ポリシーを使用したスマートライセンシングのトラブルシューティング

システム メッセージの概要

このセクションでは、ポリシーを使用したスマートライセンシングに固有のシステムメッセージについて説明します。これらのメッセージは、システムソフトウェアからコンソール(および任意で別のシステムのロギングサーバ)に送信されます。すべてのシステム メッセージがシステムの問題を示すわけではありません。通知目的のメッセージもあれば、通信回線、内蔵ハードウェア、またはシステム ソフトウェアの問題を診断するうえで役立つメッセージもあります。

システム メッセージの読み方

システムログメッセージには最大 80 文字を含めることができます。各システム メッセージはパーセント記号(%)から始まります。構成は次のとおりです。

%FACILITY

メッセージが参照するファシリティを示す 2 文字以上の大文字です。ファシリティは、ハードウェアデバイス、プロトコル、またはシステムソフトウェアのモジュールなどです。

SEVERITY

0 ~ 7 の 1 桁のコードで、状態のシビラティ(重大度)を表します。この値が小さいほど、重大な状況を意味します。

表 1. メッセージのシビラティ(重大度)

シビラティ(重大度)

説明

0-緊急

システムが使用不可能な状態。

1:アラート

ただちに対応が必要な状態。

2:クリティカル

危険な状態。

3:エラー

エラー条件。

4:警告

警告条件。

5:通知

正常だが注意を要する状態。

6:情報

情報メッセージのみ。

7:デバッグ

デバッグ時に限り表示されるメッセージのみ。

MNEMONIC

メッセージを一意に識別するコード。

Message-text

メッセージテキストは、状態を説明したテキスト文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、またはシステム メモリ アドレス空間の位置に対応するアドレスなど、イベントの詳細情報が含まれることがあります。この可変フィールドの情報はメッセージごとに異なるので、ここでは角カッコ([ ])で囲んだ短い文字列で示します。たとえば 10 進数は [dec] で表します。

表 2. メッセージの変数フィールド

シビラティ(重大度)

説明

[char]

1 文字

[chars]

文字列

[dec]

10 進数

[enet]

イーサネット アドレス(たとえば 0000.FEED.00C0)

[hex]

16 進数

[inet]

インターネット アドレス(10.0.2.16)

[int]

整数

[node]

アドレス名またはノード名

[t-line]

8 進数のターミナルライン番号(10 進数 TTY サービスが有効な場合は 10 進数)

[clock]

クロック(例:01:20:08 UTC Tue Mar 2 1993)

ポリシーを使用したスマートライセンシングのシステムメッセージ

このセクションでは、ポリシーを使用したスマートライセンシング関連の発生する可能性のあるシステムメッセージ、考えられる理由(失敗メッセージの場合)、および推奨するアクション(アクションが必要な場合)を示します。

Error Message %SMART_LIC-3-POLICY_INSTALL_FAILED: The installation of a new 
licensing policy has failed: [chars].

説明:ポリシーがインストールされましたが、ポリシーコードの解析中にエラーが検出され、インストールに失敗しました。[chars] はエラーの詳細を示すエラー文字列です。

失敗の理由として次が考えられます。

  • 署名の不一致:これは、システムクロックが正確でないことを意味します。

  • タイムスタンプの不一致:製品インスタンスのシステムクロックが CSSM と同期していないことを意味します。

推奨するアクション:

考えられる両方の失敗の理由に関しては、システムクロックが正確で、CSSM と同期していることを確認します。ntp server コマンドをグローバル コンフィギュレーション モードで設定します。次に例を示します。
Device(config)# ntp server 198.51.100.100 version 2 prefer

前述の手順を実行しても、ポリシーのインストールが失敗する場合は、シスコのテクニカルサポート担当者にお問い合わせください。


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Error Message %SMART_LIC-3-AUTHORIZATION_INSTALL_FAILED: The install of a new 
licensing authorization code has failed on [chars]: [chars].

説明:承認コードがインストールされましたが、インストールに失敗しました。最初の [chars] は承認コードのインストールが失敗した UDI、2 番目の [chars] はエラーの詳細を示すエラー文字列です。

失敗の理由として次が考えられます。

  • 現在設定されている機能の承認に必要な十分なライセンスがない:これは、必要なすべてのライセンスに必須の承認が生成されていないことを意味します。

  • UDI の不一致:承認コードファイル内の 1 つ以上の UDI が、承認コードファイルをインストールする製品インスタンスと一致していません。複数の UDI の承認コードを生成した場合、高可用性セットアップでは、承認コードファイルにリストされているすべての UDI が、高可用性セットアップのすべての UDI と一致する必要があります。一致しない場合、インストールは失敗します。

    次のように、承認コードファイル内のすべての UDI を製品インスタンスの UDI(スタンドアロンまたは高可用性)と照合します。

    UDI 情報を含む承認コードファイルの例:
    <smartLicenseAuthorization>
    <udi>P:CSR1000V,S:9D1YXJM3LKC</udi>
    
    <output truncated>
    </smartLicenseAuthorization>
    製品インスタンスの UDI 情報の出力例:
    Device# show license udi
    UDI: PID:CSR1000V,SN:9D1YXJM3LKC
  • 署名の不一致:これは、システムクロックが正確でないことを意味します。

推奨処置

  • show license tech support コマンドの出力で、Failure Reason: フィールドを確認し、失敗した理由を確認します。
    Device# show license tech support
    <output truncated>
    Authorization Confirmation:
      Attempts: Total=2, Success=2, Fail=0  Ongoing Failure: Overall=0 Communication=0
      Last Response: OK on Sep 23 17:51:52 2020 UTC
        Failure Reason: <none>
      Last Success Time: Sep 23 17:51:52 2020 UTC
      Last Failure Time: <none>
  • 現在設定されている機能の承認に必要な十分なライセンスがない、および UDI の不一致:

    show license udi コマンドを使用して、UID の正しい完全なリストがあることを確認します。このコマンドは、高可用性セットアップの場合にすべての製品インスタンスを表示します。その後、次のタスクを再度実行します。 CSSM からの SLAC の生成とファイルへのダウンロード製品インスタンスへのファイルのインストール

  • 署名の不一致:

    システムクロックが正確で、CSSM と同期していることを確認します。確認するためには、グローバル コンフィギュレーション モードで ntp server コマンドを設定します。次に例を示します。
    Device(config)# ntp server 198.51.100.100 version 2 prefer

前述の手順を実行しても、ポリシーのインストールが失敗する場合は、シスコのテクニカルサポート担当者にお問い合わせください。


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Error Message %SMART_LIC-3-COMM_FAILED: Communications failure with the [chars] :
[chars]

説明:CSSM、CSLU、または SSM オンプレミスのいずれかとのスマートライセンシング通信が失敗しました。最初の [chars] は現在設定されている転送タイプで、2 番めの [chars] はエラーの詳細を示すエラー文字列です。このメッセージは、失敗した通信の試行ごとに表示されます。

失敗の理由として次が考えられます。

  • CSSM、CSLU、または SSM オンプレミスに到達できない:これは、ネットワーク到達可能性に問題があることを意味します。

  • 404 ホストが見つからない:これは CSSM サーバがダウンしていることを意味します。

  • クライアント証明書が見つからないことにより、TLS または SSL ハンドシェイクが失敗している。証明書は、通信の両側の TLS 認証に必要です。最近のサーバーのアップグレードにより、証明書が削除された可能性があります。これは、製品インスタンスが CSSM に直接接続されているトポロジにのみ当てはまる理由です。


    (注)  


    この理由によりエラーメッセージが表示された場合、CSSM との通信において実際の設定エラーや中断はありません。


正インスタンスが RUM レポートの送信を開始するトポロジ(CSLU を介して CSSM に接続:製品インスタンス開始型通信、CSSM から切断されているCSSM、CSLU への直接接続:製品スタンス開始型通信、および SSM オンプレミス展開:製品インスタンス開始型通信)では、この通信障害メッセージがスケジュールされたレポート(license smart usage interval interval_in_days グローバル コンフィギュレーション コマンド)と一致している場合は、製品インスタンスはスケジュールされた時間が経過した後、最大 4 時間にわたって RUM レポートを送信しようとします。(通信障害が続くために)それでもレポートを送信できない場合、システムは間隔を 15 分にリセットします。通信障害が解消されると、レポート間隔は最後に設定された値に戻ります。

推奨するアクション:

CSSM に到達できない場合、クライアント証明書がない場合、CSLU に到達できない場合、および SSM オンプレミスに到達できない場合のトラブルシューティング手順を示します。

  • クライアント証明書がなく、CSSM との通信に実際の設定エラーや中断がない場合:

    グローバル コンフィギュレーション モードで ip http client secure-trustpoint trustpoint-name コマンドを設定します。trustpoint-name には、SLA-TrustPoint だけを入力します。このコマンドでは、セキュア HTTP クライアントが trustpoint-name 引数で示されたトラストポイントに関連付けられた証明書を使用する必要があることを指定します。

  • CSSM が到達不能で、設定されている転送タイプが smart の場合:

    1. スマート URL が正しく設定されているかどうかを確認します。特権 EXEC モードで show license status コマンドを使用して、URL が次のようになっているかどうかを確認します。https://smartreceiver.cisco.com/licservice/licenseそうでない場合は、グローバル コンフィギュレーション モードで license smart url smart smar_URL コマンドを再設定します。

    2. DNS 解決を確認します。製品インスタンスが smartreceiver.cisco.com または nslookup で変換された IP に対して ping を実行できることを確認します。次の例は、変換された IP に対して ping を実行する方法を示しています。
      Device# ping 171.70.168.183
      Type escape sequence to abort.
      Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 171.70.168.183, timeout is 2 seconds:
      !!!!!
      Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/1/2 ms
  • CSSM が到達不能で、設定されている転送タイプが callhome の場合:

    1. URL が正しく入力されているかどうかを確認します。特権 EXEC モードで show license status コマンドを使用して、URL が次のようになっているかどうかを確認します。https://tools.cisco.com/its/service/oddce/services/DDCEService

    2. Call Home プロファイル CiscoTAC-1 がアクティブで、接続先 URL が正しいことを確認します。show call-home profile all コマンドは特権 EXEC モードで使用してください。
      Current smart-licensing transport settings:
       Smart-license messages: enabled
       Profile: CiscoTAC-1 (status: ACTIVE)
       Destination  URL(s):  https://tools.cisco.com/its/service/oddce/services/DDCEService
      
    3. DNS 解決を確認します。製品インスタンスが tools.cisco.com または nslookup で変換された IP に対して ping を実行できることを確認します。
      Device# ping tools.cisco.com
      Type escape sequence to abort.
      Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 173.37.145.8, timeout is 2 seconds:
      !!!!!
      Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 41/41/42 ms
      

      前述の方法で解決しない場合は、製品インスタンスの IP ネットワークが稼働している確認します。ネットワークが稼働していることを確認するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで no shutdown コマンドを設定します。

      デバイスがサブネット IP でサブネットマスクされているかどうか、および DNS IP が設定されているかどうかを確認します。

    4. HTTPS クライアントの送信元インターフェイスが正しいことを確認します。

      現在の設定を表示するには、特権 EXEC モードで show ip http client コマンドを使用します。グローバル コンフィギュレーション モードで ip http client source-interface コマンドを使用して、再設定します。

      上記の方法で解決しない場合は、ルーティングルール、およびファイアウォール設定を再確認します。

  • CSLU に到達できない場合:

    1. CSLU 検出が機能するかどうかを確認します。

      • cslu-local のゼロタッチ DNS 検出またはドメインの DNS 検出。

        show license all コマンドの出力で、Last ACK received: フィールドを確認します。このフィールドに最新のタイムスタンプがある場合は、製品インスタンスが CSLU と接続されていることを意味します。ない場合は、次のチェックに進みます。

        製品インスタンスが cslu-local に対して ping を実行できるかどうかを確認します。ping が成功すると、製品インスタンスが到達可能であることが確認されます。

        上記の方法で解決しない場合は、ホスト名 cslu-local が CSLU の IP アドレス(CSLU をインストールした Windows ホスト)にマッピングされているエントリを使用してネームサーバを設定します。グローバル コンフィギュレーション モードで ip domain name domain-name コマンドと ip name-server server-address コマンドを設定します。この例では、CSLU IP は 192.168.0.1 で、name-server によってエントリ cslu-local.example.com が作成されます。
        Device(config)# ip domain name example.com
        Device(config)# ip name-server 192.168.0.1
      • CSLU URL が設定されています。

        show license all コマンド出力の Transport: ヘッダーで、次の点を確認します。 Type:cslu で、Cslu address: は CSLU をインストールした Windows ホストのホスト名または IP アドレスになっている必要があります。残りのアドレスが下記のように設定されているかどうかを確認するとともに、ポート番号が 8182 であるかどうかを確認します。
        Transport:
          Type: cslu
          Cslu address: http://192.168.0.1:8182/cslu/v1/pi
        そうでない場合は、グローバル コンフィギュレーション モードで license smart transport cslu および license smart url cslu http://<cslu_ip_or_host>:8182/cslu/v1/pi コマンドを設定します。
    2. CSLU 開始型通信の場合、上記の CSLU 検出チェックに加えて、次の点を確認します。

      HTTP 接続を確認します。特権 EXEC モードで show ip http server session-module コマンドを使用します。出力の HTTP server current connections: ヘッダーで、SL_HTTP がアクティブになっていることを確認します。CSLU 開始型通信のネットワーク到達可能性の確認 で説明されているとおりに ip http コマンドが再設定されていない場合は、次の手順を実行します。

      CSLU がインストールされているデバイスの Web ブラウザで、https://<product-instance-ip>/ を確認します。これにより、CSLU から製品インスタンスへの REST API が期待どおりに動作することが保証されます。

  • SSM オンプレミスに到達できない場合:

    1. 製品インスタンス開始型通信の場合は、SSM オンプレミスのトランスポートタイプと URL が正しく設定されているかどうかを確認します。

      show license all コマンドの出力の Transport: ヘッダーの下で、Type:cslu であり、Cslu address: には、SSM オンプレミスにインストールしたサーバのホスト名または IP アドレスと、デフォルトのローカル バーチャル アカウントの <tenantID> があることを確認します。次の例を参照してください。
      Transport:
        Type: cslu
        Cslu address: https://192.168.0.1/cslu/v1/pi/on-prem-default
      
      SSM オンプレミスの正しい URL があることを確認し(トランスポート URL の取得(SSM オンプレミス UI)を参照)、次に、グローバル コンフィギュレーション モードで license smart transport cslu コマンドと license smart url cslu http://<ip>/cslu/v1/pi/<tenant ID> コマンドを設定します。

      製品インスタンス開始型通信のネットワーク到達可能性の確認に記載されているように、ネットワークに必要な他のコマンドが設定されていることを確認します。

    2. SSM オンプレミス開始型通信の場合は、HTTPS 接続を確認します。

      特権 EXEC モードで show ip http server session-module コマンドを使用します。出力の HTTP server current connections: ヘッダーで、SL_HTTP がアクティブになっていることを確認します。SSM オンプレミス開始型通信のネットワーク到達可能性の確保 で説明されているとおりに ip http コマンドが再設定されていない場合は、次の手順を実行します。

    3. トラストポイントと証明書が受け入れられることを確認します。

      SSM オンプレミス展開の両方の通信形式で、正しいトラストポイントが使用され、必要な証明書が受け入れられることを確認します。
      Device(config)# crypto pki trustpoint SLA-TrustPoint 
      Device(ca-trustpoint)#
      Device(ca-trustpoint)# enrollment terminal
      Device(ca-trustpoint)# revocation-check none
      Device(ca-trustpoint)# end
      Device# copy running-config startup-config

上記がうまくいかず、通信障害が続く場合は、シスコのテクニカルサポート担当者にお問い合わせください。


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Error Message  %SMART_LIC-3-COMM_RESTORED: Communications with the [chars] restored.
[chars] - depends on the transport type
        - Cisco Smart Software Manager (CSSM)
        - Cisco Smart License utility (CSLU)
Smart Agent communication with either the Cisco Smart Software Manager (CSSM) or the Cisco Smart License 
utility (CSLU) has been restored. No action required.
 

説明:CSSM、CSLU、または SSM オンプレミスのいずれかとの製品インスタンス通信が復元されます。

推奨するアクション:アクションは必要ありません。


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Error Message %SMART_LIC-3-POLICY_REMOVED: The licensing policy has been removed.

説明:以前にインストールしたカスタムライセンスポリシーが削除されました。Cisco default ポリシーが自動的に有効になります。これにより、スマートライセンシングの動作が変更される可能性があります。

失敗の理由として次が考えられます。

特権 EXEC モードで license smart factory reset コマンドを入力すると、ポリシーを含むすべてのライセンス情報が削除されます。

推奨するアクション:

ポリシーが意図的に削除された場合、それ以上のアクションは不要です。

ポリシーが誤って削除された場合は、ポリシーを再適用できます。実装したトポロジに応じて、該当するメソッドに従ってポリシーを取得します。

上記がうまくいかず、カスタムポリシーが復元されない場合は、シスコのテクニカルサポート担当者にお問い合わせください。


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Error Message %SMART_LIC-3-TRUST_CODE_INSTALL_FAILED: The install of a new licensing 
trust code has failed on [chars]: [chars].

説明:信頼コードのインストールに失敗しました。最初の [chars] は、信頼コードのインストールが試行された UDI です。2 番目の [chars] は、エラーの詳細を示すエラー文字列です。

失敗の理由として次が考えられます。

  • 信頼コードがすでにインストールされています。信頼コードは製品インスタンスの UDI にノードロックされています。UDI がすでに登録されている場合に別の UDI をインストールしようとすると、インストールは失敗します。

  • スマートアカウントとバーチャルアカウントの不一致:これは、(トークン ID が生成された)スマートアカウントまたはバーチャルアカウントに、信頼コードをインストールした製品インスタンスが含まれていないことを意味します。CSSM で生成されたトークンは、スマートアカウントまたはバーチャルアカウントレベルで適用され、そのアカウントのすべての製品インスタンスにのみ適用されます。

  • 署名の不一致:これは、システムクロックが正確でないことを意味します。

  • タイムスタンプの不一致:製品インスタンスの時刻が CSSM と同期していないため、インストールが失敗する可能性があります。

推奨するアクション:

  • 信頼コードはすでにインストールされています。製品インスタンスに信頼コードがすでに存在する状況で信頼コードをインストールする場合は、特権 EXEC モードで license smart trust idtoken id_token_value{ local| all} [ force] コマンドを再設定します。再設定の際、force キーワードを必ず含めてください。force キーワードを入力すると、CSSM に送信されるメッセージに強制フラグが設定され、すでに存在する場合でも新しい信頼コードが作成されます。

  • スマートアカウントとバーチャルアカウントの不一致:

    https://software.cisco.com で CSSM Web UI にログインし、[Smart Software Licensing] > [Inventory] > [Product Instances] をクリックします。

    トークンを生成する製品インスタンスが、選択したバーチャルアカウントにリストされているかどうかを確認します。リストされている場合は、次のステップに進みます。リストされていない場合は、正しいスマートアカウントとバーチャルアカウントを確認して選択します。その後、次のタスクを再度実行します。CSSM からの信頼コード用新規トークンの生成製品インスタンスへのファイルのインストール

  • タイムスタンプの不一致と署名の不一致:グローバル コンフィギュレーション モードで ntp server コマンドを設定します。次に例を示します。
    Device(config)# ntp server 198.51.100.100 version 2 prefer

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Error Message    %SMART_LIC-4-REPORTING_NOT_SUPPORTED: The CSSM OnPrem that this 
product instance is connected to is down rev and does not support the enhanced policy and usage 
reporting mode.
 

説明:Cisco Smart Software Manager オンプレミス(旧称 Cisco Smart Software Manager サテライト)は、Cisco IOS XE Amsterdam 17.3.3 以降でのみ Smart Licensing Using Policy 環境でサポートされています(SSM オンプレミスを参照)。サポートされていないリリースでは、製品インスタンスは次のように動作します。

  • 登録の更新と承認の更新の送信を停止します。

  • 使用状況の記録を開始し、RUM レポートをローカルに保存します。

推奨するアクション:

次の選択肢があります。


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Error Message %SMART_LIC-6-POLICY_INSTALL_SUCCESS: A new licensing policy 
was successfully installed.

説明:次のいずれかの方法でポリシーがインストールされました。

  • Cisco IOS コマンドの使用

  • CSLU 開始型通信

  • ACK 応答の一部として

推奨するアクション:アクションは必要ありません。適用されているポリシー(使用中のポリシー)とそのレポート要件を確認するには、特権 EXEC モードで show license all コマンドを入力します。


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Error Message %SMART_LIC-6-AUTHORIZATION_INSTALL_SUCCESS: A new licensing 
authorization code was successfully installed on: [chars].

説明: [chars] は、承認コードが正常にインストールされた UDI です。

推奨するアクション:アクションは必要ありません。インストールされた承認コードの詳細を確認するには、特権 EXEC モードで show license authorization コマンドを入力します。

また、特権 EXEC モードで show license all および show license tech support コマンドを使用して、インストールされている承認の種類と、製品インスタンスが使用できる権限付与のタイプも確認できます。


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Error Message %SMART_LIC-6-AUTHORIZATION_REMOVED: A licensing authorization code has
 been removed from [chars]

説明: [chars] は、承認コードがインストールされた UDI です。承認コードが削除されました。これにより、製品インスタンスからライセンスが削除され、スマートライセンシングとライセンスを使用する機能の動作が変更される可能性があります。

推奨するアクション:アクションは必要ありません。ライセンスの現在の状態を確認するには、特権 EXEC モードで show license all コマンドを入力します。


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Error Message %SMART_LIC-6-REPORTING_REQUIRED: A Usage report acknowledgement 
will be required in [dec] days.

説明:これは、シスコへの RUM レポートが必要であることを意味するアラートです。[dec] は、このレポート要件を満たすために残された時間(日数)です。

推奨するアクション:要求された時間内に RUM レポートが送信されるようにします。実装したトポロジによって、レポート方式が決まります。

  • CSLU を介して CSSM に接続

    • 製品インスタンス開始型通信の場合:特権 EXEC モードで license smart sync コマンドを入力します。CSLU が現在 CSSM にログインしている場合、CSSM 内の関連付けられているスマートアカウントとバーチャルアカウントに自動的に送信されます。

    • CSLU 開始型通信の場合は、次のタスクを実行します。使用状況レポートの収集:CSLU 開始(CSLU インターフェイス)

  • CSSM への直接接続:特権 EXEC モードで license smart sync コマンドを入力します。

  • コントローラを介して CSSM に接続:製品インスタンスがコントローラによって管理されている場合、コントローラはスケジュールされた時間に RUM レポートを送信します。

    Cisco DNA Center をコントローラとして使用している場合は、アドホックレポートのオプションがあります。必要なリリース(リリース 2.2.2 以降)の『Cisco DNA Center Administrator Guide』[英語] で「Manage Licenses」の「Upload Resource Utilization Details to CSSM」を参照してください。

  • CSSM からの CSLU の切断:製品スタンスが CSLU に接続されている場合は、上記の「CSLU を介した CSSM への接続」に示したように製品インスタンスと同期してから、タスクCSSM へのエクスポート(CSLU インターフェイス)CSSM へのデータまたは要求のアップロードとファイルのダウンロードCSSM からのインポート(CSLU インターフェイス)を実行します。

  • CSSM への接続なしで CSLU なし:特権 EXEC モードで license smart save usage コマンドを入力し、使用状況の必要な情報をファイルに保存します。次に、CSSM に接続しているワークステーションから、次のタスクを実行します:CSSM へのデータまたは要求のアップロードとファイルのダウンロード

  • SSM オンプレミス展開:

    製品インスタンスを SSM オンプレミスと同期します。

    • 製品インスタンス開始型通信の場合:特権 EXEC モードで license smart sync コマンドを入力します。CSLU が現在 CSSM にログインしている場合、CSSM 内の関連付けられているスマートアカウントとバーチャルアカウントに自動的に送信されます。

    • SSM オンプレミス開始型通信の場合は、次の手順を実行します。SSM オンプレミス UI で、[Reports] > [Synchronization pull schedule] > [Synchronize now with the device] に移動します。

    使用状況情報を CSSM と同期します(いずれかを選択)。


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Error Message %SMART_LIC-6-TRUST_CODE_INSTALL_SUCCESS: A new licensing trust code
 was successfully installed on [chars].

説明:[chars] は、信頼コードが正常にインストールされた UDI です。

推奨するアクション:アクションは必要ありません。信頼コードがインストールされていることを確認するには、特権 EXEC モードで show license status コマンドを入力します。出力のヘッダー Trust Code Installed: で更新されたタイムスタンプを探します。


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Error Message %SMART_LIC-4-UTILITY_TRUST_CODE: Trust establishment with an ID TOKEN
 is required before utility usage reporting can start.

Explanation:

ユーティリティモードが有効になっており、製品インスタンスがスマート転送を使用して CSSM に直接接続されていますが、信頼コードがインストールされていません。このメッセージは、信頼コードがインストールされるか、ユーティリティモードが無効になるまで、週に 1 回表示されます。

通常の操作中にエラー状態が検出されると、メッセージがすぐに表示されます。エラーが存在する場合、構成が処理された後の起動時にも検出されます。

推奨するアクション:

次のタスクを完了します。CSSM からの信頼コード用新規トークンの生成ID トークンによる信頼の確立


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Error Message %SMART_LIC-4-UTILITY_SUBSCRIPTION_LICENSE: Utility mode is in use with 
a license that does not have a subscription id: [chars]

説明:ユーティリティモードが有効になっており、サブスクリプション ID のないライセンスが使用されています。[chars] は使用中のライセンスです。このメッセージは、ライセンスごとに 1 回だけ生成されます。

考えられる原因は次のとおりです。

  • サブスクリプション ID を持つライセンスが使用されていて、新しいサブスクリプション情報が RUM ACK で返されたが、そのライセンスの ID が含まれていない。

  • ユーティリティモードが有効になっており、その後しばらくライセンスが使用されている。サブスクリプション ID が使用できない場合、30 日後にこのシステムメッセージが生成されます。

  • 通信の遅延。ユーティリティモードを有効にしてから、RUM ACK のサブスクリプション ID やその他のユーティリティ情報が製品インスタンスで利用可能になるまでに、遅延が生じる場合があります。たとえば、CSLU または SSM オンプレミスを使用する場合、製品インスタンスが情報を受信する時期は、CSLU または SSM オンプレミスが製品インスタンスと同期するようにスケジュールされている時期によって異なります。


(注)  


権限付与タグに承認コードがインストールされている場合、このシステムメッセージは生成されません。


推奨するアクション:

使用しているライセンスにサブスクリプション ID がない場合は、CCW で注文できます。ライセンスおよび対応するサブスクリプション ID は、CSSM 内のスマートアカウントとバーチャルアカウントに保管されます。

使用しているライセンスにすでにサブスクリプション ID があり、通信の遅延が原因でこのメッセージが引き続き表示される場合は、実装したトポロジに基づいてオンデマンドの同期を開始できます。

  • 製品インスタンスが通信を開始するトポロジを実装している場合、つまり、CSSM またはトポロジに直接接続、CSLU を介して CSSM に接続(製品インスタンス開始モード)、CSLU は CSSM から切断(製品インスタンス開始モード)、または SSM オンプレミス展開(製品インスタンス開始モード)の場合は、特権 EXEC モードで license smart sync コマンドを入力します。

  • CSLU または SSM オンプレミスが通信を開始するトポロジを実装している場合、つまり、CSLU を介して CSSM に接続(CSLU 開始モード)、CSLU は CSSM から切断(CSLU 開始モード)、または SSM オンプレミス展開(CSLU 開始モード)を使用して、CSLU または SSM オンプレミス UI から製品インスタンスとのオンデマンド同期を開始します。

  • CSSM への接続なし、CSLU なしトポロジを使用している場合は、製品インスタンスに ACK をインストールします。製品インスタンスへのファイルのインストール


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Error Message %SMART_LIC-4-UTILITY_NO_ACK: A Usage report acknowledgement has not 
been received in the last [dec] days. An Acknowledgement is required every 30 days.

説明:過去 30 日以内に RUM ACK メッセージを受信していません。[dec] は日数です。

ユーティリティモードでは、30 日ごとに RUM ACK が必要です。このメッセージは、RUM ACK が受信されるまで 30 日ごとに生成されます。

考えられる原因は次のとおりです。

  • 接続の問題。実装したトポロジによっては、CSSM、CSLU、または SSM オンプレミスとの接続の問題を意味する場合があります。

  • 通信の遅延。RUM レポートが送信されてから、製品インスタンスで RUM ACK が利用可能になるまでに遅延が生じる場合があります。たとえば、CSLU または SSM オンプレミスを使用する場合、製品インスタンスが情報を受信する時期は、CSLU または SSM オンプレミスが製品インスタンスと同期するようにスケジュールされている時期によって異なります。

推奨するアクション:

接続の問題が発生した場合は、トポロジに適用されるトラブルシューティング手順を参照してください。%SMART_LIC-3-COMM_FAILED

RUM レポートが送信された場合、show license all コマンドの出力の Next report push フィールドにこの情報が反映されます。ただし、通信が遅延した場合に ACK が利用できない場合は、実装したトポロジに基づいてオンデマンドの同期を開始します。

  • 製品インスタンスが通信を開始するトポロジを実装している場合、つまり、CSSM またはトポロジに直接接続、CSLU を介して CSSM に接続(製品インスタンス開始モード)、CSLU は CSSM から切断(製品インスタンス開始モード)、または SSM オンプレミス展開(製品インスタンス開始モード)の場合は、特権 EXEC モードで license smart sync コマンドを入力します。

  • CSLU または SSM オンプレミスが通信を開始するトポロジを実装している場合、つまり、CSLU を介して CSSM に接続(CSLU 開始モード)、CSLU は CSSM から切断(CSLU 開始モード)、または SSM オンプレミス展開(CSLU 開始モード)を使用して、CSLU または SSM オンプレミス UI から製品インスタンスとのオンデマンド同期を開始します。

  • CSSM への接続なし、CSLU なしトポロジを使用している場合は、製品インスタンスに ACK をインストールします。製品インスタンスへのファイルのインストール

引き続き ACK を正常に受信できない場合は、シスコのテクニカルサポート担当者にお問い合わせください。


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Error Message %SMART_LIC-4-UTILITY_TRANSPORT_NOT_CONFIG: To support utility mode 
the transport must be set to ‘smart transport’ or ‘cslu’.

説明:ユーティリティモードは有効ですが、トランスポートタイプが正しく設定されていません。このシステムメッセージは、正しいトランスポート設定が構成されるか、ユーティリティモードが無効になるまで、週に 1 回生成されます。

通常の操作中にエラー状態が検出されると、メッセージがすぐに表示されます。また、構成が処理された後の起動時、またはトランスポートモードやユーティリティモードを変更した場合にも検出されます。

推奨するアクション:

ユーティリティモードでは、トランスポートタイプは smartcslu、または off である必要があります。実装したトポロジに応じて、トランスポートモードを設定します。転送タイプ、URL、およびレポート間隔の設定


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Error Message %SMART_LIC-3-UTILITY_REPORT_FAILED: Smart Agent for Licensing Utility
 has failed to send usage Report.

説明:通信障害のため、製品インスタンスは RUM レポートを送信できませんでした。

推奨するアクション:

RUM レポートの期限が近いか確認します。近くなく、問題がダウンしているサーバーやリンクにある場合は、しばらくしてから再試行できます。

通信エラーが続く場合は、トポロジで必要とされるトランスポートタイプと URL が設定されているか確認してください。

%SMART_LIC-3-COMM_FAILED も参照してください。

通信障害が続く場合は、シスコのテクニカルサポート担当者にお問い合わせください。


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Error Message %SMART_LIC-6-UTILITY_STARTED: Smart Agent for Licensing Utility has 
started sending usage reports

説明:CSSM、CSLU、または SSM オンプレミスのいずれかとの製品インスタンス通信が復元されます。

推奨するアクション:アクションは必要ありません。


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Error Message %SMART_LIC-6-UTILITY_STOPPED: Smart Agent for Licensing Utility has 
stopped sending usage reports

説明:ユーティリティモードが無効になっています。

推奨するアクション:アクションは必要ありません。

RUM レポートは引き続き送信されますが、ユーティリティモードであることを示すフラグは設定されません。


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