ユーザの管理

ユーザ プロファイルについて

ユーザプロファイルで、ユーザのログイン、パスワード、およびロール(権限)を定義します。

ユーザの内部プロファイルと外部プロファイルの両方を設定できます。内部ユーザプロファイルは Cisco DNA Center に配置され、外部ユーザプロファイルは外部 AAA サーバに配置されます。

Cisco DNA Center をインストールすると、SUPER-ADMIN-ROLE 権限を持つデフォルトのユーザプロファイルが作成されます。

ユーザ ロールの概要

実行できる機能を指定する次のユーザロールがユーザに割り当てられます。

  • 管理者(SUPER-ADMIN-ROLE):このロールを持つユーザは、Cisco DNA Center のすべての機能へのフルアクセスが可能です。管理者は、SUPER-ADMIN-ROLE を含むさまざまなロールを持つ他のユーザプロファイルを作成できます。

  • ネットワーク管理者(NETWORK-ADMIN-ROLE):このロールを持つユーザは、Cisco DNA Center のすべてのネットワーク関連機能へのフルアクセスが可能です。ただし、バックアップと復元など、システム関連の機能へのアクセス権はありません。

  • オブザーバ(OBSERVER-ROLE):このロールを持つユーザは、Cisco DNA Center の機能への表示専用アクセスが可能です。オブザーバ ロールを持つユーザは、Cisco DNA Center やそれが管理するデバイスを設定または制御する機能にはアクセスできません。

ローカルユーザの作成

ユーザを作成し、このユーザにロールを割り当てることができます。

始める前に

SUPER-ADMIN-ROLE 権限を持つユーザのみがこの手順を実行することができます。詳細については、ユーザ ロールの概要を参照してください。

手順


ステップ 1

Cisco DNA Center GUI で [Menu] アイコン()をクリックして [System] > [Users & Roles] > [User Management] の順に選択します。

ステップ 2

[Add] をクリックします。

ステップ 3

新しいユーザの姓、名、ユーザ名を入力します。

ステップ 4

[Role List] で、SUPER-ADMIN-ROLE、NETWORK-ADMIN-ROLE、または OBSERVER-ROLE のいずれかのロールを選択します。

ステップ 5

ロールのパスワードを入力し、確認のためにもう一度入力します。

ステップ 6

[保存(Save)] をクリックします。


ローカルユーザの編集

ユーザロールを変更できます(ユーザ名は変更できません)。

始める前に

SUPER-ADMIN-ROLE 権限を持つユーザのみがこの手順を実行することができます。詳細については、ユーザ ロールの概要を参照してください。

手順


ステップ 1

Cisco DNA Center GUI で [Menu] アイコン()をクリックして [System] > [Users & Roles] > [User Management] の順に選択します。

ステップ 2

編集するユーザの横にあるオプションボタンをクリックします。

ステップ 3

[Edit] をクリックします。

ステップ 4

[Role List] で、新しいロール([SUPER-ADMIN-ROLE]、[NETWORK-ADMIN-ROLE]、または [OBSERVER-ROLE])を選択します。

ステップ 5

[保存(Save)] をクリックします。


ローカルユーザの削除

始める前に

SUPER-ADMIN-ROLE 権限を持つユーザのみがこの手順を実行することができます。詳細については、ユーザ ロールの概要を参照してください。

手順


ステップ 1

Cisco DNA Center GUI で [Menu] アイコン()をクリックして [System] > [Users & Roles] > [User Management] の順に選択します。

ステップ 2

削除するユーザの横にあるオプションボタンをクリックします。

ステップ 3

[削除(Delete)] をクリックします。

ステップ 4

確認のプロンプトで、[Continue] をクリックします。


ローカルユーザパスワードのリセット

別のユーザのパスワードをリセットできます。

セキュリティ上の理由から、パスワードは、どのユーザに対しても(管理者権限を持つユーザに対してさえも)、表示されません。

始める前に

SUPER-ADMIN-ROLE 権限を持つユーザのみがこの手順を実行することができます。詳細については、ユーザ ロールの概要を参照してください。

手順


ステップ 1

Cisco DNA Center GUI で [Menu] アイコン()をクリックして [System] > [Users & Roles] > [User Management] の順に選択します。

ステップ 2

パスワードをリセットするユーザの横にあるオプションボタンをクリックします。

ステップ 3

[Reset Password] をクリックします。

ステップ 4

パスワードを入力し、確認します。新しいパスワードは次の要件を満たす必要があります。

  • 最低 8 文字。

  • 次のうち少なくとも 3 つのカテゴリの文字を含むこと。

    • 小文字の英字

    • 大文字の英字

    • 番号(Number)

    • 特殊文字

ステップ 5

[保存(Save)] をクリックします。


自身のユーザパスワードの変更

手順


ステップ 1

Cisco DNA Center GUI で [Menu] アイコン()をクリックして [System] > [Users & Roles] > [Change Password] の順にクリックします。

ステップ 2

必要なフィールドに情報を入力します。

ステップ 3

[更新(Update)] をクリックします。


思い出せないパスワードのリセット

パスワードを忘れた場合は、CLI を使用してパスワードをリセットできます。

手順


ステップ 1

システムでそのユーザが作成されているかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。

magctl user display <username>

このコマンドは、パスワードをリセットするために使用できるテナント名を返します。出力は、次のようになります。

User admin present in tenant TNT0 (where TNT0 is the tenant-name)
ステップ 2

パスワードをリセットするには、次のコマンドにテナント名を入力します。

magctl user password update <username> <tenant-name>

新しいパスワードを入力するように求められます。

ステップ 3

新しいパスワードを入力します。

確認のために新しいパスワードを再入力するよう求められます。

ステップ 4

新しいパスワードを入力します。パスワードがリセットされ、新しいパスワードを使用して Cisco DNA Center にログインできます。


ロールベース アクセス コントロールの設定

Cisco DNA Center は、ロールベース アクセス コントロール(RBAC)をサポートしています。これにより、SUPER-ADMIN-ROLE 権限を持つユーザは、特定の Cisco DNA Center 機能へのユーザアクセスを許可または制限するカスタムロールを定義できます。

カスタムロールを定義し、定義したロールにユーザを割り当てるには、次の手順を実行します。

始める前に

SUPER-ADMIN-ROLE 権限を持つユーザのみがこの手順を実行することができます。

手順


ステップ 1

カスタムロールを定義します。

  1. Cisco DNA Center GUI で [Menu] アイコン()をクリックして [System] > [Users & Roles] > [Role Based Access Control] の順に選択します。

  2. [Create a New Role] をクリックします。

    [Create a Role] ウィンドウが表示されます。これが RBAC の最初のイテレーションである場合、新しいロールを作成した後に、ユーザを新しいロールに割り当てるように求められます。
  3. [Let's Do it] をクリックします。

    今後この画面をスキップするには、[Don't show this to me again] チェックボックスをオンにします。

    [Create a New Role] ウィンドウが表示されます。
  4. ロール名を入力し、[Next] をクリックします。

    [Define the Access] ウィンドウにオプションのリストが表示されます。デフォルトでは、Cisco DNA Center のすべての機能に対してオブザーバロールが設定されています。
  5. 目的の機能に対応する [>] アイコンをクリックして、関連付けられている機能を表示します。

  6. それぞれの機能の権限レベルを必要に応じて [Deny]、[Read]、または [Write] に設定します。

    機能の権限レベルを [Deny] に設定すると、このロールを割り当てられたユーザは該当する機能を GUI で表示できなくなります。

  7. [次へ (Next)] をクリックします。

    [Summary] ウィンドウが表示されます。
  8. サマリーを確認します。情報が正しい場合は、[Create Role] をクリックします。誤りがある場合は、[Edit] をクリックして適切な変更を行います。

    [Done, Role-Name] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2

作成したカスタムロールにユーザを割り当てるには、[Add Users] をクリックします。

[User Management] > [Internal Users]] ウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、カスタムロールを既存のユーザまたは新規ユーザに割り当てることができます。

  • 既存のユーザにカスタムロールを割り当てるには、次の手順を実行します。
    1. [Internal Users] ウィンドウで、カスタムロールを割り当てるユーザの横にあるオプションボタンをクリックし、次に [Edit] をクリックします。

      [Update Internal User] スライドインペインが表示されます。

    2. [Role List] ドロップダウンリストから、カスタムロールを選択し、[Save] をクリックします。

  • カスタムロールを新規ユーザに割り当てるには、次の手順を実行します。
    1. [Add] をクリックします。

      [Create Internal User] スライドインペインが表示されます。

    2. 表示されるフィールドに氏名とユーザ名を入力します。

    3. [Role List] ドロップダウンリストから、新規ユーザに割り当てるカスタムロールを選択します。

    4. 新しいパスワードを入力し、確認のために再度入力します。

    5. [保存 (Save)] をクリックします。

ステップ 3

既存のユーザがログイン中に、管理者がそのユーザのアクセス権限を変更した場合、新しい権限設定を有効にするには、ユーザが Cisco DNA Center からログアウトして、ログインし直す必要があります。


Cisco DNA Center ユーザ ロール権限

表 1. Cisco DNA Center ユーザ ロール権限
機能 説明

アシュアランス

ネットワークのあらゆる側面を完全に可視化して一貫したサービスレベルを維持できます。

モニタリングおよびトラブルシューティング

問題のトラブルシューティングと修復、プロアクティブなネットワークモニタリング、および AI ネットワーク分析から得られるインサイトにより、ネットワークの正常性のモニタリングと管理を行います。

このロールでは次のことが可能です。

  • 問題の解決、クローズ、無視。

  • 機械推論エンジン(MRE)のワークフローの実行。

  • トレンドとインサイトの分析。

  • パストレース、センサーダッシュボード、不正管理などの問題のトラブルシューティング。

モニタリングの設定(Monitoring Settings)

問題の設定と管理を行います。ネットワーク、クライアント、およびアプリケーションの正常性のしきい値を更新します。

注:[Monitoring and Troubleshooting] に対する読み取り権限が最低限必要です。

トラブルシューティング ツール

センサーテストの作成と管理を行います。クライアントのトラブルシューティングのためのオンデマンドのフォレンジック パケット キャプチャ(インテリジェントキャプチャ)をスケジュールします。

注:[Monitoring and Troubleshooting] に対する読み取り権限が最低限必要です。

ネットワーク設計

ネットワーク階層の設定、ソフトウェア イメージ リポジトリの更新、サイトやネットワークデバイスの管理に使用するネットワークプロファイルと設定の構成を行います。

詳細ネットワーク設定(Advanced Network Settings)

  • グローバルデバイスログイン情報、認証サーバとポリシーサーバ、証明書、トラストプール、クラウドアクセスキー、Stealthwatch、Umbrella、データ匿名化などのネットワーク設定を更新します。

  • デバイスインベントリとそのクレデンシャルをエクスポートします。

    (注)   

    このタスクを完了するには、[Network Settings] に対する読み取り権限が必要です。

イメージリポジトリ

ソフトウェアイメージを管理し、物理および仮想ネットワークエンティティのアップグレードと更新を促進します。

ネットワーク階層

サイト、ビルディング、フロア、およびエリアのネットワーク階層を地理的な場所に基づいて定義および作成します。このロールを持つユーザは、[System Settings] で CMX サーバを追加することもできます。

ネットワーク プロファイル(Network Profiles)

ルーティング、エンタープライズ NFV、スイッチング、およびワイヤレスのネットワークプロファイルを作成し、プロファイルをサイトに割り当てます。このロールには、テンプレートエディタ、タギング、モデル設定エディタ、および認証テンプレートが含まれます。

注:SSID を作成するには、[Network Settings] に対する書き込み権限が必要です。

ネットワーク設定

AAA、NTP、DHCP、DNS、Syslog、SNMP、テレメトリなど、サイト全体の共通のネットワーク設定。このロールを持つユーザは、[System Settings] で SFTP サーバの追加とネットワーク再同期間隔の変更が可能です。

注:ワイヤレスプロファイルを作成するには、[Network Profiles] に対する書き込み権限が必要です。

仮想ネットワーク

仮想ネットワーク(VN)を管理します。トラフィックの分離や VN 間通信の制御のために、物理ネットワークを複数の論理ネットワークにセグメント化します。

ネットワーク プロビジョニング

ネットワークデバイスの設定、アップグレード、プロビジョニング、スケジュール、および管理を行います。

コンプライアンス

コンプライアンス プロビジョニングを管理します。

イメージの更新

デバイスのソフトウェアイメージを、完全なアップグレード ライフサイクルの後でアップグレードします。

インベントリ管理

ネットワーク上のデバイスの検出、追加、置換、削除、およびデバイス属性と設定プロパティの管理を行います。

注:デバイスを置換するには、[Network Provision] > [PnP] に対する書き込み権限が必要です。

ライセンス

ソフトウェア資産やネットワーク資産のライセンス使用状況とコンプライアンスに関する情報を一元管理します。

ネットワークテレメトリ

デバイスからのアプリケーションテレメトリの収集を有効または無効にします。割り当てられたサイトに関連付けられているテレメトリ設定を構成します。Wireless Service Assurance やコントローラ証明書など他の設定を構成します。

注:ネットワークテレメトリを有効または無効にするには、[Provision] に対する書き込み権限が必要です。

PnP

新しいデバイスを自動的にオンボードしてサイトに割り当て、サイト固有のコンテキスト設定に基づいて設定します。

Provision

サイト固有の設定とネットワークに対して設定されたポリシーを使用してデバイスをプロビジョニングします。このロールには、ファブリック、アプリケーションポリシー、アプリケーションの可視性、クラウド、サイト間 VPN、ネットワーク/アプリケーションテレメトリ、Stealthwatch、および Umbrella プロビジョニングが含まれます。

注:ネットワークプロファイルが関連付けられたサイトのデバイスをプロビジョニングするには、[Network Profiles] に対する読み取り権限が最低限必要です。

スケジューラ

他のバックエンドサービスと統合されたスケジューラを使用して、ポリシーの展開、ネットワークデバイスのプロビジョニング、アップグレードなどのタスクをスケジュールできます。

ネットワーク サービス

ネットワークのサービスをプロビジョニングします。

アプリケーション ホスティング

ネットワークデバイスで実行される仮想化されたコンテナベースのアプリケーションを展開、管理、およびモニタします。

Bonjour

ポリシーベースのサービス検出を有効にするために、ネットワーク全体で Wide-Area Bonjour サービスを有効にします。

Stealthwatch

暗号化されたトラフィックに含まれる脅威も検出して軽減できるようにするために、ネットワーク要素から Cisco Stealthwatch にデータを送信するように設定します。

Stealthwatch をプロビジョニングするには、次のコンポーネントに対する書き込み権限が必要です。

  • [Network Design] > [Network Settings]

  • [Network Provision] > [Provision]

  • [Network Provision] > [Scheduler]

  • [Network Services] > [Stealthwatch]

Umbrella

サイバーセキュリティの脅威に対する最前線の防御策として、ネットワーク要素で Cisco Umbrella を使用するように設定します。

Umbrella をプロビジョニングするには、次のコンポーネントに対する書き込み権限が必要です。

  • [Network Design] > [Network Settings]

  • [Network Provision] > [Provision]

  • [Network Provision] > [Scheduler]

  • [Network Services] > [Stealthwatch]

また、[Advanced Network Settings] に対する読み取り権限も必要です。

プラットフォーム

アクセス可能なインテントベースのワークフロー、データ交換、通知、およびサードパーティ製アプリケーションの統合に使用できるオープンなプラットフォーム。

API

Cisco DNA Center に REST API を使用してアクセスできます。

バンドル

生産性の向上のために、ITSM との統合用に事前設定されたバンドルを設定およびアクティブ化します。

イベント

ネットワークやシステムの関心があるイベントに登録することで、それらのイベントについての通知をほぼリアルタイムで受け取り、修正処置を開始できます。

電子メールおよび Syslog ログの設定は、[System Settings] > [Destinations] で設定できます。

レポート

事前定義されたレポーティングテンプレートを使用して、ネットワークのあらゆる側面についてのレポートを生成できます。

ウェブフックは、[System Settings] > [Destinations] で設定できます。

セキュリティ

ネットワークへのセキュアなアクセスを管理および制御します。

グループベース ポリシー

シスコのセキュリティグループタグに基づいてネットワークのセグメンテーションとアクセス制御を適用するグループベースポリシーを管理します。このロールには、エンドポイント分析が含まれます。

IP ベースのアクセス制御

IP アドレスに基づいてネットワークのセグメンテーションを適用する IP ベースのアクセス制御リストを管理します。

セキュリティ アドバイザリ

ネットワークをスキャンしてセキュリティアドバイザリを検索します。シスコが公開しているセキュリティアドバイザリでネットワークに影響する可能性がある情報を確認および把握できます。

システム

Cisco DNA Center の構成管理、ネットワーク接続、ソフトウェアアップグレードなどを一元管理します。

機械推論

セキュリティの脆弱性を迅速に特定して問題の自動分析を改善するために、機械推論ナレッジベースの自動更新を設定します。

システム管理

システムのコア機能と接続の設定を管理します。ユーザロールを管理し、外部認証を設定します。

このロールには、シスコのクレデンシャル、整合性検証、プロキシ設定、デバイスの EULA、HA、統合設定、ディザスタリカバリ、デバッグログ、テレメトリコレクション、システムの EULA、IPAM、vManage サーバ、バックアップと復元、およびデータプラットフォームが含まれます。

ユーティリティ

広く使用されているトラブルシューティング ツールやサービスなど、生産性に役立つ情報がまとめられています。

監査ログ

UI または API インターフェイスを通じてネットワークデバイスや Cisco DNA Center に加えられた変更の詳細なログ。

ネットワーク推論機能

ネットワーク分野の専門家の知識に基づく、ネットワークの問題についての自動化された論理的なトラブルシューティングを開始します。

検索

サイト、ネットワークデバイス、クライアント、アプリケーション、ポリシー、設定、タグ、メニュー項目など、Cisco DNA Center のさまざまなオブジェクトを検索します。

ロールベース アクセス コントロール統計の表示

各ユーザロールに属しているユーザの数を示す統計を表示できます。ドリルダウンして、選択したロールを持つユーザのリストを表示することもできます。

手順


ステップ 1

Cisco DNA Center GUI で [Menu] アイコン()をクリックして [System] > [Users & Roles] > [Role Based Access Control] の順に選択します。

デフォルトのすべてのユーザロールとカスタムロールが表示されます。

ステップ 2

各ユーザロールに対応する番号をクリックすると、そのロールを持つユーザのリストが表示されます。


外部認証の設定

外部ユーザの認証と許可に外部サーバを使用している場合、Cisco DNA Center で外部認証を有効にする必要があります。

始める前に

  • SUPER-ADMIN-ROLE 権限を持つユーザのみがこの手順を実行することができます。詳細については、ユーザ ロールの概要を参照してください。

  • 少なくとも 1 つの認証サーバを設定する必要があります。


(注)  

Cisco DNA Center のこのリリースでは、外部認証のフォールバック動作が変更されました。2.1.x 以前のリリースでは、外部認証が有効になっている場合、Cisco DNA Center は AAA サーバに到達できないか、AAA サーバが不明なユーザ名を拒否すると、ローカルユーザにフォールバックしていました。現在のリリースでは、AAA サーバに到達できない場合や AAA サーバが不明なユーザ名を拒否した場合に Cisco DNA Center がローカルユーザにフォールバックすることはありません。

外部認証フォールバックを有効にするには、Cisco DNA Center インスタンスに SSH 接続し、次の CLI コマンドを入力します。

magctl rbac external_auth_fallback enable

手順


ステップ 1

Cisco DNA Center GUI で [Menu] アイコン()をクリックして [System] > [Users & Roles] > [External Authentication] の順に選択します。

ステップ 2

Cisco DNA Center で外部認証を有効にするには、[Enable External User] チェックボックスをオンにします。

ステップ 3

(任意) AAA 属性を設定します。

AAA サーバの Cisco DNA Center ユーザプロファイルを、[Cisco-AVPair] で AAA 属性として設定する限り、ほとんどの場合、デフォルト AAA 属性設定(Cisco-AVPair)で十分です。Cisco DNA Center でデフォルトの設定を変更する必要があるのは、AAA サーバの Cisco DNA Center ユーザプロファイルで別の値が設定されている場合だけです。たとえば、AAA 属性を「Cisco-AVPair=Role=SUPER-ADMIN-ROLE」と手動で定義してもかまいません。

  1. [AAA Attribute] フィールドでは、[Cisco AVPair] をデフォルト値のままにしておくか、新しい AAA 属性値を入力します。

  2. [更新(Update)] をクリックします。

ステップ 4

(任意) AAA サーバを設定します。

これらの設定は、現在のプライマリ AAA サーバとセカンダリ AAA サーバを交換したり、異なる AAA サーバを定義したりする場合にのみ行います。Cisco DNA Center GUI で [Menu] アイコン()をクリックして [System] > [Settings] > [External Services] > [Authentication and Policy Servers] の順に選択して [Authentication and Policy Servers] ウィンドウを開きます。

  1. [Primary AAA Server IP Address] ドロップダウンリストで、事前設定されたいずれかの AAA サーバの IP アドレスを選択します。

  2. [Secondary AAA Server IP Address] ドロップダウンリストで、事前設定されたいずれかの AAA サーバの IP アドレスを選択します。

  3. (任意) Cisco ISE サーバを使用している場合は、必要に応じて設定を更新できます。

    Cisco ISE ポリシーの詳細については、『Cisco Identity Services Engine Administrator Guide』の「Configure and Manage Policies」を参照してください。

    表 2. Cisco ISEサーバの設定

    名前

    説明

    共有秘密鍵(Shared Secret)

    デバイスの認証キー。共有秘密情報の長さは、最大 128 文字です。

    Username

    Cisco ISE CLI にログインするために使用する名前。

    [Password]

    Cisco ISE CLI ユーザ名のパスワード。

    FQDN

    Cisco ISE サーバの完全修飾ドメイン名(FQDN)。FQDN は、次の形式で、ホスト名およびドメイン名の 2 つのパートで構成されています。

    hostname.domainname.com

    たとえば Cisco ISE サーバの FQDN は、ise.cisco.com である可能性があります。

    Subscriber Name

    一意のテキスト文字列(acme など)。これは Cisco DNA Center から Cisco ISE への統合中に、Cisco ISE に新しい pxGrid クライアントを設定するために使用されます。

    SSH キー(SSH Key)

    Cisco ISE と接続し、認証するために使用される Diffie-Hellman-Group14-SHA1 SSH キー。

    Virtual IP Address

    Cisco ISE ポリシーサービスノード(PSN)が背後に配置されているロードバランサの仮想 IP アドレス。異なるロードバランサの背後に複数の PSN ファームがある場合は、最大 6 つの仮想 IP アドレスを入力できます。

  4. (任意) 詳細設定を更新するには、[View Advanced Settings] をクリックして、必要に応じて設定を更新します。

    表 3. AAA サーバ詳細設定

    名前

    説明

    Protocol

    TACACS または RADIUS。

    Authentication Port

    AAA サーバへの認証メッセージのリレーに使用されるポート。

    • RADIUS の場合、デフォルトは UDP ポート 1812 です。

    • TACACS の場合、ポートは 49 であり、変更できません。

    Accounting Port

    AAA サーバへの重要なイベントのリレーに使用されるポート。これらのイベントの情報は、セキュリティと請求の目的で使用されます。

    • RADIUS の場合、デフォルトの UDP ポートは 1813 です。

    • TACACS の場合、ポートは 49 であり、変更できません。

    Retries

    Cisco DNA CenterCisco ISE との接続を試行できる回数。

    Timeout

    Cisco DNA CenterCisco ISE からの応答を待機する時間の長さ。タイムアウトの最大値は 60 秒です。

  5. [更新(Update)] をクリックします。


Two-Factor Authentication

二要素認証(2FA)は、ユーザ名とパスワードに加えて識別子手法を使用することで、ユーザ認証のセキュリティを強化するものです。識別子手法は、一般に、実際の対象ユーザだけが所持し(スマホアプリやキーフォブなど)、元のログイン方法と意図的に異なるものを使用します。

Cisco DNA Center の二要素認証の実装では、トークンクライアント(適切な PIN が入力された後に使い捨てトークンコードを生成)、トークンサーバ(トークンコードを検証)、およびユーザのアクセスを管理する認証サーバを使用できます。認証処理には、RADIUS または TACACS+ プロトコルが使用されます。

このセクションでは、次の内容について説明します。

  • 二要素認証を実装するために満たす必要がある要件。

  • 必要な設定。

  • 二要素認証を使用した Cisco DNA Center のログイン手順。

二要素認証の前提条件

Cisco DNA Center で使用する二要素認証を設定するには、次の前提条件を満たしている必要があります。

  • 認証された Cisco DNA Center ユーザの RBAC ロール認可を伝達する属性値ペアを返すことができる認証サーバ。この例では、Cisco Identity Services EngineCisco ISE)2.3 パッチ 1 を使用しています。

  • 認証サーバと統合する二要素トークンサーバ。この例では、RSA Authentication Manager 7.2 を使用しています。

  • ソフトウェアトークンを生成するクライアントのマシン上のトークン カード アプリケーション。この例では、RSA SecurID ソフトウェアトークンを使用しています。

二要素認証のワークフロー

以下に、二要素認証が設定されている Cisco DNA Center アプライアンスにユーザがログインしたときの動作の概要を示します。

  1. RSA SecurID トークンクライアントでは、ユーザは PIN を入力してトークンコードを取得します。

  2. Cisco DNA Center ログインページでは、ユーザ名とトークンコードを入力します。

  3. Cisco DNA Center では、Cisco ISE へのログイン要求の送信に、RADIUS または TACACS+ プロトコルを使用します。

  4. Cisco ISE RSA Authentication Manager サーバに要求を送信します。

  5. RSA Authentication Manager でトークンコードを検証し、ユーザが正常に認証されたことを Cisco ISE に通知します。

  6. Cisco ISE は認証されたユーザと設定済みの認可プロファイルを照合し、role=NETWORK-ADMIN-ROLE 属性値ペアを返します。

  7. Cisco DNA Center ユーザのロールベース アクセス コントロール(RBAC)ロールに関連付けられている機能およびページへのアクセス権を付与します。

二要素認証の設定

Cisco DNA Center アプライアンスで二要素認証を設定するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

RSA Authentication Manager を Cisco ISE と統合します。

  1. RSA Authentication Manager で、2 つのユーザ、すなわち cdnac_admin(管理者ユーザロール用)と cdnac_observer(オブザーバロール用)を作成します。

    詳細については、RSA Self-Service Console Help の「Add a User to the Internal Database」のトピックを参照してください。このトピックにアクセスするには、次の手順を実行します。

    1. RSA Self-Service Console Help を開きます。

    2. [Search help] フィールドで、「Add a User To the Internal Database」と入力して、[Search help] をクリックします。

  2. 新しい認証エージェントを作成します。

    詳細については、RSA Self-Service Console Help の「Add an Authentication Agent」のトピックを参照してください。

  3. 認証マネージャエージェント設定ファイル(sdconf.rec)を生成します。

    1. RSA セキュリティコンソールで、[Access] > [Authentication Agents] > [Generate Configuration File] の順に選択します。

      [Configure Agent Timeout And Retries] タブが開きます。

    2. [Maximum Retries] と [Maximum Time Between Each Retry] フィールドについては、デフォルト値を使用します。

    3. [Generate Configuration File] をクリックします。

      [Download Configuration File] タブが開きます。

    4. [Download Now] リンクをクリックします。

    5. 画面に指示が表示されたら、[Save to Disk] をクリックして、zip ファイルのローカルコピーを保存します。

    6. ファイルを解凍し、このバージョンの sdconf.rec ファイルを使用して、エージェントに現在インストールされているバージョンを上書きします。

  4. 手順 1a で作成した cdnac_admin ユーザと cdnac_observer ユーザの PIN を生成します。

    詳細については、RSA Self-Service Console Help の「Create My On-Demand Authentication PIN」のトピックを参照してください。

  5. Cisco ISE を開始するには、[Administration] > [Identity Management] > [External Identity Sources] > [RSA SecurID] の順に選択して、[Add] を選択します。

  6. [RSA SecurID Identity Sources] ページで、[Browse] をクリックし、ダウンロードした sdconf.rec ファイルを選択して、[Open] をクリックします。

  7. [Reauthenticate on Change PIN] チェックボックスをオンにして、[Submit] をクリックします。

ステップ 2

2 つの許可プロファイルを作成します。1 つは Admin ユーザロール用、もう 1 つは オブザーバユーザロール用です。

  1. Cisco ISE で、[Policy] > [Policy Elements] > [Results] > [Authorization] > [Authorization Profiles] を選択します。

  2. 両方のプロファイルについて、次の情報を入力します。

    • [Name] フィールド:プロファイルの名前を入力します。

    • [Access Type] フィールド:[ACCESS_ACCEPT] を選択します。

    • [Advanced Attributes Settings] 領域:最初のドロップダウンリストから [Cisco:cisco-av-pair] を選択します。

      Admin ユーザロールの認証プロファイルを作成する場合は、2 番目のドロップダウンリストから [Role=NETWORK-ADMIN-ROLE] を選択します。

      オブザーバユーザロールの認証プロファイルを作成する場合は、2 番目のドロップダウンリストから [Role=OBSERVER-ROLE] を選択します。

ステップ 3

Cisco DNA Center アプライアンスの認証ポリシーを作成します。

Cisco Identity Services Engine Administrator Guide, Release 2.3』の「Configure Authentication Policies」のトピックを参照してください。

ステップ 4

2 つの許可ポリシーを作成します。1 つは Admin ユーザロール用、もう 1 つは オブザーバユーザロール用です。

Cisco Identity Services Engine Administrator Guide, Release 2.3』の「Configure Authorization Policies」のトピックを参照してください。

ステップ 5

RSA Authentication Manager セキュリティコンソールで、ソフトウェアトークンが両方のユーザに割り当てられていることを確認します。

詳細については、RSA Self-Service Console Help の「View a Token」のトピックを参照してください。

(注)   

トークンを割り当てる必要がある場合は、「Assign a Software Token to a User」のトピックで説明されている手順を実行します。


RADIUS を使用した二要素認証の有効化

RADIUS 用に設定された Cisco ISE サーバを使用する二要素認証を有効にするには、次の手順を実行します。

手順

ステップ 1

Cisco ISECisco DNA Center を連動させます。

Cisco DNA Center Installation Guide』の「Integrate Cisco ISE with Cisco DNA Center」を参照してください。

ステップ 2

認証に Cisco ISE サーバを使用するよう Cisco DNA Center を設定します。

外部認証の設定」を参照してください。

重要 

Cisco ISECisco DNA Center の両方に同じ共有秘密を指定していることを確認します。


TACACS+ を使用した二要素認証の有効化

TACACS+ が設定された Cisco ISE サーバを使用する二要素認証を有効にするには、次の手順を実行します。

手順

ステップ 1

Cisco ISE で、[Administration] > [Network Resources] > [Network Devices] の順に選択すると、[Network Devices] ウィンドウが開きます。

ステップ 2

[TACACS Authentication Settings] をクリックしてその内容を表示し、以前に追加した Cisco DNA Center デバイスに対して共有秘密がすでに設定されていることを確認します。

ステップ 3

[Work Centers] > [Device Administration] > [Policy Elements] を選択すると、[TACACS Profiles] ウィンドウが開きます。

ステップ 4

cdnac_admin および cdnac_observer ユーザロールの TACACS+ プロファイルを作成します。

  1. [Add] をクリックします。

  2. 次のタスクを実行します。

    • プロファイル名を入力します。

    • [Raw View] タブをクリックした後、[Profile Attributes] テキストボックスに次のテキストを入力します。

      • cdnac_admin ユーザロールの場合は、Cisco-AVPair=ROLE=NETWORK-ADMIN-ROLE と入力します。

      • cdnac_observer ユーザロールの場合は、Cisco-AVPair=ROLE=OBSERVER-ROLE と入力します。

  3. [保存(Save)] をクリックします。

ステップ 5

Cisco ISECisco DNA Center を連動させます。

Cisco DNA Center Installation Guide』の「Integrate Cisco ISE with Cisco DNA Center」を参照してください。

ステップ 6

認証に Cisco ISE サーバを使用するよう Cisco DNA Center を設定します。

外部認証の設定」を参照してください。

重要 

Cisco ISECisco DNA Center の両方に同じ共有秘密を指定していることを確認します。


二要素認証を使用したログイン

二要素認証を使用して Cisco DNA Center にログインするには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

Cisco DNA Center のログインページで、適切なユーザ名を入力します。

ステップ 2

RSA SecurID トークンクライアントを開き、以前設定した PIN を入力して使い捨てトークンを生成します。

ステップ 3

このトークンをコピーして、Cisco DNA Center のログインページの [Password] フィールドに貼り付けます。

ステップ 4

[Log In] をクリックします。


外部ユーザの表示

RADIUS/TACACS を介して初めてログインした外部ユーザのリストを表示できます。表示される情報には、ユーザ名とロールが含まれます。

手順


ステップ 1

Cisco DNA Center GUI で [Menu] アイコン()をクリックして [System] > [Users & Roles] > [External Authentication] の順に選択します。

ステップ 2

ウィンドウの下部までスクロールします。[External Users] 領域に外部ユーザのリストが表示されます。