Cisco Jabber のアプリケーションとの統合

Microsoft SharePoint 2010 および 2013 でのプレゼンスの設定

IM アドレスがメール アドレスと異なる状況で組織がユーザのプロファイルを定義する場合は、クライアントと Microsoft SharePoint 2010 および 2013 の間でプレゼンス統合を有効にする追加設定が必要になります。

始める前に

  • Cisco Jabber for Windows クライアント専用。

  • すべてのサイトが Microsoft SharePoint Central Administration(CA)と同期していることを確認します。

  • Microsoft SharePoint と Active Directory 間の同期がセットアップされていることを確認します。

手順


ステップ 1

Microsoft SharePoint 2013 を使用している場合は、次の情報でユーザの SharePoint CA プロファイル ページを更新します。

  1. [SIPアドレス(SIP Address)] プロファイル フィールドを空白のままにします。

  2. [勤務先電子メール(Work email)] プロファイル フィールドに、ユーザ プロファイルを入力します。たとえば、john4mail@example.pst と入力します。

ステップ 2

Microsoft SharePoint 2010 を使用している場合は、次の情報でユーザの SharePoint CA プロファイル ページを更新します。

  1. [SIPアドレス(SIP Address)] プロファイル フィールドに、ユーザ プロファイルを入力します。たとえば、john4mail@example.pst と入力します。

  2. [勤務先電子メール(Work email)] プロファイル フィールドを空白のままにします。


クライアントのアベイラビリティ

ユーザは、クライアントの [オプション(Options)] ウィンドウの [ステータス(Status)] タブで自分たちがミーティング中であることを第三者に知らせるためのオプションを設定することによって、自分たちのアベイラビリティが予定表イベントに影響するかどうかを定義できます。このオプションは、予定表内のイベントとユーザのアベイラビリティを同期させます。クライアントには、サポートされている統合カレンダーの [ミーティング中(In a meeting)] アベイラビリティしか表示されません。

クライアントは、[ミーティング中(In a meeting)] アベイラビリティに関する次の 2 つのソースの使用をサポートします。

(注)  

モバイル クライアント向け Cisco Jabber は、Cisco Jabber 11.7 リリース以降でこのミーティング統合機能をサポートします。


  • Microsoft Exchange と Cisco Unified Communication Manager IM and Presence の統合:オンプレミス展開に適用されます。Cisco Unified Presence の [マイ プレゼンス ステータスをカレンダー情報に包含する(Include Calendar information in my Presence Status)] フィールドとクライアントの [ミーティング中(In a meeting)] オプションは同じものです。両方のフィールドが Cisco Unified Communication Manager IM and Presence データベース内の同じ値を更新します。

    ユーザが両方のフィールドを別々の値で設定した場合は、最後に設定したフィールドが優先されます。クライアントが実行されている際に、ユーザが [マイ プレゼンス ステータスをカレンダー情報に包含する(Include Calendar information in my Presence Status)] フィールドの値を変更すると、ユーザはその変更を適用させるためにクライアントを再起動する必要があります。

  • Cisco Jabber クライアント:オンプレミス展開とクラウドベース展開に適用されます。[ミーティング中(In a meeting)] アベイラビリティを設定するには、クライアントの Cisco Unified Communication Manager IM and Presence と Microsoft Exchange の統合を無効にする必要があります。クライアントは、Cisco Unified Communication Manager IM and Presence と Microsoft Exchange 間の統合がオンなのか、オフなのかをチェックします。また、クライアントは、統合がオフの場合にだけアベイラビリティを設定できます。

次の展開シナリオで、アベイラビリティの作成方法について説明します。

導入シナリオ

[ミーティング中(個人用のカレンダーより)(In a meeting (according to my calendar))] を選択します。

[ミーティング中(個人用のカレンダーより)(In a meeting (according to my calendar))] を選択しません。

Cisco Unified Communication Manager IM and Presence と Microsoft Exchange 間の統合を有効にする

Cisco Unified Communication Manager IM and Presence によってアベイラビリティ ステータスが設定されます。

アベイラビリティ ステータスは変更されません。

Cisco Unified Communication Manager IM and Presence と Microsoft Exchange 間の統合を有効にしない

クライアントにより、アベイラビリティ ステータスが設定されます。

アベイラビリティ ステータスは変更されません。

クラウドベース展開

クライアントにより、アベイラビリティ ステータスが設定されます。

アベイラビリティ ステータスは変更されません。

また、次の表に、展開シナリオ別にサポートされるアベイラビリティの説明を示します。

クライアントで有効にされたアベイラビリティ

Cisco Unified Communication Manager IM and Presence と Microsoft Exchange の統合によって有効にされたアベイラビリティ

[オフライン(ミーティング中)(Offline in a meeting)] アベイラビリティはサポートされません。

[オフライン(ミーティング中)(Offline in a meeting)] アベイラビリティがサポートされます。

非予定表イベントに対して [ミーティング中(In a meeting)] アベイラビリティがサポートされます。

非予定表イベントに対して [ミーティング中(In a meeting)] アベイラビリティはサポートされません。

(注)   

[オフライン(ミーティング中)(Offline in a meeting)] アベイラビリティは、ユーザがクライアントにログインしていないが、ユーザの予定表にイベントが存在していることを意味します。

非予定表イベントとは、インスタント ミーティング、[オフライン(Offline)]、[電話中(On a call)]などのユーザの予定表に表示されないイベントを意味します。

プロトコル ハンドラ

Cisco Jabber は、次のプロトコル ハンドラをオペレーティング システムに登録し、クリックツーコールまたはクリックツー IM 機能を Web ブラウザやその他のアプリケーションから使用できるようにします。
  • XMPP: または XMPP://

    Cisco Jabber でインスタント メッセージを開始し、チャット ウィンドウを開きます。

  • IM: または IM://

    Cisco Jabber でインスタント メッセージを開始し、チャット ウィンドウを開きます。

  • TEL: または TEL://

    Cisco Jabber で音声またはビデオ コールを開始します。


    (注)  

    TEL は Apple 純正の電話機に登録されます。Cisco Jabber for iPhone and iPad を相互起動するために使用することはできません。


  • CISCOTEL: または CISCOTEL://

    Cisco Jabber で音声またはビデオ コールを開始します。

  • SIP: または SIP://

    Cisco Jabber で音声またはビデオ コールを開始します。

  • CLICKTOCALL: または CLICKTOCALL://

    Cisco Jabber で音声またはビデオ コールを開始します。

プロトコル ハンドラのレジストリ エントリ

プロトコル ハンドラとして登録するために、クライアントが Microsoft Windows レジストリの次の場所に書き込みます。
  • HKEY_CLASSES_ROOT\tel\shell\open\command

  • HKEY_CLASSES_ROOT\xmpp\shell\open\command

  • HKEY_CLASSES_ROOT\im\shell\open\command

2 つ以上のアプリケーションが同一プロトコルのハンドラとして登録される場合は、レジストリに最後に書き込まれたアプリケーションが優先されます。たとえば、Cisco Jabber が XMPP: のプロトコル ハンドラとして登録された後に別のアプリケーションが XMPP: のプロトコル ハンドラとして登録された場合は、別のアプリケーションの方が Cisco Jabber より優先されます。

HTML ページのプロトコル ハンドラ

HTML ページに、href 属性の一部としてプロトコル ハンドラを追加します。HTML ページに表示されるハイパーリンクをクリックすると、クライアントはプロトコルに対して適切な処理を実行します。

TEL および IM プロトコル ハンドラ

HTML ページの TEL: および IM: プロトコル ハンドラの例。

<html>
  <body>
    <a href="TEL:1234">Call 1234</a><br/>
    <a href="IM:msmith@domain">Send an instant message to Mary Smith</a>
  </body>
</html>

前の例では、ユーザがハイパーリンクをクリックして 1234 に発信すると、クライアントはその電話番号への音声コールを開始します。ユーザが Mary Smith にインスタント メッセージを送信するハイパーリンクをクリックすると、クライアントは Mary とのチャット ウィンドウを開きます。

CISCOTEL および SIP プロトコル ハンドラ

HTML ページの CISCOTEL および SIP プロトコル ハンドラの例:

<html>
  <body>
    <a href="CISCOTEL:1234">Call 1234</a><br/>
				<a href="SIP:msmith@domain">Call Mary</a><br/>
    <a href="CISCOTELCONF:msmith@domain;amckenzi@domain">Weekly conference call</a>
  </body>
</html>

上記の例では、ユーザが 1234 へコール または Mary にコール のハイパーリンクをクリックすると、クライアントはその電話番号への音声コールを開始します。

XMPP プロトコル ハンドラ

HTML ページの XMPP: プロトコル ハンドラを使用したグループ チャットの例。

<html>
  <body>
    <a href="XMPP:msmith@domain;amckenzi@domain">Create a group chat with Mary Smith and Adam McKenzie</a>
  </body>
</html>

前の例では、ユーザが Mary Smith および Adam McKenzie とのグループ チャットを作成するハイパーリンクをクリックすると、クライアントは Mary および Adam とのグループ チャット ウィンドウを開きます。


ヒント

XMPP: および IM: ハンドラに連絡先リストを追加し、グループ チャットを作成します。連絡先を区切るには、次の例のようにセミコロンを使用します。

XMPP:user_a@domain.com;user_b@domain.com;user_c@domain.com;user_d@domain.com

件名と本文の追加

プロトコル ハンドラに件名と本文を追加できます。これにより、ユーザがパーソンツーパーソンまたはグループのチャットを作成するために、ハイパーリンクをクリックすると、クライアントはチャット ウィンドウを開き、前もって入力された件名と本文を表示します。

件名と本文は、次のいずれのシナリオでも追加できます。
  • クライアントでインスタント メッセージング用にサポートされているプロトコル ハンドラを使用する

  • パーソンツーパーソン チャットまたはグループ チャットのいずれか

  • 件名と本文を含める、またはそのどちらかを含める

次の例では、ユーザが下のリンクをクリックすると、前もって入力された I.T Desk の本文を含む、パーソンツーパーソン チャット ウィンドウが開きます。
xmpp:msmith@domain?message;subject=I.T.%20Desk
次の例では、ユーザが下のリンクをクリックすると、[I.T Desk] のトピックを含む [グループチャットの開始(Start Group Chat)] ダイアログボックスが開き、チャット ウィンドウの入力ボックスには「Jabber 10.5 Query」というテキストが入力されています。
im:user_a@domain.com;user_b@domain.com;user_c@domain.com?message;subject=I.T%20Desk;body=Jabber%2010.5%20Query

プロトコル ハンドラでサポートされるパラメータ

モバイル クライアントの相互起動

モバイル クライアント用 Cisco Jabber では、指定したアプリケーションに戻ることができます。たとえば、番号をダイヤルする ciscotel URI リンクを作成する場合に、パラメータとしてアプリケーション名を追加し、コールの終了時にそのアプリケーションに戻るようユーザに要求できます。
ciscotel://1234567?CrossLaunchBackSchema=SomeAppSchema&CrossLaunchBackAppName=SomeAppName
  • CrossLaunchBackAppName:コール終了時に Cisco Jabber が相互起動するアプリケーションの名前を入力することをユーザに求めます。
    • none(デフォルト):ダイアログ ボックスにアプリケーションが表示されません。

    • app_name:ダイアログ ボックスに表示されるアプリケーション名。

  • CrossLaunchBackSchema:コールが終了したときに使用するスキーマを指定します。
    • none(デフォルト):Cisco Jabber に留まります。

    • schema:アプリケーションの相互起動に使用されるスキーマ。

サポートされる区切り文字

HTML ページの URI リンクを作成するときに、セミコロンを使用して文字を区切ることができます。これは、SIP、Tel、CiscoTel、および ClickToCall プロトコル ハンドラでサポートされます。次の例では、2 つの番号を使用する電話会議がリンクに作成されます。
tel:123;123
IM プロトコルは、セミコロン区切り文字をサポートしています。次の例では、2 人の参加者がいるグループ チャットがリンクに作成されます。
im:participant1@example.com,participant2@example.com

DTMF サポート

IM ウィンドウでの DTMF の入力

クライアントの会話ウィンドウで、DTMF 数字を含むプロトコル ハンドラを入力すると、参加者が使用できるリンクがクライアントによって作成されます。サポートされるプロトコルは、TEL、CISCOTEL、SIP、CLICKTOCALL、CISCOIM、IM および XMPPです。サポートされるパラメータは番号または SIP URI です。

次の例では、番号が 1800123456、エントリの PIN が 5678# です。この TEL URI リンクを使用して会議リンクが作成されます。
tel:1800123456,,,5678#

アクティブ コールでの DTMF の入力

コール中、ユーザは DTMF 数字をコピーしてクライアントのコール ウィンドウに貼り付けることができます。ユーザは会議招待状の会議 ID、参加者 ID、PIN を簡単に入力できます。アクティブ コール中に英数字の文字列を入力すると、それらの文字列はキーパッドの対応する番号に解釈されます。

サポートされている DTMF 信号

ユーザが、Jabber がコールしているシステムでサポートされていない DTMF 信号を入力した場合、Jabber はユーザの入力を発信しません。

Cisco Jabber for Windows および mobiles では、次の DTMF 信号がサポートされています。

  • 0 ~ 9

  • #

  • *

  • A ~ D