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Performance Monitoring(PM)パラメータは、サービス プロバイダーが問題を早期検出するために、パフォーマンス データを収集、保存、スレッシュホールドの設定、および報告するのに使用されます。この章では、Cisco ONS 15454 の電気回路カード、イーサネット カード、光カード、光マルチレート カード、および Storage Access Networking(SAN; ストレージ アクセス ネットワーキング)カードの PM パラメータと概念を定義します。
PM 値の有効化および表示については、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』を参照してください。
• 「IPPM」
• 「ストレージ アクセス ネットワーキング カードの PM」
(注) transponder(TXP)と muxponder(MXP)、および Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM; 高密度波長分割多重)カードの PM パラメータについては、『Cisco ONS 15454 DWDM Reference Manual』を参照してください。
(注) PM パラメータの詳細については、Telcordia マニュアル GR-1230-CORE、GR-820-CORE、
GR-499-CORE、および GR-253-CORE と ANSI TI.231 マニュアル『Digital Hierarchy - Layer 1 In-Service Digital Transmission Performance Monitoring』を参照してください。
スレッシュホールドは、各 PM パラメータにエラー レベルを設定するのに使用されます。個々の PM スレッシュホールド値は、Cisco Transport Controller(CTC)カード ビューの Provisioning タブから設定できます。回線、パス、および SONET スレッシュホールドなど、カードのスレッシュホールドのプロビジョニング手順については、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』を参照してください。
累積サイクルの間に、現在の PM パラメータ値が、それに対応するスレッシュホールド値に達するかまたは超過した場合、ノードにより Threshold Crossing Allert(TCA; スレッシュホールド超過アラート)が生成され、CTC で表示されます。TCA により、パフォーマンス低下を早期に検出できます。ノードは、スレッシュホールドを超過しても、所定の累積期間中はエラーのカウントを継続します。スレッシュホールド値として 0 を入力すると、TCA の生成は無効になりますが、PM は継続されます。
デフォルト値がエラー モニタリングの必要性を満たしていない場合は、スレッシュホールドを変更します。たとえば、911 コール(米国緊急呼び出し)に設置されているクリティカルな DS-1 を使用するカスタマーは、回線上で最高の Quality of Service(QoS; サービス品質)を保証する必要があります。このため、わずかなエラーでも TCA がオンになるように、すべてのスレッシュホールドを小さな値に設定します。
TCA が発生すると、CTC で表示されます。次の例の Cond カラムの T-UASP-P(図15-1)の場合、「T-」はスレッシュホールド超過を意味します。一定の電気回路カードでは、「RX」または「TX」 が TCA の説明に付加されます(図15-1 に赤丸で示されるとおり)。RX は TCA が受信方向に関連付けられていることを示し、TX は TCA が送信方向に関連付けられていることを示します。
表15-1 では、TCA 説明に RX および TX が付加されている電気回路カードを示しています。
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メモリ制限およびプラットフォームにより生成される TCA 数が異なるため、次の 2 つのプロパティをプラットフォーム プロパティ ファイル(Windows 用の CTC.INI、UNIX 用の ctcrc)に手動で追加/変更できます。
• ctc.15xxx.node.tr.lowater=yyy(xxx はプラットフォーム、yyy は低ウォーターマーク値)デフォルトの低ウォーターマークは、25 です。
• ctc.15xxx.node.tr.hiwater=yyy(xxx はプラットフォーム、yyy は高ウォーターマーク値)デフォルトの高ウォーターマークは、50 です。
Intermediate Path Performance Monitoring(IPPM)によって、そのチャネルを終端しないノードが着信伝送信号を構成するチャネルを透過的にモニタリングできます。多くの大規模ネットワークでは、Path Terminating Equipment(PTE)ではなく、Line Terminating Equipment(LTE)のみを使用します。 表15-2 に、LTE とみなされる ONS 15454 カードを示します。
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OC48 IR 13101 |
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OC48 IR/STM16 SH AS 13101 |
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1.Bidirectional Line Switched Ring(BLSR; 双方向ライン スイッチ型リング)で使用される OC-48 IR カードは、保護スイッチング中には IPPM をサポートしません。 |
ONS 15454 Software R3.0 以降では、LTE カードは IPPM を有効にすることにより、個々の Synchronous Transport Signal(STS; 同期転送信号)ペイロードの近端 PM データをモニタリングできるようになります。ライン カード上で IPPM プロビジョニングを有効にすると、サービス プロバイダーは中間ノードを介する大量の STS トラフィックをモニタリングして、トラブルシューティングおよびメンテナンスをより効率的に実行できます。
IPPM は、IPPM が有効な STS パス上でのみ実行できます。また、TCA は IPPM が有効なパス上の PM パラメータに対してのみオンになります。モニタリングされる IPPM パラメータは、STS CV-P、STS ES-P、STS SES-P、STS UAS-P、および STS FC-P です。
(注) 遠端の IPPM は、すべての OC-N カードでサポートされるわけではありません。OC3-4 および EC-1 カードでサポートされます。ただし、SONET パスの PM は、遠端のノードに直接ログインすることにより、モニタリングできます。
ONS 15454 は、モニタリングされるパスのオーバーヘッドを調査して、伝送の着信方向の近端パスの PM 値のすべてを読み取ることにより、IPPM を実行します。IPPM 処理により、パス信号はノードを介して双方向に通過でき、変更されません。
特定の IPPM パラメータの詳細情報および定義については、 表15-3 を参照してください。
ポインタは、周波数および位相変動を補正するのに使用されます。ポインタ位置調整カウントとは、SONET ネットワークのタイミング エラーを意味します。ネットワークで同期が行われないと、伝送された信号でジッタおよびふらつきが発生します。過度のふらつきは、終端機器でのスリップの原因となります。
スリップにより、サービスにさまざまな影響が及ぼされます。音声サービスでは、間欠的に可聴クリックが発生します。圧縮音声技術では、短い伝送エラーまたはコールのドロップが発生します。ファックス機器では、スキャンされた回線の損失、またはコールのドロップが発生します。デジタル ビデオ伝送では、映像のゆがみ、またはフレームのフリーズが起こります。暗号化サービスでは、暗号鍵を失われて、データが再送信されてしまう可能性があります。
ポインタにより、STS および Virtual Tributary(VT)ペイロードの位相変動を整合できます。STS ペイロード ポインタは、回線オーバーヘッドの H1 バイトおよび H2 バイトにあります。クロッキングの差分は、ポインタから J1 バイトと呼ばれる STS の Synchronous Payload Envelope(SPE)の最初のバイトまでのオフセットにより(バイト数)測定されます。0 ~ 782 の通常の範囲を超えるクロッキングの差分は、データ損失の原因となります。
ポインタ位置調整カウンタ パラメータには、ポジティブ(PPJC)とネガティブ(NPJC)があります。PPJC は、検出されたパス(PPJC-PDET-P)または生成されたパス(PPJC-PGEN-P)のポジティブなポインタ位置調整のカウントです。NPJC は、特定の PM 名によって異なる、検出されたパス(NPJC-PDET-P)または生成されたパス(NPJC-PGEN-P)のネガティブなポインタ位置調整のカウントです。PJCDIFF は、検出されたポインタ位置調整カウントの総数と生成されたポインタ位置調整カウントとの総数の差の絶対値です。PJCS-PDET-P は、1 つ以上の PPJC-PDET または NPJC-PDET を含む 1 秒間隔のカウントです。PJCS-PGEN-P は、1 つ以上の PPJC-PGEN または NPJC-PGEN を含む 1 秒間隔のカウントです。
一貫性のあるポインタ位置調整カウントは、ノード間にクロック同期に関する問題があることを意味します。カウント間の差異は、最初のポインタ位置調整を送信したノードと、このカウントを検出して送信するノードとの間にタイミングの変動があることを意味します。ポジティブなポインタ位置調整は、SPE のフレーム レートが STS-1 のレートと比べて遅すぎる場合に発生します。
LTE カードでは、PPJC および NPJC の PM パラメータを有効にする必要があります。Cisco ONS 15454 LTE カードのリストについては、 表15-2 を参照してください。CTC では、PPJC および NPJC PM のカウント フィールドが、カード ビューの Provisioning タブで有効でない場合、白およびブランクで表示されます。
特定のポインタ位置調整カウントの PM パラメータの詳細情報および定義については、 表15-3 を参照してください。
表15-3 で、この章で説明する PM パラメータの各タイプについての定義を示します。
ここでは、EC1-12、DS1/E1-56、DS-1、DS1N-14、DS3-DS1/E1-56、DS3/EC1-48、DS3-12、DS3-12E、DS3N-12、DS3N-12E、DS3i-N-12、DS3XM-6、DS3XM-12、および DS3/EC1-48 カードの仕様を示します。
図15-2 に、近端および遠端の PM をサポートする信号タイプを示します。図15-3 では、Application Specific Integrated Circuit(ASIC; 特定用途向け IC)で検出されたオーバーヘッド バイトが EC-12 カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図15-2 EC1-12 カードのモニタリング対象の信号タイプ
(注) 図15-2 の XX は、所定のプレフィクスまたはサフィックス(またはその両方)とともに 表15-4 に示すすべての PM を表します。
表15-4 に、EC-12 カードの PM パラメータを示します。
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CV-P |
図15-4 に、近端および遠端の PM をサポートする信号タイプを示します。
図15-4 DS1/E1-56 カードのモニタリング対象の信号タイプ
に、ASIC で検出されたオーバーヘッド バイトが DS1/E1-56 カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図15-5 DS1/E1-56 カードの PM 読み取りポイント
表15-5 に、DS1/E1-56 カードの PM パラメータを示します。
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ES-PFE |
図15-6 に、近端および遠端の PM をサポートする信号タイプを示します。
図15-6 DS-14 および DS1N-14 カードのモニタリング対象の信号タイプ
(注) 図15-6 の XX は、所定のプレフィクスまたはサフィックス(またはその両方)とともに 表15-6 に示すすべての PM を表します。
図15-7 に、ASIC で検出されたオーバーヘッド バイトが DS-14 および DS1N-14 カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図15-7 DS-14 および DS1N-14 カードの PM 読み取りポイント
表15-6 に、DS1-14 および DS1N カードの PM パラメータにを示します。
(注) 遠端の DS1 PM 値は、DS1 回線が Extended Super Frame(ESF)に設定されている場合にのみ有効です。
Facility Data Link(FDL)の PM により、ONS 15454 DS1N-14 カードは、FDL の近端および遠端の両方で測定された DS-1 エラー レート パフォーマンスを計算し、報告できます。遠端の情報は、インテリジェント Channnel Service Unit(CSU)から Performance Report Message(PRM)の FDL で受信された場合に報告されます。
DS-1 FDL PM 値をモニタリングするには、DS-1 が ESF 形式を使用するよう設定され、FDL がインテリジェント CSU に接続されている必要があります。DS1N-14 カード上で ESF をプロビジョニングする手順については、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』を参照してください。
モニタリング対象の DS-1 FDL PM パラメータは、CV-PFE、ES-PFE、ESA-PFE、ESB-PFE、SES-PFE、SEFS-PFE、CSS-PFE、UAS-PFE、FC-PFE、および ES-LFE です。特定の FDL DS1 PM パラメータの詳細情報および定義については、 表15-3 を参照してください。
図15-8 に、近端および遠端の PM をサポートする信号タイプを示します。図15-9 では、ASIC で検出されたオーバーヘッド バイトが DS3-12 および DS3N-12 カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図15-8 DS3-12 および DS3N-12 カードのモニタリング対象の信号タイプ
(注) 図15-8 の XX は、所定のプレフィクスまたはサフィックス(またはその両方)とともに 表15-7 に示すすべての PM を表します。
図15-9 DS3-12 および DS3N-12 カードの PM 読み取りポイント
表15-7 に DS3-12 および DS3N-12 カードの PM パラメータを示します。
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図15-10 に、近端および遠端の PM をサポートする信号タイプを示します。
図15-10 DS3-12E および DS3N-12E カードのモニタリング対象の信号タイプ
(注) 図15-10 の XX は、所定のプレフィクスまたはサフィックス(またはその両方)とともに 表15-8 に示すすべての PM を表します。
図15-11 に、ASIC で検出されたオーバーヘッド バイトが DS3-12E および DS3N-12E カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図15-11 DS3-12E および DS3N-12E カードの PM 読み取りポイント
表15-8 に、DS3-12E および DS3N-12E カードの PM パラメータを示します。
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AISS-P |
図15-12 に、近端および遠端の PM をサポートする信号タイプを示します。
図15-12 DS3i-N-12 カードのモニタリング対象の信号タイプ
(注) 図15-12 の XX は、所定のプレフィクスまたはサフィックス(またはその両方)とともに 表15-9 に示すすべての PM を表します。
図15-13 に、ASIC で検出されたオーバーヘッド バイトが DS3i-N-12 カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図15-13 DS3i-N-12 カードの PM 読み取りポイント
表15-9 に、DS3i-N-12 カードの PM パラメータを示します。
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AISSP-P |
図15-14 に、近端および遠端の PM をサポートする信号タイプを示します。
図15-14 DS3XM-6 カードのモニタリング対象の信号タイプ
(注) 図15-14 の XX は、所定のプレフィクスまたはサフィックス(またはその両方)とともに 表15-10 に示すすべての PM を表します。
図15-15 に、ASIC で検出されたオーバーヘッド バイトが DS3XM-6 カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図15-15 DS3XM-6 カードの PM 読み取りポイント
表15-10 に、DS3XM-6 カードの PM パラメータを示します。
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AISS-P |
図15-16 に、近端および遠端の PM をサポートする信号タイプを示します。
図15-16 DS3XM-12 カードのモニタリング対象の信号タイプ
(注) 図15-16 の XX は、所定のプレフィクスまたはサフィックス(またはその両方)とともに 表15-11 に示すすべての PM を表します。
図15-17 に、ASIC で検出されたオーバーヘッド バイトが DS3XM-12 カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図15-17 DS3XM-12 カードの PM 読み取りポイント
表15-11 に、DS3XM-12 カードの PM パラメータを示します。
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AISS-P |
AISS-P |
図15-18 に、近端および遠端の PM をサポートする信号タイプを示します。
図15-18 DS3/ EC1-48 カードのモニタリング対象の信号タイプ
(注) 図15-18 の XX は、所定のプレフィクスまたはサフィックス(またはその両方)とともに 表15-12 に示すすべての PM を表します。
図15-19 に、ASIC で検出されたオーバーヘッド バイトが DS3-EC1-48 カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図15-19 DS3-EC1-48 カードの PM 読み取りポイント
表15-12 に、DS3-EC1-48 カードの PM パラメータを示します。
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AISS-P |
次に、ONS 15454 E シリーズ、G シリーズ、ML シリーズ、および CE シリーズのイーサネット カードの PM パラメータおよび定義について説明します。
CTC では、回線レベルのパラメータ、ポート帯域幅の使用量、およびイーサネット統計情報の履歴を含むイーサネット パフォーマンス情報を提供します。E シリーズ イーサネットのパフォーマンス情報は、カード ビューの Performance タブ ウィンドウで、Statistics、Utilization、および History のタブ付きウィンドウに分けられています。
イーサネット Statistics ウィンドウでは、回線レベルのイーサネット パラメータが示されます。Statistics ウィンドウには、表示されている統計値を変更するボタンがあります。Baseline ボタンは、表示されている統計値を 0 にリセットします。Refresh ボタンにより、手動で統計情報をリフレッシュできます。Auto-Refresh によって、自動リフレッシュが行われる間隔を設定できます。
表15-13 に、E シリーズ イーサネット カードの統計パラメータを示します。
Utilization ウィンドウでは、連続するタイム セグメントで使用される Tx(送信)および Rx(受信)の回線帯域幅のパーセンテージを示します。Mode フォールドでは、100 Full(E シリーズ ポートに設定されるモード)などリアルタイムのモード ステータスが表示されます。ただし、E シリーズ ポートがモードを自動ネゴシエート(Auto)するよう設定されている場合、このフィールドには、E シリーズ ポートと そのポートに直接接続されているピア イーサネット デバイスとの間のリンク ネゴシエーションの結果が表示されます。
Utilization ウィンドウには、Interval ドロップダウン リストがあり、1 分、15 分、1 時間、および 1 日の時間間隔を設定できます。回線使用率は、次の式により計算されます。
Rx = (inOctets + inPkts * 20) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
Tx = (inOctets + outPkts * 20) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
interval は秒で表されます。maxBaseRate は、イーサネット ポートの 1 方向の raw ビット/秒(つまり、Gbps)で表されます。 表15-14 に、E シリーズ イーサネット カードの maxBaseRate を示します。
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(注) 回線使用率の数字は、入力および出力トラフィックの平均を、容量に対するパーセンテージで表しています。
(注) E シリーズ イーサネット カードは、レイヤ 2 デバイスまたはスイッチで、Trunk Utilization の統計情報をサポートしています。Trunk Utilization の統計情報は、Line Utilization の統計情報と似ていますが、使用される回線帯域幅ではなく、使用される回線帯域幅のパーセンテージを示しています。Trunk Utilization の統計情報には、カード ビューの Maintenance タブからアクセスできます。
イーサネット History ウィンドウでは、以前の時間間隔に対する過去のイーサネット統計情報が表示されます。選択された時間間隔によって、History ウィンドウでは、以前の時間間隔のポートごとに異なる数の統計情報を表示します( 表15-15 を参照)パラメータは、 表15-13 を参照してください。
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CTC では、回線レベルのパラメータ、ポート帯域幅の使用量、およびイーサネット統計情報の履歴を含むイーサネット パフォーマンス情報を提供します。G シリーズ イーサネットのパフォーマンス情報は、カード ビューの Performance タブ ウィンドウで、Statistics、Utilization、および History のタブ付きウィンドウに分かれています。
イーサネット Statistics ウィンドウでは、回線レベルのイーサネット パラメータが示されます。Statistics ウィンドウには、表示されている統計値を変更するボタンがあります。Baseline ボタンは、表示されている統計値を 0 にリセットします。Refresh ボタンにより、手動で統計情報をリフレッシュできます。Auto-Refresh によって、自動リフレッシュが行われる間隔を設定できます。G シリーズ Statistics ウィンドウにも、Clear ボタンがあります。Clear ボタン により、カードの値は 0 に設定されますが、G シリーズ カードはリセットされません。
表15-16 に、G シリーズ イーサネット カードの統計パラメータを示します。
(注) HDLC エラーのために廃棄されたフレーム数をカウントするのに、HDLC エラー カウンタを使用しないでください。これは、HDLC エラー状態では、各フレームがいくつかの小さなフレームに分割されたり、擬似 HDLC フレームが生成されるからです。HDLC カウンタが、SONET パスに問題がないのに増分された場合は、SONET パスの品質に問題があることを意味します。たとえば、SONET 保護スイッチは一連の HDLC エラーを生成します。ただし、これらのカウンタの実際の値は、変化している実際の数値ほど重要ではありません。
Utilization ウィンドウでは、連続するタイム セグメントでイーサネット ポートにより使用される Tx(送信)および Rx(受信)の回線帯域幅のパーセンテージを示します。Mode フォールドでは、100 Full(G シリーズ ポートに設定されるモード)などリアルタイムのモード ステータスが表示されます。ただし、G シリーズ ポートがモードを自動ネゴシエート(Auto)するよう設定されている場合、このフィールドには、G シリーズ ポートと そのポートに直接接続されているピア イーサネット デバイスとの間のリンク ネゴシエーションの結果が表示されます。
Utilization ウィンドウには、Interval ドロップダウン リストがあり、1 分、15 分、1 時間、および 1 日の時間間隔を設定できます。回線使用率は、次の式により計算されます。
Rx = (inOctets + inPkts * 20) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
Tx = (inOctets + outPkts * 20) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
interval は秒で表されます。maxBaseRate は、イーサネット ポートの 1 方向の raw ビット/秒(つまり、Gbps)で表されます。 表15-14 に、G シリーズ イーサネット カードの maxBaseRate を示します。
(注) 回線使用率の数字は、入力および出力トラフィックの平均を、容量に対するパーセンテージで表しています。
(注) E シリーズとは異なり、G シリーズ カードでは Trunk Utilization の統計情報が表示されません。これは、G シリーズ カードがレイヤ 2 デバイスまたはスイッチではないからです。
イーサネット History ウィンドウでは、以前の時間間隔に対する過去のイーサネット統計情報が表示されます。選択された時間間隔によって、History ウィンドウでは、以前の時間間隔のポートごとに異なる数の統計情報を表示します( 表15-15 を参照)。 表15-16 に、パラメータを示します。
CTC では、回線レベルのパラメータおよびイーサネット統計情報の履歴を含むイーサネット パフォーマンス情報を提供します。ML シリーズ イーサネットのパフォーマンス情報は、カード ビューの Performance タブ ウィンドウで、Ether Ports および Packet-over-SONET(POS)のタブ付きウィンドウに分かれています。
表15-17 に、ML シリーズ イーサネット カードの Ether Ports PM パラメータを示します。
ML シリーズ POS Ports ウィンドウでは、ML シリーズ カードで採用されているフレーム モードに応じて、表示されるパラメータが異なります。ML シリーズ カードの POS Ports での 2 つのフレーム モードとは、HDLC と Frame-mapped Generic Framing Procedure(GFP-F)です。フレーム モードのプロビジョニングの詳細については、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』を参照してください。
表15-18 に、ML シリーズ イーサネット カードの POS Ports HDLC パラメータを示します。 表15-19 に、ML シリーズ イーサネット カードの POS Ports GFP-F パラメータを示します。
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長すぎる受信フレーム数。最大値は、プログラムされた最大フレーム サイズです(VSAN サポート用)。最大フレーム サイズがデフォルトに設定されている場合、最大値は 2112 バイトのペイロードに 36 バイトの ヘッダーを足した数、2148 バイトになります。 |
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CTC では、回線レベルのパラメータ、ポート帯域幅の使用量、およびイーサネット統計情報の履歴を含むイーサネット パフォーマンス情報を提供します。CE シリーズ カードのイーサネットのパフォーマンス情報は、カード ビューの Performance タブ ウィンドウで、Ether Ports および POS Ports のタブ付きウィンドウに分かれています。
イーサネット Ether Ports Statistics ウィンドウでは、回線レベルのイーサネット パラメータが示されます。Statistics ウィンドウには、表示されている統計値を変更するボタンがあります。Baseline ボタンは、表示されている統計値を 0 にリセットします。Refresh ボタンにより、手動で統計情報をリフレッシュできます。Auto-Refresh によって、自動リフレッシュが行われる間隔を設定できます。CE シリーズ Statistics ウィンドウにも、Clear ボタンがあります。Clear ボタン により、カードの値は 0 に設定されますが、CE シリーズ カードはリセットされません。
自動サイクルごとに、自動リフレッシュか手動リフレッシュ(Refresh ボタンにより)に関係なく、統計情報は累積加算され、テストが終了すると直ちに受信パケットの合計数に等しくなるよう調整されます。最終的な 合計 PM 数を確認するには、PM ウィンドウの統計でテストを終了させて、完全にアップデートさせますが、これにはしばらくかかります。また、PM 数も CE シリーズ カード Performance >History ウィンドウに表示されます。
表15-20 に、CE シリーズ カード イーサネット ポートのパラメータを示します。
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イーサネット リンクが接続されたイーサネット デバイスから有効なイーサネット信号(キャリア)を受信しているかどうかを示します。up は、有効な信号を受信していること、down は、有効な信号を受信していないことを意味します。 |
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エラーが検出されていない場合でも、高位レイヤ プロトコルへのパケット伝送の妨げとなるため、廃棄対象として選択された着信パケットの数。このようなパケットの廃棄の理由の 1 つに、バッファ スペースを空けるためなどがあります。 |
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ifOutDiscards12 |
送信を妨げるエラーが検出されていない場合でも、廃棄対象として選択された発信パケット数。このようなパケットの廃棄の理由の 1 つに、バッファ スペースを空けるためなどがあります。 |
ifOutErrors1 |
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ifOutUcastPkts13 |
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ifOutMulticastPkts2 |
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ifOutBroadcastPkts2 |
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dot3StatsAlignmentErrors2 |
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dot3StatsSingleCollisionFrames2 |
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長さが 64 オクテット未満で(フレーム ビットは除くが、FCS オクテットは含む)、それ以外は正常形式である受信パケットの総数 |
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長さが 64 オクテット未満で(フレーム ビットは除くが、FCS オクテットは含む)、オクテットが整数である不適切な FCS(FCS エラー)またはオクテットが整数でない不適切な FCS(Alignment エラー)のいずれかがある受信パケットの総数 (注) etherStatsFragments が増分されるのは、まったく通常のことです。これは、ラント(通常、衝突が原因で起こる)およびノイズ ヒットの両方がカウントされるためです。 |
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65 ~ 127 オクテットの受信パケットの総数(不適切なパケットを含む)(フレーム ビットは除くが、FCS オクテットは含む) |
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128 ~ 255 オクテットの受信パケットの総数(不適切なパケットを含む)(フレーム ビットは除くが、FCS オクテットは含む) |
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256 ~ 511 オクテットの受信パケットの総数(不適切なパケットを含む)(フレーム ビットは除くが、FCS オクテットは含む) |
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512 ~ 1023 オクテットの受信パケットの総数(不適切なパケットを含む)(フレーム ビットは除くが、FCS オクテットは含む) |
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1024 ~ 1518 オクテットの受信パケットの総数(不適切なパケットを含む)(フレーム ビットは除くが、FCS オクテットは含む) |
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ブロードキャスト アドレス宛の良好な受信パケットの総数。ここには、マルチキャスト パケットは含まれないことに注意してください。 |
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マルチキャスト アドレス宛の良好な受信パケットの総数。ここには、ブロードキャスト アドレス宛のパケットは含まれないことに注意してください。 |
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1518 オクテットより長い(フレーム ビットは除くが、FCS オクテットは含む)、それ以外は正常形式である受信パケットの総数。タグ付けされたインターフェイスでは、この数が 1522 バイトであることに注意してください。 |
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1518 オクテットより長くて(フレーム ビットは除くが、FCS オクテットは含む)、オクテットが整数である不適切な FCS(FCS エラー)またはオクテットが整数でない不適切な FCS(Alignment エラー)のいずれかがある受信パケットの総数 |
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etherStatsCollisions2 |
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etherStatsCRCAlignErrors2 |
64 ~ 1518 オクテットの長さで、(フレーム ビットは除くが、FCS オクテットは含む)、オクテットが整数である不適切な FCS(FCS エラー)またはオクテットが整数でない不適切な FCS(Alignment エラー)のいずれかがある受信パケットの総数 |
etherStatsDropEvents2 |
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rxPauseFrames1 |
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txPauseFrames1 |
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rxPktsDroppedInternalCongestion1 |
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txPktsDroppedInternalCongestion1 |
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rxControlFrames1 |
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mediaIndStatsRxFramesTruncated1 |
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mediaIndStatsRxFramesTooLong1 |
長すぎる受信フレーム数。最大値は、プログラムされた最大フレーム サイズです(VSAN サポート用)。最大フレーム サイズがデフォルトに設定されている場合、最大値は 2112 バイトのペイロードに 36 バイトの ヘッダーを足した数、2148 バイトになります。 |
mediaIndStatsRxFramesBadCRC1 |
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mediaIndStatsTxFramesBadCRC1 |
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mediaIndStatsRxShortPkts1 |
Ether Ports Utilization ウィンドウでは、連続するタイム セグメントでイーサネット ポートにより使用される Tx(送信)および Rx(受信)の回線帯域幅のパーセンテージを示します。Utilization ウィンドウには、Interval ドロップダウン リストがあり、1 分、15 分、1 時間、および 1 日の時間間隔を設定できます。回線使用率は、次の式により計算されます。
Rx = (inOctets + inPkts * 20) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
Tx = (inOctets + outPkts * 20) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
interval は秒で表されます。maxBaseRate は、イーサネット ポートの 1 方向の raw ビット/秒(つまり、Gbps)で表されます。 表15-14 に、CE シリーズ イーサネット カードの maxBaseRate を示します。
(注) 回線使用率の数字は、入力および出力トラフィックの平均を、容量に対するパーセンテージで表しています。
イーサネット Ether Ports History ウィンドウでは、以前の時間間隔に対する過去のイーサネット統計情報が表示されます。選択された時間間隔によって、History ウィンドウでは、以前の時間間隔のポートごとに異なる数の統計情報を表示します( 表15-15 を参照)。 表15-16 に、パラメータを示します。
イーサネット POS Ports statistics ウィンドウでは、回線レベルのイーサネット POS パラメータを表示します。 表15-21 に、CE シリーズ イーサネット カード POS Ports パラメータを示します。
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イーサネット リンクが接続されたイーサネット デバイスから有効なイーサネット信号(キャリア)を受信しているかどうかを示します。アップは、有効な信号を受信していること、ダウンは、有効な信号を受信していないことを意味します。 |
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ifInDiscards14 |
エラーが検出されていない場合でも、高位レイヤ プロトコルへのパケット伝送の妨げとなるため、廃棄対象として選択された着信パケットの数。このようなパケットの廃棄の理由の 1 つに、バッファ スペースを空けるためなどがあります。 |
ifInErrors1 |
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ifOutOversizePkts1 |
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gfpStatsRxFrame15 |
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gfpStatsTxFrame2 |
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gfpStatsRxOctets2 |
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gfpStatsTxOctets2 |
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gfpStatsRxCIDInvalid1 |
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ifInPayloadCrcErrors1 |
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ifOutPayloadCrcErrors1 |
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POS Ports Utilization ウィンドウでは、連続するタイム セグメントで POS ポートにより使用される Tx(送信)および Rx(受信)の回線帯域幅のパーセンテージを示します。Utilization ウィンドウには、Interval ドロップダウン リストがあり、1 分、15 分、1 時間、および 1 日の時間間隔を設定できます。回線使用率は、次の式により計算されます。
Rx = (inOctets * 8) / (interval * maxBaseRate)
Tx = (outOctets * 8) / (interval * maxBaseRate)
interval は秒で表されます。maxBaseRate は、イーサネット ポートの 1 方向の raw ビット/秒(つまり、Gbps)で表されます。 表15-14 に、CE シリーズ カードの maxBaseRate を示します。
(注) 回線使用率の数字は、入力および出力トラフィックの平均を、容量に対するパーセンテージで表しています。
イーサネット POS Ports History ウィンドウでは、以前の時間間隔に対する過去の POS ポートの統計情報が表示されます。選択された時間間隔によって、History ウィンドウでは、以前の時間間隔のポートごとに異なる数の統計情報を表示します( 表15-15 を参照)。 表15-20 に、パラメータを示します。
ここでは、OC-3、OC-12、OC-48、および OC-192 カードを含む ONS 15454 の PM パラメータを示します。図15-20 に、近端および遠端の PM をサポートする信号タイプを示します。
図15-20 OC-3 カードのモニタリング対象の信号タイプ
(注) 図15-20 の XX は、所定のプレフィクスまたはサフィックス(またはその両方)とともに 表15-22、表15-23、および 表15-24 に示すすべての PM を表します。
図15-21 に、ASIC で検出されたオーバーヘッド バイトが OC3 IR SH 1310 および OC3 IR SH 1310-8 カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
(注) 保護切り替えカウントに関連する PM の位置については、Telcordia GR-253-CORE マニュアルを参照してください。
表15-22 および 表15-23 に、OC-3 カードの PM パラメータを示します。
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CV-P |
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CV-P |
表15-24 に、OC-12、OC-48、および OC-192 カードの PM パラメータを示します。
ここでは、光マルチレート カード(別称:MRC-12 カード)の PM パラメータを示します。
図15-22 に、ASIC で検出されたオーバーヘッド バイトが MRC-12 カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図15-22 MRC-12 カードの PM 読み取りポイント
表15-25 に、MRC-12 カードの PM パラメータを示します。
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ここでは、SAN カード(別称:FC_MR-4 または Fibre Channel カード)の PM パラメータについて説明します。
CTC では、回線レベルのパラメータ、ポート帯域幅の使用量、および統計情報の履歴を含む FC_MR-4 パフォーマンス情報を提供します。FC_MR-4 カードのパフォーマンス情報は、カード ビューの Performance タブ ウィンドウで、Statistics、Utilization、および History のタブ付きウィンドウに分かれています。
Statistics ウィンドウでは、回線レベルのパラメータが示されます。Statistics ウィンドウには、表示されている統計値を変更するボタンがあります。Baseline ボタンは、表示されている統計値を 0 にリセットします。Refresh ボタンにより、手動で統計情報をリフレッシュできます。Auto-Refresh によって、自動リフレッシュが行われる間隔を設定できます。Statistics ウィンドウにも、Clear ボタンがあります。Clear ボタンにより、カードの値が 0 に設定されます。カード上のすべてのカウンタがクリアされます。 表15-26 に、FC_MR-4 カードの統計情報のパラメータを示します。
Utilization ウィンドウでは、連続するタイム セグメントでポートにより使用される Tx(送信)および Rx(受信)の回線帯域幅のパーセンテージを示します。Utilization ウィンドウには、Interval ドロップダウン リストがあり、1 分、15 分、1 時間、および 1 日の時間間隔を設定できます。回線使用率は、次の式により計算されます。
Rx = (inOctets + inPkts * 24) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
Tx = (inOctets + outPkts * 24) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
interval は秒で表されます。maxBaseRate は、ポートの 1 方向の raw ビット/秒(つまり、1 Gbps または 2 Gbps)で表されます。 表15-27 に、FC_MR-4 カードの maxBaseRate を示します。
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850000000 x 2 17 |
17.1 Gbps のビット レートを転送する場合、8b->10b 変換のため、実際のデータは 850 Mbps しかありません。同様に、2 Gbps のビット レートを転送する場合は、実際のデータは 1700 Mbps(850 Mbps × 2)しかありません。 |
(注) 回線使用率の数字は、入力および出力トラフィックの平均を、容量に対するパーセンテージで表しています。
History ウィンドウでは、以前の時間間隔に対する過去の FC_MR-4 統計情報が表示されます。選択された時間間隔によって、History ウィンドウでは、以前の時間間隔のポートごとに異なる数の統計情報を表示します( 表15-28 を参照)。 表15-26 に、パラメータを示します。
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