クラスタ内最大ログイン時間の強制(Enforce Intra-cluster Maximum Login Time)
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ローカル ログインの最大時間を指定するには、[True] を選択します。 この時間の経過後に、システムは自動的にデバイスをログアウトさせます。 デフォルト設定の [False] は、ログインの最大時間が存在しないことを意味します。
自動ログアウトを設定するには、このサービス パラメータに [True] を選択し、[クラスタ内最大ログイン時間(Intra-cluster Maximum Login Time)] サービス パラメータにシステムの最大ログイン時間を指定する必要もあります。 その後、Cisco Unified Communications Manager は、すべてのログインに対して自動ログアウト サービスを使用します。
[クラスタ間最大ログイン時間を実施(Enforce Intra-cluster Maximum Login Time)] の値が [False] に設定されており、[クラスタ間最大ログイン時間(Intra-cluster Maximum Login Time)] サービス パラメータに有効な最大ログイン時間を指定すると、[クラスタ間最大ログイン時間を実施(Enforce Intra-cluster Maximum Login Time)] は自動的に [True] に変更されます。
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クラスタ内最大ログイン時間(Intra-cluster Maximum Login Time)
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このパラメータは、ユーザがローカルにデバイスにログイン可能な最大時間(8:00(8 時間)や :30(30 分)など)を設定します。 [クラスタ内最大ログイン時間の強制(Enforce Intra-cluster Maximum Login Time)] パラメータが [False] に設定されている場合、システムはこのパラメータを無視し、最大ログイン時刻を 0:00 に設定します。
有効な値は HHH:MM の形式で 0:00 ~ 168:00 です。ここで、HHH は時間数を、MM は分数を表します。
(注)
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内線モビリティを設定するためにユーザアクセスを許可する場合は、[ユーザ プロファイル設定(User Profile Configuration)] の [エンド ユーザが内線モビリティの最大ログイン時間を設定できるようにする(Allow End User to set their Extension Mobility maximum login time)] チェックボックスを使用して設定します。ユーザのセルフケア ポータル内の設定は、[クラスタ内の最大ログイン時間(Intra-cluster Maximum Login Time)]サービスパラメータの値をオーバーライドします。
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同時要求の最大数(Maximum Concurrent Requests)
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同時に実行可能なログイン操作またはログアウト操作の最大数を指定します。 この数値により、Cisco Extension Mobility サービスがシステム リソースを過剰に消費するのを防止します。 デフォルト値の 5 は、ほとんどのケースで適切な値です。
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複数ログイン動作(Multiple Login Behavior)
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ユーザが 1 つの電話機にログインし、その後同じクラスタまたは別のクラスタにある 2 台目の電話機にログインすると、ユーザは、[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ページで定義されている [複数ログイン動作(Multiple Login Behavior)] 設定に基づいて、2 台目の電話機でログイン動作を表示できます。
ドロップダウン リストから、次のいずれかのオプションを選択します。
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[複数のログインを許可する(Multiple Logins Allowed)]:同時に複数のデバイスにログインできます。
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[複数のログインを許可しない(Multiple Logins Not Allowed)]:1 つのデバイスにしかログインできません。 2 台目のデバイスへのログインに失敗すると、電話にはエラー コード "25"([複数のログインを許可しない(Multiple Logins Not Allowed)])が表示されます。 最初のデバイスからログアウトした場合にのみ、正常にログインできます。 これがデフォルト値です。
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[自動ログアウト(Auto Logout)]:ユーザが 2 台目のデバイス(Extension Mobility または Extension Mobility Cross Cluster のいずれか)へのログインを試行すると、Cisco Unified Communications Manager が自動的に 1 台目のデバイスからユーザをログアウトさせます。
これは必須フィールドです。
(注)
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複数ログイン動作は、2 つの Extension Mobility Cross Cluster ログイン間でも適用されます。
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英数字のユーザ ID
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ユーザ ID に英数字を含めることを許可するには、[True] を選択します。 [False] を選択すると、ユーザ ID には数字しか含めることができなくなります。
(注)
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[英数字ユーザ ID(Alphanumeric User ID)] パラメータは、システム全体に適用されます。 英数字ユーザ ID と数字ユーザ ID を混在させることができます。 システムは、英数字キーパッドを使用して入力可能なユーザ ID
しかサポートしません。 大文字と小文字が区別されるユーザ ID フィールドでは、小文字を使用する必要があります。
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ログインした最後のユーザを記憶する(Remember the Last User Logged In)
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[いいえ(False)] を選択した場合、システムは電話機にログインした最後のユーザを記憶しません。 ユーザが一時的にしか電話機にアクセスしない場合に、このオプションを使用します。 電話機にログインした最後のユーザを記憶するには、[はい(True)] を選択します。
電話機に 1 人のユーザしかアクセスしない場合に、このオプションを使用します。
たとえば、Cisco Extension Mobility を使用して、電話機から許可されたコールのタイプを有効化します。 ログインしていない、オフィス電話を使用しているユーザは、内線または緊急コールしか発信できません。 ただし、Cisco Extension Mobility を使用してログインすると、市内、長距離、および国際コールを発信できます。 このシナリオでは、電話機に定期的にログインするのはこのユーザだけです。 この場合は、ログインした最後のユーザ ID を記憶するように Cisco Extension Mobility を設定することには意味があります。
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クラスタ内 EM 上の通話履歴の消去(Clear Call Logs on Intra-cluster EM)
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Cisco Extension Mobility の手動ログインまたは手動ログアウト中に通話履歴を消去するように指定するには、[True] を選択します。
ユーザが IP フォンで Cisco Extension Mobility サービスを利用している間は、すべてのコール(発信、着信、不在)が通話履歴に記録され、IP フォンのディスプレイに表示して確認できます。 プライバシーを保護するには、[通話履歴を全件消去(Clear Call Log)] サービス パラメータを
[True] に設定します。 これにより、あるユーザがログアウトして、別のユーザがログインしたときに通話履歴が消去されることが保証されます。
Extension Mobility Cross Cluster(EMCC)では、ユーザが電話機にログインまたは電話機からログアウトするたびに通話履歴が消去されます。
(注)
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通話履歴は、手動ログイン/ログアウト時にのみ消去されます。 Cisco Extension Mobility のログアウトが自動的にまたは手動ログアウト以外の方法で発生した場合、通話履歴は消去されません。
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IP アドレスの検証(Validate IP Address)
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このパラメータは、ログインまたはログアウトを要求している送信元の IP アドレスを検証するかどうかを設定します。
このパラメータが [はい(True)] に設定された場合は、Cisco Extension Mobility のログイン要求またはログアウト要求が発生した IP アドレスが検証され、信頼できるかどうかが確認されます。
検証は、最初に、ログインまたはログアウトするデバイスのキャッシュに対して実行されます。
IP アドレスがキャッシュ内または信頼された IP アドレスのリスト内で見つかった場合や IP アドレスが登録済みデバイスの場合、デバイスはログインまたはログアウトできます。 IP アドレスが見つからなかった場合は、ログインまたはログアウトの試みがブロックされます。
このパラメータが [False] に設定されている場合は、Cisco Extension Mobility のログイン要求またはログアウト要求が検証されません。
IP アドレスの検証は、デバイスへのログインまたはデバイスからのログアウトに必要な時間に影響する可能性がありますが、無許可のログインまたはログアウトの試みを阻止してセキュリティを強化できます。 この機能は、特に、リモート デバイスの別の信頼されたプロキシ
サーバからのログインとともに使用することをお勧めします。
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信頼された IP のリスト(Trusted List of IPs)
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このパラメータは、テキスト ボックスとして表示されます(最大長は 1024 文字です)。 テキスト ボックスには、信頼された IP アドレスまたはホスト名の文字列をセミコロンで区切って入力できます。 IP アドレス範囲と正規表現はサポートされません。
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プロキシを許可する(Allow Proxy)
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このパラメータが [True] の場合は、ウェブプロキシを使用する Cisco Extension Mobility のログイン操作とログアウト操作が許可されます。
このパラメータが [False] の場合は、プロキシ経由で受信された Cisco Extension Mobility のログイン要求とログアウト要求が拒否されます。
選択した設定は、[IP アドレスの検証(Validate IP Address)] パラメータが [はい(True)] に指定されている場合にのみ適用されます。
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Extension Mobility のキャッシュ サイズ(Extension Mobility Cache Size)
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このフィールドには、Cisco Extension Mobility によって維持されるデバイス キャッシュのサイズを入力します。 このフィールドの最小値は 1000、最大値は 20000、デフォルト値は 10000 です。
入力した値は、[IP アドレスの検証(Validate IP Address)] パラメータが [はい(True)] に指定されている場合にのみ適用されます。
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