この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、設定およびトラブルシューティングについて説明します。トラブルシューティング関連の情報には、一般的な show コマンド、NSE-1 固有の show コマンド、およびエラー メッセージが含まれます。また、ネットワーク サービス エンジンの取り外しまたは取り付け作業を簡単にするために行う、電源モジュールの取り外し手順について説明しています。この章の内容は、次のとおりです。
• 「Cisco IOS Release 12.2 の起動の変更」
• 「NPE-G1 または NPE-G2 のトラブルシューティング」
• 「NPE-100 ~ NPE-400 のトラブルシューティング」
Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)NPE-100 ~ NPE-400 は、設定できません。設定作業はありません。
NPE-G1 および NPE-G2 の設定作業については、 第 7 章「NPE-G1 および NPE-G2 の取り付けおよび設定」 を参照してください。
デフォルトでは、Parallel eXpress Forwarding(PXF)プロセッサがイネーブルに設定されています。PXF プロセッサがディセーブルになっている場合、IP パケット スイッチングおよび高速化機能を活用するには、PXF プロセッサをイネーブルに設定する必要があります。
(注) PXF プロセッサをイネーブルにする前に、IP ルーティングおよび IP CEF スイッチングをオンに設定する必要があります。
PXF プロセッサを手動でディセーブルまたはイネーブルにするには、ip pxf グローバル コマンドを 使用します。PXF プロセッサが現在サポートしている Cisco IOS 機能の一覧については、Cisco.com にアクセスし、Cisco 7200 製品の NSE-1 に関する資料を検索してください。
Cisco IOS Release 12.2 では、起動シーケンス中の ROM モニタ(ROMmon)の動作が変更されました。従来は、起動シーケンス中にブレーク信号を送信して ROMmon を開始したあと、すぐに boot コマンドを使用して、新しい Cisco IOS イメージを起動することができました。
ルータが Cisco IOS Release 12.2 に基づくブート イメージを使用している場合は、この処理は実行できません。ブート プロセスを中断した場合に、ハードウェアおよびソフトウェアのレジスタ状態が不明になることがあるためです。Cisco IOS Release 12.2 ブート イメージを使用している場合は、この方法の代わりに、次の手順を使用します。
ステップ 1 ルータのコンソール プロンプトから BREAK 信号を送信して、ブート プロセスを中断し、ROMmon を開始します。
ステップ 2 confreg 0x0 コマンドを使用して、ROMmon を起動するようにコンフィギュレーション レジスタを設定します。
ステップ 3 reset コマンドを使用して、NPE をリセットし、ROMmon を起動します。これにより、すべてのレジスタ状態が既知のまま、ROMmon が整然と起動します。
ステップ 4 confreg 0x2102 コマンドを使用して、Cisco IOS イメージを起動するようにコンフィギュレーション レジスタを設定します。
ステップ 5 boot コマンドを使用して、目的の Cisco IOS イメージを起動します。
ここで説明する手順は、NPE-G1、NPE-G2、Cisco uBR7200-NPE-G1、または Cisco uBR7200-NPE-G2 に I/O コントローラが搭載されていないことが前提です。特に明記されていないかぎり、NPE-G1 という用語はすべて NPE-G1 および Cisco uBR7200-NPE-G1 の両方を表します。また、特に明記されていないかぎり、NPE-G2 という用語はすべて NPE-G2 および Cisco uBR7200-NPE-G2 の両方を表します。
(注) NPE-G2 には、ブート イメージを含むソフトウェア イメージのファイル名のプレフィクスが「c7200p-」である、独自の Cisco IOS ソフトウェア イメージがあります。NPE-G2 は、プレフィクスが「c7200-」のソフトウェア イメージでは起動しません。以前のネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンは、「c7200p-」のブート イメージでは起動しません。これらには、プレフィクス「c7200-」のものが使用されます。
(注) Cisco uBR7200-NPE-G2 には、プレフィクスが「ubr7200p」である独自の Cisco IOS ソフトウェア イメージがあります。
NPE-G1 または NPE-G2 ROMmon アップグレードのエラー メッセージについては、「ROMmon アップグレード エラー メッセージ」を参照してください。
(注) NPE-G1 または NPE-G2 とともに I/O コントローラが搭載されている場合、ここでの説明が当てはまるのは、EN(イネーブル)LED および LINK LED に関する情報だけです。
ここで説明する手順は、NPE-G1/NPE-G2 およびルータそのものが工場出荷時の設定であり、コンフィギュレーション ファイルを変更していないことが前提です。
• NPE-G1 の POWER ON LED または NPE-G2 の PWR OK LED が予想に反して点灯しない場合は、ルータの電源をいったん切り、NPE-G1 または NPE-G2 をスロットに装着し直してから、ルータを再起動してください。
それでも POWER ON LED または PWR OK LED が点灯しない場合は、プロセッサ ハードウェア障害が検出されています (正常に稼動しているときはこの LED が点灯しています)。購入された代理店にご連絡ください。
• ギガビット イーサネット RJ-45 ポートを選択していて、EN(イネーブル)LED が点灯しない場合は、別のケーブルを使用してみてください。それでも EN LED が点灯しない場合は、ソフトウェアで RJ-45 メディアが選択されているかどうかを確認します。「ネイティブ ギガビット イーサネット GBIC ポート、SFP ポート、 または RJ-45 ポートのメディア タイプの変更」を参照してください。
• Gigabit Interface Converter(GBIC; ギガビット インターフェイス コンバータ)メディアまたは SFP メディアを選択していて、EN LED が消灯している場合、LED の動作は正常です。GBIC ポートまたは SFP ポートが正常に動作していないと考えられる場合は、別の GBIC または別の SFP モジュール、あるいは別のケーブルを取り付けてみてください。さらに、ソフトウェアで、光ファイバ メディアが選択されているかどうかを確認してください。「ネイティブ ギガビット イーサネット GBIC ポート、SFP ポート、 または RJ-45 ポートのメディア タイプの変更」を参照してください。
それでも LED が正常に動作しない場合は、購入された代理店にご連絡ください。
• LINK LED がいずれかのギガビット イーサネット メディアを使用している場合に限って点灯しない場合は、以下を行ってください。
– ソフトウェアで正しいメディア タイプが選択されているかどうかを確認します。「ネイティブ ギガビット イーサネット インターフェイスの設定」を参照してください。
– メディア ケーブルの動作が正常であり、NPE-G1 または NPE-G2 に正しく接続されているかどうかを確認します。
– GBIC モジュールを使用している場合は、GBIC モジュールが NPE-G1 に接続されているかどうかを確認します。SFP モジュールを使用している場合は、SFP モジュールが NPE-G2 に接続されているかどうかを確認します。
それでも LED が正常に動作しない場合は、購入された代理店にご連絡ください。
• CompactFlash ディスク スロットを使用していて、NPE-G1 の SLOT ACTIVE LED または NPE-G2 の CF ACTV LED が点灯しない場合は、別の CompactFlash ディスクを挿入してみてください。それでも NPE-G1 の SLOT ACTIVE LED または NPE-G2 の CF ACTV LED が点灯しない場合は、購入された代理店にご連絡ください。
• ルータ上で稼動している Cisco IOS のリリースを確認します。必要最小限のソフトウェア リリース情報については、「ソフトウェア要件」を参照してください。
ここで説明する手順は、I/O コントローラ、ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジン、およびルータそのものが工場出荷時の設定であり、コンフィギュレーション ファイルを変更していないことが前提です。
I/O コントローラの ENABLED LED が予想に反して点灯しない場合は、ルータの電源をいったん切り、ネットワーク処理エンジンまたはネットワーク サービス エンジンをスロットに装着し直してから、ルータを再起動してください。
それでも ENABLED LED が点灯しない場合は、プロセッサ ハードウェア障害が検出されています (正常に稼動しているときはこの LED が点灯しています)。購入された代理店にご連絡ください。
ルータ上で稼動している Cisco IOS のリリースを確認します。必要最小限のソフトウェア リリース情報については、「ソフトウェア要件」を参照してください。
ルータに搭載された NPE または NSE、ハードウェア、およびソフトウェアに関する情報を得るには、グローバル コマンドの show version または show c7200 を使用します。各コマンドの例を示します。
システム ハードウェアのコンフィギュレーション(NPE または NSE、およびソフトウェア バージョンも含む)を表示するには、show version コマンドを使用します。
次の show version コマンドの出力例では、Cisco 7206 VXR ルータに搭載された NPE-400 に関する情報を示しています。
次の例では、Cisco 7206 VXR ルータに搭載されている NSE-1 に関する情報を示しています。
ルータに関する情報を取得するには、show c7200 コマンドを使用します。
NPE-G2 では、 show environment コマンドの出力がわずかに変更されました。NPE-G2 での show environment コマンドの出力に加えられた変更については、次の URL にある『 NPE-G2 Support for the show environment Command 』を参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_4/12_4x/12_4_4xd/showenv2.html
次に、5 種類の NSE-1 固有の show pxf コマンドおよびサブコマンドを示します。さらに、各コマンドの出力例を示します。
– show pxf accounting interface
次に show pxf accounting ? コマンドの出力例を示します。
次に、show pxf accounting summaryコマンドの出力例を示します。
次に、show pxf accounting interface コマンドの出力例を示します。
次に、show pxf crash コマンドの出力例を示します。
次に、 show pxf info コマンドの出力例を示します。
show pxf interface コマンドを使用すると、ルータ内のインターフェイスの概要およびこれらのインターフェイス上でイネーブルに設定されている PXF 機能が表示されます。次に、show pxf interface コマンドの出力例を示します。
次に、特定の機能に対する show pxf feature ?コマンドの出力例を示します。
PXF プロセッサがクラッシュまたはハングした場合は、Syslog でエラー メッセージをチェックしてください。
次のメッセージのようなエラー メッセージが見つかる場合があります。
• PXF プロセッサがクラッシュしてエラー メッセージが以下の場合
対処方法:show pxf crash コマンドを実行して、詳細情報を入手します。
• PXF プロセッサがハングしてエラー メッセージが以下の場合
このエラー メッセージが表示された場合、PXF プロセッサは HALT ステートになっています。起動中、PXF プロセッサはエラー ステートなので、起動できません。
• PXF プロセッサがクラッシュしてエラー メッセージが以下の場合
このメッセージは、PXF プロセッサが重大なエラーのためにクラッシュしたことを表します。
(注) オンラインで最新の製品マニュアルを利用できます。マニュアルのアクセス方法については、「マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート」を参照してください。
通常の Cisco IOS パケット デバッグ機能をすべてイネーブルにするには、PXF をディセーブルにします。コンフィギュレーション モードで、次のように no ip pxf コマンドを使用します。
Cisco IOS デバッグ コマンドを使用して、問題のトラブルシューティングを行います。
(注) オンラインで最新の製品マニュアルを利用できます。マニュアルのアクセス方法については、「マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート」を参照してください。
この項を参考にして、PXF に関する問題のトラブルシューティングを行ってください。
PXF パスでサポートされない標準の Cisco IOS 統計情報は、次のとおりです。
• ポリシングも Class-Based Weighted Fair Queuing(CBWFQ; クラスベース WFQ)も設定されていないクラスに関するクラス一致統計情報
PXF でサポートされない機能は、Route Processor(RP; ルート プロセッサ)が引き受けるので、RP の CPU 使用率が上昇する可能性があります。
show pxf accounting summary コマンドを入力すると、PXF の CPU 使用率情報が表示されます。
PXF には 16 のプロセッサがあり、トラフィック レートが低い場合、同時に使用されるのはそのうちの 1 つだけです。プロセッサのうちの 1 つが動作しているだけでも、すべての PXF プロセッサが多少遅くなります。トラフィック レートが高くなると、同時に多数の PXF プロセッサが動作しますが、さらに低速になることはありません。
RP の CPU 使用率が高い場合、PXF プロセッサから RP にパケットが渡されていることが原因になっている可能性があります。 show pxf accounting summary コマンドを入力すると、渡された回数と原因を調べることができます。
(注) CPU 使用率はパケットの負荷が大きくなるにしたがって、効率的になります。たとえば、システムのユーザ負荷が 33% しかないときに、CPU が 60% で稼動している場合、ユーザが 100% になったからといって、180% の CPU が必要になるわけではありません。最初の 60% という CPU 使用率のうち、ある程度はオーバーヘッドによるものであり、これはパケット負荷に比例して増大するものではありません。
インターフェイスでのパケット無視は、高い CPU の使用率に起因することがあります。 show interfaces コマンドを使用すると、入力無視があった場合に表示されます。
パケットが無視されるのは、CPU を使用できないために新しいパケットを受け付けることができなかった場合です。この状況は、ルータがトラフィックの過負荷状態の場合に発生しますが、インターフェイス障害が原因になることもあります。すべてのインターフェイスで無視が生じている場合は、ルータがトラフィックの過負荷状態であるか、またはインターフェイスの最大伝送ユニット(Maximum Transmission Unit; MTU)と一致する空きバッファがプールに不足していると考えられます。後者の場合、無視カウンタの増加に続いて、バッファなしを示すカウンタも増加します。
インターフェイスの出力保持キューに設定したバッファ数が多すぎると、そこでメモリが使用されてしまい、入力パケットのドロップを招く可能性があります。 show running-config コマンドおよび show interfaces コマンドを入力し、着信パケット インターフェイスの状況を調べてください。
PXF は、同一ポリシー クラスでプライオリティとポリシングを設定することをサポートしません。
PXF パスでサポートされている機能が動作していない可能性がある場合は、PXF がパケットを渡すべきときに渡さなかったことが考えられます。特定のインターフェイスだけでその機能を実行している場合、PXF がそのインターフェイスでサポートしない機能を設定することによって、PXF にパケットを受け渡すよう強制することができます。
PXF は、出力 QoS キューイングが設定されているインターフェイス上の、発信トラフィック キューを管理します。このインターフェイスを宛先とするすべてのトラフィックは、QoS Fast-send パケットというルータからのキープアライブ パケットと、QoS Enqueue パケットという Cisco IOS でスイッチングされるパケットの両方を含め、PXF が処理しなければなりません。QoS Enqueue または QoS Fast-send パス上のトラフィックが多すぎると、QoS 機能が停止することがあります。 show pxf accounting summary 機能を使用すると、QoS Fast-send パケットおよび QoS Enqueue パケットが表示されます。
無視されたパケット数とバッファなしの回数が増えた場合、出力 WFQ(Weighted Fair Queuing; 重み付け均等化キューイング)キューが長すぎる可能性があります。デフォルトのクラス ポリシーの一部として、class-default クラスに使用させるために確保しておくダイナミック キューの数を指定するには、 fair-queue ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用します。次に、例を示します。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco 7200 VXR ルータに搭載されている電源モジュールの重量によって、ネットワーク処理エンジンをシャーシ スロットから取り出しにくい場合があります。このような場合は、先に電源モジュールをシャーシから取り外し、そのあとでネットワーク処理エンジンを取り外します。ここでは、Cisco 7200 シリーズ ルータでの AC 入力電源モジュールまたは DC 入力電源モジュールの取り外しおよび取り付け手順について説明します。
(注) Cisco uBR7200 シリーズ ルータでは、ネットワーク処理エンジンを電源モジュールの上に搭載します。したがって、Cisco uBR7200 シリーズ ルータでは電源モジュールを取り外さなくても、ネットワーク処理エンジンをシャーシ スロットから取り出せます。
Cisco 7200 シリーズ ルータからの取り外し手順は、AC 入力電源モジュールも DC 入力電源モジュールもまったく同じです。これら 2 種類の電源モジュールは、AC 入力電源モジュールには AC 入力レセプタクル、DC 入力電源モジュールには DC 入力レセプタクルが付いている点を除けば、寸法も前面プレートも同じです。
Cisco 7200 シリーズ ルータから AC 入力電源モジュールまたは DC 入力電源モジュールを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっており、電源モジュールが入力電源から接続解除されていることを確認します (「NPE または NSE の取り外しおよび取り付け」を参照)。
(注) ルータの電源をオフにした場合、次に電源を投入するまでに、30 秒以上待つ必要があります。
ステップ 2 No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、電源モジュールの前面プレートにある 2 つの非脱落型ネジを緩めます (図 10-1 を参照)。
ルータを標準的な 19 インチの 4 支柱ラックまたは Telco タイプ ラックに設置していない場合は、ステップ 6 に進んでください。ルータをラックに設置している場合は、ラックの電源ストリップなどの付属品が障害物になって、電源モジュールの取り扱いに支障をきたさないかどうかを確認します。ラックの付属品のために電源モジュールが扱いにくい場合には、ステップ 3に進んでください。
図 10-1 電源モジュールの非脱落型ネジおよびハンドル:Cisco 7200 シリーズの AC 入力電源モジュール
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ステップ 3 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、ラックの前面取り付け板にルータを固定しているネジを緩めます。
ステップ 4 ラックの前面で少なくとも 1 人の補助者が、ルータの前面底部を支えるようにします。
ステップ 5 ラックの後ろ側から、ルータの前面をラックの外に慎重に押し出し、電源モジュール取り外し作業のための十分な隙間を確保します。
ステップ 6 電源モジュールのハンドルを持ち、電源モジュールをルータから引き出します。
ステップ 7 2 台めの電源モジュール(搭載されている場合)についても、ステップ 1~ ステップ 6の手順を繰り返します。
これで、Cisco 7200 シリーズ ルータから AC 入力電源モジュールまたは DC 入力電源モジュールを取り外す手順は完了です。
Cisco 7200 シリーズ ルータに AC 入力電源モジュールまたは DC 入力電源モジュールを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します。
ステップ 2 一方の手で電源モジュールのハンドルを持ち、もう一方の手で電源モジュールを下から支えます (図 10-2 を参照)。
図 10-2 電源モジュールの取り扱い:Cisco 7200 シリーズ AC 入力電源モジュール
ステップ 3 電源モジュール ベイに電源モジュールを位置合わせします。
ステップ 4 電源モジュールを電源モジュール ベイにしっかりと挿入し、電源モジュールの前面プレートがルータの背面パネルと平行になるようにします。
ステップ 5 No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、電源モジュールの非脱落型ネジを締め、電源モジュールをルータに固定します。
(注) 非脱落型ネジを締めるまでは、電源モジュールはルータのミッドプレーンに完全には固定されていません(No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用してください)。
ステップ 6 2 台めの電源モジュール(ある場合)についても、ステップ 1~ステップ 5の手順を繰り返します。
ステップ 7 2 台めの電源モジュールがない場合には、空いている電源モジュール ベイにフィラー プレートを取り付けます。No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、フィラー プレートの非脱落型ネジを締めます。
ステップ 8 ルータをラックから引き出した場合は、ルータをゆっくりとラックに戻します。
ステップ 9 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、ラックの前面取り付け板にルータを固定するネジを締めます。
(注) ルータの電源を投入した場合、次に電源をオフにするまでに、30 秒以上待つ必要があります。
これで、Cisco 7200 シリーズ ルータに AC 入力電源モジュールまたは DC 入力電源モジュールを取り付ける手順は完了です。
機器に光ケーブルを再接続する前に、すべての光コネクタを清掃することを強く推奨します。光コネクタの清掃方法に関する詳細については、『 Inspection and Cleaning Procedures for Fiber-Optic Connections 』および『 Compressed Air Cleaning Issues for Fiber-Optic Connections 』を参照してください。