70,1-4:90,2-4:150,2-6:170,2-8:190,4-8:350,4-12:380,4-16:400 の場合、 最初のエントリ 1-1:50 は、CPU コアが 1、メモリが 1 GB、コストが 1 ヵ月あたり 50 ドルのパッケージを表しています。
![]() (注) |
これらのエントリは、コスト パッケージの要件に合わせていつでも編集できます。 |
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 | ||
ステップ 2 | [コストモデル] タブを選択します。 | ||
ステップ 3 | [追加](+)をクリックして、新しいコスト モデルを作成します。 | ||
ステップ 4 | [コストモデルタイプ] フィールドで [詳細] オプションを選択します。 | ||
ステップ 5 |
次のスクリプトを [高度なコストモデル] フィールドに貼り付けます。 /********************************/ var CPU_MEMORY_COST = 1-2:81,1-4:95,1-8:109,2-4:162,2-6:176,2-8:189,2-16:378,4-12:352,4-16:378; /********************************/ /* 上記のようにコスト パッケージを定義します。 コスト パッケージは次の形式で定義できます。 C-M:X C は CPU コアの数です。 M は GB 単位のメモリです。 X は、C と M を合算した月額コストです。 たとえば、2-4:162 は、CPU コアの数が 2、メモリが 4 GB、パッケージのコストが月額 162 ドルという意味です。 */ /* 複数のパッケージを定義する場合は、C1-M1:X1,C2-M2:X2, ...........,CN-MN:XN という形式で定義します。 標準パッケージは、CPU_MEMORY_COST 変数を使用してスクリプトの先頭で定義します。 この変数は、コスト パッケージの要件に合わせて編集できます。 */ /* 参考情報:使用されるストレージ コストは、ストレージ階層のコスト モデル定義に基づいています。 */ /* 次のスクリプトは編集しないでください。 */ computeChargeback(data); function computeChargeback(data) { var map = chargeBackAPI.getCPUMemCostModelMap(CPU_MEMORY_COST); var cpuCores = data.getVmMeter().getCpuCores(); var memory = data.getVmMeter().getAllocMemGB(); var serverCost = chargeBackAPI.getCostForItem(map,cpuCores, memory); serverCost = serverCost / (24 * 30); var storageTierCost = chargeBackAPI.getStorageCostForItem(data.getVmMeter().getVmId()); var storageGB = (data.getVmMeter().getCommittedDiskGB()) + (data.getVmMeter().getUncommittedDiskGB()); var committedDiskGBCost = (data.getVmMeter().getCommittedDiskGB()) * storageTierCost; var unCommittedDiskGBCost = (data.getVmMeter().getUncommittedDiskGB()) * storageTierCost; var storageCost = (storageGB * storageTierCost) / (24 * 30); var totalVMCost = serverCost + storageCost; var cb = data.getCbSummary(); cb.setCpuCores(cpuCores); cb.setMemory(memory); cb.setServerCost(serverCost); cb.setCommittedDiskGB(data.getVmMeter().getCommittedDiskGB()); cb.setCommittedDiskGBCost(committedDiskGBCost); cb.setUncommittedDiskGB(data.getVmMeter().getUncommittedDiskGB()); cb.setUncommittedDiskGBCost(unCommittedDiskGBCost); cb.setTotalCost(totalVMCost); } /********************************/ |
||
ステップ 6 |
[追加] をクリックします。
|
ストレージ階層のコスト モデルを使用して、階層形式でストレージのコストを複数定義できます。 現在のストレージ タイプには、ローカル、NFS、SAN、NAS などがあります。 各ストレージ タイプのコストがばらつく可能性もありますが、ストレージ使用率に関するコストを計算する際は、このばらつきを考慮することができます。
このモデルを使用して各階層のさまざまなコストを定義し、これらの階層に既存のデータストアを割り当てることができます。 階層コスト モデルを使用すると、コストの観点で同様のデータストア タイプをグループ化できます。
階層ごとにコストに割り当てる必要があります。 これは、1 ヵ月あたり、1 GB あたりのコストです。 たとえば、ある階層に 0.5 ドルを割り当てた場合、その階層に含まれているすべてのデータストアは、1 ヵ月あたり、1 GB あたり、0.5 ドルが課金されます。 デフォルトですでに 4 階層が作成されているため、それらの階層にコストを割り当てる必要があります。
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [ストレージ階層のコストモデル] タブを選択します。 |
ステップ 3 | 編集する階層を選択します。 |
ステップ 4 | [編集] をクリックします。 |
ステップ 5 | [1 ヵ月あたりのディスクコスト(GB)] フィールドを編集します。 |
ステップ 6 | [送信] をクリックします。 |
データストアを階層に割り当てると、その特定のデータストアに含まれているストレージのコストを計算するために、階層内で定義されたコストが使用されます。
データストアに含まれている VM のチャージバックを計算する場合は、そのデータストアが割り当てられた階層によってコストが決定されます。 データストアに階層が割り当てられていない場合、詳細(スクリプト ベース)コスト モデルの使用時に、そのデータストアのストレージ コストは考慮されません。
通常のコスト モデル(1 つのフォームでリソース コストを定義するコスト モデル)を使用する際は、階層コストが割り当て済みで、かつその階層にデータストアが割り当てられている場合は、ストレージ階層のコストが考慮されます。 ただし、データストアに階層が割り当てられていない場合、そのデータストアに含まれている VM のストレージ コストは、コスト モデル フォームのストレージ コスト エントリから取得されます。
![]() (注) |
階層へのデータストアの割り当ては、通常のコスト モデルにのみ適用されます。 |
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | 左パネルから、クラウド アカウントを選択します。 |
ステップ 3 |
[データストアの容量レポート] タブを選択します。 現在、階層ベースのコストは VMware クラウド アカウントでのみサポートされています。 |
ステップ 4 | 階層を割り当てるデータストアを選択します。 |
ステップ 5 | [階層の割り当て] をクリックして [ストレージ階層] ダイアログボックスを表示します。 |
ステップ 6 | ドロップダウン リストから、階層を選択します。 |
ステップ 7 | [送信] をクリックします。 |
使用済みおよび未使用の両リソースに対して組織が支払う金額に関する情報は、チャージバック機能によって提供されます。 この機能を使用して、リソースの消費量とコストを最適化できます。 システム リソースのアカウンティングは月次使用率をベースにすることが可能です。 CPU やメモリの使用率などのリソースがモニタされて計測されます。
チャージバック レポートはコスト モデルのタイプに基づいています。 チャージバックの計算と表示には、表形式のレポート、サマリー、グラフ レポート、およびウィジェットから構成されるフォームが使用されます。
レポートには次のタイプがあります。
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | 左パネルから、表示するグループを選択します。 |
ステップ 3 | [今月のサマリー] タブを選択して、グループに属しているすべての VM に関する今月のチャージバックの詳細を表示します。 |
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | 左パネルから、表示するグループを選択します。 |
ステップ 3 | [前月のサマリー] タブを選択すると、グループに属するすべての VM について、前月のチャージバックの詳細が表示されます。 |
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | 左パネルから、表示するグループを選択します。 |
ステップ 3 | [リソースアカウンティング] タブを選択します。 |
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | 左パネルから、表示するグループを選択します。 |
ステップ 3 | [リソースアカウンティングの詳細] タブを選択して、個々の VM のリソース使用状況の詳細を表示します。 |
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | 左パネルから、表示するグループを選択します。 |
ステップ 3 | [チャージバック] タブを選択します。 |
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [リソースアカウンティング] タブを選択します。 |
ステップ 3 | ツールバーの右側で [レポートのエクスポート] アイコンをクリックすると、[レポートのエクスポート] ダイアログボックスが表示されます。 |
ステップ 4 | ドロップダウン リストから、PDF、CSV、または XLS のいずれかの形式を選択します。 |
ステップ 5 | [レポートの作成] をクリックします。 |
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [リソースアカウンティングの詳細] タブを選択します。 |
ステップ 3 | ツールバーの右側で、[レポートのエクスポート] アイコンをクリックします。 [レポートのエクスポート] ダイアログボックスが表示されます。 |
ステップ 4 | ドロップダウン リストから、PDF、CSV、または XLS のいずれかの形式を選択します。 |
ステップ 5 | [レポートの作成] をクリックします。 |
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [チャージバック] タブを選択します。 |
ステップ 3 | ツールバーの右側で、[レポートのエクスポート] アイコンをクリックします。 [レポートのエクスポート] ダイアログボックスが表示されます。 |
ステップ 4 | ドロップダウン リストから、PDF、CSV、または XLS のいずれかの形式を選択します。 |
ステップ 5 | [レポートの作成] をクリックします。 |
変更管理データベース(CMDB)内の変更レコードを使用すると、システムにおける変更を追跡および管理することができます。 これらのレコードには、通常、VM、サービス リクエスト、グループなどのリソースに対して実行されるイベントのタイプ(追加、削除、変更)が表示されます。
変更レコードには、リソース タイプ(VM)に関する情報(リソース名、変更タイプ、変更時刻、説明など)が表示されます。 VM のサイズが変更された場合は、それらの VM のリソースに関する情報のほか、サイズ変更の前後のリソース値に関する情報も提供されます。
VM のサイズが変更された場合、その変更は記録されて [レコードの変更] タブに表示されます。
このタスクを実行するには、アプライアンスにログインする必要があります。
ステップ 1 | メニュー バーで を選択します。 |
ステップ 2 | [レコードの変更] タブを選択します。 |
VM の総コストの計算には次の要素が含まれます。
総コスト = アクティブな VM のコストまたは非アクティブな VM のコスト + 一括での支払いのコスト + CPU コスト + メモリ コスト + ディスク コスト + CPU 予約済みコスト + メモリ予約済みコスト + CPU 使用済みコスト + CPU コア コスト + メモリ使用済みコスト + 受信済みネットワークの使用済みコスト + 送信済みネットワークの使用済みコスト + アプリケーション コスト
VM コストの計算は 1 時間単位でのみ実行されます。 リソースごとのコストは、コスト モデルで定義された値に基づいて計算されます。 各コストの計算は次のとおりです。
コスト | コストの説明 |
---|---|
アクティブな VM のコスト |
アクティブな VM のコストについてコスト モデルで定義された値。 |
非アクティブな VM のコスト |
非アクティブな VM のコストについてコスト モデルで定義された値。 |
一括での支払いのコスト |
一括での支払いのコストについてコスト モデルで定義された値。 |
CPU コスト |
CPU 使用率(プロビジョニング済み)X プロビジョニング済み CPU コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 CPU のチャージ ユニットは GHz です。 |
メモリ コスト |
メモリ使用率(プロビジョニング済み)X プロビジョニング済みメモリ コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 メモリのチャージ ユニットは GB です。 |
ディスク コスト |
コミット済みストレージ X コスト モデルで定義されたコミット済みストレージ コスト + 未コミット ストレージ X コスト モデルで定義された未コミット ストレージ コスト。 ストレージのチャージ ユニットは GB です。 |
CPU 予約済みコスト |
予約済み CPU X 予約済み CPU コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 |
メモリ予約済みコスト |
予約済みメモリ X 予約済みメモリ コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 |
CPU 使用済みコスト |
使用済み CPU X 使用済み CPU コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 |
CPU コア コスト |
使用済み CPU コア X CPU コア コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 CPU のチャージ ユニットはコア単位です。 |
メモリ使用済みコスト |
使用済みメモリ X 使用済みメモリ コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 |
受信済みネットワークの使用済みコスト |
受信済みネットワークの使用率 KB/(1024.0 X 1024.0)X 受信済みネットワーク データ コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 ネットワークのチャージ ユニットは GB です。 |
転送済みネットワークの使用済みコスト |
転送済みネットワークの使用率 KB/(1024.0 X 1024.0)X 転送済みネットワーク データ コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 |
アプリケーション コスト |
アクティブな VM 時間 X アクティブな VM アプリケーション コストについてカタログで定義されたコスト + 非アクティブな VM 時間 X 非アクティブな VM アプリケーション コストについてカタログで定義されたコスト。 |
目次
- チャージバック モジュールの使用方法
- チャージバック機能について
- 予算ポリシー
- 予算ポリシーの設定
- コスト モデル
- コスト モデルの作成
- VDC の変更によるコスト モデルの組み込み
- VDC へのコスト モデルの追加
- VDC の編集によるコスト モデルの組み込み
- パッケージベースのコスト モデル
- パッケージベースのコスト モデルの作成
- ストレージ階層のコスト モデル
- 階層へのコストの割り当て
- 階層へのデータストアの割り当てについて
- 階層へのデータストアの割り当て
- チャージバック レポート
- 今月のサマリーの表示
- 前月のサマリーの表示
- 月次リソース アカウンティング情報の表示
- VM レベルのリソース アカウンティングの詳細の表示
- VM レベルのチャージバックの詳細の表示
- 月次リソース アカウンティングの詳細のエクスポート
- VM レベルのリソース アカウンティングの詳細のエクスポート
- VM レベルのチャージバックの詳細のエクスポート
- レコードの変更について
- レコードの変更へのアクセス
- チャージバックの計算
この章は、次の内容で構成されています。
- チャージバック機能について
- 予算ポリシー
- コスト モデル
- VDC の変更によるコスト モデルの組み込み
- パッケージベースのコスト モデル
- ストレージ階層のコスト モデル
- 階層へのデータストアの割り当てについて
- チャージバック レポート
- レコードの変更について
- チャージバックの計算
チャージバック機能について
Cisco UCS Director のチャージバック モジュールを使用して、仮想インフラストラクチャのコストを詳細に確認することができます。 また、コスト モデルを定義して部門内や組織内のポリシーに割り当てることができます。 リソースのコストが正確に計算されるように、仮想マシン(VM)の計測データが頻繁に収集されます。
チャージバック モジュールの機能は次のとおりです。
- 柔軟性:組織の要件に応じて、固定コスト、一括での支払いのコスト、割り当てコスト、使用コスト、およびこれらのすべての組み合わせを提供できます。
- 再利用可能なコスト モデル:標準化されたコスト モデルまたはテンプレートを使用してコスト モデルを VM に割り当てます。 これらのテンプレートを使用して、新しい環境にすばやくコスト モデルを適用できます。
- レポート:仮想インフラストラクチャのコストとリソース使用状況について、さまざまなサマリー レポートと比較レポートを生成します。 レポートは、PDF、CSV、および XLS 形式でエクスポートされ、Web ブラウザで表示できます。
- 上位 5 つのレポート:VM コスト、CPU、メモリ、ストレージ コスト、ネットワーク コストについて、上位 5 つの組織またはグループを示すレポートをモニタします。
- ダッシュボード:組み込みダッシュボードと多彩なグラフィカル ウィジェットにより、VM の計測情報とチャージバックをリアルタイムにモニタして分析します。
予算ポリシー
チャージバック モジュールでは、リソース全体が考慮されます。 チャージバックとは別に、予算の監視や予算超過の有効化または無効化に使用する予算ポリシーに個々のグループや組織を関連付ける必要があります。
コスト モデル
コスト モデルは、CPU、RAM、ストレージなどの仮想リソースのユニット レベルのコストを定義するために使用されます。 これらのコストは、仮想インフラストラクチャ内の VM のチャージバック計算に使用されます。 コスト モデルは、線形モデルのコストの定義を提供し、コストをユニット レベルで定義できます。
VM の特定のリソースのコストは、その VM に割り当てられるユニットの数に基づいて計算されます。 たとえば、1 GB の RAM のコストはコスト モデル内で定義され、特定の VM の RAM のコストを決定するためにこのユニット コストが使用されます。
1 回限りのプロビジョニング コスト、アクティブまたは非アクティブの VM のコスト、および CPU やメモリなどのリソースのプロビジョニング、予約、または使用コストを定義できます。 これらのコストは、使用状況に基づいて VM のコストの計算に使用されます。
コスト モデルの作成
手順
ステップ 1 メニュー バーで を選択します。 ステップ 2 [コストモデル] タブを選択します。 ステップ 3 [追加](+)をクリックします。 ステップ 4 [コストモデルの追加] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
名前 説明 [コストモデル名] フィールド
コスト モデルの名前。
[コストモデルの説明] フィールド
コスト モデルの説明。
[コストモデルタイプ] ドロップダウン リスト
コスト モデルのタイプを選択します。
[標準] は、線形コスト モデルを示します。 [詳細] は、パッケージベースまたはスクリプトベースのコスト モデルを示します。 高度なコスト モデルの説明と使用方法については、「パッケージベースのコスト モデル」(P.13-6)を参照してください。 該当する場合は [HyperV] を選択することもできます。
[課金頻度] ドロップダウン リスト
VM のリソース コストを定義する頻度を選択します。
リソースのコストを時間単位で指定する場合は、[毎時] を選択します。 リソースのコストを月単位で指定する場合は、[毎月] を選択します。
固定コスト [一括での支払いのコスト] フィールド
VM プロビジョニングにかかる一括での支払いの固定コスト。
VM コスト [アクティブなVMのコスト] フィールド
アクティブ状態の VM の 1 時間あたりのコスト。
[非アクティブなVMのコスト] フィールド 非アクティブ状態の VM の 1 時間あたりのコスト。
CPU コスト
[CPUチャージユニット] ドロップダウン リスト
CPU のチャージ ユニット(GHz またはコア数)を選択します。
[プロビジョニング済みCPU コスト] フィールド
1 時間あたり、CPU のチャージ ユニットあたりのプロビジョニング済み CPU コスト。 VM に対してプロビジョニングされた CPU のコストが考慮されます。
(注) CPU チャージ ユニットが GHz の場合のコスト。
[使用済み CPU コスト] フィールドに値を入力する場合は、このフィールドを空白にしておく必要があります。
[予約済みCPUコスト] フィールド
1 時間あたり、1 GHz あたりの予約済み CPU コスト。
実際に VM に対して予約された CPU のコストが考慮され、プロビジョニング済み CPU コストの計算も含まれます。 プロビジョニング コストとは別に、予約済み CPU の追加コストがある場合は、ここで入力します。 たとえば、プロビジョニング コストが 1 ドル、予約済みコストが 1.4 ドルである場合は、追加の予約コストを指定する必要があります。 この場合の追加コストは、1.4 ドル - 1 ドル = 0.4 ドルです。
(注) CPU チャージ ユニットが GHz の場合のコスト。
[使用済み CPU コスト] フィールドに値を入力する場合は、このフィールドを空白にしておく必要があります。
[使用済み CPU コスト] フィールド
1 時間あたり、1 GHz あたりの使用済み CPU コスト。 このコストは実際の CPU 使用率に基づいています。
このコストでは、プロビジョニング済みコストおよび予約済みコストは考慮されません。 [使用済み CPU コスト] フィールドに値を入力する場合は、プロビジョニング済みコストと予約済みコストのフィールドを空白にしておく必要があります。
(注) CPU チャージ ユニットが GHz の場合のコスト。
メモリ コスト
[プロビジョニング済みメモリのコスト] フィールド
1 時間あたり、1 GB あたりのプロビジョニング済みメモリ コスト。
[予約済みメモリコスト] フィールド
1 時間あたり、1 GB あたりの予約済みメモリ コスト。
[使用済みメモリコスト] フィールド
1 時間あたり、1 GB あたりの使用済みメモリ コスト。
ネットワーク コスト
[受信済みネットワークデータのコスト] フィールド
1 時間あたり、1 GB あたりの受信済みデータ コスト。
[転送済みネットワークデータのコスト] フィールド
1 時間あたり、1 GB あたりの転送済みデータ コスト。
ストレージ コスト
[コミット済みストレージコスト] フィールド
1 時間あたり、1 GB あたりのコミット済みストレージ コスト。
[コミットされていないストレージのコスト] フィールド
1 時間あたり、1 GB あたりの未コミット ストレージ コスト。 未コミット ストレージは、未使用でプロビジョニング済みのストレージとして定義されます。
ステップ 5 [追加] をクリックします。
VDC の変更によるコスト モデルの組み込み
既存の VDC を追加または編集して、その VDC に、新しく作成したコスト モデルを割り当てることができます。 既存の VDC を編集するか、新しい VDC を作成して、その VDC にコスト モデルを割り当てることができます。
コスト モデルが VDC に割り当てられると、その VDC に含まれている VM はすべて、高度なコスト モデルに基づいて課金されます。 VDC に含まれる VM のうち、標準タイプのコスト モデルを持つ VM は、そのまま標準コスト モデルに従って課金されます。
VDC へのコスト モデルの追加
手順
ステップ 1 メニュー バーで を選択します。 ステップ 2 [VDC] タブを選択します。 ステップ 3 コスト モデルに追加する VDC を選択します。 ステップ 4 [追加](+)をクリックします。 ステップ 5 [VDC の追加] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
名前 説明 [vDC名] フィールド
VDC の名前。
[ロック済みのvDC] チェックボックス
チェックボックスをオンにすると、以後の導入に、その VDC を使用できなくなります。 この VDC 内の既存の VM に対するアクションは無効化されます。 チェックボックスをオフにすると、以後の導入に、その VDC を使用できるようになります。
[vDCの説明] フィールド
VDC 固有の説明。
[グループ] ドロップダウン リスト
VDC の設定の対象となるグループを選択します。
[クラウド名] ドロップダウン リスト
VDC の設定の対象となるクラウドを選択します。
承認者および連絡先
[第1承認者のユーザ名] フィールド
サービス リクエストを承認する必要があるユーザ。
[第2承認者のユーザ名] フィールド
サービス リクエストを承認する必要がある 2 番目のユーザ。
[プロバイダーのサポート用電子メールアドレス] フィールド
連絡先またはユーザの電子メール アドレス。 その VDC を使用した VM プロビジョニングに関する通知を受ける個人。
[電子メールアドレスへの通知をコピー] フィールド
この VDC に関する通知をコピーする第 2 連絡先の電子メール。
ポリシー
[システムポリシー] ドロップダウン リスト
VDC に適用できるシステム ポリシーを選択します。
[コンピューティングポリシー] ドロップダウン リスト
VDC に適用できるコンピューティング ポリシーを選択します。
[ネットワークポリシー] ドロップダウン リスト
VDC に適用できるネットワーク ポリシーを選択します。
[ストレージポリシー] ドロップダウン リスト
VDC に適用できるストレージ ポリシーを選択します。
[コストモデル] ドロップダウン リスト
VDC に適用できるコスト モデルを選択します。
[サービスリクエストサマリーと電子メールページへのコストの表示を無効化] チェックボックス
チェックボックスをオンにすると、その VDC のサービス リクエスト サマリーと電子メール ページにコストが表示されなくなります。
[ユーザアクションポリシー] ドロップダウン リスト
VM のプロビジョニング後、オーケストレーション ワークフローの実行に使用されるポリシーを選択します。 選択したワークフローは、VDC 内の VM 用のアクション ボタンとして表示されます。
End User Self-Service ポリシー
[VMの電力管理] チェックボックス
チェックボックスをオンにすると、その VDC に属している VM に対して、すべての VM 電力管理アクションが有効になります。
(注) VM サイズ変更、VM スナップショット管理、VM 削除、VM ディスク管理、および VM ネットワーク管理も End User Self-Service ポリシーの対象になります。 詳細については、仮想データセンターの追加を参照してください。
ステップ 6 [追加] をクリックします。
パッケージベースのコスト モデル
パッケージベースのコスト モデルでは、システム リソースのコストを個別ではなくパッケージとして定義できます。 複数のパッケージのうち、要件に合うものを選択します。 このタイプのコスト モデルは非線形モデルに適しています。
(注)
Cisco UCS Director では、CPU メモリ(サーバ)パッケージの定義をサポートします。
このタイプのコスト モデルでは、利用可能なリソース パッケージに基づいて定義が行われます。 コスト モデルの形式は次のとおりです。
C – M:X
C は CPU コアの数です。
M は GB 単位のメモリです。
X は、C と M を合算した月額コストです。
たとえば、エントリが 2-4:200 のパッケージでは、CPU コアの数が 2、メモリが 4 GB、コストが月額 200 ドルになります。
C1-M1:X1,C2-M2:X2,......,CN-MN:XN という形式を使用すると、複数のパッケージを定義できます。
たとえば 1-1:50,1-2:70,1-4:90,2-4:150,2-6:170,2-8:190,4-8:350,4-12:380,4-16:400 の場合、 最初のエントリ 1-1:50 は、CPU コアが 1、メモリが 1 GB、コストが 1 ヵ月あたり 50 ドルのパッケージを表しています。
(注)
これらのエントリは、コスト パッケージの要件に合わせていつでも編集できます。
パッケージベースのコスト モデルの作成
手順
ステップ 1 メニュー バーで を選択します。 ステップ 2 [コストモデル] タブを選択します。 ステップ 3 [追加](+)をクリックして、新しいコスト モデルを作成します。 ステップ 4 [コストモデルタイプ] フィールドで [詳細] オプションを選択します。 ステップ 5 次のスクリプトを [高度なコストモデル] フィールドに貼り付けます。 /********************************/
var CPU_MEMORY_COST =
1-2:81,1-4:95,1-8:109,2-4:162,2-6:176,2-8:189,2-16:378,4-12:352,4-16:378;
/********************************/
/* 上記のようにコスト パッケージを定義します。
コスト パッケージは次の形式で定義できます。
C-M:X
C は CPU コアの数です。
M は GB 単位のメモリです。
X は、C と M を合算した月額コストです。
たとえば、2-4:162 は、CPU コアの数が 2、メモリが 4 GB、パッケージのコストが月額 162 ドルという意味です。 */
/* 複数のパッケージを定義する場合は、C1-M1:X1,C2-M2:X2, ...........,CN-MN:XN という形式で定義します。
標準パッケージは、CPU_MEMORY_COST 変数を使用してスクリプトの先頭で定義します。
この変数は、コスト パッケージの要件に合わせて編集できます。 */
/* 参考情報:使用されるストレージ コストは、ストレージ階層のコスト モデル定義に基づいています。 */
/* 次のスクリプトは編集しないでください。 */
computeChargeback(data); function computeChargeback(data) { var map = chargeBackAPI.getCPUMemCostModelMap(CPU_MEMORY_COST); var cpuCores = data.getVmMeter().getCpuCores(); var memory = data.getVmMeter().getAllocMemGB(); var serverCost = chargeBackAPI.getCostForItem(map,cpuCores, memory); serverCost = serverCost / (24 * 30); var storageTierCost = chargeBackAPI.getStorageCostForItem(data.getVmMeter().getVmId()); var storageGB = (data.getVmMeter().getCommittedDiskGB()) + (data.getVmMeter().getUncommittedDiskGB()); var committedDiskGBCost = (data.getVmMeter().getCommittedDiskGB()) * storageTierCost; var unCommittedDiskGBCost = (data.getVmMeter().getUncommittedDiskGB()) * storageTierCost; var storageCost = (storageGB * storageTierCost) / (24 * 30); var totalVMCost = serverCost + storageCost; var cb = data.getCbSummary(); cb.setCpuCores(cpuCores); cb.setMemory(memory); cb.setServerCost(serverCost); cb.setCommittedDiskGB(data.getVmMeter().getCommittedDiskGB()); cb.setCommittedDiskGBCost(committedDiskGBCost); cb.setUncommittedDiskGB(data.getVmMeter().getUncommittedDiskGB()); cb.setUncommittedDiskGBCost(unCommittedDiskGBCost); cb.setTotalCost(totalVMCost); }/********************************/
ステップ 6 [追加] をクリックします。
(注) コスト モデルを定義したら、そのコスト モデルに従って VM のチャージバックが開始されるように、コスト モデルを VDC に割り当てます。
ストレージ階層のコスト モデル
ストレージ階層のコスト モデルを使用して、階層形式でストレージのコストを複数定義できます。 現在のストレージ タイプには、ローカル、NFS、SAN、NAS などがあります。 各ストレージ タイプのコストがばらつく可能性もありますが、ストレージ使用率に関するコストを計算する際は、このばらつきを考慮することができます。
このモデルを使用して各階層のさまざまなコストを定義し、これらの階層に既存のデータストアを割り当てることができます。 階層コスト モデルを使用すると、コストの観点で同様のデータストア タイプをグループ化できます。
階層ごとにコストに割り当てる必要があります。 これは、1 ヵ月あたり、1 GB あたりのコストです。 たとえば、ある階層に 0.5 ドルを割り当てた場合、その階層に含まれているすべてのデータストアは、1 ヵ月あたり、1 GB あたり、0.5 ドルが課金されます。 デフォルトですでに 4 階層が作成されているため、それらの階層にコストを割り当てる必要があります。
階層へのデータストアの割り当てについて
データストアを階層に割り当てると、その特定のデータストアに含まれているストレージのコストを計算するために、階層内で定義されたコストが使用されます。
データストアに含まれている VM のチャージバックを計算する場合は、そのデータストアが割り当てられた階層によってコストが決定されます。 データストアに階層が割り当てられていない場合、詳細(スクリプト ベース)コスト モデルの使用時に、そのデータストアのストレージ コストは考慮されません。
通常のコスト モデル(1 つのフォームでリソース コストを定義するコスト モデル)を使用する際は、階層コストが割り当て済みで、かつその階層にデータストアが割り当てられている場合は、ストレージ階層のコストが考慮されます。 ただし、データストアに階層が割り当てられていない場合、そのデータストアに含まれている VM のストレージ コストは、コスト モデル フォームのストレージ コスト エントリから取得されます。
(注)
階層へのデータストアの割り当ては、通常のコスト モデルにのみ適用されます。
チャージバック レポート
使用済みおよび未使用の両リソースに対して組織が支払う金額に関する情報は、チャージバック機能によって提供されます。 この機能を使用して、リソースの消費量とコストを最適化できます。 システム リソースのアカウンティングは月次使用率をベースにすることが可能です。 CPU やメモリの使用率などのリソースがモニタされて計測されます。
チャージバック レポートはコスト モデルのタイプに基づいています。 チャージバックの計算と表示には、表形式のレポート、サマリー、グラフ レポート、およびウィジェットから構成されるフォームが使用されます。
レポートには次のタイプがあります。
レコードの変更について
変更管理データベース(CMDB)内の変更レコードを使用すると、システムにおける変更を追跡および管理することができます。 これらのレコードには、通常、VM、サービス リクエスト、グループなどのリソースに対して実行されるイベントのタイプ(追加、削除、変更)が表示されます。
変更レコードには、リソース タイプ(VM)に関する情報(リソース名、変更タイプ、変更時刻、説明など)が表示されます。 VM のサイズが変更された場合は、それらの VM のリソースに関する情報のほか、サイズ変更の前後のリソース値に関する情報も提供されます。
VM のサイズが変更された場合、その変更は記録されて [レコードの変更] タブに表示されます。
チャージバックの計算
VM の総コストの計算には次の要素が含まれます。
総コスト = アクティブな VM のコストまたは非アクティブな VM のコスト + 一括での支払いのコスト + CPU コスト + メモリ コスト + ディスク コスト + CPU 予約済みコスト + メモリ予約済みコスト + CPU 使用済みコスト + CPU コア コスト + メモリ使用済みコスト + 受信済みネットワークの使用済みコスト + 送信済みネットワークの使用済みコスト + アプリケーション コスト
VM コストの計算は 1 時間単位でのみ実行されます。 リソースごとのコストは、コスト モデルで定義された値に基づいて計算されます。 各コストの計算は次のとおりです。
コスト コストの説明 アクティブな VM のコスト
アクティブな VM のコストについてコスト モデルで定義された値。
非アクティブな VM のコスト
非アクティブな VM のコストについてコスト モデルで定義された値。
一括での支払いのコスト
一括での支払いのコストについてコスト モデルで定義された値。
CPU コスト
CPU 使用率(プロビジョニング済み)X プロビジョニング済み CPU コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 CPU のチャージ ユニットは GHz です。
メモリ コスト
メモリ使用率(プロビジョニング済み)X プロビジョニング済みメモリ コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 メモリのチャージ ユニットは GB です。
ディスク コスト
コミット済みストレージ X コスト モデルで定義されたコミット済みストレージ コスト + 未コミット ストレージ X コスト モデルで定義された未コミット ストレージ コスト。 ストレージのチャージ ユニットは GB です。
CPU 予約済みコスト
予約済み CPU X 予約済み CPU コストについてコスト モデルで定義されたコスト。
メモリ予約済みコスト
予約済みメモリ X 予約済みメモリ コストについてコスト モデルで定義されたコスト。
CPU 使用済みコスト
使用済み CPU X 使用済み CPU コストについてコスト モデルで定義されたコスト。
CPU コア コスト
使用済み CPU コア X CPU コア コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 CPU のチャージ ユニットはコア単位です。
メモリ使用済みコスト
使用済みメモリ X 使用済みメモリ コストについてコスト モデルで定義されたコスト。
受信済みネットワークの使用済みコスト
受信済みネットワークの使用率 KB/(1024.0 X 1024.0)X 受信済みネットワーク データ コストについてコスト モデルで定義されたコスト。 ネットワークのチャージ ユニットは GB です。
転送済みネットワークの使用済みコスト
転送済みネットワークの使用率 KB/(1024.0 X 1024.0)X 転送済みネットワーク データ コストについてコスト モデルで定義されたコスト。
アプリケーション コスト
アクティブな VM 時間 X アクティブな VM アプリケーション コストについてカタログで定義されたコスト + 非アクティブな VM 時間 X 非アクティブな VM アプリケーション コストについてカタログで定義されたコスト。