MAC アドレス テーブル

この章は、次の項で構成されています。

スタティック アドレス

スタティック MAC アドレスは、デバイスの特定の物理インターフェイスと VLAN に割り当てられます。スタティック MAC アドレスが別のインターフェイスで検出された場合、そのアドレスは無視され、アドレステーブルには書き込まれません。

スタティックアドレスを定義するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

[MAC Address Tables] > [Static Addresses] の順にクリックします。

[Static Addresses] ページには、現在定義されているスタティック アドレスが含まれます。

ステップ 2

[Add] をクリックします。

ステップ 3

パラメータを入力します。

  • [VLAN ID]:ポートに対して VLAN ID を選択します。

  • [MAC Address]:インターフェイス MAC アドレスを入力します。

  • [Interface]:エントリのインターフェイスを選択します。

  • [Status]:エントリの処理方法を選択します。次のオプションがあります。

    • [Permanent]:システムはこの MAC アドレスを削除しません。スタティック MAC アドレスは、スタートアップ コンフィギュレーションに保存されている場合、再起動後も保持されます。

    • [Delete on reset]:デバイスをリセットすると、スタティック MAC アドレスが削除されます。

    • [Delete on timeout]:期限が切れると、アドレスは削除されます。

    • [Secure]:インターフェイスが従来のロック モードであれば MAC アドレスはセキュリティで保護されます。

ステップ 4

[Apply] をクリックします。新しいエントリがテーブルに表示されます。

ステップ 5

静的アドレスを削除するには、[Delete] アイコンをクリックします。


ダイナミックアドレス設定

ダイナミック アドレス テーブル(ブリッジング テーブル)には、デバイスに送信されたフレームの送信元アドレスを監視することによって取得された MAC アドレスが含まれています。このテーブルのオーバーフローを防止し、新しい MAC アドレスの格納場所を確保するために、対応するトラフィックが特定の期間(エージング タイムという)にわたって受信されなかった場合、アドレスが削除されます。

ダイナミックアドレスのエージングタイムを設定するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

[MAC Address Tables] > [Dynamic Address Settings] の順にクリックします。

ステップ 2

[Aging Time] に値を入力します。エージング タイムは、ユーザが設定する値と、その値の 2 倍 - 1 の間の値です。たとえば、300 秒を入力した場合、エージング タイムは 300 ~ 599 秒です。

ステップ 3

[Apply] をクリックします。エージング タイムが更新されます。


ダイナミック アドレス

ダイナミックアドレスを照会するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

[MAC Address Tables] > [Dynamic Addresses] の順にクリックします。

ステップ 2

[Filter] ブロックで、次のクエリ条件を入力できます。

  • [VLAN ID]:テーブルに対して照会する VLAN ID を入力します。

  • [MAC Address]:テーブルに対して照会する MAC アドレスを入力します。

  • [Interface]:テーブルに対して照会するインターフェイスを選択します。照会によって、特定のポートまたは LAG を検索できます。

ステップ 3

すべてのダイナミック MAC アドレスを削除するには、[Clear Table] をクリックします。


予約済みMACアドレス

デバイスが(IEEE 規格に基づく)予約済み範囲に属する宛先 MAC アドレスを持つフレームを受信すると、そのフレームを破棄またはブリッジできます。予約済み MAC アドレス テーブルのエントリでは、予約済み MAC アドレスか、または予約済み MAC アドレスとフレーム タイプのいずれかを指定できます。

予約済みの MAC アドレスのエントリを追加するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

[MAC Address Tables] > [Reserved MAC Addresses] の順にクリックします。

ステップ 2

[Add] または [Edit] をクリックして値を変更します。

ステップ 3

次のフィールドに値を入力します。

  • [MAC Address]:予約する MAC アドレスを選択します。

  • [Frame Type]:次の条件に基づいてフレーム タイプを選択します。

    • [Ethernet V2]:特定の MAC アドレスが指定された Ethernet V2 パケットに適用されます。

    • [LLC]:特定の MAC アドレスが指定された論理リンク制御(LLC)パケットに適用されます。

    • [LLC-SNAP]:特定の MAC アドレスが指定された論理リンク制御/サブネットワーク アクセス プロトコル(LLC-SNAP)パケットに適用されます。

    • [All]:特定の MAC アドレスが指定されたすべてのパケットに適用されます。

  • [Action]:選択した条件に一致するパケットの受信時に実行するアクションを次の中から 1 つ選択します。

    • [Bridge]:すべての VLAN メンバーにパケットを転送します。

    • [Discard]:パケットを削除します。

ステップ 4

[Apply] をクリックします。新しい MAC アドレスが予約されます。