この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco UCS Manager を使用して Cisco UCS ドメインのすべての Cisco UCS C3X60 サーバ ノード を管理およびモニタできます。電源状態の変更など一部のサーバ管理タスクは、サーバおよびサービス プロファイルから実行できます。
残りの管理タスクは、サーバ上でだけ実行できます。
シャーシ内のサーバ スロットが空の場合、そのスロットに関する情報、エラー、および障害が Cisco UCS Manager から提供されます。サーバ ミスマッチ エラーを解決し、そのスロット内のサーバを再検出するために、スロットを再認識させることもできます。
サービス プロファイルとサーバまたはサーバ プールを関連付けます。
次に、ServProf34 という名前のサービス プロファイルに関連付けられたサーバをブートして、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile ServProf34 UCS-A /org/service-profile # power up UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile #
Cisco UCS Manager にサーバ、およびそのサーバのすべてのエンドポイントを再検出させる必要がある場合は、次の手順を実行します。 たとえば、サーバがディスカバリ状態など、予期していなかった状態から抜け出せなくなっている場合に、この手順を使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次の例では、シャーシ 3 のサーバ 1 を認識し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# acknowledge server 3/1 UCS-A* # commit-buffer UCS-A #
次に、シャーシ 3 のサーバ 1 の電源をただちに再投入し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # cycle cycle-immediate UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
この手順を使用して、インストールされているオペレーティング システムによりサーバをシャットダウンする場合、Cisco UCS Manager により、この OS のグレースフル シャットダウン シーケンスがトリガーされます。
サービス プロファイルとサーバまたはサーバ プールを関連付けます。
次に、ServProf34 という名前のサービス プロファイルに関連付けられたサーバをシャットダウンして、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope service-profile ServProf34 UCS-A /org/service-profile # power down UCS-A /org/service-profile* # commit-buffer UCS-A /org/service-profile #
サーバをリセットすると、Cisco UCS Manager により、リセット ライン上にパルスが送信されます。 オペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを選択することができます。 オペレーティング システムでグレースフル シャットダウンがサポートされていない場合、サーバ電源の再投入が行われます。 Cisco UCS Manager に、サーバをリセットする前にすべての管理操作を完了させるオプションでは、これらの操作がサーバのリセット前に完了するかどうかは保証されていません。
(注) | 電源切断状態からサーバをブートする場合は、[Reset] を使用しないでください。 この手順を使用して電源投入を続けると、サーバの望ましい電源状態が実際の電源状態と同期しなくなり、サーバが後で予期せずシャットダウンすることがあります。 選択したサーバを電源切断状態から安全にリブートするには、[Cancel] をクリックし、[Boot Server] アクションを選択します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次に、シャーシ 3 のサーバ 1 のハード リセットをただちに実行し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # reset hard-reset-immediate UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
C3X60 サーバ ノード を出荷時の設定にリセットできるようになりました。デフォルトでは、出荷時へのリセット操作は、ストレージ ドライブに影響しません。これはデータの損失を防止するためです。ただし、これらのデバイスを既知の状態にリセットすることもできます。
次のガイドラインは、スクラブ ポリシー使用時に C3X60 サーバ ノード に適用されます。
C3X60 サーバ ノード では、スクラブ ポリシーを使用して、ストレージを削除できません。
C3X60 サーバ ノード では FlexFlash ドライブをサポートしていません。
C3X60 サーバ ノード では、スクラブ ポリシーを使用してのみ BIOS をリセットできます。
ストレージ デバイスをリセットすると、データが失われる可能性があります。
サーバを出荷時のデフォルト設定にリセットするには、次の手順を実行します。
次に、ストレージを削除せずに、サーバを工場出荷時の初期状態にリセットして、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # reset factory-default UCS-A /chassis/server* # commit-buffer
次に、サーバを工場出荷時の初期状態にリセットし、FlexFlash ストレージを削除して、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # reset factory-default delete-flexflash-storage UCS-A /chassis/server* # commit-buffer
次に、サーバを工場出荷時の初期状態にリセットし、すべてのストレージを削除して、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # reset factory-default delete-storage UCS-A /chassis/server* # commit-buffer
次に、サーバを工場出荷時の初期状態にリセットし、すべてのストレージを削除し、すべてのディスクを初期状態に設定して、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # reset factory-default delete-storage create-initial-storage-volumes UCS-A /chassis/server* # commit-buffer
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次の例では、シャーシ 3 のサーバ 1 を削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# remove server 3/1 UCS-A* # commit-buffer UCS-A #
ブレード サーバを物理的に取り付けなおす場合は、スロットを再認識して、Cisco UCS Manager にこのサーバを再検出させる必要があります。
詳細については、サーバの認識を参照してください。
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次の例では、シャーシ 3 のサーバ 1 を解放し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# decommission server 3/1 UCS-A* # commit-buffer UCS-A #
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次に、シャーシ 3 のサーバ 1 のロケータ LED を点灯し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # enable locator-led UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
次に、シャーシ 3 のサーバ 1 上でのみマスタ ノードのロケータ LED を点灯し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 3/1 UCS-A /chassis/server # enable locator-led multi-master UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次に、シャーシ 3 のサーバ 1 のロケータ LED を消灯し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 3/1 UCS-A /chassis/server # disable locator-led UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
次に、シャーシ 3 のサーバ 1 上のマスタ ノードのロケータ LED の電源を切断し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope chassis 3/1 UCS-A /chassis/server # disable locator-led multi-master UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
発生したすべての訂正可能および訂正不可能なメモリ エラーをリセットするには、この手順を使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次に、シャーシ 3 のサーバ 1 のハード リセットをただちに実行し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # reset-all-memory-errors UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
出荷時のデフォルト設定に IPMI をリセットする必要がある場合は、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次に、IPMI を出荷時のデフォルト設定にリセットし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # reset-ipmi UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
現在実行されているファームウェアで問題が発生した場合など、非常に珍しいケースですが、サーバのトラブルシューティング時に、CIMC のリセットが必要になることがあります。 この手順は、通常のサーバ メンテナンスには含まれません。 CIMC のリセット後、サーバは、そのサーバで実行されているバージョンのファームウェアを使ってブートされます。
CIMC をリセットすると、CIMC がリブートするまでの間、Cisco UCS の電力モニタリング機能が短時間使用不能になります。 通常は 20 秒しかかかりませんが、その間にピーク電力制限を超える可能性があります。 非常に低い電力制限が設定された環境で、設定された電力制限を超えないようにするには、CIMC のリブートまたはアクティブ化を交互に実施することを検討してください。
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次に、シャーシ 3 のサーバ 1 の CIMC をリセットし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # scope cimc UCS-A /chassis/server/cimc # reset UCS-A /chassis/server/cimc* # commit-buffer UCS-A /chassis/server/cimc #
非常に珍しいケースですが、サーバのトラブルシューティング時に、CMOS のリセットが必要になることがあります。 この手順は、通常のサーバ メンテナンスには含まれません。
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次に、シャーシ 3 のサーバ 1 の CMOS をリセットし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # reset-cmos UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
すべての KVM セッションをリセットおよびクリアする必要がある場合は、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次に、すべての KVM セッションをリセットおよびクリアし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # reset-kvm UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
システムが応答しないままになっており、Cisco UCS Manager で、CIMC から Non Maskable Interrupt(NMI)を BIOS またはオペレーティング システムに発行する必要がある場合は、次の手順を実行します。 このアクションにより、サーバにインストールされているオペレーティング システム応じて、コア ダンプまたはスタック トレースが作成されます。
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次に、シャーシ 3 のサーバ 1 から NMI を送信し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # diagnostic-interrupt UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
非常に珍しいケースですが、サーバの問題により、破損した BIOS の復旧が必要になることがあります。この手順は、通常のサーバ メンテナンスには含まれません。BIOS の復旧後、サーバは、そのサーバで実行されているバージョンのファームウェアを使ってブートされます。
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次に、BIOS を復旧する例を示します。
UCS-A# scope server 3/1 UCS-A /chassis/server # recover-bios S5500.0044.0.3.1.010620101125 UCS-A /chassis/server* # commit-buffer UCS-A /chassis/server #
サーバのヘルス LED は各サーバの前面にあります。Cisco UCS Manager ではセンサー故障が発生すると、ブレードのヘルス LED の色が緑からオレンジ、またはオレンジの点滅に変わります。
名前 |
説明 |
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[Severity] カラム |
アラームの重大度。次のいずれかになります。 |
[Description] カラム |
アラームの簡単な説明。 |
[Sensor ID] カラム |
アラームをトリガーしたセンサーの ID。 |
[Sensor Name] カラム |
アラームをトリガーしたセンサーの名前。 |
コマンドまたはアクション | 目的 |
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次の例では、シャーシ 1 サーバ 3 のヘルス LED ステータスとセンサー アラームを表示する方法を示します。
UCS-A# scope server 1/3 UCS-A /chassis/server # show health-led expand Health LED: Severity: Normal Reason: Color: Green Oper State: On UCS-A /chassis/server #