LDAP 同期の概要
Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)の同期は、システムのエンドユーザのプロビジョニングと設定を支援します。LDAP の同期中、システムは外部 LDAP ディレクトリから Cisco Unified Communications Manager データベースにユーザのリストと関連するユーザ データをインポートします。また、従業員のデータの変更を漏らさずに記録するため、定期的な同期スケジュールを設定できます。
ユーザ ID とディレクトリ URI
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ユーザ ID:Cisco Unified Communications Manager でユーザ ID の値を指定する必要があります。この値はデフォルトの IM アドレス スキームおよびユーザのログインに必要です。デフォルト値は
sAMAccountName
です。
重要
ユーザ ID の属性が
sAMAccountName
以外の場合で、Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービスでデフォルトの IM アドレス方式が使用されている場合は、次のようにクライアント コンフィギュレーション ファイルでパラメータの値として属性を指定する必要があります。CDI パラメータは UserAccountName
です。<UserAccountName>attribute-name</UserAccountName>
設定で属性を指定せず、属性が
sAMAccountName
以外の場合、クライアントはディレクトリ内の連絡先を解決できません。この結果、ユーザはプレゼンスを取得せず、インスタント メッセージを送信または受信できません。
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ディレクトリ URI:以下を予定している場合は、ディレクトリ URI の値を指定する必要があります。 -
Cisco Jabber で URI ダイヤルを有効にする。
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Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービス バージョン 10 以降でディレクトリ URI アドレス スキームを使用する。
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Cisco Unified Communications Manager がディレクトリ ソースと同期すると、ディレクトリ URI とユーザ ID の値を取得して、それらを Cisco Unified Communications Manager データベースのエンド ユーザ設定テーブルに入力します。
その後で、Cisco Unified Communications Manager データベースが Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービス データベースと同期します。その結果、ディレクトリ URI とユーザ ID の値が Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービス データベースのエンド ユーザ設定テーブルに入力されます。