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この章では、Cisco HyperFlex システムのコンポーネントを設定する方法について説明します。
ESX サーバで、HX データ プラットフォーム インストーラを展開します。HX データ プラットフォーム インストーラは、ESX サーバと、VMware ワークステーション、VMware Fusion、または仮想ボックスに展開できます。
次の手順は、vSphere クライアントを使用した例です。
(注) | Cisco HX ストレージ クラスタのノードとなる ESX サーバには、HX データ プラットフォーム インストーラを展開しないでください。 |
ハイパーバイザ ウィザードが、新しい VM に IP アドレスを割り当てるためにデフォルトで DHCP に設定されている場合は、次の手順を完了させます。
ステップ 1 | VMware OVF Tool 4.1 以降を、HX データ プラットフォーム ストレージ クラスタに使用されるストレージ管理ネットワーク上のノードにインストールします。VMware のマニュアルを参照してください。 | ||||||||||||||||||
ステップ 2 | HX データ プラットフォーム インストーラ OVA を検索してダウンロードします。 | ||||||||||||||||||
ステップ 3 | ovftool コマンドを使用して、ダウンロードした HX データ プラットフォーム インストーラ OVA を展開します。次に例を示します。
root@server:/tmp/test_ova# ovftool --noSSLVerify --diskMode=thin --acceptAllEulas=true --powerOn --skipManifestCheck --X:injectOvfEnv --datastore=qa-048-ssd1 --name=rfsi_static_test1 --network='VM Network' --prop:hx.gateway.Cisco_HX_Installer_Appliance=10.64.8.1 --prop:hx.DNS.Cisco_HX_Installer_Appliance=10.64.1.8 --prop:hx.ip0.Cisco_HX_Installer_Appliance=10.64.8.36 --prop:hx.netmask0.Cisco_HX_Installer_Appliance=255.255.248.0 /opt/ovf/rfsi_test/Cisco-HX-Data-Platform-Installer-v1.7.1-14786.ova vi://root:password@esx_server このコマンドでは、HX データ プラットフォーム インストーラが展開され、HX データ プラットフォーム インストーラ VM の電源が入り、最初の起動時に指定された静的 IP アドレスが設定されます。 以下は処理応答の例です。 Opening OVA source: /opt/ovf/rfsi_test/Cisco-HX-Data-Platform-Installer-v1.7.1-14786.ova Opening VI target: vi://root@esx_server:443/ Deploying to VI: vi://root@esx_server:443/ Transfer Completed Powering on VM: rfsi_static_test Task Completed Completed successfully DNS はインストーラ VM から到達可能である必要があります。静的 IP アドレスが正常に設定されるために必要なコマンド オプションは以下のとおりです。
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次に、HX データ プラットフォーム ソフトウェアをインストールします。
(注) | Cisco HX データ プラットフォーム インストーラを起動する前に、ストレージ クラスタに含める予定の vCenter クラスタにあるすべての ESX サーバがメンテナンス モードであることを確認します。 |
ステップ 1 | ブラウザで、HX データ プラットフォーム インストーラがインストールされた VM の URL を入力します。
このアドレスは、前述の項「Deploying HX Data Platform インストーラの展開」から入手します。例:http://10.64.4.254 |
ステップ 2 | クレデンシャルを使用します。
ユーザ名:root パスワード:Cisco123 EULA を読みます。[I accept the terms and conditions]をクリックします。 右下隅に記載された製品バージョンが正しいことを確認します。[Login]をクリックします。 |
ステップ 3 | HX Data Platform インストーラの [Workflow] ページが表示されます。このページには、ワークフローのオプションが 2 つ表示されます。
新規クラスタを作成するために [Cluster Creation]オプションを選択し、[Continue] をクリックします。 |
ステップ 4 | HX Data Platform インストーラの次の [Workflow] ページが表示され、以下のオプションが提供されます。 |
ログインしている間は、HX データ プラットフォーム インストーラを使用可能です。任意の時点で HX データ プラットフォーム インストーラを終了するには、ログアウトする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | 右上の [Settings]ボタンに移動して、[Logout] を選択します。 | |
ステップ 2 | 再ログインするには、新しいブラウザ ウィンドウを開き、ログイン クレデンシャルを入力します。 |
HX データ プラットフォーム インストーラのウェルカム ページに戻ります。 |
ESX ホストに Cisco HX220c または B200 M4 を使用している場合は、ESX ログの保存に使用できる永続ストレージがないため、リモート Syslog を使用するように設定します。これを行わないと、再起動後に ESX ログが失われます。
ステップ 1 | vSphere Web クライアントなどの vCenter インターフェイスから、syslog サービスが vCenter で稼働していることを確認します。 |
ステップ 2 | 各 ESX ホストのコマンドラインから、コマンドを実行します。
$ esxcli system syslog config set --loghost='udp://esx_hostname' $ esxcli system syslog reload $ esxcli network firewall ruleset set -r syslog -e true $ esxcli network firewall refresh |
ステップ 3 | vCenter パス /var/log/remote/esx_hostname から syslog を表示します。 |
ステップ 4 | VMware KB の一覧にある手順を実行し、ESX ネットワーク ダンプ コレクタを設定します。
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この手順では、Cisco HX データ プラットフォーム インストーラを使用して、Cisco HX クラスタをインストールして設定します。インストール前に、次の点を確認します。
「インストール要件」の説明に従って、要件を確認します。
ファブリック インターコネクト管理ポートは、プラグ接続され、ネットワークを介してアクセス可能でなければなりません。
プライマリ(FI-A)と下位(FI-B)のファブリック インターコネクタおよび Cisco UCS Manager クラスタの IP アドレスが使用可能である必要があります。
クラスタのインストールに必要な VLAN 情報が利用可能である必要があります。
ステップ 1 | 次のように、Cisco HX データ プラットフォーム インストーラを起動します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 2 | [Workflow]ページで、[Cluster Creation] を選択し、[Continue] をクリックします。[Credentials] ページが表示されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 3 | [Credentials]ページで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 4 | [Continue]をクリックします。[Server Selection]ページが表示されます。右側の [Configuration] ペインに、クレデンシャルの完全な詳細が表示されます。
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ステップ 5 | [Server Selection]ページには、[Unassociated] タブの下に関連付けされていない HX サーバのリストと、[Associated]タブの下に検出されたサーバのリストが表示されます。Cisco HX データ プラットフォーム ストレージ クラスタに含めるサーバを [Unassociated]から選択します。サーバごとに、[Actions]ドロップダウン リストを使用して、以下を設定できます。
[Configure Server Ports]ボタンを使用することで、新しいすべての HX ノードを検出できます。通常、サーバ ポートは、『Cisco UCS Manager Storage Management Guide, Release 3.1』で説明されている設定を開始する前に UCS Manager で設定されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 6 | [Continue]をクリックします。[UCS Manager Configuration]ページが表示されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 7 | [UCS Manager Configuration] ページで、ネットワークごとに次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 8 | [Continue]をクリックします。[Hypervisor Configuration]ページが表示されます。次のフィールドに入力します。
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ステップ 9 | [Continue]をクリックします。[IP Addresses]ページが表示されます。各 HX ノードでは、ハイパーバイザ管理 IP アドレスとデータ IP アドレスの次のフィールドに値を入力します。IP アドレスの場合は、その IP アドレスが属するネットワーク(データ ネットワークまたは管理ネットワーク)を指定します。 必ず [Make IP Addresses Sequential]を選択します。
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ステップ 10 | [Continue]をクリックします。[Cluster Configuration]ページが表示されます。作成中のストレージ クラスタの次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 11 | [Start]をクリックします。[Progress]ページに、さまざまな設定タスクの進捗状況が表示されます。
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検証エラーによっては、戻ってパラメータを再入力する必要があります(たとえば、無効な ESXi パスワード、正しくない NTP サーバ、不正な SSO サーバ、またはその他の誤った入力など)。[Re-enter Values]をクリックして [Cluster Configuration] ページに戻り、問題を解決します。
完了すると、HyperFlex サーバがインストールされて設定されます。導入されたクラスタのステータスは、[Online]および [Healthy] として表示されます。
必要に応じて、[Launch vSphere Web Client]をクリックし、データストアを作成してクラスタを管理します。
このインストーラは、次のタスクを実行します。
すべてのパラメータが入力された状態の JSON コンフィギュレーション ファイルをダウンロードするには、[Export configuration] をクリックします。
このコンフィギュレーション ファイルは、参照用としても、インストール ワークフローを繰り返す必要がある場合にも役立ちます。
設定ワークフローの途中でコンフィギュレーション ファイルをダウンロードする場合は、このボタンを利用できます。
疑問符ボタン:HX ソフトウェアのバージョンおよびビルドの情報が表示されます。Cisco TAC に送信するテクニカル サポート バンドルを作成するオプションも表示されます。
円のボタン:保存されていない変更を保存する場合にクリックします。
太陽のボタン:初めからやり直す場合、またはログアウトする場合にクリックします。
UCSM の設定とハイパーバイザの設定は正常に完了した一方、導入またはクラスタの作成が失敗した場合は、[Start Over] をクリックします。ただし、UCSM とハイパーバイザの設定は完了しているので、最初の画面から繰り返さないでください。[Customized Workflow]を辿って、エラーが発生した時点から開始します。
[IP Address]画面に戻って値を再入力する際は、ページがブランクで表示され、サーバは一覧されていません。
このページで、クラスタに含めるサーバをそれぞれ手動でクリックして追加し、すべての IP アドレスを再入力する必要があります。
[SSOError]:サーバの到達可能性の問題が発生する原因は、通常、インストーラ VM で DNS が適切に設定されていないことにあります。
[SSO] フィールドに戻って手動で値を編集し、FQDN の代わりに代替 IP アドレスを入力するか、DNS 設定のトラブルシューティングを行って問題を修正してください。
別のクラスタを作成するときに、Cisco HyperFlexバージョンに一致するCisco UCS Manager のバージョンが選択されていることを確認します。場合によっては、正しいバージョンを手動で入力する必要があります。
たとえば、Cisco HX データ プラットフォーム1.8 でクラスタを作成するときに、インストーラ UI が Cisco UCS Manager バージョンとして 3.1(2b) を表示していない場合は、ファブリック インターコネクトとサーバの両方が 3.1(2b) になっている場合でも、手動で変更して正しいバージョンを反映します。
現在の互換性マトリックスについては、ソフトウェア バージョンの表を参照してください。http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/hyperconverged_systems/HyperFlex_HX_DataPlatformSoftware/Cisco_HXDataPlatform_RN_1_8.html