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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)または Network Services Engine(NSE; ネットワーク サービス エンジン)をサポート対象プラットフォームから取り外す手順、および交換用のネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンを取り付ける手順について説明します。この章では、NPE-100 ~ NPE-400 と NSE-1 の操作手順を示します。NPE-G1 および NPE-G2 の取り付け手順については、 第 7 章「NPE-G1 または NPE-G2 の取り付け」 を参照してください。この章で説明する内容は、次のとおりです。
(注) この章では、NPE-G1、NPE-G2、Cisco uBR7200-NPE-G1 を除くすべてのプロセッサの取り付け手順について説明します。この章で説明しないプロセッサについては、第 7 章「NPE-G1 および NPE-G2 の取り付けおよび設定」 を参照してください。
Cisco 7200 VXR ルータまたは Cisco uBR7246VXR ルータが標準の 19 インチ、4 支柱ラックまたは Telco タイプ ラックに取り付けられている場合は、ラック内の他の機器のケーブルによってルータ背面の作業が妨げられることがあります。さらに、ラックの電源ストリップなどの付属品が障害物になって、ルータの取り扱いに支障をきたすことがあります。ルータをラックに取り付けた状態で、ルータ背面から容易に作業ができるようにするための注意事項を以下に示します。ルータがラックに取り付けられていない場合、またはルータ背面に障害物がない場合には、「NPE または NSE の取り外しおよび取り付け」に進んでください。
ルータをラックに取り付けた状態で、ルータ背面から容易に作業ができるようにするために、次の注意事項に従ってください。
• ルータ背面側に、少なくとも 3 ~ 4 フィート(0.91 ~ 1.22 m)の作業スペースを確保します。
• ラック内の他の機器のケーブルがルータの背面に覆いかぶさる場合には、引っ張ったり力を加えたりしないように注意してケーブルを束ね、ルータ背面から離れた位置にケーブル タイで固定します。
• ラックの電源ストリップなどの付属品が障害物になって、ルータ背面からの作業が難しい場合には、ルータをラックから外して前方に慎重に引き出し、ルータから電源モジュール、ネットワーク処理エンジン、およびサブシャーシを取り外せるだけの隙間を確保します。ラックからルータを外す手順については、「NPE または NSE の取り外しおよび取り付け」を参照してください。
NPE または NSE の取り外しおよび取り付け手順は、すべての Cisco 7200 シリーズ ルータで共通です(Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとして使用される Cisco 7206 および Cisco 7206 VXR を含む)。また、Cisco uBR7246VXR ルータの場合も、手順は同じです。
以下に示す手順は、特に明記されていないかぎり、Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7246VXR ルータ、および CiscoAS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフに当てはまります。
(注) NSE-1 は、Cisco 7200 VXR ルータにしか取り付けられない構造になっています。また、NSE-1 は、Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータのシャーシに取り付けることはできますが、この使用方法はサポートされていません。
ここでは、Cisco 7200 VXR ルータまたは Cisco uBR7246VXR ルータでの NPE または NSE-1 の取り外しおよび取り付け手順について説明します。
(注) 以前に購入した I/O コントローラを使用している Cisco 7200 VXR ルータに、NPE-175、NPE-225、NPE-300、NPE-400、または NSE-1 を取り付ける場合は、I/O コントローラのブート ヘルパー イメージをアップグレードする必要があります。
I/O コントローラのブート ヘルパー イメージをアップグレードする手順については、オンライン マニュアルの『Memory Replacement Instructions for the Network Processing Engine or Network Services Engine and Input/Output Controller』を参照してください。
次の手順に従って、ルータの電源をオフにし、入力電源を接続解除します。
警告 この装置には複数の電源コードが付いている場合があります。感電事故を防ぐために、2 本の電源コードを接続解除してから、作業を開始してください。ステートメント 83
Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7204 VXR ルータ、Cisco 7206 VXR ルータ、または Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源をオフにする手順は、次のとおりです。
(注) ルータの電源をオフにする前に、copy running-config startup-config コマンドを使用して、ルータの実行コンフィギュレーションを NVRAM(不揮発性メモリ)に保存してください。
ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチをオフ(O)の位置にします。ルータに 2 台めの電源モジュールが搭載されている場合は、この手順を繰り返します。
(注) ルータの電源をオフにした場合、次に電源を投入するまでに、30 秒以上待つ必要があります。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、ケーブル インターフェイス ラインカードの LED が消灯している。
これで、ルータの電源をオフにする手順は完了です。Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、または Cisco uBR7200 ルータの電源を接続解除する手順については、該当する項を参照してください。
• 「Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータの AC 入力電源の接続解除」
• 「Cisco uBR7200 シリーズ ルータの AC 入力電源の接続解除」
• 「Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータからの DC 入力電源の接続解除」
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータの AC 入力電源を接続解除する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 入力電源コードをルータの電源モジュールに固定しているケーブル固定クリップを押し上げます。
ステップ 3 入力電源コードのもう一方の端を、電源モジュールから外します。図 9-1を参照してください。
図 9-1 Cisco 7200 シリーズの AC 入力電源モジュールからの電源の接続解除
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ステップ 4 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 1 ~ 3 の手順を繰り返します。
これで、Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータの AC 入力電源を接続解除する手順は完了です。「NPE または NSE の取り外し」に進んでください。
Cisco uBR7200 シリーズ ルータから AC 入力電源に接続解除する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 入力電源コードをルータの電源モジュールに固定しているケーブル固定クリップを左側に押します。
ステップ 3 入力電源コードのもう一方の端を、電源モジュールから外します。図 9-2を参照してください。
図 9-2 Cisco uBR7200 シリーズの AC 入力電源モジュールからの電源の接続解除:Cisco uBR7246 の場合
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ステップ 4 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 1 ~ 3 の手順を繰り返します。
これで、Cisco uBR7200 シリーズ ルータから AC 入力電源を接続解除する手順は完了です。「NPE または NSE の取り外し」に進んでください。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータから DC 入力電源を接続解除する手順は、次のとおりです。
警告 次の手順を行う前に、回路短絡や感電事故を防ぐため、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。ステートメント 322
警告 装置を取り付けるときには、必ずアースを最初に接続し、最後に接続解除します。ステートメント 42
ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します。
ステップ 2 -V 導線および +V 導線に電流が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。
ステップ 3 -V 導線、+V 導線、およびアース線を電源モジュールの前面プレートに固定しているケーブル タイを取り外します。ケーブル タイは保管しておきます。
(注) Cisco 7200 シリーズ DC 入力電源モジュールに付属のケーブル タイは、工具を使わずに電源モジュールから取り外したり電源モジュールに取り付けたりできます。別のタイプのケーブル タイを使用して DC 入力電源の導線を電源モジュールの前面プレートに固定している場合は、ワイヤ ストリッパを使用して電源モジュールからケーブル タイを切り離してください。
ステップ 4 -V 導線および +V 導線を接続解除します。アース ケーブルは接続しておいてかまいません。
図 9-3 Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータからの DC 入力電源の接続解除
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ステップ 5 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、+V 導線レセプタクルの下のネジを緩め、コネクタから導線を引き抜きます。-V 導線およびアース線についても、同じ手順を繰り返します。
(注) DC 入力電源モジュールの導線のカラー コーディングは、設置場所の DC 電源のカラー コーディングによって異なります。通常、アースには緑色または黄緑色が使用されています。DC 入力電源モジュールで選択した導線カラー コーディングと、DC 電源で使用されている導線カラー コーディングが一致している必要があります。
ステップ 6 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 1 ~ 5 の手順を繰り返します。
これで、Cisco7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータの DC 入力電源を接続解除する手順は完了です。「NPE または NSE の取り外し」に進んでください。
Cisco uBR7346 ルータの DC 入力電源を接続解除する手順は、次のとおりです。
警告 以下の手順を行う前に、回路短絡や感電事故を防ぐため、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。ステートメント 322
警告 装置を取り付けるときには、必ずアースを最初に接続し、最後に接続解除します。ステートメント 42
ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します。
ステップ 2 -V 導線および +V 導線に電流が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。
ステップ 3 7 mm レンチまたはナット ドライバ(または調整レンチ)を使用して、-V 導線および +V 導線を電源モジュールの前面プレートに固定しているストレイン レリーフ カバーの 2 つの M4 ナットを緩めて外します。図 9-4を参照してください。
図 9-4 Cisco uBR7246VXR ルータの DC 入力電源モジュールのストレイン レリーフ カバーの取り外し
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ステップ 4 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、+V 導線レセプタクルの下のネジを緩め、コネクタから導線を引き抜きます。-V 導線についても同じ手順を繰り返します。図 9-5を参照してください。
図 9-5 Cisco uBR7246VXR ルータの DC 入力電源モジュールからの電源の接続解除
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ステップ 5 8 mm レンチまたはナット ドライバ(または調整レンチ)を使用して、2 穴アース ラグを接地用レセプタクルに固定している、2 つの M5 ナットを緩めて外し、レセプタクルからアース ラグおよび導線を引き抜きます。
(注) DC 入力電源モジュールの導線のカラー コーディングは、設置場所の DC 電源のカラー コーディングによって異なります。通常、アースには緑色または黄緑色が使用されています。DC 入力電源モジュールで選択した導線カラー コーディングと、DC 電源で使用されている導線カラー コーディングが一致している必要があります。
(注) 2 台目の電源モジュールが接続されている場合は、ステップ 1 ~ 5 の手順を繰り返します。
これで、Cisco uBR7246VXR ルータの DC 入力電源を接続解除する手順は完了です。
次の「NPE または NSE の取り外し」に進んでください。
Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7204VXR ルータ、Cisco 7206VXR ルータ、または Cisco uBR7200 シリーズ ルータから NPE または NSE を取り外す手順は、次のとおりです。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータに搭載されている電源モジュールの重量のせいで、ネットワーク処理エンジン(NPE)が取り外しにくい場合があります。作業が困難な場合は、先に電源モジュールをシャーシから取り外し、その後でネットワーク処理エンジンを取り外します。取り付け済みの電源モジュールを取り外すまたは交換する方法の詳細については、「AC 入力電源モジュールまたは DC 入力電源モジュールの取り外しおよび取り付け」を参照してください。
この注は、Cisco uBR7200 シリーズ ルータには適用されません。Cisco uBR7200 シリーズ ルータでは、ネットワーク処理エンジンは電源モジュールの上に取り付けられているためです。
(注) ラックマウントされた Cisco 7200 VXR ルータの最下部スロットにネットワーク処理エンジンまたは I/O コントローラを取り付ける作業が困難な場合は、シャーシからポート アダプタ、ネットワーク処理エンジン、および I/O コントローラを取り外してから、再度取り付けてください。最下部スロットにネットワーク処理エンジンおよび I/O コントローラを取り付けてから、下から上に向かって順にスロットに取り付けていきます。
ステップ 1 ルータの電源をオフにし、入力電源コードを接続解除します (「ルータの電源オフおよび入力電源の接続解除」を参照)。
ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップを、手首およびシャーシの塗装されていない面に装着します。
ステップ 3 No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、ネットワーク処理エンジンの前面プレートにある 2 つの非脱落型ネジを緩めます (図 9-6を参照)。
ルータが標準的な 19 インチの 4 支柱ラックまたは Telco タイプ ラックに取り付けられていない場合は、ステップ 7に進んでください。ルータがラックに取り付けられている場合は、ラックの電源ストリップなどの付属品が、ルータ背面からの作業に支障をきたさないかどうかを確認します。ラックの付属品のためにルータが扱いにくい場合には、ステップ 4に進んでください。
図 9-6 Cisco 7200 シリーズの NPE または NSE の非脱落型ネジおよびハンドル
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ステップ 4 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、ラックの前面取り付け板にルータを固定しているネジを緩めます。
ステップ 5 ラックの前面で少なくとも 1 人の補助者が、ルータの前面底部を支えるようにします。
ステップ 6 ラックの後ろ側から、ルータ前面をラックの外に慎重に押し出し、ネットワーク処理エンジンの取り外し作業のための十分な隙間を確保します。
ステップ 7 ネットワーク処理エンジンのハンドルを持ち、ネットワーク処理エンジンをシャーシ スロットから慎重に引き出します。
ステップ 8 NPE または NSE は、プリント基板のコンポーネント面を上向きにして、静電気防止用シートの上に置くか、静電気防止用袋に入れてください。ネットワーク処理エンジンを返却する場合には、ただちに静電気防止用袋に入れてください。
これで、NPE または NSE を取り外す手順は完了です。NPE または NSE を取り付ける場合は、「NPE または NSE の取り付け」に進んでください。
ここでは、ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジン上の DRAM または SDRAM の取り外しおよび取り付け手順について説明します。
ここでは、ネットワーク処理エンジンに搭載されている DRAM SIMM の取り外し手順について説明します。DRAM SIMM の取り外し手順は、次のとおりです。
(注) NPE-175、NPE-225、NPE-300、および NSE-1 には、SDRAM DIMM が使用されています。DIMM の交換手順については、「SDRAM DIMM の取り外し」を参照してください。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを、手首およびルータの塗装されていない面に装着します。
ステップ 2 ネットワーク処理エンジンを静電気防止用マットまたはシートの上に置きます。リスト ストラップなどの静電気防止用器具を必ず着用してください。
ステップ 3 ハンドルが向こう側、エッジ コネクタが手前になるようにネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンを配置します。
交換するメモリ モジュールの位置を調べるには、 第 1 章「NPE-100、NPE-150、および NPE-200 の概要」 にある、該当するネットワーク処理エンジンの図を参照してください。
(注) ご使用のシステムに搭載されている SIMM の形状が、次の図に示されている SIMM と異なる場合もあります。
ステップ 5 取り外す SIMM のスプリング ラッチを解除し、ソケットから SIMM を外します (図 9-7 を参照)。
a. 支柱を人差し指で押さえながら、親指でラッチを外側に引きます。
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ステップ 6 SIMM の両端がソケットから外れたら、親指と人差し指で SIMM の端を持ち、ソケットから完全に引き出します。SIMM を取り扱うときは、必ず端だけを持つようにしてください。メモリ モジュール、ピン、またはトレース(SIMM のコネクタ側の金属フィンガ)には触れないように注意してください。
ステップ 7 静電気による損傷を防ぐために、SIMM を静電気防止用袋に入れてください。取り外した SIMM は、適合する装置で再利用できます。
ステップ 8 残りの SIMM に対しても、ステップ SIMM の位置を確認します。~ 静電気による損傷を防ぐために、SIMM を静電気防止用袋に入れてください。取り外した SIMM は、適合する装置で再利用できます。の手順を繰り返します。
ネットワーク処理エンジンの DRAM SIMM は、次のソケットに取り付けられています。
• NPE-100 および NPE-150 では、U18、U25、U4、および U12( 第 1 章「NPE-100、NPE-150、および NPE-200 の概要」 の図 1-1および図 1-2を参照)。
• NPE-200 では、U11、U25、U42、および U52( 第 1 章「NPE-100、NPE-150、および NPE-200 の概要」 の図 1-3を参照)。
ネットワーク処理エンジンにメモリ SIMM を取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ネットワーク処理エンジンを前述の手順と同じ向きにします(ハンドルが向こう側、コネクタ エッジが手前)。最初の SIMM は一番奥のソケットに取り付けます。一番手前のソケットには、最後の SIMM を取り付けます。
ステップ 2 静電気防止用袋から新しい SIMM を取り出します。
(注) NPE-100、NPE-150、または NPE-200 の DRAM エラーを防ぎ、起動時にシステムが正しく初期化されるようにするには、DRAM バンク 0(ソケット U18 および U25、または U11 および U25)に、同タイプの SIMM を 2 つ搭載しておく必要があります。バンク 1(ソケット U4 および U12、または U42 および U52)に同タイプの SIMM を 2 つ搭載することもできますが、バンク 0 には、常に最大サイズの SIMM が 2 つ搭載されていなければなりません。
図 9-8 Cisco 7200 シリーズのメイン メモリ SIMM
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ステップ 3 SIMM のコネクタ エッジ(金属フィンガ)が下、コンポーネント側が手前になるような向きに SIMM を置きます (図 9-8 を参照)。
ステップ 4 親指と中指で SIMM の両側を挟むように持ちます。その際、人差し指はコネクタ エッジと反対側の端を押さえるようにします。
ステップ 5 SIMM をソケットとほぼ同じ角度に傾けて、コネクタ エッジ全体をソケットに差し込みます。
ステップ 6 SIMM の端にスプリング ラッチがかかるまで、静かに SIMM をソケットに押し込みます。必要に応じて、SIMM を前後に軽く揺らしながら、正しく装着します。
ステップ 7 残りの SIMM に対しても、ステップ 静電気防止用袋から新しい SIMM を取り出します。~ SIMM の端にスプリング ラッチがかかるまで、静かに SIMM をソケットに押し込みます。必要に応じて、SIMM を前後に軽く揺らしながら、正しく装着します。の手順を繰り返します。
ステップ 8 すべての SIMM を取り付けたあとで、ガイド穴(各 SIMM に 2 つある)を全部調べ、スプリング ラッチが見えることを確認します。見えない場合、SIMM は正しく装着されていません。SIMM の位置がずれている場合は、慎重に SIMM を取り外し、再度ソケットに装着してください。スプリング ラッチがきちんとかかるまで、SIMM をソケットの奥に押し込みます。
これで、SIMM の交換手順は完了です。「NPE または NSE の取り付け」に進んでください。
ここで説明する手順が当てはまるのは、NPE-175、NPE-225、NPE-300、または NSE-1 の SDRAM DIMM をアップグレードまたは交換する場合だけです。NPE-175、NPE-225、および NSE-1 の SDRAM DIMM は、ソケット U15 に取り付けられています。NPE-300 のユーザ設定可能な 2 つの SDRAM DIMM は、ソケット U45 および U44 に取り付けられています。
(注) NPE-300 には、SDRAM のバンクが 2 つあります。どちらの SDRAM バンクも、すべてのパケット メモリ処理に使用されます。ただし、バンク 0 はパケット メモリ専用であり、出荷時に固定構成に設定されます。
バンク 1 には、ユーザに設定可能な 2 つの SDRAM スロット、つまり DIMM スロット 2 と DIMM スロット 3 があります(第 3 章「NPE-300 および NPE-400 の概要」の「コンポーネント」を参照)。バンク 1 の両スロットには、異なるサイズの DIMM を搭載できます。ただし、スロット 2 の DIMM のサイズは、スロット 3 の DIMM のサイズと同じか、それより大きくなければなりません。スロット 3 の DIMM のサイズはゼロでもかまいません。
(注) 必ず、シスコ提供の SDRAM DIMM を使用してください。
ステップ 1 システムの電源をオフにして、システムからネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンを取り外します (「NPE または NSE の取り外し」の手順を参照)。
ステップ 2 ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンを静電気防止用マットまたはシートの上に置きます。リスト ストラップなどの静電気防止用器具を必ず着用してください。
ステップ 3 DIMM の位置を確認し、取り外す DIMM が手前にくるように、ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンの向きを変えます。
ステップ 4 DIMM に付いている DIMM ソケット ラッチを開いて、ソケットから DIMM を外します (図 9-9図 9-9を参照)。DIMM は、ソケットにしっかりと装着されているので、取り外すのに多少力をかける必要があります。
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(注) NPE-175、NPE-225、および NPE-300 上の SDRAM DIMM ソケットは、基板に対して水平であり、傾斜していません。
ステップ 5 DIMM ソケット ラッチが開いたら、親指と人差し指で DIMM の端を持ち、ソケットから完全に引き出します (図 9-10図 9-10 を参照)。
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DIMM を取り扱うときは、必ず端だけを持つようにしてください。メモリ モジュール、ピン、またはトレース(DIMM のコネクタ側の金属フィンガ)には触れないように注意してください(図 9-11図 9-11 を参照)。
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ステップ 6 静電気による損傷を防ぐため、DIMM を静電気防止用容器に入れてください。
これで、DIMM の取り外し手順は完了です。「SDRAM DIMM の取り付け」に進んでください。
(注) NPE-300 には、SDRAM のバンクが 2 つあります。どちらの SDRAM バンクも、すべてのパケット メモリ処理に使用されます。ただし、バンク 0 はパケット メモリ専用であり、出荷時に固定構成に設定されます。
バンク 1 には、ユーザに設定可能な 2 つの SDRAM スロット、つまり DIMM スロット 2 と DIMM スロット 3 があります (第 3 章「NPE-300 および NPE-400 の概要」「コンポーネント」を参照)。バンク 1 の両スロットには、異なるサイズの DIMM を搭載できます。ただし、スロット 2 の DIMM のサイズは、スロット 3 の DIMM のサイズと同じか、それより大きくなければなりません。スロット 3 の DIMM のサイズはゼロでもかまいません。
ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンを前述の手順と同じ向きにしてから、次の手順で DIMM ソケットに DIMM を取り付けます。
ステップ 1 静電気防止用容器から新しい DIMM を取り出します。
ステップ 2 親指と人差し指で DIMM を持ちます (図 9-11 を参照)。
(注) 64 MB DIMM は、コンポーネント側を下に向けなければなりません。
ステップ 3 DIMM のノッチとコネクタを合わせます。DIMM は一方向にしか差し込めません。
(注) NPE-175、NPE-225、および NPE-300 上の SDRAM DIMM ソケットは、基板に対して水平であり、傾斜していません。
ステップ 5 DIMM の端にあるソケット ラッチが閉じるまで、静かに DIMM をソケットに押し込みます (図 9-12図 9-12を参照)。必要に応じて、DIMM を前後に軽く揺らしながら、正しく装着します。
ステップ 6 DIMM を取り付けたあとで、正しく装着されているかどうかを確認します。DIMM の位置がずれている場合は、慎重に DIMM を取り外し、再度ソケットに装着してください。ソケットの最初のラッチともう一方のラッチが正しい位置に収まるまで、ソケットの奥にしっかりと DIMM を押し込みます。
ステップ 7 複数の DIMM を取り付ける場合は、ステップ 4 ~ 5 の手順を繰り返します。
これで、DIMM の交換手順は完了です。に「NPE または NSE の取り付け」進んでください。
ここでは、NPE-400の Small Outline Dual In-line Memory Module(SODIMM)の取り外し手順を説明します。
ステップ 1 システムから NPE-400 を取り外します。
ステップ 2 NPE-400 を静電気防止用マットまたはシートの上に置きます。リスト ストラップなどの静電気防止用器具を必ず着用してください。
ステップ 3 SODIMM の位置を確認します(図 9-13 を参照)。
図 9-13 NPE-400 上の SDRAM SODIMM の位置
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ステップ 4 SODIMM のスタンドオフとネジを見つけ、プラス ドライバを使用して取り外します。
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ステップ 5 交換する SODIMM のスプリング ラッチを親指で外側に引き、SODIMM を取り外します。
SODIMM のスプリングが跳ね上がるので、ソケットから簡単に引き抜くことができます。
ステップ 6 ソケットから SODIMM を外します。SODIMM にはできるだけ触れないようにしてください。特に、SODIMM のコネクタ側にあるトレース(金属フィンガ)には触れないでください。
ステップ 7 静電気による損傷を防ぐために、SODIMM を静電気防止用容器に入れてください。
ここでは、NPE-400 への SODIMM の取り付け手順について説明します。
NPE-400 の SDRAM は、1 個の SODIMM に含まれています(図 9-13図 9-13 を参照)。
ステップ 1 静電気防止用容器から新しい SODIMM を取り出します。
ステップ 2 SODIMM のコンポーネント側が上、コネクタ エッジ(金属フィンガ)が向こう側になるように SODIMM を持ちます。
ステップ 3 SODIMM をソケットとほぼ同じ角度に傾けて、コネクタ エッジ全体をソケットに差し込みます。
ステップ 4 SODIMM のスプリング ラッチがかかるまで、静かに SODIMM を押し込みます。
ステップ 5 SODIMM の位置がずれている場合は、慎重に DIMM を取り外し、再度ソケットに装着してください。スプリング ラッチがしっかりかかるまで、SODIMM をソケットに押し込みます。
これで、SDRAM SODIMM の交換手順は完了です。NPE-400 をシャーシに取り付ける手順は、を参照してください「NPE または NSE の取り付け」。
SDRAM のアップグレードまたは交換後にシステムが正常に起動しない場合、またはコンソール端末にチェックサムまたはメモリ エラーが表示される場合は、SIMM、DIMM、または SODIMM が正しく取り付けらているかどうかを確認してください。必要に応じて、システムをシャットダウンし、ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンを取り外してください。SIMM、DIMM、または SODIMM を真上と水平方向から見て確認します。正しく取り付けられていれば、どの SIMM または DIMM も他の SIMM または DIMM と同じ角度、同じ高さになっているはずです。高すぎたり低すぎたり、角度が異なっている SIMM、DIMM、または SODIMM がある場合は、取り外して再度装着します。ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンを元どおり取り付けてからシステムを再起動し、再度、インストレーション チェックを行います。
何回試してもシステムが正常に再起動しない場合は、製品を購入された代理店に連絡してください。その際、エラー メッセージや LED の状態など、問題の解決に役立ちそうな情報を前もって書き留めておいてください。
(注) ラックマウントされた Cisco 7200 VXR ルータの最下部スロットにネットワーク処理エンジンまたは I/O コントローラを取り付ける作業が困難な場合は、シャーシからポート アダプタ、ネットワーク処理エンジン、および I/O コントローラを取り外してから、再度取り付けてください。最下部スロットにネットワーク処理エンジンおよび I/O コントローラを取り付けてから、下から上に向かって順にスロットに取り付けていきます。
ルータにネットワーク処理エンジン(NPE)またはネットワーク サービス エンジン(NSE)を取り付ける手順は、次のとおりです。
(注) 以前に購入した I/O コントローラを使用している Cisco 7200 VXR ルータに、NPE-175、NPE-225、NPE-300、NPE-400、または NSE-1 を取り付ける場合は、I/O コントローラのブート ヘルパー イメージをアップグレードする必要があります。
I/O コントローラのブート ヘルパー イメージをアップグレードする手順については、オンライン マニュアルの『Memory Replacement Instructions for the Network Processing Engine or Network Services Engine and Input/Output Controller』を参照してください。
ステップ 1 ルータの電源をオフにし、ルータおよび電源から入力電源コードが接続解除されていることを確認します。「ルータの電源オフおよび入力電源の接続解除」を参照してください。
ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップを、手首およびシャーシの塗装されていない面に装着します。
ステップ 3 静電気防止用袋からネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンを取り出します。
ステップ 4 ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンの金属製フレームの端を両手で持ち、プリント基板のコンポーネント面を上向きにします (図 9-16 を参照)。
ステップ 5 ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンのプリント基板の両端を、ネットワーク処理エンジン用スロット ガイドに合わせます。
(注) NPE-175 および NPE-225 の場合は、ネットワーク処理エンジンの金属製フレームの両端をガイドに合わせます。
(注) NPE-300 および NPE-400 を使用できるのは、Cisco 7200 VXR ルータおよび Cisco uBR7246VXR ルータだけです。NPE-300 および NPE-400 は、Cisco 7200 シリーズ ルータ(7202、7204、7206)および Cisco uBR7200 シリーズ ルータ(Cisco uBR7223、Cisco uBR7246)には取り付けられない構造になっています。
(注) NSE-1 を使用できるのは、Cisco 7200 VXR ルータだけです。Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータには取り付けられない構造になっています。
図 9-16 Cisco 7200 VXR ルータのスロット ガイドへの NPE の位置合わせ
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図 9-17 Cisco uBR7200 シリーズのスロット ガイドへの NPE の位置合わせ - Cisco uBR7246 の場合
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ステップ 6 シャーシ スロットにネットワーク処理エンジン全体をゆっくりと差し込み、ルータのミッドプレーンにコネクタが装着された手応えがあるまで押します。
ステップ 7 No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、ネットワーク処理エンジン上の非脱落型ネジを締め、ネットワーク処理エンジンをルータのミッドプレーンに固定します。
(注) 非脱落型ネジを締めるまで、ネットワーク処理エンジンはルータのミッドプレーンに完全には装着されません。
ステップ 8 ルータから電源モジュールを取り外した場合は、電源モジュールを取り付けます (Cisco 7200 シリーズ ルータに電源モジュールを取り付ける場合は、「AC 入力電源モジュールまたは DC 入力電源モジュールの取り外しおよび取り付け」を参照)。
ステップ 9 ルータ前面をラックから引き出した場合は、ルータをゆっくりとラックに戻します。
ステップ 10 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、ラックの前面取り付け板にルータを固定するネジを締めます。
これで、Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータでのネットワーク処理エンジンの交換手順は完了です。
ここでは、Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、および Cisco uBR7200 シリーズ ルータを入力電源に再接続し、ルータの電源投入し、システムが正常に起動するかどうかを確認する手順について説明します。
警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 10
(注) 以前に購入した I/O コントローラを使用している Cisco 7200 VXR ルータに、NPE-175、NPE-225、NPE-300、NPE-400、または NSE-1 を取り付ける場合は、I/O コントローラのブート ヘルパー イメージをアップグレードする必要があります。
I/O コントローラのブート ヘルパー イメージをアップグレードする手順については、オンライン マニュアルの『Memory Replacement Instructions for the Network Processing Engine or Network Services Engine and Input/Output Controller』を参照してください。
該当する項を参照し、Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、または Cisco uBR7200 シリーズ ルータに AC 入力電源または DC 入力電源を再接続してください。
• 「Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータの AC 入力電源の再接続」
• 「Cisco uBR7200 シリーズ ルータの AC 入力電源の再接続」
• 「Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータの DC 入力電源の再接続」
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータを AC 入力電源に再接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します。
図 9-18 Cisco 7200 シリーズ ルータの AC 入力電源の接続
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ステップ 2 ケーブル固定クリップを引き上げて AC レセプタクルから外し、電源コードを差し込みます。
ステップ 3 ケーブル固定クリップを引き下げてコネクタにはめ込み、電源モジュールの AC レセプタクルにケーブルを固定します。ケーブル固定クリップによって、AC 電源コードにストレイン レリーフが施されます。
ステップ 4 AC 電源モジュールのコードを AC 電源に接続します。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、120 VAC で動作する AC 入力電源モジュール 1 台につき、最低 5A が必要です。
Cisco 7200 シリーズ ルータには 120 VAC、15A レセプタクル(米国)、または 240 VAC、10A(海外)の電源を推奨します。
ステップ 5 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 1~ 4 の手順を繰り返します。
これで、Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータに AC 入力電源を再接続する手順は完了です。「ルータの電源投入」に進んでください。
図 9-19 Cisco uBR7200 シリーズ ルータの AC 入力電源の接続
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Cisco uBR7200 シリーズ ルータを AC 入力電源に再接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します。
ステップ 2 ケーブル固定クリップを左に寄せて AC レセプタクルから外し、電源コードを差し込みます。
ステップ 3 ケーブル固定クリップを右に寄せてコネクタにはめ込み、電源モジュールの AC レセプタクルにケーブルを固定します。ケーブル固定クリップによって、AC 電源コードにストレイン レリーフが施されます。
ステップ 4 AC 電源モジュールのコードを AC 電源に接続します。
(注) Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、120 VAC で動作する AC 入力電源モジュール 1 台につき、最低 7A が必要です。
Cisco uBR7200 シリーズ ルータには、120 VAC、15 A レセプタクル(米国)、または 240 VAC、10A(海外)の電源を推奨します。
ステップ 5 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 1~ 4 の手順を繰り返します。
これで、Cisco uBR7200 シリーズ ルータに AC 入力電源を再接続する手順は完了です。「ルータの電源投入」に進んでください。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータを DC 入力電源に再接続する手順は、次のとおりです。
(注) DC 入力電源モジュールの導線のカラー コーディングは、設置場所の DC 電源のカラー コーディングによって異なります。通常、アースには緑色または黄緑色が使用されています。DC 入力電源モジュールで選択した導線カラー コーディングと、DC 電源で使用されている導線カラー コーディングが一致している必要があります。
警告 以下の手順を行う前に、回路短絡や感電事故を防ぐため、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。ステートメント 322
警告 装置を取り付けるときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 42
ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します。
ステップ 2 -V 導線および +V 導線に電流が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。
図 9-20 Cisco 7200 シリーズ ルータの DC 入力電源の接続
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ステップ 3 必要に応じて、ワイヤ ストリッパを使用して、-V 導線、+V 導線、およびアース線の先を 0.55 インチ(14 mm)ほどむき出しにします(ステップ 3 を参照)。
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ステップ 4 アース線のむき出し部分を DC 入力電源モジュールのアース線レセプタクルに完全に差し込み、3/16 インチ マイナス ドライバを使用してレセプタクルのネジを締めます。
ステップ 5 +V 導線のむき出し部分を +V 導線のレセプタクルに完全に差し込み、3/16 インチ マイナス ドライバを使用してレセプタクルのネジを締めます。-V 導線についても同じ手順を繰り返します。
(注) 導線の端のむき出し部分がレセプタクルに完全に挿入されていることを確認してください。導線の挿入後にむき出し部分がはみ出す場合は、レセプタクルから導線を外し、ワイヤ ストリッパでむき出し部分の端をカットし、ステップ 5の手順を繰り返してください。
ステップ 6 アース線、+V および -V DC 入力導線に対応するレセプタクルのネジを締めてから、導線を電源モジュールの前面プレートに固定します。
保管しておいたケーブル タイを使用して、3 本の導線を固定します。
(注) アース線、+V および -V DC 入力導線を電源モジュールの前面プレートに固定するときは、アース線に多少のサービス ループを残してください。そうすることで 3 本の導線全部が強く引っ張られたときに、電源モジュールから最後に接続解除される導線がアース線になります(図 9-20 を参照)。
ステップ 7 -V 導線および +V 導線に電流を流します。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータには次の電流が必要です。
24 VDC で動作する DC 入力電源モジュール 1 台につき、最低 19 A が必要です。
48 VDC で動作する DC 入力電源モジュール 1 台につき、最低 13 A が必要です。
60 VDC で動作する DC 入力電源モジュール 1 台につき、最低 8 A が必要です。
この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっているという前提で設計されています。すべての電流導体には、指定されたヒューズまたは回路ブレーカー(最低 35A、60 VDC)を必ず使用してください。安全のため、電気容量に適合した屋内配線および回路ブレーカーを使用してください。
ステップ 8 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 1~ 7 の手順を繰り返します。
これで、Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータに DC 入力電源を再接続する手順は完了です。「ルータの電源投入」に進んでください。
Cisco uBR7246VXR ルータに DC 入力電源を再接続する手順は、次のとおりです。
(注) DC 入力電源モジュールの導線のカラー コーディングは、設置場所の DC 電源のカラー コーディングによって異なります。通常、アースには緑色または黄緑色が使用されています。DC 入力電源モジュールで選択した導線カラー コーディングと、DC 電源で使用されている導線カラー コーディングが一致している必要があります。
警告 以下の手順を行う前に、回路短絡や感電事故を防ぐため、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。ステートメント 322
警告 装置を取り付けるときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 42
ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します。
ステップ 2 -V 導線および +V 導線に電流が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。
図 9-22 Cisco uBR7246VXR ルータの DC 入力電源の接続
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ステップ 3 必要に応じて、ワイヤ ストリッパを使用して、-V 導線、+V 導線、およびアース線の先を 0.55 インチ(14 mm)ほどむき出しにします。
(注) Cisco uBR7246VXR ルータの場合、DC 入力電源モジュールのアース線は、M5 接地用レセプタクルに接続される 2 穴のアース ラグになっています。このアース線はむき出しにする必要はありません。
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ステップ 4 アース線の 2 穴のアース ラグを M5 接地用レセプタクルに M5 ナットで結合します。8 mm レンチまたはナット ドライバ(または調整レンチ)を使用して、ナットを締めます (図 9-24 を参照)。
ステップ 5 +V 導線のむき出し部分を +V 導線のレセプタクルに完全に差し込み、3/16 インチ マイナス ドライバを使用してレセプタクルのネジを締めます。-V 導線についても同じ手順を繰り返します。
(注) 導線の端のむき出し部分がレセプタクルに完全に挿入されていることを確認してください。導線の挿入後にむき出し部分がはみ出す場合は、レセプタクルから導線を外し、ワイヤ ストリッパでむき出し部分の端をカットし、ステップ 5の手順を繰り返してください。
ステップ 6 アース線、+V および -V DC 入力導線に、レセプタクルのネジまたはアースのナットを締めてから、導線を電源モジュールの前面プレートに固定します。
ステップ 7 電源モジュールの前面プレート上にある 2 つのストレイン レリーフ ボルトの間に、+V 導線および -V 導線を通します。
(注) アース ラグに接続する導線には、サービス ループを作る必要はありません。この導線は +V 導線および -V 導線から離れており、2 つの M5 ナットによって M5 レセプタクルに固定されているためです。
ステップ 8 +V 導線および -V 導線を覆うストレイン レリーフ カバーを取り付け、7 mm レンチまたはナット ドライバ(または調整レンチ)で 2 つの M4 ナットを締め、カバーをストレイン レリーフ ボルトに固定します。
図 9-24 Cisco uBR7246VXR ルータの DC 入力電源モジュールでのストレイン レリーフ カバーの取り付け
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ステップ 9 -V 導線および +V 導線に電流を流します。
(注) Cisco uBR7246VXR ルータの場合、DC 入力電源モジュール 1 台の定格は 14A、700 VA です。
この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっているという前提で設計されています。すべての電流導体には、指定されたヒューズまたは回路ブレーカー(最低 35A、60 VDC)を必ず使用してください。安全のため、電気容量に適合した屋内配線および回路ブレーカーを使用してください。
ステップ 10 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 1~ 9 の手順を繰り返します。
これで、Cisco uBR7246VXR ルータに DC 入力電源を再接続する手順は完了です。次の「 ルータの電源投入 」に進んでください。
電源モジュールを搭載している Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco7200 VXR ルータ、または Cisco uBR7200 シリーズ ルータに電源を投入する手順は、次のとおりです。
– 各ポート アダプタがスロットに挿入され、ポート アダプタ レバーがロックの位置になっている。
– ネットワーク処理エンジンおよび I/O コントローラが各スロットに取り付けられ、非脱落型ネジが締められている。
– すべてのネットワーク インターフェイス ケーブルがポート アダプタに接続されている。
– 各ケーブル インターフェイス ラインカードがスロットに挿入され、非脱落型ネジが締められている(Cisco uBR7200 シリーズ ルータだけ)。
– PC カードまたはフラッシュ ディスクが PC カード スロットの 1 つに挿入されている。
(注) フラッシュ ディスクは Cisco 7200 シリーズ ルータのスロット 0 またはスロット 1 のどちらにでも取り付けられます。
– 各 AC 入力電源コードが接続され、ケーブル固定クリップで固定されている(AC 入力電源モジュールの場合)。
– Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、各 DC 導線が電源モジュールの前面プレートに接続され、ケーブル タイで固定されている。
– Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、各 DC 導線が接地用レセプタクルおよび +V と -V 導線のストレイン レリーフ カバーに M5 ナットで固定されている(DC 入力電源モジュールの場合)。
– 各 DC 導線が電源モジュールに接続され、固定されている(DC 入力電源モジュールの場合)。
– 回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを固定していたテープをはがし、回路ブレーカーのハンドルをオン(|)の位置に戻し、電力が復旧されている(DC 入力電源モジュールの場合)。
ステップ 2 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチをオン(|)の位置にします。ルータに 2 台めの電源モジュールが搭載されている場合は、この手順を繰り返します。電源モジュールの緑色の OK LED が点灯します。
(注) ルータの電源を投入した場合、次に電源をオフにするまでに、30 秒以上待つ必要があります。
ステップ 3 ファンの音を確認します。ただちに作動音が聞こえるはずです。
ステップ 4 ブート プロセス中に、SYSTEM LED を確認します。ほとんどのポート アダプタの LED は、不規則に点滅します。点灯し、いったん消灯してから、短い間点灯する LED もあります。I/O コントローラの I/O POWER OK LED は、ただちに点灯します。
ステップ 5 初期化プロセスを確認します。(数秒後)システム ブートが完了すると、ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンがポート アダプタおよび I/O コントローラの初期化を開始します。この初期化中、各ポート アダプタの LED 表示はさまざまです(ほとんどの LED は点滅します)。初期化が完了すると、各ポート アダプタおよび Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル インターフェイス ラインカードの ENABLED LED が点灯します。また、コンソール画面に次のようなスクリプトおよびシステム バナーが表示されます。
これで、入力電源を接続してルータの電源を投入する手順は完了です。また、Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、または Cisco uBR7200 シリーズ ルータにネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンを取り付ける手順も、これで完了です。