アラームのしきい値は、アラームの感度を制御するために使用されます。一部のアラームが少数の観測された変更によってトリガーされることが多く、「誤アラーム」と見なされる場合は、アラームのしきい値を構成することを検討してください。
モニタ対象の AS、ピア、またはプレフィックスに関連する一連の条件に対する違反を Crosswork Cloud Network Insights が検出すると、アラームがトリガーされます(アクティブ)。すべての条件に違反しなくなると、アラームはクリアされます。データは多くの BGP ピアから収集されるため、Crosswork Cloud Network Insights はプレフィックスまたは AS の状態の複数のビューにアクセスできます。これらのビューは常に同じであるとは限りません。また、少数のピア(ルータのフラップによって発生するピアなど)で頻繁に状態が変化すると、大量のアラームノイズが発生する可能性があります。しきい値は、ノイズ減衰メカニズムとして機能できます。
アラームノイズを減衰させるために、特定のアラームルールに対して次のピアカウントしきい値を設定できます。
[トリガーするピア(Peers to Trigger)]:アラームがアクティブになる条件違反を報告するために必要な違反ピアの最小数。例:[トリガーするピア(Peers to Trigger)] しきい値が [プレフィックスの取り消し(Prefix Withdrawal)] アラームに対して 1 に設定されています。外部ルーティング分析がアクティブなプレフィックスの取り消しアラームを発行する前に、プレフィックスが取り消されたことを報告するピアの数が
1 を超える必要があります。
[解決するピア(Peers to Resolve)]:アラームがアクティブ化された後も、アクティブのままになります。アラームは、違反ピア数が [解決するピア(Peers to Resolve)] のしきい値以下になるまで、すべての新しい条件違反で再度トリガーされます(たとえば、これは違反アドバタイズメントの取り消しまたは
[解決するピア(Peers to Resolve)] のしきい値の増加によって発生する可能性があります)。その後でアラームは [クリア(Clear)] 状態になります。
(注)
|
[解決するピア(Peers to Resolve)] のしきい値は、[トリガーするピア(Peers to Trigger)] のしきい値よりも小さくする必要があります。
|