Cisco モビリティ サービス エンジン

シスコ モビリティ サービス発注およびライセンス ガイド

発注ガイド





シスコ モビリティ サービス エンジン発注およびライセンス ガイド(ソフトウェア リリース 8.0 以前)



このドキュメントでは、リリース 8.0 以前のレガシー ソフトウェアを実行する Cisco® Mobility Services Engine(MSE)の発注およびライセンシング プロセスについて詳しく説明します。リリース 10.0 以降のソフトウェアを実行する MSE の発注に関する詳細は、Cisco MSE 10.0 の発注およびランセンス ガイドを参照してください。

Cisco Mobility Services は、さまざまなロケーションベースのサービスを提供します。これらのサービスを導入するための前提条件は次のとおりです。

  • Cisco モビリティ サービス エンジン アプライアンス(物理/仮想アプライアンス)
  • アクセス ポイント(Base ロケーション、CMX および/または wIPS)単位のサービス ライセンス
  • サポート(任意)

Cisco MSE 物理アプライアンスまたは仮想アプライアンスの発注


Cisco MSE には、次のバージョンがあります

  • Cisco 3365 MSE ハードウェア アプライアンス
  • Cisco MSE 仮想アプライアンス(vMSE)

表 1 に、MSE ハードウェアと仮想アプライアンスの SKU の概要を示します

仮想 MSE のインスタンスごとにアクティベーション ライセンス(L-MSE-7.0-K9)が必要です。物理 MSE アプライアンスにはアクティベーション ライセンスは不要です。

表 1 Cisco MSE ハードウェア/ソフトウェア SKU およびスケーリング

Cisco MSE モデル SKU Base ロケーション*\CMX スケーリング プレゼンス スケーリング** CMX Connect スケー リング wIPS スケーリング
MSE 3355
(物理アプライアンス)
AIR-MSE-3365-K9 Base ロケーションおよび CMX の最大 5000 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
最大 50,000 台のトラッキング対象デバイスをサポート
最大 5000 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
プレゼンスの使用時は、最大 250,000 台のトラッキング対象デバイスをサポート
毎秒 45 回のログインで、最大 25,000 人のアクティブ ゲストをサポート wIPS の最大 10,000 ヵ”所のアクセス ポイントをサポー
MSE 3355***
物理アプライアンス)
AIR-MSE-3355-K9 Base ロケーションおよび CMX の最大 2500 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
最大 25,000 台のトラッ キング対象デバイスをサポート
最大 2500 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
プレゼンスの使用時は、最大 125,000 台のトラッキング対象デバイスをサポート
毎秒 45 回のログインで、最大 12,500 人のアクティブ ゲストをサポート wIPS の最大 6000 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
MSE 仮想アプライアンス L-MSE-7.0-K9 ハイエンド vMSE
Base ロケーションおよび CMX の最大 5000 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
最大 50,000 台のトラッキング対象デバイスをサポート
ハイエンド vMSE
最大 5000 ヵ所のアクセ
プレゼンスの使用時は、 最大 250,000 台のトラッキング対象デバイスをサポートス ポイントをサポート
ハイエンド vMSE
毎秒 45 回のログインで、最大 25,000 人のアクティブ ゲストをサポート
ハイエンド vMSE
wIPS の最大 10,000 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
標準 vMSE
Base ロケーションおよび CMX の最大 2500 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
最大 25,000 台のトラッキング対象デバイスをサポート
標準 vMSE
最大 2500 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
プレゼンスの使用時は、 最大 125,000 台のトラッキング対象デバイスをサポート
標準 vMSE
毎秒 45 回のログインで、最大 12,500 人のアクティブ ゲストをサポート
標準 vMSE
wIPS の最大 6000 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
ローエンド vMSE
Base ロケーションの最大 200 ヵ所のアクセス ポイントをサポート
最大 2000 台のトラッキング対象デバイスをサポート
Base ロケーション機能のみ。ローエンド vMSE の場合、CMX ライセンスはサポート対象外
ローエンド vMSE
CMX ライセンスはサポート対象外
ローエンド vMSE
CMX ライセンスはサポート対象外
ローエンド vMSE
wIPS の最大 2000 ヵ所のアクセス ポイントをサポート


古いソフトウェア バージョンの使用時は、スケーリング上限が異なる場合もあります。

* 注:FastLocate テクノロジーを有効にして、ネットワークに接続中のデバイスのデータ パケットを処理すると、ロケーションの更新レートが上がります。FastLocate は MSE スケーリング ガイドラインに影響を及ぼします。FastLocate を有効にすると、データ パケットの頻度がプローブ パケットより多くなり、それによって MSE 計算リソースの使用量が増えるためです。接続中の各デバイスは、プローブ中デバイスの 5 倍のリソースを使用します。FastLocate の使用時にサポートされるエンド デバイスの数は、次のとおりです。

プローブ中デバイスの数 + (接続中デバイスの数 X 5) <= トラッキング対象デバイスのプラットフォーム スケーリング 例えば、MSE 3355 を使用していて、2000 台のデバイスをネットワークに接続させる予定の場合(それによって、FastLocate を使用することを計画している場合)、プラットフォームのスケーリングは次のようになります。

プローブ中デバイスの数 + 10,000 (2000 X 5) <= 25,000(トラッキング対象デバイスのプラットフォーム スケーリング)。 したがって、MSE は 2000 台の接続中デバイスの他に、15,000 台のプローブ中デバイスのみをサポートすることになります。

FastLocate の詳細については、MSE データ シートを参照してください。

** 注:プレゼンスとは、デバイスに最も近いアクセス ポイントを判別することによって、そのデバイスのロケーションを評価する手法のことです。デバイスのロケーションを三角測量で特定する標準の手法ほど正確ではありませんが、デバイスの三角測量に使用可能なアクセス ポイントが十分にない敷地内では、プレゼンスを使用できます。プレゼンスを使用できるのは、ソフトウェア リリース 8.0 のみです。記載されているスケーリング ガイドラインは、プレゼンスのみを使用した展開を対象としています。プレゼンスとロケーション三角測量の両方を使用する展開でのスケーリングは、Base ロケーション ガイドラインに準じます。

*** 注:MSE 3355 のサポートは終了したため、2015 年 6 月に販売終了となります。


Cisco MSE サービス ライセンスの発注方法


Cisco MSE では、機能を有効化するためにライセンスが必要です。Base ロケーションと Connected Mobile Experiences(CMX)のライセンスは、アクセス ポイント単位で購入します。これらのライセンスは追加可能です。

MSE のライセンスには、次の 3 タイプがあります。

  • Base ロケーション ライセンス:Wi-Fi クライアント、不正デバイス、Cisco CleanAir® の干渉源、および RFID タグを検出、トラッキング、および追跡できる他、高度なスペクトル機能を使用できます。Base ロケーション ライセンスでは、お客様とパートナーは標準 MSE API(REST または SOAP)も使用できます。パートナーの一覧については、Cisco Developer Network のモビリティ サービス API のページを参照してください。
  • CMX ライセンス:CMX ライセンスでは、Base ロケーション ライセンスのすべての機能に加え、CMX の機能も使用できます。
    • CMX Analytics:柔軟性に優れたロケーション分析プラットフォームです。ビジターが敷地内をいつ、どこで、どのように移動するかを表示し、分析します。
    • CMX Connect:ゲスト ユーザを Wi-Fi ネットワークにオンボーディングするための、カスタマイズ可能なロケーション認識型のキャプティブ ポータルです。
    • CMX for Facebook Wi-Fi:ゲストが Wi-Fi ネットワークに接続できるようサポートするとともに、組織または小売店に Facebook Insights を通じて社会的統計データを提供します。
    • CMX SDK:組織がプッシュ通知機能と自動起動機能を備えた Wi-Fi ベースの屋内ナビゲーションをモバイル アプリに組み込むために使用できる、モバイル アプリ ソフトウェア開発キット(SDK)です。

    Base ロケーション ライセンスをすでにお持ちのお客様は、CMX ライセンスへのアップグレード ライセンス(L-UPG-LS-1AP)を購入することもできます。

    MSE のすべてのインスタンスについて、アクセス ポイント単位でラインセンスが個別に必要になるわけではありません。2 つの MSE が異なる CMX サービスを実行している場合(たとえば、1 つの MSE が CMX Analytics、もう 1 つの MSE が CMX Connect)、CMX ライセンスをホストする必要があるのは 1 つの MSE のみです。ロケーションをアクティブに計算している MSE には、アクセス ポイントごとにライセンスが必要です。ライセンス拡大ガイドラインについては、表 1 で各サービスおよびプラットフォームでサポートされるアクセス ポイントの数を参照してください。

    • ワイヤレス侵入防御システム(wIPS)ライセンス:wIPS サービスを実行する別個の MSE が必要になります。次の 3 つの導入オプションがあります。
      • モニタ モード:必要な wIPS ライセンス数は、フルタイム モニタ モードで設定されたアクセス ポイントの数と同一です。
      • 拡張ローカル モード:必要な wIPS ライセンス数は、ネットワークに導入された、ローカル モード(データ提供)のアクセス ポイントの数と同一です。
      • モニタ モジュール:必要な wIPS ライセンス数は、ネットワークに導入された、ワイヤレス セキュリティ モジュール(WSM)の数と同じです。

    MSE ライセンスは、Order Tool の L-MSE-PAK でオプションとして選択できます。表 2 に、MSE ライセンス SKU の概要を示します。

    表 2 Cisco MSE ライセンス SKU

    Base ロケーション ライセンス SKU CMX ライセンス SKU Base ロケーションから CMX へのアップグレード ライセンス wIPS モニタ モード/モニタ モジュール SKU wIPS 拡張ローカル モード SKU 説明
    L-LS-1AP L-AD-LS-1AP L-UPG-LS-1AP L-WIPS-MM-1AP L-WIPS-ELM-1AP 1 台のアクセス ポイントをサポート
    L-LS-100AP L-AD-LS-100AP - L-WIPS-MM-100AP L-WIPS-ELM-100AP 100 台のアクセス ポイントをサポート
    L-LS-1000AP L-AD-LS-1000AP - L-WIPS-MM-1000AP L-WIPS-ELM-1000AP 1000 台のアクセスポイントをサポート


    高い可用性を目指したシスコ モビリティ サービス ライセンス

    展開に高可用性をもたらすためには 2 台の物理/仮想アプライアンスが必要ですが、必要となるライセンスは 1 次アプライアンスにインストールするライセンス一式だけです。vMSE を使用する場合、両方の仮想アプライアンスにアクティベーション ライセンス(L-MSE-7.0-K9)が必要となることに注意してください。詳細な設計とスケーリングの情報については、CMX Configuration Guide
    http://www.cisco.com/en/US/products/ps9742/products_installation_and_configuration_guides_list.html)を参照してください。

    物理および仮想アプライアンスのサポートの注文


    該当するサポートのレベルを選択します。表 3 に、Cisco MSE サポート SKU の一覧を示します。

    注: MSE 3355 または vMSE を発注する場合、単一のサービス SKU がハードウェアおよびソフトウェア両方のサポートをカバーします。MSE 3365 アプライアンスを発注する場合は、ハードウェア サポートとソフトウェア サポートをそれぞれ個別に発注する必要があります。

    表 3 Cisco MSE サポート SKU

    MSE モデル SKU サービス SKU 説明
    MSE 3365 物理アプライアンス AIR-MSE-3365-K9 CON-SNT-AIRMSE3K ハードウェアおよびソフトウェアのサポート
    MSE 3355 物理アプライアンス AIR-MSE-3355-K9 CON-SNT-MSE3355 ハードウェアおよびソフトウェアのサポート
    MSE 仮想アプライアンス L-MSE-7.0-K9 CON-SAU-LMSE7K ソフトウェアおよびソフトウェア サポート
    MSE 8.0 Base ライセンス L-LS-xAP CON-SAU-LLS1APSW ソフトウェア サポート(3365 アプライアンスを発注する場合のみ)
    MSE 8.0 CMX ライセンス L-AD-LS-xAP CON-SAU-LADLA1AP ソフトウェア サポート(3365 アプライアンスを発注する場合のみ)


    Cisco FastLocate の発注方法


    FastLocate は、関連付けられたすべてのデバイスのロケーション更新レートを上げます。FastLocate を使用するには、ロケーションの計算に参加するアクセス ポイントごとに ワイヤレス セキュリティ モジュール(WSM)が必要です。さらに、MSE には、アクセス ポイントごとにBase ロケーション ライセンスまたは CMX ライセンスのいずれかが必要になります。


    レガシー ソフトウェア バージョンの MSE ライセンスの発注方法

    ソフトウェア リリース 7.4 より前の MSE ライセンシング方式では、トラッキング対象のエンド デバイスの数が基準となっていました。現在の方式では、WLAN アクセス ポイントが基準となります。

    リリース 7.3 以前のソフトウェアを使用する MSE には、現在もレガシー エンド デバイスのライセンスを注文できます。SKU には L-MSE-PAK が適用されます。表 4 に、これらのライセンスの SKU を記載します。


    表 4 リリース 7.3 以前のエンド デバイス ライセンスの SKU

    ライセンス SKU 説明
    L-CAS-1KC デバイス 1000 台のコンテキスト認識型サービス ライセンス
    L-CAS-3KC デバイス 3000 台のコンテキスト認識型サービス ライセンス
    L-CAS-6KC デバイス 6000 台のコンテキスト認識型サービス ライセンス
    L-CAS-12KC デバイス 12,000 台のコンテキスト認識型サービス ライセンス


    MSE ライセンスのマイグレーション

    以前のライセンシング方式を使用するレガシー ソフトウェア バージョン(リリース 7.3 以前)から、新しいライセンシング方式を使用するソフトウェア バージョン(リリース 7.4 以降)にアップグレードすると、前のエンド デバイス ライセンス(L-CAS-xKC)が自動的に(WLAN アクセス ポイントごとの)Base ロケーション ライセンスに変換されます。この変換プロセスで作成されるBase ロケーション ライセンスの数は、アップグレード前に MSE に存在していたエンド デバイス ライセンスの数によって決まります。アップグレード プロセスで作成されたBase ロケーション ライセンスの数がネットワーク内のアクセス ポイントの数より少ない場合は、Cisco アカウント チームにご連絡ください。


    Cisco MSE ライセンスのヘルプ

    ライセンスに関するテクニカル サポートについては、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に、800 553-2447 または tac@cisco.comまでお問い合わせください。ライセンス発注に関連するご質問については、シスコ カスタマー サービス http://www.cisco.com/go/customerservice/ までお問い合わせください。


    詳細情報