ポリシー分類エンジンの制約事項
インターフェイス テンプレートは、ワイヤレスセッションでは無効です。
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インターフェイス テンプレートは、ワイヤレスセッションでは無効です。
ポリシー分類エンジン機能は、デバイスベースのポリシーとクライアント(ネットワークエンドポイント)のプロファイリングを設定し、ネットワーク上でユーザーまたはデバイスごとのポリシーを適用するのに役立ちます。
ルックアップと段階的な照合に使用できるさまざまなポリシーのセットを設定できます。ポリシーは、設定されたポリシーステートメントに基づいて照合されます。ポリシーを使用し、Dynamic Host Control Protocol(DHCP)または HTTP に基づいてデバイスをプロファイリングし、ネットワーク内のエンドデバイスを識別します。ネットワークエンドポイントで特定のポリシーを適用できます。
デバイス(スイッチ、Cisco Catalyst 3850 ワイヤレス LAN コントローラなど)は、各属性と事前定義された分類プロファイルを使用してデバイスを識別します。
ポリシーは、次のパラメータに基づいて設定されます。
[Device]:エンドデバイスのタイプ。Windows マシン、スマートフォン、iPad や iPhone などの Apple デバイスなどです。
正規表現
[User role]:ユーザータイプまたはユーザーが所属するユーザーグループ。学生、従業員などです。
[Username]:ユーザーが入力するログイン情報。
[Time-of-day]:エンドポイントがネットワークに接続できる日時。
[OUI]:組織固有識別子(OUI)を特定する MAC アドレス。
[MAC address]:エンドポイントの MAC アドレス。
デバイス(スイッチ)がエンドポイントごとのポリシーパラメータに一致する項目を見つけると、そのポリシーが追加されます。ポリシーの適用は、次のセッション属性に基づいています。
VLAN:ユーザー定義の VLAN
アクセス コントロール リスト(ACL)
セッションタイムアウト値:クライアントセッションのユーザー定義のタイムアウト
Quality Of Service(QoS)
ポリシーを設定し、セッション属性に基づいて、エンドポイントに各ポリシーを適用できます。
ポリシーを設定するには、次の手順を実行します。
サービステンプレートを設定します。
インターフェイス テンプレートを設定します。
パラメータマップを作成します。
ポリシー マップを作成します。
ワイヤレス LAN(WLAN)にポリシーを適用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。
|
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
parameter-map type subscriber attribute-to-service parameter-map-name 例:
|
サブスクライバ パラメータ マップを設定し、パラメータマップ フィルタ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
priority-number map device-type eq device-type oui eq MAC-address 例:
|
設定したデバイスの優先順位と組織固有識別子(OUI)をマッピングし、パラメータマップ フィルタ サブモードのコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 |
action-number interface-template interface-template-name 例:
|
アクション番号をインターフェイス テンプレートにマッピングします。 |
ステップ 6 |
end 例:
|
パラメータマップ フィルタ サブモードのコンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 7 |
show parameter-map type subscriber attribute-to-service parameter-map-name 例:
|
指定したパラメータマップに関する情報を表示します。 |
次に、show parameter-map type subscriber attribute-to-service コマンドの出力例を示します。
Device# show parameter-map type subscriber attribute-to-service param-map
Parameter-map name: param-map
Map: 1 map device-type eq "Cisco-IP-Phone-9971" oui eq "08.cc.68"
Action(s):
2 interface-template IP-PHONE-INTERFACE-TEMPLATE
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。
|
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
policy-map type control subscriber policy-map-name 例:
|
加入者セッションに対して制御ポリシーを定義し、制御ポリシーマップ イベントのコンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
event identity-update {match-all | match-first} 例:
|
条件が満たされた場合に制御ポリシー内のアクションをトリガーするイベントタイプを指定し、制御ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 |
priority-number class always {do-all | do-until-failure | do-until-success} 例:
|
制御クラスを制御ポリシー内の 1 つ以上のアクションに関連付け、制御ポリシーマップ アクション コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 |
action-number map attribute-to-service table parameter-map-name 例:
|
identity-update 属性を Autoconf テンプレートにマッピングします。 |
ステップ 7 |
end 例:
|
制御ポリシー マップ アクション コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 8 |
show policy-map type control subscriber policy-map-name 例:
|
制御ポリシーに関する情報と統計を表示します。 |
次に、show policy-map type control subscriber コマンドの出力例を示します。
Device# show policy-map type control subscriber pmap
show policy-map type control subscriber pmap
policy-map
event identity-update match-all
1 class always do-until-failure
1 map attribute-to-service table param-map
Device# configure terminal
Device(config)# parameter-map type subscriber attribute-to-service param-map
Device(config-parameter-map-filter)# 1 map device-type eq “Cisco-IP-Phone-9971” oui “eq 08.cc.68”
Device(config-parameter-map-filter-submode)# 2 interface-template IP-PHONE-INTERFACE-TEMPLATE
Device(config-parameter-map-filter-submode)# end
Device# configure terminal
Device(config)# policy-map type control subscriber pmap
Device(config-event-control-policymap)# event identity-update match-all
Device(config-class-control-policymap)# 1 class always do-until-failure
Device(config-action-control-policymap)# 2 map attribute-to-service table param-map
Device(config-action-control-policymap)# end
次の表に、このモジュールで説明する機能のリリースおよび関連情報を示します。
これらの機能は、特に明記されていない限り、導入されたリリース以降のすべてのリリースで使用できます。
リリース |
機能名 |
機能情報 |
---|---|---|
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2 |
ポリシー分類エンジン |
ポリシー分類エンジン機能は、デバイスベースのポリシーとクライアント(ネットワークエンドポイント)のプロファイリングを設定し、ネットワーク上でユーザーまたはデバイスごとのポリシーを適用するのに役立ちます。ポリシー分類エンジンを使用すると、個人所有デバイス持ち込み(BYOD)の展開で、ユーザーまたはワイヤレスデバイスのポリシーをワイヤレスコントローラに統合できます。 |
Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェアイメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、https://cfnng.cisco.com に進みます。