この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
SCSI ターゲットにはディスク、テープ、およびその他のストレージ デバイスが含まれます。 これらのターゲットは、ネーム サーバに論理ユニット番号(LUN)を登録しません。
ネーム サーバには、次の理由により、LUN 情報が必要となります。
SCSI LUN 検出機能には、ローカル ドメイン コントローラ ファイバ チャネル アドレスが使用されます。 この機能はローカル ドメイン コントローラをソース FC ID として使用し、SCSI デバイス上で SCSI INQUIRY、REPORT LUNS、および READ CAPACITY コマンドを実行します。
SCSI LUN 検出機能は、CLI(コマンドライン インターフェイス)または SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を通して、オンデマンドで開始されます。 近接スイッチが Cisco Nexus デバイスの場合、この情報は近接スイッチとも同期されます。
SCSI LUN 検出はオンデマンドで実行されます。
ネーム サーバ データベース内の Nx ポートのうち、FC4 Type = SCSI_FCP として登録されたものだけが検出されます。
SCSI LUN 検出を開始する手順は、次のとおりです。
次に、すべてのオペレーティング システム(OS)のローカル SCSI ターゲットを検出する例を示します。
switch# discover scsi-target local os all
discovery started
次に、AIX OS に割り当てられたリモート SCSI ターゲットを検出する例を示します。
switch# discover scsi-target remote os aix
discovery started
次に、VSAN(仮想 SAN)1 および FC ID 0x9c03d6 に対応する SCSI ターゲットを検出する例を示します。
switch# discover scsi-target vsan 1 fcid 0x9c03d6
discover scsi-target vsan 1 fcid 0x9c03d6
VSAN: 1 FCID: 0x9c03d6 PWWN: 00:00:00:00:00:00:00:00
PRLI RSP: 0x01 SPARM: 0x0012
SCSI TYPE: 0 NLUNS: 1
Vendor: Company 4 Model: ST318203FC Rev: 0004
Other: 00:00:02:32:8b:00:50:0a
次に、Linux OS に割り当てられたカスタマイズ リストから SCSI ターゲットを検出する例を示します。
switch# discover scsi-target custom-list os linux
discovery started
カスタマイズ検出は、検出を開始するように選択的に設定された VSAN とドメインのペア リストによって行われます。 この検出を開始するには、custom-list オプションを使用します。 ドメイン ID は 0 ~ 255 の数値(10 進数)、または 0x0 ~ 0xFF の数値(16 進数)です。
カスタマイズ検出を開始する手順は、次のとおりです。
検出結果を表示するには、show scsi-target および show fcns database コマンドを使用します。
次に、検出されたターゲットを表示する例を示します。
switch# show scsi-target status
discovery completed
(注) |
このコマンドを完了するには、数分間かかることがあります(特に、ファブリックが大規模である場合や、複数のデバイスの応答速度が遅い場合)。 |
次に、FCNS データベースを表示する例を示します。
switch# show fcns database
次に、SCSI ターゲット ディスクを表示する例を示します。
switch# show scsi-target disk
次に、すべてのオペレーティング システムの検出済み LUN を表示する例を示します。
switch# show scsi-target lun os all
次に、各オペレーティング システム(Windows、AIX、Solaris、Linux、または HPUX)に割り当てられたポート WWN を表示する例を示します。
switch# show scsi-target pwwn