この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)モデル NPE-175 および NPE-225 について説明します。内容は次のとおりです。
次の NPE は、Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータをサポートします。
次の NPE は、Cisco uBR7246VXRユニバーサル ブロードバンド ルータ、Cisco uBR7246、およびCisco uBR7223ユニバーサル ブロードバンド ルータをサポートします。
必要最小限のソフトウェア リリース情報については、「ソフトウェア要件」を参照してください。
ここでは、ネットワーク処理エンジン(NPE)のコンポーネントおよびシステム管理機能について説明します。ネットワーク処理エンジンは、Cisco 7200 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータのシステム管理機能を維持して実行します。また、NPE は、システム メモリおよび環境モニタリング機能を I/O コントローラと共有しています。
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NPE-175 および NPE-225 は、次のコンポーネントで構成されています。
• Reduced Instruction Set Computing(RISC; 縮小命令セット コンピューティング)マイクロプロセッサ
– NPE-175 には、200 MHz の内部クロック速度で動作する RM5270 マイクロプロセッサが搭載されています。
– NPE-225 には、262 MHz の内部クロック速度で動作する RM5271 マイクロプロセッサが搭載されています。
システム コントローラは、プロセッサ、DRAM、および Peripheral Component Interconnect(PCI)ベースのシステム バックプレーン バスを相互接続するためのハードウェア ロジックを提供します。NPE-175 および NPE-225 には、2 つのミッドプレーン PCI バス、および 1 つの I/O コントローラ PCI バスへのプロセッサ アクセスを提供するシステム コントローラが 1 つ搭載されています。また、このシステム コントローラにより、2 つのうちどちらかのミッドプレーン PCI バスを通じてポート アダプタから SDRAM へアクセスできるようになっています。
NPE-175 および NPE-225 では、コード、データ、およびパケットのストレージとして SDRAM が使用されています。
NPE-175 および NPE-225 には、マイクロプロセッサの 2 次キャッシュとして機能する統合キャッシュ SRAM が搭載されています (1 次キャッシュはマイクロプロセッサに組み込まれています)。
• 環境センサー× 2:シャーシから送出される冷気を監視します。
• ブート ROM:NPE-175 および NPE-225 には、Cisco IOS ソフトウェアを起動するコードが保存されるブート ROM が搭載されています。
(注) NPE-175 および NPE-225 には、パケット SRAM は搭載されていません。
ネットワーク処理エンジンは、次のシステム管理機能を実行します。
• コンソールおよび Telnet インターフェイス経由での Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)管理
• データ トラフィックのアカウンティングおよびスイッチング
• ポート アダプタの管理(Online Insertion and Removal(OIR; 活性挿抜)時の認識および初期化を含む)
• キャッシュ:容量の小さい高速アクセス メモリ。現在アクセス中のデータの一時的な保存に使用されます。プロセッサに組み込まれているか、またはプロセッサの近くに搭載されています。
• DIMM:Dual In-line Memory Module; デュアル インライン メモリ モジュール。
• DRAM:Dynamic Random-Access Memory; ダイナミック ランダムアクセス メモリ。
• 命令およびデータ キャッシュ:プロセッサに対する命令、および命令による処理の対象となるデータ。
• 組み込みキャッシュ:プロセッサに組み込まれたキャッシュ。内部キャッシュとも呼ばれます。物理的にプロセッサの外部に位置するキャッシュ メモリは、プロセッサに組み込まれていないので、外部キャッシュと呼ばれる場合があります。
• OTP:One Time Programmable; ワンタイム プログラマブル。
• 1 次、2 次、3 次キャッシュ:プロセッサ コアに対するキャッシュの近さに基づく、階層型のキャッシュ メモリ ストレージ。1 次キャッシュはプロセッサ コアに最も近く、アクセス速度は最速です。2 次キャッシュのアクセスは、1 次キャッシュより遅く、3 次キャッシュより速くなっています。
• RAM:Random-Access Memory; ランダムアクセス メモリ。
• RISC:Reduced Instruction Set Computing; 縮小命令セット コンピューティング。
• SIMM:Single In-line Memory Module; シングル インライン メモリ モジュール。
• SDRAM:Synchronous Dynamic Random-Access Memory; 同期ダイナミック RAM。
• 固定 SDRAM:固定サイズまたは固定数量の SDRAM。交換はできますが、アップグレードはできません。
• SODIMM:Small Outline Dual In-line Memory Module; スモール アウトライン デュアル インライン メモリ モジュール。
• SRAM:Static Random-Access Memory; スタティック RAM。
• 統合キャッシュ:命令キャッシュとデータ キャッシュを組み合わせたもの。たとえば、プロセッサの 1 次キャッシュには命令およびデータ用のキャッシュ メモリが個別にあり、2 次キャッシュは統合キャッシュになっている場合があります。
NPE のメモリ構成を調べるには、show version コマンドを使用します。
次の例では、Cisco 7206 VXR ルータに搭載された NPE-225 に関する情報を表示しています。
表 2-1 に NPE-175 および NPE-225 のメモリ仕様、 表 2-2 に NPE-175 のメモリ構成、 表 2-3 に NPE-225 のメモリ構成を示します。
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U5、U6、U7、U81 |
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