Ciscoインターフェイス カードの推奨事項
ここでは、このマニュアルに記載されているハードウェアを安全かつ効率的に取り付けるための推奨事項を示します。内容は次のとおりです。
• 安全上の注意
• 静電破壊の防止
• Ciscoインターフェイス カードのメンテナンスに関する一般的な注意事項
ここに記載された安全上の警告は、Ciscoアクセス ルータで使用されるすべてのCiscoインターフェイス カードに適用されます。
(注) 特定のインターフェイス カードの推奨事項および警告は、各インターフェイス カードに対応する章に記載されています。
安全上の注意
危険な状態になるのを防ぐために、この機器を取り扱う場合は、次の安全上の注意事項に従ってください。
• 工具が通行の妨げにならないようにしてください。
• ルータでの作業時は、ゆったりとした衣服を着用しないでください。ネクタイやスカーフを固定し、袖をまくり上げて、衣服がシャーシに引っ掛からないようにしてください。
• 眼を傷つける可能性がある場合は、作業時に保護眼鏡を着用してください。
• 作業を開始する前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。電気事故が発生した場合は、電源を切断してください。
• ルータの作業を行う前に、電源を切断し、電源コードを外してください。
• 次の作業を行う場合は、事前にすべての電源を切断してください。
–ルータ シャーシの取り付けまたは取り外し
–電源装置付近での作業
• 危険を伴う作業は、一人では行わないでください。
• 回路の電源が切断されているかを必ず確認してください。
• 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
• 電気事故が発生した場合は、次の手順に従ってください。
–負傷しないように注意してください。
–緊急電源遮断スイッチを使用して室内への電源を切断します。
–可能であれば、医療援助を求めるために誰か別の人を呼んでもらうようにしてください。それができない場合は、負傷者の状況を見極めてから救援を要請してください。
–負傷者に人工呼吸または心臓マッサージが必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。
静電破壊の防止
ESD(静電気放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。電子プリント回路カード(Ciscoインターフェイス カードで使用されるカードなど)の取り扱いが不適切だった場合、ESDが発生し、機器が故障したり、間欠的な障害が起きたりする可能性があります。Ciscoネットワーク モジュール、Ciscoインターフェイス カード、Cisco拡張モジュール、またはその他の電子プリント回路カードの取り付け、取り外し、交換を行う場合は、必ず次のESD防止手順に従ってください。
• ルータ シャーシは必ず、アース接続してください。
• 静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。
• シャーシ フレームの塗装されていない表面にリスト ストラップ クリップを固定し、ESD電圧が発生した場合に備えてアースを行ってください。
注意 ESDを適切に防止するには、リスト ストラップおよびクリップを正しく使用してください。静電気防止用リスト ストラップの抵抗値が1~10 Mohmであるか、定期的に確認してください。
• リスト ストラップがない場合は、ルータ シャーシの金属部分に触れることによって、自分の静電気を逃がしてください。
Ciscoインターフェイス カードのメンテナンスに関する一般的な注意事項
Ciscoインターフェイス カードには、メンテナンスに関する次の注意事項が適用されます。
• インストレーションの作業中および作業後は、ルータ シャーシ周辺を常に清潔にしておいてください。
• 何らかの理由によって取り外したシャーシ カバーは、安全な場所に保管してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• 通路を清潔に保ち、機器の落下または損傷を防止してください。
• 米国シスコシステムズ社から指定されたインストレーションおよびメンテナンス手順に従ってください。
Ciscoインターフェイス カードの安全上の警告
Ciscoアクセス ルータのCiscoインターフェイス カードに関連するすべてのハードウェア手順には、次の安全上の警告が適用されます。これらの警告の各国語版については、各Ciscoインターフェイス カードに付属している、またはオンラインで入手可能な『 Cisco Network Modules and Interface Cards Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。
警告 シャーシを扱ったり、電源装置周辺で作業したりするときには、事前にAC電源装置から電源コードを外し、DC電源装置の回路ブレーカーの電源を切断してください。
警告 シャーシを持ち上げるには2人必要です。シャーシの枠を下から両手で持ち上げます。けがをしないように、背中を垂直に保ち、腰ではなく脚に力を入れて持ち上げるようにします。シャーシやコンポーネントの損傷を防ぐため、電源装置やインターフェイス プロセッサのハンドル、またはシャーシ前面のプラスチック パネルを持ってシャーシを持ち上げないでください。これらのハンドルには、シャーシの重量を支える強度はありません。
警告 この装置の設置または交換は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。
オーストラリアでは、次の警告が適用されます。
警告 電源コードが接続されているときは、電源装置に手を触れないでください。電源スイッチを備えたシステムの場合、電源スイッチがオフになっていても、電源コードが接続されていれば、電源装置内部に線間電圧がかかっています。電源スイッチのないシステムの場合、電源コードが接続されていれば、電源装置内部に線間電圧がかかっています。
警告 電源に接続されている装置を扱う場合は、事前に指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外しておいてください。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して大やけどをしたり、金属類が端子に焼き付くことがあります。
警告 この装置の取り付けおよび保守は、AS/NZS 3260 Clause 1.2.14.3 Service Personnelに定められているサービス担当者が行ってください。
警告 この装置は、主電源が停電すると作動しません。
警告 この装置または接続先装置を汎用コンセントに不適切に接続すると、危険な状態になる可能性があります。
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。
警告 感電防止のために、Safety Extra-Low Voltage(SELV;安全特別低電圧)回路をTelephone Network Voltage(TNV;電話網電圧)回路に接続しないでください。LANポートにはSELV回路が組み込まれており、WANポートにはTNV回路が組み込まれています。LANポートおよびWANポートの両方でRJ-45コネクタを使用する場合があります。ケーブルを接続するときには、十分に注意してください。
警告 ルータの電源がオン、オフにかかわらず、WANポートにはネットワークの危険電圧がかかっています。感電を防止するために、WANポート付近の作業を行うときには、十分に注意してください。ケーブルを外すときには、ルータ側を先に外してください。
警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。
警告 シャーシを開ける前に、電話線を取り外し、電話網の電圧に接触しないようにしてください。
警告 1)主電源コネクタを外す前、および2)シャーシを開けているときには、電話回線を切断しておく必要があります。
Ciscoアクセス ルータへのCiscoインターフェイス カードの取り付け
ここでは、Ciscoアクセス ルータで使用されるCiscoインターフェイス カードのインストレーション作業について説明します。具体的な内容は次のとおりです。
• Ciscoインターフェイス カードの取り付け準備
–Ciscoインターフェイス カード取り付け時に必要な工具および機器
• インターフェイス カードを取り付けるためのシスコ製ルータ スロットの準備
–ブランク前面プレートの取り付け
–ブランク前面プレートの取り外し
–インターフェイス カード スロット デバイダの取り付け
–インターフェイス カード スロット デバイダの取り外し
• シングル幅インターフェイス カードの取り付け
• 倍幅インターフェイス カードの取り付け
Ciscoインターフェイス カードの取り付け準備
Ciscoアクセス ルータにインターフェイス カードを取り付ける手順は、次のとおりです。
(注) ISDN PRIネットワーク モジュールと同じシャーシには、ISDN BRI WAN Interface Card(WIC;WANインターフェイス カード)またはISDN BRIネットワーク モジュールを搭載しないでください。
Ciscoインターフェイス カード取り付け時に必要な工具および機器
Ciscoインターフェイス カードの取り扱いには、次の工具および機器が必要です。
• No.1プラス ドライバまたは小型のマイナス ドライバ
• 静電気防止用リスト ストラップ
• (DC電源を使用するルータの場合)DC回路ブレーカー ハンドルを固定するためのテープ
• (特定のCiscoアクセス ルータの場合)Voice Interface Card(VIC;音声インターフェイス カード)を取り付けるための音声ネットワーク モジュール
一部のCiscoアクセス ルータでは、音声ネットワーク モジュールにVICを取り付けてから、ルータに取り付ける必要があります。IP LANまたはWANへの接続を提供するには、他のネットワーク モジュールまたはWICがルータに搭載されている必要があります。
音声ネットワーク モジュールは、次のルータにVICを取り付ける場合に必要です。
–Cisco 2600シリーズ
–Cisco 3600シリーズ
–Cisco 3700シリーズ
ヒント ネットワーク モジュールにインターフェイス カードを装着する手順については、「Ciscoネットワーク モジュールへのCiscoインターフェイス カードの取り付け」を参照してください。
インターフェイス カードを取り付けるためのシスコ製ルータ スロットの準備
一部のCiscoアクセス ルータには、シングル幅および倍幅の両方のインターフェイス カードを柔軟にサポートできるインターフェイス カード スロットがあります。インターフェイス カードを取り付ける前に、インターフェイス カードの形状に合わせてスロットを準備しておく必要があります。
次のCiscoアクセス ルータでは、インターフェイス カードを取り付ける前に、インターフェイス カード スロットの準備作業が必要な場合があります。
• Cisco ISR 2800シリーズ ルータ
• Cisco ISR 3800シリーズ ルータ
ヒント Ciscoインターフェイス カードの形状の概要については、「Ciscoインターフェイス カードの概要」を参照してください。
インターフェイス カードを取り付けるためにインターフェイス カード スロットを準備するには、表2-2 表2-2 表2-2 に記載された作業を実行します。
ブランク前面プレートの取り付け
ネットワーク モジュール、拡張モジュール、またはインターフェイス カードのすべての空のスロットにブランク前面プレートを取り付けて、冷気を適切に保ち、電磁波による干渉を防止する必要があります。
(注) ブランク インターフェイス モジュール前面プレートは、シングル幅インターフェイス カード スロット専用です。
倍幅インターフェイス カード用にセットアップされたインターフェイス カード スロットにブランク前面プレートを取り付けるには、スロットをシングル幅インターフェイス カード用に準備する必要があります。各インターフェイス カードの形状に合わせてインターフェイス カード スロットを準備する手順については、表2-2を参照してください。
ブランク前面プレートを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 (倍幅インターフェイス カード用のインターフェイス カード スロットの場合)スロットの中央にスロット デバイダを取り付けて、シングル幅インターフェイス カード スロットを2つ作成します。
ステップ 2 シャーシのネジ穴に非脱落型ネジを合わせます。No.1プラス ドライバまたは小型のマイナス ドライバを使用して、前面プレートがシャーシと同一面上になるまで非脱落型ネジを締めます(図2-1を参照)。
図2-1 ブランク インターフェイス カード前面プレートの取り付け
ステップ 3 空のすべてのインターフェイス カード スロットに上記手順を繰り返します。
ステップ 4 ハードウェア取り付け作業を継続します。
ブランク前面プレートの取り外し
ブランク前面プレートを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 No.1プラス ドライバまたは小型のマイナス ドライバを使用して、非脱落型ネジを取り外し、使用するシャーシ スロットからブランク前面プレートを取り外します(図2-2を参照)。
図2-2 ブランク インターフェイス カード前面プレートの取り外し
ヒント ブランク前面プレートはあとで使用できるように保管しておきます。
ステップ 2 ハードウェア取り付け作業を継続します。
インターフェイス カード スロット デバイダの取り付け
インターフェイス カード スロット デバイダは、異なるCiscoインターフェイス カードの形状に合わせてインターフェイス カード スロットをカスタマイズする場合に使用します(図2-3および図2-4を参照)。インターフェイス カード スロット デバイダは、次のCiscoアクセス ルータで使用します。
• Cisco ISR 2800シリーズ
• Cisco ISR 3800シリーズ
Ciscoアクセス ルータにスロット デバイダを取り付けたり、取り外したりする必要があるかどうかを判別するには、表2-2を参照してください。
図2-3 Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、およびCisco ISR 3825のインターフェイス カード スロットのスロット デバイダ
図2-4 Cisco ISR 2801およびCisco ISR 3845のインターフェイス カード スロットのスロット デバイダ
Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、およびCisco ISR 3825へのスロット デバイダの取り付け
Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、およびCisco ISR 3825にスロット デバイダを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 使用するルータ スロットに取り付けられているインターフェイス カードおよびブランク前面プレートをすべて取り外します。
ステップ 2 スロット デバイダ(二等分割)を、インターフェイス カード スロット下部の2つのレール間に差し込みます(図2-5を参照)。
ステップ 3 スロット デバイダが所定の位置に固定されてロックされるまで、押し込みます。スロット デバイダが完全に固定されていると、外側の端がルータの前面パネルと同一面上に揃います(図2-6を参照)。
図2-5 インターフェイス カード スロットへのスロット デバイダの挿入
ステップ 4 スロット デバイダを静かに引いて、完全に装着されたかを確認します。適切に装着されている場合は、スロットから外れません(図2-6を参照)。
図2-6 インターフェイス カード スロットに取り付けられたスロット デバイダ
Cisco ISR 2801およびCisco ISR 3845へのスロット デバイダの取り付け
Cisco ISR 2801およびCisco ISR 3845にスロット デバイダを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 スロット デバイダをインターフェイス カード スロット下部の2つのレール間に差し込みます(図2-7を参照)。スロット デバイダが完全に固定されるまで、押し込みます。スロット デバイダが完全に固定されていると、外側の端がルータの前面パネルと同一面上に揃います。
図2-7 Cisco ISR 2801またはCisco ISR 3845のインターフェイス カード スロットへのスロット デバイダの挿入
ステップ 2 スロット デバイダの取り付けネジを締めます。
インターフェイス カード スロット デバイダの取り外し
スロット デバイダを取り外すと、モジュラ ルータ スロットに倍幅インターフェイス カードを取り付けることができます。Ciscoアクセス ルータにスロット デバイダを取り付けたり、取り外したりする必要があるかどうかを判別するには、表2-2を参照してください。
Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、およびCisco ISR 3825のネットワーク モジュール スロットからスロット デバイダを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 使用するルータ スロットに取り付けられているインターフェイス カードおよびブランク前面プレートをすべて取り外します。
ステップ 2 スロット デバイダの両側のインターフェイス カード スロットに指を差し入れ、スロット デバイダを両側から押し合わせます(図2-8を参照)。
図2-8 Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、Cisco ISR 2851、またはCisco ISR 3825からのスロット デバイダの取り外し
ステップ 3 インターフェイス カード スロットからスロット デバイダをまっすぐ引き出します。
Cisco ISR 2801およびCisco ISR 3845のネットワーク モジュール スロットからスロット デバイダを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 使用するルータ スロットに取り付けられているインターフェイス カードおよびブランク前面プレートをすべて取り外します。
ステップ 2 スロット デバイダの取り付けネジを緩めます。
ステップ 3 インターフェイス カード スロットからスロット デバイダをまっすぐ引き出します。
シングル幅インターフェイス カードの取り付け
注意 WICおよびVICは入れ替えることができません。VICをWICスロットまたは2スロットのWANネットワーク モジュールに搭載することはできません。また、WICを音声ネットワーク モジュールに搭載することはできません。カードの破損を防止するために、使用するスロットまたはネットワーク モジュールが、取り付けようとしているインターフェイス カードの種類をサポートしていることを確認してください。
インターフェイス カードは、ルータをマウントする前でもあとでも取り付けることができます。シングル幅インターフェイス カードを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータへの電源をオフにします。電源コードを差し込んだまま、ESD電圧をアースします。
(Cisco MWR 1941-DCルータの場合)DC電源回路ブレーカーをオフにして、電源をオフにします。テープで回路ブレーカーをオフの位置に固定します。ESD電圧をアースするために、アース端子からワイヤを取り外さないでください。
警告 以下の作業を行う前に、DC回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上でDC回路に対応している回路ブレーカーをOFFの位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルをOFFの位置のままテープで固定します。
ステップ 2 電話コードも含めて、すべてのネットワーク インターフェイス ケーブルをルータから取り外します。
注意 インターフェイス カードの損傷を防ぐには、電源をオフにし、シャーシからネットワーク ケーブルを取り外してから、インターフェイス カードを搭載済みのネットワーク モジュールまたはルータのスロットに装着します。
ステップ 3 使用するスロットに取り付けられたブランク前面プレートを取り外します(ブランク前面プレートの取り外しを参照)。
ヒント ブランク前面プレートはあとで使用できるように保管しておきます。
ステップ 4 (特定のシスコ製ルータの場合)取り付けるインターフェイス カードの形状に合わせてスロットを準備します(インターフェイス カードを取り付けるためのシスコ製ルータ スロットの準備を参照)。
ステップ 5 インターフェイス カードをシャーシ壁面またはスロット デバイダのガイドに合わせて、ゆっくりとスロットにスライドさせます(図2-9を参照)。
注意 インターフェイス カード ボードに触れないようにしてください。インターフェイス カードを扱うときは、カードが損傷する危険性が低くなるように、前面プレートの端を持ってください。
ヒント (Cisco 2600シリーズ ルータの場合のみ)ルータ設定が影響を受けないように、まずスロットW0にWICを取り付けてください。
図2-9 Ciscoアクセス ルータへのシングル幅インターフェイス カードの取り付け
ステップ 6 エッジ コネクタがルータ バックプレーンのコネクタに完全に装着されるまで、前面プレートを使用してインターフェイス カードを押し込みます。インターフェイス カードの前面プレートがシャーシ背面パネルに接触します。
注意 インターフェイス カードを取り付けるまで、インターフェイス カードにケーブルを接続しないでください。
ステップ 7 No.1プラス ドライバまたはマイナス ドライバを使用して、インターフェイス カード前面プレートの非脱落型ネジを締めます。
ステップ 8 引き続いて、インターフェイス カードをネットワークに接続して、ルータの電源をオンにします。
ヒント その他のハードウェア マニュアルの入手方法については、「次の作業」を参照してください。
警告 DC電源装置を接続したあとで、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルに貼ったテープをはがし、回路ブレーカーのハンドルをONの位置に切り替えて通電状態にします。
倍幅インターフェイス カードの取り付け
インターフェイス カードは、ルータをマウントする前でもあとでも取り付けることができます。倍幅インターフェイス カードを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータへの電源をオフにします。電源コードを差し込んだまま、ESD電圧をアースします。
ステップ 2 電話コードも含めて、すべてのネットワーク インターフェイス ケーブルをルータから取り外します。
注意 インターフェイス カードの損傷を防ぐには、電源をオフにし、シャーシからネットワーク ケーブルを取り外してから、インターフェイス カードを搭載済みのネットワーク モジュールまたはルータのスロットに装着します。
ステップ 3 使用するスロットに取り付けられたブランク前面プレートを取り外します(ブランク前面プレートの取り外しを参照)。
ヒント ブランク前面プレートはあとで使用できるように保管しておきます。
ステップ 4 スロット デバイダを取り外します(インターフェイス カード スロット デバイダの取り外しを参照)。
ステップ 5 インターフェイス カードをシャーシ壁面またはスロット デバイダのガイドに合わせて、ゆっくりとスロットにスライドさせます(図2-10を参照)。
図2-10 Ciscoアクセス ルータへの倍幅インターフェイス カードの取り付け
注意 インターフェイス カード ボードに触れないようにしてください。インターフェイス カードを扱うときは、カードが損傷する危険性が低くなるように、前面プレートの端を持ってください。
ステップ 6 エッジ コネクタがルータ バックプレーンのコネクタに完全に装着されるまで、前面プレートを使用してインターフェイス カードを押し込みます。インターフェイス カードの前面プレートがシャーシ背面パネルに接触します。
注意 インターフェイス カードを取り付けるまで、インターフェイス カードにケーブルを接続しないでください。
ステップ 7 No.1プラス ドライバまたはマイナス ドライバを使用して、インターフェイス カード前面プレートの非脱落型ネジを締めます。
ステップ 8 引き続いて、インターフェイス カードをネットワークに接続して、ルータの電源をオンにします。
ヒント その他のハードウェア マニュアルの入手方法については、「次の作業」を参照してください。
Ciscoネットワーク モジュールへのCiscoインターフェイス カードの取り付け
注意 WICおよびVICは入れ替えることができません。VICをWICスロットまたは2スロットのWANネットワーク モジュールに搭載することはできません。また、WICを音声ネットワーク モジュールに搭載することはできません。カードの破損を防止するために、使用するスロットまたはネットワーク モジュールが、取り付けようとしているインターフェイス カードの種類をサポートしていることを確認してください。
一部のCiscoネットワーク モジュールには、さまざまなVICおよびデータインターフェイス カードをサポートするインターフェイス カード スロットが1つまたは2つ装備されています。お使いのネットワーク モジュールでサポートされるインターフェイス カードを確認するには、『 Cisco Network Modules Hardware Installation Guide 』を参照してください。
ISDN BRIおよびISDN PRIネットワーク モジュールおよびインターフェイス カードには、次の条件が適用されます。
• ISDN BRI WICまたはISDN BRIネットワーク モジュールをISDN PRIネットワーク モジュールと同じシャーシに搭載するには、Cisco IOS Release 11.3(3)T以上のリリースを使用する必要があります。
• 同じネットワーク モジュールに、古いBRI WICと新しいBRI WICを取り付けないでください。新しいBRI WICを識別するには、BチャネルLEDを調べます。新しいBRI WICでは、BチャネルのLEDが横に配置されています。古いBRI WICでは、BチャネルのLEDが縦に配置されています。
1または2スロット ネットワーク モジュールにインターフェイス カードを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータへの電源をオフにします。電源コードを差し込んだまま、ESD電圧をアースします。
(Cisco MWR 1941-DCルータの場合)DC電源回路ブレーカーをオフにして、電源をオフにします。テープで回路ブレーカーをオフの位置に固定します。ESD電圧をアースするために、アース端子からワイヤを取り外さないでください。
DC電源装置を使用するルータでは、次の警告に従ってください。
警告 以下の作業を行う前に、DC回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上でDC回路に対応している回路ブレーカーをOFFの位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルをOFFの位置のままテープで固定します。
警告 感電を防ぐため、電源がオンになっている間、またはネットワーク ケーブルが接続されている間は、2スロット モジュールにWICまたはVICを挿入しないでください。
ステップ 2 電話コードも含めて、すべてのネットワーク インターフェイス ケーブルをルータから取り外します。
注意 インターフェイス カードの損傷を防ぐには、電源をオフにし、シャーシからネットワーク ケーブルを取り外してから、インターフェイス カードを搭載済みのネットワーク モジュールまたはルータのスロットに装着します。
ステップ 3 No.1プラス ドライバまたはマイナス ドライバを使用して、ブランク インターフェイス カード前面プレートのネジを緩めます(図2-11を参照)。ブランク前面プレートを取り外します。
図2-11 ブランク インターフェイス カードの前面プレート
ヒント ブランク インターフェイス カード前面プレートはあとで使用できるように保管しておきます。
ステップ 4 インターフェイス カードをネットワーク モジュールのスロットのガイドに合わせて、エッジ コネクタがモジュールのコネクタに装着されるまで、ゆっくりとスライドさせます(図2-12を参照)。
図2-12 ネットワーク モジュールへのインターフェイス カードの取り付け(標準)
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インターフェイス カード |
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2スロット ネットワーク モジュール |
ステップ 5 No.1プラス ドライバまたはマイナス ドライバを使用して、ネットワーク モジュール前面プレートの非脱落型ネジを締めます。
ステップ 6 ネットワーク インターフェイス ケーブルを接続し直して、ルータの電源をオンにします。
DC電源装置を使用するルータでは、次の警告に従ってください。
警告 DC電源装置を接続したあとで、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルに貼ったテープをはがし、回路ブレーカーのハンドルをONの位置に切り替えて通電状態にします。
Ciscoアクセス ルータのCiscoインターフェイス カードの取り外しまたは取り付け
注意 WICおよびVICは入れ替えることができません。カードの破損を防止するために、使用するスロットまたはネットワーク モジュールに正しいタイプのインターフェイス カードが取り付けられていることを確認します。
Ciscoアクセス ルータからのインターフェイス カードの取り外しまたは取り付け手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータへの電源をオフにします。電源コードを差し込んだまま、ESD電圧をアースします。
(Cisco MWR 1941-DCルータの場合)DC電源回路ブレーカーをオフにして、電源をオフにします。テープで回路ブレーカーをオフの位置に固定します。ESD電圧をアースするために、アース端子からワイヤを取り外さないでください。
警告 以下の作業を行う前に、DC回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上でDC回路に対応している回路ブレーカーをOFFの位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルをOFFの位置のままテープで固定します。
ステップ 2 電話コードも含めて、すべてのネットワーク インターフェイス ケーブルをルータから取り外します。
注意 インターフェイス カードの損傷を防ぐには、電源をオフにし、シャーシからネットワーク ケーブルを取り外してから、インターフェイス カードを搭載済みのネットワーク モジュールまたはルータのスロットに装着します。
ワンポイント・アドバイス ネットワーク インターフェイス ケーブルの再接続作業を容易にするには、ケーブルにラベルを貼るか、またはネットワーク モジュールからネットワーク インターフェイス ケーブルを取り外す前にネットワーク ケーブル接続図を作成します。
ステップ 3 No.1プラス ドライバまたはマイナス ドライバを使用して、インターフェイス カード前面プレートの非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 4 前面プレートのエッジを使用して、インターフェイス カードをルータ スロットから引き抜きます。
ヒント 取り付けネジを使用して、インターフェイス カード前面プレートをルータ シャーシから引き抜き、前面プレートを指でしっかりと持ちます。
注意 インターフェイス カード ボードに触れないようにしてください。インターフェイス カードを扱うときは、カードが損傷する危険性が低くなるように、前面プレートの端を持ってください。
ステップ 5 次のうち、いずれかの作業を行います。
•インターフェイス カードを交換する場合は、「Ciscoアクセス ルータへのCiscoインターフェイス カードの取り付け」で説明した手順に従います。
注意 インターフェイス カードを取り付けるまで、インターフェイス カードにケーブルを接続しないでください。
•インターフェイス カードを交換しない場合は、空のスロットにブランク前面プレートを取り付けて、空気が正しく流れるようにします(ブランク前面プレートの取り付けを参照)。
ヒント その他のハードウェア マニュアルの入手方法については、「次の作業」を参照してください。
警告 DC電源装置を接続したあとで、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルに貼ったテープをはがし、回路ブレーカーのハンドルをONの位置に切り替えて通電状態にします。
Cisco ICS 7750へのCiscoインターフェイス カードの取り付け
ここでは、Cisco Integrated Communication System(ICS)7750にCiscoインターフェイス カードを取り付ける方法について説明します。具体的な内容は次のとおりです。
• 「Cisco ICS 7750へのインターフェイス カードの取り付け準備」
• 「Cisco ICS 7750へのインターフェイス カードの取り付け」
Cisco ICS 7750にCiscoインターフェイス カードを取り付けるには、Multiroute Processor(MRP)またはAnalog Station Interface 81(ASI 81)カードを使用します。これらのカードの詳細については、『 Cisco ICS 7750 System Description 』の「Processor Cards Feature Summary」を参照してください。
MRPのインターフェイス カード スロットは2つ(スロット0およびスロット1)ですが、ASI 81は1つ(スロット1)です。
Cisco ICS 7750へのインターフェイス カードの取り付け準備
MRPまたはASI 81にインターフェイス カードを取り付ける前に、次の作業を実行します。
• MRPまたはASI 81カードにインターフェイス カードをサポートするために必要な最小限のCisco IOSリリースが組み込まれていることを確認します。
• 搭載されたVICまたはVoice/WAN Interface Card(VWIC;音声またはWANインターフェイス カード)による追加音声トラフィックに、追加のDigital Signal Processor(DSP;デジタル信号プロセッサ)が必要かどうかを判別します。追加のDSPが必要な場合は、各MRPまたはASI 81カードに追加のPacket Voice Data Module(PVDM)を最大2つ搭載して、処理能力を高めます。
ワンポイント・アドバイス デジタル音声ポートを正しく設定するには、追加のPVDMを搭載してから、インターフェイス カードをMRPまたはASI 81カードに取り付ける必要があります。そうしないと、Cisco ICS 7750は音声ポートとして認識されません。
ヒント Cisco ICS 7750の音声ポート リストを確認するには、Cisco IOSのshow running-configコマンドまたはshow diagコマンドを使用してください。
Cisco ICS 7750へのインターフェイス カードの取り付け
Cisco ICS 7750に取り付けるMRPまたはASI 81カードにインターフェイス カードを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 シャーシにMRPまたはASI 81が搭載されている場合は、ICS System Managerアプリケーションを使用して、カード設定をバックアップします。カード設定のバックアップ手順については、ICS System Managerのオンライン ヘルプ システムを参照してください。
シャーシにMRPまたはASI 81が搭載されていない場合は、ステップ 7に進みます。
注意 電源装置のスイッチを使用するか、または電源装置のコードを取り外すことにより、シャーシの電源をオフにしないでください。このようにすると、Cisco ICS 7750の重要なコンフィギュレーション データが失われ、シャーシに搭載された他のカードで実行中のアプリケーションまたは機能が停止します。
ワンポイント・アドバイス この手順では、Cisco ICS 7750の電源を切断する必要はありません。Cisco ICS 7750が稼働している場合は、シャーシの電源装置スイッチで、または電源装置のコードを外すことによって、シャーシ全体の電源を停止してはなりません。
ステップ 2 カード前面プレートのSHTDNボタンを押して、MRPまたはASI 81カードをシャットダウンします。カードのステータスLEDが点滅し、数分後、消灯します。ステータスLEDが消灯するまで待機してから、ステップ3に進みます。
ステップ 3 静電気防止用リスト ストラップを着用し、シャーシの塗装されていない表面にリスト ストラップを固定して、アースを施します。
注意 静電破壊を防止するために、カードは端だけを持ち、静電気防止用リスト ストラップまたはその他のアース器具を使用してください。
ステップ 4 インターフェイス カードの前面に接続されているケーブルをすべて外し、邪魔にならないように、必要であればケーブル タイを使用して固定します。
ステップ 5 MRPまたはASI 81の上下にあるロックダウン式のネジを緩めます。
ステップ 6 上下の取り出し用レバーをシャーシの外側に向けて同時に押し、MRPまたはASI 81をCisco ICS 7750バックプレーンから外します。カードをバックプレーンから約2.5 cm(1インチ)引き出して、バックプレーンから外します。シャーシからカードを完全に取り外さないでください。
注意 カードを外したり装着したりする場合には、必ず取り出し用レバーを使用してください。レバーを使用しなかった場合、間違ってカード障害を示すシステム エラー メッセージが表示されることがあります。
注意 カードを持ち上げたり、重量を支えたりする目的で、取り出し用レバーを使用してはなりません。
注意 システム カードのデバイスは、動作時に熱くなる場合があります。カードを取り外す場合は、前面プレートと下端を持ってください。その他の部分に触れたり静電気防止用袋に収納したりする場合には、カードが冷えてから行うようにしてください。
ステップ 7 インターフェイス カードを交換する場合、またはMRPまたはASI 81にブランク インターフェイス カード前面プレートが取り付けられている場合は、No. 2プラス ドライバまたは小型のマイナス ドライバを使用して、インターフェイス カードまたはブランク前面プレートを取り外します。
ヒント ブランク前面プレートはあとで使用できるように保管しておきます。
(注) MRPまたはASI 81の稼働中にインターフェイス カードを取り外した場合は、システム カードが再起動するまで、そのインターフェイス カードのコンフィギュレーションは失われます。
ステップ 8 新しいインターフェイス カードをASI 81またはMRPスロットのガイドに合わせて、ゆっくりとスロットにスライドさせます(図2-13を参照)。
図2-13 MRPカードへのインターフェイス カードの取り付け
ステップ 9 インターフェイス カードのエッジ コネクタがMRPまたはASI 81のコネクタに装着された手応えがあるまで、カードを押し込みます。
ステップ 10 インターフェイス カード前面プレートがMRPまたはASI 81カードの前面プレートに接触するまで、プラスドライバまたはマイナス ドライバを使用して、インターフェイス カードの取り付けネジを締めます。
ヒント ASI 81またはMRP上で使用しないインターフェイス カード スロットがある場合は、空気が正しく流れるように、空のスロットにフィラー パネルを取り付けておきます。
ステップ 11 ASI 81またはMRPをシャーシ スロットの上下にあるカード ガイドに合わせ、取り出し用レバーを(外側を向いた)開放位置にします。
ステップ 12 ASI 81またはMRPの上下の端をカード ガイドに合わせ、手応えを感じるまで、シャーシにカードを静かに押し込みます。カード ガイドの前後付近にアース クリップがあるので、アース クリップを越えるように多少力を入れる必要があります。力を入れても入りにくい場合は、カードを少し引き出してから、もう一度押し込んでください。
ステップ 13 上下の取り出し用レバーを同時に内側に押し、スロットに固定します。この作業によって、ASI 81またはMRPがシャーシに完全に装着されます。
ステップ 14 ASI 81またはMRPインターフェイスにケーブルを接続します。
ステップ 15 起動すると、ASI 81またはMRPのステータスLEDがグリーンに点滅します。LEDがグリーンの点灯状態になってから、インターフェイス カードのインストレーションを確認します。「Cisco ICS 7750へのインターフェイス カードのインストレーションの確認」を参照してください。
Cisco ICS 7750へのインターフェイス カードのインストレーションの確認
インターフェイス カードが正しく取り付けられたことを確かめるには、 表2-3 を使用してシステム カードのLEDを確認します。
表2-3 Cisco ICS 7750のインターフェイス カードのインストレーション確認に使用されるLED
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ステータス |
MRPまたはASI 81の状態を示します。 • カードの起動中はグリーンに点滅します。 • Power-on Self-Test(POST;電源投入時セルフテスト)が完了すると、グリーンに点灯します。カードは正常に動作しています。 |
スロット0 |
スロットにインターフェイス カードが搭載されているMRPカード、またはASI 81に搭載された8ポートFXSカードについて、スロットの状態を示します。 • グリーンの場合、WIC、VWIC、またはVICがスロットに正しく搭載されています。 • 消灯している場合、スロットにカードが搭載されていないか、またはスロットにカードが正しく搭載されていません。 |
スロット1 |
Ciscoインターフェイス カードのその他のアクセサリの取り付け
特定のCiscoインターフェイス カードでは、Small Form-Factor Pluggable Modules(SFP)などのさまざまな追加モジュールがサポートされます。
SFPの取り付けおよび取り外し
SFPはホットスワップ可能なイーサネット インターフェイスで、Ciscoインターフェイス カードに直接取り付けることができます。現在は、次のCiscoインターフェイス カードがSFPをサポートしています。
• HWIC-1GE-SFP
ここでは、一般的な取り付けおよび取り外し手順を示します。SFPにはさまざまな形状のラッチ(図2-15を参照)があり、SFPポートにモジュールを固定します。
(注) ラッチの形状はSFPモデルまたはテクノロジーのタイプに関係しません。SFPテクノロジーのタイプおよびモデルについては、SFPの側面にあるラベルを参照してください。
Ciscoインターフェイス カードにSFPを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータにインターフェイス カードを取り付けます(Ciscoアクセス ルータへのCiscoインターフェイス カードの取り付けを参照)。
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
ステップ 2 SFPをインターフェイス カードのケースにスライドさせて、所定位置にロックします(図2-14を参照)。SFPは不完全な装着を防止する設計になっています。
ヒント SFPにベールクラスプ ラッチ(図2-15)が使用されている場合は、ベールクラスプ ハンドルをSFPの上部のクローズ ポジションに設定して、SFPモジュールを適切に固定する必要があります。
図2-14 Ciscoインターフェイス カードへのSFPの取り付け
注意 インターフェイス カードにケーブルを接続する準備ができるまでは、SFP(図ではグレー カラー)で使用される光ファイバ ポート プラグを取り外さないでください。
ステップ 3 (光ファイバSFPの場合)SFPのSCコネクタからプラグを取り外します。
ステップ 4 インターフェイス カードをネットワークに接続します。
ワンポイント・アドバイス 未搭載のインターフェイス カードにSFPを取り付ける場合は、インターフェイス カードを取り付けてから(「Ciscoアクセス ルータへのCiscoインターフェイス カードの取り付け」)、インターフェイス カードをネットワークに接続します。
インターフェイス カードからSFPを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 SFPからケーブルをすべて取り外します。
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
注意 多くのSFPで使用されているラッチ メカニズムは、ケーブルが接続されている場合に、SFPを所定位置にロックします。SFPを取り外す目的で、ケーブルを引っぱらないでください
ステップ 2 SFPラッチを外します(図2-15を参照)。
図2-15 SFPラッチ メカニズムの解除
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スライド式ラッチ |
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スイング/スライド式ラッチ |
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ベールクラスプ ラッチ |
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プラスチック カラー ラッチ |
ヒント 指で扱えない場合は、ピン、ドライバなど小型の細長い工具を使用して、ベールクラスプ ハンドルをゆっくりと外します。
ステップ 3 両側のSFPをつかみ、インターフェイス カードから取り外します。