この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco ONS 15454 のシェルフとバックプレーン ハードウェアについて説明します。カードの説明は、 第 2 章「一般的なコントロール カード」 、 第 3 章「電気回路カード」 、 第 4 章「光カード」 、 第 5 章「イーサネット カード」 、および 第 6 章「SAN カード」 に記載されています。装置のインストレーションについては、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』を参照してください。
• 「概要」
• 「前面扉」
• 「EIA」
• 「同軸ケーブル」
• 「アラーム、タイミング、LAN、およびクラフト ピンの接続」
(注) ONS 15454 は、Telcordia GR-1089-CORE Type 2 および Type 4 に準拠して設計されています。ONS 15454 は、配線またはケーブル接続が外部設備に露出されない環境でのみ運用してください。設置に適した環境としては、Central Office Environment(COE; 局環境)、Electronic Equipment Enclosure(EEE; 電子機器格納装置)、Controlled Environment Vault(CEV; 管理環境室)、仮設施設、Customer Premise Environment(CPE; 顧客宅内環境)などがあります。
(注) Cisco ONS 15454 アセンブリは、通信機器とだけ組み合わせて使用できます。
(注) シスコの部品番号と Common Language Equipment Identification(CLEI)コードのクロスリファレンスは、次の URL から検索できます。http://www.cisco.com/cgi-bin/front.x/clei/code_search.cgi
機器ラックに設置する場合には、アラームの接続ポイントと配電を 1 か所に集中できるように、通常は ONS 15454 アセンブリをヒューズ アラーム パネルに接続します。ヒューズ アラーム パネルはサードパーティ製の機器なので、このマニュアルでは説明していません。ヒューズ アラーム パネルの要件または仕様が不明な場合は、使用する機器のマニュアルを参照してください。ONS 15454 の前面扉を開くと、シェルフ アセンブリ、ファン トレイ、およびケーブル管理領域があります。バックプレーンには、アラーム端子、外部インターフェイス端子、電源端子、および BNC/SMB コネクタがあります。
ONS 15454 は、19 または 23 インチ(482.6 または 584.2 mm)のラックに取り付けることができます。シェルフ アセンブリの重量は、カードを装着していない状態で約 55 ポンド(24.94 kg)です。シェルフ アセンブリは、セキュリティ強化用の前面扉、冷却用のファン トレイ モジュール、およびケーブル管理用の専用スペースを備えています。
ONS 15454 光カードの前面プレートには、SC コネクタと LC コネクタが装備されています。光ファイバ ケーブルは、カードの前面に配線します。電気回路カード(DS-1、DS-3、DS3XM-6、および EC-1)には、シェルフ アセンブリ用のケーブル接続ポイントを提供する Electrical Interface Assembly(EIA; 電気インターフェイス アセンブリ)が必要です。ほとんどの場合、EIA は ONS 15454 と同時に注文され、バックプレーンに取り付けられて出荷されます。EIA の詳細については、「EIA」を参照してください。
ONS 15454 の電源は、-48 V DC です。マイナス、リターン、およびグラウンドの電源端子は、バックプレーンにあります。
(注) この章では、「ONS 15454」と「シェルフ アセンブリ」を同意語として使用しています。設置の説明では、これらの用語は同じ意味です。それ以外の説明では、「シェルフ アセンブリ」はカードを保持したり、電源を接続するための物理的なスチール製キャビネットを意味し、「ONS 15454」はハードウェアとソフトウェアの両方を含めたシステム全体を意味します。
ONS 15454 は、次の地域および国内の電気規格に合わせて設置してください。
• 米国:National Fire Protection Association(NFPA; 米国防火協会)70、米国電気工事規定
• カナダ:Canadian Electrical Code, Part 1, CSA C22.1
• その他の国:地域および国内の電気規格を入手できない場合は、IEC 364 の Part 1~7 を参照してください。
ONS 15454 は、19 または 23 インチ(482.6 または 584.2 mm)の機器ラックに搭載できます。シェルフ アセンブリは、ラックの前面から 5 インチ(127 mm)飛び出しています。EIA 規格および Telcordia 規格の両方のラックに搭載できます。シェルフ アセンブリの横幅は、取り付け金具なしの状態で約 17 インチ(431.8 mm)です。シスコはリング ランを提供していないので、スペースに制限がある場合には、シェルフを横に並べて設置できないことがあります。
ONS 15454 の高さは 18.5インチ(469.9 mm)、横幅は(取り付け金具の装着方向により)19 または 23 インチ(482.6 または 584.2 mm)、奥行きは 12 インチ(304.8 mm)です。7 フィート(2133.6 mm)の機器ラックに、4 台までの ONS 15454 を搭載できます。冷却ファンへの通気を確保するため、設置するシェルフ アセンブリの下に 1 インチ(25.4 mm)の隙間が必要です。シェルフ アセンブリの下に追加の ONS 15454 を取り付ける場合には、下側のシェルフ アセンブリの上部にあるエアー ランプが必要な隙間を提供するので、このランプは改造しないでください。図1-1に、ONS 15454 の寸法を示します。
(注) シェルフに ONS 15454 XC10G および 15454 XC-VXC-10G カードを取り付ける場合には、10 Gbps 互換シェルフ アセンブリ(15454-SA-ANSI または 15454-SA-HD)、およびファン トレイ アセンブリ(15454-FTA3 または 15454-FTA3-T)が必要です。
出荷時のシェルフ アセンブリは、23 インチ(584.2 mm)ラックへの設置を前提としていますが、マウント ブラケットを逆向きにして使用すれば、19 インチ(482.6 mm)ラックにも設置できます。
ONS 15454 をラックに取り付ける場合には、通気を確保するために、少なくとも本体の高さ 18.5 インチ(479.9 mm)に 1 インチ(25.4 mm)を加えたラック スペースが必要です。確実に取り付けるには、シェルフ アセンブリの両側をそれぞれ 2~4 本の #12-24 ネジで固定します。図1-2に、ONS 15454 のラックへの取り付け位置を示します。
シェルフ アセンブリの取り付け作業は 2 人で行ってください。ただし、付属の仮止めネジを使用すれば、1 人でも作業できます。シェルフ アセンブリは、持ち上げやすいように内部を空にしておいてください。また、前面扉を外すことでシェルフ アセンブリをさらに軽くできます。
ファン トレイのエア フィルタを付属の底部用(外部)ブラケットで取り付ける場合には、シェルフ アセンブリの底部にブラケットを取り付けてから、ONS 15454 をラックに取り付けてください。
最も標準的な 7 フィート(2,133 mm)ラック(Telcordia GR-63-Core、19 インチ[482.6 mm]または 23インチ[584.2 mm])には、4 台までのONS 15454 シェルフおよびヒューズ アラーム パネルを搭載できます。ただし、不等フランジ ラックの場合には、3 台までの ONS 15454 とヒューズ アラーム パネルを取り付けるか、または 4 台の ONS 15454 シェルフを取り付け、ヒューズ アラーム パネルを隣接ラックに取り付けます。
外部(底部用)ブラケットを使用してファン トレイのエア フィルタを取り付ける場合、標準 7 フィート(2.133 m)ラックに搭載できるシェルフ アセンブリは、3 台です。外部(底部用)ブラケットを使用しない場合には、4 台のシェルフ アセンブリを搭載できます。底部用ブラケットを使用すると、ファン トレイを取り外さなくてもフィルタを交換できます。
Cisco ONS 15454 ベイ アセンブリでは、あらかじめ 7 フィート(2.133 m)ラックに搭載されたシェルフ アセンブリを発注できるので、ONS 15454 の発注および設置が簡単になります。ベイ アセンブリには、3 シェルフ構成と 4 シェルフ構成があります。3 シェルフ構成には、3 台の ONS 15454 シェルフ アセンブリ、配線済みのヒューズ アラーム パネル、2 つのケーブル管理用トレイが含まれます。4 シェルフ構成には、4 台の ONS 15454 シェルフ アセンブリと、配線済みのヒューズ アラーム パネルが含まれます。どちらの構成の場合でも、オプションのファイバ チャネルを発注できます。インストレーションの手順は、ベイ アセンブリに付属の資料『 Unpacking and Installing the Cisco ONS 15454 Four-Shelf and Zero-Shelf Bay Assembly 』を参照してください。
前面扉からは、Critical、Major、および Minor の各アラーム LED を目視できるので、ONS 15454 にクリティカル、メジャー、またはマイナー アラームが発生しているかどうかを確認できます。これらのLEDは、ONS 15454 シェルフまたはネットワークのアラームを迅速に検出できるように、常に目視できる状態にしておいてください。さらに、LCD を使用してアラームの原因を特定できます。前面扉(図1-3)を開くと、シェルフ アセンブリ、ケーブル管理用トレイ、ファン トレイ アセンブリ、および LCD 画面の作業ができます。
ONS 15454 には標準扉が付いていますが、拡張扉およびファイバ クリップ(15454-DOOR-KIT)を使用して配線スペースを追加することもできます(図1-4)。
ONS 15454 の扉は、製品に付属の固定用六角鍵を使用してロックできます。扉を解放するには、シェルフ アセンブリに右側にあるボタンを使用します。ONS 15454 の前面扉は、シェルフ アセンブリの前面で作業がしやすいように、取り外すことができます。前面扉を取り外す前に、前面扉のアース ストラップを取り外す必要があります(図1-5)。
図1-6 に、前面扉の取り外し方法を示します。
前面扉の内側に、消去可能な記録ラベルが付いています(図1-7)。このラベルを使用して、ONS 15454 のスロット設定、ポート設定、カードのタイプ、ノード ID、ラック ID、およびシリアル番号を記録できます。
(注) 前面扉のラベルには、クラス I とクラス 1 M のレーザー警告が記載されています(図1-8)。
バックプレーンに EIA パネルが取り付けられていない場合には、シート メタル製のバックプレーン カバーが 2 枚(バックプレーンの各側に 1 枚ずつ)取り付けられています(バックプレーン カバー)。これらのカバーは、6-32 × 3/8 インチのプラス ネジ 9 本で固定されています。
(注) EIA の詳細は、「EIA」を参照してください。
ONS 15454 バックプレーンの下部には、透明プラスチック製のプロテクタ(15454-SA-ANSI)またはシート メタル製カバー(15454-SA-HD)のどちらかが、5 本の 6-32 × 1/2 インチ ネジで取り付けられています。Alarm Interface Panel(AIP;アラーム インターフェイス パネル)、アラーム ピン フィールド、フレーム アース、および電源端子の作業を行うには、バックプレーン下部カバーを取り外します(図1-10)。
ONS 15454 には、オプションの透明プラスチック製背面カバーがあります。この透明プラスチック製カバーは、バックプレーンのケーブルおよびコネクタを保護するために使用します。図1-11に、背面カバーのネジ穴の位置を示します。
ケーブルと背面カバーの間にさらにスペースが必要な場合には、オプションのスペーサを取り付けることもできます(図1-12)。
図1-12 スペーサを使用したプラスチック製背面カバーの取り付け
AIP は、バックプレーン下部のアラーム接点の上にあります。AIP は、ONS 15454 をサージから保護します。また、バックプレーンからファン トレイ アセンブリおよび LCD へのインターフェイスを提供します。AIP は、バックプレーンに 96 ピンの DIN コネクタで接続され、2 個のネジで取り付けられます。パネルには、固有のノード アドレス(MAC アドレス)を格納している不揮発性メモリ チップがあります。
(注) MAC アドレスは、回線をサポートしているノードを識別します。Cisco Transport Controller(CTC)は、回線の送信元、宛先、およびスパンを判別します。また、ONS 15454 の TCC2/TCC2P カードは、MAC アドレスを使用して、ノードのデータベースを保存します。
新しいファン トレイ アセンブリ(15454-FTA3)を設置する場合には、シェルフ アセンブリ(15454-SA-ANSIまたは15454-SA-HD)に取り付けられている 5-A AIP(73-7665-XX)が必要です。
(注) AIP ボードのヒューズが切れていると、LCD は消灯します。
AIP が故障すると、CTC Alarms メニューに MAC 障害アラームが表示されるか、またはファン トレイ アセンブリの LCD が消灯します。AIP の稼働中交換を行う場合には、Cisco TAC にお問い合わせください。詳細は、TAC の Web サイトを参照してください。http://www.cisco.com/tac
稼働中システムでは、トラフィック(リリース 4.0 より前のソフトウェアを実行しているノードのイーサネット トラフィックを除く)に影響を与えずに AIP を交換できます。回線修復機能を使用して、MAC アドレス変更の影響を受けた回線をノードごとに修復できます。回線を修復できるのは、すべてのノードが同じソフトウェア バージョンを実行している場合です。AIP をアップグレードするごとに、個別の回線修復が必要になります。2 つのノードで AIP を交換した場合には、2 回の回線修復が必要です。
(注) AIP の交換および回線修復は、影響を受けたネットワーク上のすべてのノードが同じソフトウェア バージョンを実行していることを確認してから行ってください。ノードのソフトウェアを同じバージョンにアップグレードする必要がある場合には、ソフトウェアのアップグレードが完了するまで、ハードウェアの交換または回線修復を行わないでください。AIP の交換は、メインテナンス ウィンドウを開いてから行います。アクティブな TCC2/TCC2P カードをリセットすると、光または電気的なトラフィックのサービスが 50 ミリ秒未満の間、中断されることがあります。アクティブな TCC2/TCC2P カードをリセットすると、スパニングツリーのリコンバージェンスにより、すべての E シリーズ イーサネット トラフィックのサービスが 3~5 分の間、中断することがあります。AIP の交換手順については、『Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide』を参照してください。
オプションの EIA バックプレーン カバーは、ONS 15454と同時発注した場合、通常、取り付けられた状態で出荷されます。DS-1、DS-3、DS3XM、または EC-1 カードを使用する場合には、EIA を発注する必要があります。ここでは、各 EIA について説明します。
ONS 15454 では、6 種類の異なる EIA バックブレーン カバーを使用できます。BNC、High-Density BNC、MiniBNC、SMB、AMP Champ、Universal Backplane Interface Connector-Horizontal(UBIC-H)、および UBIC-Vertical(UBIC-V)です。シェルフに適正な EIA インターフェイスが搭載されていなかった場合、適正な EIA を発注して、取り付ける必要があります。
EIA は、電気インターフェイスのケーブル接続を提供するために、シェルフ アセンブリのバックプレーンに接続します。EIA は、DS-3 または EC-1 カードの SMB および BNC コネクタで使用できます。また、DS-1 カードの AMP Champ コネクタでもEIAを使用できます。DS-1 ツイストペア ケーブル には、SMB EIA を使用する必要があります。UBIC-V EIA には、SCSI コネクタが付いています。任意の DS-1、DS-3、または EC-1 カードで使用できますが、高密度の電気カードが対象です。
(注) MiniBNC EIA は、終端に Trompetor コネクタを使用するケーブルだけをサポートします。
EIA は、ONS 15454 バックプレーンの片側または両側に、任意の組み合わせで取り付けることができます(たとえば、サイド A に AMP Champ、サイド B に BNC を取り付けたり、サイド A に高密度 BNC、サイド B に SMB を取り付けるなど)。ONS 15454 シェルフ アセンブリを背面から見た場合には、右側がサイド A、左側がサイド B になります。EIA コネクタのカラムの上部には、スロット番号に対応した番号が付いています。EIA コネクタのペアには、送信ケーブルと受信ケーブルに対応する「Tx」および「Rx」という記号が付いています。
(注) EIA のタイプ、保護方法、およびカード スロットの詳細は、第 7 章「カードの保護」を参照してください。
通常、オプションの EIA バックプレーン カバーは ONS 15454 の出荷時に取り付けられます。ONS 15454 とは別に EIA を個別注文した場合には、最小限の作業が必要になります。シェルフ アセンブリの設置後に EIA を取り付ける場合は、EIA をバックプレーンに接続します。EIA の 6 個のコネクタを、対応する 6 個のバックプレーン コネクタに接続します。EIA バックプレーンを使用するには、同軸ケーブル コネクタにアクセスできるように、標準のシート メタル製カバーを交換する必要があります。EIA のシート メタル製カバーは、標準のバックプレーン パネルと同じネジ穴を使いますが、6-32 × 1/2 インチのプラス ネジ穴が 12 個追加されているので、カバーだけでなく、EIA ボード上で絶縁ポストを使ってボードをネジ止めすることができます。
EIA で RG-179 同軸ケーブルを使用する場合には、使用可能最大長(122 フィート [37 m])は標準 RG-59(734A)ケーブルの使用可能最大長(306 フィート [93 m])よりも短くなります。RG-59(734A)ケーブルの最大長は、450 フィート(137 m)です。RG179 の場合に最大長が短くなるのは、細いケーブルほど減衰率が高くなるからです。減衰率は、DS-3 信号を使用して計算します。
表1-1 に、ONS 15454 シェルフ アセンブリ 15454-SA-ANSI だけでサポートされる EIA のタイプを示します。
|
カード |
ホスト |
|
|
ホスト |
カラムの |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
表1-2 に、15454-SA-ANSI および 15454-SA-HD(高密度)の両方のシェルフ アセンブリでサポートされる EIA のタイプを示します。
|
対象 カード |
ホスト |
カラムの |
|
ホスト |
カラムの マップ先 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
ONS 15454 BNC EIA は、ONS 15454 の各サイドで 24 の DS-3 回線をサポートします(送信コネクタ × 24、受信コネクタ × 24)。BNC EIA をシェルフ アセンブリの両サイドに取り付けた場合、ONS 15454 で 48 回線をサポートできます。EIA の BNC コネクタは、Trompeter UCBJ224(75 Ω)4 極コネクタ(King または ITT にも互換性あり)をサポートしています。接続ケーブル用の直角の対応コネクタは、AMP 413588-2(75 Ω)コネクタです。必要に応じて、同じタイプのストレート コネクタも使用できます。ONS 15454 BNC EIA に接続するには、RG-59/U ケーブルを使用します。パッチ パネルに接続する場合は、長期的な使用に適したこれらのケーブルを使用することを推奨します。BNC EIA は、DS-3(DS3XM-6 および DS3XM-12 を含む)、または EC-1 カードに対して使用します。
図1-13に、BNC EIA を取り付けた ONS 15454 を示します。
BNC コネクタのある同軸ケーブルの取り付けについては、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』の「Install Shelf and Backplane Hardware」の章を参照してください。
図1-13 1:1 保護スキームで使用する BNC バックプレーン
EIA の「A」と表示されているサイドには、24 ペアの BNC コネクタがあります。これらの BNC コネクタの最初の 12 ペアは、12 ポート カードのポート 1~12 に対応し、シェルフ アセンブリのスロット 2 にマップされます。これらの BNC コネクタ ペアには、各ポートの送信ケーブルと受信ケーブルを示す「Tx」および「Rx」という記号が付いています。スロット1 には、スロット 2 のカードの保護カードとして追加カードを装着できます。BNC コネクタの次の 12 ペアは、12 ポート カードのポート 1~12 に対応し、シェルフ アセンブリのスロット 4 にマップされます。スロット 3 には、スロット 4 のカードの保護カードとして追加カードを装着できます。標準 BNC EIA パネル コネクタを使用する場合、スロット 5 および 6 は DS-3 カードをサポートしません。
EIA の「B」と表示されたサイドにも、24 ペアの BNC コネクタがあります。これらの BNC コネクタの最初の 12 ペアは、12 ポート カードのポート 1~12 に対応し、シェルフ アセンブリのスロット 14 にマップされます。これらの BNC コネクタ ペアには、各ポートの送信ケーブルと受信ケーブルを示す「Tx」および「Rx」という記号が付いています。スロット 15 には、スロット 14 のカードの保護カードとして追加カードを装着できます。BNC コネクタの次の 12 ペアは、12 ポート カードのポート 1~12 に対応し、シェルフ アセンブリのスロット 16 にマップされます。スロット 17 には、スロット 16 のカードの保護カードとして追加カードを装着できます。標準 BNC EIA パネル コネクタを使用する場合、スロット 12 および 13 は DS-3 カードをサポートしません。
スロット 3 または 15 に装着した DS3N-12 カードで BNC コネクタを使用した場合には、BNC の配線上の制約により、1:N カード保護は、その 1:N カードに隣接する 2 つのスロットに対してだけ有効になります。
高密度 BNC EIA には多数の BNC コネクタがあるので、BNC EIA の取り付けおよび取り外しには専用の工具が必要になることがあります(図1-14)。この工具は、ONS 15454 パッチ パネルの接続にも利用できます。
この工具は、以下から、P/N 227-T1000 として入手できます。
Amphenol USA(www.amphenol.com)
One Kennedy Drive
Danbury, CT 06810
Phone:203 743-9272 Fax: 203 796-2032
この工具は、以下から、P/N RT-1L として入手できます。
Trompeter Electronics Inc.(www.trompeter.com)
31186 La Baya Drive
Westlake Village, CA 91362-4047
Phone:800 982-2629 Fax: 818 706-1040
ONS 15454 高密度 BNC EIA は、ONS 15454 の各サイドあたり 48 の DS-3 回線をサポートします(送信コネクタ × 48、受信コネクタ × 48)。BNC EIA をユニットの両サイドに取り付けた場合、ONS 15454 で最大 96 回線を使用できます。高密度 BNC EIA は、Trompeter UCBJ224(75 Ω)4 極コネクタ(King または ITT にも互換性あり)をサポートします。高密度 BNC EIA に接続するには、RG-59/U ケーブルのストレート コネクタを使用します。パッチ パネルに接続する場合には、長期的な使用に適したこれらのケーブルを使用することを推奨します。高密度 BNC EIA は、DS-3(DS3XM-6 および DS3XM-12 を含む)または EC-1 カードに使用できます。図1-15に、高密度 BNC EIA を取り付けた ONS 15454 を示します。
高密度BNC コネクタのある同軸ケーブルの取り付けについては、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』の「Install Shelf and Backplane Cable」の章を参照してください。
図1-15 1:N 保護スキームで使用する高密度 BNC バックプレーン
EIAの「A」と表示されているサイドには、48 ペアの BNC コネクタがあります。コネクタ ペアの各カラムには番号が付いていて、同じ番号のスロットに対応します。BNC コネクタの最初のカラム(12 ペア)はシェルフ アセンブリのスロット 1 に、第 2 カラムはスロット 2 に、第 3 カラムはスロット 4 に、第 4 カラムはスロット 5 にそれぞれ対応します。コネクタの各行は、12 ポート カードのポート 1~12 に対応します。
EIA の「B」と表示されたサイドにも、48 ペアの BNC コネクタがあります。BNC コネクタの最初のカラム(12 ペア)はシェルフ アセンブリのスロット 13 に、第 2 カラムはスロット 14 に、第 3 カラムはスロット 16 に、第 4 カラムはスロット 17 にそれぞれ対応します。コネクタの各行は、12 ポート カードのポート 1~12 に対応します。これらの BNC コネクタ ペアには、各ポートの送信ケーブルと受信ケーブルを示す「Tx」および「Rx」という記号が付いています。高密度 BNC EIA は、スロット 6 と スロット 12 を除く、すべてのスロットで 1:1 および 1:N 保護をサポートします。
ONS 15454 MiniBNC EIA は、各サイド 192 の MiniBNC コネクタにより、各サイド(A および B)96 で最大 192 の送受信 DS-3 接続をサポートします。BNC EIA をユニットの両サイドに取り付けた場合、ONS 15454 で最大 192 回線を使用できます。MiniBNC EIA は、DS-3 および EC-1 信号をサポートするように設計されています。
MiniBNC は、保護されていないグループおよび 1:N(N < 2)保護グループで、使用可能な高密度カードをサポートします。
表1-3 に、保護グループおよび適用されるスロット割り当てを示します。
|
|
|
---|---|---|
MiniBNC は、ONS 15454 の片方または両方のサイドに装着できます。ONS 15454 シェルフ アセンブリの背面に向かって、右側がサイド A(15454-EIA-HDBNC-A96)、左側がサイド B
(15454-EIA-HDBNC-B96)です。コネクタの各行の横に、高密度(HD)または低密度(LD)のどちらの構成を使用するかに応じて、各コネクタに対応するスロットおよびポートが記されています。MiniBNC コネクタ ペアには、各ポートの送信ケーブルと受信ケーブルを示す「Tx」および「Rx」という記号が付いています。
図1-16に、MiniBNC EIA を取り付けた ONS 15454 を示します。
MiniBNC コネクタのある同軸ケーブルの取り付けについては、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』の「Install Shelf and Backplane Cable」の章を参照してください。
図1-16 1:N 保護スキームで使用する MiniBNC バックプレーン
表1-4 および 表1-5 に、低密度の電気回路カードで構成したシェルフ アセンブリの J-ラベリングおよび対応するカード ポートを示します。
|
|
|
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
|
|
|
||||||||
|
||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
表1-6 および 表1-7 に、高密度 48 ポート DS-3/EC-1 電気回路カードで構成したシェルフ アセンブリの J-ラベリングおよび対応するカード ポートを示します。
|
|
|
||||||||
|
||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
|
|
|
||||||||
|
||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
MiniBNC EIA には多数の MiniBNC コネクタがあるので、MiniBNC EIA の取り付けおよび取り外しには専用の工具が必要になることがあります(図1-17)。この工具は、ONS 15454 パッチ パネルの接続にも利用できます。
この工具は、以下から、P/N 227-T1000 として入手できます。
Amphenol USA(www.amphenol.com)
One Kennedy Drive
Danbury, CT 06810
Phone:203 743-9272 Fax: 203 796-2032
この工具は、以下から、P/N RT-1L として入手できます。
Trompeter Electronics Inc.(www.trompeter.com)
31186 La Baya Drive
Westlake Village, CA 91362-4047
Phone:800 982-2629 Fax: 818 706-1040
ONS 15454 SMB EIA は、AMP 415484-1 75 Ω 4 極コネクタをサポートします。接続ケーブル用の直角の対応コネクタは、AMP 415484-2(75 Ω)コネクタです。ONS 15454 EIA に接続する場合は、RG-179/U ケーブルを使用してください。パッチ パネルに接続する場合は、これらのケーブルを使用することをお勧めしますが、長期的な使用には適していません。範囲はループバック テストには影響しません。
SMB EIA は、DS-1、DS-3(DS3XM-6 および DS3XM-12 を含む)、および EC-1 カードに対して使用します。DS-1 カードを使用する場合は、ツイストペア DS-1 ケーブルを SMB EIA で終端させるため、DS-1 電気インターフェイス アダプタ(バラン)を使用してください(電気インターフェイス アダプタを参照)。SMB EIA は、DS-1 カードで使用する場合には各スロットで 14 ポート、DS-3 または EC-1 カードで使用する場合には各スロットで 12 ポート、DS3XM-6 カードで使用する場合には各スロットで 6 ポートをサポートします。
図1-18に、SMB EIA を取り付けた ONS 15454 のシート メタル製カバーおよびネジ穴の位置を示します。EIA の SMB コネクタは、AMP 415504-3(75 Ω)4 極コネクタです。
SMB コネクタの取り付けについては、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』の「Install Shelf and Backplane Cable」の章を参照してください。
SMB EIA は、ONS 15454 の各サイドで 84 の送信コネクタと 84 の受信コネクタ、合計 168 の SMB コネクタをサポートします(84 回線)。
EIA の「A」と表示されているサイドには、14 のコネクタが 6 列、合計 84 の SMB コネクタがあります。サイド「A」の各カラムには 1~6 の番号が付けられ、それぞれシェルフ アセンブリのスロット 1~6 に対応しています。EIA の「B」と表示されているサイドにも、14 のコネクタが 6 列、合計 84 の SMB コネクタがあります。サイド「B」の各カラムには 12~17 の番号が付けられ、それぞれシェルフ アセンブリのスロット 12~17 に対応しています。コネクタの各行には 1~14 の番号が付けられ、DS-1 カードのポート 1~14 に対応しています。
DS-3 または EC-1 カードの場合には、EIA は 72 の送信コネクタと 72 の受信コネクタ、合計 144 の SMB コネクタをサポートします(72 回線)。DS-3 または EC-1 カードを使用する場合は、ポート 1~12 だけがアクティブになります。DS3XM-6 カードを使用する場合は、ポート 1~6 だけがアクティブになります。SMB コネクタ ペアには、各ポートの送信ケーブルと受信ケーブルを示す「Tx」および「Rx」という記号が表示されています。SMB コネクタを使用する場合は、スロット 1~4 または 14~17 に DS-1、DS-3、または EC-1 カードを装着できます。
ONS 15454 AMP Champ EIA は、この EIA が取り付けられているシェルフ アセンブリの両側にある各スロットについて、64 ピン(32 ペア)の AMP Champ コネクタをサポートします。Cisco AMP Champ コネクタは、AMP # 552562-2 ベイル ロック付きメス型 AMP # 552246-1 です。それぞれの AMP Champ コネクタは、14 の DS-1 ポートをサポートします。AMP Champ EIA は、DS-1 カードに対して使用します。図1-19に、AMP Champ EIA を取り付けた ONS 15454 のシート メタル製カバーおよびネジ穴の位置を示します。
AMP Champ コネクタの DS-1 ケーブルを取り付ける場合には、64 ピン オス型 AMP Champ コネクタ付きの 64 ピン バンドル ケーブル コネクタを使用する必要があります。レセプタクル側には AMP Champ コネクタ #552276-1 を、直角シェル ハウジング(または同等製品)には #1-552496-1(ケーブルの直径 0.475~0.540 インチ)または #2-552496-1(ケーブルの直径 0.540~0.605 インチ)を使用します。AMP Champ EIA 上の対応する 64 ピン メス型 AMP Champ コネクタは、対応するカード スロットの各 DS-1 ポートにつき、1 つの受信と 1 つの送信をサポートします。
DS1-14 カードは 14 の DS-1 ポートをサポートするので、64 ピン コネクタの 56 ピン(28 ペア)だけが使用されます。各 DS-1 ファシリティに接続するケーブルとして、56 ワイヤ ケーブルを 1 本用意してください。
表1-8に、ONS 15454 AMP Champ EIA の AMP Champ コネクタのピン割り当てを示します。EIA の「A」と表示されているサイドには、6 の AMP Champ コネクタがあります。これらのコネクタには、シェルフ アセンブリのスロットに対応した 1~6 の番号が付けられています。バックプレーンの各 AMP Champ コネクタは、DS1-14 カードの 14 の DS-1 ポートをサポートします。また、各 DS-1 ポートに対して、送信用と受信用を 1 ペアずつ、合計 28 の信号ペアをサポートします。
EIA の「B」と表示されているサイドには、6 の AMP Champ コネクタがあります。これらのコネクタには、シェルフ アセンブリのスロットに対応した 12~17 の番号が付けられています。バックプレーンの各 AMP Champ コネクタは、DS1-14 カードの 14 の DS-1 ポートをサポートします。また、各 DS-1 ポートに対して、送信用と受信用を 1 ペアずつ、合計 28 の信号ペアをサポートします。
(注) EIA は、ホットスワップ対応です。EIA の取り付けまたは取り外しを行うときに、電源を切る必要はありません。
|
|
|
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
表1-9 に、ONS 15454 AMP Champ EIA のシールド付き DS-1 ケーブル用 AMP Champ コネクタのピン割り当てを示します。
|
|
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
|
|
|
|
|
|
DS-1 AMP Champ ケーブルを使用する場合は、DS-1 ケーブルを接続する ONS 15454 のバックプレーンの各サイドに、AMP Champ コネクタ EIA を取り付ける必要があります。EIA 上の各 AMP Champ コネクタは、シェルフ アセンブリのスロットに対応しており、対応する番号が付けられています。AMP Champ コネクタの両側には、ネジ止め機構が付いています。
UBIC-V EIA をシェルフ アセンブリのバックプレーンに装着すると、各サイド(AおよびB)の16個のSCSIコネクタにより、最大 112 の送信および受信接続を提供できます。UBIC-V EIAは、DS-1、DS-3、および EC-1 信号をサポートするように設計されています。信号のタイプに応じて、適切なケーブル アセンブリが必要になります。
UBIC-V は、ONS 15454 の片方または両方のサイドに装着できます。ONS 15454 シェルフ アセンブリの背面に向かって、右側がサイド A(15454-EIA-UBICV-A)、左側がサイド B(15454-EIA-UBICV-B)です。SCSI コネクタの各行の横に、高密度(HD)または低密度(LD)のどちらの構成を使用するかに応じて、各 SCSI コネクタに対応するスロットおよびポートが記されています。
UBIC-V EIA は、高密度の電気回路カード(DS3/EC1-48、DS1/E1-56)および低密度の電気回路カードをサポートします。
図1-20に、サイド A および B のスロット割り当てを示します。
UBIC-V のシート メタル製カバーは、標準シート メタル製カバーと同じネジ穴を使用しますが、なべネジ用の 12 のネジ穴とジャック ネジ用の3つのネジ穴が付いているので、UBIC-V ボード上のスタンドオフを使用してカバーとボードを装着することもできます。
標準扉およびケーブル配線を使用してバックプレーンに装着すると、ONS 15454 シェルフの奥行きは、一部のバックプレーン ケーブルだけを接続した場合 15.7 インチ(399 mm)、すべてのケーブルを接続した場合 16.1 インチ(409 mm)、背面カバーを取り付けた場合 16.75 インチ(425 mm)になります。拡張扉およびケーブル配線を使用してバックプレーンに装着すると、ONS 15454 シェルフの奥行きは、一部のバックプレーン ケーブルだけを接続した場合 17.5 インチ(445 mm)、すべてのケーブルを接続した場合 17.9 インチ(455 mm)、背面カバーを取り付けた場合 18.55 インチ(471 mm)になります。
サイド A および B はそれぞれ、16 の高密度 50 ピン SCSI コネクタをサポートします。サイド A はスロット 1~6 に、サイド B はスロット 12~17 にマップします。
Software Release 4.1.x および 4.6 の場合、UBIC-V は、非保護の 1:1 および 1:N(N < 5)保護グループをサポートします。Software Release 5.0 以上の場合、UBIC-V はさらに、使用可能な高密度カードを非保護および 1:N(N < 2)保護グループでサポートします。
表1-10 に、UBIC-V の保護タイプおよび対応するスロット割り当てを示します。
|
|
|
---|---|---|
UBIC-H EIA をシェルフ アセンブリのバックプレーンに装着すると、各サイド(A および B)の 16 のSCSI コネクタにより最大 112 の送受信 DS-1 接続、または 96 の送受信 DS-3 接続を提供できます。UBIC-H EIA は、DS-1、DS-3、および EC-1 信号をサポートするように設計されています。信号のタイプに応じて、適切なケーブル アセンブリが必要になります。
UBIC-H は、ONS 15454 の片方または両方のサイドに装着できます。ONS 15454 シェルフ アセンブリの背面に向かって、右側がサイド A(15454-EIA-UBICH-A)、左側がサイド B(15454-EIA-UBICH-B)です。SCSI コネクタの各行の横に、高密度(HD)または低密度(LD)のどちらの構成を使用するかに応じて、各 SCSI コネクタに対応するスロットおよびポートが記されています。
(注) UBIC-H EIA は、高密度の電気回路カード(DS3/EC1-48、DS1/E1-56、DS3XM-12)および低密度の電気回路カードをサポートします。
図1-21に、サイド A および B のコネクタ ラベルを示します。
表 1-11 および 1-12 に、低密度の電気回路カードで構成したシェルフ アセンブリの J-ラベリングおよび対応するカード ポートを示します。
|
|
|
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
|
|
|
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
表 1-13 および 1-14 に、高密度 48 ポート DS-3/EC-1 または 56 ポート DS-1 電気回路カードで構成したシェルフ アセンブリの J-ラベリングおよび対応するカード ポートを示します。
|
|
|
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
|
|
|
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
シェルフ アセンブリの設置後に UBIC-H EIA を取り付ける場合には、UBIC-H EIA をバックプレーンに接続します。UBIC-H バックプレーンを使用するには、ケーブル コネクタにアクセスできるように、標準のシート メタル製カバーを交換する必要があります。UBIC-H のシート メタル製カバーは、標準シート メタル製カバーと同じネジ穴を使用しますが、なべネジ用の 12 のネジ穴とジャック ネジ用の 3 つのネジ穴が付いているので、UBIC-H ボード上のスタンドオフを使用してカバーとボードを装着することもできます。
標準扉およびケーブル配線を使用してバックプレーンに装着すると、ONS 15454 シェルフの奥行きは、すべてのバックプレーン ケーブルを接続した場合 14.5 インチ、背面カバーを取り付けた場合 15.0 インチになります。拡張扉およびケーブル配線を使用してバックプレーンに装着すると、ONS 15454 シェルフの奥行きは、すべてのバックプレーン ケーブルを接続した場合 16.5 インチ、背面カバーを取り付けた場合 17.0 インチになります。
サイド A および B はそれぞれ、16 の高密度 50 ピン SCSI コネクタをサポートします。サイド A はスロット 1~6 に、サイド B はスロット 12~17 にマップします。
Release 5.0 より前のソフトウェアの場合、UBIC-H は、非保護の 1:1 および 1:N(N < 5)保護グループをサポートします。Release 5.0 以上のソフトウェアの場合、UBIC-H はさらに、使用可能な高密度カードを非保護および 1:N(N < 2)保護グループでサポートします。
表1-15 に、保護グループおよび適用されるスロット割り当てを示します。
|
|
|
---|---|---|
新しい EIA を取り付ける前に、ONS 15454 のバックプレーン カバー または装着済みの EIA を取り外す必要があります。特定の情報については、取り外して交換する各 EIA タイプの資料を参照してください。
ONS 15454 DS-3 電気ケーブルを使用する場合は、ONS 15454 のバックプレーンに取り付けられている EIA で終端する必要があります。ONS 15454 DS-3 カードに接続する DS-3 ケーブルは、すべて先端に必要なタイプのコネクタを取り付けた同軸ケーブルとして、所定の EIA に接続できるようにする必要があります。
ノードの Electromagnetic Compatibility(EMC; 電磁適合性)性能は、Shuner Type G 03233 D またはその同等品など、DS-3 同軸ケーブルの品質によって異なります。
DS-1 ケーブルは、AMP Champ コネクタとツイストペア ワイヤ ラップ ケーブルをサポートします。ツイストペア ワイヤ ラップには SMB EIA が必要です。
ツイストペア ワイヤ ラップ DS-1 ケーブルを使用するときは、受信(In)および送信(Out)用に、それぞれアース付きツイストペア ケーブルが必要です。各 DS-1 ファシリティに接続するケーブルとして、受信用 2 本、送信用 2 本、合計 4 本のケーブルを用意してください。
DS-1 ツイストペア ケーブルを使用する場合は、DS-1 ケーブルを終端する ONS 15454 のバックプレーンの両側に、SMB EIA を取り付けてください。各 DS-1 終端について、送信および受信コネクタすべてに、専用の DS-1 電気インターフェイス アダプタ(通称、バラン)を取り付ける必要があります。
(注) DS-1 電気インターフェイス アダプタは、ONS 15454 のバックプレーンから、1.72 インチ(43.7 mm)飛び出します。
ONS 15454 に DS-1 カードを取り付ける場合は、EIA 上の対応する送信および受信 SMB コネクタに、DS-1 電気インターフェイス アダプタを取り付ける必要があります。このアダプタは、ポートの SMB コネクタに取り付けることができます。アダプタには、DS-1 の送信および受信ケーブル用のワイヤ ラップ ポストが付いています。図1-22に、DS-1 電気インターフェイス アダプタを示します。
(注) 「EIA」は、電気インターフェイス アダプタではなく、電気インターフェイス アセンブリを意味します。電気インターフェイス アダプタは、バランとも呼ばれます。
図1-22 DS-1 電気インターフェイス アダプタ(バラン)
DS-1 電気インターフェイス アダプタは、一方の端にはメス型の SMB コネクタがあり、もう一方の端には約 0.045 インチ(1.14 mm)角の 1 対のワイヤ ラップ ポストが付いています。ワイヤ ラップ ポストの間隔は、0.2 インチ(5.08 mm)です。
UBIC-V 上で DS-1 ケーブルを使用する場合、最大長は 655 フィート(199.6 m)です。UBIC-V 上で RG-59(734A)DS-3/EC-1 ケーブルを使用する場合、最大長は 450 フィート(137.2 m)です。RG179 DS-3/EC-1 ケーブルを使用する場合には、ケーブルが細いので減衰率が高くなり、最大長(79 フィート [24.1 m])は短くなります。減衰率は、DS-3 信号を使用して計算します。
• RG-179 の場合、減衰率は 22 MHz で 59 dB/kft です。
• RG-59(735A)の場合、減衰率は 22 MHz で 11.6 dB/kft です。
• DS-1 ケーブル、150 フィート: 15454-CADS1-SD
• DS-1 ケーブル、250 フィート: 15454-CADS1-ID
• DS-1 ケーブル、655 フィート: 15454-CADS1-LD
• DS-3/EC-1 ケーブル、75 フィート: 15454-CADS3-SD
• DS-3/EC-1 ケーブル、255 フィート: 15454-CADS3-ID
• DS-3/EC-1 ケーブル、450 フィート: 15454-CADS3-LD
図1-23に、DS-1 および DS-3/EC-1 SCSI コネクタのピンの配置を示します。
表1-16 に、DS-1 および DS-3/EC-1 ケーブルの UBIC-V SCSI コネクタのピン割り当てを示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
表1-17 に、UBIC-V EIA DS-1 のケーブル配線を示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
UBIC-H EIAは、DS-1、DS-3、および EC-1 信号をサポートするように設計されています。サポートされる信号のタイプは、どの UBIC-H ケーブル アセンブリを選択するかによって異なります。DS-1 信号をサポートするには、DS-1 UBIC-H ケーブル アセンブリ(部品番号 15454-CADS1-H-<長さ>)を使用します。DS-3 または EC-1 信号をサポートするには、DS-3/EC-1 UBIC-H ケーブル アセンブリ(部品番号 15454-CADS3-H-<長さ>)を使用します。
UBIC-H の DS-1 ケーブルの場合、サポートされる最大長は 655 フィートです。UBIC-H EIA 用の次の DS-1 ケーブルは、シスコシステムズから入手できます。
UBIC-H の DS-3/EC-1 ケーブルの場合、サポートされる最大長は 450 フィートです。UBIC-H EIA 用の次の DS-3/EC-1 ケーブルは、シスコシステムズから入手できます。
図1-24に、DS-1 および DS-3/EC-1 SCSI コネクタのピンの配置を示します。
表1-18 に、DS-1 および DS-3/EC-1 ケーブルの UBIC-H SCSI コネクタのピン割り当てを示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
表1-19 に、UBIC-H EIA DS-1 のケーブル配線を示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
ONS 15454 ケーブル管理ファシリティには、次のものが含まれます。
• シェルフ アセンブリの幅方向に配置された(折畳式の扉の奥にある)ケーブル配線路チャネル(図1-25)
• ケーブル配線路チャネルの両側にある馬蹄形のプラスチック製ファイバ ガイドは、ファイバの曲げ半径を適切に維持するためのものです(図1-26)。
(注) さらに大きなスペースが必要になった場合(たとえば、CAT-5 イーサネット ケーブルを外側に出したい場合)には、ファイバ ガイドを必要に応じて取り外すことができます。ファイバ ガイドを取り外すには、シェルフ アセンブリの側面に固定している 3 本のネジを外します。
• ケーブルをカバー パネルに固定する EIA 上のケーブル タイ ラップ ファシリティ
• フィンを必要な向きに合わせて取り付けることでケーブルをどちら側からでも引き出すことができる、リバーシブル ジャンパ配線路フィン
• 他の装置に接続したケーブルのたるみを減らす、各側面パネルのジャンパたるみ取りリール(2)
(注) ジャンパたるみ取りリールを取り外すには、各リールの中央のネジを外します。
図1-25に、ケーブル配線路チャネルおよびジャンパ配線路フィンを含む、折畳式の前面扉からアクセスできるケーブル管理ファシリティを示します。
ジャンパ配線路フィンは、ファイバのジャンパをシェルフ両側から引き出せるように設計されています。スロット 1~6 は左側、スロット 12~17 は右側にあります。図1-26に、左側スロットのカードから、フィンを通して、左側のファイバ チャネルから出るように配線したファイバを示します。ファイバ配線路チャネルの最大容量は、ファイバ ジャンパのサイズによって異なります。表1-20に、各種ファイバ サイズでのシェルフ両側のファイバ チャネル最大容量を示します。
表1-20に、ファイバ サイズおよびファイバ チャネルを通すイーサネット ケーブル数による、シェルフ片側のファイバ チャネルの最大容量を示します。
|
|
||
---|---|---|---|
|
|
|
|
ファイバ サイズは、シェルフ片側に搭載するカード/ポート数に応じて検討します。たとえば、ポートで 36本 のファイバを使用する場合には、0.11 インチ(3 mm)のファイバが適しています。ポートで 68 本のファイバを使用する場合には、0.7 インチ(2 mm)以下のサイズのファイバを使用する必要があります。
ANSI シャーシの背面に、オプションの 5 インチ(127 mm)タイダウン バーを取り付けることができます。タイラップまたは他の素材を使用してケーブルをバンドルし、バーに取り付ければ、ラック上のケーブルをより簡単に配線できます。
図1-27に、ラックに取り付けた ONS 15454 およびタイダウン バーを示します。
同軸ケーブルは、ケーブル コネクタを使って ONS 15454 バックプレーン上の EIA に接続します。EIA には、ケーブルをカバー パネルにタイ ラップまたは結束するためのケーブル管理用の穴があります。
ツイストペア/DS-1 ケーブルを ONS 15454 バックプレーンの SMB EIA に接続するには、ケーブル コネクタと DS-1 EIA(バラン)を使用します。
EIA には、ケーブルをカバー パネルにタイ ラップまたは結束するための、ケーブル管理用の穴があります。AMP Champ ケーブルは、現地の規定に従ってタイ ラップまたは結束して配線します。ONS 15454 を 23 インチ(584.2 mm)ラック用に設定すれば、シェルフ アセンブリの両側のケーブル管理スペースが、2 インチ(50.8 mm)広くなります。
オプションの ONS 15454 Alarm Expansion Panel(AEP; アラーム拡張パネル)を Alarm Interface Controller-International(AIC-I; アラーム インターフェイス コントローラ-インターナショナル)カードと併用すると、ONS 15454 に 48 のドライ アラーム接点が追加されます。32 は入力用、16 は出力用です。AEPは、バックプレーンに取り付けるプリント基板です。図1-28に、AEP ボードを示します。左側が入力コネクタ、右側が出力コネクタです。
AEP なしの AIC-I には、直接アラーム接点がすでに含まれています。これらの直接 AIC-I アラーム接点は、バックプレーンを通して、シェルフの背面からアクセスできるワイヤラップ ピンに配線されます。AEP を取り付ける場合は、ワイヤラップ ピンでアラーム接点を使用できません。AIC-I の詳細については、「AIC-I カード」を参照してください。
図1-29に、AEP のブロック図を示します。
各 AEP アラーム入力ポートは、ラベルと重大度をプロビジョニングできます。アラーム入力は、光カプラーによるアイソレーションをサポートしています。1つの共通 32-VDC 出力があり、各入力は最大 2 mA です。それぞれの光 Metal Oxide Semiconductor(MOS; 金属酸化膜半導体)アラーム出力は、定義可能なアラーム条件、最大オープン回路電圧 60 VDC、および最大電流 100 mA で運用されます。詳細は、「外部アラームと制御」を参照してください。
図1-30に、バックプレーンのワイヤラップ接続を示します。
図1-30 バックプレーン ピンへの AEP ワイヤラップ接続
表1-21 に、バックプレーンのピン割り当てと、AIC-I および AEP の対応する信号を示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
図1-31に、アラーム入力(入力 1 および入力 32)の回路図を示します。
表1-22 に、外部アラーム送信元への接続を示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
図1-32に、アラーム出力(出力 1 および出力 16)の回路図を示します。
外部アラームによって切り替えられる外部要素への接続には、表1-23のピン番号を使用してください。
|
|
|
|
---|---|---|---|
フィラー カードは、Cisco ONS 15454 の未使用のマルチサービス スロットおよび AIC-I スロット(スロット 1~6、9、および 12~17)に取り付けます。フィラー カードは、XC スロット(スロット 8 および 10)または TCC スロット(スロット 7 および 11)には対応していません。フィラー カードを取り付けると、適正な通気を保持でき EMI 要件を満たすことができます。
(注) フィラー カードには、検出型(Cisco P/N 15455-FILLER)および非検出型(Cisco P/N 15454-BLANK)の 2 種類のタイプがあります。検出型カードの前面プレートには、FILLER というラベルが付いています。非検出型カードの前面プレートには、ラベルは付いていません。Release 6.0 以上のソフトウェアの場合、ONS 15454 シェルフに検出型カードを取り付けると、CTC により検出されます。
図1-33に、検出型フィラー カードの前面プレートを示します。フィラー カードには、カード レベルの LED 表示はありません。
ファントレイ アセンブリは、ONS 15454 ベイ アセンブリの一番下にあります。ファントレイは取り外しできる引出しで、ONS 15454 のファンおよびファン制御回路が含まれています。前面扉は付けたままでも、ファントレイ アセンブリを取り付ける前に取り外してもかまいません。取り付けたファントレイでの作業が必要になるのは、ファンが故障した場合、またはファントレイ エア フィルタを交換または清掃する場合だけです。
ファントレイ アセンブリの前面には、LCD 画面があります。この画面には、クリティカル、メジャー、およびマイナー アラームの数を含め、すべての ONS 15454 カード スロットに関するスロットおよびポート レベル情報が表示されます。光カードの場合、この LCD で、ポートが稼働モードか保護モードか、アクティブかスタンバイかを判別できます。また、LCD には、ソフトウェア ロードが SONET か SDH のどちらであるかという情報と、ソフトウェアのバージョン番号が表示されます。
(注) XC10G または XC-VXC-10G カードを使用する ONS 15454 の場合、15454-SA-ANSI または 15454-SA-HD シェルフ アセンブリ、および 15454-FTA3 ファントレイ アセンブリが必要です。
(注) 15454-FTA3 は I-temp に準拠していません。ファントレイを I-temp で動作させるには、15454-FTA3-T ファントレイ アセンブリを ONS 15454 Release 3.1 シェルフ アセンブリ(15454-SA-ANSI または 15454-SA-HD)に取り付けます。ただし、ONS 15454 XC10G クロスコネクト カードを 15454-FTA2 ファントレイ アセンブリに取り付けないでください。
ファンの回転速度は、TCC2/TCC2P カードの温度センサで制御します。このセンサは、ファン トレイ アセンブリの吸気温度を測定します。ファンの回転速度は、低、中、高のいずれかを選択できます。TCC2/TCC2P カードが故障すると、ファンは自動的に高速回転に切り替わります。TCC/TCC2P2 センサで測定された温度は、LCD 画面に表示されます。
表1-24に、ファントレイ アセンブリの電源要件を示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
|
|||
|
ファントレイ アセンブリの 1 つ以上のファンに障害が発生した場合には、アセンブリ全体を交換します。ファンを個別に交換することはできません。1 つ以上のファンに障害が発生すると、ファントレイ前面にあるレッドのファン障害 LED が点灯します。ファントレイの交換手順については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。正常なファントレイを取り付けると、レッドのファン障害 LED は消灯します。
ONS 15454 には、再使用可能なエア フィルタのモデル 15454-FTF2 がファントレイ アセンブリの下、またはオプションの外部フィルタ ブラケットに取り付けられています。ONS 15454 の古いバージョンでは使い捨て式のエア フィルタがファントレイ アセンブリの下にだけ取り付けられていました。ただし、再使用可能なエア フィルタには下位互換性があります。
再使用可能なエア フィルタは灰色の開放セル ウレタン フォーム製で、耐火性と抗菌性加工の特別なコーティングが施されています。ONS 15454 のすべてのバージョンで、再使用可能なエア フィルタを使用できます。予備のフィルタを用意しておいてください。
機器は、Telcordia 規格または各地域の規定に従ってアースしてください。
次の配線規定を推奨していますが、カスタマーの配線規定の方が普及しています。
• レッドのワイヤはバッテリ接続(-48 VDC)に使用します。
• ブラックのワイヤはバッテリ リターン接続(0 VDC)に使用します。
• バッテリ リターン接続は、GR-1089-Core, issue 3 に定義されているように、DC-I として処置されます。
ONS 15454 のシェルフ アセンブリ バックプレーンには、冗長 -48 VDCの #8 電源端子があります。端子には BAT1、RET1、BAT2、RET2 の表示があり、バックプレーン下部の透明プラスチック製カバーの奥にあります。
冗長電源の給電には、4 本の電源ケーブルと 1 本のアース用ケーブルを使用します。単一の電源供給には、2 本の電源ケーブル(#10 AWG、0.1018 平方インチ[2.588 mm²]、銅心線、90°C[194°F])と 1 本のアース用ケーブル(#6 AWG、0.162 平方インチ[4.115 mm²])を使用します。また、回路の過電流保護のため、低インピーダンスの導体を使用してください。ただし、導体は発生する可能性のある異常電流を安全に流せる必要があります。
(注) Release 3.0 ONS 15454 シェルフ アセンブリ(15454-SA-NEBS3E、15454-SA-NEBS3、および
15454-SA-R1、P/N:800-07149)に電源を取り付ける場合には、#12~#14 AWG(2.053~1.628 mm²)の電源コードと、#14 AWG(1.628 mm²)アース ケーブルが必要です。
既存のアース ポストは #10-32 ボルトです。接続用に提供されているナットは #10 AWG(0.1018 インチ [2.588 mm²])で、止めワッシャが付いています。ラグ端子は 2 穴タイプで #6 AWG(0.162 インチ [4.115 mm²])定格ケーブルでなければなりません。Cisco ONS 15454 には、2 穴タイプのラグ端子に対応する 2 つのアース ポストがあります。図1-34に、アース ポストの位置を示します。
図1-34 ONS 15454 バックプレーンのアース ポスト
バックプレーン ピン フィールドは、ONS 15454 のバックプレーン下部にあります。バックプレーン ピン フィールドには、外部アラーム、タイミングの入力と出力、およびクラフト インターフェイス端子を接続するために、0.045 平方インチ(29 mm²)のワイヤ ラップ ピンがあります。ここでは、バックプレーン ピン フィールドと、そのピン割り当てについて説明します。図1-35 に、バックプレーン ピン フィールドのワイヤ ラップ ピンを示します。それぞれのワイヤ ラップ ピンの下にはフレーム アース用ピンがあります。フレーム アース用ピンは、FG1、FG2、FG3 のように表示されています。バックプレーンに接続されたケーブルのグラウンド シールドは、使用したピン フィールドに対応するフレーム アース用ピンに接続します。
(注) AIC-I には、Release 3.4.0 以上のソフトウェアを実行するシェルフ アセンブリが必要です。ANSI シェルフのバックプレーンにはワイヤ ラップ フィールドがあり、図1-35に示すレイアウトのピンが割り当ています。シェルフ アセンブリは既存のシェルフで、Release 3.4 以上にアップグレードされています。この場合には、バックプレーンのピンのラベルは図1-36のようになります。ただし、図1-35に示すような、AIC-I のピン割り当てを使用する必要があります。
図1-35 ONS 15454 バックプレーンのピン割り当て(Release 3.4 以上)
図1-36 ONS 15454 バックプレーンのピン割り当て
アラーム ピン フィールドは、4 つの可聴アラーム、4 つの可視アラーム、1 つの Alarm Cutoff(ACO; アラーム遮断)、およびユーザ定義可能な 4 つのアラーム入力接点と 4 つのアラーム出力接点を含め、最大 17 個までのアラーム接点をサポートします。
可聴アラーム接点は LOCAL ALARM AUD ピン フィールドにあり、可視アラーム接点は LOCAL ALARM VIS ピン フィールドにあります。これら 2 種類のアラームは、LOCAL ALARMS カテゴリに分類されます。ユーザ定義可能なアラーム端子は、ENVIR ALARM IN(外部アラーム)および ENVIR ALARM OUT(外部制御)ピン フィールドにあります。これらのアラームは、ENVIR ALARMS カテゴリに分類されます。ENVIR ALARMS を使用するためには、AIC-I カードを取り付ける必要があります。アラーム端子は Normally Open(N/O; ノーマル オープン)で、対応するアラーム条件が存在するときだけクローズします。それぞれのアラーム接点は、シェルフ アセンブリ バックプレーン上の 2 本のワイヤ ラップ ピンで構成されます。可視アラームと可聴アラームの接点は、クリティカル、メジャー、マイナー、およびリモートに分けられています。図1-36 に、アラームのピン割り当てを示します。
可視および可聴アラームは、通常、対応する接点が閉じたときに中央アラーム収集ポイントで点灯するか、ベルが鳴るように配線されています。アラーム遮断ピンは、可聴アラームのリモート ACO をアクティブにするために使用します。ACO 機能は、TCC2/TCC2P カードの前面プレートにある ACO ボタンを押してアクティブにすることもできます。ACO 機能をアクティブにすると、可聴アラームの表示はすべてクリアされます。可聴アラームの表示をクリアしても、CTC の Alarms タブには可聴アラームが表示されたままとなります。詳細については、「外部アラームと制御」を参照してください。
ONS 15454 のバックプレーンは、2 つの Building Integrated Timing Supply(BITS; 統合タイミング供給モジュール)クロック ピン フィールドをサポートしています。行 3 および 4 にある最初の 4 つの BITS ピンは、第 1 の外部タイミング装置からの入力および出力をサポートします。行 1 および 2 にある最後の 4 つの BITS ピンは、第 2 の外部タイミング装置からの入力および出力をサポートします。 表1-25 に、BITS タイミング ピン フィールドのピン割り当てを示します。
(注) タイミング接続の場合には、100 Ω シールド付き BITS クロック ケーブル ペア #22 または #24 AWG(0.020 平方インチ [0.51 mm²] または 0.0252 平方インチ [0.64 mm²])、ツイストペア T1 タイプを使用します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
(注) タイミング リファレンスのプロビジョニングの詳細は、「Telcordia SR-NWT-002224」を参照してください。
詳細については、 第 10 章「タイミング」 を参照してください。
ONS 15454 をワークステーションやイーサネット LAN に、またはノードへのリモート アクセスのために LAN モデムに接続するには、ONS 15454 バックプレーンの LAN ピンを使用します。TCC2/TCC2P 前面プレートの LAN ポートを使用して、ワークステーションに接続したり、ONS 15454 をネットワークに接続することもできます。 表1-26 に、LAN ピンの割り当てを示します。
ONS 15454 を他の ONS 15454 または LAN に接続する前に、ONS 15454 に出荷時設定されているデフォルトの IP アドレス(192.1.0.2)を変更する必要があります。
|
|
|
---|---|---|
LAN 1 |
||
LAN 1 |
||
ONS 15454 バックプレーンのクラフト ピンまたは TCC2/TCC2P 前面プレートの EIA/TIA-232 ポートを使用して VT100 エミュレーション ウィンドウを作成し、ONS 15454 への TL1 クラフト インターフェイスとして使用することができます。EIA/TIA-232 ポートへの接続にはストレート ケーブルを使用します。 表1-27 に、CRAFT ピン フィールドのピン割り当てを示します。
(注) クラフト バックプレーンのピンと TCC2/TCC2P カード上の EIA/TIA-232 ポートを同時に使用することはできません。
|
|
|
---|---|---|
ONS 15454 のカードの背面には、シェルフ アセンブリ バックプレーン上の電気コネクタに接続する電気接続プラグがあります。イジェクタが完全に閉じると、カードはアセンブリ バックプレーンにプラグインされます。図1-37に、カードの取り付けを示します。
ONS 15454 シェルフ アセンブリには 17 のカード スロットがあり、左から順に番号が付けられています。スロット 1~6 および 12~17 は、電気回路、光、およびイーサネットの各カード(トラフィック カード)を使用できるマルチサービス スロットです。カードの互換性は、シェルフで使用する EIA、保護スキーム、およびクロスコネクト カード タイプによって異なります。互換性の詳細については、「カードの互換性」を参照してください。
スロット 7 および 11 は、TCC2/TCC2P カード専用です。スロット 8 および 10 は、クロスコネクト(XCVT、XC10G、および XC-VXC-10G)カード専用です。スロット 9 は、光 AIC-I カード用に予約されています。スロット 3 および 15 には、1:N 保護に使用する電気回路カードを取り付けることもできます(保護カードとして運用できる電気回路カードのリストは、 電気回路カードの保護を参照してください)。
シェルフ アセンブリのスロットには、装着できるカードのタイプを示す記号を表示してあります。それぞれの ONS 15454 カードには、対応する記号が表示してあります。カード上の記号とスロットの記号とは、必ず一致していなければなりません。
表1-28 に、スロットおよびカードに付いている記号の定義を示します。
(注) 保護スキームおよび EIA のタイプは、スロットの互換性に影響します。
表1-29 に、ONS 15454 の光カードおよび電気回路カードのポート数、回線レート、コネクタ オプション、およびコネクタ位置のリストを示します。
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|
ワイヤ ラップ2 アダプタ付き SMB、AMP Champ コネクタ |
||||
ワイヤ ラップ3 アダプタ付き SMB、AMP Champ コネクタ |
||||
OC192SR1/STM64IO Short Reach/OC192/ |
ONS 15454 カードを同じタイプの別のカードに交換する場合、データベースを変更する必要はありません。既存のカードを取り外して、新しいカードと交換するだけです。異なるタイプのカードと交換する場合には、カードを取り外して新しいカードを取り付けたあと、CTC から元のカードを削除します。詳細については、『Cisco ONS 15454 Procedure Guide』の「Install Cards and Fiber-Optic Cable」の章を参照してください。
(注) CTC からカードを削除せずに、カードを取り外して再装着すると、不適切な取り外しであることを知らせるアラーム(IMPROPRMVL)が発生します。このアラームは、カードの交換が完了したときにクリアされます。
(注) Unidirectional Path Switched Ring(UPSR; 単方向パス スイッチ型リング)の場合は、ロックアウトされていないアクティブ XCVT/XC10G を取り外すと UPSR 回線が切り替わります。
ONS15454 による Electromagnetic Interference(EMI; 電磁干渉)を減衰させるために特定のケーブルにサードパーティ製のフェライトを取り付けます。フェライトは、Telcordia GR-1089-CORE 要件に適合する必要があります。フェライトの正しい使用方法と取り付け方については、フェライト製造業者のマニュアルを参照してください。ONS 15454 では、電源ケーブル、AMP Champ コネクタ、バラン、BNC/SMB コネクタ、およびワイヤ ラップ ピン フィールドにフェライトを取り付けることができます。
表1-30 に、Release 4.0、4.1、4.6、4.7、5.0、および 6.0 用 XCVT カードで構成されたシステムの ONS 15454 ソフトウェアおよびハードウェアの互換性を示します。
(注) XC10G カードは、Release 3.1 より前のリリースではサポートされていません。XC-VXC-10G カードは、Release 6.0 より前のリリースではサポートされていません。
|
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|
XC5 |
|||||
表1-31 に、Release 4.0、4.1、4.5、4.6、4.7、5.0、および 6.0 用 XC10G または XC-VXC-10G カードで構成されたシステムの ONS 15454 ソフトウェアおよびハードウェアの互換性を示します。XC10G または XC-VXC-10G カードを運用するには、15454-SA-ANSI または 15454-SA-HD シェルフ アセンブリが必要です。ソフトウェアの旧リリースとの互換性については、旧バージョンの ONS 15454 のマニュアルを参照してください。
|
|
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|---|
互換性のためにアップグレードが必要な場合には、Cisco Technical Assistance Center(TAC)までご連絡ください。詳細は、Webサイトを参照してください。http://www.cisco.com/tac