この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
仮想マシンとは、(物理的なコンピュータと同等な)ソフトウェア コンピュータです。この仮想マシン上で、オペレーティング システムやアプリケーションを実行します。仮想マシンは、VMware vSphere Hypervisor 上で稼動します。同じ VMware vSphere Hypervisor を使用して、複数の仮想マシンを実行できます。仮想マシンを作成および管理するには、vSphere Client GUI を使用します。複数の VMware vSphere Hypervisor ホスト を管理するには、VMware vCenter Server を使用します。
• 「vSphere Client のダウンロードとインストール」
• 「VMware vCenter Server のダウンロード」
仮想マシンを管理するには、Microsoft .NET 3.5 SP1 フレームワークがある Microsoft Windows システムで vSphere Client をダウンロードし、インストールする必要があります。
vSphere Client には、初心者向けのオンライン チュートリアルが含まれます。また、インライン コンテンツとしてセットアップ用のアシスタント機能が組み込まれています。このアシスタント機能を使用すると、簡単な手順に従って仮想インフラストラクチャを設定できます。経験豊富なユーザは、このインライン コンテンツのアシスタント機能を無効にすることを選択できます。
(注) vSphere Client をダウンロードするには、インターネットへの接続が必要になります。vSphere Client をダウンロードする前に、ネットワークに接続していることを確認します。
ステップ 1 https:// hypervisor-ip-address にアクセスします。
VMware Web サイトに移動し、[Welcome] ページが表示されます。
ステップ 2 [Download vSphere Client] をクリックしてから、[Run] をクリックして、vSphere Client をダウンロードします。VMware vSphere Client がインストールされ、VMware vSphere Client へのショートカット アイコンがデスクトップに表示されます。
ステップ 3 [VMware vSphere Client] アイコンをクリックして、ログイン ウィンドウを表示します。
ステップ 4 単一の VMware vSphere Hypervisor を管理するには、VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスまたはホスト名と、ユーザ名およびパスワードを入力し、[Login] をクリックします。VSphere Client GUI が表示されます。
(注) VMware vSphere Hypervisor を初めて使用する場合は、ユーザ名に root を使用し、パスワードのフィールドは空のままにしておきます。ログイン後に、パスワードを変更することを推奨します。
(注) Cisco SRE-V オプション 3(ハードウェア、仮想化ソフトウェア、および Microsoft Windows ソフトウェア)を購入した場合は、仮想マシンがデフォルトで提供されます。Cisco SRE-V オプションについては、図 1-3を参照してください。
ステップ 5 vSphere Client のメイン ページで、次のいずれかの手順を実行します。
• Cisco SRE-V ソフトウェア オプション 3 でデフォルトにより提供された既存の仮想マシンを使用するには、次の手順を実行します。
– 左側のナビゲーション ツリーで、ホスト名をクリックしてナビゲーション ツリーを展開し、仮想マシンを選択します。
– [Getting Started] タブの右側のペインに表示された指示に従います。図 6-1を参照してください。
図 6-1 仮想マシンが選択されている vSphere Client インベントリ ページ
• 新しい仮想マシンを作成するには、「仮想マシンの作成についての重要事項」を参照し、次の手順を実行します。
– [Getting Started] タブの右側のペインに表示された指示に従います。図 6-2を参照してください。
図 6-2 ホスト名が選択されている vSphere Client インベントリ ページ
(注) 経験豊富なユーザは、ビューから [Getting Started] タブを削除することを選択できます。[Edit] > [Client Settings] の順に選択します。[General] タブがデフォルトで選択されています。[Tasks] ペインで [Show Getting Started Tab] チェックボックスをオフにします。
ステップ 6 仮想マシンを管理するには、vSphere Client により提供された機能を使用します。
• 「VMware vCenter Server のダウンロード」
複数の VMware vSphere Hypervisor ホストを管理するには、VMware vCenter Server をダウンロードします。
• vSphere Client をダウンロードし、インストールします。「vSphere Client のダウンロードとインストール」を参照してください。
• VMware vCenter Server をダウンロードするには、インターネットへの接続が必要になります。ネットワークに接続していることを確認します。
ステップ 1 https:// hypervisor-ip-address にアクセスします。
VMware Web サイトに移動し、[Welcome] ページが表示されます。
ステップ 2 [Download VMware vCenter] をクリックします。
VMware vCenter Server については、『 vSphere のインストールとセットアップ 』( http://pubs.vmware.com/vsphere-50/topic/com.vmware.ICbase/PDF/vsphere-esxi-vcenter-server-50-installation-setup-guide.pdf )を参照してください。
• vSphere Client をダウンロードし、インストールします。「vSphere Client のダウンロードとインストール」を参照してください。
• VMware vCenter Server をダウンロードします。「VMware vCenter Server のダウンロード」を参照してください。
ステップ 1 [VMware vSphere Client] アイコンをクリックして、ログイン ウィンドウを表示します。
ステップ 2 複数のホストを管理するには、VMware vCenter Server の IP アドレスまたはホスト名と、VMware vCenter Server のユーザ名およびパスワードを入力し、[Login] をクリックします。
ステップ 3 vSphere Client のメイン ページで、次の手順を実行します。
b. VMware vSphere Hypervisor ホストを追加します。[Add Host Wizard] ページが表示されます。
c. VMware vSphere Hypervisor ホストの IP アドレス、ユーザ名、およびパスワードを提供します。
詳細については、『 vSphere のインストールとセットアップ 』( http://pubs.vmware.com/vsphere-50/topic/com.vmware.ICbase/PDF/vsphere-esxi-vcenter-server-50-installation-setup-guide.pdf )を参照してください。
VMware vSphere Hypervisor では、VMware vCenter Server によって制御されているホストをロックダウン モードにすることができます。
デフォルトでは、ロックダウン モードは無効です。ロックダウン モードが無効の場合は、すべてのルータとモジュールの通信コマンドが正常に動作します。
ロックダウン モードが有効の場合、VMware vSphere Hypervisor ホストは、vpxuser と呼ばれる内部ユーザを使用して VMware vCenter Server によってのみ管理できます。vSphere Client、PowerCLI、vCLI などの他のすべての通信手段は無効になります。
表 6-1 に、ロックダウン モードが有効の場合のコマンドの動作を示します。
ロックダウン モードが有効であるかどうかを確認するには、 service-module sm slot /0 status コマンドを入力します。ロックダウン モードが有効な場合は、出力に「(LOCKDOWN)」と表示されます。次の例を参照してください。
(注) ロックダウン モードを有効にしてからシステムがそのことを認識するまでに最大 10 秒かかることがあります。
VMware vSphere Hypervisor ロックダウン モードの詳細については、VMware Knowledge Base の記事( http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1008077 )を参照してください。
Cisco SRE-V オプション 3(ハードウェア、仮想化ソフトウェア、および Microsoft Windows ソフトウェア)を購入した場合は、VMware ツールとデータストアを備えた仮想マシンがデフォルトで提供されます。必要に応じて、追加の仮想マシンを作成できます。
Cisco SRE-V オプション 1(ハードウェアのみ。仮想化ソフトウェアや Microsoft Windows ソフトウェアはなし)またはオプション 2(ハードウェアと仮想化ソフトウェア)を購入した場合は、仮想マシンを作成する必要があります。
Cisco SRE-V オプションについては、図 1-3を参照してください。
• 「仮想マシンを作成する場合のネットワーキングに関する前提条件」
1. (任意)Cisco SRE-V でデータストアを作成します。
• 各仮想マシンには、それぞれ独自のリソース制限(CPU コア数やメモリ サイズなど)があります。
• Virtual Symmetric Multiprocessing(vSMP)はサポートされません。
• シリアル ポートなどの物理的な周辺機器はサポートされません。
• Cisco SRE サービス モジュールの前面パネルにある USB ポートに接続する物理的な USB デバイスは 500 mA(2.5 W)を超えないようにする必要があります。USB デバイスを仮想マシンに割り当てる方法については、vSphere のユーザ ガイドを参照してください。
異なる VLAN に仮想マシンを割り当てる場合は、ISR G2 で VLAN を設定する必要があります。
VMware ツールは、仮想マシンのゲスト オペレーティング システムのパフォーマンスと仮想マシンの管理を改善するユーティリティ スイートです。
Cisco SRE-V オプション 3(ハードウェア、仮想化ソフトウェア、および Microsoft Windows ソフトウェア)を購入した場合は、VMware ツールを備えた仮想マシンがデフォルトで提供されるので、VMware ツールをマシンにインストールする必要はありません。ただし、新規の仮想マシンを作成する場合は、その仮想マシンに VMware ツールをインストールする必要があります。
Cisco SRE-V オプション 1(ハードウェアのみ。仮想化ソフトウェアや Microsoft Windows ソフトウェアはなし)またはオプション 2(ハードウェアと仮想化ソフトウェア)を購入した場合は、仮想マシンの作成後に VMware ツールをインストールする必要があります。
Cisco SRE-V オプションについては、図 1-3を参照してください。
• サポートされているゲスト オペレーティング システムを仮想マシンにインストールします。
ステップ 1 vSphere Client GUI のメイン ページにアクセスします。
ステップ 2 左側のナビゲーション ツリーでホスト名をクリックして、ナビゲーション ツリーを展開します。
ステップ 3 VMware ツールをインストールする仮想マシンを右クリックし、[Power] > [Power On] の順に選択します。
ステップ 4 [Console] タブをクリックして、ゲスト オペレーティング システムが正常に起動していることを確認し、必要な場合はログインします。
ステップ 5 VMware ツールをインストールする仮想マシンを右クリックし、[Guest] を選択し、次に [Install/Upgrade VMware Tools] を選択します。
[Install VMware Tools] 確認ダイアログ ボックスが表示されます。
ステップ 6 確認ダイアログ ボックス内の [Ok] をクリックします。
ステップ 8 [Start] > [Open Windows Explorer] の順に選択します。
ステップ 9 [Computer] の下で、[VMware Tools] フォルダをクリックし、環境に応じて [VMware Tools] または [VMware Tools 64] を選択します。
ステップ 10 このウィザード内の手順に従って、インストールを実行します。
ステップ 12 システムを再起動するように指示するプロンプトが表示されたら、[Yes] を選択します。
ステップ 13 VMware ツールのインストール状態を確認するために、vSphere Client GUI の [Summary] タブをクリックします。「VM Tools - Status OK」と表示されていることを確認します。
詳細については、『 The VMware Tools Installation Guide For Operating System Specific Packages 』を参照してください。
システムでは、VMware vSphere Hypervisor 内に次の vSwitch が作成されます。
• vSwitch0:PCIe インターフェイスを使用して、VMware vSphere Hypervisor に接続します。PCIe インターフェイスは sm slot/0 です。
vSwitch0 には、Management Network 用の VMkernel ポート グループが含まれます。Management Network は、VMware vSphere Hypervisor に接続するために vSphere Client によって使用されます。
(注) Cisco IOS service-module コマンドを有効にするには、Management Network VMkernel ポート グループが、PCIe インターフェイスを備えた vSwitch をアップリンクとして使用するように設定されていることを確認します。デフォルトの VMkernel ポート グループ名(Management Network)を変更しないことを推奨します。
• vSwitch1:デフォルトでは、vSwitch1 は Cisco SRE サービス モジュールの MGF インターフェイスに接続されます。MGF インターフェイスは sm slot/1 です。
• 「システムの再設定後にしばらくしてからコンソールがリブートされる」
• 「VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスを vSphere コンソール インターフェイスから変更できない」
• 「VMware vSphere Hypervisor の Management Network の IP アドレスの変更」
• 「VMware vSphere Hypervisor がシャットダウン状態にならない」
• 「仮想マシンを VMware vSphere Hypervisor と同じサブネットに追加」
デフォルトでは、Cisco SRE-V でネットワーク解析モジュール(NAM)機能がイネーブルになります。ISR G2 では、1 つの NAM 対応サービス モジュールだけがサポートされます。したがって、ISR G2 に複数の NAM が含まれる場合は、1 つの NAM をイネーブルにし、残りの NAM をディセーブルにしてください。
• NAM をディセーブルにするには、tech-support から次のコマンドを使用します。
• NAM をイネーブルにするには、tech-support から次のコマンドを使用します。
vSphere コンソール インターフェイスから [Reset System Configuration] オプションを選択した場合、コンソールは約 2 分後にリブートされます。これは想定されている動作です。
vSphere コンソール インターフェイスを使用して VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスを変更する場合、その IP アドレスの変更は一時的なものであり、 Cisco SRE サービス モジュール のリブート後に反映されません。 Cisco SRE サービス モジュールをリブートすると、 次の Cisco IOS コマンドを使用して設定した IP アドレスが有効であることを確認できます。
service-module ip address hypervisor-ip-address subnet-mask
VMware vSphere Hypervisor の IP アドレス を変更するには、 次の手順を実行します。
1. Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポートのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。次に例を示します。
3. vSphere コンソール インターフェイスを使用して VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスを変更します。
vSphere Client で、 [Home] > [Inventory] > [Configuration] > [Networking] の順に選択します 。[Virtual Network: vswitch0] の下で、Management Network が PCIe リンクである物理アダプタ vmnic1 に接続されていることを確認します。このリンクを、たとえば、vmnic1 から vmic0 に変更するには、次の手順を実行します。
1. Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポートのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。次に例を示します。
VMkernel.Boot.tty2Port の値は com1 です。この値は変更しないでください。
Cisco IOS は com1 シリアル ポートを使用してコンソール インターフェイスとのセッションを確立します。コンソール インターフェイスを使用して、VMware vSphere Hypervisor DCUI にアクセスし、Cisco SRE-V の設定を行うことができます。vSphere Client GUI の [Advanced Settings] で com1 ポート値を変更しようとする場合は、Cisco SRE サービス モジュールにアクセスできません。Cisco SRE サービス モジュールにアクセスするには、Cisco SRE-V を再インストールする必要があります。
ハートビート リセットをディセーブルにしない限り、VMware vSphere Hypervisor をシャットダウン状態にすることはできません。
ハートビート リセットをディセーブルにするには、次の手順を実行します。
1. Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポートのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。次に例を示します。
2. service-module heartbeat-reset disable コマンドを入力して、ハートビート リセットをディセーブルにします。
仮想マシンを VMware vSphere Hypervisor と同じサブネットに追加するには、次の手順を実行します。
2. ip address vlan-ip-address subnet mask
VMware vSphere Hypervisor の slot /0 の設定
2. ip unnumbered vlan vlan_number
3. service-module ip address hypervisor-ip-address subnet-mask
4. service-module ip default-gateway hypervisor-gateway-ip-address
7. ip route hypervisor-ip-address subnet-mask sm slot /0
VMware vSphere Hypervisor の slot/ 1 の設定
3. [switchport trunk allowed vlan vlan_numbers ]
|
|
|
---|---|---|
|
|
|
|
||
|
||
|
|
|
|
||
ip address vlan-ip-address subnet-mask |
||
|
||
|
||
|
|
|
|
Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポートのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
|
ip unnumbered vlan vlan_number |
ip unnumbered コマンドにより、指定された VLAN インターフェイスでの IP 処理がイネーブルになります(そのインターフェイスに明示的な IP アドレスを割り当てる必要はありません)。 コマンドにより、デバイス間のポイントツーポイント インターフェイスが作成されます。ブロードキャストはサポートされません。 |
|
service-module ip address hypervisor-ip-address subnet-mask Router(config-if)# service-module ip address 10.0.0.1 255.255.255.0 |
VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスを指定します。 • hypervisor- ip-address :VMware vSphere Hypervisor の IP アドレス。図 3-2を参照してください。 • subnet-mask :IP アドレスに付加するサブネット マスクであり、ホスト ルータと同じサブネットに属する必要があります。 |
|
service-module ip default-gateway hypervisor-gateway-ip-address Router(config-if)# service-module ip default-gateway 10.0.0.100 |
VMware vSphere Hypervisor のデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。 • hypervisor- gateway-ip-address :デフォルト ゲートウェイ ルータの IP アドレス。 |
|
|
||
|
||
ip route hypervisor-ip-address subnet-mask sm slot /0 |
ip unnumbered コマンドをステップ 2 で使用した場合は、 ip route hypervisor-ip-address subnet-mask sm slot/ 0 コマンドを使用してスタティック ルートを作成する必要があります。 • hypervisor-ip-address subnet-mask :VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスとサブネット マスク。 |
|
|
|
|
|
Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポートのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
|
|
||
Router(config-if)# switchport mode trunk Router(config-if)# switchport trunk allowed vlan 1-2,40,60,1002-1005 |
||
|
||
|
|
|
copy running-config startup-config |
||
|