Cisco Catalyst SD-WAN クラウドホスト型ファブリックの作成
Cisco Catalyst SD-WAN ポータル は、次の手順の中で提供する情報に従って Cisco Catalyst SD-WAN ファブリックをプロビジョニングします。
はじめる前に
次の点を確認してください。
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アクティブな Cisco スマートアカウント。
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アクティブな Cisco バーチャルアカウント。
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Cisco スマートアカウントの SA 管理者ロール。(Cisco Catalyst SD-WAN ポータル に初めてアクセスしてファブリックを作成するために必要です。以降は不要です。)
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Cisco Commerce(旧 CCW)でのコントローラの有効な注文。
手順
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シスコからの電子メールで受け取った URL に移動して Cisco Catalyst SD-WAN ポータル にアクセスし、ログインします。
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Cisco Catalyst SD-WAN ポータル メニューから を選択します。
[Create Cisco Hosted Fabric] ページが表示されます。
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[Smart Account] ドロップダウンリストから、ファブリックを関連付ける Cisco スマートアカウントの名前を選択します。
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[Virtual Account] ドロップダウンリストから、ファブリックを関連付ける Cisco バーチャルアカウントの名前を選択します。
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[Assign Controllers] をクリックし、[Assign Controllers] エリアで次の操作を実行します。
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次の表で説明されているように、専用ファブリックのコントローラタイプの数のオプションを設定します。
オプション
説明
Assign (for the vManage controller type)
展開内の Cisco SD-WAN Manager コントローラの数を入力します。
有効値は 1、3、または 6 です。
Assign (for the vBond controller type)
展開内の Cisco SD-WAN Validator の数を入力します。
最小値は 2 です。
Assign (for the vSmart controller type)
展開内の Cisco SD-WAN コントローラ の数を入力します。
最小値は 2 です。
Enable Cluster
Cisco SD-WAN Manager コントローラの数に 3 または 6 を選択した場合にのみ適用されます。
Cisco SD-WAN Manager クラスタを作成するには、このオプションをオンにします。
Cluster Type
[Enable Cluster] オプションをオンにした場合にのみ適用されます。
[Single Tenant Cluster] を選択して、単一テナントクラスタを有効にします。
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[Assign] をクリックします。
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[Fabric] フィールドにファブリックの名前を入力します。
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[Cloud Provider] で、シスコがファブリックのコントローラをホストするクラウドプロバイダーとして [AWS] を選択します。
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[SD-WAN Version] ドロップダウンリストから、コントローラで使用する Cisco Catalyst SD-WAN のバージョンを選択します。
必要な特定の機能があり、その機能が別のバージョンでのみ利用可能な場合を除き、推奨バージョンを選択します。推奨バージョンについては、Cisco Software Central でご確認ください。Cisco Catalyst SD-WAN リリースの詳細については、『User Documentation for Cisco IOS XE (SD-WAN) Release 17』の「Release Information」エリアにある Cisco Catalyst SD-WAN リリースノートを参照してください。
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[Locations]で、次のアクションを実行します。
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[Primary Location] ドロップダウンリストから、Cisco SD-WAN Manager コントローラがプロビジョニングされている地理的な場所を選択します。
ネットワークに比較的近い場所を選択することをお勧めします。
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[Secondary Location] ドロップダウンリストから、バックアップのデータストレージとロードバランシングの地理的な場所を選択します。プライマリとセカンダリの両方に同じリージョンを選択すると、SSP は自動的に同じリージョン内の 2 つの異なるゾーンにインスタンスを配置します。
(注)
プライマリロケーションに最も近い場所を選択することをお勧めします。
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[Data Location] ドロップダウンリストから、Cisco Catalyst SD-WAN Analytics データストレージの地理的な場所を選択します。
プライマリロケーションに最も近い場所を選択することをお勧めします。
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[Contacts] で次の情報を入力します。
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[Fabric Admins] フィールドに、Cisco Catalyst SD-WAN ポータル がファブリックに関する通知を送信する 1 つ以上のカンマ区切りの電子メールアドレスまたはメーラーリスト名を入力します。
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[Cisco Contact Email] フィールドに、緊急の問題が発生し、ファブリックの管理者と連絡が取れない場合に連絡可能なシスコの連絡先の電子メールアドレスを入力します。
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[Enter Contract number of service] フィールドに、Cisco Catalyst SD-WAN ポータル サービス契約の番号を入力します。
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[Enter CCO ID of Service Requester] フィールドに、Cisco Catalyst SD-WAN ポータル のチケットを作成した人の Cisco ID を入力します。
アラート通知:SSP は、サブスクリプションの期限切れ、メンテナンス期間、機能の変更などさまざまな理由でお客様にアラート通知を送信します。SSP 通知は、オーバーレイの詳細で設定された、登録済みの「オーバーレイ管理者」の連絡先である電子メールアドレスに送信されます。この電子メールアドレスを最新の状態に保つのはお客様の責任となります。複数の電子メールアドレスを登録できます。電子メール アドレスを更新するには、次の手順を実行します。
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https://ssp.sdwan.cisco.com で SSP にログインします。 ログインするには、Cisco PNP スマートアカウント管理者ロールが必要です。
または、スマートアカウント管理者が SSP 上で IDP をすでにセットアップしている場合は、管理者から提供されたロールでログインできます。
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編集するには、鉛筆アイコンをクリックします。
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電子メールアドレスを入力し、Tab キーを押します。
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チェックマークアイコンをクリックして保存します。
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必要に応じて次の詳細オプションを設定します。
これらのオプションの詳細については、「Cisco Catalyst SD-WAN クラウドホスト型ファブリックの詳細オプションの設定」を参照してください。
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[Custom Subnets]:コントローラ インターフェイスの IP アドレスに使用するプライベート IP アドレスを設定します。
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[Custom Domain Settings]:Cisco SD-WAN Validator および Cisco SD-WAN Manager コントローラにアクセスするためのカスタムドメインを設定します。
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[Snapshot Settings]:展開で Cisco SD-WAN Manager インスタンスのスナップショットを作成する頻度を設定します。
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[Custom Organization Name]:ネットワークを識別する一意の組織名を設定します。
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[Compliance]:ファブリックの認定コンプライアンスを選択します。
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[Dual Stack]:IPv6 デュアルスタックを有効にします。
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[Click here to review and agree to Terms & Conditions before proceeding] をクリックし、[Terms and Conditions] ダイアログボックスに表示される情報を確認して、[I Agree] をクリックします。
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[Create Fabric] をクリックします。
システムによってファブリックが作成されます。このプロセスには最大 60 分かかる場合があります。このプロセスの進行状況に関する情報は、[Create Fabric Progress] 領域に表示されます。
また、Cisco Catalyst SD-WAN ポータル の [Notification] ページにはパスワードが表示されます。ファブリックに初めてアクセスする場合は、このパスワードを使用します。
環境を保護するために、ログイン後すぐにパスワードを変更することをお勧めします。
(注)
システムによって提供されるコントローラのパスワードは、7 日後から Cisco Catalyst SD-WAN ポータル に表示されなくなります。パスワードを保持する場合は、パスワードのコピーを取っておくことをお勧めします。
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ファブリックの準備ができたという通知を受け取ったら、次の手順を実行します。
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デバイスにコントローラ証明書をインストールします。コントローラ証明書のインストールについては、「Use Case: Cisco-Hosted Cloud Overlays with Software Version 19.x and Above」を参照してください。
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Web サーバー証明書をインストールします。Web サーバー証明書のインストールについては、「Web Server Certificates」を参照してください。
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