システム関連ポリシーの設定
ラック サーバ ディスカバリ ポリシーの設定
ラック サーバ ディスカバリ ポリシー
ラック サーバ ディスカバリ ポリシーは、新しいラックマウント サーバを追加したときのシステムの対処方法を決定します。Cisco UCS Manager は、ラック サーバ ディスカバリ ポリシー内の設定を使用して、ハード ディスク上のデータがスクラビングされたかどうか、およびサーバ検出を直ちに実行する必要があるかユーザの明示的な承認を待機する必要があるかを決定します。
Cisco UCS Manager は、ファブリック インターコネクトに適切にケーブル接続されていないラックマウント サーバを検出できません。サポート対象の Cisco UCS ラックマウント サーバを Cisco UCS Manager に統合する方法については、適切な『rack-mount server integration guide』を参照してください。
ラック サーバ ディスカバリ ポリシーの設定
手順 | コマンドまたはアクション | 目的 |
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ステップ 1 | UCS-A# scope org /
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ルート組織モードを開始します。
(注)
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ラック サーバ ディスカバリ ポリシーは、ルート組織からだけアクセスできます。
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ステップ 2 | UCS-A /org # scope rackserver-disc-policy
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組織ラック サーバ ディスカバリ ポリシー モードを開始します。
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ステップ 3 | UCS-A /org/rackserver-disc-policy # set action
{immediate | user-acknowledged}
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新しいラック サーバの追加にシステムが対応する方法を指定します。
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ステップ 4 | UCS-A /org/rackserver-disc-policy #set descr
description
| (任意)
ラック サーバ ディスカバリ ポリシーに説明を加えます。
(注)
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説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合は、説明を引用符で括る必要があります。引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。
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ステップ 5 | UCS-A /org/rackserver-disc-policy # set scrub-policy
scrub-pol-name
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新しく検出されたラック サーバ上で実行する必要があるスクラブ ポリシーを指定します。
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ステップ 6 | UCS-A /org/rackserver-disc-policy # commit-buffer
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トランザクションをシステム設定にコミットします。
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次の例は、デフォルト ラック サーバ ディスカバリ ポリシーに範囲を設定し、すぐに新しいラック サーバを検出するよう設定し、ポリシーの説明を記入し、scrubpol1 というスクラブ ポリシーを指定して、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org /
UCS-A /org # scope rackserver-disc-policy
UCS-A /org/rackserver-disc-policy* # set action immediate
UCS-A /org/rackserver-disc-policy* # set descr "This is an example rackserver discovery policy."
UCS-A /org/rackserver-disc-policy* # set scrub-policy scrubpol1
UCS-A /org/rackserver-disc-policy* # commit-buffer
UCS-A /org/rackserver-disc-policy #
MAC アドレス テーブルのエージング タイムの設定
MAC アドレス テーブルのエージング タイム
ポート間でパケットを効率的に切り替えるために、ファブリック インターコネクトは MAC アドレス テーブルを保持しています。ファブリック インターコネクトは、受信したパケットの MAC ソース アドレスと、パケットが読み取られた関連ポートを使用して、MAC アドレス テーブルを動的に構築します。ファブリック インターコネクトは、設定可能なエージング タイマーで定義されたエージング メカニズムを使用して、エントリが MAC アドレス テーブル内にとどまる期間を判断します。アドレスの非アクティブ状態が所定の秒数続くと、そのアドレスは MAC アドレス テーブルから削除されます。
MAC アドレス エントリ(MAC アドレスとその関連ポート)が MAC アドレス テーブルにとどまる時間(エージ)はユーザが設定できます。
MAC アドレス テーブルのエージング タイムの設定
手順 | コマンドまたはアクション | 目的 |
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ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink
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イーサネット アップリンク モードを開始します。
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ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # set mac-aging {dd hh mm ss | mode-default | never}
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MAC アドレス テーブルのエージング タイムを指定します。設定済みのイーサネット スイッチング モードに依存するデフォルト値にエージング タイムを設定するには、mode-default キーワードを使用します。アイドルのまま経過した時間にかかわらず MAC アドレスがテーブルから削除されないようにするには、never キーワードを使用します。
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ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink # commit-buffer
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トランザクションをシステム設定にコミットします。
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次に、MAC アドレス テーブルに 1 日と 12 時間のエージング タイムを設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope eth-uplink
UCS-A /eth-uplink # set mac-aging 01 12 00 00
UCS-A /eth-uplink* # commit-buffer
UCS-A /eth-uplink #