Cisco NCS 1000 ブレークアウトパッチパネルおよびモジュールの概要

この章では、Cisco NCS 1000 ブレークアウトパッチパネルと Cisco NCS 1000 ブレークアウトモジュールの概要について説明します。


(注)  


この章では、「ブレークアウトパネル」とは「Cisco NCS 1000 ブレークアウトパッチパネル」を指します。「ブレークアウトモジュール」とは「Cisco NCS 1000 ブレークアウトモジュール」を指します。

Cisco NCS 1000 ブレークアウトパッチパネル

Cisco NCS 1000 ブレークアウトパッチパネルは、カラーレスのブレークアウトモジュール用パッチパネルです。NCS 1010 の EITU から 1 本の USB 2.0 ケーブルを使用して、NCS 1010 シャーシによって電力が供給されます。ブレークアウトパネルには、ブレークアウトモジュールに電力を供給する USB 2.0 接続部が 4 つあります。これにより、NCS 1010 シャーシに取り付けられた OLT-C および OLT-RC ラインカードと 4 つのブレークアウトモジュールとの間の MPO ケーブルによる接続が可能になります。ブレークアウトパネルは、最大 72 のカラーレス mux/demux チャネルと 8 方向の相互接続をサポートします。ブレークアウトパネルの高さは 4 RU で、光ファイバルーティング用の調整可能な光ファイバガイドが付いています。空きスロットはダミーカバーで覆われています。パネルには、対応するダミーカバーに接続される USB 2.0 コネクタが付属しています。光ファイバを保護するために、透明なプラスチックカバーをパネルの前面に取り付けることができます。パネルは 19 インチラックに合うように設計されています。パネルは、アダプタブラケットを使用して ETSI および 23 インチラックに取り付けることもできます。

図 1. NCS1K-BRK-SA
NCS1K-BRK-SA

Cisco NCS 1000 ブレークアウトモジュール

ブレークアウトモジュールは、3 つの光ブレークアウトユニットのセットです。モジュールは、OLT-C および OLT-R-C ラインカードの A/D 4 ~ 11、A/D 12 ~ 19、A/D 20 ~ 27、A/D 28 ~ 33 の MPO コネクタポートに接続して、 ROADM ノードの内部接続を提供でき、ローカルチャネルのアド/ドロップに対応しています。

NCS 1010 シャーシからの USB 2.0 接続により、ブレークアウトパネルに電力が供給されます。モジュールは信号を監視し、接続検証をチェックして、インベントリデータを取得します。

モジュールには次の 2 つの動作モードがあります。

  • 省電力モード:インベントリデータのみを取得します。

  • 高電力モード:完全なモニタリングおよびチェック機能を利用できます。

3 つのブレークアウトモジュールは、C バンドで使用できます。

ブレークアウトモジュールの前面プレート

図 2. ブレークアウトモジュールの前面プレート
ブレークアウトモジュールの前面プレート

ブレークアウトパネルは、以下のブレークアウトモジュールをサポートしています。

  • NCS1K-BRK-8

    図 3. 8 ポートのブレークアウトモジュール
    8 ポートのブレークアウトモジュール

    NCS1K-BRK-8 モジュールは、MPO-24 コネクタから 8 個のデュプレックス ラインカード コネクタへの 16 芯光ファイバのブレークアウトを提供します。基本的には、OLT ラインカードの MPO ポートの ADD/DROP 信号用に MPO-to-LC コネクタの光接続適合を実行します。各ポート(MPO および LC)では、トーン検出機能を備えた電力モニターを使用できます。1 つの MPO 入力ポート(光ファイバ 1)からすべての MPO 出力ポートへのフィルタ処理された光ループバック(191.175 THz)を接続検証に使用できます。

  • NCS1K-BRK-16

    図 4. 16 ポートのブレークアウトモジュール
    16 ポートのブレークアウトモジュール

    NCS1K-BRK-16 モジュールは、MPO-24 コネクタから 16 個のデュプレックス LC コネクタへの 16 芯光ファイバのブレークアウトを提供します。MPO 入力ポートからの各光ファイバ上の信号は、1x2 の光スプリッタによって 2 つの LC 出力ポートに分割されます。2 つの隣接する入力 LC ポートからの信号は、1x2 の光カプラーを介して 1 つの MPO 出力ポートに結合されます。各ポート(MPO および LC)では、トーン検出機能を備えた電力モニターを使用できます。1 つの MPO 入力ポート(光ファイバ 1)からすべての MPO 出力ポートへのフィルタ処理された光ループバック(191.175 THz)を接続検証に使用できます。

  • NCS1K-BRK-24

    図 5. 24 ポートのブレークアウトモジュール
    24 ポートのブレークアウトモジュール

    NCS1K-BRK-24 モジュールは、MPO-24 コネクタから 24 個のデュプレックス LC コネクタへの 16 芯光ファイバのブレークアウトを提供します。MPO 入力ポートからの各光ファイバ上の信号は、1x3 の光スプリッタによって 3 つの LC 出力ポートに分割されます。3 つの隣接する入力 LC ポートからの信号は、1x3 の光カプラーを介して 1 つの MPO 光ファイバ出力ポートに結合されます。各ポート(MPO および LC)では、トーン検出機能を備えた電力モニターを使用できます。1 つの MPO 入力ポート(光ファイバ 1)からすべての MPO 出力ポートへのフィルタ処理された光ループバック(191.175 THz)を接続検証に使用できます。

ブレークアウトモジュールのポートの詳細については、Cisco NCS 1010 データシートを参照してください。

ブレークアウトモジュールのポートラベルの説明

NCS1K-BRK-8 のポートラベルの説明

NCS1K-BRK-8 には、1 個の MPO-24 コネクタ(16 芯光ファイバのみ接続)と 8 個の LC デュプレックスコネクタが装備されています。

表 1. NCS1K-BRK-8 のポートラベルの説明

ポート

コネクタ タイプ

コネクタ ラベル

動作周波数範囲、THz(nm)

注記

COM-TX/RXi(i=1 ~ 8)

MPO/MPT

COM

197.2 ~ 185.9(1520 ~ 1612)

DIR-i-TX/RX(i=1 ~ 8)

LC

TX-i-RX

197.2 ~ 191.275(1520 ~ 1567.34)

191.0 ~ 185.9(1569.6 ~ 1612)

191.275 ~ 191 THz の信号は、DIR-i-TX/RX ポートを出入りする際にフィルタ処理により除去されます。

NCS1K-BRK-16 のポートラベルの説明

NCS1K-BRK-16 には、1 個の MPO-24 コネクタ(16 芯光ファイバのみ接続)と 16 個の LC デュプレックスコネクタが装備されています。

表 2. NCS1K-BRK-16 のポートラベルの説明

ポート

コネクタ タイプ

コネクタ ラベル

動作周波数範囲、THz(nm)

注記

COM-TX/RXi(i=1 ~ 8)

MPO/MPT

COM

197.2 ~ 185.9(1520 ~ 1612)

CH-i-TX/RX(i=1 ~ 16)

LC

TX-i-RX

197.2 ~ 191.275(1520 ~ 1567.34)

191.0 ~ 185.9(1569.6 ~ 1612)

191.275 ~ 191 THz の信号は、CH-i-TX/RX ポートを出入りする際にフィルタ処理により除去されます。

NCS1K-BRK-24 のポートラベルの説明

NCS1K-BRK-24 には、1 個の MPO-24 コネクタ(16 芯光ファイバのみ接続)と 24 個の LC デュプレックスコネクタが装備されています。

表 3. NCS1K-BRK-24 のポートラベルの説明

ポート

コネクタ タイプ

コネクタ ラベル

動作周波数範囲、THz(nm)

注記

COM-TX/RXi(i=1 ~ 8)

MPO/MPT

COM

197.2 ~ 185.9(1520 ~ 1612)

CH-i-TX/RX(i=1 ~ 24)

LC

TX-i-RX

197.2 ~ 191.275(1520 ~ 1567.34)

191.0 ~ 185.9(1569.6 ~ 1612)

191.275 ~ 191 THz の信号は、CH-i-TX/RX ポートを出入りする際にフィルタ処理により除去されます。

ブレークアウトモジュール LED

表 4. 機能の履歴

機能名

リリース情報

機能説明

ブレークアウトモジュールのポートステータス

Cisco IOS XR リリース 7.9.1

ブレークアウトモジュールの光ポート(COM、TX-i-RX)の LED は、ポートのステータスを次の色で示します。

  • 赤:トラフィックに影響を与える可能性のあるメジャーおよびクリティカルアラームが発生しています

  • オレンジ:トーン生成またはトーン検出が開始されるとマイナーアラームが発生します。トーン検出では、特定のプローブ信号を使用して OLT ラインカードとブレークアウトモジュール間の接続を確認します。

  • 緑:システムアラームが発生していない、通常の動作です。

ブレークアウトモジュールの LED は、システムステータスと光ポートのステータスを示します。

各光ポート(COM、DIR-i、および CH-i)の近くには、ポートのステータスを示す 3 色の LED(緑、オレンジ、赤)があります。光ポートは、ブレークアウトモジュールによって異なります。

表 5. 光ポート LED のステータス

ポート LED

ステータス

COM、DIR-i、または CH-i

トラフィックに影響を与える可能性がある RX-LOS-P などのメジャーおよびクリティカルアラームを示します。これらのアラームは、信号損失(LOS)がある場合、または OTS 電力測定値が Fail-Low しきい値を下回っている場合に発生します。

オレンジ

トーン生成およびトーン検出の開始時に、接続確認として発生するマイナーアラームを示します。

パッチパネルが動作可能であり、アラームがないことを示します。

ACT

USB 接続のアクティブステータスを示します。

ATN

USB 接続の注意が必要な状態を示します。