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ここでは、Cisco SRE-V システム ソフトウェアを実行するように Cisco SRE サービス モジュール インターフェイスを設定する方法に関する情報を提供します。
• 「Cisco SRE サービス モジュール インターフェイスの概要」
• 「Cisco SRE サービス モジュール インターフェイスを設定するための前提条件」
ホスト ルータおよび Cisco SRE サービス モジュールでは、内部通信と外部通信のために複数のインターフェイスが使用されます。ルータ上で各インターフェイスを設定するために、Cisco IOS CLI コマンドを使用します。
Cisco SRE サービス モジュールは、次の 3 つのインターフェイスを介してホスト ルータと通信します。
インターフェイスの詳細については、 表 3-1 を参照してください。
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ルータと Cisco SRE サービス モジュールとの間に内部レイヤ 2 ギガビット イーサネット リンクを提供します。 Cisco IOS CLI を使用して MGF インターフェイスを設定します。 MGF の設定の詳細については、『 Cisco 3900 Series, 2900 Series, and 1900 Series Integrated Services Routers Software Configuration Guide 』の「 Multi-Gigabit Fabric on the Router 」の章を参照してください。 |
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Cisco SRE-V 設定を実行するために、VMware vSphere Hypervisor Direct Console User Interface(DCUI)へのアクセスを提供します。 |
ルータと Cisco SRE サービス モジュールとの間に内部レイヤ 3 ギガビット イーサネット リンクを提供します。 |
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VMware vSphere Hypervisor または仮想マシンにより、プライマリ インターフェイスまたはバックアップ インターフェイスとして使用されます。 |
VMware vSphere Hypervisor が、MGF インターフェイスまたはコンソール インターフェイスを介してトラフィックをルータに転送するように設定されていない限り、トラフィックはルータに到達しません。 |
Cisco ルータで適切な Cisco IOS ソフトウェア バージョンが実行され、Cisco SRE サービス モジュールが認識されることを確認します。
「ルータ、Cisco SRE サービス モジュール、および Cisco IOS ソフトウェア バージョンの互換性の確認」および「Cisco SRE サービス モジュールの取り付けの確認」を参照してください。
(注) ほとんどの場合、ルータは、内部に Cisco SRE サービス モジュールがすでに取り付けられた状態で出荷されます。
インターフェイスを設定する前に、Cisco SRE サービス モジュール コマンド環境を開始するための次の情報があることを確認します。
• Cisco SRE サービス モジュールを装着する Cisco ルータの IP アドレス。
• ホスト ルータ内での Cisco SRE サービス モジュールのスロットとポートの位置:
– slot: Cisco SRE サービス モジュールが装着されているホスト ルータ シャーシ スロットの ID。サービス モジュールの取り付け後、Cisco IOS ソフトウェア CLI の show running-config コマンドを使用することにより、この情報を取得できます。
– port :Cisco SRE サービス モジュール上のネットワーク インターフェイス カード(NIC)の ID。コンソール インターフェイスの値は 0、MGF インターフェイスの値は 1 です。
Cisco SRE サービス モジュールとホスト ルータとの間の内部インターフェイスを設定します。この初期設定が完了すれば、サービス モジュールにアクセスして、Cisco SRE-V アプリケーションのインストールおよび設定ができるようになります。
Cisco SRE-V では、次の設定オプションが提供されます。
• MGF レイヤ 2 スイッチド設定:この設定オプションでは、トラフィックがルータではなく EtherSwitch を通過するため、パフォーマンスが向上し、ルータ CPU には影響を与えません。ブロードキャストなど、すべてのレイヤ 2 機能がサポートされます。この設定オプションを使用するには、EtherSwitch EHWIC または EtherSwitch サービス モジュールを購入する必要があります。「MGF レイヤ 2 スイッチド設定:推奨」を参照してください。
• Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定:次のいずれかのオプションを選択します。
– 異なるサブネット内のデバイスを使用した Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定:VMware vSphere Hypervisor と仮想サーバを 1 つのブランチ サブネットに追加し、クライアント PC を別のブランチ サブネットに追加する場合は、この設定オプションを選択します。この設定オプションでは、機器の追加は不要ですが、ルータ CPU に影響を与えます。「Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定:異なるブランチ サブネット内のデバイス」を参照してください。
– 同じサブネット内のデバイスを使用した Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定:VMware vSphere Hypervisor と仮想サーバをクライアント PC と同じブランチ サブネットに追加する場合は、この設定オプションを選択します。この設定オプションでは、機器の追加は不要ですが、ルータ CPU に影響を与えます。このオプションは複雑であり、一部のレイヤ 2 機能(ブロードキャストなど)はサポートされません。「Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定:同じブランチ サブネット内のデバイス」を参照してください。
• 外部インターフェイス設定:この設定オプションは、設定しやすく、低コストであり、ルータ CPU にも影響を与えません。しかし、外部スイッチ上での追加のケーブル配線と追加のギガビット イーサネット スイッチポートを必要とします。さらに、VMware vSphere Hypervisor ネットワーク上で Cisco IOS の機能を使用できません(たとえば、仮想マシンを DMZ 内に配置できません)。また、内部インターフェイスで使用可能なハードウェア TCP/IP/UDP/iSCSI オフ ロード機能を利用できません。「外部インターフェイス設定」を参照してください。
(注) Cisco IOS service-module コマンドを有効にするには、Management Network VMkernel ポート グループが、PCIe インターフェイスを備えた vSwitch をアップリンクとして使用するように設定されていることを確認します。デフォルトの VMkernel ポート グループ名(Management Network)を変更しないことを推奨します。
図 3-1 に、MGF レイヤ 2 スイッチド設定でのトラフィック フローを示します。MGF バックプレーン スイッチにより、複数のハイパーバイザ間にわたって仮想ネットワークが接続され、ルータ CPU 経由でトラフィックを送信しなくても、Cisco EtherSwitch EHWIC または EtherSwitch サービス モジュール経由で LAN に直接アクセスできるようになります。サポートされる Cisco EtherSwitch EHWIC および EtherSwitch サービス モジュールについては、 表 1-2 を参照してください。
図 3-1 MGF レイヤ 2 スイッチド設定でのトラフィック フロー
図 3-2 に、IP アドレスの位置を示します。
ISR G2 経由で VMware vSphere Hypervisor にアクセスするには、2 つの IP アドレスが必要です。1 つは、ルータを VMware vSphere Hypervisor に接続するインターフェイスの IP アドレスで、もう 1 つは VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスです。
仮想マシンには MGF インターフェイス経由でアクセスします。VMware vSphere Hypervisor の vSwitch 上のポート グループは、Cisco IOS の対応する VLAN インターフェイスに割り当てることができます。たとえば、VMware vSphere Hypervisor のポート グループ 50 は Cisco IOS の VLAN 50 に割り当てることができます。
VMware vSphere Hypervisor の slot /0 の設定
2. ip address router-to-hypervisor-interface-IP-address subnet-mask
または
[ip unnumbered type number ]
3. service-module ip address hypervisor-ip-address subnet-mask
4. service-module ip default-gateway hypervisor-gateway-ip-address
7. [ip route hypervisor-ip-address subnet-mask sm slot /0]
VMware vSphere Hypervisor の slot/ 1 の設定
3. [switchport trunk allowed vlan vlan_numbers ]
3. ip address vlan-ip-address subnet mask
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Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポート用のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ip address router-to-hypervisor-interface-IP-address subnet-mask Router(config-if)# ip address 10.0.0.100 255.255.255.0 |
ルータを VMware vSphere Hypervisor に接続するインターフェイスの IP アドレスを指定します。図 3-2 を参照してください。 • router-to-hypervisor-interface-IP-address: ルータを VMware vSphere Hypervisor に接続するインターフェイスの IP アドレス。 • subnet-mask :IP アドレスに付加するサブネット マスク。 (任意) ip unnumbered コマンドは、インターフェイスに明示的な IP アドレスを割り当てずに、そのインターフェイス上での IP 処理をイネーブルにします。 • type :割り当てられた IP アドレスをルータが保持しているインターフェイスのタイプ。 • number :割り当てられた IP アドレスをルータが保持しているインターフェイスの番号。 (注) アンナンバード インターフェイスは、一意である必要があります。別のアンナンバード インターフェイスは指定できません。 |
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service-module ip address hypervisor-ip-address subnet-mask Router(config-if)# service-module ip address 10.0.0.1 255.255.255.0 |
VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスを指定します。 • hypervisor- ip-address :VMware vSphere Hypervisor の IP アドレス。図 3-2 を参照してください。 • subnet-mask :IP アドレスに付加するサブネット マスクで、ホスト ルータと同じサブネット内にある必要があります。 |
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service-module ip default-gateway hypervisor-gateway-ip-address Router(config-if)# service-module ip default-gateway 10.0.0.100 |
VMware vSphere Hypervisor のデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。 • hypervisor- gateway-ip-address :デフォルト ゲートウェイ ルータの IP アドレス。 |
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[ip route hypervisor-ip-address subnet-mask sm slot /0] |
ip unnumbered コマンドをステップ 2 で使用した場合は、 ip route hypervisor-ip-address subnet-mask sm slot/ 0 コマンドを使用してスタティック ルートを作成する必要があります 。 • hypervisor-ip-address subnet-mask: VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスとサブネット マスク。 |
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Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポート用のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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[switchport trunk allowed vlan vlan_numbers ] Router(config-if)# switchport mode trunk Router(config-if)# switchport trunk allowed vlan 1-2,40,60,1002-1005 |
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ip address vlan-ip-address subnet-mask |
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copy running-config startup-config |
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図 3-3 に、MGF レイヤ 2 スイッチド設定の例を示します。
• 左側のペインは、sm 1/0、sm 1/1、および VLAN の各インターフェイスでの Cisco IOS コマンドの設定例を示しています。
• 右側のペインは、この設定が VMware vSphere Hypervisor に適用されていることを示しています。右側のペインの一番下の領域は、標準的な Microsoft Windows ネットワーク構成設定プロセスを使用して設定されている Microsoft Windows Server の設定を示しています。これらの Microsoft Windows Server は、仮想マシンとして稼動します。
(注) この設定例の IP アドレスは参照用に示しただけなので、実際には有効でない可能性があります。
図 3-4 に、Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定でのトラフィック フローを示します。MGF バックプレーン スイッチにより、トラフィックがルータ CPU に転送されます。
図 3-4 Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定でのトラフィック フロー
VMware vSphere Hypervisor と仮想サーバを 1 つのブランチ サブネットに追加し、クライアント PC を別のブランチ サブネットに追加するか、すべてのデバイスを同じブランチ サブネットに追加することができます。デバイスを追加するブランチ サブネットの選択によって、使用する必要のあるコンフィギュレーション コマンドは異なります。Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定オプションについては、次の項を参照してください。
VMware vSphere Hypervisor と仮想サーバを 1 つのブランチ サブネットに追加し、クライアント PC を別のブランチ サブネットに追加する場合は、この設定オプションを使用します。
VMware vSphere Hypervisor と仮想サーバにサブネットを割り当てると、そのサブネットは、直接接続されたルートとしてルーティング テーブルに自動的に追加されます。クライアント PC がルータから到達可能なサブネットにある限り、ルーティング設定の追加は必要ありません。通常、クライアント PC はオンボードのイーサネット インターフェイスのサブネットにあり、これも直接接続されたルートとしてルーティング テーブルに自動的に追加されます。したがって、ルータは、VMware vSphere Hypervisor および仮想サーバのサブネットと、クライアント PC のサブネットの間で、スタティック ルートやルーティング プロトコルの設定なしにトラフィックを送信します。
VMware vSphere Hypervisor の slot /0 の設定
2. ip address router-to-hypervisor-interface-IP-address subnet-mask
3. service-module ip address hypervisor-ip-address subnet-mask
4. service-module ip default-gateway hypervisor-gateway-ip-address
VMware vSphere Hypervisor の slot /1 の設定
3. [switchport trunk allowed vlan vlan_numbers ]
3. ip address vlan-ip-address subnet mask
1. interface gigabitethernet slot /port sub-interface
2. ip address branch-VLAN-ip-address subnet-mask
3. encapsulation dot1q vlan-id
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Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポート用のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ip address router-to-hypervisor-interface-IP-address subnet-mask |
ルータを VMware vSphere Hypervisor に接続するインターフェイスの IP アドレスを指定します。図 3-2 を参照してください。 • router-to-hypervisor-interface-IP-address: ルータを VMware vSphere Hypervisor に接続するインターフェイスの IP アドレス。 |
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service-module ip address hypervisor-ip-address subnet-mask Router(config-if)# service-module ip address 10.0.0.1 255.255.255.0 |
VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスを指定します。 • hypervisor- ip-address :VMware vSphere Hypervisor の IP アドレス。図 3-2 を参照してください。 • subnet-mask :IP アドレスに付加するサブネット マスクで、ホスト ルータと同じサブネット内にある必要があります。 |
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service-module ip default-gateway hypervisor-gateway-ip-address Router(config-if)# service-module ip default-gateway 10.0.0.100 |
VMware vSphere Hypervisor のデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。 • hypervisor- gateway-ip-address :デフォルト ゲートウェイ ルータの IP アドレス。 |
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Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポート用のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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デフォルトの設定は、アクセス モードです。アクセス モードは、ネイティブ VLAN で動作します。Cisco SRE サービス モジュールでは、VLAN 1 がこれに該当します。 |
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[switchport trunk allowed vlan vlan_numbers ] Router(config-if)# switchport mode trunk Router(config-if)# switchport trunk allowed vlan 1-2,40,60,1002-1005 |
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ip address vlan-ip-address subnet-mask |
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interface gigabitethernet slot/port sub-interface |
指定したサブインターフェイス用のギガビット イーサネット コンフィギュレーション モードを開始します。 • slot/port :ルータ シャーシ内でのギガビット イーサネット インターフェイスの位置。 • sub-interface :割り当てられた IP アドレスをルータが保持しているギガビット イーサネット インターフェイスの番号。 |
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ip address branch-VLAN-ip-address subnet-mask |
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VLAN 内の指定したサブインターフェイス上で、トラフィックの IEEE 802.1Q カプセル化をイネーブルにします。 |
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copy running-config startup-config |
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に、VMware vSphere Hypervisor と仮想サーバが 1 つのブランチ サブネットにあり、クライアント PC が別のブランチ サブネットにある場合の Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定の例を示します。
• 左側のペインは、sm 1/0、sm 1/1、および VLAN の各インターフェイスでの Cisco IOS コマンドの設定例を示しています。
• 右側のペインは、この設定が VMware vSphere Hypervisor に適用されていることを示しています。右側のペインの一番下の領域は、標準的な Microsoft Windows ネットワーク構成設定プロセスを使用して設定されている Microsoft Windows Server の設定を示しています。これらの Microsoft Windows Server は、仮想マシンとして稼動します。
(注) この設定例の IP アドレスは参照用に示しただけなので、実際には有効でない可能性があります。
Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定:異なるサブネット内のデバイス
VMware vSphere Hypervisor と仮想サーバをクライアント PC と同じブランチ サブネットに追加する場合は、この設定オプションを使用します。
ip unnumbered インターフェイス設定を使用して、VMware vSphere Hypervisor と仮想サーバをクライアント PC と同じサブネットに配置します。 ip unnumbered インターフェイス設定により、Cisco IOS では同じサブネットで 2 つのインターフェイスが作成されるので、VMware vSphere Hypervisor と仮想サーバ用のスタティック ルートも設定する必要があります。
VMware vSphere Hypervisor の slot /0 の設定
2. ip unnumbered gigabitethernet slot/port sub-interface
3. service-module ip address hypervisor-ip-address subnet-mask
4. service-module ip default-gateway hypervisor-gateway-ip-address
VMware vSphere Hypervisor の slot /1 の設定
3. [switchport trunk allowed vlan vlan_numbers ]
2. interface vlan vlan_ number
3. ip unnumbered gigabitethernet slot/port sub-interface
1. interface gigabitethernet slot /port sub-interface
2. ip address branch-VLAN-ip-address subnet-mask
3. encapsulation dot1q vlan-id
5. ip route virtual-machine-ip-address subnet-mask vlan vlan_number
6. ip route hypervisor-ip-address subnet-mask sm slot /0
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Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポート用のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ip unnumbered gigabitethernet slot/port sub-interface |
インターフェイスに明示的な IP アドレスを割り当てずに、そのインターフェイス上での IP 処理をイネーブルにします。トラフィックはギガビット イーサネット サブインターフェイスに対して双方向に転送されます。 • slot/port :ルータ シャーシ内でのギガビット イーサネット インターフェイスの位置。 • sub-interface :割り当てられた IP アドレスをルータが保持しているギガビット イーサネット サブインターフェイスの番号。 (注) アンナンバード インターフェイスは、一意である必要があります。別のアンナンバード インターフェイスは指定できません。 |
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service-module ip address hypervisor-ip-address subnet-mask Router(config-if)# service-module ip address 10.0.0.1 255.255.255.0 |
VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスを指定します。 • hypervisor- ip-address :VMware vSphere Hypervisor の IP アドレス。図 3-2 を参照してください。 • subnet-mask :IP アドレスに付加するサブネット マスクで、ホスト ルータと同じサブネット内にある必要があります。 |
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service-module ip default-gateway hypervisor-gateway-ip-address Router(config-if)# service-module ip default-gateway 10.0.0.100 |
VMware vSphere Hypervisor のデフォルト ゲートウェイの IP アドレスを指定します。 • hypervisor- gateway-ip-address :デフォルト ゲートウェイ ルータの IP アドレス。 |
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Cisco SRE サービス モジュールが装着されたスロットとポート用のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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デフォルトの設定は、アクセス モードです。アクセス モードは、ネイティブ VLAN で動作します。Cisco SRE サービス モジュールでは、VLAN 1 がこれに該当します。 |
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[switchport trunk allowed vlan vlan_numbers ] Router(config-if)# switchport mode trunk Router(config-if)# switchport trunk allowed vlan 1-2,40,60,1002-1005 |
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ip unnumbered gigabitethernet slot/port sub-interface |
インターフェイスに明示的な IP アドレスを割り当てずに、そのインターフェイス上での IP 処理をイネーブルにします。トラフィックはギガビット イーサネット サブインターフェイスに対して双方向に転送されます。 • slot/port :ルータ シャーシ内でのギガビット イーサネット インターフェイスの位置。 • sub-interface :割り当てられた IP アドレスをルータが保持しているギガビット イーサネット サブインターフェイスの番号。 (注) アンナンバード インターフェイスは、一意である必要があります。別のアンナンバード インターフェイスは指定できません。 |
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interface gigabitethernet slot/port sub-interface |
指定したサブインターフェイス用のギガビット イーサネット コンフィギュレーション モードを開始します。 • slot/port :ルータ シャーシ内でのギガビット イーサネット インターフェイスの位置。 • sub-interface :割り当てられた IP アドレスをルータが保持しているギガビット イーサネット インターフェイスの番号。 |
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ip address branch-VLAN-ip-address subnet-mask |
• branch-VLAN-ip-address subnet-mask :特定のブランチ VLAN の IP アドレス。この IP アドレスは、ステップ 5 で定義される VLAN 内の仮想マシンのデフォルト ゲートウェイとして使用できます。 |
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VLAN 内の指定したサブインターフェイス上で、トラフィックの IEEE 802.1Q カプセル化をイネーブルにします。 |
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ip route virtual-machine-ip-address subnet-mask vlan vlan_number |
• virtual-machine-ip-address subnet-mask:仮想マシンの IP アドレスとサブネット マスク。 |
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ip route hypervisor-ip-address subnet-mask sm slot /0 |
• hypervisor-ip-address subnet-mask: VMware vSphere Hypervisor の IP アドレスとサブネット マスク。 |
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copy running-config startup-config |
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図 3-5 に、VMware vSphere Hypervisor と仮想サーバがクライアント PC と同じブランチ サブネットにある場合の Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定の例を示します。
• 左側のペインは、sm 1/0、sm 1/1、VLAN、およびギガビット イーサネットの各インターフェイスでの Cisco IOS コマンドの設定例を示しています。
• 右側のペインは、この設定が VMware vSphere Hypervisor に適用されていることを示しています。右側のペインの一番下の領域は、標準的な Microsoft Windows ネットワーク構成設定プロセスを使用して設定されている Microsoft Windows Server の設定を示しています。これらの Microsoft Windows Server は、仮想マシンとして稼動します。
(注) この設定例の IP アドレスは参照用に示しただけなので、実際には有効でない可能性があります。
図 3-5 Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定:同じサブネット内のデバイス
この設定で使用される Cisco IOS コマンドは、次の点を除いて、「MGF レイヤ 2 スイッチド設定:推奨」または「Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定オプション」で使用されるコマンドと同じです。
• 仮想マシンの IP アドレスは、外部インターフェイスに接続されるネットワーク上のものになります。
• 仮想マシンのデフォルト ゲートウェイは、外部インターフェイスを指します。
• (Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定では設定される)仮想マシン用のスタティック ルート エントリは必要ありません。
図 3-6 に、外部インターフェイス設定でのトラフィック フローを示します。サービス モジュールは、トラフィックを外部インターフェイス経由で送信します。
図 3-6 外部インターフェイス設定でのトラフィック フロー
ステップ 1 VMware vSphere Hypervisor へのアクセスを設定するには、次のいずれかで説明されているコンフィギュレーション コマンドを使用します。
• 「Cisco IOS レイヤ 3 ルーテッド設定オプション」
ステップ 2 vSphere Client GUI を使用して、外部インターフェイス経由での仮想マシンへのアクセスを設定します。手順については、vSphere Client のオンライン ヘルプを参照してください。
図 3-7 に、外部インターフェイス設定の例を示します。
(注) この設定例の IP アドレスは参照用に示しただけなので、実際には有効でない可能性があります。
• 「CLI コマンドを使用したサービス モジュールのリロード、リセット、またはシャットダウン」
• 「ハードウェアを使用した Cisco SRE サービス モジュールのシャットダウン」
Cisco SRE サービス モジュールをリロード、リセット、またはシャットダウンするには、表 3-2 に記載されている一般的なルータ コマンドから選択します。Cisco SRE サービス モジュールのシャットダウンは、サービス上の理由から、あるいは未使用時にエネルギーを節約するために選択することがあります。
(注) • これらの Cisco IOS service-module コマンドを有効にするには、Management Network VMkernel ポート グループが、vmnic1 インターフェイスを備えた vSwitch をアップリンクとして使用するように設定されていることを確認します。
• shutdown コマンドには、サービスを中断させる可能性があるものもあります。そのようなコマンドを実行して確認のプロンプトが表示された場合は、Enter を押して確認するか、 n と入力してキャンセルしてから Enter を押します。 no-confirm キーワードを使用することで、プロンプトが表示されないようにすることができます。
• コマンドには、モジュールまたはアプリケーションをシャットダウンして即時に再起動するものがあります。
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Cisco SRE サービス モジュール上のハードウェアをリセットします。このコマンドは、シャットダウンまたは障害が発生した状態から回復する場合にだけ使用します。 |
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Cisco SRE サービス モジュール システムを通常の方法でシャットダウンします。活性挿抜(OIR)時にホットスワップ可能なモジュールの取り外しまたは交換を行う場合にこのコマンドを使用します。「Cisco SRE サービス モジュールの活性挿抜」を参照してください。 VMware vSphere Hypervisor 上の仮想マシンに VMware ツールがインストールされている場合、このコマンドを実行すると、まず仮想マシンがシャットダウンし、その後に Cisco SRE サービス モジュールがシャットダウンします。 仮想マシンに VMware ツールがインストールされていない場合、このコマンドを実行すると、まず仮想マシンの電源が切断され、その後にシャットダウン シグナルがサービス モジュールに送信されます。およそ 2 分後、Cisco SRE サービス モジュールがシャットダウンします。 コマンドを実行できなくなります。ロックダウン モードの詳細については、「ロックダウン モードについて」を参照してください。 |
Cisco SRE サービス モジュールのシャットダウン ボタンを押すことによって、ソフトウェアをシャットダウンできます。図 3-8 に、Cisco SRE 900 サービス モジュールのシャットダウン ボタンの位置を示します。このボタンは Cisco SRE 700、710、および 910 サービス モジュールと同じ位置にあります。
図 3-8 Cisco SRE 900 サービス モジュールのシャットダウン ボタン
ソフトウェアのグレースフル シャットダウンを実行するには、次の手順を実行します。
(注) この手順は、ソフトウェアをインストールした後にだけ実行できます。
ステップ 1 シャットダウン ボタンの位置を確認します。図 3-8 を参照してください。
Cisco SRE サービス モジュールをシャットダウンしたら、ハートビート リセット機能を無効にして、システムが再起動しないようにします。ハートビート リセット機能を無効にするには、 service-module sm slot /0 heartbeat-reset disable コマンドを使用します。「VMware vSphere Hypervisor がシャットダウン状態にならない」を参照してください。