デバイスの表示と管理

ここでは、次の内容について説明します。

オンボーディングされたデバイスの管理

[ネットワークデバイス(Network Devices)] ウィンドウには、オンボーディングしたすべてのデバイスとそのステータスが統合されたリストが表示されます。[ネットワークデバイス(Network Devices)] ウィンドウを表示するには、メインメニューから [デバイス管理(Device Management] > [ネットワークデバイス(Network Devices)] を選択します。
図 1. [ネットワーク デバイス(Network Devices)]

[ネットワークデバイス(Network Devices)] ウィンドウ内で次のタスクを実行できます。

デバイスの IP アドレスリンクをクリックすると、ポップアップウィンドウに各デバイスに関する次の情報が表示されます。

  • デバイスの仕様、接続の詳細、ルーティング情報、および詳細インベントリ収集を含む [詳細(Details)] タブ。

  • アラームのシビラティ(重大度)、送信元、カテゴリ、条件などの情報が表示される [アラーム(Alarms)] タブ。列は、必要に応じてカスタマイズできます。

  • 製品名、製品 ID、管理ステータス、動作ステータス、およびシリアル番号が表示される [インベントリ(Inventory)] タブ。列は、必要に応じてカスタマイズできます。

  • さまざまなパフォーマンスメトリックを含む、デバイスのパフォーマンスに関する詳細情報が表示される [履歴(History)] タブ。

ユーザーのデバイスアクセスを制御または制限するには、『Cisco Crosswork Network Controller 7.0 Administration Guide』の「Manage Device Access Groups」セクションを参照してください。

デバイスの状態のモニター

Cisco Crosswork Network Controller は、管理するデバイスの到達可能性状態、および到達可能な管理対象デバイスの動作状態および NSO 状態を計算します。次の表のアイコンを使用してこれらの状態を示します。デバイスの到達可能性と動作状態をモニターすることで、接続ステータスに関するリアルタイムの情報を取得し、接続の問題を迅速に特定して解決できます。

[ネットワークデバイス(Network Devices)] ウィンドウの上部に、デバイスの到達可能性ステータスの概要が表示されます。さらに、デバイスのリストには、各デバイスの到達可能性状態、管理状態、および動作状態が表示されます。

表 1. デバイスのステータスアイコン
アイコン 意味

[到達可能性状態(Reachability State)] アイコンは、デバイスが到達可能かどうかを示します。この状態は、デバイスが [アップ(UP)] として設定されている場合に計算されます。デバイスが [ダウン(DOWN)] または [管理対象外(UNMANAGED)] の場合は計算されません。

  • [到達可能(REACHABLE)]:少なくとも 1 つのルートとデバイスが検出可能です。

  • [到達不能(UNREACHABLE)]:ルートがないか、デバイスが応答しません。

  • [不明(UNKNOWN)]:デバイスは管理対象外です。

[到達可能(Reachable)] アイコン

[到達可能(Reachable)]:設定されているすべてのプロトコルによってデバイスに到達できます。

[低下(Degraded)] アイコン

[到達可能性低下(Reachability Degraded)]:少なくとも 1 つのプロトコルでデバイスに到達できますが、そのデバイスに設定されている他の 1 つ以上のプロトコルでは到達できません。

[到達不可能(Unreachable)] アイコン

[到達不能(Unreachable)]:デバイスに設定されているプロトコルではデバイスに到達できません。

[到達可能性不明(Reachability Unknown)] アイコン

[到達可能性不明(Reachability Unknown)]:Crosswork Network Controller は、デバイスが到達可能かどうかを判断できません。

[動作状態(Operational State)] アイコンは、デバイスが動作しているかを示します。

  • デバイスが [アップ(UP)] の場合にのみ計算され、[ダウン(DOWN)] または [管理対象外(UNMANAGED)] の場合は計算されません。

  • [OK] または [エラー(ERROR)] のいずれかとなります。

  • デバイスが到達可能で検出可能な場合の動作状態は [OK]、それ以外の場合は [エラー(ERROR)] です。

[アップ(Up)] アイコン

デバイスは動作中であり、管理下にあります。すべての個別のプロトコルは「OK」(「アップ」とも呼ばれる)です。

[ダウン(Down)] アイコン

デバイスが動作していません(「ダウン」)。デバイスがオペレータによって「管理上ダウン」に設定されている場合も同じアイコンが使用されます。

[到達可能性不明(Reachability Unknown)] アイコン

デバイスの動作状態が不明です。

[低下(Degraded)] アイコン

デバイスの動作状態が低下しています。

[エラー(Error)] アイコン

デバイスの動作状態がエラー状態です。到達して動作状態を計算しようとしたときに発生したエラーが原因で、アップしていないか、または到達不能です。アイコンの横に表示される円内の数字は、最近のエラーの数を示します。これらのエラーのリストを表示するには、その数字をクリックします(エラーのアイコンバッジは、トポロジマップでは使用できません)。

[確認中(Checking)] アイコン

デバイスの動作状態は現在確認中です。

[削除中(Deleting)] アイコン

デバイスは削除中です。

[管理対象外(Unmanaged)] アイコン

デバイスは管理対象外です。

[NSO状態(NSO State)] アイコンは、デバイスが Cisco NSO と同期されているかどうかを示します。

(注)  

 

デバイスのオンボーディング後の Crosswork Network Controller と NSO 間の最初の同期では、デバイスの NSO 状態列は空白のままになります。これは、Crosswork がポリシーに基づいてデバイスを NSO と同期する必要があるかどうかを判断しておらず、初期同期でデフォルトの状態を選択できないために発生します。

同期

デバイスは Cisco NSO と同期しています。

非同期

デバイスが Cisco NSO と同期していません。


(注)  


  • XR デバイスまたは XE デバイスの場合のみ、動作状態が [OK] となるには、Crosswork Network Controller ホストとデバイスクロック間のクロックドリフトの差がデフォルトのドリフト値(2 分)以下であることも必要です。

  • 一部のタイムゾーン設定では、実際にクロックドリフトが存在しない場合にクロックドリフトエラーが発生することがわかっています。この問題を回避するには、UTC 時間を使用するようにデバイスを設定します。


タグによるネットワークデバイスのフィルタ処理

タグを作成して特定のデバイスに割り当てることで、デバイスの物理的な位置やその管理者の電子メール ID など、他のユーザーにとって重要な可能性のある追加情報を簡単に提供できます。また、タグを使用して、デバイスを一覧表示する任意のウィンドウで同じか、または類似するタグを持つデバイスを検索してグループ化することもできます。

タグでデバイスをフィルタ処理するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ネットワークデバイス(Network Devices)] を選択します。

ステップ 2

ユーザーインターフェイスの上部にある [入力してタグでフィルタ処理(Type to filter by tag)] バーに、タグ名のすべてまたは一部を入力します。

[入力してタグでフィルタ処理(Type to filter by Tags)] バーには、先行入力機能があります。入力を開始すると、これまでに入力したすべての文字に一致するタグのドロップダウンリストが表示されます。使用可能なすべてのタグをドロップダウンリストに表示するには、* を入力します。

ステップ 3

フィルタに追加するタグの名前を選択します。[入力してタグでフィルタ処理(Type to filter by tags)] フィルタバーにフィルタが表示されます。テーブルまたはマップには、そのタグを持つデバイスのみが表示されます。

ステップ 4

複数のタグでフィルタリングする場合は次の手順を実行します。

  1. フィルタの一部として設定する追加タグごとに、手順 2 と 3 を繰り返します。

  2. 必要なすべてのタグを選択したら、[フィルタの適用(Apply Filters)] をクリックします。テーブルまたはマップには、フィルタ内のすべてのタグに一致するタグを持つデバイスのみが表示されます。

ステップ 5

すべてのタグフィルタをクリアするには、[フィルタのクリア(Clear Filters)] リンクをクリックします。複数のタグを含むフィルタからタグを削除するには、フィルタ内のそのタグの名前の横にある [X] アイコンをクリックします。

ネットワーク内のデバイスに割り当てるためにタグを管理する方法については、『Cisco Crosswork Network Controller 7.0 Administration Guide』の「Manage Tags」セクションを参照してください。


デバイスの編集

デバイスを編集すると、オンボーディングされたデバイスのさまざまなデバイス設定を変更できます。管理アクセス権があることを確認し、変更を加える場合はネットワークへの影響を考慮してください。編集できるフィールドのリストについては、「ユーザーインターフェイスを使用したデバイスの追加」の [新しいデバイスの追加(Add New Device)] フィールドのテーブルを参照してください。

デバイスの情報を更新する手順は次のとおりです。

始める前に

デバイスを編集する前に、変更するデバイスの CSV バックアップをエクスポートしておくことをお勧めします。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ネットワークデバイス(Network Devices)] を選択します。

ステップ 2

(オプション)特定の列をフィルタ処理してデバイスのリストをフィルタ処理します。

ステップ 3

変更するデバイスのチェックボックスをオンにし、[Edit] アイコン をクリックします。

ステップ 4

必要に応じて、デバイスに設定されている値を編集します。

(注)  

 
  • ISIS システム ID や OSPF ルータ ID などのユーザー設定パラメータは、オンボードデバイスの Crosswork Network Controller によって自動検出されません。デバイスを編集するときに、これらのフィールドが空白になる場合がありますが、同じデバイスのトポロジページにはパラメータが表示されます。

  • 既存のフィールドに加えて、選択したデバイスに設定されているデータゲートウェイを表示することもできます。このフィールドは読み取り専用です。

  • デバイスのインポート後またはオンボーディング後は、TE ルータ ID を変更しないでください。TE ルータ ID を変更する必要がある場合は、次の手順を実行します。

    1. デバイスを Crosswork から削除します。

    2. すべての SR-PCE プロバイダーを削除します。

    3. 新しい TE ルータ ID を使用してデバイスを再度オンボーディングします。

    4. SR-PCE プロバイダを再度追加します。

    5. [ルーティング情報(Routing info)] セグメントで TE ルータ ID を更新します。

ステップ 5

[保存(Save)] をクリックします。[保存(Save)] ボタンは、すべての必須フィールドの入力が完了するまではグレー表示されます。

ステップ 6

エラーを解決し、デバイスの到達可能性を確認します。


デバイスの削除

Crosswork Network Controller からデバイスを削除すると、Crosswork のモニタリングおよび管理フレームワークから削除されます。デバイスが取り消される、再割り当てされる、置き換えられる場合、または誤って追加された場合は、デバイスを削除できます。

デバイスを削除するには、次の手順を実行します。

始める前に

  • 削除するデバイスを含んでいるバックアップ CSV ファイルをエクスポートします。

  • SR-PCE プロバイダーの [auto-onboard] プロパティを [管理(managed)] または [管理対象外(unmanaged)] オプションに設定した場合は、1 つ以上の SR-PCE の [自動オンボード(auto-onboard)] を [オフ(off)] に設定します。

  • デバイスを削除する前に、デバイスが切断され、電源がオフになっていることを確認します。

  • デバイス が MDT 機能を備えた Cisco NSO にマッピングされ、テレメトリ設定がプッシュされると、それらの設定はデバイスから削除されます。

  • [自動オンボード(auto-onboard)] が [オフ(off)] に設定されていないためにまだ機能しており、ネットワークに接続されている場合、デバイスは削除時に管理対象外として再検出されます。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ネットワークデバイス(Network Devices)] を選択します。

ステップ 2

(オプション)[デバイス(Devices)] ウィンドウで、[検索(Search)] フィールドにテキストを入力するか、または特定の列をフィルタ処理して、デバイスのリストをフィルタ処理します。

ステップ 3

削除するデバイスのチェックボックスをオンにします。

ステップ 4

[Delete] アイコンをクリックします。

ステップ 5

確認のダイアログボックスで [削除(Delete)] をクリックします。


詳細インベントリ収集ステータスの表示

Cisco Crosswork Network Controller は、管理するデバイスの詳細インベントリ収集ステータスを計算します。[ネットワークデバイス(Network Devices)] ウィンドウの上部に、デバイスの詳細インベントリ収集ステータスの概要が表示されます。さらに、デバイスのリンクをクリックすると、[詳細(Details)] タブで詳細インベントリ収集情報を確認できます。

ここでは、次の表のアイコンを使用してデバイスのステータスを示します。

表 2. インベントリ収集ステータス(Inventory Collection Status)

アイコン

意味

[完了(Completed)]:デバイスインベントリ収集プロセスが終了しました。

[失敗(Failed)]:デバイスインベントリ収集プロセスでエラーが発生し、完了しませんでした。

[進行中(In Progress)]:デバイスインベントリ収集が進行中であり、システムは現在、ネットワーク要素のインベントリデータを収集および更新しています。

[メンテナンス(Maintenance)]:詳細インベントリ収集の操作が中断されています。新しいインベントリ収集プロセスを開始できない場合や、表示されるデータがネットワーク要素の最新の状態を反映していない場合があります。

[警告(Warning)]:インベントリ収集プロセスで、プロセスの完了を完全に妨げているわけではありませんが、収集されたデータの精度または完全性に影響を与える可能性のある問題が発生しました。警告の原因に対処した後、インベントリ収集プロセスを再実行して、すべての問題が解決され、収集されたデータが正確かつ完全であることを確認する必要があります。

局所的インベントリの有効化または無効化

Cisco Crosswork Network Controller の局所的インベントリは、モニタリングとトラブルシューティングを強化するための詳細なデバイスデータを提供します。有効にした場合、より深いインサイトが得られ、プロアクティブなメンテナンスがサポートされますが、システムリソースとストレージを大量に消費する可能性もあります。無効にした場合、特に大規模なネットワークではパフォーマンスが向上する可能性があります。

インベントリ同期プロセスには、いくつかの自動化された手順が含まれます。インベントリシステムは夜間の同期によって更新される一方、デバイスの機能に不具合が発生した場合は、30 分ごとに同期が試行されます。アップ状態で新しく追加されたデバイスや、既存デバイスのダウン状態からアップ状態への移行も、インベントリ同期をトリガーします。自動同期は、デバイスで設定または状態の変更が発生したときに実行されます。デバイスは、トラップまたは syslog を介してこれらの変更を通知します。

[ネットワークデバイス(Network Devices)] ページで目的のデバイスを選択し、[アクション(Actions)] > [局所的インベントリを有効にする(Enable Granular Inventory)] を選択して、局所的インベントリをデバイスレベルで有効にすることができます。

局所的インベントリを無効にするには、[アクション(Actions)] > [局所的インベントリを無効にする(Disable Granular Inventory)]を選択します。これで、選択したデバイスについてのみ、局所的インベントリが無効になり、システムにある他のデバイスの詳細なインベントリ処理には影響を与えません。

これらのアクションは複数のデバイスに同時に適用できますが、これらのオプションを使用するには、選択したすべてのデバイスが同じ状態(すべて有効またはすべて無効)である必要があります。

詳細インベントリ同期の実行

詳細インベントリ同期を実行すると、ネットワークデバイスの最新の状態を把握し続けることができます。新しいデバイスの追加、既存のデバイスの削除、設定の更新など、ネットワークに変更があった場合、オンデマンドのインベントリ同期によってこれらの変更がキャプチャされ、それに応じてシステムが更新されます。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ネットワークデバイス(Network Devices)] を選択します。

ステップ 2

詳細インベントリ同期を実行するデバイスを 1 つ以上選択します。

ステップ 3

[アクション(Actions)] > [詳細インベントリ同期(Detailed inventory sync)] をクリックして、ネットワークデバイスの現在の状態を同期して反映します。


デバイスグループを使用してトポロジマップをフィルタリングする

デバイスグループを使用すると、ニーズに応じてデバイスを整理および管理できます。デバイスグループを使用して、特定のデバイスからのデータをフィルタリングしてダッシュボードに表示できます。また、デバイスグループにより、特定のデバイスグループに固有のデータを視覚化してそのデータのみを表示できます。これにより、画面上の乱雑さが軽減され、最も重要なデータに集中できます。

デバイスグループの作成

デバイスグループを作成し、そのグループにデバイスを追加できます。ここで説明するように手動で行うことも、デバイスのダイナミックなグループ化のためのルールの作成で説明するように自動で行うこともできます。デバイスは、1 つのデバイスグループにのみ属することができます。

図 2. デバイス グループ

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [デバイスグループ(Device Groups)] を選択します。デバイスグループが選択された状態で表示されます。また、そのデバイスグループに属するデバイスのみが、右側のペインのデバイステーブルに表示されていることに注意してください。

ステップ 2

新しいサブグループを追加するには、任意のグループの横にある 3 つのドットをクリックし、[サブグループの追加(Add a Sub-group)] をクリックします。

ステップ 3

詳細を入力し、[作成(Create)] をクリックします。

選択した親グループの下に新しいサブグループが追加されます。

デバイスのダイナミックなグループ化のためのルールの作成

デバイスホスト名または IP アドレスで正規表現(regex)を使用して、デバイスグループを動的に作成し、未割り当てのデバイスをこれらのグループに自動的に追加するルールを作成できます。ルールに一致する新たに追加または検出されたデバイスは、適切なグループに配置されます。

ダイナミックルールは、すでにグループに属しているデバイスには適用されません。ルールで考慮されるようにするデバイスは、[未割り当てデバイス(Unassigned Devices)] に移動する必要があります。

始める前に

[ダイナミックグループ(Dynamic Groups)] ダイアログに示されている例に従うこともできますが、正規表現に精通していると有利です。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [デバイスグループ(Device Groups)] を選択します。

ステップ 2

[すべての場所(All Locations)] > [ロケーションダイナミックグループの管理(Manage Location Dynamic Groups)] の横をクリックします。

ステップ 3

[他の詳細と例の表示(Show more details and examples)] をクリックすると、必須のホスト名と IP アドレスの入力に役立ちます。

ステップ 4

[未割り当てデバイス(Unassigned Devices)] グループに既存のデバイスがある場合は、[ルールのテスト(Test Rule)] をクリックして、作成されるグループ名のタイプのサンプリングを表示します。

ステップ 5

[ルールの有効化(Enable Rule)] トグルをオンにして、ルールを有効にします。ルールが有効になると、システムは未割り当てのデバイスを 1 分おきに確認し、ルールに基づいてそれらを適切なグループに割り当てます。

ステップ 6

[保存(Save)] をクリックします。

ステップ 7

この方法で作成されたグループは、最初は [未割り当てグループ(Unassigned Groups)] の下に表示されます(ルールが初めて有効になったときに作成されます)。新たに作成したグループを必要なグループ階層に移動します。


デバイスグループの変更

デバイスグループを変更して、デバイスグループの詳細を追加または編集できます。グループ名の変更や、別の親グループの割り当が可能です。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [デバイスグループ(Device Groups)] を選択します。

ステップ 2

グループの詳細を編集するには、グループ名の横にある 3 つのドットをクリックし、[グループプロパティの編集(Edit Group Properties)] をクリックします。親グループ、グループ名、および説明を更新できます。

ステップ 3

[保存(Save)] をクリックします。


デバイスグループの削除

システムからデバイスグループを削除できます。これにより、そのグループに属するすべてのデバイスの割り当てが解除され、他のグループで使用できるようになります。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [デバイスグループ(Device Groups)] を選択します。

ステップ 2

デバイスグループを削除するには、グループ名の横にある 3 つのドットをクリックし、[グループの削除(Delete Group)] をクリックします。

ステップ 3

[グループの削除(Delete Group)] ポップアップで、[削除(Delete)] をクリックして 削除を確認します。


グループ間でのデバイスの移動

デバイスを再編成する必要がある場合は、デバイスをあるグループから別のグループに移動できます。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [デバイスグループ(Device Groups)] を選択します。

ステップ 2

デバイスを移動する元のグループを選択します。

ステップ 3

右側のペインからデバイスを選択します。

ステップ 4

[移動(Move)] ドロップダウンから、目的のグループを選択し、[移動(Move)] をクリックします。選択したデバイスを移動できる新しいグループを作成することもできます。詳細については、デバイスグループの作成を参照してください。


複数のデバイスグループのインポート

CSV ファイルからデバイスグループをインポートすると、インポートプロセスによってデータベースに存在しない新しいデバイスグループが作成され、インポートされたデバイスグループと同じデータを持つ既存のデバイスグループが更新されます。つまり、最初にデバイスグループをバックアップせずにインポートすると、元のデータの一部が失われる可能性があります。したがって、インポートを実行する前に、現在のすべてのデバイスグループのコピーをエクスポートすることを推奨します。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [デバイスグループ(Device Groups)] を選択します。

ステップ 2

をクリックして、[グループのインポート(ImportGroups)] ダイアログボックスを開きます。

ステップ 3

インポートするデバイスグループ CSV ファイルをまだ作成していない場合は、次の手順を実行します。

  1. [デバイスグループ(*.csv)テンプレートのダウンロード(Download device groups (*.csv)' template)] リンクをクリックし、CSV ファイルテンプレートをローカルストレージリソースに保存します。

  2. 任意のツールを使用してテンプレートを開きます。ファイルに行を追加します(デバイスグループごとに 1 行)。

    同じフィールド内で複数のエントリを区切るには、セミコロンを使用します。それらのエントリ間に 2 つのセミコロンをスペースなしで使用することで、フィールドを空白のままにすることを示します。

    ファイルを保存する前にサンプルデータ行を必ず削除してください。削除しないと、必要なデータとともにインポートされます。インポート中は無視されるため、列ヘッダー行はそのままでかまいません。

  3. 完了したら、新しい CSV ファイルを保存します。

ステップ 4

[参照(Browse)] をクリックし、作成した CSV ファイルに移動した後、[開く(Open)] をクリックして選択します。

ステップ 5

CSV ファイルを選択した状態で、[インポート(Import)] をクリックします。

(注)  

 
  • CSV ファイルを使用してデバイスグループをインポートする場合、操作が完了するまで待機する必要があります。操作の進行中に [インポート(Import)] ボタンをクリックすると、エントリの重複の発生につながります。


複数のデバイスグループのエクスポート

デバイスグループの詳細情報を CSV ファイルにエクスポートできます。これは、特定の時点でのシステム内のすべてのデバイスグループの記録を作成する場合に役立ちます。必要に応じて CSV ファイルを変更し、インポートして既存のデータを更新することもできます。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [デバイスグループ(Device Groups)] を選択します。

ステップ 2

をクリックして、デバイスグループを CSV 形式でエクスポートします。その後、CSV ファイルがシステムのダウンロードフォルダにダウンロードされます。


トポロジマップでデバイスの詳細を表示する

トポロジマップでは、ネットワーク内の任意のデバイスの情報を表示できます。デバイスの仕様、ルーティング設定、デバイスリンクなど、さまざまな詳細情報を表示できます。トポロジマップを使用すると、ネットワークデバイスを簡単かつ効率的にモニターおよび管理できます。

デバイスとインベントリの管理、インターフェイスの詳細の表示、およびインベントリの同期などのアクションの実行については、『Cisco Crosswork Network Controller 7.0 Device Lifecycle Management』ガイドを参照してください。

デバイスの基本的な詳細情報の表示

デバイスの基本的な詳細情報とその接続をグラフィカルに表示できます。マップでは、ズームインとズームアウト、パン、回転によってデバイスのビューを調整することもできます。


(注)  


このガイドの HTML バージョンを表示している場合は、画像をクリックしてフルサイズで表示してください。


手順


ステップ 1

メインメニューから、[トポロジ(Topology)] を選択します。

ステップ 2

デバイスのアイコンにマウスポインタを合わせると、デバイスのホスト名、到達可能性の状態、IP アドレス、およびタイプを即座に表示できます。

図 3. デバイスの基本的な詳細情報

デバイスのすべての詳細情報の表示

トポロジマップ上のデバイスアイコンを使用すると、デバイスの場所、デバイスの種類、最終更新日時など、デバイスに関する詳細を表示できます。

手順


ステップ 1

メインメニューから、[トポロジ(Topology)] を選択します。

ステップ 2

デバイスの詳細を表示するには、デバイスアイコンをクリックします。次の詳細情報が表示されます。

  • [詳細(Details)] タブの [概要(Summary)] の下にあるアラーム情報。

  • 関連付けられている各インターフェイスの名前、インターフェイス タイプ、動作および管理ステータスが表示される [インターフェイス(Interface)] タブ。

  • 選択したデバイスのリンクの詳細が表示される [リンク(Links)] タブ。

  • アラームのシビラティ(重大度)、送信元、カテゴリ、条件などの情報が表示される [アラーム(Alarms)] タブ。列は、必要に応じてカスタマイズできます。

  • 製品名、製品 ID、管理ステータス、動作ステータス、およびシリアル番号が表示される [インベントリ(Inventory)] タブ。列は、必要に応じてカスタマイズできます。

  • CPU 使用率、デバイスのメモリ使用率、デバイスの可用性、環境温度などののさまざまなパフォーマンスメトリックを含む、デバイスのパフォーマンスに関する詳細情報が表示される [履歴(History)] タブ。トレンドごとに、グラフの ズームと日付のオプションを使用して、必要なタイムフレームと日付を選択できます。PNG または CSV ファイルで詳細情報をダウンロードするオプションもあります。

図 4. デバイスの詳細(Device Details)

デバイスルーティング詳細の特定

デバイスルーティングは、ネットワーク内のあるデバイスから別のデバイスにデータパケットを送信する方法を決定し、データパケットが目的の宛先に確実に到達するようにし、ネットワーク内の輻輳やループを回避します。

(注)  


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手順


ステップ 1

メインメニューから、[トポロジ(Topology)] を選択します。

ステップ 2

デバイスルーティングの詳細を表示するには、トポロジマップでデバイスのアイコンをクリックします。右側のペインで、ルーティングの詳細を確認できます。

図 5. デバイスルーティングの詳細


デバイス上のリンクの識別

[デバイスの詳細(Device Details)] ペインの [リンク(Links)] タブで、デバイスに接続されているリンクを確認できます。

手順


ステップ 1

メインメニューから、[トポロジ(Topology)] を選択します。

ステップ 2

デバイス上のリンクを表示するには、デバイスアイコンをクリックします。

ステップ 3

右側のペインで[リンク(Links)] タブをクリックし、右側のパネルを展開してすべてのリンクの詳細を表示します。

図 6. デバイス上のリンク


詳細デバイスインベントリの表示

ネットワーク内のデバイスに関する、詳細インベントリデータの簡素化された統合ビューを取得できます。これには、モジュール、シャーシ、カード、およびインターフェイスの詳細が含まれます。

手順


ステップ 1

メインメニューから、[Topology] を選択します。

ステップ 2

デバイスアイコンをクリックして、デバイスの [デバイスの詳細(Device Details)] ペインを表示します。

ステップ 3

[デバイスの詳細(Device details)] ペインの [詳細インベントリ(Detailed inventory)] ボタンをクリックして、選択したデバイスの詳細インベントリウィンドウを開きます。左側に [トポロジ(Topology)] ツリービューが表示されます。

図 7. トポロジツリービュー

ステップ 4

拡大すると、さまざまなモジュールを表示し、詳細情報が必要なモジュールをクリックできます。

図 8. トポロジマップ上で拡大されたモジュール

選択したモジュールの [詳細(Details)]、[インターフェイス(Interface)]、[アラーム(Alarms)]、[インベントリ(Inventory)]、 および [履歴(History)] タブで詳細情報を表示できます。


トポロジリンクに関する詳細を取得する

トポロジマップ上の任意のリンクに関する詳細情報(リンク名、送信元デバイスと宛先デバイス、リンクステータス、帯域幅、遅延、リンクの詳細など)を表示できます。また、リンク使用率を表示して、リンクが使用している帯域幅、パケットドロップ、トラフィック量を確認することもできます。

リンクの詳細の表示

各リンクについて、名前、状態、タイプ、エンドポイント インターフェイス情報などのリンクの詳細を表示できます。リンク状態について詳細は、リンクの状態と検出方法を参照してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから、[トポロジ(Topology)] を選択します。

ステップ 2

リンクを選択して、次のいずれかの方法で詳細を表示します。

  • トポロジマップ上のリンクをクリックする

  • トポロジマップの [リンク(Links)] タブからリンクをクリックする

  • [デバイスの詳細(Device Details)] ページの [リンク(Links)] タブからリンクをクリックする

図 9. Link Details

[履歴(History)] タブでは、ネットワークのパフォーマンスと傾向に関する有用な洞察を得ることができます。データを分析する時間間隔を選択できます。

(注)  

 

遅延とジッターのメトリックは、セグメント ルーティング パフォーマンス モニタリング(SR-PM)が有効になっている場合にのみ取得可能です。これを有効にするには、Crosswork Network Controller Advantage パッケージに付属する Service Health をインストールする必要があります。リンクの SR-PM の有効化の詳細については、『Cisco Crosswork Network Controller 7.0 Service Health Monitoring guide』の「Enable SR-PM Monitoring for Links and TE Policies」セクションを参照してください。

ステップ 3

集約リンクの詳細を表示します。

トポロジマップ上の破線リンクをクリックします。破線は、複数のリンクを表す集約リンクを示します。

ステップ 4

IPv4 アンナンバード インターフェイス情報を表示します(利用可能な場合)。

IPv4 アンナンバード インターフェイス情報が、TE ルータ ID とインデックスを組み合わせたものとして表示されます。


リンク インターフェイス メトリックの表示

リンク インターフェイス メトリックは、2 つ以上のネットワークデバイス間の通信のパフォーマンスと品質を測定する一連の指標です。これには、帯域幅、遅延、ジッター、パケット損失などのパラメータが含まれます。

(注)  


遅延とジッターのメトリックは、セグメント ルーティング パフォーマンス モニタリング(SR-PM)が有効になっている場合にのみ取得可能です。これを有効にするには、Crosswork Network Controller Advantage パッケージに付属する Service Health をインストールする必要があります。リンクの SR-PM の有効化の詳細については、『Cisco Crosswork Network Controller 7.0 Service Health Monitoring guide』の「Enable SR-PM Monitoring for Links and TE Policies」セクションを参照してください。


リンク インターフェイス メトリックは、ネットワーク管理者がネットワークの問題をモニターおよびトラブルシューティングし、ネットワークリソースを最適化し、将来のネットワーク拡張またはアップグレードを計画するのに役立ちます。

手順


ステップ 1

メインメニューから、[トポロジ(Topology)] を選択します。

ステップ 2

トポロジマップのリンクをクリックします。

ステップ 3

インターフェイスメトリックを表示するには、[Aサイド(A side)] または [Zサイド(Z side)] を展開します。

IPv4 および IPv6 リンクに表示される使用率は、各アドレスファミリに固有ではなく、インターフェイス上の集約トラフィックおよびパケットドロップを表します。サブインターフェイスには、物理インターフェイスのような帯域幅がないため、使用率は表示されません。トラフィック測定は引き続き収集され、表示されます。

図 10. リンク インターフェイス メトリック

Topology Services に使用されるプロトコル

次の表は、トポロジ情報の入手に使用されるプロトコルとメソッドを示しています。

プロトコル/方法 内容 ユースケース

IGP/BGP-LS(SR-PCE 経由)

リアルタイムトポロジ(ノード、リンク、リンクメトリックなど)

L3 トポロジビジュアライザ

PCEP(SR-PCE 経由)

SR-PCE によって開始された LSP のリアルタイム LSP ステータスと CRUD

  • SR/SRv6、RSVP-TE LSP 可視化

  • SR-PCE によって開始された LSP 作成/更新/削除

SNMP(SNMPv2-MIB、IP-MIB、IF-MIB、LLDP-MIB、CISCO CDB-MIB)(CDG 経由)

システム情報、インターフェイステーブル(インターフェイスおよび SR-TE/RSVP-TE トラフィック使用率)IP アドレステーブル、L2 隣接情報

デバイス管理と詳細、および Crosswork Optimization Engine モデルの構築:

  • L2/L3 トポロジ

  • インターフェイス名、管理/動作ステータス

  • インターフェイス、SR ポリシー、RSVP-TE トンネルの利用

CLI(CDG 経由):show mpls

TE ルータ ID など。

SR-PCE から学習したのと同じ TE ルータ ID で DLM ノードを照合

トポロジリンク検出の有効化または無効化

マップ上の L2 トポロジリンクの可視性を制御するために、LLDP、CDP、および LAG プロトコルの検出に関するシステム設定を変更できます。これらのプロトコルは、ネイバーデバイスとその接続を識別するために使用されます。検出オプションはデフォルトで無効になっています。つまり、これらのプロトコルのリンクは、すでに検出されているものも含めて、マップに表示されません。検出オプションを有効にして、選択したプロトコルのリンクをマップに表示できます。

トポロジ検出を有効にするには、次の手順を実行します。

始める前に

  • 設定を変更する前に、すべてのポッドが正常であることを確認します。

手順


ステップ 1

メインメニューから、[管理(Administration)] > [設定(Settings)] > [システム設定(System Settings)] を選択します。

ステップ 2

[トポロジ(Topology)] で、[検出(Discovery)] オプションをクリックします。

ステップ 3

検出を有効にするプロトコルのチェックボックスをオンにします。

ステップ 4

[保存(Save)] をクリックして変更を保存します。


検出を有効にすると、収集ジョブが作成されます。次の表に、各プロトコル設定で作成される収集ジョブとセンサーパスを示します。

表 4. 各設定の収集ジョブ

L2 設定

Helios 収集ジョブ ID

コンテキスト ID

収集された MIB

センサーパス

なし(デフォルト)

cw.topo_svc

cw.toposvc.snmp

cw. toposvc.snmptraps

IF-MIB, IP-MIB, LAG-MIB

IF-MIB:notification

(注)  

 

IF-MIB は必須ですが、ICON ジョブで収集されます。

IP - MIB : IP-MIB / ipAddressTable / ipAddressEntry

IF-MIB:notifications

CDP

cw.topo_svc

cw.toposvc.cdp

IF-MIB, CDP-MIB, LAG-MIB

CISCO - CDP - MIB : CISCO - CDP - MIB

/ cdpCacheTable / cdpCacheEntry

CISCO - CDP - MIB : CISCO - CDP - MIB / cdpInterfaceTable / cdpInterfaceEntry

LLDP

cw.topo_svc

cw.toposvc.lldp

IF-MIB, LLDP-MIB, LAG-MIB

LLDP - MIB : LLDP - MIB / lldpLocPortTable / lldpLocPortEntry

LLDP - MIB : LLDP - MIB / lldpRemTable / lldpRemEntry

LAG

cw.topo_svc

cw.toposvc.lag

IF-MIB, LAG-MIB

IEEE8023 - LAG - MIB : IEEE8023 - LAG - MIB / dot3adAggTable / dot3adAggEntry
IEEE8023 - LAG - MIB : IEEE8023 - LAG - MIB / dot3adAggPortTable / dot3adAggPortEntry

次の表に、トポロジ検出を有効または無効にする際の一般的なエラーを示します。

表 5. 一般的なエラーのシナリオ

考えられるエラーのシナリオ

原因

原因と推奨処置

無効にすると、無効なリンクの一部がマップに表示される。

プロトコルを有効にした直後に無効にすると、問題が発生する可能性があります。システムは、SNMP データの処理を完了する前に、以前に有効になったジョブの収集ジョブを停止する場合があります。これにより、リンクの実際のステータスと表示されたステータスが一致しない可能性があります。無効になっているリンクが、引き続き有効として表示される場合があります。

間に十分な待機時間を確保してプロトコルの有効化と再度無効を行うか、 robot-topo-svc を再起動します。

検出を有効にしようとすると、helios ジョブが失敗し、それ以降の編集で設定が無効になる。

収集ジョブが失敗した状態でスタックする原因として、helios ポッドが正常でないことが考えられます。Crosswork は、収集ジョブの進行中にユーザーが L2 検出設定を変更できないようにします。これは、helios ポッドが再び正常になるまで、収集ジョブをキャンセルまたは再起動できないことを意味します。

ポッドが正常であることを確認した後、間に十分な待機時間を確保してプロトコルの有効化と無効化を行うか、または robot-topo-svc を再起動します。

検出設定を変更すると、トポロジ UI またはトポロジサービスがクラッシュし、予測不能なステータスが発生する。

収集ジョブの作成中または削除中にユーザーがそれ以降は編集できないようにするメカニズムは、Postgres フラグ経由で通信するポッドに依存しています。この間にポッドがクラッシュすると、Postgres フラグキーが正しく設定されません。

ネットワークインベントリの表示

[ネットワークインベントリ(Network Inventory)] ウィンドウには、管理対象ネットワークの一部であるネットワーク要素とデバイスの包括的なリストが表示されます。このリストには、デバイスの名前とタイプ、シリアル番号や製造日などのハードウェアの詳細情報、および各デバイスの現在の動作状態が含まれます。また、ネットワークインベントリ全体のアラームステータスの概要を確認して、ネットワークの正常性をモニタリングすることもできます。

手順


ステップ 1

デバイスレベルの情報を表示する手順は次のとおりです。

  1. メインメニューから、[デバイス管理(Device Management)] > [ネットワークインベントリ(Network Inventory)] に移動します。[ネットワークインベントリ(Network Inventory)] ページが表示されます。シャーシ、シャーシエクステンダ、コンピューティングブレード、ファン、メモリモジュール、プラガブルトランシーバ、電源など、さまざまな [製品タイプ(Product Types)] のリストを確認できます。

  2. 特定のデバイスを検索するには、クイックフィルタを使用します。たとえば、すべての ASR デバイスの情報を一覧表示するには、[製品ID(Product ID)] フィールドに *ASR* と入力します。

    ページの上部にあるアラームアイコンをクリックして、インベントリをフィルタリングすることもできます。

図 11. ネットワークインベントリ

製品ごとに、製品名、デバイス名、タイプとバージョン、ベンダー名、デバイスの動作状態、シリアル番号と部品番号、製造日、および CLEI コードを確認できます。設定アイコンを使用して、表示するインベントリ情報を選択することで、表示される情報をフィルタリングできます。

ステップ 2

要素レベルの情報を表示するには、デバイスの製品 ID のリンクをクリックします。ポップアップウィンドウに次のタブが表示されます。設定アイコンを使用して、表示する情報を選択することで、各タブに表示される情報をフィルタリングできます。

  1. [詳細(Details)]:このタブには、各デバイスのネットワークインベントリ情報が含まれます。特定のモデルを識別するために [製品名(Product Name)] が表示され、[製品ID(Product ID)] は一意の識別子を提供します。[動作状態(Operational State)] は、デバイスが現在アクティブであるか、問題が発生しているかを示します。[シリアル番号(Serious Number)] は、インベントリ用に各デバイスに割り当てられた一意のコードです。[タイプ(Type)] と [バージョン(Version)] は、デバイスの機能とその特定のリリースを示します。[CLEI](Common Language Equipment Identifier)コードは、機器の標準化された ID です。[部品番号(Part Number)] は、デバイスの特定のコンポーネントまたはアセンブリを識別するのに役立ち、[物理パス(Physical Path)] はネットワーク内のデバイスの正確な場所を示します。

    図 12. ネットワークインベントリの詳細
  2. [インターフェイス(Interface)]:このタブには、デバイスのネットワーク インターフェイスに関する情報が表示されます。これには、各インターフェイスの名前、インターフェイスがアップまたはダウンのどちらであるを示す管理ステータス、およびインターフェイスの現在の動作状態(インターフェイスが稼働しているか、問題が発生しているかなど)を反映する動作ステータスが含まれます。

    図 13. ネットワーク インベントリ インターフェイスの詳細

  3. [アラーム(Alarms)]:このタブには、デバイス、カード、またはポートで発生したアラームに関する情報が表示されます。これには、イベントタイプ、重大度、アラームの送信元と説明、アラームが作成された日付と最後に更新された日付、デバイスのカテゴリ、およびモニタ対象の管理対象オブジェクトが含まれます。

    図 14. ネットワークインベントリのアラーム
  4. [履歴(History)]:このタブには、ネットワークパフォーマンスのさまざまな側面を反映したグラフが表示されます。デバイスが検出または最初に展開された日付以降に発生した変更を確認できます。

    ドロップダウンオプションからインターフェイスを選択して、インターフェイスタイプを選択します。選択したモニタリングポリシーに応じて、インターフェイスの詳細を表形式で確認できます。たとえば、インターフェイスの正常性ポリシーをアクティブにしている場合は、受信トラフィックレート、発信トラフィックレート、受信使用率、発信使用率、受信エラー、発信エラー、受信破棄、発信発揮、受信パケットレート、発信パケットレート、および CRC エラーの割合などの詳細を確認できます。光ポリシーをアクティブにしている場合は、光受信電力、光送信電力、電圧、温度、電流などの詳細を確認できます。

    1 か月から 1 時間の範囲で時間を選択できます。次の図は、1 日の間のギガビット イーサネット インターフェイスの平均アウトバウンド トラフィック レートのスニペットを示します。ポップアップウィンドウをスクロールして、他の詳細なグラフを確認できます。

    図 15. ネットワークインベントリ履歴の詳細

    データを PDF ファイルまたは CSV ファイルとしてダウンロードするには、ダウンロードアイコンをクリックします。

    (注)  

     

    グラフに表示される関連データを確認するには、関連するデバイスで必要なモニタリングポリシーをアクティブにします。モニタリングポリシーを作成する手順については、セクション「モニタリングポリシーの作成」を参照してください。


インベントリの結果のエクスポート

インベントリ検索結果を CSV ファイルにエクスポートできます。これは、特定の時点でのシステム内のすべてのインベントリのレコードを維持管理することに役立ちます。

手順


ステップ 1

メインメニューから、[デバイス管理(Device Management)] > [ネットワークインベントリ(Network Inventory)] を選択します。

ステップ 2

インベントリ情報をエクスポートするデバイスを選択します。

ステップ 3

をクリックして、インベントリの詳細を CSV 形式でエクスポートします。その後、CSV ファイルがシステムのダウンロードフォルダにダウンロードされます。


デバイスのジョブ履歴の表示

Crosswork Network Controller は、デバイス関連のジョブに関する情報を収集して保存します。作成、更新、および削除のすべてのアクティビティを追跡するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [インベントリジョブ(Inventory Jobs)] を選択します。[インベントリジョブ(Inventory Jobs)] ウィンドウが開き、次のようなデバイス関連のすべてのジョブのログが表示されます。

図 16. [インベントリジョブ(Inventory Jobs)] ウィンドウ
[インベントリジョブ(Inventory Jobs)] ウィンドウ

ジョブは作成時刻の降順に表示されます。最新のジョブが最初に表示されます。テーブル内のデータをソートするには、列の見出しをクリックします。もう一度列の見出しをクリックすると、ソートの昇順と降順が切り替わります。

ステップ 2

[ステータス(Status)] 列には、完了、失敗、実行中、部分的、および警告の状態タイプが表示されます。失敗したジョブまたは部分的なジョブの場合に詳細を確認するには、エラーの横にある Details icon をクリックします。

(注)  

 
デバイスに到達できない場合でも、ステータスが [完了(Completed)] と表示される場合があります。表示されているジョブのステータスが正しいことを確認するには、デバイスのステータスも調べます([デバイス管理(Device Management)] > [ネットワークデバイス(Network Devices)])。

ポートグループの管理

Cisco Crosswork Network Controller を使用すると、複数のポートグループを管理して、デバイス上のポートのセットに設定とモニタリングポリシーを適用できます。Quality of Service(QoS)、セキュリティ設定、トラフィック管理ルールなどのポリシーを複数のポートに同時に実装し、これらのグループのモニタリングとパフォーマンス追跡を設定して、ネットワークの正常性を監視し、問題を特定できます。

新しいデバイスのポートは、適切なポート グループに自動的に割り当てられます。これらのポートは、[ポートタイプ(Port Type)] の下に読み取り専用リストとして表示されます。このリストでは、イーサネット、ファイバチャネル、またはその他のインターフェイスタイプなどのタイプに従ってポートが分類されます。手動で入力する必要はありません。[ポートタイプ(Port Type)] グループを直接作成することはできませんが、デバイス基準を使用してユーザー定義グループを作成し、ユーザー定義グループの下にサブグループを作成できます。グループが動的でポートが条件に一致する場合は、そのグループに追加されます。ポートは 1 つ以上のポートグループに属することができます。

図 17. ポート グループ

グループへのポートの手動追加

既存のグループにポートを手動で追加できます。ポートを追加するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ポートグループ(Port Groups)] を選択します。

ステップ 2

ポートを手動で追加するには、任意のグループの横にある 3 つのドットをクリックし、[ポートを手動で追加(Add ports manually)] をクリックします。

ステップ 3

[ポートの追加(Add ports)] ボタンをクリックします。選択したポートグループに含まれるポートが表示されます。

ステップ 4

追加するポートを選択し、[保存(Save)] をクリックします。選択したポートが親ポートグループに追加されます。


グループへのポートの動的な追加

事前定義されたルールに基づいてポートを動的に追加することで、ポートグループへのポートの追加を自動化できます。これにより、手動での操作の必要性が減少します。これらのグループにポートを自動的に追加するための特定のルールを定義できます。作成できるルールは最大 10 個であることに注意してください。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ポートグループ(Port Groups)] を選択します。

ステップ 2

ポートを自動的に追加するには、任意のグループの横にある 3 つのドットをクリックし、[ポートを動的に追加(Add ports dynamic)] をクリックします。

ステップ 3

[新しいルールの追加(Add new rule)] をクリックし、名前、管理ステータス、速度、ポートタイプ、または動作ステータスに基づいて、ルールに必要な条件を入力します。

ifType 値の詳細なリストと、インターフェイスタイプとタイプ識別子を識別するための説明については、『IANA Interface Types』で入手可能な IANAifType-MIB ドキュメントを参照してください。

ステップ 4

[保存(Save)] をクリックします。ポートグループのルールが更新され、10 分以内にルールが使用可能になります。

ステップ 5

[ルールのテスト(Test rule)] をクリックして、作成したルールで予想される結果の例を確認します。


ポートグループプロパティを編集

作成したポートグループのプロパティを編集できます。プロパティを編集するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ポートグループ(Port Groups)] を選択します。

ステップ 2

既存のポートグループのリストから、編集するポートグループを見つけて選択します。グループの横にある 3 つのドットをクリックし、[グループプロパティの編集(Edit group properties)] をクリックします。

ステップ 3

[グループの詳細(Group details)] タブで詳細を入力し、[保存(Save)] をクリックします。


ユーザー定義のポートグループの作成

ポートのカスタムグループ(ユーザー定義のポートグループと呼ばれる)を作成できます。これらのグループを使用して、必要に合わせてポートを整理できます。[ポートタイプ(Port Type)] の下にリストされているポートグループは、オンボードしたデバイスから検出されたポートに基づいて Crosswork によって自動的に生成され、読み取り専用です。対照的に、[ユーザー定義(User-Defined)] セクションでは独自のポートグループを作成できます。

ユーザー定義のポートグループを作成するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ポートグループ(Port Groups)] を選択します。

ステップ 2

新しいポートグループを追加するには、ユーザー定義グループの横にある 3 つのドットをクリックし、[サブグループの追加(Add a Sub-group)] をクリックします。

ステップ 3

新しいポートの名前と説明を追加し、[作成(Create)] をクリックします。

選択したカテゴリの下に新しいユーザー定義のポートグループが表示されます。

ポートグループの削除

システムからポートグループを削除できます。これにより、そのグループに属するすべてのポートの割り当てが解除され、他のポートグループで使用できるようになります。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ポートグループ(Port Groups)] を選択します。

ステップ 2

ポートグループを削除するには、グループ名の横にある 3 つのドットをクリックし、[グループの削除(Delete Group)] をクリックします。

ステップ 3

[グループの削除(Delete Group)] ポップアップで、[削除(Delete)] をクリックして 削除を確認します。


ポートグループのインポート

事前定義されたポートグループをインポートすることで、各グループを手動で定義することなく、ポートのセットに設定とポリシーをすばやく適用できます。CSV ファイルからポートグループをインポートすると、データベースに存在しない新しいポートグループが作成され、一致するデータを使用して既存のポートグループが更新されます。これにより、最初にポートグループをバックアップせずにインポートすると、元のデータが失われる可能性があります。したがって、インポートを続行する前に、現在のすべてのポートグループのコピーをエクスポートすることをお勧めします。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ポートグループ(Port Groups)] を選択します。

ステップ 2

をクリックして、[グループのインポート(ImportGroups)] ダイアログボックスを開きます。

ステップ 3

インポートされたポートグループの CSV ファイルを作成していない場合は、次の手順を実行します。

  1. [ポートグループ(*.csv)テンプレートのダウンロード(Download port groups (*.csv)' template)] リンクをクリックし、CSV ファイルテンプレートをローカルストレージリソースに保存します。

  2. 任意のツールを使用してテンプレートを開きます。ファイルに行を追加します(ポートグループごとに 1 行)。

    同じフィールド内で複数のエントリを区切るには、セミコロンを使用します。それらのエントリ間に 2 つのセミコロンをスペースなしで使用することで、フィールドを空白のままにすることを示します。

    ファイルを保存する前にサンプルデータ行を削除してください。削除しないと、対象のデータとともにインポートされます。インポート中は無視されるため、列ヘッダー行はそのままでかまいません。

  3. 完了したら、新しい CSV ファイルを保存します。

ステップ 4

[参照(Browse)] をクリックし、作成した CSV ファイルに移動した後、[開く(Open)] をクリックして選択します。

ステップ 5

CSV ファイルを選択した状態で、[インポート(Import)] をクリックします。

(注)  

 

CSV ファイルを使用してポートグループをインポートする場合、操作が完了するまで待機する必要があります。操作の進行中に [インポート(Import)] ボタンをクリックすると、エントリの重複の発生につながります。


ポートグループのエクスポート

ポートグループの詳細情報を CSV ファイルにエクスポートできます。これは、特定の時点でのシステム内のすべてのポートグループの記録を作成する場合に役立ちます。必要に応じて CSV ファイルを変更し、インポートして既存のデータを更新することもできます。

手順


ステップ 1

メインメニューから [デバイス管理(Device Management)] > [ポートグループ(Port Groups)] を選択します。

ステップ 2

をクリックして、ポートグループを CSV 形式でエクスポートします。その後、CSV ファイルがシステムのダウンロードフォルダにダウンロードされます。