Cisco Unified Communications Manager の TCP と UDP ポートの使用に関する概要
Cisco Unified Communications Manager の TCP および UDP ポートは、次のカテゴリに整理されます。
-
Cisco Unified Communications Manager サーバ間のクラスタ間ポート
-
共通サービス ポート
-
Cisco Unified Communications Manager と LDAP ディレクトリとの間のポート
-
CCMAdmin または CCMUser から Cisco Unified Communications Manager への Web 要求
-
Cisco Unified Communications Manager から電話機への Web 要求
-
電話機と Cisco Unified Communications Manager との間のシグナリング、メディア、およびその他の通信
-
ゲートウェイと Cisco Unified Communications Manager との間のシグナリング、メディア、およびその他の通信
-
アプリケーションと Cisco Unified Communications Manager との間の通信
-
CTL クライアントとファイアウォールとの通信
-
HP サーバ上の特殊なポート
上記のそれぞれのカテゴリのポートの詳細については、「"ポートの説明"」を参照してください。
![]() (注) |
シスコでは、これらのポートで想定されるすべての設定シナリオを検証しているわけではありません。 この一覧を参考にした結果、設定に問題が発生した場合は、シスコのテクニカルサポートにお問い合わせください。 |
ポートの参照は、特に Cisco Unified Communications Manager に適用されます。 リリースによってポートが異なる場合があり、今後のリリースで新しくポートが追加される可能性もあります。 このため、インストールされている Cisco Unified Communications Manager のバージョンに一致するバージョンのマニュアルを使用していることを確認してください。
ほとんどすべてのプロトコルは双方向ですが、セッション送信元からみた方向性は想定されています。 デフォルトのポート番号は、管理者が手動で変更できる場合もありますが、ベスト プラクティスとしてこのような変更は推奨しません。 Cisco Unified Communications Manager が内部使用に限って複数のポートを開くことに注意してください。
Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアをインストールすると、デフォルトではサービスアビリティ用に次のネットワーク サービスが自動的にインストールされてアクティブになります。 詳細については、「"Cisco Unified Communications Manager サーバの間のクラスタ内ポート"」を参照してください。
-
Cisco Log Partition Monitoring(共通パーティションを監視および消去します。 このサービスは、カスタム共通ポートを使用しません)
-
Cisco Trace Collection Service(TCTS ポート使用)
-
Cisco RIS Data Collector(RIS サーバ ポート使用)
-
Cisco AMC Service(AMC ポート使用)
ファイアウォール、ACL、または QoS の設定は、トポロジ、テレフォニー デバイスおよびテレフォニー サービスの配置とネットワーク セキュリティ デバイスの配置との関係、および使用中のアプリケーションとテレフォニー拡張機能によって異なります。 また、デバイスやバージョンによって、ACL のフォーマットが異なることにも注意してください。
![]() (注) |
Cisco Unified Communications Manager でマルチキャスト保留音(MoH)ポートを設定することもできます。 管理者が実際のポート値を指定するため、マルチキャスト MOH のポート値は提供されません。 |
![]() (注) |
システムの一時ポート範囲は 32768〜61000 で、電話を登録したままにするには、ポートを開く必要があります。 詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/security/asa-5500-series-next-generation-firewalls/tsd-products-support-series-home.html を参照してください。 |
![]() (注) |
ポート 22 への接続が開かれ、調整されないようにファイアウォールを設定してください。 IM and Presence サブスクライバノードのインストール中に、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャノードへの複数の接続が短時間で連続して開かれます。 これらの接続を調整すると、インストールが失敗する可能性があります。 |