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ファイバ チャネル インターフェイスでは、すべてのパケットを送信先に確実に配信するために、バッファ クレジットが使用されます。
Buffer-to-Buffer credit(BB_credit)はフロー制御メカニズムであり、スイッチでフレームが廃棄されないよう、ファイバ チャネル スイッチがバッファ不足にならないようにします。BB_creditは、ホップごとにネゴシエーションします。
受信 BB_credit(fcrxbbcredit)値を各ファイバ チャネル インターフェイスに設定できます。ほとんどの場合、デフォルト設定を変更する必要がありません。
受信 BB_credit 値は、モジュール タイプおよびポート モードによって次のように決まります。
(注) Cisco MDS 9100 シリーズ スイッチでは、左端の白抜きのポート グループは、専用レート モードで動作します。その他のポートはホスト向けに最適化されます。4 つのホスト最適化ポートの各グループの機能は、32 ポート スイッチング モジュールの機能と同じです。
(注) 第 1 世代モジュールは拡張 8 Gbps モジュールほど多くのバッファツーバッファ クレジットをサポートしないため、16 ポートの 1 Gbps/2 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール(DS-X9016)などの第 1 世代モジュールと 48 ポートの 8 Gbps 拡張ファイバ チャネル モジュール(DS-X9248-256K9)や 32 ポートの拡張 8 Gbps ファイバ チャネル モジュール(DS-X9232-256K9)などの第 8 世代モジュールの間の E ポートまたは TE ポートに ISL を設定することはできません。
設定された受信 BB_credit 値に関係なく、パフォーマンス バッファと呼ばれるもう 1 つのバッファがスイッチ ポート パフォーマンスを改善します。組み込み型のスイッチ アルゴリズムを利用するのではなく、特定のアプリケーションにパフォーマンス バッファ値を手動で設定できます(たとえば、FCIP インターフェイス上でフレームを転送する場合など)。
(注) パフォーマンス バッファは、Cisco MDS 9148 ファブリック スイッチ、Cisco MDS 9124 ファブリック スイッチ、HP c-Class BladeSystem 用 Cisco ファブリック スイッチ、IBM BladeCenter 用 Cisco ファブリック スイッチではサポートされません。
任意の Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチの各物理ファイバ チャネル インターフェイスに、設定された rxbbredit 値に加えて、割り当てるパフォーマンス バッファ サイズを指定できます。
デフォルトのパフォーマンス バッファ値は 0 です。パフォーマンス バッファ値を 0 に設定した場合は、組み込み型のアルゴリズムが使用されます。パフォーマンス バッファ値を指定しない場合は、0 が自動的に使用されます。
デフォルトのパフォーマンス バッファ値は 0 です。 default オプションを使用すると、組み込み型のアルゴリズムが使用されます。このコマンドを指定しない場合、自動的に default オプションが使用されます。
4 Gbps、8 Gbps、および 16 Gbps のモジュールのアーキテクチャでは、一連のポートで共有される受信バッファを バッファ グループ と呼びます。受信バッファ グループは、 グローバル バッファ プールおよび ローカル バッファ プールに編成されています。
ポート グループで共有するためにグローバル バッファ プールから割り当てられた受信バッファは、 グローバル受信バッファ プール と呼ばれます。グローバル受信バッファ プールには次のバッファ グループが含まれます。
(注) 48 ポートおよび 24 ポートの 8 Gbps モジュールには、デュアル グローバル バッファ プールがあります。48 ポート モジュールの各バッファ プールは 24 ポートをサポートし、24 ポート モジュールの各バッファ プールは 12 ポートをサポートします。
図 4-1 は、ラインカード(24 ポートおよび 48 ポートの 4 Gbps ラインカード)の BB_credit バッファの割り当てを示しています。
図 4-1 グローバル バッファ プールにおけるファイバ チャネル ポートの受信バッファ
図 4-2 は、48 ポートの 8 Gbps スイッチング モジュールのデフォルト BB_credit バッファ割り当てモデルを示しています。ポートをアップさせるために必要となる最低 BB_credit は 2 バッファです。
図 4-2 48 ポートの 8 Gbps スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当て
図 4-3 は、24 ポートの 8 Gbps スイッチング モジュールのデフォルト BB_credit バッファ割り当てモデルを示しています。ポートをアップさせるために必要となる最低 BB_credit は 2 バッファです。
図 4-3 24 ポートの 8 Gbps スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当て
図 4-4 は、4/44 ポート、8 Gbps のホスト最適化スイッチング モジュールのデフォルト BB_credit バッファ割り当てモデルを示しています。ポートをアップさせるために必要となる最低 BB_credit は 2 バッファです。
図 4-4 4/44 ポートの 8 Gbps スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当て
図 4-5 は、24 ポートの 4 Gbps スイッチング モジュールのデフォルト BB_credit バッファ割り当てモデルを示しています。ポートをアップさせるために必要となる最低 BB_credit は 2 バッファです。
図 4-5 24 ポートの 4 Gbps スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当て
(注) デフォルトの BB_credit バッファ割り当ては、すべてのポート速度で同じです。
ここでは、バッファ クレジットを Cisco MDS 9000 スイッチング モジュールに割り当てる方法について説明します。ここで説明する内容は次のとおりです。
4-Gbps モジュールでポート モードを auto または E に設定した場合、次の設定では 1 つのポートが起動しません。
8-Gbps モジュールでポート モードを auto または E に設定した場合、次の設定では 1 つまたは 2 つのポートが起動しません。
グローバル バッファ プールのすべてのポートについてポート モードを auto または E に設定する場合は、1 つまたは複数のポートでバッファ クレジットを再設定する必要があります。グローバル バッファ プール内のすべてのポートに設定されたバッファ クレジットの総数を 64 だけ削減する必要があります。
表 4-1 に、48 ポートの 16 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュール(DS-X9448-768K9)の BB_credit バッファ割り当てを示します。
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(注) Cisco MDS 9700 ラインカードは、フルレート カードです。
48 ポートの 16 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次のガイドラインが適用されます。
(注) MDS 9700 シリーズ スイッチ モジュールの場合、12 ポートグループで使用可能なバッファは合計で 49,800 です。1 つのポート グループは 4 つのポートから構成され、ASIC ごとに 2 つのポート グループがあります。各ポート グループのバッファは合計で 4,150 です。それらのバッファは、拡張バッファ設定を使用して、任意の組み合わせのポートに割り当てることができます。ポート グループでサポートされるバッファの詳細については、show port-resource module module_number コマンドを参照してください。
表 4-2 に、48 ポートの 8 Gbps 拡張ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当てを示します。
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32/48 ポートの拡張 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次のガイドラインが適用されます。
32/48 ポートの 8 Gbps 拡張ファイバ チャネル スイッチング モジュールの各ポート グループは、4/6 ポートで構成されます。ポート グループの共有レート ポートのポートでは、各ポート グループの帯域幅が 32 Gbps であることを考慮すると、最大帯域幅オーバーサブスクライブが 1.5:1 になっていることがあります。32 ポート バージョンの場合、4 ポートの各ポート グループは、オーバーサブスクリプションなしで回線レート トラフィックを処理するのに十分な帯域幅(32 Gbps)があります。
48 ポートの拡張 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、次の設定例がサポートされます。
表 4-3 は、48 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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48 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次のガイドラインが適用されます。
48 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの各ポート グループは、6 ポートから構成されます。ポート グループの共有レート ポートのポートでは、各ポート グループの帯域幅が 12.8 Gbps であることを考慮すると、最大帯域幅オーバーサブスクライブが 10:1 になっていることがあります。
48 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、次の設定例がサポートされます。
表 4-4 は、24 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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5001 |
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24 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次のガイドラインが適用されます。
24 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの各ポート グループは、3 ポートから構成されます。ポート グループの共有レート ポートのポートでは、各ポート グループの帯域幅が 12.8 Gbps であることを考慮すると、最大帯域幅オーバーサブスクライブが 10:1 になっていることがあります。
24 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、次の設定例がサポートされます。
表 4-5 は、4/44 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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4/44 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次のガイドラインが適用されます。
24 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの各ポート グループは、12 ポートから構成されます。ポート グループの共有レート ポートのポートでは、各ポート グループの帯域幅が 12.8 Gbps であることを考慮すると、最大帯域幅オーバーサブスクライブが 10:1 になっていることがあります。
表 4-6 は、48 ポートの 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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48 ポートの 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次の考慮事項が適用されます。
48 ポートの 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの各ポート グループは、12 ポートから構成されます。共有レート モードのポートの帯域幅オーバーサブスクライブは、デフォルトで 2:1 です。ただし、ポート グループの共有ポートの設定では、最大帯域幅オーバーサブスクライブが 4:1 になっていることがあります(各ポート グループの帯域幅が 12.8 Gbps であることを考慮)。
48 ポートの 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、次の設定例がサポートされます。
図 4-6 48 ポートの 4 Gbps スイッチング モジュールにおける速度とレートの設定例
(注) この例の詳細な設定手順については、“48 ポートの 8 Gbps モジュール インターフェイスの設定例” sectionを参照してください。
図 4-7 48 ポートの 4 Gbps スイッチング モジュールにおける速度とレートの設定例
表 4-7 は、24 ポートの 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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24 ポートの 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次の考慮事項が適用されます。
24 ポートの 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの各ポート グループは、6 ポートから構成されます。共有レート モードのポートの帯域幅オーバーサブスクライブは、デフォルトで 2:1 です。ただし、ポート グループの共有ポートの設定では、最大帯域幅オーバーサブスクライブが 4:1 になっていることがあります(各ポート グループの帯域幅が 12.8 Gbps であることを考慮)。
24 ポートの 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールでは、次の設定例がサポートされます。
(注) この例の詳細な設定手順については、“24 ポートの 8 Gbps モジュール インターフェイスの設定例” sectionを参照してください。
図 4-8 24 ポートの 4 Gbps スイッチング モジュールにおける速度とレートの設定例
表 4-8 は、18 ポートの 4 Gbps マルチサービス モジュールの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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18 ポートの 4 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次の考慮事項が適用されます。
表 4-9 は、12 ポートの 4 Gbps スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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12 ポートの 4 Gbps スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次の考慮事項が適用されます。
(注) 拡張 BB_credit はスイッチのすべてのポートに割り当てられます。つまり、ポート グループごとには割り当てられません。
(注) デフォルトの場合、12 ポートの 4 Gbps スイッチング モジュールのポートは 4 Gbps 専用レート モードになりますが、1 Gbps および 2 Gbps の専用レート モードとして設定できます。共有モードはサポートされません。
表 4-10 は、4 ポートの 10 Gbps スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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(注) 4 ポートの 10 Gbps スイッチング モジュールのポートでは、10 Gbps 専用レート モードだけがサポートされています。FL ポート モードおよび共有レート モードはサポートされていません。
4 ポートの 10 Gbps スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次の考慮事項が適用されます。
(注) 拡張 BB_credit はスイッチのすべてのポートに割り当てられます。つまり、ポート グループごとには割り当てられません。
ここでは、バッファ クレジットを Cisco MDS 9000 ファブリック スイッチに割り当てる方法について説明します。ここで説明する内容は次のとおりです。
表 4-11 は、96 ポートの 16 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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(注) Cisco MDS9396s は、フル レート スイッチです。
96 ポートの 16 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールの BB_credit バッファには、次のガイドラインが適用されます。
(注) MDS 9396s ファブリック スイッチの場合、24 ポート グループで使用可能なバッファは合計で 99,600 です。1 つのポート グループは 4 つのポートから構成され、ASIC ごとに 2 つのポート グループがあります。各ポート グループのバッファは合計で 4,150 です。それらのバッファは、拡張バッファ設定を使用して、任意の組み合わせのポートに割り当てることができます。ポート グループでサポートされるバッファの詳細については、show port-resource module module_number コマンドを参照してください。
表 4-11 は、40/48 ポートの 16 Gbps Cisco MDS 9250i および 9148s ファブリック スイッチの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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(注) Cisco MDS 9148s および Cisco MDS 9250i は、フルレート ファブリック スイッチです。
表 4-13 は、48 ポートの 8 Gbps ファイバ チャネル スイッチの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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表 4-14 は、MDS 9134 ファブリック スイッチの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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表 4-15 は、MDS 9124 ファブリック スイッチの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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表 4-16 は、18 ポートの 4 Gbps マルチサービス モジュラ スイッチの BB_credit バッファ割り当てを示しています。
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長距離リンクの BB_credit を容易にするため、ユーザは拡張 BB_credit 機能により、すべての 4 Gbps、8 Gbps、および拡張 8 Gbps スイッチング モジュールで最大値を超えて受信バッファを設定できます。必要である場合は、あるポートでバッファを減らし、デフォルトの最大値を超えて別のポートにそのバッファを割り当てることができます。ポートごとの最低拡張 BB_credit は 256、最大は 4095 です。
(注) Cisco MDS 9148 ファブリック スイッチ、Cisco MDS 9134 ファブリック スイッチ、Cisco MDS 9124 ファブリック スイッチ、HP c-Class BladeSystem 用 Cisco ファブリック スイッチ、IBM BladeCenter 用 Cisco ファブリック スイッチでは、拡張 BB_credit がサポートされません。
一般的にユーザは、ポート グループのどのポートでも専用レート モードに設定できます。専用レート モードに設定するには、別のポートからバッファを解放してから、より大きい拡張 BB_credit をポート用に設定する必要があります。
(注) 4 Gbps、8 Gbps、および拡張 8 Gbps スイッチング モジュールで拡張 BB_credit を使用するには、ENTERPRISE_PKG ライセンスが必要です。また、拡張 BB_credit は共有レート モードのポートではサポートされません。
4 Gbps および 8 Gbps スイッチング モジュールでは、すべてのポートで拡張 BB_credit がサポートされます。ポートに割り当てることができる拡張 BB_credit の数に制限はありません(最低と最大の制限を除く)。必要である場合は、インターフェイスをアウトオブサービスにして、より多くの拡張 BB_credit をその他のポートで使用可能にできます。
BB_credit 機能では、第 1 世代スイッチング モジュールに最大 255 の受信バッファを設定できます。長距離リンクの BB_credit を容易にするため、第 1 世代スイッチング モジュールのファイバ チャネル ポートで最大 3,500 の受信 BB_credit を設定できます。
第 1 世代スイッチング モジュールでこの機能を使用するには、次の要件を満たす必要があります。
図 4-9 拡張 BB_credit 機能のポート グループ サポート
拡張クレジット設定をサポートするポート グループは次のとおりです。
– ポート 1 から 4(グループ 1)のうちいずれかのポート
– ポート 5 から 8(グループ 2)のうちいずれかのポート
– ポート 9 から 12(グループ 3)のうちいずれかのポート
(注) 最後の 2 つのファイバ チャネル ポート(ポート 13 およびポート 14)および 2 つのギガビット イーサネット ポートでは、拡張 BB_credit 機能がサポートされません。
– 2,400 より少ない拡張 BB_credit をポート グループの 1 つのポートに割り当てる場合、そのポート グループの残り 3 つのポートでは、ポート モードに基づいて最大 255 の BB_credit をポート モードで保持できます。
(注) 残り 3 つのポートの受信 BB_credit 値は、ポート モードによって決まります。デフォルト値は、Fx モードでは 16、E モードまたは TE モードでは 255 です。最大値は、すべてのモードで 255 です。この値は、最大値の 255 の BB_credit を超えなければ、必要に応じて変更できます。
– 2,400 より多い(最大 3,500)拡張 BB_credit をポート グループのポートに割り当てる場合は、その他 3 つのポートをディセーブルにする必要があります。
– 中断を伴わずに Cisco SAN-OS Release 1.3 以下にダウングレードする必要がある場合は、この機能を(明示的に)ディセーブルにする。この機能をディセーブルにすると、既存の拡張 BB_credit 設定は完全に消去されます。
(注) 拡張 BB_credit 設定は、受信 BB_credit およびパフォーマンス バッファの設定より優先されます。
4 Gbps または 8 Gbps スイッチング モジュールでこの機能を使用するには、次の要件を満たす必要があります。
(注) 拡張 BB_credits は、Cisco MDS 9124 ファブリック スイッチ、Cisco MDS 9134 ファブリック スイッチ、HP c-Class BladeSystem 用 Cisco ファブリック スイッチ、IBM BladeCenter 用 Cisco ファブリック スイッチではサポートされません。
ファイバ チャネルの標準規格では低いビット誤り率を必須としていますが、ビット エラーは発生します。長期にわたって receiver-ready メッセージ(R_RDY プリミティブと呼ばれます)の破損が発生すると、クレジットの損失につながる可能性があります。その結果、リンクの 1 方向の送信が停止することがあります。ファイバ チャネルの標準規格には、2 つの接続ポートでこの状況を検出および修正できる機能があります。この機能は Buffer-to-Buffer credit の回復と呼ばれます。
Buffer-to-Buffer credit の回復の機能では、まず、リンクの起動時から、送信側と受信側がチェックポイント プリミティブを互いに送信します。送信側は、指定した数のフレームを送信するたびにチェックポイントを送信します。受信側は、指定した数の R_RDY プリミティブを送信するたびにチェックポイントを送信します。受信側は、クレジットの損失を検出した場合、クレジットを再送信し、送信側のクレジット カウントを復元できます。
Buffer-to-Buffer credit の回復機能は、任意の非調停ループ リンクに使用できます。この機能が最も有効なのは、MAN や WAN などの信頼できないリンクの場合ですが、ファイバ接続に障害があるリンクなどの短く、損失率が高いリンクの場合にも役立ちます。
(注) Buffer-to-Buffer credit の回復機能は、Distance Extension(DE)機能(Buffer-to-Buffer credit のスプーフィングとも呼ばれます)と互換性がありません。DE を使用するスイッチ間の ISL で、DWDM トランシーバやファイバ チャネル ブリッジなどの光関連装置を中間に使用する場合、ISL の両側で Buffer-to-Buffer credit の回復機能をディセーブルにする必要があります。
BB_SC_N フィールド(ワード 1、ビット 15-12)で Buffer-to-Buffer ステート変更(BB_SC)番号を指定します。BB_SC_N フィールドは、ポート ログイン(PLOGI)、ファブリック ログイン(FLOGI)、または ISL(E または TE ポート)フレームの送信者が、連続する 2 つの BB_SC 送信プリミティブ間には BB_SC_N で指定されるフレーム数の 2 倍を送信し、連続する 2 つの BB_SC 受信プリミティブ間には R_RDY プリミティブ数の 2 倍を送信するように要求していることを示します。
4 Gbps および 8 Gbps モジュールでは、ISL(E または TE ポート)の BB_SCN はデフォルトでイネーブルになります。これにより、Distance Extension(DE)機能(Buffer-to-Buffer credit のスプーフィングとも呼ばれます)を搭載した光関連装置で使用した場合、ISL で障害が発生することがあります。
4 Gbps モジュールでは、すべてのポートが次の設定である場合、1 つのポートが起動しません。
8 Gbps モジュールでは、前半のポート、後半のポート、またはすべてのポートが次の設定である場合、1 つまたは 2 つのポートが起動しません。
グローバル バッファ プールのすべてのポートについてポート モードを auto または E に設定し、レート モードを専用に設定する場合は、1 つまたは複数のポートでバッファ クレジットを再設定する必要があります(デフォルト以外)。
(注) スイッチ間の ISL で Distance Extension(Buffer-to-Buffer credit のスプーフィングとも呼ばれます)を使用する場合は、ISL の両側の BB_SCN パラメータをディセーブルにする必要があります。
ファイバ チャネル インターフェイスの受信データ フィールド サイズも設定できます。デフォルトのデータ フィールド サイズが 2112 バイトの場合、フレームの長さは 2148 バイトです。
ファイバ チャネル インターフェイスの BB_credit を設定するには、次の手順を実行します。
ここでは、 do show int fc1/1 コマンドの出力例を示します。
16 receive B2B credit remaining
ファイバ チャネル インターフェイスのパフォーマンス バッファを設定するには、次の手順を実行します。
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switch(config-if)# switchport fcrxbbcredit performance-buffers 45 |
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switch(config-if)# switchport fcrxbbcredit performance-buffers default |
(注) パフォーマンス バッファ値および BB_credit の他の情報を表示するには、show interface bbcredit コマンドを使用します。
MDS-14/2 インターフェイス、4 Gbps スイッチング モジュール インターフェイス(Cisco MDS 9124 ファブリック スイッチを除く)、または Cisco MDS 9216i スイッチのインターフェイスで拡張 BB_credit を設定するには、次の手順を実行します。
デフォルトでは、ISL(E または TE ポート)の Buffer-to-Buffer credit 機能はイネーブルです。
ポートで Buffer-to-Buffer credit の回復機能を使用するには、次の手順を実行します。
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PLOGI または FLOGI 中に BB_SC_N フィールドを使用するには、次の手順を実行します。
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インターフェイスの PLOGI および FLOGI での Buffer-to-Buffer ステート変更番号の使用をイネーブルにします。 |
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インターフェイスの PLOGI および FLOGI での Buffer-to-Buffer ステート変更番号の使用をディセーブルにします(デフォルト)。 |
受信データ フィールド サイズを設定するには、次の手順を実行します。
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選択されたインターフェイスのデータ フィールド サイズを 2000 バイトに減らします。デフォルトは 2112 バイトで、範囲は 256 ~ 2112 バイトです。 |
BB_credit の設定情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。
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各コマンド出力のフィールドの詳細については、『 Cisco NX-OS Command Reference 』を参照してください。
BB_credit 情報を表示するには、 show interface bbcredit コマンドを使用します(例 4-1 および例 4-2 を参照)。
例 4-2 指定したファイバ チャネル インターフェイスの BB_credit 情報の表示