UCS の Call Home の概要
Call Home では、重要なシステム ポリシーに対して電子メールベースの通知が提供されます。ポケットベル サービスや XML ベースの自動化された解析アプリケーションとの互換性のために、さまざまなメッセージ フォーマットが用意されています。この機能を使用して、ネットワーク サポート エンジニアにポケットベルで連絡したり、ネットワーク オペレーション センターに電子メールを送信したりできます。また、Cisco Smart Call Home サービスを使用して TAC のケースを生成できます。
Call Home 機能では、診断情報および環境の障害とイベントに関する情報が含まれるアラート メッセージを配信できます。
Call Home 機能では、複数の受信者(Call Home 宛先プロファイルと呼びます)にアラートを配信できます。各プロファイルには、設定可能なメッセージ フォーマットとコンテンツ カテゴリが含まれます。Cisco TAC へアラートを送信するための宛先プロファイルが事前に定義されていますが、独自の宛先プロファイルを定義することもできます。
メッセージを送信するように Call Home を設定すると、Cisco UCS Manager によって適切な CLI show コマンドが実行され、コマンド出力がメッセージに添付されます。
Cisco UCS では、Call Home メッセージが次のフォーマットで配信されます。
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1 または 2 行で障害を説明する、ポケットベルや印刷レポートに適したショート テキスト フォーマット。
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詳細な情報を十分に書式が整えられたメッセージで提供する、ユーザが読むのに適したフル テキスト フォーマット。
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Extensible Markup Language(XML)と Adaptive Messaging Language(AML)XML Schema Definition(XSD)を使用する、コンピュータで読み取り可能な XML フォーマット。AML XSD は Cisco.com の Web サイトで公開されています。XML フォーマットでは、シスコの TAC との通信が可能になります。
Call Home 電子メール アラートをトリガする可能性がある障害についての情報は、『Cisco UCS Faults and Error Messages Reference』を参照してください。
次の図に、Call Home が設定されたシステムで Cisco UCS 障害がトリガーされた後のイベントの流れを示します。
