この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、クラスタ設定後タスクについて説明します。
SSH をすべての ESXi ホストで有効なままにします。これは、次の Cisco HyperFlexクラスタ設定後操作に必要です。
インストール後のデフォルトの ESXi ルート パスワードを変更するには、次の手順を実行します。
(注) | ESXi ルート パスワードを忘れた場合は、パスワードの復旧について Cisco TAC にお問い合わせください。 |
ステップ 1 | SSH を使用して ESXi ホスト サービス制御にログインします。 | ||
ステップ 2 | ルート権限を取得します。
su - | ||
ステップ 3 | 現在のルート パスワードを入力します。 | ||
ステップ 4 | ルート パスワードを変更します。
passwd root | ||
ステップ 5 | 新しいパスワードを入力し、Enter キーを押します。確認のためにパスワードを再入力します。
|
インストール後に HyperFlex ストレージ コントローラのパスワードをリセットするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | ストレージ コントローラ VM にログインします。 |
ステップ 2 | HyperFlex ストレージ コントローラのパスワードを変更します。 # stcli security password set このコマンドによって、変更がストレージ クラスタ内のすべてのコントローラ VM に適用されます。 |
ステップ 3 | 新しいパスワードを入力します。 |
ステップ 4 | Enterを押します。 |
GUI を介してストレージ クラスタを管理するには、vSphere Web クライアントを起動します。vSphere Web クライアントおよび HX データ プラットフォーム プラグインを使用してストレージ クラスタにアクセスします。
(注) | 高可用性を実現するために、最低 2 つのデータストアを作成することを推奨します。 |
vSphere HA の設定では、使用可能なデータストアのリストから任意のデータストアを選択できるように、[Datastore for Heartbeating] オプションを設定します。
自動サポート(ASUP)は、障害に関する情報を積極的に取得できるようにするだけでなく、障害に迅速に対処できます。ASUP はシステム パフォーマンスおよびキャパシティを計画する際にも役立ちます。
設定を進めているときに [Auto Support] チェックボックスをオンにしなかった場合は、CLI を使用して ASUP を有効にすることもできます。それには、以下に記載する手順を実行します。
(注) | ASUP ログ ファイルはメールで送信する必要があるため、ASUP を有効にする前に、ネットワーク内で SMTP が設定されていることを確認してください。 |
自動サポートが有効にされた後は、ASUP ヘルス チェック電子メールと ASUP ログが HX クラスタ内のすべてのノードから 1 日 1 回送信されます。クラスタ内のすべてのノードからの電子メールが 1 時間に1 回 ping されます。
プライベート VLAN の追加
プライベート VLAN では VLAN のレイヤ 2 ブロードキャスト ドメインがサブドメインに分割されるので、スイッチで相互にポートを分離できます。サブドメインは、1 つのプライマリ VLAN と 1 つまたは複数のセカンダリ VLAN で構成されます。プライベート VLAN ドメインには、プライマリ VLAN が 1 つのみ含まれています。プライベート VLAN ドメインの各ポートは、プライマリ VLAN のメンバーであり、プライマリ VLAN は、プライベート VLAN ドメイン全体です。
プライベート VLAN ポートのタイプは、次のとおりです。
無差別プライマリ VLAN:無差別ポートはプライマリ VLAN に属しています。無差別ポートは、無差別ポートとアソシエートされているセカンダリ VLAN に属し、プライマリ VLAN とアソシエートされている、すべてのインターフェイスと通信でき、この通信可能なインターフェイスには、コミュニティ ポートと独立ホスト ポートも含まれます。セカンダリ VLAN からのすべてのパケットがこの VLAN を通過します。
独立セカンダリ VLAN:独立ポートは、独立セカンダリ VLAN に属するホスト ポートです。このポートは、アソシエートされている無差別ポートと通信できることを除き、同じプライベート VLAN ドメイン内の他のポートから、完全に隔離されています。
コミュニティ セカンダリ VLAN:コミュニティ ポートは、コミュニティ セカンダリ VLAN に属するホスト ポートです。コミュニティ ポートは、同じコミュニティ VLAN にある他のポートおよびアソシエートされている無差別ポートと通信します。
デフォルトでは、HX の展開後、VM ネットワークは通常の VLAN を使用します。VM ネットワークにプライベート VLAN を使用する場合は、次の項から設定手順を実行します。
ステップ 1 | Cisco UCS Managerでプライベート VLAN を設定します。http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/ucs-manager/GUI-User-Guides/Network-Mgmt/3-1/b_UCSM_Network_Mgmt_Guide_3_1/b_UCSM_Network_Mgmt_Guide_3_1_chapter_0110.html#task_F2EAE343E6894F12877F7192DEFB64B6) を参照してください。 |
ステップ 2 | アップストリーム スイッチでプライベート VLAN を設定します。http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/datacenter/nexus9000/sw/6-x/layer2/configuration/guide/b_Cisco_Nexus_9000_Series_NX-OS_Layer_2_Switching_Configuration_Guide/b_Cisco_Nexus_9000_Series_NX-OS_Layer_2_Switching_Configuration_Guide_chapter_0101.htmlを参照してください。 |
ステップ 3 | ESX ホストでプライベート VLAN を設定します。 を参照してください。 ESX ホストでのプライベート VLAN の設定 |
ESX ホストでプライベート VLAN を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | Cisco UCS Managerでプライベート VLAN を設定します。http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/ucs-manager/GUI-User-Guides/Network-Mgmt/3-1/b_UCSM_Network_Mgmt_Guide_3_1/b_UCSM_Network_Mgmt_Guide_3_1_chapter_0110.html#task_F2EAE343E6894F12877F7192DEFB64B6) を参照してください。 |
ステップ 2 | アップストリーム スイッチでプライベート VLAN を設定します。http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/datacenter/nexus9000/sw/6-x/layer2/configuration/guide/b_Cisco_Nexus_9000_Series_NX-OS_Layer_2_Switching_Configuration_Guide/b_Cisco_Nexus_9000_Series_NX-OS_Layer_2_Switching_Configuration_Guide_chapter_0101.htmlを参照してください。 |
ステップ 3 | ESX ホストでプライベート VLAN を設定します。 を参照してください。 ESX ホストでのプライベート VLAN の設定 |
ステップ 4 | vSphere 標準スイッチから新しく作成された vSphere 分散スイッチに VM を移行します。 |
ステップ 5 | VM のネットワーク アダプタのネットワーク接続をプライベート VLAN に変更します。 |
ステップ 1 | VMware vSphere クライアントにログインします。 |
ステップ 2 | [Home]> [Hosts and Clusters] を選択します。 |
ステップ 3 | VMNIC を削除する ESX ホストを選択します。 |
ステップ 4 | [Configuration]タブを開きます。 |
ステップ 5 | [Hardware]で [Networking] をクリックします。 |
ステップ 6 | vminc を削除する vSwitch の横にある [Properties] をクリックします。 |
ステップ 7 | [ネットワーク アダプタ(Network Adapters)]タブをクリックします。 |
ステップ 8 | 削除する vminc を選択し、[Remove] をクリックします。 |
ステップ 9 | [Yes]をクリックして、選択内容を確認します。 |
ステップ 10 | [Close]をクリックします。 |
ステップ 1 | VMware vSphere クライアントから、[Inventory]> [Networking] を選択します。 |
ステップ 2 | dvSwitch を右クリックして、[New vSphere Distributed Switch]をクリックします。 |
ステップ 3 | [Create vSphere Distributed Switch]ダイアログボックスで、[vSphere Distributed Switch Version: 6.0.0] を選択します。 |
ステップ 4 | [Next]をクリックします。 |
ステップ 5 | [General Properties]タブで、次の項目を指定します。 |
ステップ 6 | [Next]をクリックします。 |
ステップ 7 | [Add Hosts and Physical Adapters]で、[Add Now] を選択します。 |
ステップ 8 | 目的の ESX ホストの下で、[Physical Adapters]を選択します。 |
ステップ 9 | [Next]をクリックします。 |
ステップ 10 | [Finish]をクリックします。 |
デフォルトのポート グループが作成されます。
ステップ 1 | VMware vSphere クライアントから、[Inventory]> [Networking] を選択します。 | ||
ステップ 2 | dvSwitch を右クリックして、[Edit Settings]をクリックします。 | ||
ステップ 3 | [Private VLAN]タブを選択します。 | ||
ステップ 4 | [Primary private VLAN ID]タブで、プライベート VLAN ID を入力します。 | ||
ステップ 5 | [Secondary private VLAN ID]タブで、プライベート VLAN ID を入力します。 | ||
ステップ 6 | [Type]ドロップダウン リストから、VLAN のタイプを選択します。次のいずれかを指定できます。
| ||
ステップ 7 | [OK]をクリックします。 |
vSphere 分散スイッチでプライベート VLAN を作成します。
分散スイッチを導入する際の考慮事項
(注) |
|
分散スイッチにより、各ノードが同じ構成を使用することになります。トラフィックに優先順位を付け、アクティブな vMotion トラフィックがないときに使用可能な帯域幅を、他のネットワーク ストリームに利用できるようにすると有益です。
HyperFlex(HX)データ プラットフォームは、HyperFlex 非依存ネットワークに分散型仮想スイッチ(DVS)ネットワークを使用できます。
これらの HX 非依存ネットワークには次のものがあります。
HX データ プラットフォームには依存関係があり、次のネットワークが標準の vSwitch を使用します。
vswitch-hx-inband-mgmt:ストレージ コントローラ管理ネットワーク
vswitch-hx-inband-mgmt:管理ネットワーク
vswitch-hx-storage-data:ストレージ ハイパーバイザ データ ネットワーク
vswitch-hx-storage-data:ストレージ コントローラ データ ネットワーク
HX データ プラットフォームのインストール時に、すべてのネットワークが標準の vSwitch ネットワークで設定されます。ストレージ クラスタが設定された後、HX 非依存ネットワークを DVS ネットワークに移行できます。次に例を示します。
vMotion ネットワークを分散型仮想スイッチに移行する方法の詳細については、このガイドの末尾の「付録」に記載されている「分散仮想スイッチ(DVS)または Cisco Nexus 1000v(N1Kv)への vMotion ネットワークの移行」参照してください。
HyperFlex クラスタへの vCenter の導入をサポートするには、いくつかの制約事項が伴います。詳細については TechNote を参照してください。
さらにサポートが必要な場合は、TAC にお問い合わせください。