この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Graphical User Interface(GUI; グラフィカル ユーザ インターフェイス)は、システムのモニタリングおよび設定用の一部の Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)コマンドに代わる Web ベースのインターフェイスです。GUI を使用することにより、IronPort AsyncOS コマンド構文を知らなくても、単純な Web ベース インターフェイスを使用してシステムをモニタできます。
• 「Cisco IronPort グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)」
インターフェイスに対して HTTP、HTTPS、またはその両方のサービスをイネーブルにすると、GUI にアクセスし、ログインできるようになります。詳細については、『 Cisco IronPort AsyncOS for Email Configuration Guide 』の「Overview」の章を参照してください。
システムはデフォルトで、管理インターフェイス(IronPort C150/160 アプライアンスの Data 1)に対して HTTP がイネーブルになった状態で出荷されます。
GUI をイネーブルにするには、コマンドライン インターフェイスで interfaceconfig
コマンドを実行し、接続するインターフェイスを編集してから、HTTP サービスまたはセキュア HTTP サービス、あるいはその両方をイネーブルにします。
(注) また、いずれかのインターフェイスで GUI をイネーブルにした後は、[Network] > [IP Interfaces] ページを使用して、別のインターフェイスに対して GUI をイネーブルまたはディセーブルにすることもできます。詳細については、を参照してください。
(注) インターフェイスでセキュア HTTP をイネーブルにするには、証明書をインストールする必要があります。詳細については、『Cisco IronPort AsyncOS for Email Advanced Configuration Guide』の「Enabling a Certificate for HTTPS」を参照してください。
いずれかのサービスに対し、そのサービスをイネーブルにするポートを指定します。デフォルトでは、HTTP はポート 80、HTTPS はポート 443 でイネーブルになります。1 つのインターフェイスで両方のサービスをイネーブルにすると、HTTP 要求をセキュア サービスに自動的にリダイレクトできます。
さらに、このインターフェイスの GUI に( HTTP
または HTTPS
経由で)アクセスしようとするすべてのユーザ(「ユーザの追加」を参照)は、ユーザ名とパスワードを入力する標準のログイン ページで認証を受ける必要があります。
(注) GUI にアクセスするには、まず、commit
コマンドを使用して変更を保存する必要があります。
次に、Data 1 インターフェイスに対して GUI をイネーブルにする例を示します。 interfaceconfig
コマンドを使用して、ポート 80 で HTTP、およびポート 443 で HTTPS をイネーブルにします( certconfig
コマンドが実行可能になるまで、HTTP に対して一時的にデモ用の証明書が使用されます。詳細については、 『 Cisco IronPort AsyncOS for Email Advanced Configuration Guide 』 の「Installing Certificates on the Cisco IronPort Appliance」を参照してください)。Data1 インターフェイスについては、ポート 80 への HTTP 要求がポート 443 に自動的にリダイレクトされるように設定されます。
• [System Overview] ページでは、次のことができます。
– 主要システムのステータスとパフォーマンスの一部の情報を示す履歴グラフおよびテーブルを表示する。
– アプライアンスにインストールされている IronPort AsyncOS オペレーティング システムのバージョンを表示する。
• [System Status] ページには、システムのすべてのリアルタイム メールおよび DNS アクティビティの詳細が表示されます。また、システム統計情報のカウンタをリセットしたり、カウンタが最後にリセットされた時刻を表示したりすることもできます。
• [System Trace] ページでは、テスト メッセージの送信をエミュレートすることによって、システムを介したメッセージ フローをデバッグできます。リスナーに受け入れられているようにメッセージをエミュレートして、現在のシステム設定によって「トリガー」される、または影響を受ける機能の概要を出力できます。
[System Administration] > [Trace] ページを使用して(CLI の trace
コマンドと同等)、テスト メッセージの送信をエミュレートすることにより、システムを介したメッセージ フローをデバッグできます。[Trace] ページ(および trace
CLI コマンド)では、リスナーに受け入れられているようにメッセージをエミュレートし、現在のシステム設定( コミットしていない変更を含む )によって「トリガー」される、または影響を受ける機能の概要を出力できます。テスト メッセージは実際には送信されません。特に、Cisco IronPort アプライアンスで使用できる多数の高度な機能を組み合わせると、[Trace] ページ(および trace
CLI コマンド)は、強力なトラブルシューティングまたはデバッグ ツールとなります。
[Trace] ページ(および trace
CLI コマンド)では、 表 7-1 に示されている入力パラメータのプロンプトが表示されます。
値を入力したら、[Start Trace] をクリックします。メッセージに影響する、システムに設定されたすべての機能の概要が出力されます。
メッセージ本文は、ローカル ファイル システムからアップロードできます(CLI では、 /configuration
ディレクトリにアップロードしたメッセージ本文を使用してテストできます。Cisco IronPort アプライアンスへのインポート用ファイルの準備に関する詳細については、 Appendix A, "Accessing the Appliance" を参照してください)。
概要が出力されると、生成されたメッセージの確認とテスト メッセージの再実行を求められます。別のテスト メッセージを入力する場合、[Trace] ページおよび trace
コマンドで、前に入力した 表 7-1 の値が使用されます。
(注) 表 7-2 に示す、trace
コマンドによってテストされる設定の各セクションは、順番どおりに実行されます。この順番は、ある機能の設定が他の機能にどのように影響するかを理解するうえで非常に役立ちます。たとえば、ドメイン マップ機能によって変換される受信者アドレスは、RAT によって評価されるアドレスに影響します。また、RAT の影響を受ける受信者は、エイリアス テーブルによって評価されるアドレスに影響する、というようになります。
• XML ページを通じてステータスを表示するか、XML ステータス情報にプログラムでアクセスします。
XML ステータス機能は、電子メールのモニタリング統計情報にプログラムでアクセスする方法を提供します。最新のブラウザによっては、XML データを直接表示できるものもあります。
次の表に示す GUI の各ページの情報は、対応する URL にアクセスすることにより、動的な XML 出力としても使用できます。