仮想マシン設定タスク
アップグレードするソフトウェアバージョンの要件を満たすように仮想マシン設定を変更する必要がある場合は、この章の手順を使用してください。
始める前に
新しいリリース要件を満たすために仮想マシンをアップグレードする必要があるかどうかを確認します。要件を確認するには、「Cisco Collaboration Virtualization」に移動し、Unified Communications Manager および インスタント メッセージングとプレゼンス アプリケーションのリンクを参照します。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
VMware vCenter は、Cisco Business Edition またはテスト済みリファレンス構成(TRC)ハードウェアから、UC on UCS 仕様ベースのハードウェアまたはサードパーティ サーバ仕様ベースのハードウェアに移行する場合にのみ必要です。VMware vCenter が必要な場合は、最初にインストールして設定します。 UC on UCS テスト済みリファレンス構成ハードウェアに Unified Communications Manager または インスタント メッセージングとプレゼンス を展開する場合、VMware vCenter の使用は任意です。 |
|
ステップ 2 |
リリースの要件を満たす vSphere ESXi ハイパーバイザのバージョンをインストールする必要があります。 Unified Communications Manager または インスタント メッセージングとプレゼンス のアップグレードを開始する前に、ESXi ハイパーバイザをアップグレードすることをお勧めします。ただし、現在インストールされているこれらのアプリケーションのバージョンが、新しいリリースに必要な ESXi バージョンと互換性がない場合は、シスコ アプリケーションをアップグレードした後に ESXi バージョンをアップグレードすることができます。 |
|
ステップ 3 |
OVA ファイルには、仮想マシン設定用に事前定義された一連のテンプレートが用意されています。サポートされるキャパシティ レベル、必要な OS/VM/SAN 配置などの項目が含まれます。 この手順は任意です。すでに仮想マシンで Unified Communications Manager または インスタント メッセージングとプレゼンス を実行している場合は、展開サイズが変更されない限り、新しい OVA テンプレートをダウンロードおよびインストールする必要はありません。システムのサイズを変更する場合は、導入用にサイズ変更された新しいリリースの OVA テンプレートをダウンロードしてインストールします。 |
|
ステップ 4 |
新しいリリースの Unified Communications Manager または インスタント メッセージングとプレゼンス にアップグレードするために、仮想マシン(VM)の vCPU、vRAM、vDisk、または vNIC を変更する必要がある場合は、この手順を使用します。 このステップは、Unified CM OS 管理インターフェイスまたは PCD アップグレード タスクのいずれかを使用してアップグレードを実行する、直接アップグレードの場合にのみ実行してください。 |
|
ステップ 5 |
複数の vDisk が必要な大規模な仮想マシン(VM)導入に移行する場合は、次の手順を使用します。 |
VMware vCenter のインストールと設定
UC on UCS テスト済みリファレンス構成ハードウェアに Unified Communications Manager または インスタント メッセージングとプレゼンス を展開する場合、VMware vCenter の使用は任意です。VMware vCenter は、UC on UCS 仕様ベースのハードウェアおよびサードパーティ サーバ仕様ベースのハードウェアに導入する場合に必須です。
VMware vCenter では、パフォーマンス データを収集できます。アプリケーションのインストールおよび設定方法については、VMWare のマニュアルを参照してください。手順
ステップ 1 |
VMware vCenter をインストールします。 |
ステップ 2 |
パフォーマンス統計で追跡される詳細のレベルを設定します。統計レベルの範囲は 1 ~ 4 で、レベル 4 にはほとんどのデータが含まれています。UCS 仕様ベースまたは HP/IBM 仕様ベースの導入では、統計レベルを 4 に設定する必要があります。 |
ステップ 3 |
すべての統計情報を保持するのに十分な領域があることを確認するために、データ サイズの見積もりを表示します。 |
vSphere ESXi のアップグレード
Unified Communications Manager の新しいリリースにアップグレードするために vSphere ESXi ハイパーバイザを更新する必要がある場合は、次の手順を使用します。
手順
ステップ 1 |
次のいずれかの方法を使用して、Unified Communications Manager を実行している仮想マシンをホスト サーバから移動します。
|
ステップ 2 |
VMware によって示されるアップグレード手順を使用して、vSphere ESXi をアップグレードします。 |
ステップ 3 |
vSphere ESXi が正常にアップグレードされたことを確認します。 |
ステップ 4 |
次のいずれかの方法を使用して、Unified Communications Manager を実行している仮想マシンをホスト サーバに戻します。
|
OVA テンプレートのダウンロードとインストール
OVA ファイルには、仮想マシン設定用に事前定義された一連のテンプレートが用意されています。サポートされるキャパシティ レベル、必要な OS/VM/SAN 配置などの項目が含まれます。OVA ファイルに関する情報については、https://www.cisco.com/c/dam/en/us/td/docs/voice_ip_comm/uc_system/virtualization/cisco-collaboration-virtualization.html で「Unified Communications Virtualization Sizing Guidelines」のトピックを検索してください。
この手順は任意です。すでに仮想マシンで Unified Communications Manager または インスタント メッセージングとプレゼンス を実行している場合は、展開サイズが変更されない限り、新しい OVA テンプレートをダウンロードおよびインストールする必要はありません。システムのサイズを変更している場合は、導入に合わせてサイズ変更した OVA テンプレートをダウンロードおよびインストールします。
手順
ステップ 1 |
現在のリリースに OVA テンプレートをします。
|
ステップ 2 |
1 つの OVA ファイルをダウンロードするには、そのファイルの横にある [ファイルのダウンロード(Download File)] ボタンをクリックします。複数の OVA ファイルをダウンロードするには、ダウンロードする各ファイルの横にある [カートに追加(Add to Cart)] ボタンをクリックし、次に [カートのダウンロード(Download Cart)] リンクをクリックします。 |
ステップ 3 |
[カートのダウンロード(Download Cart)] ページの [ダウンロードを続行(Proceed with Download)] ボタンをクリックします。 |
ステップ 4 |
[ソフトウェア ライセンス契約書(Software License Agreement)] のページの情報を読み、[同意する(Agree)] ボタンをクリックします。 |
ステップ 5 |
次のリンクの 1 つをクリックします。
|
ステップ 6 |
ファイルを保存します。
|
仮想マシン構成仕様の変更
新しいリリースの Unified Communications Manager または インスタント メッセージングとプレゼンス にアップグレードするために、仮想マシン(VM)の vCPU、vRAM、vDisk、または vNIC を変更する必要がある場合は、次の手順を使用します。
VM 要件の詳細については、リリースに対応する OVA テンプレートの README ファイルを参照してください。OVA テンプレートおよび要件の詳細については、www.cisco.com/go/virtualized-collaboration に移動して、「Implementing Virtualization Deployments」のトピックを参照してください。
始める前に
vDisk の記憶域を増やす必要がある場合は、その前に仮想マシン(VM)スナップショットを削除する必要があります。削除しないと、ディスク サイズの増加オプションはグレー表示されます。『Working with Snapshots』を参照してください。
手順
ステップ 1 |
ディザスタリカバリシステム(DRS)のバックアップを実行します。 |
ステップ 2 |
(任意) 9.x 以前からのアップグレードで、更新アップグレードの容量要件を満たすために vDisk 領域を増やす必要がある場合は、次の COP ファイルをインストールします。 ciscocm.vmware-disk-size-reallocation-<latest_version>.cop.sgn |
ステップ 3 |
仮想マシンをシャット ダウンします。 |
ステップ 4 |
必要に応じて仮想マシンの設定を変更します。 vSphere クライアントを使用した設定の変更については、製品のユーザ マニュアルを参照してください。 |
ステップ 5 |
アップグレードを続行し、仮想マシンの電源をオンにします。 |
単一から複数の vDisk 仮想マシンへの移行
複数の vDisk が必要な、より大型の仮想マシン(VM)の導入に移行する場合、次の手順を実行します。この手順を完了した後、仮想マシン構成仕様の変更 で仕様がリリースの要件を満たしていることを確認する必要があります。
手順
ステップ 1 |
既存の仮想マシン(VM)のバックアップを実行するには、ディザスタ リカバリ システム(DRS)を使用します。 |
ステップ 2 |
既存の VM の電源をオフにしてネットワークから削除します。 |
ステップ 3 |
適切な OVA テンプレートを使用して、正しいユーザ数で新しい VM を導入します。 |
ステップ 4 |
同じホスト名と IP アドレスを使用して、新しい VM 上で インスタント メッセージングとプレゼンス または Unified Communications Manager の同じソフトウェア リリースの新規インストールを実行します。 |
ステップ 5 |
新しい VM の DRS の復元を実行します。 |