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シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーは、新しいシャーシまたは FEX を追加したときのシステムの対処方法を決定します。Cisco UCS Manager はシャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーの設定を使用して、シャーシまたは FEX とファブリック インターコネクト間のリンク数の最小しきい値を決定し、IOM からファブリック インターコネクトへのリンクをファブリック ポート チャネルにグループ化するかどうかを決定します。
Cisco UCS M-Series モジュラ サーバの場合は、Cisco UCS 6200 Seriesのファブリック インターコネクトとモジュラ シャーシ間の接続は、常にポート チャネル モードとなります。したがって、Cisco UCS M-Series モジュラ サーバにはシャーシ ディスカバリ ポリシーは適用されません。
Cisco UCS Manager Release 3.1(2) and later releases do not support Cisco UCS M-Series Servers.
Cisco UCS Mini の構成では、拡張シャーシ 上のみでシャーシ ディスカバリ ポリシーがサポートされます。
Cisco UCS ドメインのシャーシの配線リンク数が 1、2、4、および 8 である場合は、Cisco UCS Manager がすべてのシャーシを検出できるように、シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーにドメインの最小リンク数を設定することを推奨します。
ヒント | Cisco UCS ドメインのファブリック インターコネクトがさまざまなタイプの I/O モジュールに接続しており、それぞれの I/O モジュールが異なる最大アップリンク数に対応している場合、そのドメインで最大限のシャーシ接続を確立するには、プラットフォームの最大値を選択します。プラットフォームの最大値を設定することで、サポートされる最大数の IOM アップリンクが I/O モジュールごとに接続されている場合にのみ、Cisco UCS Manager がシャーシ(接続とサーバを含む)を検出するようになります。 |
初回の検出後、設定よりも配線されるリンク数が多いシャーシを再認識させると、すべての使用可能なリンクを使用できるように、シャーシが Cisco UCS Manager によって設定されます。
Cisco UCS Manager は、シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーで設定されているリンク数よりも配線リンク数が少ないシャーシを検出できません。たとえば、シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーで 4 つのリンクが設定されている場合、Cisco UCS Manager は 1 つまたは 2 つのリンクに配線されたシャーシを検出できません。この問題を解決するには、シャーシを再認識させます。
シャーシで配線されるリンク数 | 1 リンクのディスカバリ ポリシー | 2 リンクのディスカバリ ポリシー | 4 リンクのディスカバリ ポリシー | 8 リンクのディスカバリ ポリシー | プラットフォーム最大のディスカバリ ポリシー |
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IOM とファブリック インターコネクト間で 1 つのリンクが存在 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、1 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
IOM とファブリック インターコネクト間で 2 つのリンクが存在 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、1 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、2 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
IOM とファブリック インターコネクト間で 4 つのリンクが存在 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、1 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、2 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、4 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
IOM に 4 つのリンクがある場合、シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、4 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 IOM に 8 つのリンクがある場合、シャーシは Cisco UCS Manager によって十分に検出されません。 |
IOM とファブリック インターコネクト間で 8 つのリンクが存在 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、1 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、2 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、4 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、8 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、8 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 |
ファブリック ポート チャネルをサポートするハードウェア構成の場合、リンクをグループ化すると、シャーシ ディスカバリの実行中に、IOM からファブリック インターコネクトへのすべてのリンクをファブリック ポート チャネルにグループ化するかどうかが決まります。リンクのグループ化プリファレンスが [Port Channel] に設定されている場合、IOM からファブリック インターコネクトへのすべてのリンクがファブリック ポート チャネルにグループ化されます。[None] に設定すると、IOM からのリンクはファブリック インターコネクトにピン接続されます。
Cisco UCS Manager によってファブリック ポート チャネルを作成した後、リンクの追加または削除を行うには、リンク グループのプリファレンスを変更してシャーシを再認識させるか、またはポート チャネルからシャーシを有効または無効にします。
(注) | リンク グループ化のプリファレンスは、IOM または FEX とファブリック インターコネクト間のリンクの両サイドがファブリック ポート チャネルをサポートしている場合にのみ有効になります。リンクの一方がファブリック ポート チャネルをサポートしていない場合は、このプリファレンスは無視され、リンクはポート チャネルにグループ化されません。 |
ポート チャネルにおいて、デフォルトでは、ファブリック インターコネクト(FI)内のポートにある入力マルチキャスト トラフィックは、IOM とトラフィックを出力するファブリック インターコネクト間の特定のリンクを選択します。帯域幅での潜在的な問題を抑制し、入力マルチキャスト トラフィックに効率的なロード バランシングを提供する場合、マルチキャスト トラフィックに対してハードウェア ハッシュが使用されます。マルチキャスト ハードウェア ハッシュを有効にすると、IOM とポート チャネル内のファブリック インターコネクト間のすべてのリンクがマルチキャスト トラフィックに使用できます。
Cisco UCS のピン接続は、アップリンク ポートにだけ関連します。シャーシ ディスカバリで [Link Grouping Preference] を [None] に設定した場合は、IOM は指定のサーバからのトラフィックを、スタティック ルート ピン接続を使用して、アップリンク ポートからファブリック インターコネクトに転送します。
次の表は、IOM とファブリック インターコネクト間のアクティブなファブリック リンク数に基づき、IOM とファブリック インターコネクト間でピン接続がどのように行われるかを示します。
アクティブなファブリック リンクの数 |
ファブリック リンクにピン接続されるサーバ スロット |
---|---|
1 リンク |
すべての HIF ポートがアクティブ リンクにピン接続されます。 |
2 リンク |
1、3、5、7 はリンク 1 にピン接続 2、4、6、8 はリンク 2 にピン接続 |
4 リンク |
1、5 はリンク 1 にピン接続 2、6 はリンク 2 にピン接続 3、7 はリンク 3 にピン接続 4、8 はリンク 4 にピン接続 |
8 リンク(2208XP のみ) |
1 はリンク 1 にピン接続 2 はリンク 2 にピン接続 3 はリンク 3 にピン接続 4 はリンク 4 にピン接続 5 はリンク 5 にピン接続 6 はリンク 6 にピン接続 7 はリンク 7 にピン接続 8 はリンク 8 にピン接続 |
1、2、4、8 リンクだけがサポートされます。3、5、6、7 リンクは無効な構成となります。
特定のサーバからのトラフィックをアップリンク ポートにピン接続すると、ユニファイド ファブリックをきめ細かく制御でき、アップリンクのポート帯域幅の使用率を最適化できますが、特定の回路にトラフィックが過剰に集中してしまうという問題が生じます。この問題は、ポート チャネリングを使用することで解決できます。ポート チャネリングでは、IOM とファブリック インターコネクト間のすべてのリンクを、1 つのポート チャネルとしてグループ化します。ポート チャネルではロード バランシング アルゴリズムを使用して、トラフィックの送信先となるリンクが決定されます。この結果、最適なトラフィック管理が行われます。
Cisco UCS では、Link Aggregation Control Protocol(LACP)を介したポート チャネリングのみがサポートされます。ファブリック ポート チャネルをサポートするハードウェア構成の場合、シャーシ ディスカバリの実行中に IOM からファブリック インターコネクトへのすべてのリンクをファブリック ポート チャネルにグループ化するかどうかは、リンクのグループ化によって決まります。[Link Grouping Preference] が [Port Channel] に設定されている場合、IOM からファブリック インターコネクトへのすべてのリンクがファブリック ポート チャネルにグループ化されます。このパラメータを [None] に設定すると、IOM からファブリック インターコネクトへのリンクは、ファブリック ポート チャネルにグループ化されません。
ファブリック ポート チャネルが作成されると、リンク グループのプリファレンスを変更してシャーシを再認識させることで、またはポート チャネルからシャーシをイネーブル化またはディセーブル化することで、リンクの追加または削除を行えます。
次の例では、デフォルト シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーにスコープ設定し、ファブリック インターコネクトへの 4 つのリンクを持つシャーシの検出に設定し、ポリシーに説明を加え、シャーシの資格認定に使用するサーバ プール ポリシー資格情報を指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope chassis-disc-policy UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set action 4-link UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set descr "This is an example chassis/FEX discovery policy." UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set qualifier ExampleQual UCS-A /org/chassis-disc-policy* # commit-buffer UCS-A /org/chassis-disc-policy #
次の例では、デフォルト シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーにスコープ設定し、ファブリック インターコネクトへの 8 つのリンクを持つシャーシの検出に設定し、ポリシーに説明を加え、ポート チャネルにリンク グルーピング プリファレンスを設定し、シャーシの資格認定に使用するサーバ プール ポリシー資格情報を指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope chassis-disc-policy UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set action 8-link UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set descr "This is an example chassis/FEX discovery policy." UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set link-aggregation-pref port-channel UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set qualifier ExampleQual UCS-A /org/chassis-disc-policy* # commit-buffer UCS-A /org/chassis-disc-policy #
次の例では、デフォルト シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーにスコープ設定し、ファブリック インターコネクトへの 4 つのリンクを持つシャーシの検出に設定し、ポリシーに説明を加え、ポート チャネルにリンク グルーピング プリファレンスを設定し、マルチキャスト ハードウェア ハッシュを有効にし、シャーシの資格認定に使用するサーバ プール ポリシー資格情報を指定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope chassis-disc-policy UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set action 4-link UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set descr "This is an example chassis/FEX discovery policy." UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set link-aggregation-pref port-channel UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set multicast-hw-hash enabled UCS-A /org/chassis-disc-policy* # set qualifier ExampleQual UCS-A /org/chassis-disc-policy* # commit-buffer UCS-A /org/chassis-disc-policy #
特性のシャーシのファブリック ポート チャネルの接続をカスタマイズするには、シャーシ接続ポリシーを設定します。
シャーシ接続ポリシーは、特定のシャーシがシャーシ ディスカバリ後にファブリック ポート チャネルに含められるかどうかを決定します。このポリシーは、グローバル シャーシ ディスカバリ ポリシーで指定したのとは異なる方法で 1 つ以上のシャーシを設定する場合に役立ちます。シャーシ接続ポリシーは、ファブリック インターコネクトごとに異なる接続モードを許容し、シャーシ接続に関して提供される制御レベルをさらに拡張します。
デフォルトでは、シャーシ接続ポリシーはグローバルに設定されます。これはつまり、接続制御はシャーシが新しく検出されたときに、シャーシ ディスカバリ ポリシーに設定された内容を使用して設定されることを意味しています。シャーシが検出されると、接続制御が「なし」と「ポート チャネル」のどちらに設定されるかを、シャーシ接続ポリシーが制御します。
40G バックプレーン設定は、22xx IOM には適用されません。
シャーシ接続ポリシーは、ハードウェア設定がファブリック ポート チャネルをサポートする場合に限り、Cisco UCS Manager によって作成されます。Cisco UCS M-Series モジュラ サーバは、シャーシ接続ポリシーの作成をサポートしていません。
Cisco UCS Manager Release 3.1(2) and later releases do not support Cisco UCS M-Series Servers.
Cisco UCS Mini の構成では、拡張シャーシ 上のみでシャーシ接続ポリシーの作成がサポートされます。
シャーシの接続モードを変更すると、VIF 名前空間が減少することがあります。
注意 | シャーシの接続モードを変更すると、シャーシが再認識されます。 その間トラフィックが中断されます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope chassis-conn-policy chassis-num [a | b} | 指定されたシャーシとファブリックのシャーシ接続ポリシー組織モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/chassis-conn-policy # set link-aggregation-pref {global | none | port-channel} | IOM または FEX からファブリック インターコネクトへのリンクをポート チャネルにグループ化するかを指定します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/chassis-conn-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例に、2 つのシャーシのファブリック ポート チャネル接続を変更する方法を示します。シャーシ 6 ファブリック A はポート チャネルに変更され、シャーシ 12 ファブリック B は個別リンクに変更されます。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope chassis-conn-policy 6 a UCS-A /org/chassis-conn-policy # set link-aggregation-pref port-channel UCS-A /org/chassis-conn-policy* # up UCS-A /org* # scope chassis-conn-policy 12 b UCS-A /org/chassis-conn-policy* # set link-aggregation-pref none UCS-A /org/chassis-conn-policy* # commit-buffer UCS-A /org/chassis-conn-policy #
ラック サーバ ディスカバリ ポリシーは、新しいラックマウント サーバを追加したときのシステムの対処方法を決定します。Cisco UCS Manager は、ラック サーバ ディスカバリ ポリシーの設定を使用して、ハード ディスク上のデータをスクラビングするかどうか、サーバ検出をただちに開始するかどうか、またはユーザの明示的な確認応答を待つ必要があるかどうかを決定します。
Cisco UCS Manager では、正しく配線されておらず、ファブリック インターコネクトに接続されていないラックマウント サーバは検出できません。サポート対象の Cisco UCS ラックマウント サーバを Cisco UCS Manager に統合する方法については、適切な 『rack-mount server integration guide』 を参照してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org / |
ルート組織モードを開始します。
| ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope rackserver-disc-policy |
組織ラック サーバ ディスカバリ ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/rackserver-disc-policy # set action {immediate | user-acknowledged} |
新しいラック サーバの追加にシステムが対応する方法を指定します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/rackserver-disc-policy #set descr description | (任意)
ラック サーバ ディスカバリ ポリシーに説明を加えます。
| ||
ステップ 5 | UCS-A /org/rackserver-disc-policy # set scrub-policy scrub-pol-name |
新しく検出されたラック サーバ上で実行する必要があるスクラブ ポリシーを指定します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/rackserver-disc-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、デフォルト ラック サーバ ディスカバリ ポリシーにスコープを設定し、すぐに新しいラック サーバを検出するよう設定し、ポリシーの説明を記入し、scrubpol1 というスクラブ ポリシーを指定して、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope rackserver-disc-policy UCS-A /org/rackserver-disc-policy* # set action immediate UCS-A /org/rackserver-disc-policy* # set descr "This is an example rackserver discovery policy." UCS-A /org/rackserver-disc-policy* # set scrub-policy scrubpol1 UCS-A /org/rackserver-disc-policy* # commit-buffer UCS-A /org/rackserver-disc-policy #
ポート間でパケットを効率的に切り替えるために、ファブリック インターコネクトは MAC アドレス テーブルを保持しています。ファブリック インターコネクトは、受信したパケットの MAC ソース アドレスと、パケットが読み取られた関連ポートを使用して、MAC アドレス テーブルを動的に構築します。ファブリック インターコネクトは、設定可能なエージング タイマーで定義されたエージング メカニズムを使用して、エントリが MAC アドレス テーブル内にとどまる期間を判断します。アドレスの非アクティブ状態が所定の秒数続くと、そのアドレスは MAC アドレス テーブルから削除されます。
MAC アドレス エントリ(MAC アドレスとその関連ポート)が MAC アドレス テーブルにとどまる時間(エージ)はユーザが設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink |
イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # set mac-aging {dd hh mm ss | mode-default | never} |
MAC アドレス テーブルのエージング タイムを指定します。設定済みのイーサネット スイッチング モードに依存するデフォルト値にエージング タイムを設定するには、mode-default キーワードを使用します。アイドルのまま経過した時間にかかわらず MAC アドレスがテーブルから削除されないようにするには、never キーワードを使用します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、MAC アドレス テーブルに 1 日と 12 時間のエージング タイムを設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # set mac-aging 01 12 00 00 UCS-A /eth-uplink* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink #
Cisco UCS Manager リリース 3.1(2) よりも前のリリースでは、バージョン ホルダは先着順に選択されます。検出されたシャーシ サーバとラック サーバは、要件を満たしており、バージョン ホルダの数が許容最大数に達していない場合にバージョン ホルダになることができます。バージョン ホルダとしてマークされたデバイスは、解放または削除されるまでバージョン ホルダのままになります。たとえば、デバイスと一方または両方のファブリック インターコネクトの間の接続ステータスがダウン状態になっても、デバイスはバージョン フォルダから削除されません。
状況によっては、ハイ アベイラビリティ(HA)バージョン ホルダとして選択されている共有ストレージ デバイスが長時間にわたって到達不能なることがあります。Cisco UCS Manager リリース 3.1(2) では、正常に機能しているデバイスに対応する新しい優先 HA バージョン ホルダを指定する機能が追加されています。バージョン ホルダの再選択を起動すると、これらの新しい優先 HA デバイスが最初に選択されます。
HA バージョン ホルダを交換する場合は、以下のガイドラインを考慮してください。
デバイスの再選択が起動されるためには、両方のファブリック インターコネクトが動作している必要があります。
Cisco UCS Mini では、優先 HA バージョン ホルダの交換をサポートしていません。
優先バージョン ホルダには、現在共有ストレージ用にサポートされている任意のデバイスがなることができます。
優先バージョン ホルダ デバイスは 5 つまで指定できます。ただし、アクティブ HA アクセス用に 3 つのデバイスのみが選ばれます。
共有ストレージ デバイスの再選択を起動すると、現在アクティブなデバイスがすべて削除され、新しいアクティブ デバイス セットが選択されます。このデバイス セットには、以前アクティブだったデバイスが含まれる可能性があります。優先バージョン ホルダとして指定されたデバイスは、最初にアクティブ デバイスとして選択されます。
共有ストレージ デバイスの再選択は、いつでも起動できます。ただし、デバイスは次のシナリオでのみバージョン ホルダとして選択されます。
HA バージョン ホルダの交換は、必ず Cisco UCS Manager CLI を通じて行います。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope system |
システム モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /system # create preferred-ha-devicedevice-serial |
指定した優先 HA デバイスを作成します。 |
ステップ 3 | UCS-A /system/ preferred-ha-device # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ステップ 4 | UCS-A /system/ preferred-ha-device* # exit |
システム モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /system # show preferred-ha-devices |
優先 HA バージョン ホルダの一覧と、それらがアクティブであるかどうかを表示します。 |
次の例では、優先バージョン ホルダの作成方法を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # create preferred-ha-device FCH1606V02F UCS-A /system/ preferred-ha-device* # commit-buffer UCS-A /system/ preferred-ha-device # exit UCS-A /system # show preferred-ha-devices Preferred Version Holder: Chassis Serial Active -------------- ------ FCH1606V02F Yes FOX1636H6R3 Yes FOX1636H6R4 No
バージョン ホルダの再選択を起動します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope system |
システム モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /system # delete preferred-ha-devicedevice-serial |
指定した優先 HA デバイスを削除します。 |
ステップ 3 | UCS-A /system/ preferred-ha-device* # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ステップ 4 | UCS-A /system/ preferred-ha-device # exit |
システム モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /system # show preferred-ha-devices |
優先 HA バージョン ホルダの一覧と、それらがアクティブであるかどうかを表示します。 |
次の例では、優先バージョン ホルダの削除方法を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # delete preferred-ha-device FCH1606V02F UCS-A /system/ preferred-ha-device* # commit-buffer UCS-A /system/ preferred-ha-device # exit UCS-A /system # show preferred-ha-devices Preferred Version Holder: Chassis Serial Active -------------- ------ FOX1636H6R3 Yes FOX1636H6R4 No
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、バージョン ホルダの再選択を起動する例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # re-elect-ha-devices
優先バージョン ホルダを含め、動作可能なすべてのバージョン ホルダを表示するには、次のコマンドを使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、現在動作可能なすべてのバージョン ホルダを表示する例を示します。
UCS-A# scope system UCS-A /system # show operational-ha-devices Current Version Holder: Serial ------ FOX1636H6R5