ルータの接続

この章は、次の項で構成されています。

IR1800 接続手順の概要

この章では、IR1800 をアース、電源、イーサネットデバイスおよびネットワークに接続する方法について説明します。

ルータを接続するための準備

デバイスにルータを接続する前に、ルータの設置の手順に従ってルータを設置します。

ルータの損傷防止

ルータの損傷を防ぐため、すべての接続が完了するまで、デバイスとルータの電源をオフにします。

危険場所の場合、宛先ポート(アンテナ、シリアル、イーサネットおよびコンソールポート)に接続する際に次の警告に従ってください。


注意    


ルータとの接続がすべて完了するまで、デバイスの電源をオンにしないでください。


PC、サーバ、またはワークステーションの接続

イーサネットスイッチポートに PC(またはその他のイーサネットデバイス)を接続する手順は、次のとおりです。

手順


ステップ 1

イーサネット ケーブルの一端をルータのイーサネット スイッチ ポートに接続します。

ステップ 2

PC、サーバ、またはワークステーションに搭載された NIC(ネットワーク インターフェイス カード)の RJ-45 ポートに、ケーブルの反対側を接続します。

ステップ 3

(任意)その他のサーバ、PC、またはワークステーションをその他のイーサネット スイッチ ポートに接続します。


コンソールポートへの PC の接続

CLI を使用してソフトウェアを設定したり、ルータの問題をトラブルシューティングしたりするには、PC をコンソールポートに接続します。

端末または PC をルータのコンソール ポートに接続し、CLI にアクセスする手順は、次のとおりです。

手順


ステップ 1

Micro-B USB 側コンソールケーブルをルータのコンソールポートに接続します。

ステップ 2

Micro-USB ケーブルのもう一端をラップトップまたは PC の USB ポートに接続します。

ステップ 3

ルータと通信するため、ラップトップまたは PC で新しいデバイスが検出されるまで待ちます。

ステップ 4

ルータと通信する適切なドライバがないという警告がラップトップや PC に表示された場合は、ドライバをコンピュータメーカーから入手するか、または次を参照してください。

https://www.silabs.com/developers/usb-to-uart-bridge-vcp-drivers


DC 電源と CAN バス配線への接続


警告


ステートメント 1005 - 回路ブレーカー

この製品は、設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。感電または火災のリスクを軽減するため、保安装置は次の定格を超えないようにします。最小 60 VDC、最大 5A



警告


ステートメント 1033 - 安全超低電圧(SELV):IEC 60950/ES1–IEC 62368 DC 電源

感電のリスクを軽減するため、この装置は、IEC 60950 に基づく安全基準の SELV 要件または IEC 62368 に基づく安全基準の ES1 および PS1 要件に適合した DC 電源、またはクラス 2 電源に接続してください。


プラグおよびピン割り当て

IR1800 は、DC 電源アクセサリキット(製品番号 PWR-MF4-125W-AC)を使用します。これは、別途発注する必要があります。IR1800 には電源入力レセプタクルがあります。次の図にピン割り当てを示します。

図 1. 電源コネクタのピン割り当て
表 1. 電源コネクタの説明

ピン番号

名前

説明

1

DC -

DC 電源マイナス(GND-)

2

CAN_P

CAN バス差分信号

3

DC +

DC 電源入力(12 V、24 V)

4

CAN_N

CAN バス差分信号

IR1800 は、CAN バスに接続しなくても設置できます。2 線ケーブル(CAB-PWR-15-MF4)を別途発注可能です。ケーブルの図を次に示します。

接続の確認

すべてのデバイスがルータに正しく接続されているかどうかを確認する場合は、すべての接続デバイスの電源を入れ、LED をチェックします。