シャーシの設置の確認

デバイスの取り付け確認

Cisco NCS 5700 ルータを設置したら、show コマンドを使用して設置および設定内容を確認できます。問題が検出された場合は、さらに設定を行う前に修正を行ってください。

コマンド

説明

show inventory

製品 ID、シリアル番号、バージョン ID などの現場交換可能ユニット(FRU)に関する情報を表示します。

(注)  

 

FAN-1RU-PI-V2 および FAN-1RU-PE-V2 は Cisco 8000 シリーズでも使用され、出力の説明に「Cisco 8000 シリーズ 1RU ファン」と表示されます。

show platform

ノードの動作ステータスを表示します。

show version

ルータのバージョンを表示します。

admin show environment

ルータの環境関連の情報がすべて表示されます。

show environment temperature カード温度センサの温度の読み取りを表示します。各システムコントローラ、ルートプロセッサ、ラインカード、およびファブリックカードには、2 個のしきい値を持つ温度センサーがあります。
  • マイナー温度しきい値:マイナーしきい値を超えるとマイナーアラームが発生し、4 つすべてのセンサーで次の処理が行われます。

    • システムメッセージの表示

    • SNMP 通知の送信(設定されている場合)

    • トリガーされた環境アラームイベントのログへの記録(show alarm コマンドを実行して確認できます)

  • メジャー温度しきい値:メジャーしきい値を超えるとメジャーアラームが発生し、次の処理が行われます。

    • センサー 1、3、4(空気吹き出し口センサーおよびオンボードセンサー)に対しては、次の処理が行われます。

      • システムメッセージの表示

      • SNMP 通知の送信(設定されている場合)

      • トリガーされた環境アラームイベントのログへの記録(show alarm コマンドを実行して確認できます)

    • センサー 2(吸気口センサー)に対しては、次の処理が行われます。

      • スイッチングカードでしきい値を超えた場合は、そのカードだけがシャットダウンします。

      • HA-standby または standby が存在するアクティブ ルート プロセッサ カードのしきい値を超えた場合、そのルート プロセッサ カードだけがシャットダウンし、スタンバイ ルート プロセッサ カードが処理を引き継ぎます。

      • スタンバイ ルート プロセッサ カードがルータに存在しない場合は、温度を下げるために 2 分間待機します。このインターバル中はソフトウェアが 5 秒ごとに温度を監視し、設定に従ってシステム メッセージを送信しつづけます。

(注)  

 
デュアル ルート プロセッサ カードを取り付けることを推奨します。デュアル ルート プロセッサ カードがないルータを使用している場合は、1 つでもファンが動作しなくなったら、ファン カードをただちに交換することを推奨します。
hw-module location <loc> shutdown または [no] hw-module shutdown location <loc>

カードの電源を入れるかシャットダウンします。

show environment power

ルータ全体の電力使用情報を表示します。

show environment voltage ルータ全体の電圧が表示されます。
show environment current 現在の環境ステータスが表示されます。
show environment fan ファン トレイのステータスを表示します。