最適なアプリケーションとマネージャを見つける方法

ハードウェアプラットフォームは、Secure Firewall Threat Defense または ASA の 2 つのアプリケーションのいずれかを実行できます。アプリケーションごとに、マネージャを選択できます。この章では、アプリケーションとマネージャの選択肢について説明します。

アプリケーション

ハードウェア プラットフォームでは、次のいずれかのアプリケーションが使用できます。

  • Threat Defense Threat Defense (以前は Firepower Threat Defense と呼ばれていました)は、高度なステートフル ファイアウォール、VPN コンセントレータ、および次世代 IPS を組み合わせた次世代ファイアウォールです。

  • ASA:ASA は、従来の高度なステートフル ファイアウォールおよび VPN コンセントレータです。

シスコでは、ASA から Threat Defense への移行ツールを提供しています。このツールは、ASA の使用を開始し、後に Threat Defense に再イメージ化する場合に、ASA を Threat Defense に変換するのに役立ちます。

ASA と Threat Defense 間での再イメージ化の方法については、『Cisco Secure Firewall ASA および Secure Firewall Threat Defense 再イメージ化ガイド』を参照してください。

マネージャ

Threat Defense と ASA は複数のマネージャをサポートします。

Threat Defense マネージャ


(注)  


Secure Firewall Device Manager (旧 Firepower Device Manager)は、Cisco Secure Firewall 4200 ではサポートされていません。


表 1. Threat Defense マネージャ

マネージャ

説明

Secure Firewall Management Center(旧 Firepower Management Center)

Management Center はマルチデバイスマネージャで、独自のサーバーハードウェア上で、またはハイパーバイザ上の仮想デバイスとして稼働します。

ローカル Management Center については、Management Center での Threat Defense の展開 を参照してください。

リモート Management Center については、リモート Threat Defense による Management Center の展開 を参照してください。

Cisco Defense OrchestratorCDOクラウド提供型 Firewall Management Center

CDOクラウド提供型 Firewall Management Center には、オンプレミス管理センターのすべての設定機能があります。分析機能については、クラウドソリューションまたはオンプレミスの管理センターを使用できます。CDO は、ASA などの他のセキュリティデバイスも管理します。

CDO を使用した Threat Defense の展開を参照してください。

Cisco Secure Firewall Threat Defense REST API

Threat Defense REST API を使用すると、Threat Defense の直接設定を自動化できます。Management Center または CDO を使用して Threat Defense を管理している場合は、この API を使用できません。

このガイドでは、Threat Defense REST API について説明しません。詳細については、Cisco Secure Firewall Threat Defense REST API ガイドを参照してください。

Secure Firewall Management Center REST API

Management Center REST API を使用すると、管理対象の Threat Defense に適用可能な Management Center ポリシーの設定を自動化できます。この API は、Threat Defense を直接管理しません。

このガイドでは、Management Center REST API について説明しません。詳細については、Cisco Secure Firewall Management Center REST API クイックスタートガイドを参照してください。

ASA マネージャ

表 2. ASA マネージャ

マネージャ

説明

CLI

CLI を使用して、すべての ASA 機能を設定できます。

CLI については、このガイドでは取り上げていません。詳細については、『ASA 構成ガイド』を参照してください。

Adaptive Security Device Manager(ASDM)

ASDM は Java ベースのオンデバイスマネージャであり、ASA のすべての機能を提供します。

ASDM を使用した ASA の展開」を参照してください。

CDO

CDO はクラウドベースのマルチデバイスマネージャです。CDOThreat Defense などの他のセキュリティデバイスも管理します。

ASA の CDO については、このガイドでは取り上げていません。CDO を使用する前に、CDO のホームページを参照してください。

Cisco Security Manager(CSM)

CSM は、独自のサーバーハードウェア上で動作するマルチデバイスマネージャです。CSM は Threat Defense の管理をサポートしていません。

CSM については、このガイドでは取り上げていません。詳細については、『CSM ユーザーガイド』を参照してください。

ASA HTTP インターフェイス

HTTP を使用すると、自動化ツールは特定形式の URL にアクセスすることで、ASA でコマンドを実行できます。

ASA HTTP インターフェイスについては、このガイドでは取り上げていません。詳細については、「自動化向けの Cisco Secure Firewall ASA HTTP インターフェイス」を参照してください。