スイッチの設置 - HF6100-32D
スイッチを開梱する
梱包内容
出荷ボックスには、注文したスイッチ モデルと設置に必要なその他のコンポーネントが入っています。一部のコンポーネントは、注文によって任意選択できます。

1 |
Cisco Nexus Hyperfabric HF6100-32D(電源モジュールとファンモジュールは示されていません) |
8 |
M4 x 20mm プラスなべネジ(黒色)X 1 |
2 |
製品マニュアルおよび準拠マニュアル |
9 |
アースラグおよび M4.0 x 6 mm ネジ X 4(なべネジ X 2、皿ネジ X 2) |
3 |
取り付けブラケット |
10 |
(オプション)AC 電源コード |
4 |
ケーブル ガイド |
11 |
(オプション)DC 電源コード1 |
5 |
0.50 インチ長の No.12 プラスなべネジ X 4 |
12 |
(オプション)RJ-45 コンソールケーブル |
6 |
0.625 インチ長の No.10 プラスなべネジ X 4 |
13 |
(オプション)USB コンソールケーブル |
7 |
M4 x 6mm プラス皿ネジ X 12 |
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梱包内容を使用する
スイッチを取り出したあと、梱包用の箱は廃棄しないでください。梱包用の箱は平らにしてパレットとともに保管してください。スイッチを移動したり輸送したりする場合に、この箱が必要になります。
手順
ステップ 1 | 記載されている機器がすべて揃っているかどうかを確認します。
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ステップ 2 | アクセサリ キットの内容を確認します。 |
スイッチのアース接続
3P AC プラグ(アース付き)だけを使用してシャーシを設置すると、装置に問題が発生したり、データが破損したりする危険性が、3P AC プラグ(アース付き)とシステム アースの両方を使用して適切に設置された場合よりもはるかに高くなります。
システム アースにより、EMI シールド要件に対するアースや、モジュールにある低電圧電源装置(DC-DC コンバータ)のアースが強化されます。シャーシのシステム アースについては、次の注意事項に従う必要があります。
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システム アースは、すでに電力アース接続が確立されているその他のラックまたはシステムに接続する必要があります。モジュールが取り付けられている場合、またはこの装置が米国または欧州のセントラル オフィスに取り付けられている場合は、システム アース接続が必須となります。
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システム アース接続と電源アース接続の両方をアースにつなぐ必要があります。FXS モジュールが取り付けられている場合、またはこの装置が米国または欧州のセントラル オフィスに取り付けられている場合は、システム アース接続が必須となります。
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DC 入力電源装置を使用する場合は、電源からの DC 電源ケーブルを DC PEM に接続する前にシステムアースを取り付ける必要があります。システム アースを接続する前には、シャーシの電源をオフにしてください。
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すべてのケースにおいて、アース接続の方法は、National Electric Code(NEC)の第 250 条に定める要件またはその地域の法令に準拠する必要があります。シャーシからラックアースまたは共通ボンディング網(CBN)に直接アース接続する場合、6 AWG アース線を使用することを推奨します。装置ラックも 6 AWG アース線を使用して、CBN に接続する必要があります。
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システム アースは、DC 入力電源装置が搭載されたシャーシの主要な保護アースとして機能します。これらのシャーシの DC 入力電源装置には、個別のアースはありません。
必要な工具と部品
システム アースを接続するには、次の工具と部品が必要です。
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アース ラグ:システムに付属の 2 穴ラグコネクタを使用する場合、アース線は 6 AWG のみにする必要があります。それ以外の場合は、サポート対象のクローズドループ リング コネクタを 8 〜 14 AWG 線に使用する必要があります。
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アース用ネジ:2 本の M4 x 8mm プラスなべネジ。アクセサリ キットに同梱されています。
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アース線:アクセサリ キットには同梱されていません。アース線のサイズは、地域および国内の設置要件に従ってください。米国に設置する場合は、AC 電源システムに 14 AWG 銅線を使用する必要があります。一般に入手可能な 8 ~ 24 AWG 線を推奨します。930 W 電源モジュールを使用する DC 電源システムには 12 AWG 線が必要で、1500 W 電源モジュールには 8 AWG 線が必要です。アース線の長さは、スイッチとアース設備の間の距離によって決まります。
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シャーシをラックマウントするトルク能力がある #1 および #2 プラス ネジ用ドライバ
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3/16 インチのマイナス ドライバ
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巻き尺および水準器
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静電気防止用リスト ストラップなどの静電気防止用器具
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静電気防止用マットまたは静電気防止材
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2 穴接地ラグ(1)。
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接地ケーブル。地域および各国の規定に適合するサイズを使用してください。接地ケーブルの長さは、スイッチから適切な接地場所までの距離に応じて異なります。シスコでは 6 AWG ラグを提供しています。
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ラグ用圧着工具
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ワイヤ ストリッパ
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ブラケットを固定するための M4 ネジ(16)
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接地ラグを固定するための M4 ネジ(2)
スイッチをアースに接続します。
シャーシのアースを確立するには、シャーシのアース ラグからラックにアース ケーブルを接続する必要があります。
手順
ステップ 1 | ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。 | ||||
ステップ 2 | アース線の被覆をはぎとった端をアース ラグの開口端に挿入します。 | ||||
ステップ 3 | アース線をアース ラグのバレルに圧着します。アース線がアース ラグに確実に接続されていることを確認します。 | ||||
ステップ 4 | スイッチのアースパッドの位置にアース線のラグを合わせて、金属同士がしっかり接触するようにします。 アースラグは、シャーシの左側または右側に取り付けることができます。アースパッドはシャーシの両側面にあります。 | ||||
ステップ 5 | ラグをシャーシに固定する前に、アースラグおよびアース線が、その他のスイッチハードウェアまたはラック機器に干渉しないことを確認します。2 本の M4 x 6mm 皿ネジを使用して、アースブラケットとラグをシャーシに固定します。 ![]()
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ステップ 6 | トルク値 13.25 インチポンド(1.5 N-m)で、なべ頭ネジを締めます。 | ||||
ステップ 7 | アース ラグおよびアース線が他の機器の妨げにならないことを確認します。 | ||||
ステップ 8 | アース線のもう一方の端にリング型ラグを取り付け、これをネジでラックに固定します。 |
ラックを取り付ける
ラック取り付けのガイドライン
シャーシを設置する前に、次の注意事項が守られていることを確認してください。
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設置およびメンテナンスを行うのに十分なスペースが確保されているサイトが準備されていること。
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動作環境が、「環境仕様および物理仕様」にリストされている範囲内にあること。
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シャーシがラック内に入っている唯一の装置である場合は、ラックの一番下に取り付けること。
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別の装置が設置されているラックにシャーシを設置する場合は、最も重量のある装置をラックの一番下にして、重い順に下から上に設置すること。
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ラックに安定器具が付属している場合は、安定器具を取り付けてから、シャーシの設置やシャーシの保守作業を行うこと。
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シャーシの周辺や通気口からのエアーフローが妨げられないこと。
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ケーブルがラジオ、電源コード、蛍光灯などの電気ノイズの発生源から遠ざけて配線されていること。また、ケーブルを損傷する可能性のある他の装置から離して安全に配線すること。
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各ポートはケーブルの両端の波長仕様が一致していること。また、ケーブル長は制限値を超えないものとする。
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ポート側排気構成はサポートされて いません 。
ポート側排気ファンと電源をサポートする固定ポートルータの場合、最大温度は 5 °C 低下します(たとえば、海抜ゼロ地点で 35 °C、または 1,500 m で 30 °C)。
ラックへの設置
サポートされているラックマウント構成のリストは次のとおりです。
ラックマウント PID |
説明 |
アベイラビリティ |
ポストサポート |
ラックマウント ブラケットの位置 |
ラック幅のサポート |
ラック奥行きのサポート |
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N9K-ACC-KIT-1RU-S |
19 インチ ラックマウント 4 支柱キット、ショート |
オプション |
4 支柱 |
前面および背面 |
19” |
59.3 cm ~ 75.2 cm(23.365 ~ 29.615 インチ) |
N9K-ACC-KIT-1RU-L |
19 インチ ラックマウント 4 支柱キット、ロング |
常に含まれる |
4 支柱 |
前面および背面 |
19” |
75.2 cm ~ 91.1 cm(29.615 ~ 35.865 インチ) |
C9500X-ACCKIT-19I= |
19 インチ ラックマウント 2 支柱キット |
常に含まれる |
2 支柱 |
中央マウントのみ |
19” |
すべて |
C9500X-ACCKIT-23I= |
23 インチ ラックマウント、2 支柱キット |
オプション |
2 支柱 |
中央マウントのみ |
23インチ |
すべて |
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Network Equipment Building System(NEBS)を設置する場合は、4 支柱ラックマウントキットを使用します。フロントマウントおよびリアマウントストリップの間で測定されるラックの奥行きは 24.7 インチから 39.75 インチの間である必要があります。
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スイッチを設置する前に、必ず『Regulatory Compliance and Safety Information (RCSI)』をお読みください。
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19 インチ ラック以外のラックにスイッチを設置する場合は、スイッチの付属品ではないブラケット キットが必要です。
ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。次の注意事項に従ってください。
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ラックにこの装置を一基のみ設置する場合は、ラックの一番下方に設置します。
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ラックに別の装置がすでに設置されている場合は、最も重量のある装置を一番下にして、重い順に下から上へ設置します。
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ラックに安定器具が付属している場合は、その安定器具を取り付けてから、装置をラックに設置するか、またはラック内の装置の保守作業を行ってください。
ステートメント 1006
感電および火災のリスクを軽減するため、装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。
ステートメント 1018

1 |
19 インチブラケット X 2 |
4 |
0.625 インチ長の No.10 プラスなべネジ X 8 |
2 |
4 点マウント用延長レールおよびブラケット |
5 |
M4.0 x 6mm プラス皿ネジ X 24 |
3 |
0.50 インチ長の No.12 プラスなべネジ X 8 |
- |
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オプションの 23 インチ ラック マウント キットを Cisco の営業担当者に発注します。

1 |
23 インチ ラック マウント ブラケット |
ラックマウント ブラケットの取り付け
手順
ステップ 1 | スイッチへのラックマウントブラケットの取り付け。 |
ステップ 2 | 提供される延長レールは、必要なサイズよりも長い場合があります。延長レールを必要な長さにトリムするには、指定されたマークに沿って延長レールを曲げ、カットします。 ![]() |
ステップ 3 | スイッチポートがコールドアイル(前面から背面へのエアフロー)にある場合は、プラス小ネジを使用してブラケットと延長レールをスイッチに取り付けます。6 本のネジを使用して、スイッチの片側に延長レールを取り付けます。 |
ラックへのスイッチの取り付け
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電源が取り付けられていることを確認します。
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ファンが取り付けられていることを確認します。
手順
ステップ 1 | 黒の小ネジを使用して、左右いずれかのブラケットにケーブル ガイドを取り付けます。 ![]()
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ステップ 2 | アクセサリキットに付属の No.12 または No.10 のプラス小ネジを使用して、スイッチをラックレールに固定します。 |
スイッチ取り付け後(HF6100-32D)
手順
ステップ 1 | 電源装置のスイッチをオンにして、システムに電力を供給します。電源投入の間に、スイッチは一連のブートアップ診断テストを実行します。 スイッチは、隣接デバイスが完全な動作状態にある場合、30 分以内に起動するように設計されています。 |
ステップ 2 | 必要なデバイスをスイッチポートに接続します。 |
ステップ 3 | デバイスをスイッチポートに接続した後、ポートの接続を確認します。スイッチと接続先装置がリンクを確立すると、LED は 緑に点灯します。 |
ステップ 4 | ユーザー インターフェイスを使用したスイッチを構成します。詳細については、『Software Configuration Guide』の「Configuring the Switch Using the Web User Interface」トピックを参照してください。 |