Unified Load Balancer 構成およびアドミニストレーション ガイド、リリース 2026.02

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Unified Load Balancer 構成およびアドミニストレーション ガイド、リリース 2026.02

BGP および BFD によるレジリエンスと通信コンバージェンス

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ノード障害時のネットワークの安定性と迅速な再ルーティングに焦点を当て、BGP および BFD プロトコルを使用してレジリエンスと通信コンバージェンスをどのように達成するかについて説明します。


ULB は、BGP および BFD プロトコルを採用して、ネットワークの安定性を維持し、ノード障害時に通信を迅速に再ルーティングできるようにします。


レジリエンスと通信コンバージェンスの仕組み


BGP の統合

BGP を使用して ULB サービスをルーティングサーバーと統合し、リアルタイムのルートアドバタイズメントと通信の再配布を容易にします。これは、Cilium のサポートにより実装され、バージョン 1.17 以降が必要です。特定の CR が作成されると、Cilium は、BGP ルータをデプロイし、BGP セッションを管理します。


迅速な障害検出のための BFD

BFD は、ルータ間のパス障害を迅速に検出し、迅速なフェールオーバーと最小限の通信中断を実現するために使用されます。


BGP 実装の制限事項

  • タイマーなどの構成を更新すると、BGP セッションが再起動します。

  • Cilium の制限により、アプリケーションは通信を分離することができず、代わりにすべての通信に BGP インターフェイスを使用します。

  • BGP サーバーモードが構成されていても、Cilium の問題によってサーバーとして機能することはできません。


BGP を構成する


BFD ピアプロファイルを定義する

BFD ピアプロファイルは、制御パケットのタイマー、エコーパケットのタイマー、BFD メッセージの最大再試行などの BFD 機能の構成を提供します。

次の手順では、ULB で BFD ピアプロファイルと関連パラメータを定義する方法について説明します。

手順

  1. グローバル構成モードで BFD ピアプロファイルを構成します。

    例:

    lbs(config)# bfd-peer-profile bfd-prof1
  2. BFD 制御パケットの送受信用のタイマーを秒単位で指定します。

    BFD 制御パケットの rx-timer の有効な範囲は、10 ~ 60000 ミリ秒です。デフォルト値は、10 ミリ秒です。

    BFD 制御パケットの tx-timer の有効な範囲は 10 ~ 60000 ミリ秒です。デフォルト値は、250 ミリ秒です。

    例:

    lbs(config-bfd-peer-profile-bfd-prof1)# control-msg rx-timer 10 tx-timer 250
  3. BFD エコーパケットを送受信するためのタイマーを秒単位で指定します。

    エコーパケットの rx-timer および tx-timer の有効な範囲は 10 ~ 60000 ミリ秒です。デフォルト値は 90 ミリ秒です。

    例:

    lbs(config-bfd-peer-profile-bfd-prof1)# echo-msg rx-timer 90 tx-timer 90
  4. BFD セッションダウンをマーク付けする BFD メッセージの最大再試行回数を指定します。

    有効な範囲は 1 ~ 255 です。デフォルト値は 3 です。

    例:

    lbs(config-bfd-peer-profile-bfd-prof1)# max-retry 3
  5. 構成を保存してコミットします。

    例:

    lbs(config-bfd-peer-profile-bfd-prof1)# end

    このコマンドを使用すると、構成をコミットまたは無視することができます。[はい(Yes)] と入力すると、構成を保存または変更できます。


BGP ピアプロファイルを設定する

BGP ピアプロファイルは、再試行タイマー、キープアライブタイマーなどの BGP セッション関連機能の構成オプションを提供します。このプロファイルは、グレースフルリスタート、EBGP マルチホップをサポートし、BGP アドバタイズメントリソースに使用するラベル機能をアドバタイズします。このプロファイル構成には、BFD 機能を有効にするためのサポートも含まれています。

この手順を実行すると、ULB で BGP ピアプロファイルと関連するパラメータを定義できます。

手順

  1. グローバル構成モードで BGP プアプロファイルを構成します。

    例:

    lbs(config)# bgp-peer-profile bgp-prof1
  2. BFD ピアプロファイルを構成する

    例:

    lbs(config)# bfd-peer-profile bfd-prof1
  3. 必要に応じて、BGP セッションに関連するタイマーを定義します。

    Table 1. BGP セッション タイマー パラメータ

    CLI コマンド

    説明

    範囲

    デフォルト値

    connection-retry-timer

    ピアのダウンまたは Pod の再起動を検出した場合に接続を再試行するためのタイマー

    1 ~ 300

    12

    graceful-restart restart-timer

    BGP ピアのグレースフルリスタート機能を有効化します

    1 ~ 4095

    無効化

    hold-timer

    ピアのダウンを検出した場合に、アド払い図されたルートを保持するために BGP ピアとネゴシエートするタイマー

    3 ~ 300

    3

    keepalive-timer

    BGP ピアにキープアライブメッセージを送信するタイマー期間

    1 ~ 300

    1

    Note
    タイマーは無効にできません。デプロイメントのニーズに応じてのみ調整できます。デフォルトでは、グレースフル リスタートはディセーブルになっています。
  4. BGP ピアプロファイルの一致ラベルキー/値構成を定義します。このラベルは、BGP アドバタイズメントリソースに使用されます。

    例:

    lbs(config-bgp-peer-profile-bgp-prof1)# advertise-label key advertise value bgp
  5. BGP メッセージの EBGP マルチホップカウントを構成します。

    例:

    lbs(config-bgp-peer-profile-bgp-prof1)# ebgp-multihop 5
  6. 構成を保存してコミットします。


BGP ルータを構成する

ルータは、仮想ルータ、BGP ピアリング、およびサービス IP アドバタイズメントの構成をサポートします。また、ノードを BGP ルータとして構成することもできます。

この手順を使用して、BGP ピアプロファイル、ノードセレクタ、およびサービス IP など BGP ルータとしてルータを構成します。

手順

  1. グローバル構成モードを開始します。

    例:

    [cluster1/data] lbs# config
  2. BGP ネイバーの ASN(自律システム番号)を指定して、BGP ルータを構成します。

    例:

    lbs(config)# router bgp 65000
  3. プロファイル名を指定して、BGP ピアプロファイルを構成します。

    例:

    lbs(config-router-bgp-65000)# bgp-peer-profile bgp-prof1
  4. キーと値のペアを使用してノードセレクタを指定します。

    例:

    lbs(config-bgp-peer-profile-bgp-prof1)# node-selector key feature value bgp
  5. サービス名と IP アドレスを構成します。

    例:

    lbs(config-bgp-peer-profile-bgp-prof1)# service name web-service ip 192.168.1.1
  6. ピア名、AS 番号、およびピア IP を指定します。

    例:

    lbs(config-bgp-peer-profile-bgp-prof1)# peer-name peer_name
    lbs(config-bgp-peer-profile-bgp-prof1)# peer-as AS peer-ip IP_address
    
  7. 構成を保存してコミットします。

    例:

    lbs(config-bgp-peer-profile-bgp-prof1)# end

次の構成例を使用して、BGP および BFD 設定を構成します。

config
        bfd-peer-profile bfd-prof1
        control-msg rx-timer 10 tx-timer 250
        echo-msg rx-timer 90 tx-timer 90
        max-retry 3
        exit
        bgp-peer-profile bgp-prof1
        connection-retry-timer 12 hold-timer 3 keepalive-timer 1 ebgp-multihop 255                                                                                        QAA
        bfd-peer-profile bfd-prof1
        exit
        router bgp 65000
        bgp-peer-profile bgp-prof1
        node-selector key feature value bgp
        service name pfcp ip 7.7.7.7
        service name s11 ip 8.8.8.8
        peer-name leaf1
        peer-as 63141 peer-ip 120.20.20.120
        exit
        peer-name leaf1-v6
        peer-as 63141 peer-ip 2006::98
        exit
        peer-name leaf2
        peer-as 63141 peer-ip 130.30.30.130
        exit
        peer-name leaf2-v6
        peer-as 63141 peer-ip 3006::98
        exit
        exit