機能
次に、Cisco Intersight 仮想アプライアンスからアクセスできる重要な機能の概要を示します。Intersight の機能の詳細なリストについては、<Your FQDN>/help からアクセスできるヘルプ センターの「サポートされる機能マトリックス」セクションを参照してください。
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HyperFlex クラスタの展開:HyperFlex インストーラが HyperFlex クラスタを短時間で展開します。インストーラ ウィザードを使用して、クラスタの事前構成定義(「HyperFlex クラスタ プロファイル」と呼ばれる)を作成します。この定義は、HyperFlex クラスタの設定や HyperFlex ノードの意図した構成の論理表現です。
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HyperFlex クラスタの拡張:HyperFlex Data Platform バージョン 4.0(2e)以降では、ESXi ベースの 10/25 GbE HyperFlex Edge およびファブリック インターコネクトが接続されたクラスタを 3 つ以上のノードで拡張できます。
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HyperFlex クラスタ アップグレード:HyperFlex Data Platform バージョン 4.0(1a)から、InterFlex を使用して HyperFlex クラスタの HyperFlex Data Platform、VMware ESXi、および HX サーバファームウェアをアップグレードできます。現在、HX サーバ ファームウェア アップグレードは、HyperFlex Edge システムでのみ使用できます。
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ダッシュボード管理:Cisco Intersight には、Cisco UCS および Cisco HyperFlex システムにまたがるダッシュボードがあります。ウィジェットを追加、削除、または並べ替えることで複数のダッシュボード ビューの作成、カスタマイズ、名前の変更、および管理ができます。[ウィジェット ライブラリ(Widget Library)] では、ダッシュボードにピン留めするウィジェットの選択、サーバやクラスタの詳細のプレビュー、ウィジェットの検索、およびウィジェットへのカスタム タイトルの追加が行えます。ウィジェットの複数のインスタンスを追加して、さまざまなターゲットを監視できます。ダッシュボードごとに最大 30 個のウィジェットを追加できます。ウィジェットは、管理対象ターゲットの健全性とインベントリ ステータスのビューを提供する他に、次のリアルタイム データを報告します。
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グローバル インベントリ:データセンターまたはリモートの場所にある、サポート対象システム全体のインベントリに関する情報が表示されます。
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Cisco Intersight 仮想アプライアンスのライセンス ステータス
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サーバ HCL ステータスの概要
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障害監視:すべての管理対象システムの障害を管理し、アラートを設定します。
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過去 24 時間のタスクの概要
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ファームウェア ステータス:ファームウェアのバージョンを監視および管理します。
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クラスタの詳細:HyperFlex クラスタの詳細。ノード(数)、容量、使用率、HyperFlex のバージョンが含まれます。このウィジェットから、対応する HyperFlex クラスタの詳細ページを直接起動できます。
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カスタム メトリック ウィジェット:表示するメトリックのリアルタイムステータス。
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サーバの詳細およびビュー:テーブル ビューには、サーバの詳細が表示されます。テーブル ビューから、デバイス エンドポイントを起動し、一括サーバ アクションを実行し、サーバの詳細ビューに移動できます。詳細ビューには、選択したサーバのサーバヘルス、インベントリ、サーバ プロファイル、ハードウェア コンプライアンス ステータス情報など、サーバの追加の詳細が表示されます。
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クラスタの詳細とテーブル ビュー:HyperFlex クラスタの詳細。ノード(数)、容量、使用率、HyperFlex のバージョンが含まれます。このテーブル ビューから、対応する HyperFlex クラスタ サーバの詳細ページを直接起動できます。
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ファブリック インターコネクトの詳細およびテーブル ビュー:テーブルビューには、ファブリックインターコネクトの詳細とそのヘルスステータスが表示されます。テーブルビューから、ファブリックインターコネクトを選択して、管理IP、ファームウェアバージョン、拡張モジュール、ポート数などの詳細を表示できます。
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ターゲットの詳細およびテーブル ビュー:テーブル ビューには、ターゲットの詳細が表示されます。テーブル ビューからターゲットを選択すると、ターゲット ID、要求、要求されたターゲットのデバイス コネクタ情報などの詳細を表示できます。
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シャーシの詳細ビューとテーブル ビュー:テーブル ビューには、シャーシの詳細が表示されます。テーブル ビューからシャーシを選択すると、管理モード、契約ステータス、プロパティ、選択したシャーシのアラームなどの追加の詳細を表示できます。
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管理インターフェイスのコンテキスト起動: Cisco Intersight 仮想アプライアンスから、Cisco UCS Manager、Cisco IMC、Cisco UCS Director、および HyperFlex Connect をコンテキスト起動し、その他の情報を取得するとともに、ターゲットでの管理操作を実行できます。
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オペレーティング システムのインストール:Intersight では、データ センターの管理対象サーバで vmedia ベースのオペレーティング システムをインストールできます。この機能を使用すると、シンプルなプロセスで一元化されたデータ センターから 1 個以上の Cisco UCS C シリーズ スタンドアロン サーバに対して無人 OS インストールを実行できます。インストールを開始する前に、必要なオペレーティング システムとサーバ設定ユーティリティ イメージと、ファイル共有の詳細をソフトウェア リポジトリに選択して追加する必要があります。OS のインストール、サポートされているオペレーティング システム、およびインストールに関する警告の詳細については、ヘルプ センターの「オペレーティング システムのインストール」および「警告」を参照してください。
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サーバ プロファイルを使用したポリシーベースの構成:サーバプロファイルは、ポリシー適合とサーバ構成を合理化することによって、リソース管理を可能にします。サーバ プロファイル ウィザードを使用してサーバ プロファイルを作成するか、C シリーズ サーバの設定の詳細を Cisco IMC から直接インポートできます。サーバ プロファイル ウィザードを使用して、サーバをプロビジョニングするためのサーバプロファイルを作成できます。また、サーバをスムーズに展開するためのポリシーを作成し、構成の不一致が原因で生じる障害を排除できます。
サーバ プロファイル ウィザードは、サーバ ポリシーを 4 つのグループ(コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、および管理ポリシー)にグループ化します。作成したサーバ プロファイルは、必要に応じて、編集、複製、展開、または割り当て解除できます。[サーバ プロファイル(Server Profiles)] テーブル ビューから、サーバ プロファイル 詳細ビューに詳細を表示するプロファイルを選択します。
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サーバ アクションおよび一括サーバ アクション:サーバ アクションを使用すると、サーバを管理できます。Cisco Intersight で [サーバ(Servers)] をクリックすると、[サーバ テーブル(Servers Table)] ビューが表示されます。1 つ以上のサーバを選択し、省略記号アイコンをクリックすると、サーバ アクションを一括して実行できます。[サーバの詳細(Server Details)]ページに移動し、[証明書の設定(Set Certificate)]、[アセットタグの設定(Set Asset Tags)]、[ユーザラベルの設定(Set User Label)]、[KVM の起動(Launch KVM)]、[TAC ケースのオープン(Open TAC Case)]などのサーバアクションを実行できます。
(注)
[CMOS のリセット(Reset CMOS)] および [前面パネル サーバのロック(Lock Front Panel server)] アクションは、Intersight管理対象サーバでのみサポートされます。
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Intersight 仮想アプライアンスのソフトウェア パッケージの更新:Intersight Connected Virtual Appliance は、更新サービスによって新しいバージョンが使用可能になったときにソフトウェアを自動的に更新するか、実行中のバージョンよりも上位のサポート対象バージョンに手動で更新する方法を提供します。ソフトウェアパッケージは Cisco Software Central サイトから、または Intersight のアプライアンスアカウントにアクセスしてダウンロードし、アプライアンスにアップロードする必要があります。必要なソフトウェアパッケージが次のようにダウンロードされていることを確認します。
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Cisco UCS サーバ ファームウェアおよび Cisco UCS サーバ設定ユーティリティをダウンロードするには、Cisco Software Central にアクセスします。
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Intersight Virtual Appliance、Cisco Hyperflex、および Cisco UCS Director ソフトウェアパッケージをダウンロードするには、アプライアンスアカウントにアクセスする必要があります。詳細については、「アプライアンス アカウントの作成」および Intersight 仮想アプライアンスのソフトウェアパッケージのダウンロード を参照してください。
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ファームウェアのアップグレード:Cisco Intersight 仮想アプライアンスでは、BIOS、Cisco IMC、PCI アダプタ、RAID コントローラ、およびその他のファームウェアを互換性のあるバージョンにアップグレードする際に、非対話型の Cisco Host Upgrade Utility(HUU)を使用します。この機能では、Cisco Intersight Essentials またはそれ以降のライセンスが必要です。
Intersight のファームウェアアップグレードは、以下でサポートされています。
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スタンドアロン モードで設定された Cisco UCS C シリーズ M4、M5、M6、および S シリーズ M4、M5 サーバ。
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UCSM管理モード(UMM)の Cisco ファブリック インターコネクトに接続された UCS B および C シリーズ M3、M4、M5、および M6 サーバ。
(注)
UMM の M6 サーバは現在、プライベート仮想アプライアンスではサポートされていません。
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Cisco ファブリック インターコネクトに接続された UCS B および C シリーズ M5 および M6 サーバ(Intersight管理モード)。
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UCSM管理モードの Cisco Fabric Interconnect に接続された Cisco UCS S3260 M3、M4、および M5 サーバ。
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UCSM 管理モードの Cisco ファブリック インターコネクト接続Cisco UCS S3260 シャーシ。
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UCSM 管理モードの Cisco UCS ファブリック インターコネクト シリーズ 6200、6300、6400、および 64108。
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Intersight 管理モードの Cisco UCS ファブリック インターコネクト シリーズ 6400 および 64108。
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vKVM の起動機能: Cisco Intersight 仮想アプライアンスは、ファブリック インターコネクトに接続されているシステムおよびスタンドアロンの Cisco UCS システムと HyperFlex サーバ ノードにセキュアな仮想 KVM 機能を提供します。仮想キーボード、ビデオ、マウス(KVM)コンソールを Cisco Intersight から直接起動できます。エンドポイントおよびサーバへのローカル ネットワーク接続が必要です。この機能は、Cisco Intersight Base 以上のライセンス階層で使用できます。
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Intersight は、ロールベース アクセス制御(RBAC) を提供してユーザ ロールと権限に基づいてユーザへのシステム アクセスを承認または制限します。Intersight のユーザ ロールは、ユーザが実行する必要がある一連の操作の権限のコレクションを表し、きめ細かなリソースへのアクセスを提供します。Intersight は個々のユーザまたはグループの一連のユーザにロール ベースのアクセスを提供します。
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Intersight および関連付けられている権限のサポートされているロール、ユーザまたはグループの追加方法、ロールまたは組織の作成方法、ロール間の切り替え方法の詳細な説明については、「Intersight でのロールベースのアクセス制御 (RBAC)」を参照してください。
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組織を作成する方法、カスタム ロールを作成する方法、組織の権限を定義する方法、および複数の組織にターゲットを割り当てる方法のデモンストレーションについては、「組織の概要」を参照してください。
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Intersight プラットフォームのセキュリティについては、「Cisco Intersight プラットフォームのセキュリティ」を参照してください。
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組織およびロールに関するよくある質問については、「FAQ」を参照してください。
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シングル サインオン(SSO)—SSO認証では複数のアプリケーションへのログインに 1 つのクレデンシャル セットを使用できます。SSO 認証では企業のクレデンシャルを使用して Cisco Intersight 仮想アプライアンスにログインできます。Cisco Intersight 仮想アプライアンスは SAML 2.0 を介して SSO をサポートし、サービス プロバイダー(SP)として機能して、SSO 認証のために ID プロバイダー(IdP)と統合できます。アプライアンスを介して SSO をセットアップするには、管理者ロールを持つユーザとして Cisco Intersight 仮想アプライアンスにログインし、SP メタデータをダウンロードし、ID プロバイダー(IdP)を Intersight 仮想アプライアンスに登録する必要があります。SSO のセットアップ方法の詳細については、「Intersight を介してのシングル サインオンのセットアップ」とヘルプ センターの「リソース」の SSO の項を参照してください。Intersight シングル サインオンを有効にし、Intersight を使用して外部 ID プロバイダー(IdP)でカスタム SAML 2.0 アプリケーションをセットアップする方法を示したビデオを視聴するには、こちらをクリックしてください。
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LDAP ベースの認証: Cisco Intersight 仮想アプライアンスは、組織の LDAP サーバに追加されたユーザの LDAP ベースの認証を可能にします。LDAP 構成設定とエンドポイントの設定を指定します。エンドポイントでは、ネットワーク内のディレクトリ情報の保存と維持のために LDAP がサポートされています。LDAP ポリシーは、LDAP サーバの構成設定、DNS パラメータ(DNS SRV 要求に使用されるドメイン名を取得するオプションを含む)、バインド方式、検索パラメータ、およびグループ認証設定を決定します。LDAP ポリシーにより、複数の LDAP グループを作成して LDAP サーバ データベースに追加することもできます。
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Cisco TAC との統合:Cisco Technical Assistance Center(TAC)が提供するテクニカル サポートは Essentials のライセンスに含まれています。Cisco Intersight 仮想アプライアンス のインストール、セットアップ、または操作に関する問題については、Cisco TAC でケースをオープンし、サポートを受けてください。シスコ テクニカル サポートの Web サイトでは、シスコの製品およびテクノロジーに関する技術上の問題のトラブルシューティングや解決に役立つオンライン ドキュメントやツールを提供しています(http://www.cisco.com/techsupport)。詳細については、テクニカル サポートを参照してください。
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アラーム: Cisco Intersight 仮想アプライアンスは、管理対象のすべての UCS と HyperFlex システムに関するアラームの追跡とセットアップを行うための障害監視機能を提供しています。発生したエンドポイントの障害またはしきい値に関するアラームを通知します。アラームには、障害が発生した時点で影響を受けたオブジェクトの動作状態に関する情報が含まれています。仮想アプライアンスは、[アラーム アイコン(Alarms)] アイコン(鐘の形をしたアイコン)の横に [クリティカル(Critical)] 状態と [警告(Warning)] 状態のアラームの合計数を表示します。アイコンをクリックして [クリティカル(Critical)] タブと [警告(Warning)] タブの下にアラームの詳細を表示します。アラームの詳細については、関連資料 を参照してください。
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管理タグ:Cisco Intersight 仮想アプライアンスは、サーバ、クラスタ、ファブリック インターコネクト、プロファル、およびポリシーのテーブル ビューで複数のオブジェクトにタグを選択し、追加することができます。テーブル ビューの [タグ(Tags)] からアクセスできる [共有タグの管理(Manage Shared Tags)] ウィンドウでタグを編集できます。選択したオブジェクトに共通のタグがデフォルトで表示され、新しいタグを編集したり、共通のタグを変更できます。一般的なタグを変更する場合は、同じキーを持つ既存の共通タグがオーバーライドされます。また、サーバ、ファブリック インターコネクト、ポリシー、またはクラスタに関連付けられたタグは、 (対応する [詳細 (Details)] ページ)から管理できます。選択したオブジェクトの既存のタグはデフォルトで表示され、新しいタグを追加したり、既存のタグを変更できます。
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REST API とドキュメントへのアクセス:Cisco Intersight API を通じて管理ワークフローを自動化し、ターゲットをプロビジョニング、レポート、追跡、および管理することができます。Cisco Intersight REST API に関する詳しい情報は、API Docs で API リソース情報と機能を確認してください。