概要
Cisco 9324C-SE1U スマート スイッチ(N9324C-SE1U)は 1 ラック ユニット(RU)で、データ センターで展開用に設計された固定ポートをもつトップオブラック(TOR)スイッチです。前面パネルで 40/100G 動作に使用される 24 個の QSFP28 ポートを備えています。このスイッチは、データ処理ユニット(DPU)を備えており、データ処理、前面ポート トラフィック、セキュリティ、およびその他のソフトウェア機能を処理します。DPU 機能はオフにして、特定のソフトウェア サービスがアクティブでない時に電力を節約できます。
このスイッチにはこれらのポートがあります。
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40/100 ギガビット QSFP28 ポート(24 個)
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管理ポート(RJ-45 ポートまたは SFP ポート)
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コンソール ポート(RJ-45)
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USB 3.0 ポート
このスイッチには、次のユーザーによる交換が可能なコンポーネントが含まれています。
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次のエアーフローを選択できるファン モジュール(6 個):
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赤紫色のカラーリングが付いたポート側吸気スマート ファン モジュール(NXA-SFAN-35CFM-PI)
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現在、エアーフロー方向は 1 つしかサポートされていません。デュアル エアーフロー方向は、将来のリリースで利用できるようになります。
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次の選択肢がある電源モジュール(2 個:動作用に 1 個、冗長性のため 1 個(1+1)):
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赤色のカラーリングが付いた 1400 W ポート側吸気 AC 電源モジュール(NXA-PAC-1400W-PI)
(注)
すべてのファン モジュールと電源モジュールは、エアーフロー方向が同じでなければなりません。
(注)
各ファン モジュールには 2 個のローターがあります。いずれか 1 つのファン モジュール内の 1 個のローターに障害が発生しても、スイッチは通常通りに動作します。2 つのファンに障害が発生した場合、スイッチは警告を発し、2 分以内に電源がダウンします。スイッチは、コンポーネントの周囲温度と重要な温度を監視し、それに応じてファン速度を調整します。電源にはそれぞれファンが装備されています。
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図は、シャーシのポート側のスイッチ機能を示しています。

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レーン番号インジケータ |
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レーン選択ボタン |
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管理ポート(RJ45) |
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管理ポート(SFP) |
5 |
ポート番号付け方式:奇数番号 奇数番号ポートの場合のみ 12x 40/100GE (QSFP28)。 一番上の行のポート:1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23 |
6 |
ポート番号付け方式:偶数番号 偶数番号ポートの場合のみ 12x 40/100GE (QSFP28)。 下列のポート:2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24 |
このスイッチでサポートされるトランシーバ、アダプタ、およびケーブルを確認するには、『Cisco トランシーバ モジュール互換性情報』を参照してください。
図は、AC 電源を使用するシャーシの電源側のスイッチ機能を示しています。

1 |
1(左)および 2(右)の番号が付いたスロットがある電源モジュール(1 個または 2 個)(図は AC 電源モジュール) |
2 |
コンソール ポート(RJ-45) |
3 |
USB 3.0 ポート |
4 |
NXA-SFAN-35CFM-PI 1 (左) ~ 4 (右) の番号が付いたスロットがあるファン モジュール (6) |
![]() (注) |
The NXA-SFAN-35CFM-PE will be supported in a future release. |
この図は、シャーシの側面を示します。

1 |
前面取り付けブラケット用のネジ穴(左右両方の側) |
Cisco Nexus 9324C-SE1U スイッチは、4 支柱(推奨)ラックに取り付けることができます。スイッチには、1 人で設置できるカスタム取り付けキットが付属しています。システム シャーシの寸法は、幅:17.3 インチ(43.94 cm)長さ:30 インチ(76.2 cm)高さ:1.72 インチ(4.36 cm)。
ファンと電源モジュールは現場交換可能です。他のモジュールが取り付けられて稼働している限り、動作中にファン モジュールまたは電源モジュールを 1 個交換できます。取り付けられている電源モジュールが 1 個だけの場合、元の電源モジュールを取り外す前に空きスロットに交換用の電源モジュールを取り付けることができます。
![]() 注意 |
スイッチにポート側吸気エアーフロー(ファン モジュールの場合は赤紫色のカラーリング)がある場合、ポートはコールドアイルに配置する必要があります。スイッチにポート側排気エアーフロー(ファン モジュールの場合は青色のカラーリング)がある場合、ポートはホットアイルに配置する必要があります。空気取り入れ口をホット アイルに配置すると、スイッチが過熱しシャットダウンする場合があります。 現在、ポート側の吸気エアーフローのみがサポートされています。ポート側排気は将来のリリースで利用可能になる予定です。 |